JPS6019873B2 - 信号処理回路 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 一般にＶＴＲ（磁気録画再生装置）においては、カラー
映像信号中の輝度信号をＦＭ変調信号とすると共に、搬
送色信号をＡＰ信号のままＦＭ信号の低域側に周波数変
換して記録を行い、再生時はこの逆の変換を行って再生
信号を得るようにしている。

その場合に、再生信号中の色信号のレベルがふらついて
いると、再生画面上で色むらが生じ、正常な鑑賞が阻害
される。そこで従来から、記録時及び再生時に色信号中
のバースト信号を取り出し、このバースト信号が一定の
レベルとなるように色信号のレベルを制御する、いわゆ
るＡＣＣが行われてきた。

本発明はこのような色信号の処理回路に関し、簡単な構
成で良好なＡＣＣが行えるようにしたものである。

以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明しよう。

−第１図において、入力端子１からのカラー映像信号が
ローパスフィル夕２に供給されて輝度信号が分離される
。

この輝度信号がＡＧＣアンプ３、クランプ回路４、プリ
ェンフアシス回路５、クリップ回路６を通じてＦＭ変調
回路７に供給される。そしてこのＦＭ変調信号が／・ィ
パスフィルタ８、記録アンプ９を通じて力鷹算回路１川
と供給される。またカラー映像信号がバンドパスフィル
タ１１に供給されて例えば３．５幻ＭＨ２の搬送色信号
が分離される。

この色信号が記録再生功換スイッチ１２の記録側接点Ｒ
を通じ、さらにＡＣＣ回路１３を通じて周波数変換回路
１４に供給され、周波数変換回路３１からの変換信号で
周波数変換されて例えば６８狐ＨＺに低域変換される。
そしてこの低域信号がローパスフィルタ１６、記録アン
プ１７を通じて加算回路１０１こ供給される。そしてこ
の加算出力が記録再生切襖スイッチ１８の記録側接点Ｒ
を通じて回転ヘッド装置１９に供給され、磁気テープ２
０‘こ記記録される。

さらに再生時には、ヘッド装置１９からの信号がスイッ
チ１８の再生側接点Ｐを通じ、さらに再生アンプ２１を
通じて取り出される。・そしてこの再生信号がハィパス
フイルタ２２に供給されてＦＭ変調信号が分離される。
このＦＭＺ変調信号がリミッタ２３を通じてＦＭ復調回
路２４に供給される。そしてこのＦＭ復調信号（再生輝
度信号）がデヱンフアシス回路２５を通じて加算回路２
６に供給される。また再生信号がローパスフイルタ２７
に供聯合さ Ｚれて６８舵ＨＺの低減信号が分離される
。

この低域信号がスイッチ１２の再生側接点Ｐを通じ、さ
らにＡＣＣ回路１３を通じて周波数変換回路１４に供給
され「周波数変換回路３１からの変換信号で周波数変換
されて３．捌ＭＨＺに高城変換される。そしてこの高域
信号（再生搬送色信号）がバンドパスフィルタ２８を通
じて加算回路２６に供給されしこの加算出力が出力端子
２９に取り出される。そして上述の回路において、周波
数変換回路１４に供給される変換信号が以下のようにし
て形成される。

すなわち図示しないがスイッチ３２の可動接点出力側に
はバースト抜取回路を設けてバースト信号を抜き出し、
記録時には、ＡＣＣ回路１３からのバースト信号がスイ
ッチ３２の記録側接点Ｒと記録時閉じるスイッチ３５を
通じて基準発振器３４に供給されて「 この発振器３４
より水晶振動子３４ｃによって周波数３．５８ＭＨＺに
安定化ささた出力信号が得られ、しかもこの出力信号の
位相はバースト信号の位相にロックされる。

この位相ロックされた３．捌ＭＨＺの発振信号が周波数
変換回路３１に供給される。またＡＯＣ回路３からの輝
度信号が記録再生切換スイッチ３６の記録側接点Ｒを通
じて同期分離回路３７に供給されト分離された水平同期
信号が位相比較回路３８に供給されると共にへ電圧制御
形の可変周波数発振器３９からの信号が１′ｎの分周回
路４０を通じて比較回路３８に供給され、この比較出力
が記録再生切換スイッチ４１の記録側接点Ｒを通じて発
振器３９に供給されて発振器３９からの信号が水平周波
数のｎ倍の例えば６８舷ＨＺにされる。

この６８離日Ｚの発振信号が周波数変換回路３１に供給
される。そしてこの周波数変換回路３１において３．捌
ＭＨＺの信号と路雛日２の信号とから、４．２７ＭＨＺ
の信号が形成され「 この信号が周波数変換回路１４に
供給される。

従ってこの回路において、記録時には入力信号に位相及
び周波数のロックされた変換信号が形成され、この変換
信号が周波数変換回路１４に供総合されて低域変換が行
われる。

また再生時には、周波数変換回路１４からの再生バース
ト信号がスイッチ３２の再生側接点Ｐを通じて前述の図
示されていないバースト抜取回路から取り出されて位相
比較回路３３に供給されて発振器３４からの信号と比較
される。

