JP3092913B2 - 飯米貯蔵庫 - Google Patents

飯米貯蔵庫

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JP3092913B2
JP3092913B2 JP28522397A JP28522397A JP3092913B2 JP 3092913 B2 JP3092913 B2 JP 3092913B2 JP 28522397 A JP28522397 A JP 28522397A JP 28522397 A JP28522397 A JP 28522397A JP 3092913 B2 JP3092913 B2 JP 3092913B2
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dew
rice
tray
storage
refrigerator
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秀明 大西
光一 津賀
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Iseki and Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、個々の農家で年
間を通して食味が低下しない米が食べられる経済的な飯
米の貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】米の食味には、品種、産地、気候、栽培
方法、乾燥、貯蔵、くん蒸、搗精などの多くの要因があ
る。ここに、秋に収穫した米を玄米にして常温で貯蔵
し、翌年の10月にもなると、米の食味が著しく低下す
る。これは、5月中旬以降は倉庫内の温度が16℃以上
に上昇し、害虫や病菌の活動がいっせいに始まって米質
を変化させるとともに、貯蔵中の米は常に呼吸している
が、その呼吸が活発となって成分の消耗がはげしく進
み、この状態が2〜3ヶ月続くためと云われ、このた
め、庫内を常温以下に保って貯蔵する方法が採用されつ
つある。
【0003】ところで、一般に上記冷却機の蒸発器は庫
内適所あるいは近傍に配設され、その運転の際、発生す
る水を露受皿で回収し排水ホースで機外適所に排出する
構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記蒸発器
や露受皿には結露水が発生付着し、滴下する。収容され
た飯米に滴ると劣化を促進しあるいは貯蔵庫の構成材を
発錆させるなどの欠点を有する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記に鑑
み、玄米袋9を収容し冷却機3によって庫内温度を5℃
から15℃の領域内に維持する飯米貯蔵庫であって、該
貯蔵庫内に蒸発器4の下方にのぞませて露受皿5を設
け、この露受皿5とこの露受皿5の下方にのぞむ排水受
部14との間に空間Lを介在させ該露受皿5の外周面を
伝う結露水を排水受部14に回収すべく構成したことを
特徴とする飯米貯蔵庫の構成とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】個々の農家においてそれぞれ収
穫した玄米は貯蔵庫内に低温で貯蔵される。この際冷却
機3は運転され、蒸発器4部での液化に伴い発生する水
は、露受皿5に至り、更には排水受部14で受けられて
排水ホース等を伝い機外適所に排出案内される。
【0007】冷却機3の運転中、露受皿5の外面に結露
することがあるが、この結露水は上記排水受部14が露
受皿5の下方に所定空間離れてのぞませてあるため、外
周を伝って当該排水受部14に至り所定に排水されるも
のである。また、上記の結露水は空間Lを介在させて設
けた露受皿5に主として受けられる。一方、露受皿5は
庫内後壁に近い位置に設けられ玄米袋9をこの庫内後壁
とは若干の間隔をおいて収容するものであるから、該露
受皿5の外周に結露する水のうち、傾斜下方の排水受部
14に向けて伝うもこの排水受部14に達しない結露水
は、壁際の上記間隔部に滴る。このように排水受部14
に受けられ、または庫内後壁近くに滴らせることによ
り、収容袋面に滴ることを少なくするものである。
【0008】従って、冒頭に記載した欠点を解消するこ
とができる。
【0009】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1のよ
うに貯蔵庫は内寸の幅×深さ×高さがほぼ100cm×
70cm×130cmの直方体に作られ、正面には全く
壁面がない状態で全面に亘って大きく開口されており、
この開口部には扉2が縦軸10回りに回動すべく取り付
けられている。
【0010】貯蔵庫本体部と扉2の壁は、発泡ウレタン
オ−ムが鋼板で包み込まれた断熱構造となっている。能
力170Wの冷却機3が貯蔵庫本体の天井12の開口1
3部に位置して取り付けられ、図2のように一部は天井
12上面に突出し、その蒸発器4が庫内に突出した状態
で取り付けられて外気温が16℃から30℃の元で庫内
1の気温が5℃から15℃の範囲に低下するようになっ
ている。
【0011】この蒸発器4は、ゆるやかに傾斜させた状
態で設けられ、その下端部の下に露受皿5が取り付けら
れている。この露受皿5で受けられた水は、排水ホ−ス
6で底面の下に導かれ、下の受皿に達するようになって
いる。なお、露受皿5と排水ホース6の上端側に接続さ
れた排水受部14との間に空間Lを設け、露受皿5下方
に排水受部14をのぞませている。従って露受皿5の外
周に結露水が付着すると底面を伝って排水受部14上に
至り、上記の受皿5内からの排水とともに排水ホース6
に集水される。
【0012】庫内1にはスノコ8があり、このスノコ8
の上に30kgの玄米が入った紙製の玄米袋9が左右の
扉口11幅に沿って2列の横並びで5段に積み重ねられ
ている。なお、各袋9、9…と庫内壁1周面との間は、
空気が循環するように若干隙間をあけておく。そして、
外気温が30℃のもとで庫内1温度を12℃に設定し
て、運転を開始すると、ほぼ50時間後に袋内の米の温
度が12℃となった。玄米は5℃より低い温度で貯蔵し
ても良いが、費用対効果の面で5℃が下限であった。玄
米は16℃を越えると、炭酸ガスの発生が増加して変質
がうかがわれたが、15℃以下ではこれがほとんど発生
しなかった。
【0013】パネルによる食味試験の結果は、常温貯蔵
の玄米は10月以降に著しく低下する旨の評価を受けた
が、これに比較してこの方法によるものは、食味の低下
がほとんどなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に用いる貯蔵庫の扉を開いた斜視図で
ある。
【図2】上記の貯蔵庫の扉を閉じた切断側面図である。
【符号の説明】
1 庫内 2 扉 3 冷却機 4 蒸発器 5 露受皿 6 排水ホ−ス 7 受皿 8 スノコ 9 紙袋 10 縦軸 11 扉口 12 天井 13 開口 14 排水受部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−248927(JP,A) 特開 昭63−161332(JP,A) 特開 昭61−89424(JP,A) 実開 昭57−28283(JP,U) 実開 昭59−151554(JP,U) 実開 昭58−11624(JP,U) 実開 平2−134418(JP,U) 特公 昭50−38574(JP,B2) 実公 昭61−38022(JP,Y2) 実公 昭58−38896(JP,Y2) 実公 平6−18571(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玄米袋9を庫内後壁とは若干の間隔をお
    いて収容しうるものとし冷却機3によって庫内温度を5
    ℃から15℃の領域内に維持する飯米貯蔵庫であって、
    該貯蔵庫内にこの庫内後壁に近い位置で蒸発器4の下方
    にのぞませて露受皿5を設け、この露受皿5とこの露受
    皿5の下方にのぞむ排水受部14との間に空間Lを介在
    させ該露受皿5の外周面を伝う結露水を排水受部14に
    回収すべく構成したことを特徴とする飯米貯蔵庫。
JP28522397A 1991-02-06 1991-02-06 飯米貯蔵庫 Expired - Fee Related JP3092913B2 (ja)

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CN112913485A (zh) * 2021-03-23 2021-06-08 湖北省农业科学院农产品加工与核农技术研究所 一种粮食通风风道的布置方法
CN117228135B (zh) * 2023-11-14 2024-01-30 丰耀现代农业产业研究院(山东)有限公司 一种棉花种子恒温储存装置

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