JP2000186743A - 据付機器用防振架台 - Google Patents
据付機器用防振架台Info
- Publication number
- JP2000186743A JP2000186743A JP10363910A JP36391098A JP2000186743A JP 2000186743 A JP2000186743 A JP 2000186743A JP 10363910 A JP10363910 A JP 10363910A JP 36391098 A JP36391098 A JP 36391098A JP 2000186743 A JP2000186743 A JP 2000186743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration
- vibration control
- trestle
- spring
- compression coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 種々の据付機器に対応し得る汎用性の高い防
振架台を実現する。 【解決手段】 固定用ベース架台１と機器取付用架台４
との間に防振ユニット３を介装し、その防振ユニット３
に、固定用ベース架台に一端を支持された非線形ばね特
性の圧縮コイルばね９を設けると共に、圧縮コイルばね
の他端を支持する下側スライド板１１と、機器取付用架
台に当接する上側スライド板１４と、両スライド板の対
向凹面部間に転動自在に介装されたスライド球１５とに
より水平方向ずれ復帰手段を構成する。また、両架台間
に、上下方向変位を規制するストッパと、水平方向振動
に伴う傾きを戻すと共に両架台及び防振ユニットを一体
化する角度調整ばねとを設ける。 【効果】 圧縮コイルばねの非線形ばね特性により、重
量の異なる種々の機器に対応し得るため、防振架台の汎
用性を高め得る。
振架台を実現する。 【解決手段】 固定用ベース架台１と機器取付用架台４
との間に防振ユニット３を介装し、その防振ユニット３
に、固定用ベース架台に一端を支持された非線形ばね特
性の圧縮コイルばね９を設けると共に、圧縮コイルばね
の他端を支持する下側スライド板１１と、機器取付用架
台に当接する上側スライド板１４と、両スライド板の対
向凹面部間に転動自在に介装されたスライド球１５とに
より水平方向ずれ復帰手段を構成する。また、両架台間
に、上下方向変位を規制するストッパと、水平方向振動
に伴う傾きを戻すと共に両架台及び防振ユニットを一体
化する角度調整ばねとを設ける。 【効果】 圧縮コイルばねの非線形ばね特性により、重
量の異なる種々の機器に対応し得るため、防振架台の汎
用性を高め得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
や鉄骨パネル構造ビルなどに据え付けた機器の運転時の
震動を防止するのに適する据付機器用防振架台に関する
ものである。
や鉄骨パネル構造ビルなどに据え付けた機器の運転時の
震動を防止するのに適する据付機器用防振架台に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、鉄筋コンクリートビルや鉄骨パネ
ル構造ビルなどに据え付ける機器としてのガスヒートポ
ンプ空調装置などにあっては、そのエンジン始動や停止
時に発生する揺れ及び騒音が震動源となるため、例えば
特開昭５４−１３４２６９号公報に開示されているよう
に、上記したような据付機器による振動を防止するため
の防振架台があった。
ル構造ビルなどに据え付ける機器としてのガスヒートポ
ンプ空調装置などにあっては、そのエンジン始動や停止
時に発生する揺れ及び騒音が震動源となるため、例えば
特開昭５４−１３４２６９号公報に開示されているよう
に、上記したような据付機器による振動を防止するため
の防振架台があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したような防振機
能を発揮する防振架台を用いることにより、機器据え付
け用のコンクリート基礎工事を行う必要もなくなり、据
え付け作業が簡素化して作業の繁雑さを緩和することが
できる。
能を発揮する防振架台を用いることにより、機器据え付
け用のコンクリート基礎工事を行う必要もなくなり、据
え付け作業が簡素化して作業の繁雑さを緩和することが
できる。
【０００４】しかしながら、上記したガスヒートポンプ
空調装置などにあっては近年種々の大きさのものが要求
