JP2012207529A - 床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】床支持体と床材との間の離間距離を短くすることができ、また、リフォームを行う場合でも、床支持体と床材との間の離間距離の制限が少なく、かつ、予め支持脚が備えられている場合でも、後施工によって動吸振器を容易に組み付けることができる。
【解決手段】床支持体と、床支持体の上方に間隔をあけて配置される床材50と、床支持体と床材50との間に介在されて、床材50を支持用弾性体を介して支持する支持脚と、支持脚と対をなし、床材から支持脚を介して床支持体へ伝わる振動を、動吸振器質量体を振動させることで減衰させる動吸振器54とを備え、対をなす支持脚と動吸振器54とが分離して配置されており、床材50が、下側から順に積層される下地パネル51、捨て張り52、仕上げ材53を有し、複数配置される捨て張り52は互いに間隔をあけて配置され、それら捨て張り52同士の間に形成される隙間Gに、動吸振器54の上部が配置される。
【選択図】図8

Description

本発明は床構造に関する。
建築物の床構造においては、遮音性能及び防振性能を高めるため、スラブ等の床支持体の上方に支持脚を介して床材が間隔をあけて配置される、いわゆる二重床構造と呼ばれるものがある。
この種の二重床構造の一つとして、下記の特許文献1には、床支持体(スラブ)上に複数の支持脚(二重床支柱)を立設し、この支持脚の上端間にわたって掛け渡すように床材(床パネル)を敷き詰めるとともに、支持脚に、上下方向にバネ特性を有する動吸振器弾性体(弾性体)およびこの動吸振器弾性体を介して支持される動吸振器質量体(付加質量)からなる動吸振器を、取り付けられたものが提案されている。
特許第3092097号公報
上記特許文献1に記載された床構造にあっては、動吸振器が支持脚に直接取り付けられているため、支持脚に支持用弾性体を組み付ける場合、動吸振器と支持用弾性体とが直列に配置されることとなり、床支持体と床材との間の離間距離が長くなるという問題があった。
また、リフォームによってこのような床構造に改築しようとする際に、床支持体と床材との離間距離を所定値しかとることができない場合に施工できない。また、予め備えられている支持脚に新たに動吸振器を装着する場合には、支持脚に動吸振器を組み付けるためのスペースが必要になり、それが確保できない場合には施工できなくなる。また、たとえ、支持脚に動吸振器を組み付けることができたとしても、その組付作業が面倒であるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、床支持体と床材との間の離間距離を短くすることができ、また、リフォームを行う場合でも、床支持体と床材との間の離間距離の制限が少なく、かつ、予め支持脚が備えられている場合でも、後施工によって動吸振器を容易に組み付けることができる床構造を提供することにある。
本発明に係る床構造は、床支持体と、前記床支持体の上方に前記床支持体に対して間隔をあけて配置される床材と、前記床支持体と前記床材との間に介在されて、前記床材を支持用弾性体を介して支持する支持脚と、前記支持脚と対をなし、前記床材から前記支持脚を介して前記床支持体へ伝わる振動を、動吸振器質量体を振動させることで減衰させる動吸振器とを備えた床構造であって、対をなす前記支持脚と前記動吸振器とが分離して配置されており、前記床材が、下側から順に積層される下地パネル、捨て張り、仕上げ材を有し、複数配置される前記捨て張りは互いに間隔をあけて配置され、それら前記捨て張り同士の間に形成される隙間に、前記動吸振器の上部が配置されることを特徴とする。
