JPS5823049A - 静電記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、静電記録装置、特に画像信号により変調され
た光ビームにより記録体を走査してその記録体上に情報
の記録を行なう静電記録装置に関する。

従′来、この種の静電記録装置では、記録信号発生部よ
り出る画像信号書き込み開始タイミング。

いわゆる垂直同期タイミングは、静電記録装置より発生
する画像先端書き込み開始信号（ＴＯＰ信号と呼ばれて
いる）を記録信号発生部が受信して決定している。この
方法を用いると、所定のタイミングより早く記録信号発
生部が画像信号をシフトレジスタに送ると、その信号に
同期して光ビーム（レーザービーム）が発生し、感光体
上を走査する。その結果１紙送り方向において転写紙の
先端部にもトナーが付着してしまい、このようにトナー
が付着した紙は転写紙搬送系を通り、一対のローラで構
成された定着器に達し、熱及び圧力が加えられてそのト
ナ一部分が定着される。しかし。

このように１紙送り方向で紙の先端部分にトナーが付着
していると、熱で溶融したトナーのため紙先端がローラ
から分離しにくくなり、上ローラに紙が巻きついて正常
な紙運搬が妨げられ、ジャミングが多発するという欠点
があった。

また、最適の画像を形成するために１通常感光体の１表
面電位を測定し１．その電位に従って帯電量や露光量な
どが制御されているが、この場合制御量を求めるために
送給される転写紙の間でレーザー光線を感光体上に当て
て明部電位を求めるとともにレーザー光線を遮断して暗
部電位を測定している。しかし、このような方法で表面
電位を制御する場合１紙送り方向で所定の紙サイズ範囲
を越えて、レーザー光線が感光体に当たってしまう可能
性があり、そのような場合には、暗部電位の測定は不正
確となり１画像情報が無駄になるばかりでなく、感光体
の寿命を縮めてしまうという欠点があった。

従って１本発明は、このよう、な従来の欠点を除去し、
トナー付着による定着器ローラへの転写紙のジャミング
を防止する。とともに暗部電位を正確に測定し良質の画
像を形成することができる靜―記録装置を提供する０と
を目的とする・本発明は、この目的を達成するために、
転写紙の記録体に対する位置を示す信号を発生する手段
が設けられ、その信号に従って画像信号を禁止する構成
が採用されている。例えば、このような信号発生手段に
より転写紙間及び又は転写紙の先端から一定区間を示す
信号を発生させることによりその間で画像信号を禁止さ
せることができ、それにより転写紙間で暗部電位を測定
できるとともに。

紙の先端から一定区間にトナーが付着するのを防止させ
ることができ、ジャミングの発生を減少させることがで
きる。

以下、図面に示す実施例に基づいて１本発明の詳細な説
明する。

第１図には１本発明による静電記録装置の構成がブロッ
ク図として図示されており１本実施例では、光ビームと
してレーザービームを用いたレー′ザービームプリンタ
として例示されている。同図において、記録信号発生部
１では、例えば画像読み取り装置によって原画像が読取
られて記録すべき画像信号が発生する。この画像信号は
、いったんメモリ（図示せず）に格納され、読み出し信
号でパラレル信号となってシフトレジスタ２に格納され
る。シフトレジスタ２に格納された信号は。

後述する画像クロック同期回路８からの信号によりシリ
アル画像信号となって半導体レーザー３に送られ、その
画像信号に従って半導体レーザー３のレーザービームが
変調される。このようにして変調されたレーザービーム
は、スキャナ４で偏向された後レンズ５で結像して記録
体として機能する感光ドラム６を露光する。この感光ド
ラム６は。

帯電器（図示せず）により全面に一様に帯電されており
、上述したように変調されたレーザービームにより除電
されて、静電潜像が形成され、現像器（同様に図示せず
）によりトナー現像される。

このようにして形成されたトナー画像は、第４因に図示
したように搬送系１７．Ｉ／によって搬送されてくる転
写紙１７上に転写され、定着器を構成する定着ローラ１
６を介して熱及び圧力がかけられ、トナー像が定着され
る。

再び第１図に戻ると、感光ドラム６を走査するレーザー
ビームと画像信号を同期させるため、レーザービームが
感光ドラム６を走査する直前にビーム検出器７でビーム
位置を検出する。このビーム検出器の信号は、アナブラ
ンキング信号と呼ばれており１画像クロック同期回路８
のトリガー信号として画像転送りロックに同期をかける
。この画像転送りロックでシフトレジスタ２を駆動する
ので、感光ドラム６に形成される画像は同期のとれた画
像となる。

