JPS58224032A - 金属容器の製造方法 - Google Patents

金属容器の製造方法

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JPS58224032A
JPS58224032A JP10622082A JP10622082A JPS58224032A JP S58224032 A JPS58224032 A JP S58224032A JP 10622082 A JP10622082 A JP 10622082A JP 10622082 A JP10622082 A JP 10622082A JP S58224032 A JPS58224032 A JP S58224032A
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heating coil
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frequency induction
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Kazuhisa Ishibashi
石橋 一久
Hideo Kurashima
秀夫 倉島
Hisakazu Yasumuro
久和 安室
Michio Watanabe
道雄 渡辺
Tsuneo Imatani
恒夫 今谷
Kazuo Taira
和雄 平
Seishichi Kobayashi
小林 誠七
Hiroshi Ueno
博 上野
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D51/00Making hollow objects
    • B21D51/16Making hollow objects characterised by the use of the objects
    • B21D51/26Making hollow objects characterised by the use of the objects cans or tins; Closing same in a permanent manner

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱接着による継目を有する金属容器の製法に
関し、より詳細には熱接着剤層を介して係合された容器
素材両端縁部を高周波誘導加熱コイルで効率良(加熱し
て、熱接着による継目を形成させることから成る金属容
器の製法例関する。
高周波誘導加熱は金属素材の加熱に広く使用されている
加熱手段であり、接着鑵等の熱接着による継目を有する
金属容器の製造にも広く使用されている加熱手段である
。貝、高周波誘導加熱コイルからの高周波磁界は金属素
材で遮断されるため、従来の技術罠おいては、容器素材
の端部に施された樹脂接着剤を、重ね合せに先立って高
周波誘導加熱し、溶融された接着剤層を介して両端部を
重ね合せ、4最後に重ね合せ部を冷却下にパンピングし
て継目を形成させる方法や、樹脂接着剤層を介して係合
された容器素材の両端部の外側を高周波誘導加熱し、外
側からの伝熱によって両端部の熱接着を行う方法が採用
されている。
しかしながら、前者の方法は、継目がストレートに軸方
向に延びているラツ7°・サイド・シーム罐にように、
両端部を重ね合せ方向に押圧して熱接着を行う場合には
好都合に適用できるとしても、夫々が金属素材の絞り加
工或いは絞り−しごき加工で形成されたカップ状成形体
から成る上部体と下部体とを、それらの周状の開放端部
で接着剤を介して嵌合させて容器を形成させる場合には
、嵌合時の軸方向の押圧力により溶融接着剤層が継目外
にはみ出し、或いは開放端部に傷が発生するため、適用
することが困難である。
また、後者の方法は、継目の内側となる端部は、外側の
端部で高周波磁界が遮断されるため、熱伝導によっての
み加熱されるだけであり、しかも両端部間に介在する接
着剤層は金属に比べれば熱伝導性に著しく乏しいから、
加熱接着に著しく長い時間を必要とすると共に、この接
