JPS5822853Y2 - 単軌条運搬車における非常停止装置 - Google Patents
単軌条運搬車における非常停止装置Info
- Publication number
- JPS5822853Y2 JPS5822853Y2 JP2586079U JP2586079U JPS5822853Y2 JP S5822853 Y2 JPS5822853 Y2 JP S5822853Y2 JP 2586079 U JP2586079 U JP 2586079U JP 2586079 U JP2586079 U JP 2586079U JP S5822853 Y2 JPS5822853 Y2 JP S5822853Y2
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- Japan
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- brake
- centrifugally
- vehicle body
- expandable
- shaft
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、果樹園の傾斜地等に敷設した単軌条(いわゆ
るラックレール)の上を載荷用の台車を懸引しながら走
行する単軌条運搬車(いわゆるモルレール)における非
常停止装置に関するものである。
るラックレール)の上を載荷用の台車を懸引しながら走
行する単軌条運搬車(いわゆるモルレール)における非
常停止装置に関するものである。
この種の単軌条運搬車として、ランク状の単軌条に走行
可能に来駕され前記単軌条に噛合する駆動輪を有してな
る車体と、この車体に搭載したエンジンと、このエンジ
ンの動力を前記駆動輪に伝達するミッションとを具備し
てなる自走式のものが知られている。
可能に来駕され前記単軌条に噛合する駆動輪を有してな
る車体と、この車体に搭載したエンジンと、このエンジ
ンの動力を前記駆動輪に伝達するミッションとを具備し
てなる自走式のものが知られている。
そして、このような単軌条運搬車においては、前記ミッ
ションの一軸を延長して構成したブレーキ軸と、前記車
体を足場にして前記ブレーキ軸に制動をかけるべく設け
られ作動ピンを回動させることによって制動状態または
非制動状態に切り換わる内拡式のメインブレーキと前記
車体に枢設され停止位置と走行位置との間で回動操作可
能な始動レバーと、この始動レバーに前記ブレーキの作
動ビンを連動させるべく設けられ前記始動レバーを停止
位置にセットした場合に前記ブレーキを制動状態に切り
換えるブレーキ作動機構と、前記単軌条の終点等に固設
したストッパに尚接して回動すべく前記車体に枢設され
所定角度板上回動させられた場合に前記始動レバーを走
行位置から停止位置へ強制的に復帰させる停止棒とを具
備してなるものが一般化している。
ションの一軸を延長して構成したブレーキ軸と、前記車
体を足場にして前記ブレーキ軸に制動をかけるべく設け
られ作動ピンを回動させることによって制動状態または
非制動状態に切り換わる内拡式のメインブレーキと前記
車体に枢設され停止位置と走行位置との間で回動操作可
能な始動レバーと、この始動レバーに前記ブレーキの作
動ビンを連動させるべく設けられ前記始動レバーを停止
位置にセットした場合に前記ブレーキを制動状態に切り
換えるブレーキ作動機構と、前記単軌条の終点等に固設
したストッパに尚接して回動すべく前記車体に枢設され
所定角度板上回動させられた場合に前記始動レバーを走
行位置から停止位置へ強制的に復帰させる停止棒とを具
備してなるものが一般化している。
すなわち、このものは、前記始動レバーを人為的に停止
位置から走行位置へ回動操作すると、エンジンの回転速
度が所定の値に昔で上昇するとともに前記メインブレー
キが解除されて走行を開始する一方、目的地点に達する
と前記停止棒が該地点に固設したストッパに当接して回
動させられ前記始動レバーが停止位置に復帰してその場
に自動的に停止するようになっている。
位置から走行位置へ回動操作すると、エンジンの回転速
度が所定の値に昔で上昇するとともに前記メインブレー
キが解除されて走行を開始する一方、目的地点に達する
と前記停止棒が該地点に固設したストッパに当接して回
動させられ前記始動レバーが停止位置に復帰してその場
に自動的に停止するようになっている。
ところで、このような単軌条運搬車は、重い荷物を積載
した台車を従えて急な斜面を乗り降りするものであるた
め、前述した発進、停止用の通常のブレーキング機能を
備前ていること以外に、さらに、車体に規定以上の加速
度が加わるのを防止するための加速ブレーキと、エンジ
ンがストップしトランスミッションがニュートラルに保
持され加速ブレーキが故障する等、異常な事態が重なっ