第２図には制御部の構造がさらに詳細に図示されており
、同図において内部制御回路９と外部制御回路１４が設
けられる。内部制御回路９は信号線ＳＬ３を介して画像
書き込み禁止信号を発生し。

この信号はゲート回路１０．１１に入力される。

このゲート１０，１１は、シフトレジスタ２並びにパタ
ーンジェネレータ２１からの信号をそれぞれ信号線ＳＬ
１．８Ｌ２を介して受け、例えば信号線ＳＬ３にハイレ
ベルの信号が現れるとゲート回路１０．１１が閉じ１画
像信号の通過を禁止′する。なお、パターンジェネレー
タ２１は１例えば機械起動の際などの調子を見るために
テストパターンを発生させるもので、内部制御回路９の
信号線ＳＬ９からの信号に応答してテストパターンをゲ
ート回路１１に送る。また、第１図に示した画像クロッ
ク同期回路８からは、信号線８Ｌ４を介してクロック同
期信号をシフトレジスタ２．パターンジェネレータ２１
．ゲート回路１２の入力にそれぞれ入力され１画像の水
平同期がとられる。

本発明では、水平同期は信号線ＳＬ４にローレベルの信
号を発生させることにより行なわれ、それによりシフト
レジスタ２．パターンジェネレータ２１の内容が更新さ
れる。

また内部制御回路９には、信号線８Ｌ１０を介してドラ
ムクロック信号が入力される。このドラムクロック信号
は、第４図に図示したように感光ドラム６と同軸に付け
られた歯車状の板２１の回転に伴なう歯車の山と谷をセ
ンサー２２によって検出することにより取り出され、内
部制御回路９のＣＰＵに入力される。内部制御回路９は
、さらに信号線ＳＬ７．８Ｌ８を介して外部制御回路１
４を制御する。また、内部制御回路９．外部制御回路１
４からは、信号線ＳＬ６．ＳＬ５を介してゲート回路１
３に信号が入力され、それによりレーザーを強制的にオ
ン、オフさせ、ドラム表面上の明部電位及び暗部電位を
測定するようにしている。

このように構成された静電記録装置の動作を説明する。

まず、第３図（ａ）に図示したように水平同期信号が信
号線ＳＬ４を介して現れ、この同期信号はスキャーナ４
が回転している開信号を発生し続ける。また、第３図（
ｂ）には、センサー２２から得られるドラムクロツタ信
号が図示されており。

このクロック信号に同期して第３図（Ｃ）に図示したよ
うに垂直同期信号が得られ、この信号は後述するように
紙の先端部に信号が書き込まれるより少しタイミングを
早くして出力される。これは、信号の伝送遅れと画像信
号作成に要する時間を考慮して出力させる効果である。

一方、信号線８Ｌ８を介して紙の後端部に画像信号が書
き込まれるタイミングで転写終了信号が発生する。信号
線ＳＬ１、ＳＬ２を経てくる画像信号は、第３図（Ｃｌ
の垂直同期信号によって転送が開始される。

この場合、垂直同期信号８Ｌ７に同期して転写紙□の先
端部５〜６鰭及び給紙間に画像信号を強制的にオフさせ
るために、信号線８Ｌ３を介して画像書き込み禁止信号
Ａ、Ｂが発生する。具体的には、画像書き込み禁止信号
Ａが現われると、転写紙１１＆の先端部を所定の区間画
像信号がゲート回路１０％１１を通過するのが禁止され
、それにより画像信号が感光ドラム６に形成されること
はない。

一方１画像書き込み禁止信号Ｂは、転写終了信号に応答
して発生し、それにより転写紙と転写紙の間並びに次の
転写紙１７先端部の所定区間画像が記録されるのを禁止
する。この禁止信号Ｂの間に、第３図（ｇ）に図示した
よるに、信号線８Ｌ５．６を介してレーザーオン信号Ｃ
が現われ、それにより明部電位及び暗部電位が形成され
て感光ドラムの表面電位が制御される。

なお１画像書き込み禁止信号によって画像信号がオフさ
れている間でもビーム位置検出器７によってレーザー光
線を検出するためにゲート回路１２を設けてレーザー光
を周期的にオンさせる構成を採用しているが、レーザー
がオンされるのは有効画像領域ではないので画像に影響
は出ない。

なお、付言するならば、ゲート１２の働きにより画像信
号、アンブランキング信号（水平同期信号に対応）、レ
ーザーオン信号のいずれかの信号でもオンされる方向に
作用すると、その結果としてレーザー３は作動する。