合すべき部分では、外側の端部が高温で内側の端部が低
温という温度勾配が必らず形成されて、均一な加熱が困
難になるという欠陥を生ずる。特に金属素材の材質がス
チールなどの強磁性体の場合には、内側とな46いうゆ
ヵ。□□、い。
従って、本発明の目的は、前述した周状の重ね合せ継目
を備えた金属容器の製造において、熱接着剤層を介して
係合された上方体及び下方体の両端縁部を、高周波誘導
加熱によって外側の端部からも内側の端部からも同時に
しかも効率よ(加熱することが可能な方法を提供するに
ある。
本発明の他の目的は、周状継目となる係合された両端部
間に位置する熱接着剤を極めて短時間の内に、しかも均
一に高周波誘導加熱できる方法を提供するKある。
本発明の更に他の目的は、間に熱接着剤層が介在した上
部体及び下部体の嵌合された両開放端部の各々を任意の
温度に加熱できる方法を提供するにある。・ 本発明によれば、夫々が金属製の無継目カップ状成形体
から成る上方体と下方体とを周状の開放端部同志で熱接
着剤を介して重ね合せ接合することから成る金属容器の
製造方法において、前記両端部が熱接着剤を介して係合
された継目となるべき周状部分に対して、その半周より
も小さい部分を覆うように高周波誘導加熱コイルを配置
し、該加熱コイルに通電して、上方体及び下方体の各々
にうず電流を誘導し、該周状部分と該加熱コイルとを相
対的に回転させ、これにより前記両端部を加熱して熱接
着による継目を形成させることを特徴どする金属容器の
製造方法が提供される。
本発明を以下に、添付図面に示す具体例に基づき詳細に
説明する。
本発明によるビン状の金属容器の一例を示す第1図にお
いてこのビンは、例えば錫メッキ鋼板等の金属製の無継
目カップ状成形体から成る下部体1と、金属製の無継目
カップ状成形体から成る上部体2とから成っており、こ
れらのカップ状成形体にし、開放端部6と開放端部4と
が重ね合せ接合されて、周状の側面継目5を形成するこ
とにより容器の形に一体化されている。
この具体例において、下部体1は金属素材の高度の絞り
−しごき加工で形成された背の高い薄肉側壁部6と実質
上しごき加工を受けていない厚肉の底部7とから成るカ
ップであり、一方上部体2も下部体と同様の成形で形成
された背の高い薄肉、側壁部8も上壁9とから成るカッ
プである。上部体2の側壁部8の高さは、継目5の巾と
等しいか、或いは継目中よりも若干大きい範囲内にある
。また上部体2の上壁9は上に凸のテーパー面をなして
おり、その中央には内容物の充填用乃至は成田し用の注
ぎ口10が形成されている。
第1図に示す具体例では、下部体1の開放端部3はそれ
に近接した部分でのネックイン加工により、それ以外の
胴壁部に比して小径となるように絞られており、より大
径の上部体開放端部4内に嵌挿される。下部体開放端部
6の外面と上部体開放端部4の内面との間には熱接着性
の接着剤層11が設けられ、下部体と上部体との接合、
固着が行われている。接着剤11の一部は継目5からは
み出して、結目の内側に位置する金属素材切断端縁12
に対する被覆層16を形成していることが、耐腐食性の
点で望ましい。
上述した構造の金属製容器においては、上部体2に極め
て小さい注ぎ口10が形成されでいるの  ′みであり
、従って、上部体2と下部体1とを嵌合させた後では、
この嵌合組立体の内部に格別の加熱機構等を挿入するこ
とは事実上不可能であり、従って嵌合部の加熱は外部か
らの加熱のみが可能であることが了解されよう。
本発明によれば、との嵌合部の外側に高周波誘導加熱コ
イルを特定の仕組で位置させて通電を行い且つ嵌合部と
コイルとを相対的に回転させることにより、外側に位置
する開放端部4のみならず、内側に位置する開放端部6
をも効率良く加熱し、接着を著しく短時間の内に行い得
るものである。
本発明の詳細な説明するための第2及び6図において、
第6図の部分断面の部分から明らかな通り、継目となる
べき周状部分5αにおいては、下方体1の端部3と上方
体2の端部4とは熱接着剤層11αを介して嵌合により
機械的に係合されている。
本発明によれば、第2図から明らかな通り、こイ   
  の周状部分5αに対して、その半周よりも小さい部