て車両が暴走しそうになった場合にその暴走を阻止する
ための非常停止装置とを具備していることが不可欠であ
り、その旨が安全基準として法令により規定されている
。
した台車を従えて急な斜面を乗り降りするものであるた
め、前述した発進、停止用の通常のブレーキング機能を
備前ていること以外に、さらに、車体に規定以上の加速
度が加わるのを防止するための加速ブレーキと、エンジ
ンがストップしトランスミッションがニュートラルに保
持され加速ブレーキが故障する等、異常な事態が重なっ
て車両が暴走しそうになった場合にその暴走を阻止する
ための非常停止装置とを具備していることが不可欠であ
り、その旨が安全基準として法令により規定されている
。
ところが、従来の単軌条運搬車は、前記非常停止装置を
前記メインブレーキ等とは全く独立に設けているため、
部品点数が多く構造が複雑である上に、信頼性に欠ける
という問題がある。
前記メインブレーキ等とは全く独立に設けているため、
部品点数が多く構造が複雑である上に、信頼性に欠ける
という問題がある。
すなわち、かかる非常停止装置は、前述のようにきわめ
て1れにしか発生しない特殊な事態に備えて設けられる
ものであるため、その使用頻度は非常に低い。
て1れにしか発生しない特殊な事態に備えて設けられる
ものであるため、その使用頻度は非常に低い。
そのため、このような非常停止装置を独立した装置とし
て設けておくと、長期間作動させない1ま放置されるこ
ととなり、いざというときに錆付き等の不都合のために
正常な機能を発揮し得ないという事態を招き易く、危険
である。
て設けておくと、長期間作動させない1ま放置されるこ
ととなり、いざというときに錆付き等の不都合のために
正常な機能を発揮し得ないという事態を招き易く、危険
である。
本考案は、このような事情に着目してなされたもので、
発進、停止用の始動レバーに連動して作動する使用頻度
の高いブレーキシステムを利用して非常停止機能を得る
ことができるように構成することによって、構造の簡略
化が可能な上、信頼性が高く、安全性を有効に高めるこ
とができる単軌条運搬車における非常停止装置を提供す
るものである。
発進、停止用の始動レバーに連動して作動する使用頻度
の高いブレーキシステムを利用して非常停止機能を得る
ことができるように構成することによって、構造の簡略
化が可能な上、信頼性が高く、安全性を有効に高めるこ
とができる単軌条運搬車における非常停止装置を提供す
るものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
単軌条運搬車1を果樹園の斜面等に沿って敷設したラッ
ク状の単軌条2に沿って走行させるようにしている。
ク状の単軌条2に沿って走行させるようにしている。
単軌条運搬車1ば、前記単軌条2に走行可能に跨座させ
た車体3を有している。
た車体3を有している。
車体3ば、対をなす側板4,5を横架材6・・−を介し
て連結してなるもので、前記単軌条2の下面両側縁部に
転接する下部車輪6・・・と前記単軌条2の上面両側縁
部に転接する上部車輪Iと、前記単軌条2の上面中央部
に設けた波形の歯2aに噛合する駆動輪8とを具備して
なる。
て連結してなるもので、前記単軌条2の下面両側縁部に
転接する下部車輪6・・・と前記単軌条2の上面両側縁
部に転接する上部車輪Iと、前記単軌条2の上面中央部
に設けた波形の歯2aに噛合する駆動輪8とを具備して
なる。
そして、この車体3上にエンジン9を搭載するとともに
、該車体3の一方の側板4部に前記エンジン9の動力を
前記駆動輪8に伝達するためのミッション11を装着し
ている。
、該車体3の一方の側板4部に前記エンジン9の動力を
前記駆動輪8に伝達するためのミッション11を装着し
ている。
また、この□ツション11と前記エンジン9との間には
遠心クラッチ12が介設しであるとともに、前記ミッシ
ョン11の中間部には加速ブレーキ13が設けである。
遠心クラッチ12が介設しであるとともに、前記ミッシ
ョン11の中間部には加速ブレーキ13が設けである。
そして、このミッション11の中間回転軸たる一軸をブ
レーキ軸14として他方の側板5の外面側に1で延出さ
せ、このブレーキ軸14の延出端部に内拡式のブレーキ
15を設けている。
レーキ軸14として他方の側板5の外面側に1で延出さ
せ、このブレーキ軸14の延出端部に内拡式のブレーキ
15を設けている。
ブレーキ15は、前記側板5の外面に固着され前記ブレ
ーキ軸14の延出端近傍部を囲繞するフレーム16と、
前記ブレーキ軸14の延出端部を囲繞するように配置さ
れ各基端部を軸17を介して前記フレーム16に枢支さ
せた半円弧状の対ラブレーキシュー18.18と、これ
ら各ブレーキシュー18.18の外周に設けたブレーキ
ライニング19.19と、前記両ブレーキシュー18.