またデェンフアシス回路２５からの再生輝度信号がスイ
ッチ０ ３６の再生側接点Ｐを通じて同期分離回路３７
に供給され、分離された再生水平同期信号が位相比較器
３８に供給されて発振器３９からの信号を１′ｎに分周
した信号と比較される。そしてこれらの比較信号が加算
回路４２で加算され、スイッチ４５ １の再生側接点Ｐ
を通じて発振器３９に供給される。、従ってこの回路に
おいて、再生時には再生信号の変動が比較回路３３，３
８で検出され、この変動に応じて発振器３３が制御され
、この発振器３０ ９と発振器３４の出力信号から変換
信号が形成され、この変換信号が周波数変換回路１４に
供給されて高城変換が行われると共に再生色信号の位相
及び周波数変動成分が除かれ（ＡＦＣ、ＡＰＣ、発振器
３４からの信号にロックされる。

５ さらに上述の回路において、ＡＣＣ回路１３に供給
される制御信号が以下のようにして形成される。

すなわちスイッチ３２からの信号が位相検波回路４３に
供給されると共に、発振器３４からの信ひ号が参照信号
として検波回路４３に供給され、色信号中のバースト信
号期間が位相検波され、この検波出力がスイッチ４４に
供給される。

このスイッチ４４の固定接点Ａ，Ｂにはそれぞれコンデ
ンサ４５，４６が設けられ、さらにこの接続点がスィッ
チ４７の固定接点Ａ，Ｂに接続される。そしてこのスイ
ッチ４４，４７が、記録時には接点Ａに切換えられ、再
生時には回転ヘッド装置１９のヘッドの切換えに応じて
、交互に接点Ａ，Ｂに切換えられ、このスイッチ４７か
らの信号がＡＣＣ回路１３に供Ｖ給される。なおＡＣＣ
回路の制御信号を位相検波する回路としては、第２図に
示すような回路が考えられる。

図中、それぞれ差動接続されたトランジスタ５１，５２
及び５３，５４が設けられ、このトランジスタ５２，５
３のベースが互いに接続され、この共通接続されたベー
ス間に色信号源５５が接続される。

またトランジスタ５１，５２及び５３，５４の電流路に
互いに差動接続されたトランジスタ５６，５７が設けら
れ、このトランジスタ５６，５７のベースに発振器５８
からの互いに逆相の参照信号が供給される。さらにトラ
ンジスタ５６，５７の電流路にスイッチング用のトラン
ジスタ５９が設けられ、このトランジスタ５９のベース
に同期分離回路６０からのバーストゲート信号が供給さ
れる。そしてトランジスタ５２，５４のコレクタに得ら
れる信号が、位相反転用のトランジスタ６１を通じてト
ランジスタ５１，５３のコレクタに得られる信号に混合
されて制御信号が形成され、この制御信号が出力端子６
２に取り出される。なお６３はＡＣＣのレベル設定用の
ボリュームである。従って記録時には入力信号にロック
された発振器３４からの信号により、バースト信号が位
相検波され、この検波信号がコンデンサ４５で平滑され
てＡＣＣ回路１３に供給される。また再生時には発振器
３４からの信号が検波回路４３に供Ｖ給されると共に、
このとき変換回路１４からの信号は発振器３４からの信
号にロックされており、色信号と発振器３４からの信号
とは同相で、従ってバースト信号が位相検波され、この
検波信号が、そのときの再生しているヘッドに応じてコ
ンデンサ４５，４６で平滑されてＡＣＣ回路１ ３に供
給される。さらにコンデンサ４５，４６とスイッチ４４
の端子Ａ，Ｂとの接続点に得られる電位がナンド回路４
８に供Ｖ給され、また記録時のみコンデンサ４６側の接
続点に記録再生切襖スイッチ４９の記録側接点Ｒを通じ
て電源端子５０からの電圧が供給される。

従ってこの接続点の電位のいずれか一方でも低電位にな
ったときにナンド回路４８の出力が高電位になり、この
信号がカラーキラー信号として使われる。こうしてカラ
ー映像信号の記録再生が行われるわけであるが、本発明
によれば色信号中のバースト信号を位相検波してＡＣＣ
回路の制御信号を得るようにしているので、色信号レベ
ルが低下してＳ′Ｎが劣化した場合にも確実にＡＣＣ回
路の制御信号を得ることができる。

さらに上述の回路において、ＡＣＣ回路１３及び周波数
変換回路１４を、記録及び再生時で兼用するようにした
ので、構成が極めて簡単になる。

さらに基準発振器３４が１個のみで良く、高価な水晶振
動子３４ｃも１個のみで良いので、製品価格を安価にす
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例の系統図、第２図はその姿部の接
続図である。 １３はＡＣＣ回路、１４は周波数変換回路、３４は基準
発振器、４３は位相検波回路である。 図球 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 搬送色信号系において、直列に接続された振幅制御
   回路と周波数変換回路を記録及び再生時で共用するよう
   に構成されたカラー映像信号記録再生装置に於いて、記
   録時には、上記振幅制御回路の出力に得られる搬送色信
   号中のバースト信号に基準発振器を同期せしめると共に
   、該基準発振器の出力で、上記振幅制御回路よりの搬送
   色信号中のバースト信号を同期検波することにより振幅
   制御信号を得るようになし、再生時には、上記基準発振
   器を自由発振させ、上記周波数変換回路の出力に得られ
   る再生搬送色信号を上記基準発振器の出力に同期せしめ
   ると共に、該基準発振器の出力で上記周波数変換回路よ
   りの再生搬送色信号中のバースト信号を同期検波するこ
   とにより上記振幅制御信号を得るようにしたカラー映像
   信号記録再生装置における信号処理回路。