また、本発明に係る床構造は、床支持体と、前記床支持体の上方に前記床支持体に対して間隔をあけて配置される床材と、前記床支持体と前記床材との間に介在されて、前記床材を支持用弾性体を介して支持する支持脚と、前記支持脚と対をなし、前記床材から前記支持脚を介して前記床支持体へ伝わる振動を、動吸振器質量体を振動させることで減衰させる動吸振器とを備えた床構造であって、対をなす前記支持脚と前記動吸振器とが分離して配置されており、前記床材が、下側から順に積層される下地パネル、捨て張り、仕上げ材を有し、複数配置される前記下地パネルは互いに間隔をあけて配置され、それら前記下地パネル同士の間に形成される隙間に、前記動吸振器の上部が配置されることを特徴とする。
本発明によれば、何らかの原因で床材が振動する際に、動吸振器によって、それと対をなす支持脚の近傍の床材の振動が減衰される。このため、床材から支持脚を介して床支持体に伝わる振動や音も低減される。
また、支持脚と動吸振器とが分離して配置されているため、それら支持脚と動吸振器を直列に配置するタイプの床構造に比べ、床支持体と床材との離間距離を短くできる。
また、リフォームをする場合には、床支持体と床材との離間距離が比較的短い値しか確保できない場合であっても施工可能であり、また、予め支持脚が組みつけられている場合でも、その支持脚にかかわりなくその近傍に動吸振器を配置すれば足り、そのときの動吸振器の組み付け作業は、支持脚に直接組み付ける作業に比べて容易になる。
そして、前記床材が、下側から順に積層される下地パネル、捨て張り、仕上げ材を有し、複数配置される前記捨て張りは互いに間隔をあけて配置され、それら前記捨て張り同士の間に形成される隙間に、前記動吸振器の上部が配置されることにより、仕上げ材を張り付ける前工程では、捨て張り同士の間に形成される隙間の上方は開口されていて、十分な作業スペースを確保できる。したがって、この作業スペースを利用すれば、動吸振器の上部の下地パネルへの固定作業を、下地パネルの上側から行うことができ、その分、動吸振器の取り付け作業が簡単になる。
また、前記床材が、下側から順に積層される下地パネル、捨て張り、仕上げ材を有し、複数配置される前記下地パネルは互いに間隔をあけて配置され、それら前記下地パネル同士の間に形成される隙間に、前記動吸振器の上部が配置されることにより、動吸振器の上部は下地パネルの隙間に配置されていて、直接捨て張りに取り付けることが可能である。このような構成では、下地パネルに動吸振器を取り付ける場合に比べて、下地パネルの厚み分だけ、仕上げ材の高さを低く設置できる。つまり、下地パネルの厚み分だけ低床化が可能になる。
本発明によれば、支持脚と動吸振器とが分離して配置されているため、床支持体と床材との離間距離を短くすることができる。また、リフォームをする場合、床支持体と床材との離間距離が比較的短い値しか確保できない場合であっても施工可能であり、また、予め支持脚が組みつけられている場合でも、後施工によって動吸振器を容易に組み付けることができる。
本発明に係る床構造の第1実施形態を示す底面図である。 本発明に係る床構造の第1実施形態の要部を側方から見た断面図である。 本発明に係る床構造の第1実施形態の要部の底面図である。 本発明に係る床構造の第2実施形態の要部を側方から見た断面図である。 本発明に係る床構造の第3実施形態の要部を側方から見た断面図である。 本発明との比較のために示す比較例の側方から見た断面図である。 本発明に係る床構造の第4実施形態を示す平面図である。 本発明に係る床構造の第4実施形態の要部の断面図である。 本発明に係る床構造の第5実施形態の要部の断面図である。 本発明に係る床構造の第6実施形態を示す平面図である。 本発明に係る床構造の第6実施形態の要部の断面図である。
本発明に係る床構造の各実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3は本発明に係る床構造の第1実施形態を示し、図1は床構造の底面図、図2は床構造の要部の側方から見た断面図、図3は床構造の要部の底面図である。この第1実施形態の床構造は、主にマンション等の集合住宅に用いられる二重床の構造であり、上階で発せられて階下に伝わる床の衝撃音や衝撃振動を低減させるものである。