18の先端間に介在するカム21aを有し回転すること
によって前記両ブレーキシュー18゜18を相離れる方
向に付勢する作動ピン21と、前記両ブレーキシュー1
8.18を相寄る方向に付勢するリターンバネ22と、
前記ブレーキ軸14の延出端に固着され周壁23aを前
記ブレーキライニング19.19の外周囲に位置させた
カップ状のブレーキドラム23とを具備してなるもので
、前記作動ピン21を回動させることによって前記ブレ
ーキライニング19.19が前記ブレーキドラム23の
内周面に押し付けられる制動状態または、前記ブレーキ
ライニング19.19が前記ブレーキドラム23から離
れる非制動状態に切り換わるようになっている。
ーキ軸14の延出端近傍部を囲繞するフレーム16と、
前記ブレーキ軸14の延出端部を囲繞するように配置さ
れ各基端部を軸17を介して前記フレーム16に枢支さ
せた半円弧状の対ラブレーキシュー18.18と、これ
ら各ブレーキシュー18.18の外周に設けたブレーキ
ライニング19.19と、前記両ブレーキシュー18.
18の先端間に介在するカム21aを有し回転すること
によって前記両ブレーキシュー18゜18を相離れる方
向に付勢する作動ピン21と、前記両ブレーキシュー1
8.18を相寄る方向に付勢するリターンバネ22と、
前記ブレーキ軸14の延出端に固着され周壁23aを前
記ブレーキライニング19.19の外周囲に位置させた
カップ状のブレーキドラム23とを具備してなるもので
、前記作動ピン21を回動させることによって前記ブレ
ーキライニング19.19が前記ブレーキドラム23の
内周面に押し付けられる制動状態または、前記ブレーキ
ライニング19.19が前記ブレーキドラム23から離
れる非制動状態に切り換わるようになっている。
また、前記車体3の側板5に、始動レバー24を走行位
置aと停止位置すとの間で回動操作可能に枢設するとと
もに、この始動レバー24の回動操作に連動させて前記
ブレーキ15を作動させるためのブレーキ作動機構25
を設けている。
置aと停止位置すとの間で回動操作可能に枢設するとと
もに、この始動レバー24の回動操作に連動させて前記
ブレーキ15を作動させるためのブレーキ作動機構25
を設けている。
始動レバー24は、レバ一本体24aの基端部を円筒体
状のカラー25bの先端部外周にキー等を用いて嵌着固
定したもので前記カラー25bを前記車体3の側板5に
突設した支軸20の外周に回動可能に嵌合させている。
状のカラー25bの先端部外周にキー等を用いて嵌着固
定したもので前記カラー25bを前記車体3の側板5に
突設した支軸20の外周に回動可能に嵌合させている。
ブレーキ作動機構25は、基端部を前記ブレーキ15の
作動ピン21に固着したブレーキ杆26とこのブレーキ
杆26の基端部から一体的に下方に垂下させた連動杆2
7と、この連動杆27の下端部をブレーキ作動方向(矢
印A方向)に付勢するブレーキバネ機構28と、前記ブ
レーキ杆26の先端部に一体的に立設した第1の作動杆
29と、中間部を支点ピン31を介して前記ブレーキ杆
26の先端部に枢着した第2の作動杆32と、この第2
の作動杆32のブレーキ解除方向(矢印B方向)の回動
力を前記第1の作動杆29に伝達するとともにこれら両
件動杆29.32の相対位置を変化させてブレーキ15
のきき具合を調整するための調整ホルト33と、前記始
動レバー24のカラー24bの外周から前記第2の作動
杆32の下半部近傍に寸で延出させた付勢アーム34と
、この付勢アーム34の先端部に軸着され前記第2の作
動杆32の下半部−側に形成したカム面35に転接する
カムフォロア36とを具備してなる。
作動ピン21に固着したブレーキ杆26とこのブレーキ
杆26の基端部から一体的に下方に垂下させた連動杆2
7と、この連動杆27の下端部をブレーキ作動方向(矢
印A方向)に付勢するブレーキバネ機構28と、前記ブ
レーキ杆26の先端部に一体的に立設した第1の作動杆
29と、中間部を支点ピン31を介して前記ブレーキ杆