され、そのための防振架台を各機種毎に用意すると、機
種毎に異なる設計及び製作を必要とし、製造の煩雑化や
歩留まりの悪化を招くという問題が生じた。
空調装置などにあっては近年種々の大きさのものが要求
され、そのための防振架台を各機種毎に用意すると、機
種毎に異なる設計及び製作を必要とし、製造の煩雑化や
歩留まりの悪化を招くという問題が生じた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、汎用性の高い防振架台を実現するために、本発明に
於いては、固定ベース用架台と、機器取付用架台と、前
記固定ベース用架台と前記機器取付用架台との両者間に
設けられた防振ユニットとを有し、前記防振ユニット
が、前記固定ベース用架台上に載置されたベースばね受
けと、前記機器取付用架台側に設けられた可動ばね受け
と、前記両ばね受け間に介装された非線形圧縮コイルば
ねと、前記機器取付用架台と前記可動ばね受けとの間の
水平方向ずれを自動的に復帰するための水平方向ずれ復
帰手段とを有するものとした。
て、汎用性の高い防振架台を実現するために、本発明に
於いては、固定ベース用架台と、機器取付用架台と、前
記固定ベース用架台と前記機器取付用架台との両者間に
設けられた防振ユニットとを有し、前記防振ユニット
が、前記固定ベース用架台上に載置されたベースばね受
けと、前記機器取付用架台側に設けられた可動ばね受け
と、前記両ばね受け間に介装された非線形圧縮コイルば
ねと、前記機器取付用架台と前記可動ばね受けとの間の
水平方向ずれを自動的に復帰するための水平方向ずれ復
帰手段とを有するものとした。
【０００６】これによれば、固定用ベース用架台を床上
にアンカーボルトにより固定し、機器取付用架台に例え
ばガスヒートポンプ空調装置を取り付けた場合に、その
エンジンの始動／停止時に発生する振動を両架台間に介
装した防振ユニットにより防止することができると共
に、その防振ユニットに非線形ばねを用いたことから、
多段にばね定数が異なるばね特性を発揮できるため、取
り付け機器の重量変化に対応できる。
にアンカーボルトにより固定し、機器取付用架台に例え
ばガスヒートポンプ空調装置を取り付けた場合に、その
エンジンの始動／停止時に発生する振動を両架台間に介
装した防振ユニットにより防止することができると共
に、その防振ユニットに非線形ばねを用いたことから、
多段にばね定数が異なるばね特性を発揮できるため、取
り付け機器の重量変化に対応できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【０００８】図１は、本発明が適用された据付機器用防
振架台の設置状態を示す全体正面図である。図に示され
るように、設置場所の床上に、軽量形鋼を矩形の枠形に
形成した固定ベース用架台１がアンカーボルト２にて固
定されて、その固定ベース用架台１の上には、本発明に
基づく複数の防振ユニット３を介して、軽量形鋼を矩形
の枠形に形成した機器取付用架台４が設けられている。
その機器取付用架台４上に据付対象としての例えばガス
ヒートポンプ空調装置の本体５が取り付けられている。
また、両架台１・４間には、図２に併せて示されるよう
に、両架台１・４の四角に当たる位置にそれぞれストッ
パ６が配設されている。
振架台の設置状態を示す全体正面図である。図に示され
るように、設置場所の床上に、軽量形鋼を矩形の枠形に
形成した固定ベース用架台１がアンカーボルト２にて固
定されて、その固定ベース用架台１の上には、本発明に
基づく複数の防振ユニット３を介して、軽量形鋼を矩形
の枠形に形成した機器取付用架台４が設けられている。
その機器取付用架台４上に据付対象としての例えばガス
ヒートポンプ空調装置の本体５が取り付けられている。
また、両架台１・４間には、図２に併せて示されるよう
に、両架台１・４の四角に当たる位置にそれぞれストッ
パ６が配設されている。
【０００９】防振ユニット３は、図３に良く示されるよ
うに、固定ベース用架台１上に有底筒状の下側ゴムカバ
ー７を介して載置されたゴム製の凸形状をなすベースば
ね受け８と、ベースばね受け８上にその凸状部を同軸的
に外囲するように設けられた圧縮コイルばね９と、圧縮
コイルばね９の上側コイル端を受ける可動ばね受けとし
てのゴム製ブシュ１０及び下側スライド板１１と、ブシ
ュ１０及び下側スライド板１１間に挟持されかつ圧縮コ
イルばね９を外囲する上側ゴムカバー１２と、固定ベー
ス用架台１に対向する面にゴム板１３を介して当接する
ように設けられた上側スライド板１４と、下側スライド