分66を覆うように高周波誘導加熱コイル14を配置し
電源15からの通電を行う。
本発明、の重要な特徴の一つは、第6図から明らかな通
り、この高周波誘導加熱コイル14への通電により、下
方体1に対して、重ね合されていない側壁部6から重ね
合された端部6に至るうず電流16を誘導すると共に、
上方体2に対しても、重ね合されていない側壁部8から
重ね合された端部4に至るうず電流17を誘導すること
にある。
側壁部6及び80部分では広い面積に対応してうず電流
の電流密度は比較的低く、一方端部6及び40部分では
、カットエツジとなっていて面積の広がりがないこと及
びエツジへの電流集中効果等によって、うず電流の電流
密度は比較的高(、この結果と・して、重ね合せ部の外
側に位置する開放端部4のみならず、その内側に位置す
る開放端部6も強く加熱されることになる。
本発明によれば、このように高周波誘導加熱コイル14
を、重ね合されていない上方体及び下方体の側壁部6及
び80部分で電磁結合させて、この側壁部から重ね合さ
れた端部に至るうす電流を、上方体及び下方体の各々に
誘導させることにより、熱接着剤層11αを介して係合
された両端部6及及び4を強くしかも選択的に加熱する
ことが可能となるものである。
更に、本発明においては、高周波誘導加熱コイル14を
、熱接着すべき周状部分5αに対して、その半周よりも
小さい部分16を覆うように配置すること、及びこの周
状部分5αと高周波誘導加熱コイル14とを相対的に回
転させ力から誘導加熱を行うことも極めて重要である。
即ち、高周波誘導加熱コイル14が周状部分5aの周囲
を覆っている場合や、或いは完全に覆りてないとしても
、周状部分5αの半周以上を覆っている場合は、上方体
2や下方体1の側壁を全周囲にわたって旋回する旋回電
流が誘導されるようになり、側壁部がら端部に至るうず
電流の比率が著しく小さくなシ、端部のみを選択的にし
かも短時間で加熱するという本発明の目的は達成するこ
とが困難となる。
しかも、本発明によれば、うず電流16及び17の誘導
が比較的小さい領域にわたって生じるため、加熱コイル
14と熱接着すべき周状部分5αとを相対的に回転・す
ることによって、周状部分5αの全周にわたって、短時
間で一様な加熱が可能となるものである。
本発明による加熱方法では、周状部分5αに誘導電流を
集中させるために、特に強く加熱される周状部分の長さ
は加熱コイルで覆われる長さよりも短く、その温度分布
は加熱コイルの中心で最も高くその点よシ離れるに従い
低くなる。したがって、加熱開始から終了までに周状部
分が加熱コイルに対して回転する回転数が少ない場合に
は、周状方向の温度上昇が不均一となるので、回転数を
多くすることが特に重要となる。
本発明において、2つのうず電流16及び17の方向は
任意の方向であってよい。例えば、第6図に示すように
1一方の電流16を反時計方向、他方の電流17を時計
方向と逆向きにし、重ね合された端部6及び40部分で
、電流の方向が略平行となるようにすることができる。
この方式を採用すると、端部6と端部4との間に電気的
に短絡した部分が在っても、うず電流の形成が円滑に行
われる。
また、第4図に示すように、一方の電流16と他方の電
流17とは、互いに同方向、例えば時計方向或いは反時
計方向に旋回するうず電流であってもよい。
本発明にお腔て、高周波誘導加熱コイル14としては、
既に詳述したうず電流16及び17を下方体及び上方体
の各々に誘導できるようなものは全て用いることができ
る。このような高周波誘導加熱コイルの適当な例を以下
に詳述するが、本発明は勿論これらの例、に限定されな
い。
例えば、第6図に示されるタイプのうず電流を発生させ
るコイルとして、第5図に示す構造のものを用いること
ができる。
即ち、継目となるべき周状部分5αの外側に全体として
14で示す加熱コイルを次の位置関係で配置する。先ず
、内側の開放端部6に連なる側壁部6には、電流が図面
において一定時点において4       上→下垂直
方向に流れるコイル部分18と対面し、一方外側の開放
端部4に連なる側壁8には、電流が図面にお臂て、同時