26の先端部に枢着した第2の作動杆32と、この第2
の作動杆32のブレーキ解除方向(矢印B方向)の回動
力を前記第1の作動杆29に伝達するとともにこれら両
件動杆29.32の相対位置を変化させてブレーキ15
のきき具合を調整するための調整ホルト33と、前記始
動レバー24のカラー24bの外周から前記第2の作動
杆32の下半部近傍に寸で延出させた付勢アーム34と
、この付勢アーム34の先端部に軸着され前記第2の作
動杆32の下半部−側に形成したカム面35に転接する
カムフォロア36とを具備してなる。
そして、前記カム面35ば、前記始動レバー24を走行
位置aに保持した場合に前記第2の作動杆32が前記カ
ムフォロア36によりブレーキ解除方向に押圧されて前
記ブレーキ15が非制動状態となり(第4図参照)、前
記始動レバー24を停止位置すに回動させた場合に前訃
カムフォロア36の前記作動杆32に対する抑圧が解除
されて前記ブレーキ15が制動状態に切り換わるような
形状に設定されている。
位置aに保持した場合に前記第2の作動杆32が前記カ
ムフォロア36によりブレーキ解除方向に押圧されて前
記ブレーキ15が非制動状態となり(第4図参照)、前
記始動レバー24を停止位置すに回動させた場合に前訃
カムフォロア36の前記作動杆32に対する抑圧が解除
されて前記ブレーキ15が制動状態に切り換わるような
形状に設定されている。
なお、37は前記第2の作動杆32の動きを前記エンジ
ン9のスロットル弁(図示せず)に伝達するた1.の操
作ワイヤーであり前記始動レバー24を停止位置すから
走行位置aK回動させた場合に前記エンジン9がアイド
リング運転から所定の高速運転に移行するようになって
いる。
ン9のスロットル弁(図示せず)に伝達するた1.の操
作ワイヤーであり前記始動レバー24を停止位置すから
走行位置aK回動させた場合に前記エンジン9がアイド
リング運転から所定の高速運転に移行するようになって
いる。
捷た、前記側板5における前記始動レバー24の近傍部
に停止棒38を軸39を介して枢着している。
に停止棒38を軸39を介して枢着している。
停止棒38は、下端部を前記車体3の下縁以下に1で延
出させるとともに上端部を前記始動レバー24の付勢ア
ーム34の上縁近傍に1で延出させてなるもので、その
上端部には前記付勢アーム34の上縁に形成したカム面
41に転接するカムフォロア42が軸着しである。
出させるとともに上端部を前記始動レバー24の付勢ア
ーム34の上縁近傍に1で延出させてなるもので、その
上端部には前記付勢アーム34の上縁に形成したカム面
41に転接するカムフォロア42が軸着しである。
しかして、この停止棒38を、中立位置から前進方向あ
るいは後退方向に所要角度以上回動させると、前記カム
フォロア42が前記付勢アーム34のカム面41を下方
に押圧して前記始動レバー24が走行位置aから停止位
置すへ強制的に回動させられるようになっている。
るいは後退方向に所要角度以上回動させると、前記カム
フォロア42が前記付勢アーム34のカム面41を下方
に押圧して前記始動レバー24が走行位置aから停止位
置すへ強制的に回動させられるようになっている。
以上の説明は、従来からよく知られた通常の単軌条運搬
車と同様な構成をなす部分の説明であるが、本考案では
、このような構成の単軌条運搬車において、前記ブレー
キ軸14に一体回転可能に装着した回転子43と、基端
部を前記ブレーキ軸14と平行な軸44.44を介して
前記回転子43に軸着した遠心拡張式爪45.45と、
これらの遠心拡張式爪45.45の先端部45a、45
aを内方へ付勢するバネ46.46と、前記停止棒38
の基端部から一体的に突設されその先端47aを前記遠
心拡張式爪45.45の外周囲近傍部に昔で延出させ汽
アーム47とを設けている。
車と同様な構成をなす部分の説明であるが、本考案では
、このような構成の単軌条運搬車において、前記ブレー
キ軸14に一体回転可能に装着した回転子43と、基端
