JPS5822418Y2 - ケイリヨウブツ ノ タテホウコウトリツケ ニオケルボウシンシジコウゾウ - Google Patents
ケイリヨウブツ ノ タテホウコウトリツケ ニオケルボウシンシジコウゾウInfo
- Publication number
- JPS5822418Y2 JPS5822418Y2 JP7526675U JP7526675U JPS5822418Y2 JP S5822418 Y2 JPS5822418 Y2 JP S5822418Y2 JP 7526675 U JP7526675 U JP 7526675U JP 7526675 U JP7526675 U JP 7526675U JP S5822418 Y2 JPS5822418 Y2 JP S5822418Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- elastic body
- mounting surface
- lightweight object
- support structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は軽量物の縦方向取付における防振支持構造に関
する。
する。
この種の防振支持構造としては次に示すものがある。
第1図に示すものはその1例であり、防振ゴム3を介し
て取付面1にパネル2を取付ける。
て取付面1にパネル2を取付ける。
この場合は、ゴムの固さを防振効果が得られるように軟
くすると、パネル2の重さを支えきれなくなり、ゴム3
部で垂下してくる等の強度的な問題があるほか、′ゴム
3にかかる荷重も複雑になり十分な防振効果が得られに
くい。
くすると、パネル2の重さを支えきれなくなり、ゴム3
部で垂下してくる等の強度的な問題があるほか、′ゴム
3にかかる荷重も複雑になり十分な防振効果が得られに
くい。
また、第2図に示すものは上記の対策として、パネル5
の荷重を防振ゴム6の圧縮方向で受は取付面4に取付け
た例で、パネル5の重量による垂下も少なくなり、防振
効果も第1図のものより良くなる。
の荷重を防振ゴム6の圧縮方向で受は取付面4に取付け
た例で、パネル5の重量による垂下も少なくなり、防振
効果も第1図のものより良くなる。
しかしζパネル5の重量が軽い場合は防振ゴム6の仕様
が十分荷重に適応するよう軟く出来るか問題があるほか
、パネル5と取付面4の間に隙間ができ、外観や遮音等
の気密の点で隙間処理を要する。
が十分荷重に適応するよう軟く出来るか問題があるほか
、パネル5と取付面4の間に隙間ができ、外観や遮音等
の気密の点で隙間処理を要する。
□さらに、第3図のものは取付面に隙
間が出来ないように、取付面7とカバー8の間に同カバ
ー8の端部を挾持するように弾性体9を介在させ、弾性
体の抑え金具10によって取付面へ圧着させる防振支持
構造の例である。
間が出来ないように、取付面7とカバー8の間に同カバ
ー8の端部を挾持するように弾性体9を介在させ、弾性
体の抑え金具10によって取付面へ圧着させる防振支持
構造の例である。
この場合は、弾性体9の固さがカバー8の振動で十分変
形し、振動を吸収し得るような軟いものでないと、防振
効果が期待できない。
形し、振動を吸収し得るような軟いものでないと、防振
効果が期待できない。
また、その様に十分軟い弾性体を使用し得た場合は、功
バーの重量を支える下面において、弾性体が全圧縮に近
くなり、防振効果が損われるほか、弾性体の耐久性にも
問題が出てくる。
バーの重量を支える下面において、弾性体が全圧縮に近
くなり、防振効果が損われるほか、弾性体の耐久性にも
問題が出てくる。
本考案の目的はカバー、パネル等の軽量物を縦方向に取
付ける場合、取付面に対し防振および遮音等の気密を持
った支持を行おうとすると、上述したような問題がある
ので、これらを解決できる防振支持構造を提供すること
である。
付ける場合、取付面に対し防振および遮音等の気密を持
った支持を行おうとすると、上述したような問題がある
ので、これらを解決できる防振支持構造を提供すること
である。
本考案の特徴とするところは、縦方向の取付では重量を
支持する面の荷重と、取付面での振動によって生ずる動
的荷重をそれぞれの支持面の面圧として見ると、重量支
持面での荷重は大きく、取付面の荷重は小さいので、良
好な防振効果を実現するため1. ・ (1)荷重の大きさに対応する2種類の固さの異なる弾
性体で防振支持し、 (2)軽荷重の気密的な防振支持としては、取付面にス
ポンジシートを20〜40%程度の圧縮代で圧縮して介
在させる。
支持する面の荷重と、取付面での振動によって生ずる動
的荷重をそれぞれの支持面の面圧として見ると、重量支
持面での荷重は大きく、取付面の荷重は小さいので、良
好な防振効果を実現するため1. ・ (1)荷重の大きさに対応する2種類の固さの異なる弾
性体で防振支持し、 (2)軽荷重の気密的な防振支持としては、取付面にス
ポンジシートを20〜40%程度の圧縮代で圧縮して介
在させる。
ようにしたことである。
本考案は内燃機関の防音カバー、空調器、発電機、コン
プレッサ等振動のある機器の防音外板やパネル等の防振
支持構造として広く適用できる。
プレッサ等振動のある機器の防音外板やパネル等の防振
支持構造として広く適用できる。
以下図面を参照して本考案による1実施例につき説明・
する。
する。
第4図は本考案による1実施例の防振支持構造の全体を
示す斜視図であり、第5図は第4図のA−A矢視断面図
である。
示す斜視図であり、第5図は第4図のA−A矢視断面図
である。
図において、防音カバー13は振動のある取付面12に
対してカバー13の端部を挟持するようにスポンジシー
ト16、即ち第2の弾性体を介在させて抑え金具14.