これらの図において符号1はスラブ(床支持体)を示す。スラブ1の上方には、床材2がスラブ1に対して間隔をあけて配置されている。床材2は、下地パネル3と、下地パネル3の上側に敷き詰められて固定される仕上げ材4から構成される。スラブ1と下地パネル3との間には、互いに対をなす支持脚5と動吸振器6とが、複数組各下地パネル3に対して均等的に配置されている。
互いに対をなす支持脚5と動吸振器6のうち支持脚5は、下地パネル3の目地部分3aに配置され、動吸振器6は、目地部分3aを避けた支持脚5の近傍位置に隣接して配置される。これら支持脚5と動吸振器6とは、中心距離Lにおいて100mm〜150mm離間して配置される。
支持脚5は、弾性部材を介して床材2を弾性的に支持するものである。支持脚5は、具体的には、図2及び図3に示すように、スラブ1上に配置される円錐台状の例えばゴム材からなる支持用弾性体10と、この支持用弾性体10の上面に連結板10aを介して固定される受け材11から構成される。受け材11は、支持用弾性体10により下地パネル3の下面所定箇所を幅広く支持するためのものである。受け材11としては、例えば木製あるいは硬性プラスチック等のように比較的剛性の高い材料によって作られ、かつ、一辺が支持用弾性体10の上面部の直径よりも大に設定された、平面視4角形状の板材からなっている。受け材11の形状は、平面視4角形に限られることなく、5角形等のように4角形以外の多角形でもよく、さらに、円形であってもあるいは楕円形であってもよい。
動吸振器6は、床材2から前記支持脚5を介してスラブ1へ伝わる振動(音を含む)を減衰させるものである。動吸振器6は、図2及び図3に示すように、下地パネル3の下面に取付られた取付プレート13と、この取付プレート13に上端を固定されて下方に延びる例えばゴム材からなる動吸振器弾性体14と、動吸振器弾性体14の下端に連結板14aを介して吊り下げられた状態で支持される動吸振器質量体15とによって構成される。
動吸振器質量体15とスラブ1との間は所定のクリアランスC0が形成され、これにより、動吸振器質量体15が上下方向に振動する場合でも、その下端がスラブ1と接触しないようになっている。
取付プレート13は、図3に示すように、平面視長方形状に形成されていて、長手方向が支持脚5から離間する方向Mと直交する方向へ延びるように配置されて、長手方向の両端部がそれぞれビス等の固定手段で固定されている。取付プレート13の中央には、円柱状に形成された前記動吸振器弾性体14の上端が固定されている。
動吸振器質量体15は、互いに平行となるよう所定距離離間されて配置された2本の円柱状の質量体ブロック16と、これら2本の質量体ブロック16の下端に溶接等の固定手段で固定されることで、同質量体ブロック16どうしを連結する連結板17とからなっている。質量体ブロック16は、その長さ方向が、前記取付プレート13の長さ方向と平行となるように配置される。連結板17の中央部は前記連結板14aにビス等の固定手段で固定されている。
そして、この動吸振器6では、連結板17が質量体ブロック16の下端に連結されることで、質量体ブロック16を上向きに支持しており、これによって、支持脚5がわの側方から見た場合、動吸振器弾性体14と質量体ブロック16とは、それらの少なくとも一部が重なるように配置される。
次に、上記構成の床構造の作用について説明する。
何らかの原因で床材2が振動する場合、この床材2の振動は、支持用弾性体10によって減衰されながら支持脚5を介してスラブ1へ伝わる。このとき、支持脚5の近傍に、動吸振器6が配置されており、この動吸振器6の動吸振器質量体15が動吸振器弾性体14を介して床材2の振動を打ち消すように上下方向に振動することにより、支持脚5近傍の床材2の振動が減衰される。この結果、床材2から支持脚5を介してスラブ1に伝わる、音を含めた振動を低減することができる。
ここで、支持脚5と動吸振器6とが分離して配置されているため、図6に示すような、支持脚と動吸振器を直列に配置するタイプの床構造に比べ、スラブ1と床材2との離間距離を短くすることができる。例えば、この第1実施形態の床構造においては、動吸振器質量体15とスラブ1との最少クリアランスC0を10mmに設定した場合、床材2の下面とスラブ1の上面との距離、つまり床下最少寸法N0を52mmに設定できる。