部を前記ブレーキ軸14と平行な軸44.44を介して
前記回転子43に軸着した遠心拡張式爪45.45と、
これらの遠心拡張式爪45.45の先端部45a、45
aを内方へ付勢するバネ46.46と、前記停止棒38
の基端部から一体的に突設されその先端47aを前記遠
心拡張式爪45.45の外周囲近傍部に昔で延出させ汽
アーム47とを設けている。
詳述すれば、前記ブレーキ15のフレーム16は中空体
状のものであり、このフレーム16内におけるブレーキ
軸14の外周に前記回転子43を装着している。
状のものであり、このフレーム16内におけるブレーキ
軸14の外周に前記回転子43を装着している。
回転子43は、前記ブレーキ軸14にキー等を用いて固
着された軸筒台43aと、との軸筒台43aの一端部外
周に一体的に突設した板状の台部43bとから構成され
ており、この台部43bの両端部に前記遠心拡張式爪4
5.45が軸着されている。
着された軸筒台43aと、との軸筒台43aの一端部外
周に一体的に突設した板状の台部43bとから構成され
ており、この台部43bの両端部に前記遠心拡張式爪4
5.45が軸着されている。
遠止拡張式爪45は、先端部45aを膨大化させてなる
梯状のもので、その基端部には前記軸筒台43aに当接
して該遠心拡張式爪45の外方への拡開角度を規制する
ための係止部45bが設けである。
梯状のもので、その基端部には前記軸筒台43aに当接
して該遠心拡張式爪45の外方への拡開角度を規制する
ための係止部45bが設けである。
一方、アーム47の先端部47aは、前記フレーム16
の周壁に設けた窓16aを通して該フレーム16内に挿
入してあり、前記遠心拡張式爪45.45が外方へ開き
切った場合に該遠心拡張式爪45に叩打され得る位置に
端型せである。
の周壁に設けた窓16aを通して該フレーム16内に挿
入してあり、前記遠心拡張式爪45.45が外方へ開き
切った場合に該遠心拡張式爪45に叩打され得る位置に
端型せである。
次いで、本考案の作動を次のa、bの場合に分けて説明
する。
する。
a正常時
すべての機能が正常に営1れでいる場合には一般的な単
軌条運搬車と全く同様な作動をなす。
軌条運搬車と全く同様な作動をなす。
すなわち、始動レバー24を停止位置すから走行位置a
に回動操作すると、該始動レバー24の付勢アーム34
の先端部に設けたカムフォロア36が第2の作動杆32
のカム面35を押圧することになり、第1.第2の作動
杆29,32が、ブレーキバネ機構28の付勢力に抗し
て直立姿勢をとる(第4図参照)。
に回動操作すると、該始動レバー24の付勢アーム34
の先端部に設けたカムフォロア36が第2の作動杆32
のカム面35を押圧することになり、第1.第2の作動
杆29,32が、ブレーキバネ機構28の付勢力に抗し
て直立姿勢をとる(第4図参照)。
その結果、ブレーキ15の作動ピン21の偏平なカム2
1aが水平位置に保持されることになり、ブレーキ15
が非制動状態に切り換わる。
1aが水平位置に保持されることになり、ブレーキ15
が非制動状態に切り換わる。
また、同時に、前記作動杆32により操作ワイヤ37が
懸引されることになり、スロットル弁が開いてエンジン
9がアイドリンク運転から所定の高速運転に移行する。
懸引されることになり、スロットル弁が開いてエンジン
9がアイドリンク運転から所定の高速運転に移行する。
そのため、遠心クラッチ12が自動的に接続状態となり
、該単軌条運搬車1はミッション11のシフト位置によ
り規定された方向および速度で走行を開始する。
、該単軌条運搬車1はミッション11のシフト位置によ
り規定された方向および速度で走行を開始する。
そして、この単軌条運搬車1が、例えば、矢印X方向に
走行中に、停止棒38の下端が固定ストッパ48に当接
すると、該停止棒38が該運搬車1の走行力によって矢
印C方向へ回動させられる。
走行中に、停止棒38の下端が固定ストッパ48に当接
すると、該停止棒38が該運搬車1の走行力によって矢
