JPS5822515Y2 - 果実保鮮用保湿カバ− - Google Patents
果実保鮮用保湿カバ−Info
- Publication number
- JPS5822515Y2 JPS5822515Y2 JP8249479U JP8249479U JPS5822515Y2 JP S5822515 Y2 JPS5822515 Y2 JP S5822515Y2 JP 8249479 U JP8249479 U JP 8249479U JP 8249479 U JP8249479 U JP 8249479U JP S5822515 Y2 JPS5822515 Y2 JP S5822515Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- moisturizing
- cover
- moisturizing cover
- fruits
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Storage Of Harvested Produce (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、果実保鮮用保湿カバーに関し、特に柑橘類の
簡易貯蔵庫での使用に適する果実保鮮用保湿カバーに関
する。
簡易貯蔵庫での使用に適する果実保鮮用保湿カバーに関
する。
貯蔵中の柑橘類の目方は、当然の事ながら減少し、−搬
に目減りと呼ばれている。
に目減りと呼ばれている。
貯蔵中の柑橘類は、生活作用を営んでいるため、糖や酸
が分解されて消耗したり、又、果実中の水分が蒸散して
失なわれ、これが目減りとなって現われる。
が分解されて消耗したり、又、果実中の水分が蒸散して
失なわれ、これが目減りとなって現われる。
目減りは、果実の外観、内容、品質に関連しており、市
場価格が下がる。
場価格が下がる。
果実の目減りを防いで市場価格を保持するためには、適
度の換気があり水分を蒸散させないように保存しておく
ことが最も望ましい。
度の換気があり水分を蒸散させないように保存しておく
ことが最も望ましい。
従来、果実、特に、柑橘類に於ては、木造の本貯蔵庫、
冷房装置を備えた長期保存可能な低温貯蔵庫、設備費が
安価で建設容易な簡易貯蔵庫等により保鮮が一般に行な
われている。
冷房装置を備えた長期保存可能な低温貯蔵庫、設備費が
安価で建設容易な簡易貯蔵庫等により保鮮が一般に行な
われている。
そのうちでも、普通、農家等では経済的な簡易貯蔵庫が
比較的普及している。
比較的普及している。
簡易貯蔵庫は、床にコンクリート、骨組に軽量鉄骨、屋
根と壁にスレート等がそれぞれ用いられ、少人数で組立
、解体、移動等ができるという利点があり、又、窓を備
え換気や排気は考慮されているが、湿度等は考慮されて
いないため、実際に貯蔵するときには、柑橘類を収納し
ているケースの周囲に水を散布したり、湿めった新聞紙
を上面に被せたりしなげればならず、煩雑な手間を要す
る欠点があった。
根と壁にスレート等がそれぞれ用いられ、少人数で組立
、解体、移動等ができるという利点があり、又、窓を備
え換気や排気は考慮されているが、湿度等は考慮されて
いないため、実際に貯蔵するときには、柑橘類を収納し
ているケースの周囲に水を散布したり、湿めった新聞紙
を上面に被せたりしなげればならず、煩雑な手間を要す
る欠点があった。
本考案は、柑橘類等の簡易貯蔵庫での保鮮に手間がかか
らず、しかも、充分な保鮮効果が得られるようにするこ
とを目的とするものであり、柑橘類等を収納したケース
の上面と上方の一部側面を同時に覆いうるプラスチンク
性カバーで湿分を調整しその目的を達成しようとするも
のである。
らず、しかも、充分な保鮮効果が得られるようにするこ
とを目的とするものであり、柑橘類等を収納したケース
の上面と上方の一部側面を同時に覆いうるプラスチンク
性カバーで湿分を調整しその目的を達成しようとするも
のである。
その構成について、更に詳しく説明すれば、第1図〜第
4図に示すように、−辺1が開放2され他の三辺3,3
,3が密封4,4,4されているプラスチック製袋体5
と、該袋体5の辺1,3゜3.3中の適宜辺に付着6さ
れている適宜数のプラスチック裂帛体7(第1図及び第
2図はプラスチック裂帛体7が一枚の場合、第3図及び
第4図は二枚の場合を示す。
4図に示すように、−辺1が開放2され他の三辺3,3
,3が密封4,4,4されているプラスチック製袋体5
と、該袋体5の辺1,3゜3.3中の適宜辺に付着6さ
れている適宜数のプラスチック裂帛体7(第1図及び第
2図はプラスチック裂帛体7が一枚の場合、第3図及び
第4図は二枚の場合を示す。
)とよりなり、該プラスチック製袋体5の上下面には孔
部8が多数穿設されているものである。
部8が多数穿設されているものである。
尚、プラスチック製袋体5は、第5図〜第8図に示すよ
うに、−辺1と該−辺1と対回せる他の一辺3との間に
プラスチック製袋体5の上下面を融着する適宜数の融着
