JPH0528199Y2 - - Google Patents

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JPH0528199Y2
JPH0528199Y2 JP15708588U JP15708588U JPH0528199Y2 JP H0528199 Y2 JPH0528199 Y2 JP H0528199Y2 JP 15708588 U JP15708588 U JP 15708588U JP 15708588 U JP15708588 U JP 15708588U JP H0528199 Y2 JPH0528199 Y2 JP H0528199Y2
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insole
fruit
central storage
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lid
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は包装用容器に関し、特にイチゴ、イチ
ジク、ビワ、モモ等の果物を、その鮮度等を保ち
ながら収納及び運搬することのできる包装用容器
に関するものである。
(従来の技術) 従来、イチゴ等の果物を収納するための包装用
容器としては、単に箱型のものであつて果物を収
納した後にラツプ等によつて全体を覆うことによ
り保護するようにしたものや、あるいは容器本体
内に収納した果物を容器本体に嵌合される蓋体に
よつて保護するようにしたものがある。このよう
にした従来の包装用容器は、所定の密閉空間内に
果物を収納しているため、果物のある程度の保
護、例えば果物の乾燥を抑制するといつた効果は
あるものの、果物自体の乾燥または腐敗を積極的
に防止できるというものではなかつたと同時に、
容器自体の破損防止を行なうものではなかつた。
一般に、果物は生の状態、すなわち生きた状態
で保存・運搬されるものであり、果物自体が含有
している水分は果物の新陳代謝等によつて果物外
に放出され易いものである。従つて、果物内に積
極的に水分を補給してやらない限り、いくらその
周囲を密閉しても、果物はどんどん乾燥していく
ものである。このため、例えば果物店等において
は、イチゴ等の果物の鮮度を十分保つために種々
な努力を払わなければならなかつたのである。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は以上のような経緯に基づいてなされた
もので、その解決しようとする課題は、従来の特
に果物をような「なまもの」のための包装用容器
における保鮮の不十分さである。
そして、本考案の目的とするところは、イチゴ
等の果物の鮮度を長期間にわたつて維持すること
のできる包装用容器を簡単な構成によつて提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 以上の課題を解決するために、本考案の採つた
手段は、実施例に対応する符号を付して説明する
と、 「イチゴ等のへた41を有する果物40を載置
した中敷20を容器本体10内に収納して、この
容器本体10を蓋体30によつて着脱自在に閉鎖
するようにした果物40のための包装用容器であ
つて、 中敷20に果物40が収納・載置される複数の
凹所21を形成し、これらの凹所21の略中心部
に水または脱酸素剤等の保鮮剤24を入れるため
の中央収納部22を少なくとも一つ形成するとと
もに、この中央収納部22と各凹所21との間に
へた41のための切欠部23を形成して、 蓋体30には、容器本体10を閉鎖したとき、
中敷20側の中央収納部22に対向するととも
に、切欠部23内のへた41を押圧する突出部3
2を形成したことを特徴とする包装用容器10
0」である。
すなわち、本考案に係る包装用容器100は、
果物40が載置されるべき中敷20に複数の凹所
21を形成し、容器本体10に蓋体30を嵌合し
たとき、この蓋体30の突出部32が容器本体1
0内に収納した中敷20側の中央収納部22に対
向するようにしたものである。このように構成す
ることにより、本考案に係る包装用容器100
は、蓋体30の突出部32が、果物40のへた4
1を中敷20の中央収納部22内に挿入した状態
にして、この果物40のへた41が中央収納部2
2内の保鮮剤24を常時吸収できるようにしたも
のである。
(考案の作用及び使用の態様) 以上のように構成した本考案に係る包装用容器
100の作用を、その使用の態様とともに説明す
る。
まず、この包装用容器100においては、中敷
20の各中央収納部22内に例えば果物40等の
果物を収納して、この中敷20を容器本体10の
底面11上に収納するか、あるいは容器本体10
の底面11上に載置しておいた中敷20の各中央
収納部22内に果物40等の果物を収納する。こ
れにより、複数の果物40等の食品が容器本体1
0内に収納される。このとき、各果物40、例え
ばイチゴのへた41の先端が中敷20側の中央収
納部22内に入り得るようにして、各果物40を
各凹所21内に収納する。その後、容器本体10
に蓋体30を嵌合すれば、この蓋体30に設けた
突出部32は中敷20側の中央収納部22に対
向、すなわちこの中央収納部22に内に挿入され