板１１及び上側スライド板１４の両対向面に形成した対
向凹面部間に介装されかつ転動自在なスライド球１５と
からなる。それら下側スライド板１１及び上側スライド
板１４とスライド球１５とにより水平方向ずれ復帰手段
が構成されている。
うに、固定ベース用架台１上に有底筒状の下側ゴムカバ
ー７を介して載置されたゴム製の凸形状をなすベースば
ね受け８と、ベースばね受け８上にその凸状部を同軸的
に外囲するように設けられた圧縮コイルばね９と、圧縮
コイルばね９の上側コイル端を受ける可動ばね受けとし
てのゴム製ブシュ１０及び下側スライド板１１と、ブシ
ュ１０及び下側スライド板１１間に挟持されかつ圧縮コ
イルばね９を外囲する上側ゴムカバー１２と、固定ベー
ス用架台１に対向する面にゴム板１３を介して当接する
ように設けられた上側スライド板１４と、下側スライド
板１１及び上側スライド板１４の両対向面に形成した対
向凹面部間に介装されかつ転動自在なスライド球１５と
からなる。それら下側スライド板１１及び上側スライド
板１４とスライド球１５とにより水平方向ずれ復帰手段
が構成されている。
【００１０】この防振ユニット３にあっては、取り付け
機器（本体５）の荷重を圧縮コイルばね９の圧縮変形力
により受け、かつ取り付け機器の例えばエンジン始動／
停止時の振動を圧縮コイルばね９の伸縮により吸収する
ことができる。また、上記ブシュ１０には下向き凸状部
１０ａが一体に形成されて、その下向き凸状部１０ａの
外周面が圧縮コイルばね９の挙動時のガイドを行うの
で、摺動時の異音発生を抑制し、更には摺動抵抗による
減衰効果も期待される。
機器（本体５）の荷重を圧縮コイルばね９の圧縮変形力
により受け、かつ取り付け機器の例えばエンジン始動／
停止時の振動を圧縮コイルばね９の伸縮により吸収する
ことができる。また、上記ブシュ１０には下向き凸状部
１０ａが一体に形成されて、その下向き凸状部１０ａの
外周面が圧縮コイルばね９の挙動時のガイドを行うの
で、摺動時の異音発生を抑制し、更には摺動抵抗による
減衰効果も期待される。
【００１１】また、下側ゴムカバー７と上側ゴムカバー
１２とにより圧縮コイルばね９の伸縮範囲に渡って圧縮
コイルばね９を外囲しており、それぞれゴム材からなる
ベースばね受け８及びブシュ１０と併せて、圧縮コイル
ばね９の伸縮運動時における金属同士の接触を阻止し
て、異音の発生を防止することができる。
１２とにより圧縮コイルばね９の伸縮範囲に渡って圧縮
コイルばね９を外囲しており、それぞれゴム材からなる
ベースばね受け８及びブシュ１０と併せて、圧縮コイル
ばね９の伸縮運動時における金属同士の接触を阻止し
て、異音の発生を防止することができる。
【００１２】そして、本発明による圧縮コイルばね９は
非線形のばね特性を有するものであり、そのばね特性を
図４を参照して以下に示す。図４は、圧縮コイルばね９
の荷重Ｐに対するたわみδの変化を示す図（Ｐ−δ線
図）であり、加圧時の変化を実線で示し、減圧時の変化
を想像線で示している。図に示されるように、本圧縮コ
イルばね９は、３段階にばね定数が増大する非線形のば
ね特性を有するものであり、波線で示したゴムのＰ−δ
特性に対して同一荷重に対するたわみ量を大きく取り得
ることと併せて、取付機器の重量の違いに対して広範囲
に渡って防振効果を発揮し得るため、機種別に防振ユニ
ット３を変える必要が無く、汎用性が高い。
非線形のばね特性を有するものであり、そのばね特性を
図４を参照して以下に示す。図４は、圧縮コイルばね９
の荷重Ｐに対するたわみδの変化を示す図（Ｐ−δ線
図）であり、加圧時の変化を実線で示し、減圧時の変化
を想像線で示している。図に示されるように、本圧縮コ
イルばね９は、３段階にばね定数が増大する非線形のば
ね特性を有するものであり、波線で示したゴムのＰ−δ
特性に対して同一荷重に対するたわみ量を大きく取り得
ることと併せて、取付機器の重量の違いに対して広範囲
に渡って防振効果を発揮し得るため、機種別に防振ユニ
ット３を変える必要が無く、汎用性が高い。
【００１３】図４において加圧時（実線）と減圧時（想
像線）との間でヒステリシスがあるのは、圧縮コイルば
ね９の両コイル端にゴム製のベースばね受け８とブシュ
１０及びゴム板１３とが直列組み合わせにて設けられて
いると共に、ゴム材が有するヒステリシスによる減衰効
果が発揮されるためである。
像線）との間でヒステリシスがあるのは、圧縮コイルば
ね９の両コイル端にゴム製のベースばね受け８とブシュ
１０及びゴム板１３とが直列組み合わせにて設けられて