線9を(第5図及び第6図は融着線9が一本の場合、第
7図及び第8図は二本の場合を示す。
うに、−辺1と該−辺1と対回せる他の一辺3との間に
プラスチック製袋体5の上下面を融着する適宜数の融着
線9を(第5図及び第6図は融着線9が一本の場合、第
7図及び第8図は二本の場合を示す。
)有する場合も使用される。このような本考案の果実保
鮮用保湿カバーの使用例及びその作用について、第3図
及び第4図に示す果実保鮮用保湿カバーを用いて説明す
る。
鮮用保湿カバーの使用例及びその作用について、第3図
及び第4図に示す果実保鮮用保湿カバーを用いて説明す
る。
先ず、プラスチック製袋体5の開放2された一辺1より
保湿材、例えば湿った新聞紙10等を挿入する。
保湿材、例えば湿った新聞紙10等を挿入する。
この果実保鮮用保湿カバーを四枚用意し、第9図に示す
ような簡易貯蔵庫(図示せず)中の子指済みの柑橘類を
収納した全面通気性のケース11の積み重ね体上面12
に、ブラスチンク製帛体7が該積み重ね体側面13上部
を覆うように載置する。
ような簡易貯蔵庫(図示せず)中の子指済みの柑橘類を
収納した全面通気性のケース11の積み重ね体上面12
に、ブラスチンク製帛体7が該積み重ね体側面13上部
を覆うように載置する。
このような状態において、本考案の果実保鮮用保湿カバ
ーは、プラスチック製袋体5中の保湿材10(もし、使
用中乾燥したら上面より散水して常時保湿程度を一定に
保つことができる。
ーは、プラスチック製袋体5中の保湿材10(もし、使
用中乾燥したら上面より散水して常時保湿程度を一定に
保つことができる。
)によって孔部8を通してケース11中の柑橘類に水分
を付与し、しかも、温度が上り易く柑橘類の水分が蒸散
し易いケース11の積み重ね体側面13上部をプラスチ
ック製袋体7が覆っているので、柑橘類の水分蒸散を相
当程度防止することができ、また保湿材10は三辺が密
封されている袋体中に挿入されているので、作業中に脱
落したり、動いたすせず確実に保持され、作業に手間が
かからずきわめて能率的である。
を付与し、しかも、温度が上り易く柑橘類の水分が蒸散
し易いケース11の積み重ね体側面13上部をプラスチ
ック製袋体7が覆っているので、柑橘類の水分蒸散を相
当程度防止することができ、また保湿材10は三辺が密
封されている袋体中に挿入されているので、作業中に脱
落したり、動いたすせず確実に保持され、作業に手間が
かからずきわめて能率的である。
柑橘類の水分蒸散を抑制するにはケース11の上方の一
部側面を覆うのみでなく、ケース11の全側面を覆った
方がより効果的ではあるが、反面、果実の呼吸により発
生した炭酸ガスがケース11内部に蓄積し、果実が窒息
する危険がある。
部側面を覆うのみでなく、ケース11の全側面を覆った
方がより効果的ではあるが、反面、果実の呼吸により発
生した炭酸ガスがケース11内部に蓄積し、果実が窒息
する危険がある。
本考案ではケース11の上面と上方の一部側面即ち、積
み重ね体側面13上部のみを覆うので空気より比重の大
きい炭酸ガスは下方から散逸してこのような危険がなく
、ケース11内の果実は上部を除いて各果実が他の果実
によって取りまかれ覆われている状態なので、水分の蒸
散は抑制されており、従って、ケース11の上面及び上
方の一部側面のみを覆うことで果実の水分蒸散を抑制す
る効果を発揮するものである。
み重ね体側面13上部のみを覆うので空気より比重の大
きい炭酸ガスは下方から散逸してこのような危険がなく
、ケース11内の果実は上部を除いて各果実が他の果実
によって取りまかれ覆われている状態なので、水分の蒸
散は抑制されており、従って、ケース11の上面及び上
方の一部側面のみを覆うことで果実の水分蒸散を抑制す
る効果を発揮するものである。
プラスチック製袋体5の上下面に穿設する孔は、散水に
より袋体5の中に挿入された保湿材10に水分を補給し
、また保湿材10からケース11の内部へ湿分な通すた
めに目的に合った適宜の大きさ、間隔、数が選ばれ、袋
体5の上下面で必ずしも同じ状態であるを要しない。
より袋体5の中に挿入された保湿材10に水分を補給し
、また保湿材10からケース11の内部へ湿分な通すた
めに目的に合った適宜の大きさ、間隔、数が選ばれ、袋
体5の上下面で必ずしも同じ状態であるを要しない。
保湿材10との関連にもよるが、水分吸収性のやや劣る
保湿材などの場合には、袋体5の上下面の孔位置が合致
しないようにした方が良い。
保湿材などの場合には、袋体5の上下面の孔位置が合致
しないようにした方が良い。
プラスチック製袋体5中に挿入する保湿材10として、
含水率を予め調整した高吸水性アクリル酸系重合体架橋
物(自重の数倍〜数百倍の水分を吸収し又は蒸散するこ
とができ、一定の湿度を保ちうる。
含水率を予め調整した高吸水性アクリル酸系重合体架橋
物(自重の数倍〜数百倍の水分を吸収し又は蒸散するこ
とができ、一定の湿度を保ちうる。
)を利用すれば、該架橋物は、水分を強制的に吸収する