ちなみに、図6は、支持脚と動吸振器が上下方向に直列に配置したるタイプの床構造を示す第1実施形態の比較例を示す。ここで、符号20は受け材、21は取付金具、22は支持ボルト23及び支持用弾性体24を備える支持脚、25は動吸振器質量体26及び動吸振器弾性体27を備える動吸振器である。
この比較例では、動吸振器質量体26と取付金具21とのクリアランスC1を10mmに設定した場合、床下最少寸法Nは91mmであった。
この比較例との対比から明らかなように、第1実施形態の床構造では、床下最少寸法
0を比較例のそれの約6割程度に押さえることができる。
また、第1実施形態では、前述したとおり床下最少寸法N0を小さくできるため、リフォームをする場合、スラブ1と床材2との離間距離、つまり床下最少寸法が比較的短い値しかとれない場合であっても施工可能である。また、予め支持脚5が組みつけられている場合でも、その支持脚5にかかわりなくその近傍に動吸振器6を配置すれば足り、しかも、このときの動吸振器6の組み付け作業は、床材2の下面に対して行えばよく、支持脚5に直接組み付ける作業に比べてはるかに容易である。
また、第1実施形態では、支持脚5と動吸振器6とが中心距離Lにおいて100mm〜150mm離間して配置されているため、施工の際に支持脚5と動吸振器6との干渉するのを避けることができ、また、支持脚5に直接動吸振器6を組み付ける場合に比べて、床材2からスラブ1へ伝わる振動の減衰特性についてはほとんど変わることがなく、良好な振動減衰特性が得られる。
また、第1実施形態の動吸振器6は、上端が床下2の下面に取り付けられた動吸振器弾性体14によって動吸振器質量体15を吊り下げて支持する基本構成であるため、部品点数が少なく、もって動吸振器6自体の構成の簡素化を図ることができる。
さらに、第1実施形態では、動吸振器質量体15が、互いに離間配置された円柱状の2本の質量体ブロック16と、これら2本の質量体ブロック16の下端を連結しかつ動吸振器弾性体14の下端に支持される連結板17とから構成され、側方から見て、質量体ブロック16と動吸振器弾性体14との一部が互いに重なるように配置されているため、動吸振器6の高さを低く押さえることができ、ひいてはこの床構造における床下最少寸法N0を小さく押さえることができる。
<第2実施形態>
図4は、本発明の第2実施形態を示す。
第2実施形態では、床材を支持用弾性体を介して支持する支持脚と、支持脚と対をなす動吸振器とを分離した状態で備えており、この点は前記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、動吸振器30の構造が第1実施形態のものに比べて異なる。図4は動吸振器30のみを示している。
図4に示すように、床材2の下面には、取付プレート31aを介して動吸振器支柱を構成する支持ボルト31が垂下するように取り付けられている。支持ボルト31の下端には支持プレート31bが取り付けられ、この支持プレート31bによって、リング状に形成された動吸振器弾性体32の下端が固定されて支持されている。動吸振器弾性体32の上端には、互いに平行となるように離間配置された2本の円柱状の質量体ブロック33及びこれら2本の質量体ブロック33どうしを連結する連結板34からなる動吸振器質量体35が載置状態で支持されている。具体的には、動吸振器弾性体32の上端に連結板34が載せられた状態で固定されている。
なお、動吸振器弾性体32と連結板34のそれぞれの中央部には貫通孔32a、34aが形成され、これら貫通孔32a、34aには、支持ボルト31が挿通されている。
この第2実施形態では、動吸振器弾性体32によって動吸振器質量体35を載置状態で支持しており、動吸振器弾性体32には圧縮力が加わる。ゴム等の弾性体は通常、引張りよりも圧縮に強く、このため、動吸振器弾性体に引張力が加わる前述の第1実施形態に比べて、動吸振器弾性体32の信頼性並びに耐久性の向上を図ることができる。