点においてやはり上→下垂直方向に流れるコイル部分1
9と対面し、且つ継目となるべき部分5αには、電流が
図面において、同時点において、逆に下→上垂直方向に
流れるコイル部分20tL、20hと対面している。図
において、これらのコイル部分は断面のみで示されてい
るが、コイル部分18はコイル部分20αと、コイル部
分19はコイル部分20bと夫々図面のほぼ垂直方向に
連なって、二群のループを形成していることが理解され
るべきである。尚、第5図において、21はフェライト
等の磁性材料から成る磁気コアであり、各コイル部分1
8.19と側壁61,8との間、或いは更にコイル部分
20α。
20bと周状部分5αとの間に、電磁結合を強め、これ
により加熱効率を増大させるために使用されている。
上述した配置を採用すると、コイル部分18に対応して
下方体1に、またコイル部分19に対応して上方体2に
、第6図に示すうず電流16及び17が夫々誘導される
ことになる。
また、第4図に示されるタイプのうず電流を発生させる
コイルとして、第6図に示すコイルが使用される。即ち
、内側の開放端部6に連なる側壁部6には、電流が図面
において一定時点において上→下垂直方向に流れるコイ
ル部分22と対面し、一方外側の開放端部4に連なる側
壁部8には、電流が図面において、同時点において下→
上垂直方向(流れるコイル部分23と対面し、且つ継目
となるべき部分5αは両コイル部分22及び26のほぼ
中間に位置している。図において、このコイル部分22
及び26は断面のみで示されているが、図面のほぼ垂直
方向に連なったループを形成して−いることが理解され
るべきである。この配置を採用すること、コイル部分2
2に対応して、下方体1にうず電流16が、またコイル
部分26に対応して上方体2にうず電流17が第4図に
示されるように誘導されることになる。第6図に示され
るコイルを用いると、接合すべき端部において、カット
エツジによる電流の集中効果が特に大であり、端部3及
び4の一層効率的でしかも選択的な加熱が可能とな、る
本発明によれば、以上説明した通り、高周波誘導加熱コ
イルと加熱すべき金属素材との電磁結合を、素材両端部
が重ね合せられている部分ではなく、この重ね合せ部よ
りむしろ離れた両側壁部6及び8との間で行うことによ
り、素材両端部6.4の効率の良い加熱が可能となるも
のであり、しかも、接着剤層を間に挾んで、内外の両端
部6.4が加熱されるため、短時間でしかも均一な加熱
が可能となるものである。加熱時間が短時間であると、
溶融状態の接着剤の溢れ出る量が少くなるという利点を
有する。
本発明において、素材側壁部6及び8とコイルとを電磁
結合させる範囲、即ち、接合すべき円状部分5αを覆う
コイル14の長さは、前述した周辺部分の半周よりも短
かいものであるが、一層好適には、第2図に示されるよ
うに、周辺部分5αの外径をRとしたとき、コイル14
と、前記周辺部分5αとのクリアランスARがR74以
内において、この周辺部5αの中心からの頂角(りが6
0乃至150度、特に40乃至100度となるようなも
のであることが望ましい。
本発明において、高周波誘導加熱コイル14を固定し、
一方上方体と下方体との嵌合体を回転させつつ誘導加熱
を行うことが望ましく、この場合、”嵌合体、即ち接合
すべき周状部分5aは加熱開始から終了迄に5乃至25
回転、特に10乃至15回転となるよ5な回転数で回転
させながら誘導加熱を行う。コイルの配置は、前述した
制限内で種々の態様をとることができ、例えば、直線状
に加熱コイルを配置し、この加熱コイルに沿って並んだ
複数個の嵌合体を回転させながら誘導加熱を行うことが
でき、或いはターレットの各ポケットに嵌合体を回転可
能に支持させると共に、このターレットの各ポケットに
対して該嵌合体の周囲の一部を覆うようにコイルを配置
して、該嵌合体周辺部の誘導加熱を′行うことができる
。前者の方式は、イ     装置的配置が簡便である
が、加熱効率が低いと−・う面があるが、後者の方式で
は加熱効率をも高いレベルに向上させ得る。
コイルに通電する高周波電流は、この種の誘導加熱に使
用されているものは全て使用でき、例えば一般的に言っ