15によって取付けられている。
対してカバー13の端部を挟持するようにスポンジシー
ト16、即ち第2の弾性体を介在させて抑え金具14.
15によって取付けられている。
このうち下部取付部にはカバー13の重さを支持できる
ように別の弾性体17、即ち第2の弾性体を抑え金具・
15に取付けている。
ように別の弾性体17、即ち第2の弾性体を抑え金具・
15に取付けている。
この弾性体17はカバー13の重さによって弾性変形し
、面圧に耐える強度を持ったもので、ゴムシートまたは
比較的固いスポンジシートで、面圧に応じて素材を選択
する。
、面圧に耐える強度を持ったもので、ゴムシートまたは
比較的固いスポンジシートで、面圧に応じて素材を選択
する。
また、下部以外の上部、側部ではカバー13はスポンジ
シート16を介在させて、抑え金具14.15によって
取付面12に圧着されている。
シート16を介在させて、抑え金具14.15によって
取付面12に圧着されている。
この場合、圧着荷重が大きいとスポンジシートが剛体に
近くなり防振効果が減少する。
近くなり防振効果が減少する。
即ち、軟質スポンジの圧縮たわみ率と振動伝達率の関係
を求めた実験結果では、振動伝達率は圧縮たわみ率が2
0〜60%の範囲で小さく、その範囲を超えると急激に
大きくなる。
を求めた実験結果では、振動伝達率は圧縮たわみ率が2
0〜60%の範囲で小さく、その範囲を超えると急激に
大きくなる。
また経年変化によりたわみ量の増大を考慮しなければな
らない。
らない。
また、十分圧縮代を取って圧着させないと、振動した場
合に気密にならない。
合に気密にならない。
上記実験結果は第7図A、Bに示され、スポンジシート
等の軟質防振部材においては、第7図Aに示すように、
これに圧縮たわみを生じさせるためには、最初に若干の
力を加える必要があるが、一旦たわみを生ずると、その
後は非常に小さい荷重の変化でも40〜50%程度まで
たわんでしまう特性がある。
等の軟質防振部材においては、第7図Aに示すように、
これに圧縮たわみを生じさせるためには、最初に若干の
力を加える必要があるが、一旦たわみを生ずると、その
後は非常に小さい荷重の変化でも40〜50%程度まで
たわんでしまう特性がある。
また一方、上記軟質防振部材は第7図Bのように、圧縮
たわみが0〜20%と小さい場合と、はぼ50%を超え
る場合は、振動伝達率が大きくなる特性がある。
たわみが0〜20%と小さい場合と、はぼ50%を超え
る場合は、振動伝達率が大きくなる特性がある。
このため、該防振部材は圧縮たわみが上記範囲内にある
ときは、防振効果が上がらない。
ときは、防振効果が上がらない。
即ち、かかる軟質防振部材を単に装着したのみでは所要
の防振効果を得ることができず、所要の防振効果を得る
のに必要な圧縮たわみを強制的に与える必要がある。
の防振効果を得ることができず、所要の防振効果を得る
のに必要な圧縮たわみを強制的に与える必要がある。
さらに、圧縮たわみを60%とすると初期には良好であ
っても、経年変化により永久歪が発生すると反撥力がな
くなり、振動伝達率が増えるので、余裕を見て40%位
にすると長期に互って良好に防振でき、また圧縮たわみ
が20%以下では気密性が損われる恐れがある。
っても、経年変化により永久歪が発生すると反撥力がな
くなり、振動伝達率が増えるので、余裕を見て40%位
にすると長期に互って良好に防振でき、また圧縮たわみ
が20%以下では気密性が損われる恐れがある。
これらの理由から良好な防振効果を得るための取付条件
として、スポンジシート16を20〜40%程度の圧縮
たわみを生ずるように抑え金具14.15で取付面12
に圧着する。
として、スポンジシート16を20〜40%程度の圧縮
たわみを生ずるように抑え金具14.15で取付面12
に圧着する。
この場合スポンジシート16の素材厚さは片面でlQm
m以上あることが望ましい。
m以上あることが望ましい。
スポンジシート16はカバー13の端面フランジに両面
より接着してあり、カバー13と抑え金具14.15ま
たは取付面12とは直接金属接触がないように取付けら
れている。
より接着してあり、カバー13と抑え金具14.15ま
たは取付面12とは直接金属接触がないように取付けら
れている。
なお、18は抑え金具取付用のボルトである。
上記構成の場合には、カバー13は自重を下部抑え金具
15の弾性体17を介して支持されており、支持面から
の振動伝達は弾性体17によって緩衝される。
15の弾性体17を介して支持されており、支持面から
の振動伝達は弾性体17によって緩衝される。
また、取付面よりの振動は取付面に介在する軟いスポン
ジシート16によって吸収、緩衝され、全体として極め
て良好な防振作用が行われる。
ジシート16によって吸収、緩衝され、全体として極め
て良好な防振作用が行われる。
上述のように本考案による場合、スポンジシート等の軟
質防振部材に、その厚さのほぼ20%ないし40%のた
わみを与えて、はぼ垂直な取付面に取付けたので、該防
振部材をその振動伝達率の最も小さい領域で使用するこ