<第3実施形態>
図5は、本発明の第3実施形態を示す。第3実施形態では、前記第1、第2実施形態と同様、支持脚と動吸振器とを分離した状態で備える。
第3実施形態では、動吸振器40の構造が第1実施形態および第2実施形態のものと異なる。図5は動吸振器40のみを示している。
図5に示すように、床材2の下面には、取付プレート41aを介して動吸振器弾性体41の上端が取り付けられている。動吸振器弾性体41の下端には連結板42を介して動吸振器質量体43が吊り下げられた状態で支持されている。動吸振器質量体43は、中央部分に平面視円状の凹部44aが形成された、円柱状の質量体ブロック44によって構成される。凹部44aには動吸振器弾性体41の下端部が嵌め込まれ、動吸振器弾性体41の下端は連結板42を介して凹部44aの底面に固定されている。
この第3実施形態では、質量体ブロック44の中央の凹部44aに動吸振器弾性体41の下端部を嵌め込ませることにより、側方から見て質量体ブロック44と動吸振器弾性体41とを重ならせて配置しているため、動吸振器40の高さを低く押さえることができる。
<第4実施形態>
図7および図8は本発明の第4実施形態を示す。図7は第4実施形態の床構造の仕上げ材を取り除いた平面図、図8は同床構造の仕上げ材を取り付けた断面図である。
第4実施形態の特徴は、床材50を、下から順に積層される下地パネル51、捨て張り52、および仕上げ材53で構成し(図8参照)、捨て張り52同士の間に形成される隙間Gを利用し、これら隙間Gに沿って動吸振器54を取り付けた点である。
すなわち、図7に示すように、平面視正方形状とされる下地パネル51は互いに間隔をあけて配置されている。下地パネル51の例えば四隅部の近傍にはそれぞれ支持脚55が取り付けられ、この支持脚55によって下地パネル51はスラブ等の床支持体から上方へ適宜間隔をあけた状態で支持される。下地パネル51の上側には、下地パネル51同士をつなぐ役割を果たす捨て張り52が配置されている。捨て張り52は例えば集成材からなっていて、下地パネル51の例えば2倍の面積を有する。また、捨て張り52は、下地パネル51同士の間に跨るように、かつ、捨て張り52同士の間に隙間Gが形成されるように配置される。そして、この隙間Gに沿って、動吸振器54の上部が下地パネル51を貫通した状態で取り付けられている。図7において、下地パネル51上の黒丸は動吸振器54を、白丸は支持脚55をそれぞれ表している。
動吸振器54の具体的な固定構造について説明すると、図8において符号56は、下地パネル51に形成された貫通孔51aに挿通状態で取り付けられる取り付けボルトである。この取り付けボルト56の長さ方向中間部にはフランジ57が固定され、このフランジ57とその上方の押さえ板58との間で下地パネル51を挟み込むことにより、当該取り付けボルト56が下地パネル51に固定される。なお、押さえ板58の下方への押付力は、取り付けボルト56にねじ合わされるナット59を回転させることにより得られる。
取り付けボルト56の下端には、円板状の受座60が固定され、この受座60の上側にはリング状に形成されたゴム等の弾性体61が接着等の適宜固定手段によって固定されている。また、弾性体61の上側には鉄等の金属材料からなる錘62が接着等の適宜固定手段によって取り付けられている。錘62は、全体が例えば弾性体61よりも大径とされたリング状に形成され、中央に取り付けボルト56を挿通させる貫通孔62aが形成され、しかも、下面中央には前記弾性体61の上部を収納する凹所62bが形成されている。この凹所62の天井面に、前記弾性体61の上面が当接された状態で、適宜固定手段によって取り付けられている。
