JPH08105487A - 付加荷重の変動に対応する防振装置 - Google Patents

付加荷重の変動に対応する防振装置

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JPH08105487A
JPH08105487A JP23877594A JP23877594A JPH08105487A JP H08105487 A JPH08105487 A JP H08105487A JP 23877594 A JP23877594 A JP 23877594A JP 23877594 A JP23877594 A JP 23877594A JP H08105487 A JPH08105487 A JP H08105487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
load
rubber
rail
elastic body
Prior art date
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Pending
Application number
JP23877594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Tano
正典 田野
Atsuo Minemura
敦雄 峯村
Atsushi Hattori
厚志 服部
Takeshi Nohara
剛 野原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP23877594A priority Critical patent/JPH08105487A/ja
Publication of JPH08105487A publication Critical patent/JPH08105487A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、荷重移動が大である付加荷重の変
動に対応する構造簡単な防振装置を提供する事を目的と
している。 【構成】 レール(3)を床面(6)に敷設する脚部に
防振装置を設け、その防振装置はレール(3)だけの荷
重に対して適切な固有振動数を有する第1の防振弾性体
(1)と上記レール(3)上を移動する付加荷重に対し
て適切な固有振動数を有する第2の防振弾性体(2)と
から成り、レール(3)だけの荷重に対しては第2の防
振弾性体(2)が荷重を受けないように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の屋上等に設置さ
れ、レール上を移動する装置の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図7を参照して、建物Bの外壁
14を容易に清掃するために最上階の床6にレール3を
敷設して、そのレール上に移動自在にゴンドラ15を設
置する技術は知られている。ここで、符号16はパラボ
ラアンテナを示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
レール3を床6に支持する脚部の近傍をゴンドラが通過
する場合と、ゴンドラが遠方にある場合とではレールに
かかる付加荷重の変化が大であるため、防振装置は殆ど
設置されておらず、脚部にゴムパッドを敷いた例はある
が、ボルトが貫通しているので防振効果が認められず、
直下のフロアで固体音が出るという問題がある。
【0004】また、荷重変動を小とするため、あらかじ
めコンクリート板等で付加荷重をつける手法が行われて
いるが、装置が大掛かりになり床に対する荷重増加の問
題がある。
【0005】したがって、本発明は、荷重変動が大であ
る付加荷重の移動に対応する構造簡単な防振装置を提供
する事を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レール
を床面に敷設する脚部に防振装置を設け、その防振装置
はばね常数の異なる複数の防振弾性体を備え、その防振
弾性体はばね常数の小である防振弾性体から逐次荷重を
受けるよう構成している。
【0007】また、本発明によれば、防振弾性体が防振
ゴムで構成されている。
【0008】また、本発明によれば、防振弾性体が防振
ゴムと金属ばねとの組合わせで構成されている。
【0009】また、本発明によれば、防振ゴムが剪断荷
重防振ゴムと圧縮荷重防振ゴムとの組合わせで構成され
ている。
【0010】
【作用効果の説明】本発明は上記のように構成されてお
り、レールを支持する脚部に設けられた防振装置のばね
常数が小である防振弾性体である防振ゴムが常時、付加
荷重が脚部よりはなれた箇所にある場合の振動を抑制
し、付加荷重が脚部の近くに来ればその荷重でばね常数
の小である防振ゴムが変形してばね常数が大である防振
ゴムが荷重を受けるようになり、その結果ばね常数が大
である防振ゴムが作用して付加荷重による振動を抑制す
るので、レールだけの状態から付加荷重が前記脚部の真
上にきた時まで幅広く防振する事ができる。
【0011】また、防振すべき振動数により、ばね常数
が小である防振弾性体に金属ばねを用い、ばね常数が大
である防振弾性体に防振ゴムを用いた組合わせやこの逆
の組合わせとしてもよく、ばね常数が小である防振ゴム
に剪断力で変形する剪断ゴムを用い、ばね常数が大であ
る防振ゴムに圧縮力で変形する圧縮ゴムを用いる組合わ
せとしてもよい。
【0012】いずれの場合も、簡単な構造でスペースを
取らず、十分な効果を上げることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を説
明する。
【0014】図において、同じ機能を有する部材には同
じ符号を付して、その都度の説明は省略する。
【0015】図1は本発明にかかるレールを支持する脚