いると共に、ゴム材が有するヒステリシスによる減衰効
果が発揮されるためである。
【００１４】また、前記したストッパ６は、図５に良く
示されているように、機器取付用架台４の下面に一端部
を固定されかつ他端部を固定ベース用架台１の内部に突
入させたスタッド６ａと、そのスタッド６ａの中間部と
上記突入端部とにそれぞれ同軸的に取り付けられた環状
のメッシュばね６ｂ・６ｃとを有している。
示されているように、機器取付用架台４の下面に一端部
を固定されかつ他端部を固定ベース用架台１の内部に突
入させたスタッド６ａと、そのスタッド６ａの中間部と
上記突入端部とにそれぞれ同軸的に取り付けられた環状
のメッシュばね６ｂ・６ｃとを有している。
【００１５】これにより、機器取付用架台４が下降した
際には上側メッシュばね６ｂが固定ベース用架台１の上
板上面に衝当し、機器取付用架台４が上昇した際には下
側メッシュ６ｃが固定ベース用架台１の上板下面に衝当
して、それぞれそれ以上の上下動を規制するようになる
ため、地震などの上下方向外力入力時における傾きに対
する緩衝効果を奏し得ると共に、メッシュばね６ｂ・６
ｃ自体のヒステリシス作用により振動を抑制し得る。
際には上側メッシュばね６ｂが固定ベース用架台１の上
板上面に衝当し、機器取付用架台４が上昇した際には下
側メッシュ６ｃが固定ベース用架台１の上板下面に衝当
して、それぞれそれ以上の上下動を規制するようになる
ため、地震などの上下方向外力入力時における傾きに対
する緩衝効果を奏し得ると共に、メッシュばね６ｂ・６
ｃ自体のヒステリシス作用により振動を抑制し得る。
【００１６】また、矩形状をなす両架台１・４の各短辺
部には、図２に示されるように、両架台１・４同士を連
結するように引っ張りコイルばねからなる各一対の角度
調整ばね１６及び長さ調整用ターンバックル１６ａが設
けられている。これにより、地震などの水平方向外力入
力時における水平方向に対する弾発復元力を発揮し得る
ため、上記自動調心手段（１１・１４・１５）と共働し
て、機器取付用架台４を据え付け時の安定位置に自動復
帰させることができる。
部には、図２に示されるように、両架台１・４同士を連
結するように引っ張りコイルばねからなる各一対の角度
調整ばね１６及び長さ調整用ターンバックル１６ａが設
けられている。これにより、地震などの水平方向外力入
力時における水平方向に対する弾発復元力を発揮し得る
ため、上記自動調心手段（１１・１４・１５）と共働し
て、機器取付用架台４を据え付け時の安定位置に自動復
帰させることができる。
【００１７】その自動調心手段（１１・１４・１５）に
あっては、スライド球１５が、両スライド板１１・１４
の各対向面に設けられた各凹面部間に収容されるように
設けられており、両スライド板１１・１４がある程度水
平方向にずれることができるため、地震などの水平方向
外力を逃がすことができ、上記スライド球１５を配した
構造が積層ゴム構造と同一機能（水平方向の固有振動数
が小さい）を有し、免震機能を発揮し得る。
あっては、スライド球１５が、両スライド板１１・１４
の各対向面に設けられた各凹面部間に収容されるように
設けられており、両スライド板１１・１４がある程度水
平方向にずれることができるため、地震などの水平方向
外力を逃がすことができ、上記スライド球１５を配した
構造が積層ゴム構造と同一機能（水平方向の固有振動数
が小さい）を有し、免震機能を発揮し得る。
【００１８】また、本防振ユニット３は両架台１・４に
対して固定されていないため、両架台１・４間における
配設位置は自由であり、異なる機種毎にそれぞれの重心
位置に合わせた対応が可能である。したがって、機種毎
に最適位置に配置でき、防振効果を最大限に発揮し得
る。
対して固定されていないため、両架台１・４間における
配設位置は自由であり、異なる機種毎にそれぞれの重心
位置に合わせた対応が可能である。したがって、機種毎
に最適位置に配置でき、防振効果を最大限に発揮し得
る。
【００１９】また、本防振ユニット３を両架台１・４間
に配置するだけの構造であり、角度調整ばね１６により
両架台１・４と共に防振ユニット３が一体化されて、据
付機器用防振架台が構成されているため、ガスヒートポ
ンプ空調装置などの据付機器を機器取付用架台４上に例
えばボルト止めにて固定するだけで防振及び騒音低減効
果を発揮し得る。さらに、据付場所の耐震構造化などの
コンクリート基礎工事を施工する必要がないため、省力
化し得る。
に配置するだけの構造であり、角度調整ばね１６により