このような構成の床構造によれば、動吸振器54を取り付けようとする下地パネル51の所定位置に、予めあるいは現場合わせによって、貫通孔51aが形成される。次いで、図8に示すように予め組み立てた動吸振器54の取り付けボルト56の頭部側を、貫通孔51aに下側から通す。この取り付けボルト56の貫通孔51aから上方へ突出する部分に、押さえ板58を挿通させ、さらにその上側からナット59をねじ合わせて締めつける。これにより、フランジ57と押さえ板58との間で下地パネル51を強く挟み込むことにより、取り付けボルト56を介して動吸振器54を、下地パネル51の所定位置に取り付けることができる。
また、このような取り付け方法であると、下地パネル51の貫通孔51aを挿通させた動吸振器54の取り付けボルト56に対し、押さえ板58を係合させたり、ナット59をねじ合わせて締めつける作業を下地パネル51の上側から行うことができ、その分、動吸振器54の取り付け作業が簡単になる。ちなみに、図2や図3で示す本発明の第1、第2実施形態のものでは、動吸振器を取り付けるにあたり下地パネルの下側からしか取付作業を行うことができず、その分取り付け作業が面倒になる。
<第5実施形態>
図9は本発明の第5実施形態を示す断面図である。この実施形態において、捨て張り同士の間に形成される隙間Gを利用し、これら隙間に沿って動吸振器を取り付ける点は、前述の第4実施形態と同様である。
この第5実施形態が第4実施形態と異なるところは、動吸振器70の構造及び動吸振器70の下地パネル51への取付構造である。なお、この実施形態において、前記第4の実施形態で用いた構成要素と同一の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
図9において、71は下地パネル51に形成された貫通孔51aに挿通状態で取り付けられる取り付けボルトである。この取り付けボルト71の上端には取付板72が固定され、この取付板72はねじくぎ72a等の固定手段によって下地パネル51に固定されている。取り付けボルト71の下端には、ナット73が螺合され、ナット73には受座74が一体に固定されている。受座74の上面にはリング状に形成されたゴム等の弾性体75が接着等の適宜固定手段で固定されている。また、弾性体75の上側には鉄等の金属材料からなる錘76が接着等の適宜固定手段によって取り付けられている。なお、77はナット73のゆるみ止めを行うロック用のナットである。
このような構成であっても、前述した前記第4の実施形態と同様、下地パネル51の貫通孔51aを挿通させた動吸振器70の取り付けボルト71を下地パネル51に固定するに際し、その作業を下地パネル51の上側から行うことができ、動吸振器70の取り付け作業が簡単になる利点が得られる。
<第6実施形態>
図10および図11は本発明の第6実施形態を示し、図10は、第6実施形態の床構造の仕上げ材を取り除いた平面図、図11は同床構造の仕上げ材を取り付けた断面図である。この第6実施形態が第5実施形態と大きく異なるところは、床材の構造と、それに伴う動吸振器の取り付け位置である。
すなわち、床材80は、下から順に積層される下地パネル51、捨て張り52、および仕上げ材53で構成されている(図10参照)。この点ならびにこれら部材の構成は、前記第5実施形態で説明したものと同様である。
この実施形態では、下地パネル51同士の間隔Gaが前記第4実施形態のものよりも大きく設定されていて、この大きく設定された隙間Gaに、動吸振器81の上部が配置されている。動吸振器81は、複数の下地パネル51を跨ぐように取り付けられる捨て張り52の下面に、ねじくぎあるいは接着剤等の適宜固定手段によって直接取り付けられている。
なお、図11では、動吸振器81として、前記第2実施形態で説明したものと同じ構成のものを用いているが、勿論これに限られることなく、第1実施形態で用いたもの、あるいは、第3実施形態に用いたものと同じ構成のものを用いてもよい。
下地パネル51は平面視正方形状に形成されている。下地パネル51の例えば四隅部の近傍並びに中央にはそれぞれ支持脚82が取り付けられ、この支持脚82によって下地パネル51はスラブ等の床支持体から上方へ適宜間隔をあけた状態で支持される。