るか(第7図参照)、あるいはこの上に載置され
る(第1図参照)。
そして、以下に示す実施例において説明するよ
うに、中敷20の各凹所21と中央収納部22の
間に切欠部23を形成しておいたから、各果物4
0のへた41を中央収納部22内に挿入する場合
に、これら各へた41が蓋体30に設けた突出部
32によつて押圧されても、各へた41の先端は
無理なく中央収納部22内に挿入されるものであ
る。
以上のようにして各果物40を容器本体10内
に収納して、この容器本体10に蓋体30を例え
ば嵌合すれば、各果物40は中敷20の凹所21
によつてそれぞれ支持されるとともに、その各へ
た41の先端が蓋体30の突出部32によつて中
敷20側の中央収納部22内に位置するように保
持されるから、各果物40は容器本体10内に所
定の状態で収納されることになる。また、この包
装用容器100が複数個積み重ねられても、蓋体
30はこれに形成した突出部32によつて支持さ
れるから、容器本体10が押し潰されることはな
く、ある程度の衝撃が当該包装用容器100に加
わつたとしても、各果物40等の果物は位置ズレ
を生じないことは勿論、損傷もしないのである。
また、この状態における各果物40は、そのへ
た41の先端が中敷20の中央収納部22内に挿
入されているから、この中央収納部22内に入れ
た保鮮剤24を吸収するのである。これにより、
各果物40は、そのへた41から常時中央収納部
22内の水等の保鮮剤24を吸収し得る状態にあ
つて、乾燥した分の水分を吸収するため、その鮮
度が十分な状態に維持されるのである。
なお、中敷20の中央収納部22内に挿入され
るべき保鮮剤24としては、単なる水であつてよ
いが、この水を果物40に悪影響を与えない材料
によつてゲル化したものを採用したり、あるいは
第7図に示したように、水を吸水材に吸収させた
ものを採用すれば、包装用容器100の運搬時に
中央収納部22内の水をこぼすことはなくなる。
(実施例) 次に、本考案に係る包装用容器100を図面に
示した実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図には、本考案に係る包装用容器100の
断面図が示してあり、この包装用容器100の外
径が第2図に示したようになつている。そして、
この包装用容器100は主として容器本体10
と、この容器本体10内に収納される中敷20
と、容器本体10に嵌合固定される蓋体30とか
ら構成されている。本実施例においては、果物4
0等の果物に対する保冷状態及び断熱状態を確保
するためと、ある程度の通気性を確保するため
に、容器本体10については発泡ポリエチレンに
よつて形成し、一方中敷20及び蓋体30につい
ては軟質塩化ビニールを材料として形成した。
容器本体10は、第1図、第3図及び第7図に
示すようなものであり、その底面11には後述す
る中敷20の各凹所21の下面を支承するための
支持部12が形成してある。すなわち、中敷20
はその各凹所21によつて下面に凹凸を有したも
のとなつているが、この中敷20を安定した状態
で収納できるようにするために、容器本体10の
底面11には各凹所21の下面を収納・支持する
支持部12が形成してあるのである。一方、この
容器本体10の上部に位置するフランジ部13に
は後述する蓋体30が嵌合し得るように構成して
ある。
中敷20は、第3図、第4図、第5図及び第9
図に示すようなものであり、本実施例においては
放射状に6個並ぶ凹所21と、これら凹所21の
中心に位置する1個の中央収納部22を有してい
る。勿論、各凹所21の形状は収納すべき果物4
0の形状に合わせて形成されるものであり、本実
施例においてはイチゴに対応する形状にしてあ
る。これら各凹所21及び中央収納部22は、シ
ート状の軟質塩化ビニールを、例えば真空成形法
によつて一体的なものとして形成される。
そして、本実施例における中敷20には、各凹
所21と中央収納部22間に、果物40のへた4
1を挿入し得る切欠部23がそれぞれ形成してあ
る。これらの各切欠部23は、凹所21内に収納
した果物40のへた41を極端に曲げることなく
中央収納部22内に導くためのものであり、果物
40のへた41の挿入を容易に行なえる程度の溝
として形成したものである。また、この切欠部2
3は、保鮮剤24として脱酸素剤を採用した場合
には、この脱酸素剤の当該包装用容器100内全
体への発散を容易にするためのものである。
また、中敷20の中央収納部22は、水等の保
鮮剤24を収納するためのものであり、水等が他
の部分に流れ出ないようにするために、その底部
が切欠部23より低くなるように形成してある。
の中央収納部22内に収納されるべき保鮮剤24
としては単なる水であつてもよいが、水に果物4
0の鮮度を保つために役に立つものを入れたり、
あるいは水を果物40に悪影響を与えない例えば
寒天等のような材料によつてゲル化したものを採
用して実施してもよい。また、この保鮮剤24と
しては、高吸水性ポリマー片、スポンジ片、不織
布、和紙等の保水材に、上記のような水あるいは
脱酸素剤等を吸収させたものを採用して実施して
もよく、この場合には後述の蓋体30の突出部3
2によつてこの保鮮剤24を押圧することができ
るから、第7図に示したように各果物40のへた
41を中央収納部22内にしつかりと固定的に収