両架台１・４と共に防振ユニット３が一体化されて、据
付機器用防振架台が構成されているため、ガスヒートポ
ンプ空調装置などの据付機器を機器取付用架台４上に例
えばボルト止めにて固定するだけで防振及び騒音低減効
果を発揮し得る。さらに、据付場所の耐震構造化などの
コンクリート基礎工事を施工する必要がないため、省力
化し得る。
【００２０】また、エンジンの性能の拡大による大振動
の発生を防止することができると共に、防振対応範囲の
拡大により、メンテナンスフリー化を実現し得る。特
に、ガスヒートポンプ空調装置のエンジン駆動時に発生
する振動の吸収や、ビルの屋上や店舗・住宅密集地域に
空調装置の室外機を設置した場合の騒音の低減に効果を
奏し得る。
の発生を防止することができると共に、防振対応範囲の
拡大により、メンテナンスフリー化を実現し得る。特
に、ガスヒートポンプ空調装置のエンジン駆動時に発生
する振動の吸収や、ビルの屋上や店舗・住宅密集地域に
空調装置の室外機を設置した場合の騒音の低減に効果を
奏し得る。
【００２１】
【発明の効果】このように本発明によれば、固定ベース
用架台と機器取付用架台との間に非線形特性の圧縮コイ
ルばねを有する防振ユニットを介装したことから、据付
機器としての例えばガスヒートポンプ空調装置のエンジ
ンの始動／停止時に発生する振動が固定ベース用架台に
伝達することを防止することができると共に、その非線
形ばね特性により据付機器の重量の違いに対して広範囲
に対応でき、機種別に専用の防振架台を用意する必要が
無く、汎用性を高め得る。
用架台と機器取付用架台との間に非線形特性の圧縮コイ
ルばねを有する防振ユニットを介装したことから、据付
機器としての例えばガスヒートポンプ空調装置のエンジ
ンの始動／停止時に発生する振動が固定ベース用架台に
伝達することを防止することができると共に、その非線
形ばね特性により据付機器の重量の違いに対して広範囲
に対応でき、機種別に専用の防振架台を用意する必要が
無く、汎用性を高め得る。
【図１】本発明が適用された据付機器用防振架台の設置
状態を示す全体正面図。
状態を示す全体正面図。
【図２】図１の矢印II線から見た部分拡大側面図。
【図３】本発明に基づく防振ユニットを示す縦断面図。
【図４】本発明に基づく防振ユニットの圧縮コイルばね
のばね特性を示す図。
のばね特性を示す図。
【図５】図２の矢印Ｖ線から見たストッパを示す縦断面
図。
図。
１ 固定ベース用架台 ２ アンカーボルト ３ 防振ユニット ４ 機器取付用架台 ５ 本体 ６ ストッパ ７ 下側ゴムカバー ８ ベースばね受け ９ 圧縮コイルばね １０ ブシュ １１ 下側スライド板 １２ 上側ゴムカバー １３ ゴム板 １４ 上側スライド板 １５ スライド球 １６ 角度調整ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3J048 AA03 BA05 BA11 BC03 BG02 CB02 DA01 EA09 3J059 AA06 AD03 BA01 BA54 BA63 DA32 DA43 GA41
Claims (1)
- 【請求項１】 固定ベース用架台と、機器取付用架台
と、前記固定ベース用架台と前記機器取付用架台との両
者間に設けられた防振ユニットとを有し、 前記防振ユニットが、前記固定ベース用架台上に載置さ
れたベースばね受けと、前記機器取付用架台側に設けら
れた可動ばね受けと、前記両ばね受け間に介装された非
線形圧縮コイルばねと、前記機器取付用架台と前記可動
ばね受けとの間の水平方向ずれを自動的に復帰するため
の水平方向ずれ復帰手段とを有することを特徴とする据
付機器用防振架台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10363910A JP2000186743A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 据付機器用防振架台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10363910A JP2000186743A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 据付機器用防振架台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000186743A true JP2000186743A (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18480497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10363910A Pending JP2000186743A (ja) | 1998-12-22 | 1998-12-22 | 据付機器用防振架台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000186743A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155993A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-05-31 | Tokkyokiki Corp | 免震機能付き防振装置 |
| WO2003072977A1 (fr) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Dispositif d'amortissement et procede de reglage de la frequence propre d'un corps d'amortissement dans ce dispositif d'amortissement |
| JP2004050019A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Kurita Water Ind Ltd | 超純水供給設備 |
| CN100410561C (zh) * | 2006-10-19 | 2008-08-13 | 哈尔滨工业大学 | 非线性压杆弹簧装置 |
| KR100900094B1 (ko) | 2008-03-31 | 2009-06-01 | 이용삼 | 선별기의 슬라이딩 장치 |
| US7540117B2 (en) * | 2002-08-06 | 2009-06-02 | Hong Yang | Vibration isolation system for building |
| KR101274982B1 (ko) | 2012-11-21 | 2013-06-17 | 주식회사 베스텍 | 고·저압 배전반, 전동기 제어반, 분전반의 내진 기능용 회전형 진동 흡수장치 |
| JP2014111974A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Hayashi Bussan Co Ltd | 免震部材 |
| CN105782313A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-07-20 | 湖州南浔石淙盛艳丝绸有限公司 | 一种具有调高功能的纺织机减震座 |
| CN110645317A (zh) * | 2019-10-09 | 2020-01-03 | 广州大学 | 一种储罐用多维减隔震装置 |
| CN113048582A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 上海千圣环保科技有限公司 | 一种便于使用的空调安装挂架 |
-
1998
- 1998-12-22 JP JP10363910A patent/JP2000186743A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002155993A (ja) * | 2000-09-08 | 2002-05-31 | Tokkyokiki Corp | 免震機能付き防振装置 |
| JP4632190B2 (ja) * | 2000-09-08 | 2011-02-16 | 特許機器株式会社 | 免震機能付き防振装置 |
| US7707787B2 (en) | 2002-02-27 | 2010-05-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Damping device and method for setting natural frequency of damping body in the damping device |
| WO2003072977A1 (fr) * | 2002-02-27 | 2003-09-04 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Dispositif d'amortissement et procede de reglage de la frequence propre d'un corps d'amortissement dans ce dispositif d'amortissement |
