JPS5823687Y2 - 車両用温水式暖房装置 - Google Patents
車両用温水式暖房装置Info
- Publication number
- JPS5823687Y2 JPS5823687Y2 JP1979110458U JP11045879U JPS5823687Y2 JP S5823687 Y2 JPS5823687 Y2 JP S5823687Y2 JP 1979110458 U JP1979110458 U JP 1979110458U JP 11045879 U JP11045879 U JP 11045879U JP S5823687 Y2 JPS5823687 Y2 JP S5823687Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positive temperature
- temperature characteristic
- semiconductor
- characteristic semiconductor
- hot water
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、車両用温水式暖房装置の改良に関するもので
ある。
ある。
従来、公知の温水式ヒータにかいては水温が上がるlで
の間使用することができず、その水温が上がるまでにか
なりの時間が掛り、そのためエンジンをスタートさせて
も車室内がすぐには暖かくならず、寒いとか、あるいは
ウィンドガラスの曇りが取れない等すぐに車を動かすこ
とができなかった。
の間使用することができず、その水温が上がるまでにか
なりの時間が掛り、そのためエンジンをスタートさせて
も車室内がすぐには暖かくならず、寒いとか、あるいは
ウィンドガラスの曇りが取れない等すぐに車を動かすこ
とができなかった。
そこで本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、素子電極を両端面にそれぞれ有し、半導体
本体に複数個の平行した通風用貫通孔が明けられた、通
常の半導体とは逆の正の温度係数をもち、キュリ一温度
付近で電気抵抗が急変するBaTiO3系の酸化物半導
体から成る正温度特性半導体を使用し、水温が上がる1
での間、該正温度特性半導体により暖房ができるように
した暖房装置を提供することを目的とするものである。
のであって、素子電極を両端面にそれぞれ有し、半導体
本体に複数個の平行した通風用貫通孔が明けられた、通
常の半導体とは逆の正の温度係数をもち、キュリ一温度
付近で電気抵抗が急変するBaTiO3系の酸化物半導
体から成る正温度特性半導体を使用し、水温が上がる1
での間、該正温度特性半導体により暖房ができるように
した暖房装置を提供することを目的とするものである。
以下、本考案を図示せる実施例に随って説明する。
車両用温水式暖房装置は第1図に示すように、一端に外
気取入口1と該外気取入口1の近傍に内気取入口2を有
し、他端は上下方向に分岐され、該下端側に足元吹出口
3を有し、上端にインストルメントパネル5に設けられ
た各吹出口5a〜5cに連通するダクト6の一端が嵌着
される上端開口部7を有する装置本体aと、該装置本体
a内に内蔵されたプロア8、及び温水式ヒータユニット
9とから構成されている。
気取入口1と該外気取入口1の近傍に内気取入口2を有
し、他端は上下方向に分岐され、該下端側に足元吹出口
3を有し、上端にインストルメントパネル5に設けられ
た各吹出口5a〜5cに連通するダクト6の一端が嵌着
される上端開口部7を有する装置本体aと、該装置本体
a内に内蔵されたプロア8、及び温水式ヒータユニット
9とから構成されている。
前記足元吹出口3とインストメンドパネル5に設けられ
た各吹出口5a〜5cには送風によって発熱する正温度
特性半導体10が、それぞれ独立して設けられている。
た各吹出口5a〜5cには送風によって発熱する正温度
特性半導体10が、それぞれ独立して設けられている。
該正温度特性半導体10の両端面にはそれぞれ電極10
btlOcが設けられ、さらに、該正温度特性半導体1
0の半導体本体10aには複数個の平行した通風用貫通
孔10dが明けられている。
btlOcが設けられ、さらに、該正温度特性半導体1
0の半導体本体10aには複数個の平行した通風用貫通
孔10dが明けられている。
そして、前記電極10b。10cには前記正温度特性半
導体10に通電し、該正温度特性半導体10を発熱させ
るスイッチ11の回路が結線されている。
導体10に通電し、該正温度特性半導体10を発熱させ
るスイッチ11の回路が結線されている。
又、前記足元吹出口3と前記上端開口部7にはそれぞれ
ダンパ11゜18が設けられている。
ダンパ11゜18が設けられている。
尚、上記実施例ではインストルメントパネル5の各吹出
口5a〜5cにそれぞれ正温度特性半導体10を設けた
が、これに限ることなく、フロントガラス20の曇りを
取除くため、上方に向って開口する吹出口5a、すなわ
ち、デフロスタにだけ該正温度特性半導体10を設けて
もよい。
口5a〜5cにそれぞれ正温度特性半導体10を設けた
が、これに限ることなく、フロントガラス20の曇りを
取除くため、上方に向って開口する吹出口5a、すなわ
ち、デフロスタにだけ該正温度特性半導体10を設けて
もよい。