印C方向へ回動させられる。
そうすると、この停止棒38の上端に設けたカムフォロ
ア42が前記付勢アーム34の上縁を下方へ押圧するこ
とになり、それによって、前記始動レバー24が走行位
置aから停止位置すに強制的に復帰させられることにな
る。
ア42が前記付勢アーム34の上縁を下方へ押圧するこ
とになり、それによって、前記始動レバー24が走行位
置aから停止位置すに強制的に復帰させられることにな
る。
その結果、前記第2の作動杆32に対するカムフォロア
36の押圧状態が解除され、第1.第2の作動杆29
、32 。
36の押圧状態が解除され、第1.第2の作動杆29
、32 。
ブレーキ杆26および連動杆27が前記ブレーキバネ機
構28の付勢力によって作動ピン21を軸にして一体的
に矢印A方向に傾動させられることになり、前記作動ピ
ン21のカム21aが所定角度だけ回動してブレーキシ
ュー18.18を押し拡げブレーキ15が制動状態とな
る。
構28の付勢力によって作動ピン21を軸にして一体的
に矢印A方向に傾動させられることになり、前記作動ピ
ン21のカム21aが所定角度だけ回動してブレーキシ
ュー18.18を押し拡げブレーキ15が制動状態とな
る。
オた、同時に、前記作動杆32に懸引されていた操作ワ
イヤ37が緩められエンジン9がアイドリンク運転状態
となる。
イヤ37が緩められエンジン9がアイドリンク運転状態
となる。
したがって、この単軌条運搬車1はその場に自動的に停
止する。
止する。
捷た、該運搬車1が先はどとは逆の方向、つ1り矢印Y
方向に走行している際に前記停止棒38が固定ストッパ
49に当接し、該停止棒38が矢印り方向に回動した場
合にモ前記カムフォロア42が前記付勢アーム34を下
方に押圧することになるので、該単軌条運搬車1は前述
と同様な作用によりその場に自動停止することになる。
方向に走行している際に前記停止棒38が固定ストッパ
49に当接し、該停止棒38が矢印り方向に回動した場
合にモ前記カムフォロア42が前記付勢アーム34を下
方に押圧することになるので、該単軌条運搬車1は前述
と同様な作用によりその場に自動停止することになる。
なお、このような正常運転時には、遠心拡張爪45.4
5に作用する遠心力が比較的小さいため、該遠心拡張爪
45.45が前記停止棒38のアーム47に触れること
はない。
5に作用する遠心力が比較的小さいため、該遠心拡張爪
45.45が前記停止棒38のアーム47に触れること
はない。
b異常時
第4図に示す状態にセットされて傾斜地を走行している
際に加速ブレーキ13の故障等の不都合が生じて該単軌
条運搬車1が暴送し始めた場合には、ブレーキ軸14も
異常な高速(例えば、通常走行時の1.5倍以上の速度
)で回転することになる。
際に加速ブレーキ13の故障等の不都合が生じて該単軌
条運搬車1が暴送し始めた場合には、ブレーキ軸14も
異常な高速(例えば、通常走行時の1.5倍以上の速度
)で回転することになる。
そうすると、前記遠心拡張爪45.45に大きな遠心力
が作用することになり、該遠心拡張式爪45.45が第
5図に示すように外方へ大きく拡開する。
が作用することになり、該遠心拡張式爪45.45が第
5図に示すように外方へ大きく拡開する。
その結果、前記停止棒38のアーム47がいずれかの遠
心拡張式爪45に叩打されて回動する。
心拡張式爪45に叩打されて回動する。
すなわち、ブレーキ軸14が時計回り方向に回転してい
る場合には前記アーム47が図中右側の遠心拡張式爪4
5に叩打されて反時計回り方向に回動し、逆に、前記ブ
レーキ軸14が反時計回り方向に回転している場合には
前記アーム4γが図中左側の遠心拡張式爪45に叩打さ
れて時計回り方向に回動する。
る場合には前記アーム47が図中右側の遠心拡張式爪4
5に叩打されて反時計回り方向に回動し、逆に、前記ブ
レーキ軸14が反時計回り方向に回転している場合には
前記アーム4γが図中左側の遠心拡張式爪45に叩打さ
れて時計回り方向に回動する。