| CN100414137C (zh) * | 2002-02-27 | 2008-08-27 | 石川岛播磨重工业株式会社 | 阻尼装置及设定该阻尼装置中阻尼体特征频率的方法 |
| JP2004050019A (ja) * | 2002-07-18 | 2004-02-19 | Kurita Water Ind Ltd | 超純水供給設備 |
| US7540117B2 (en) * | 2002-08-06 | 2009-06-02 | Hong Yang | Vibration isolation system for building |
| CN100410561C (zh) * | 2006-10-19 | 2008-08-13 | 哈尔滨工业大学 | 非线性压杆弹簧装置 |
| KR100900094B1 (ko) | 2008-03-31 | 2009-06-01 | 이용삼 | 선별기의 슬라이딩 장치 |
| KR101274982B1 (ko) | 2012-11-21 | 2013-06-17 | 주식회사 베스텍 | 고·저압 배전반, 전동기 제어반, 분전반의 내진 기능용 회전형 진동 흡수장치 |
| JP2014111974A (ja) * | 2012-12-05 | 2014-06-19 | Hayashi Bussan Co Ltd | 免震部材 |
| CN105782313A (zh) * | 2016-04-27 | 2016-07-20 | 湖州南浔石淙盛艳丝绸有限公司 | 一种具有调高功能的纺织机减震座 |
| CN110645317A (zh) * | 2019-10-09 | 2020-01-03 | 广州大学 | 一种储罐用多维减隔震装置 |
| CN113048582A (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-29 | 上海千圣环保科技有限公司 | 一种便于使用的空调安装挂架 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101644920B1 (ko) | 방진기능이 부가된 배전반 | |
| CN103334509B (zh) | 高频调谐质量减振器 | |
| JP4241592B2 (ja) | 吊り天井の制振構造 | |
| JP2000186743A (ja) | 据付機器用防振架台 | |
| JP2005538314A (ja) | 隔離プラットホーム | |
| WO2006138569A2 (en) | Inertial mass guided single axis vibration test machine | |
| JP2006153280A (ja) | 振動遮断装置 | |
| JP2017166735A (ja) | プレキャストコンクリート防振ベースプレート | |
| JP6877720B2 (ja) | 構造物用制振装置 | |
| JPH07139589A (ja) | 防振架台 | |
| JP2000136651A (ja) | 構造物の連結制振装置 | |
| JP2001082542A (ja) | 三次元免震装置 | |
| JP4803620B2 (ja) | 制振機能付き免震構造物 | |
| JPH04343982A (ja) | 動吸振装置 | |
| KR102314390B1 (ko) | 함체용 면진장치 | |
| JPH10176436A (ja) | 減衰機構及びこれを用いた免震構造並びに減衰装置 | |
| JPS60211143A (ja) | 上下方向免震機構 | |
| JP3254919B2 (ja) | 三次元免震装置 | |
| JPH10306616A (ja) | 積層ゴムを用いた免震装置 | |
| JP3879277B2 (ja) | 除振装置 | |
| JP2013164115A (ja) | 防振架台の減衰装置 | |
| JP2001286016A (ja) | ガス絶縁開閉装置 | |
| JPH07189522A (ja) | 防振ゴム、防振支持装置及びその設置方法 | |
| JPH033725Y2 (ja) | ||
| JP3663563B2 (ja) | 免震装置 |