上記正温度特性半導体10により暖房を行なうときには
、該正温度特性半導体10のスイッチ11をONにして
該正温度特性半導体10に通電すると共に、ブロアモー
タ14用ブロア8を作動させて正温度特性半導体10に
送風する。
、該正温度特性半導体10のスイッチ11をONにして
該正温度特性半導体10に通電すると共に、ブロアモー
タ14用ブロア8を作動させて正温度特性半導体10に
送風する。
正温度特性半導体10への通電により該正温度特性半導
体10は発熱する。
体10は発熱する。
該発熱量は、送風量の増減にしたがって増減するため、
前記送風によって空気を加湿し、温風を各吹出口3゜5
a〜5cから車室内に送り、車室内を暖房し、かつ、フ
ロントガラス20の曇りも取除くことができる。
前記送風によって空気を加湿し、温風を各吹出口3゜5
a〜5cから車室内に送り、車室内を暖房し、かつ、フ
ロントガラス20の曇りも取除くことができる。
又、正温度特性半導体10は、該正温度特性半導体10
の周囲の温度が高くなった場合、発熱量が減少して必要
以上の電力を消費しない自己温度制御機能を有するため
過熱の虞れはなく、特別な温度制御装置を必要としない
。
の周囲の温度が高くなった場合、発熱量が減少して必要
以上の電力を消費しない自己温度制御機能を有するため
過熱の虞れはなく、特別な温度制御装置を必要としない
。
尚、フロントガラス20の曇りだけを取除きたいときは
、足元吹出口3に設けたタンパ17と、インストルメン
トパネル5の後面、すなわち乗員側に対向する面の吹出
口5cに設けられたダンパ19及びインストルメントパ
ネル5の側方の吹出口5bに設けられたダンパ(図示せ
ず)を閉じておくことにより、デフロスタ5aのみから
温風を吹出させ、フロントガラス20の曇りを取除くこ
とができる。
、足元吹出口3に設けたタンパ17と、インストルメン
トパネル5の後面、すなわち乗員側に対向する面の吹出
口5cに設けられたダンパ19及びインストルメントパ
ネル5の側方の吹出口5bに設けられたダンパ(図示せ
ず)を閉じておくことにより、デフロスタ5aのみから
温風を吹出させ、フロントガラス20の曇りを取除くこ
とができる。
又、この時は他の正温度特性半導体10には送風されな
いので、発熱量は減少して必要以上の電力を消費せず、
したがって、バッテリーの消費量を少なくすることがで
きる。
いので、発熱量は減少して必要以上の電力を消費せず、
したがって、バッテリーの消費量を少なくすることがで
きる。
そして、ある程度時間がたち、水温が上がると温水式ヒ
ータユニット9から出る温風が正温度特性半導体10に
送られ、該温風の温度が正温度特性半導体10の設定発
熱温度を越えると、該正温度特性半導体10に電流が殆
んど流れなくなり、該正温度特性半導体10は発熱しな
くなる。
ータユニット9から出る温風が正温度特性半導体10に
送られ、該温風の温度が正温度特性半導体10の設定発
熱温度を越えると、該正温度特性半導体10に電流が殆
んど流れなくなり、該正温度特性半導体10は発熱しな
くなる。
(これは周囲温度が高くなった場合、発熱量は減少して
必要以上の電力を消費しないという該正温度特性半導体
10の特性によるものである。
必要以上の電力を消費しないという該正温度特性半導体
10の特性によるものである。
)12はブロア8のみを回転させるスイッチであって、
該スイッチ12は換気のために外気を導入するときや、
正温度特性半導体10を使用しない通常の暖房を行なう
場合に使用する。
該スイッチ12は換気のために外気を導入するときや、
正温度特性半導体10を使用しない通常の暖房を行なう
場合に使用する。
上記実施例に釦いて、正温度特性半導体10に通電する
スイッチ11を手動で行なうようにしたが、これを第3
図に示すように、該回路中に水温センサ13を設けて水
温温度の高低により電流をON、OFFさせるようにし
てもよい。
スイッチ11を手動で行なうようにしたが、これを第3
図に示すように、該回路中に水温センサ13を設けて水
温温度の高低により電流をON、OFFさせるようにし
てもよい。
又、正温度特性半導体10とブロア8とが離れているた
め、風量、風速が足りないときには、それぞれの正温度
特性半導体の近傍にフロア及びモータを別途に設けるこ
とにより一層の効果を上げることができる。
め、風量、風速が足りないときには、それぞれの正温度
特性半導体の近傍にフロア及びモータを別途に設けるこ
とにより一層の効果を上げることができる。
伺、図中15は内外気切換ドア、16はエアーミックス
ドアである。
ドアである。
本考案は以上述べたように、複数個の平行した通風用貫
通孔を有し、通電及び送風により温風を送り出す正温度
特性半導体を各吹出口近傍に設け、水温が上がらない間
は該正温度特性半導体により補助的に暖房したり、ある
いはフロントガラスの曇りを取除くようにしたので、エ
ンジンスタートと同時に車室内を暖房したり、又、フロ
ントガラスの曇りを取除くことができる。
通孔を有し、通電及び送風により温風を送り出す正温度
特性半導体を各吹出口近傍に設け、水温が上がらない間
は該正温度特性半導体により補助的に暖房したり、ある
いはフロントガラスの曇りを取除くようにしたので、エ
ンジンスタートと同時に車室内を暖房したり、又、フロ
ントガラスの曇りを取除くことができる。