とができ、このため防振部材を単に装着したのみの従来
のものに較べて振動を大巾に軽減することができ、また
、下縁の支持面からの振動伝達は第1の弾性体によって
緩衝されるので、全体として極めて良好な防振作用を行
う効果がある。
質防振部材に、その厚さのほぼ20%ないし40%のた
わみを与えて、はぼ垂直な取付面に取付けたので、該防
振部材をその振動伝達率の最も小さい領域で使用するこ
とができ、このため防振部材を単に装着したのみの従来
のものに較べて振動を大巾に軽減することができ、また
、下縁の支持面からの振動伝達は第1の弾性体によって
緩衝されるので、全体として極めて良好な防振作用を行
う効果がある。
また、取付面では介在するスポンジシートによって気密
になっているため、遮音効果、防塵効果があり、外観的
な隙間処理も不要である。
になっているため、遮音効果、防塵効果があり、外観的
な隙間処理も不要である。
本考案による防振効果を示すものとして、厚さ2.2m
m、60 cmの正方形鋼板製パネルを使用して行った
実験データを第6図に示す。
m、60 cmの正方形鋼板製パネルを使用して行った
実験データを第6図に示す。
同図により本考案による防振効果を確認することができ
る。
る。
第1図、第2図および第3図はそれぞれ従来の縦方向に
取付けられる軽量物の防振支持構造を示す説明図、第4
図は本考案による1実施例の縦方向に取付けられる軽量
物の防振支持構造の全体を示す斜視図、第5図は第4図
のA−A矢視断面図、第6図は防振支持構造の実験によ
る振動比較を示す線、第7図Aは軟質スポンジの圧縮た
わみ率と反撥荷重との関係を示す線図、第7図Bは同じ
く圧縮たわみ率と振動伝達率との関係を示す線図である
。 12・・・・・・取付面、13・・・・・・カバー、1
4.15・・・・・・抑え金具、16・・・・・・スポ
ンジシート、17・・・・・・弾性体。
取付けられる軽量物の防振支持構造を示す説明図、第4
図は本考案による1実施例の縦方向に取付けられる軽量
物の防振支持構造の全体を示す斜視図、第5図は第4図
のA−A矢視断面図、第6図は防振支持構造の実験によ
る振動比較を示す線、第7図Aは軟質スポンジの圧縮た
わみ率と反撥荷重との関係を示す線図、第7図Bは同じ
く圧縮たわみ率と振動伝達率との関係を示す線図である
。 12・・・・・・取付面、13・・・・・・カバー、1
4.15・・・・・・抑え金具、16・・・・・・スポ
ンジシート、17・・・・・・弾性体。
Claims (1)
- 振動するほぼ垂直な面に取付けられるカバー、パネル等
の軽量物の防振支持構造において、上記取付面にほぼ平
行して延伸する板状のフランジを上記軽量物に設けて、
上記軽量物のフランジの下端面を第1の弾性体上に載置
して上記軽量物の自重を上記第1の弾性体により支持せ
しめるとともに、上記軽量物のフランジ裏面と上記取付
面との間及び上記軽量物のフランジ表面と抑え金具との
間にそれぞれ上記第1の弾性体より軟質のスポンジシー
ト状の第2の弾性体をその厚さを予じめ20%ないし4
0%圧縮した状態で圧着せしめて支持することを特徴と
する軽量物の防振支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7526675U JPS5822418Y2 (ja) | 1975-06-05 | 1975-06-05 | ケイリヨウブツ ノ タテホウコウトリツケ ニオケルボウシンシジコウゾウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7526675U JPS5822418Y2 (ja) | 1975-06-05 | 1975-06-05 | ケイリヨウブツ ノ タテホウコウトリツケ ニオケルボウシンシジコウゾウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51154687U JPS51154687U (ja) | 1976-12-09 |
JPS5822418Y2 true JPS5822418Y2 (ja) | 1983-05-13 |
Family
ID=28549186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7526675U Expired JPS5822418Y2 (ja) | 1975-06-05 | 1975-06-05 | ケイリヨウブツ ノ タテホウコウトリツケ ニオケルボウシンシジコウゾウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822418Y2 (ja) |
-
1975
- 1975-06-05 JP JP7526675U patent/JPS5822418Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51154687U (ja) | 1976-12-09 |
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