て、10 ff、乃至500 ff、の高周波が好適に
使用される。重ね合された両端部を直接誘導加熱する方
式では、20 ffz以下のような低い周波数でなけれ
ば、この重ね合せ部に高周波を透過させることが困難で
あり、このような低い周波数では効率が低くなるのを避
は得す、しかも両端部に外−高温及び内−低温という温
度勾配が必然的に形成されるが、本発明においては、こ
のような透過の問題なしに任意の周波数の高周波を使用
して加熱効率を高め、また温度勾配のない加熱を行うこ
とが可能となる。
加熱コイルへの入力は、容器の大きさや要求される温度
や加熱時間によっても著しく相違し、−概には規定でき
ない。1例として、径110.6*slの周状継目容器
をポリエステル系接着剤を介して接合するに際し、人カ
フKIi’で0.6秒という極めて短時間で熱接着処理
が完了することが認められた。
本発明によれば、外側となる端部と内側となる端部とを
等しい温度となるように加熱することもできるし、また
これらの温度が互いに異なるように加熱することもでき
る。
本発明において、接着剤層としては、熱により溶融乃至
は軟化され、或いは活性化されて接着性を示すもめは全
て使用され、例えばポリニスグル系、ポリアミド系、酸
変性ポリオレフイン系等の熱可塑性樹脂接着剤が有利に
使用されるが、勿論これらに限定されない。
容器用素材としては、アルミニウム等の軽金属や、ブリ
キ、ティン・フリー・スチール、その他の各種表面処理
鋼板、ブラックプレート等の金属を含む素材は全て使用
され、これらの素材は各種塗料で塗装されたものであっ
ても伺等差支えない。
また、この素材は金属箔とプラスチックフィルムとのラ
ミネートであってもよく、このプラスチックフィルムが
ヒートシール性を示す場合には、これを接着剤層として
使用し得ることは当然である。
本発明を次の例で説明する。
素板厚0.26朋のアルミ板(!+004材H19)の
内外面に変性ビニル系塗料をそれぞれ全体の塗膜量が1
80Mg/dが、 80■/dがとなるように塗布、焼
付を行った後に250朋の径の円板に打抜き、通常のプ
レス加工により成形を施し、接合部端縁の内径が110
.60mmで中心部に直径60酩の注ぎ口を有する上部
体を作製した。
一方、同じ塗装板よりやはり250龍の径の円板を打抜
き、プレス加工により成形を行って接合部端縁の外径が
110.50mの下部体を作製した。
この下部体の端縁全周にわたって、その外面側約6朋巾
、内面側約2u巾で以下のように接着剤を塗布した。す
なわち、実施例1,2ではナイロン12の粉末を下部体
の端縁外面側6龍、内面側2朋のみが露出するようにマ
スキングした上で静電塗装を行い、更にその部分を赤外
線ヒーターにより加熱し粉体を溶融させ約85μ落の膜
厚で接着剤皮膜を形成した。
以上のように作製した上部体と接着剤を塗布した下部体
とを嵌合した後、加熱工程そしてこれと同一スチージョ
ンに於て冷却工程を施して嵌合部の接着剤を溶融、冷却
固化させて接合を行い、上部体と下部体が接合された容
量約2000mの金属容器を作製した。
各側で加熱コイル、加熱工程、冷却工程を詳述すると以
下の通りである。
実施例1゜ 本例で採用した加熱コイルの形状は、第5図に示される
ように、加熱コイル18,19,20α。
20hの導体の径は4闘で、上側部材2と下側部材1と
に電磁結合している加熱コイルの巻数は2ターンで、嵌
合部5αに電磁結合している加熱コイルの巻数は4ター
ンであり、被加熱物を覆う加熱コイルの頂角θは90度
で、コイルの巾fcは10朋、中空部の巾Fgは20■
である。
加熱工程では外側部材と内側部材との温度上昇が等しく
なるように加熱コイルをセットして被加熱部材を加熱時
間内に10回転するように回転さ)       せつ
つ3 Q () ffzの高周波誘導加熱装置により5
KlVの入力で0.5秒間加熱し、加熱終了と同時に圧
縮エア、−ノズルを用いて1秒間嵌合部に吹きつけ、冷
却を行った。
加熱終了時の外側部材、内側部材の嵌合部の温度はどち
らも260℃であった。
接着剤が固化する時刻での外側部材と内側部材との温度
は等しく115℃であった。したがって、接着剤には必