又、水温が上がれば自己温度制御機能を有する正温度特
性半導体は発熱しなくなるので、バッテリーの電力を浪
費しないばかりではなく、外気条件によっては水温が上
がらず、暖房が弱い場合があっても、この場合には正温
度特性半導体が補助的に暖房を続けるので、一定の暖房
温度を得ることができる。
性半導体は発熱しなくなるので、バッテリーの電力を浪
費しないばかりではなく、外気条件によっては水温が上
がらず、暖房が弱い場合があっても、この場合には正温
度特性半導体が補助的に暖房を続けるので、一定の暖房
温度を得ることができる。
又、正温度特性半導体は自己温度制御機能を有するため
過熱する虞れはないため、特別な温度制御装置を必要と
しない。
過熱する虞れはないため、特別な温度制御装置を必要と
しない。
さらに本考案によれば、各ダンパを使い分けることによ
って、フロントガラスの曇りのみを取除いたり、足元吹
出口からのみ温風を吹出させて車室内を暖房することが
できるので、バッテリーの電力を無駄に使用することが
ない等の効果を有するものである。
って、フロントガラスの曇りのみを取除いたり、足元吹
出口からのみ温風を吹出させて車室内を暖房することが
できるので、バッテリーの電力を無駄に使用することが
ない等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による正温度特性半導体を組込んだ温水
式暖房装置の側断面図、第2図は同上のスイッチの回路
図、第3図は同上の水温センサを設けた場合のスイッチ
の回路図である。 aは装置本体、3は足元吹出口、5aはデフロスタ、8
はブロア、9は温水式ヒータユニット、10は正温度特
性半導体、 17.18はダンパ。
式暖房装置の側断面図、第2図は同上のスイッチの回路
図、第3図は同上の水温センサを設けた場合のスイッチ
の回路図である。 aは装置本体、3は足元吹出口、5aはデフロスタ、8
はブロア、9は温水式ヒータユニット、10は正温度特
性半導体、 17.18はダンパ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 温水式ヒータユニット9からの温風を車室内に送風する
各吹出口のうち、少なくとも足元吹出口3とデフロスタ
5aの近傍の2箇所に、それぞれ独立した正温度特性半
導体10が設けられ、該正温度特性半導体10の両端面
には電極10b。 10cが設けられ、さらに、該正温度特性半導体10の
半導体本体10aには、前記正温度特性半導体10に通
電するスイッチ回路が結線されていると共に、前記足元
吹出口3とデフロスタ5aに連通ずる上端開口部7には
、それぞれダンパ17゜18が設けられていることを特
徴とする車両用温水式暖房装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979110458U JPS5823687Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 | 車両用温水式暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979110458U JPS5823687Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 | 車両用温水式暖房装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5628418U JPS5628418U (ja) | 1981-03-17 |
JPS5823687Y2 true JPS5823687Y2 (ja) | 1983-05-20 |
Family
ID=29343000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979110458U Expired JPS5823687Y2 (ja) | 1979-08-13 | 1979-08-13 | 車両用温水式暖房装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823687Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5737609U (ja) * | 1980-08-14 | 1982-02-27 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5642092Y2 (ja) * | 1973-09-17 | 1981-10-02 | ||
JPS53106950U (ja) * | 1977-02-02 | 1978-08-28 |
-
1979
- 1979-08-13 JP JP1979110458U patent/JPS5823687Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5737609U (ja) * | 1980-08-14 | 1982-02-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5628418U (ja) | 1981-03-17 |
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