しかして、アーム47が回動すると、該アーム47と一
体化されている停止棒38が回動することになる。
体化されている停止棒38が回動することになる。
そのため、該停止棒38が固定ストッパ4iたば49に
当接して回動した場合と同様な作用が営捷れることにな
り、前記ブレーキ15が非制動状態から制動状態に切り
換わって該単軌条運搬車1がその場に非常停止させられ
る。
当接して回動した場合と同様な作用が営捷れることにな
り、前記ブレーキ15が非制動状態から制動状態に切り
換わって該単軌条運搬車1がその場に非常停止させられ
る。
本考案は、以上のような構成であるから、次のような効
果がある。
果がある。
1ず、発進、停止用の始動レバーおよび停止棒に応動す
る通常のブレーキシステムに、遠心拡張式爪を有した回
転子と、前記停止棒とともに回動するアームとを付加す
ることによって非常停止機能をも発揮させ得るようにし
ているので、前述した通常のプレーキンステムとは独立
した別な機能のみからなる非常停止装置を設ける場合に
比べて部品点数を大幅に少なくすることが可能であり構
造が簡略化されて制作が容易になるという利点がある。
る通常のブレーキシステムに、遠心拡張式爪を有した回
転子と、前記停止棒とともに回動するアームとを付加す
ることによって非常停止機能をも発揮させ得るようにし
ているので、前述した通常のプレーキンステムとは独立
した別な機能のみからなる非常停止装置を設ける場合に
比べて部品点数を大幅に少なくすることが可能であり構
造が簡略化されて制作が容易になるという利点がある。
筐た、発進、停止用の始動レバーに応動して作動する通
常のブレーキは、使用頻度がきわめて高いため、錆付き
等により作動不能になる可能性が非常に低い。
常のブレーキは、使用頻度がきわめて高いため、錆付き
等により作動不能になる可能性が非常に低い。
また、遠心拡張式爪は正常運転時にもアームを叩打しな
い範囲で拡縮を繰り返しているので、常時円滑な作動が
期待できる。
い範囲で拡縮を繰り返しているので、常時円滑な作動が
期待できる。
そのため、かかる通常のブレーキと前記遠心拡張式爪を
利用して非常停止機能を得ることができるようにすれば
、独立した非常停止装置を設けた場合のように、いざと
いうときに錆付き等によりう1く作動しないというよう
な不都合がなく、円滑かつ確実な作動が期待できる。
利用して非常停止機能を得ることができるようにすれば
、独立した非常停止装置を設けた場合のように、いざと
いうときに錆付き等によりう1く作動しないというよう
な不都合がなく、円滑かつ確実な作動が期待できる。
したがって、信頼性のきわめて高い非常停止装置を提供
できるものである。
できるものである。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は正面図、第2
図は一部省略した平面図、第3図は要部を示す分断した
斜視図、第4図、第5図は作用説明図である。 1・・・・・・単軌条運搬車、2・・・・・・単軌条、
3・・・・・・車体、8・・・・・・駆動輪、9・・・
・・・エンジン、11・・・・・・ミッション、14・
・・・・・ブレーキ軸、15・・・・・・ブレーキ、2
1・・・・・・作動ピン、24・・・・・・始動レバー
、25・・・・・・ブレーキ作動機構、38・・・・・
・停止棒、43・・・・・・回転子、44・・・・・・
軸、45・・・・・・遠心拡張式爪、46・・・・・・
バネ、47・・・・・・アーム、4γa・・・・・・先
端部。
図は一部省略した平面図、第3図は要部を示す分断した
斜視図、第4図、第5図は作用説明図である。 1・・・・・・単軌条運搬車、2・・・・・・単軌条、
3・・・・・・車体、8・・・・・・駆動輪、9・・・
・・・エンジン、11・・・・・・ミッション、14・
・・・・・ブレーキ軸、15・・・・・・ブレーキ、2
1・・・・・・作動ピン、24・・・・・・始動レバー
、25・・・・・・ブレーキ作動機構、38・・・・・