要以上の押圧力は働かず、接着剤は嵌合部より押出され
ず、嵌合部が常温になっても接着剤に引張り応力が働く
ことはない。
実施例2゜ 本例で採用した加熱コイルの形状は、第6図に示される
ように、加熱コイル22.23の導体の径は4龍で上側
部材2と下側部材1とに電磁結合している偏平渦巻加熱
コイルの巻数は4ターンであり、その巾1fcは20朋
、中空部の巾rgは25闘である。被加熱物を覆う加熱
コイルの頂角θは90度である。
加熱工程では、外側部材と内側部材との温度上昇が等し
くなるように、加熱コイルの中心を嵌合部の中心より2
朋だけ下げた状態に加熱コイルをセットし、被加熱部材
を加熱時間内に10回転するように回転させつつ、60
0KH2の高周波誘導加熱装置により4KFの入力で0
.5秒間加熱し、加熱終了と同時に圧縮エアーノズルを
用いて1秒間嵌合部に吹付け、冷却を行った。
加熱終了時の外側部材、内側部材の嵌合部の温度はどち
らも260℃であった。
接着剤が固化する時刻での外側部材と内側部材との温度
は等しく115℃であった。したがって、接着剤には必
要以上の押圧力は働かず、接着剤は嵌合部より押出され
ず、嵌合部が常温になっても接着剤に引張応力が働くこ
とはない。
比較例1 実施例1,2において、被加熱物を覆う加熱コイルの頂
角を180度以上にした場合、実施例1.2で行った加
熱条件では、嵌合部は所望の温度に加熱されず、外側部
材、内側部材の嵌合部の温度を260℃にするためには
、いずれの場合にも、約2倍の人力電力が必要であり、
胴部6,8が異常に温度上昇し、冷却に時間がかかるな
どの問題が生じた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるビン状の金属容器の一例を示す
側断面図、 第2図は、本発明の詳細な説明するための高周波誘導加
熱コイル及び容器の断面図、 第6図及び第4図は、高周波誘導加熱コイルによって誘
導されろうず電流の状態を示す図、第5図及び第6図は
、本発明の詳細な説明するための高周波誘導加熱コイル
及び容器の側断面図であって、 側照数字1は下部体、2は上部体、6及び4は開放端部
、5は周状の側面継目、6及び8は薄肉の側壁部、11
は接着剤層、14は加熱コイル、15a電源、16及び
17はうず電流、18 、19.20α、20b、22
及び26はコイル部分、21は磁気コアを夫々示す。 特許出願人 岸 本   昭 Ll 図 /n 筑2 図 幕3 図 乳4図 家5図 10 紙ろ図 0 手続補正書(自発) 昭和57年12月14日 ゛ 特許庁長官  若 杉 相 夫 殿1 事件の表示 特願昭57−106220号 2 発明の名称 金属容器の製造方法 3 補11:、をする者 事件との関係 特許出願人 イ1所  東京都千代田区内幸町1丁目6番1号名称 
(376)東洋製罐株式会社 4 代  理  人  〒105 f11斤   東M都港1メ愛21丁1日16番7号愛
宕山ブr護士ビル5 補正命令の1−1付 な  し 6 補正の対象        、7.−(1)−細書
第14頁下から4行に、「外径をRとしたとき」とある
を、 [外径の号をRとしたとき」 と訂正する。 (2)仝第14頁下から6行に[クリアランスARJと
あるを、 [クリアランスΔR」 と訂正する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)夫々が金属製の無継目カップ状成形体から成る上
    方体と下方体とを周状の開放端部同志で熱接着剤2多介
    して重ね合せ接合することから成る金属容器の製造方法
    において、 前記両端部が熱接着剤を介して係合された継目となるべ
    き周状部分に対して、その半周よりも小さい部分を覆う
    ように高周波誘導加熱コイルを配置し、該加熱コイルに
    通電して、上方体及び下方体の各々にうず電流を誘導し
    、該周状部分と該加熱コイルとを相対的に回転させ、こ
    れにより前記両端部を加熱して熱接着による継目を形成
    させることを特徴とする金属容器の製造方法。
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