ところで、第４図を見ると明らかなように、レーザーを
照射するスポットのレーザー書き込み点１８と書き込ま
れた情報が紙に転写される転写位置１９とはドラム６の
全周のＶ３はどの距離があるため、垂直同期信号（８Ｌ
７７）や転写終了信号（８Ｌ８’　　）は、第４図に図
示したようになる。

すなわち転写紙１７がＸに来たときに垂直同期信号（Ｓ
Ｌ７／）を発生し、またＹの位置に来たときに転写終了
信４（ｓＬｇ／　　）を発生させる。この際、転写紙１
７と画像信号との同期をとるのがタイミングローラ１５
であり、転写紙がこのローラ１５に到着する際クラッチ
を止めておき、転写紙に１０ｆｉ程度のループを作成す
ることにより、それまでの紙搬送のばらつきを吸収して
紙を送り出す働きを行なっている。

なお、第３図において内部制御回路９がら出る信号、す
なわち画像書き込み禁止信号ＳＬ３．レーザーオン信号
５Ｌ（５，垂直同期信号８Ｌ７．転写終了信号ＳＬ８は
、ドラムクロック信号に同期して発生しており、パター
ンジェネレータ駆動信号ＳＬ９はドラムクロックに同期
していないことに注意しておく。

尚、上述した実施例で機器制御をドラムクロックに同期
させたのは、感光ドラムを駆動するモータ個々の回転速
度のばらつき或いは経時的ばらつきの問題を解決するた
めのものである。例えばモータの回転が遅い時には信号
を出すタイミングが遅れ、またモータの回転が速いとき
には信号を損ずタイミングが早くなるが、クロック間の
紙搬送距離は一定であり所定のタイミングで垂直同期信
号等を出力できる。一方タイマーを用いて信号の制御を
行うと回転ムラなどの影響が大きくなり。

良質の画像が得られなくなる。

上記実施例では、記録信号発生部と制御回路が互いに独
立している場合について述べたが１両方とも同じＣＰＵ
内にある場合には、内部制御回路の方で直接記録信号発
生部よりの画像信号を所定のタイミングまでホールドし
ておけば１画像書き込み禁止信号と同様の効果が得られ
る。

以上、説明したように１本発明においては、転写紙の感
光ドラムに対する位置を示す信号に従って画像信号を禁
止するようにしているので。

（１）転写紙先端への画像書き込みを禁止して定着器へ
の紙の巻き付きを防止し、ジャミング発生頻度を減少さ
せることができる。

（２）転写紙間の画像書き込みを禁止して感光ドラムの
表面電位制御を確実に行なうことができ、良質の画像を
記録することができる。

（３）画像書き込みの禁止をドラムクロックに同期して
行なうことにより、ドラム回転が　変動しても画像書き
込みのタイミングを確実にとることができる。

などの種々の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明による静電記録装置の構成を示すブロ
ック図、第２図は第１図の主要部を示すブロック回路図
、第３図（ａ）〜（ｇ）は、第２図回路の各部における
信号波形を示す信号波形図。 第４図は静電記録装置のドラムと転写紙の同期を説明す
る説明図である。 １・・・記録信号発生部、２・・・シフトレジスタ、３
・・・半導体レーザー、４・・・スキャナ、６・・・感
光ドラム、７・・・ビーム検出器、訃・・画像クロック
同期回路、１５・・・タイミング白−ラ、１６・・・定
着ローラ、１７・・・転写紙、１８・・・レーザー書き
込み点。 １９・・・転写位置。 手続補正書（自発） 昭和５６年８月２８日 特許庁長官　島田春樹　殿 昭和お　年　特許　　願第１２１４６０号２、　発明の
名称　　　静電記録装置 ３、　補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　　所 氏　　名（名称）（＋ｏＯ）キャノン株式会社４　代　
　理　　人　　　〒１６２＠話０３（２６ｇ）２４８１
＆◇図中第３１２１←→を別紙のように訂正する。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）画像信号により変調された光ビームにより静電記
   録体を走査して静電潜像を形成し、その静電潜像の現像
   された像を転写紙に転写して画像を記録する静電記録装
   置において、転写紙の記録体に対する位置を示す信号を
   発生する手段と、その信号に従って画像信号を禁止する
   手段とを備えたことを特徴とする静電記録装置。
2. （２）前記転写紙の記録体に対する位置を示す信号は、
   転写紙と転写紙の間又は転写紙の先端から一定の区間を
   示す信号であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の静電記録装置。
3. （３）前記信号を記録体の回転と同期して発生させるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項に記載
   の静電記録装置。