・停止棒、43・・・・・・回転子、44・・・・・・
軸、45・・・・・・遠心拡張式爪、46・・・・・・
バネ、47・・・・・・アーム、4γa・・・・・・先
端部。
Claims (1)
- 単軌条2に走行可能に支持され前記単軌条2に噛合する
駆動輪8を有してなる車体3と、この車体3に搭載した
エンジン9と、このエンジン9の動力を前記駆動輪8に
伝達するミッション11と、このミッション11の一軸
を延長して構成したブレーキ軸14と、前記車体3に支
持されたブレーキシュー18を用いて前記ブレーキ軸1
4に制動をかけるべく設けられたブレーキ15と、前記
車体3に枢設され、走行位置aと停止位置すとの間で回
動操作可能な始動レバー24と、この始動レバー24を
走行位置aにセットした場合に前記ブレーキ15を非制
動状態に保持するとともに前記始動レバー24を停止位
置すにセットした場合に前記ブレーキ15を制動状態に
切り換えるブレーキ作動機構25と、前記単軌条2の終
点等に固設したストッパ48.49に当接して回動すべ
く前記車体3に枢設され所定角度以上回動させられた場
合に前記始動レバー24を走行位置aから停止位置すへ
強制的に復帰させる自動停止用の停止棒38とを具備し
てなる単軌条運搬車において、前記ブレーキ軸14に一
体回転可能に装着した回転子43と、この回転子43に
外方へ回動可能に枢着した遠心拡張式爪45とこの遠心
拡張式爪45の先端部45aを内方へ付勢するバネ46
と、前記停止棒38から前記遠心拡張式爪45の外周囲
近傍部に1で延出させたアーム4Tとを設け、前記ブレ
ーキ軸14の異常高速回転により前記遠心拡張式爪45
が外方へ拡張した場合に該遠心拡張式爪45の先端部4
5aで前記アーム47を叩打して前記停止棒38を前記
ブレーキ15が作動する位置に1で回動させ得るように
構成して、正常な運転時に使用する前記ブレーキ15を
非常停止用にも兼用させたことを特徴とする単軌条運搬
車における非常停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2586079U JPS5822853Y2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | 単軌条運搬車における非常停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2586079U JPS5822853Y2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | 単軌条運搬車における非常停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55125866U JPS55125866U (ja) | 1980-09-05 |
JPS5822853Y2 true JPS5822853Y2 (ja) | 1983-05-16 |
Family
ID=28867019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2586079U Expired JPS5822853Y2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | 単軌条運搬車における非常停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822853Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-28 JP JP2586079U patent/JPS5822853Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55125866U (ja) | 1980-09-05 |
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