ことができるので、子指を実施していない柑橘類をその
ままケース11中に収納しても、貯蔵初期の段階で子指
と同じ作用を柑橘類に及ぼし、通常実施されている子指
作業が不要であり、より一層手間が省ける。
ことができるので、子指を実施していない柑橘類をその
ままケース11中に収納しても、貯蔵初期の段階で子指
と同じ作用を柑橘類に及ぼし、通常実施されている子指
作業が不要であり、より一層手間が省ける。
尚、呼吸量が少ない果実の場合には、第1図及び第2図
に示すようなブラスチンク製帛体7が一枚のものを使用
し、ケース11の側面13の半分を覆って保鮮すること
もできる。
に示すようなブラスチンク製帛体7が一枚のものを使用
し、ケース11の側面13の半分を覆って保鮮すること
もできる。
第1図は本考案の果実保鮮用保湿カバーの1実施例を示
す斜視図、第2図は第1図のA−A線縦断面図、第3図
は他の実施例を示す斜視図、第4図は第3図のB−B線
縦断面図、第5図は他の実施例のプラスチック製袋体の
斜視図、第6図は第5図のC−C線断面図、第7図は更
に他の実施例のプラスチック製袋体の斜視図、第8図は
第1図のD−D線断面図、第9図は第3図及び第4図の
果実保鮮用保湿カバー四枚を使用して、果実を収納した
12個のケースを覆っている状態を示す斜視図であり、
図中10は保湿材、11は果実を収納した全面通気性の
ケース、12は積み重ねられたケース12の上面、13
はその側面を表わす。
す斜視図、第2図は第1図のA−A線縦断面図、第3図
は他の実施例を示す斜視図、第4図は第3図のB−B線
縦断面図、第5図は他の実施例のプラスチック製袋体の
斜視図、第6図は第5図のC−C線断面図、第7図は更
に他の実施例のプラスチック製袋体の斜視図、第8図は
第1図のD−D線断面図、第9図は第3図及び第4図の
果実保鮮用保湿カバー四枚を使用して、果実を収納した
12個のケースを覆っている状態を示す斜視図であり、
図中10は保湿材、11は果実を収納した全面通気性の
ケース、12は積み重ねられたケース12の上面、13
はその側面を表わす。
Claims (1)
- 1.−辺1が開放2され他の三辺3,3,3が密封4,
4,4されているプラスチック製袋体5と、該袋体5の
四辺1,3,3.3中の適宜辺に付着6されている適宜
数のプラスチック裂帛体7とよりなり、該プラスチック
製袋体5の上下面には孔部8が多数穿設されている果実
保鮮用保湿カバー。 2、プラスチック製袋体5が、開放された一辺1と該開
放された一辺1に対回せる他の一辺3との間にプラスチ
ック製袋体5の上下面を融着する適宜数の融着線9を有
する実用新案登録請求の範囲第1項記載の果実保鮮用保
湿カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8249479U JPS5822515Y2 (ja) | 1979-06-15 | 1979-06-15 | 果実保鮮用保湿カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8249479U JPS5822515Y2 (ja) | 1979-06-15 | 1979-06-15 | 果実保鮮用保湿カバ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55180391U JPS55180391U (ja) | 1980-12-25 |
JPS5822515Y2 true JPS5822515Y2 (ja) | 1983-05-13 |
Family
ID=29315718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8249479U Expired JPS5822515Y2 (ja) | 1979-06-15 | 1979-06-15 | 果実保鮮用保湿カバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822515Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9081426B2 (en) | 1992-03-05 | 2015-07-14 | Anascape, Ltd. | Image controller |
-
1979
- 1979-06-15 JP JP8249479U patent/JPS5822515Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9081426B2 (en) | 1992-03-05 | 2015-07-14 | Anascape, Ltd. | Image controller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55180391U (ja) | 1980-12-25 |
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