この第6実施形態の場合、動吸振器81の上部は下地パネル51同士の隙間に配置されていて、その上端を直接捨て張り52に取り付けられている。このような構成であれば、下地パネル51に動吸振器81を取り付ける場合に比べて、下地パネル51の厚み分Mだけ、仕上げ材53の高さを低く設置できる。つまり、下地パネル51の厚み分Mだけ低床化が可能になる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能である。
例えば、前記実施形態では、図においてマンション等の集合住宅を例に挙げて説明したが、これに限られることなく、戸建住宅にも本発明は適用可能である。
また、前記実施形態では、動吸振器質量体の質量体ブロック16,33,44として円柱状のものを用いているが、これに限られることなく、他の形状の質量体ブロックを用いても良い。
また、前記各実施形態では、1つの支持脚に1つの動吸振器6,30,40、54、70を設けているが、これに限られることなく、一つの支持脚に対して複数の動吸振器を例えば支持脚を囲むように設けても良い。
<試験例>
本発明の効果を確かめるために、前述の図1〜図3に示した第1実施形態の床構造と図6に示した比較例の床構造について床衝撃音の低減効果の比較試験を行った。試験方法は、床面で床衝撃音を発生させ、動吸振器を全く取り付けない構成の床構造における二重床の床衝撃音レベルを基準に、どの程度改善されたかをデシベル表示で調べた。なお、比較した周波数は63Hz、125Hz、250Hz、500Hzである。
その結果を表1に示す。
Figure 2012207529
この表から明らかなように、63HZ、125Hzについては衝撃音の減衰特性が若干劣るものの、それ以外の周波数については、支持脚に対して動吸振器を分離して配置したところで、支持脚に動吸振器を一体に組み込んだものと遜色なく、十分に減衰特性が得られることがわかった。
1スラブ(床支持体)、2床材、3下地パネル、4仕上げ材、5支持脚、6、30、40動吸振器、10支持用弾性体、11受け材、13取付プレート(取付部材)、14、32、41動吸振器弾性体、15、35、43動吸振器質量体、16、33、44質量ブロック、17、34連結板、22支持脚、31支持ボルト(動吸振器支柱)、44a凹部、51下地パネル、52捨て張り、53仕上げ材、54動吸振器、70動吸振器、80床材、81動吸振器、82支持脚。

Claims (2)

  1. 床支持体と、
    前記床支持体の上方に前記床支持体に対して間隔をあけて配置される床材と、
    前記床支持体と前記床材との間に介在されて、前記床材を支持用弾性体を介して支持する支持脚と、
    前記支持脚と対をなし、前記床材から前記支持脚を介して前記床支持体へ伝わる振動を、動吸振器質量体を振動させることで減衰させる動吸振器とを備えた床構造であって、
    対をなす前記支持脚と前記動吸振器とが分離して配置されており、
    前記床材が、下側から順に積層される下地パネル、捨て張り、仕上げ材を有し、
    複数配置される前記捨て張りは互いに間隔をあけて配置され、それら前記捨て張り同士の間に形成される隙間に、前記動吸振器の上部が配置されることを特徴とする床構造。
  2. 床支持体と、
    前記床支持体の上方に前記床支持体に対して間隔をあけて配置される床材と、
    前記床支持体と前記床材との間に介在されて、前記床材を支持用弾性体を介して支持する支持脚と、
    前記支持脚と対をなし、前記床材から前記支持脚を介して前記床支持体へ伝わる振動を、動吸振器質量体を振動させることで減衰させる動吸振器とを備えた床構造であって、
    対をなす前記支持脚と前記動吸振器とが分離して配置されており、
    前記床材が、下側から順に積層される下地パネル、捨て張り、仕上げ材を有し、
    複数配置される前記下地パネルは互いに間隔をあけて配置され、それら前記下地パネル同士の間に形成される隙間に、前記動吸振器の上部が配置されることを特徴とする床構造。
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