納・保持させることができるものである。
以上のようにして構成した中敷20は、第3図
に示したようにして容器本体10内に収納され、
容器本体10内に収納し終つた中敷20は第6図
に示したようになる。
蓋体30は第3図、第7図及び第8図に示すよ
うなものであり、その外周縁は容器本体10の上
端に位置するフランジ部13に固定するための嵌
合部31が形成してあり、また、その略中心部に
は図示下方に突出する突出部32が一体的に形成
してある。これらの嵌合部31及び突出部32
は、シート状の軟質塩化ビニールに対して真空成
形法等により形成される。
この蓋体30の突出部32は、蓋体30を容本
体10に嵌合したとき、その底部が中敷20側の
中央収納部22に対向するものである。すなわ
ち、この突出部32は、中央収納部22内に完全
に挿入される(第7図に示した状態)ものとして
形成されるか、あるいは単に中敷20の所定位置
上に載置される(第1図に示した状態)ものとし
ても形成されるものである。また、この突出部3
2は、中央収納部22内に保鮮剤24の収納空間
を確保するために、その底部が中央収納部22よ
り所定高さ上方に位置するべく形成してある。さ
らに、この突出部32はその外方からみれば、一
つの大きな凹所となるものであるから、この突出
部32内には、第8図に示したように、イチゴを
食する場合に使用されるミルクを入れたミルク入
れ50や砂糖、あるいは簡単な飲食具等を挿入し
ておくとよいものである。
以上の本実施例においては、全体が円形である
包装用容器100を例にとつて説明したが、この
包装用容器100の全体形状を四角や正六角形等
の多角形のものとして構成して実施してもよいも
のである。この場合、果物40を収納するための
各凹所21を効率良く形成するために、中央収納
部22を複数形成して実施するとよい。また、中
敷20を例えば二段に積み重ね得るように構成し
て実施してもよい。この場合には、例えば上側の
中敷20の中央収納部22が下側の中央収納部2
2内に挿入されるようにするともに、両下間の距
離を保持するために、上側の中敷20の中央収納
部22を一定の高さのものとして形成するように
実施すればよい。
(考案の効果) 以上説明した通り、本考案においては、上記実
施例にて例示した如く、 「イチゴ等のへた41を有する果物40を載置
した中敷20を容器本体10内に収納して、この
容器本体10を蓋体30によつて着脱自在に閉鎖
するようにした果物40のための包装用容器であ
つて、 中敷20に果物40が収納・載置される複数の
凹所21を形成し、これらの凹所21の略中心部
に水または脱酸素剤等の保鮮剤24を入れるため
の中央収納部22を少なくとも一つ形成するとと
もに、この中央収納部22と各凹所21との間に
へた41のための切欠部23を形成して、 蓋体30には、容器本体10を閉鎖したとき、
中敷20側の中央収納部22に対向するととも
に、切欠部23内のへた41を押圧する突出部3
2を形成したこと」 にその特徴があり、これにより、イチゴ等の果物
の鮮度を長期間にわたつて維持することができる
他、複数積み重ねた場合であつても容器自体の破
損または変形を防止することのできる包装用容器
を簡単な構成によつて提供することができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る包装用容器の断面図、第
2図は同正面図、第3図は包装用容器の分解斜視
図、第4図は包装用容器を構成する中敷の正面
図、第5図は同側面図、第6図は容器本体内に中
敷を収納した状態の拡大平面図、第7図は第1図
における要部を拡大して示した部分拡大断面図、
第8図は蓋体の拡大断面図、第9図は中敷の拡大
断面図である。 符号の説明、100……包装用容器、10……
容器本体、20……中敷、21……凹所、22…
…中央収納部、23……切欠部、24……保鮮
剤、30……蓋体、31……嵌合部、32……突
出部、40……果物、41……へた。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 イチゴ等のへたを有する果物を載置した中敷を
    容器本体内に収納して、この容器本体を蓋体によ
    つて着脱自在に閉鎖するようにした果物のための
    包装用容器であつて、 前記中敷に前記果物が収納・載置される複数の
    凹所を形成し、これらの凹所の略中心部に水また
    は脱酸素剤等の保鮮剤を入れるための中央収納部
    を少なくとも一つ形成するとともに、この中央収
    納部と前記各凹所との間に前記へたのための切欠
    部を形成して、 前記蓋体には、前記容器本体を閉鎖したとき、
    前記中敷側の中央収納部に対向するとともに、前
    記切欠部内のへたを押圧する突出部を形成したこ
    とを特徴とする包装用容器。
JP15708588U 1988-11-30 1988-11-30 Expired - Lifetime JPH0528199Y2 (ja)

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JPH0279231U JPH0279231U (ja) 1990-06-19
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