部の断面を示し、レール3は支持プレート5に支持さ
れ、その支持プレート5は、図2をも参照して、2箇所
のばね常数が小である第1の防振ゴム1で支持され、4
箇所のばね常数が大である第2の防振ゴム2は支持プレ
ート5と隙間gを保って床6に取付けられ、耐震ストッ
パ4によりリバウンドが制限されている。
【0016】図3はその支持部を示し、防振ゴム1の両
端はプレート9、9が接着され、そのプレート9にはネ
ジ棒8が取付けられている。そして支持プレート5と第
1の防振ゴムとはダブルナットで固定され、床6側には
図では明示しない床6の雌ねじに螺合されている。
【0017】図4は第2の防振ゴム2の詳細を示し、ゴ
ム2の両端にはプレートl1、12が接着され、プレー
ト11にはねじ棒8が取付けられ、第1の防振ゴムと同
様に床6に固着され、プレート12はゴム2に接着され
ると共に他の面には緩衝用のゴム板が接着され、支持プ
レート5との間に隙間gを保つように取付けられてい
る。
【0018】したがって、レール3上に第1の防振ゴム
1が隙間gに相当するだけの変形が起こるだけの荷重が
脚部にくるまでは、第1の防振ゴム1とレール3だけの
荷重に因り防振され、付加荷重が近ずいて支持プレート
5が第2の防振ゴム2の緩衝板10に当接すると第2の
防振ゴム2の防振作用が開始されるので、付加荷重がレ
ールの脚部を通過しても振動が大きくなることはない。
【0019】なお、第1と第2の防振ゴムの数は上記の
例に拘束されるものではない。
【0020】図5は本発明の第2実施例を示し、支持プ
レート5と床6との間に金属製のばねで構成された第1
の防振弾性体20を設け、その両側に圧縮で作用する第
2の防振ゴム2、2を設けたもので、第1実施例に比し
てばね常数の幅を広く取ることができる利点がある。
【0021】図6は本発明の第3実施例を示し、支持プ
レート5の下面に複数(図示の例では2箇所)のプレー
ト5bを垂直に設け、コ字状断面のプレート21の垂直
面21aとの間に第1の防振ゴムの作用をする剪断ゴム
1aを接着し、前記コ字状断面のプレート21の中央に
圧縮で作用する第2の防振ゴム2aを取付けたもので、
作用については第1実施例と同様であるが、一体にコン
パクトにできる利点がある。
【0022】また、荷重変動の仕方によっては、ばね常
数の異なる防振弾性体を2つ以上設け、ばね常数の小で
ある防振弾性体から逐次荷重を受けるようにすればよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
ので、以下の優れた効果を奏する。
【0024】(1) 付加荷重の変動があっても振動騒
音を抑制できる。 (2) 防振装置が簡単でコンパクトであり、保守が容
易である。 (3) したがって、重量が軽く、建物の屋上等に設置
しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す防振装置の横断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】第1の防振ゴムの取付詳細を示す図。
【図4】第2の防振ゴムの取付詳細を示す図。
【図5】本発明の第2実施例を示す図。
【図6】本発明の第3実施例を示す図。
【図7】従来の技術の例を示す図。
【符号の説明】
1…第1の防振ゴム 2…第2の防振ゴム 3…レール 4…耐震ストッパ 5…支持プレート 6…床 8…ねじ棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野原 剛 東京都港区元赤坂一丁目3番8号 鹿島建 設株式会社東京支店内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールを床面に敷設する脚部に防振装置
    を設け、その防振装置はばね常数の異なる複数の防振弾
    性体を備え、その防振弾性体はばね常数の小である防振
    弾性体から逐次荷重を受けるよう構成したことを特徴と
    する付加荷重の変動に対応する防振装置。
  2. 【請求項2】防振弾性体が防振ゴムで構成された請求項
    1に記載の付加荷重の変動に対応する防振装置。
  3. 【請求項3】防振弾性体が防振ゴムと金属ばねとの組合
    わせで構成された請求項1に記載の付加荷重の変動に対
    応する防振装置。
  4. 【請求項4】防振ゴムが剪断荷重防振ゴムと圧縮荷重防
    振ゴムとの組合わせで構成された請求項2に記載の付加
    荷重の変動に対応する防振装置。
JP23877594A 1994-10-03 1994-10-03 付加荷重の変動に対応する防振装置 Pending JPH08105487A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11107502A (ja) * 1997-09-30 1999-04-20 Osaka Gas Co Ltd 免振床装置
JP2001165241A (ja) * 1999-12-10 2001-06-19 Kitagawa Ind Co Ltd 防振支持具
JP2011151206A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Sharp Corp 送風機取り付け構造及び機器
CN107503248A (zh) * 2017-08-29 2017-12-22 西南交通大学 一种轨下垫层及减振轨道
JP2018096513A (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 清水建設株式会社 防振機構
KR20210010209A (ko) * 2019-07-19 2021-01-27 한국철도기술연구원 컨테이너 화물 방진장치

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