JPS58224B2 - カラ−信号処理回路の検査方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカラーテレビジョン受像機あるいはカラーテレ
ビジョン信号を記録再生する磁気録画再生装置における
カラー信号処理回路が所定の動作を行うか否かを試験す
る方法に関するものである。

一般に、カラー信号処理回路におけるＡＰＣ回路は、カ
ラー副搬送周波数に位相変動があっても所定の範囲内で
あれば追従するよう構成されている。

本発明はこのＡＰＣ回路が所定の追従範囲（同期引込み
範囲）を有しているかどうかを検知せんとするものであ
る。

以下図面を参照して、その１実施例を説明する。

図面において、１はＮＴＳＣカラーパー信号の入力端子
であり、印加されたカラーバー信号は低域フィルタ２、
帯域フィルタ３および垂直同期分離回路４に導かれてい
る。

前記帯域フィルタ３により選別された周波数ｆｃの搬送
色信号（第２図ａ）は第１の周波数変換器５に印加され
ている。

一方、前記垂直同期分離回路４により分離された垂直同
期信号によりゲート信号発生回路６を駆動し、第２図す
、ｃに示すように互に逆極性で、かつ、略々１／２垂直
同期信号期間で反転するゲート信号を作成する。

７は発振周波数（ｆｏ−△ｆ）の信号を発生する第１の
発振器であり、８は発振周波数（ｆｃ＋△ｆ）の信号を
発生する第２の発振器である。

この信号はそれぞれゲート回路９，１０に印加され、前
記ゲート信号す、ｃにより第２図ｄ、ｃのように交互に
ゲートされた後、混合器１１により加算され、前記周波
数変換器５に導かれる。

そして、前記周波数変換器５において、前記搬送色信号
ａとの差信号ｆを得る。

この差信号ｆと、今一つの発振器１２の周波数ｆｏの信
号との差信号ｇを周波数変換器１３により得た後に、混
合器１４により、前記低域フィルタ２よりの輝度信号と
混合して、出力端子１５に印加する。

すなわち、出力端子１５に出力されるカラーバー信号は
略々垂直同期信号期間の半分の周期で搬送色信号の周波
数が（ｆｓ＋△ｆ）、と（ｆｓ−△ｆ）に変化している
。

この出力信号を試験すべきテレビジョン受像機、あるい
は試験すべき磁気録画再生装置を介した後に基準のテレ
ビジョン受像機に映出すれば、第３図に示すように、映
出画面の上半分は搬送色信号周波数がｆｓ＋△ｆ１下半
分はｆｓ−△ｆの信号に相当するものであり、この両者
の色相が一致しておれば、前記テレビジョン受像機ある
いは磁気録画再生装置のＡＰＣ回路の同期引込み範囲は
±△ｆ以上であることが確認でき、色相が異なっておれ
ば±△ｆ以下であることが確認できる。

また、前記発振器７，８の発振周波数の△ｆを変化する
ことにより、その周期引込み範囲も確認できるものであ
る。

以上のように、本発明によれば、受像機に映出される画
像の色相を観察することにより、容易にカラー信号処理
回路の同期引込み範囲を確認することが出来るものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示す要部電気的ブロック図
、第２図は同動作説明波形図、第３図はテレビジョン信
号の映出画像を示す図である。 １……入力端子、２……低域フイルタ、３……帯域フイ
ルタ、４……同期分離回路、５，１３……周波数変換器
、６……ゲ一ト信号発生回路、７゜８．１２……発振器
、９．１０……ゲ一ト回路、１１．１４……混合回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 複合カラーテレビジョン信号より分離された搬送色
   信号成分の搬送周波数を、−垂直同期信号期間の前半と
   、後半において前記搬送周波数の中心値に対して略同じ
   周波数だけ正方向および負方向に異ならしめた後、検査
   すべきカラー信号処理回路に導き、その出力信号を受像
   管上に映出し、その受像管上の映出画像の前半部と後半
   部の色相を比較することを特徴とするカラー信号処理回
   路の検査方法。