JPS6315155Y2 - - Google Patents
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- JPS6315155Y2 JPS6315155Y2 JP16264181U JP16264181U JPS6315155Y2 JP S6315155 Y2 JPS6315155 Y2 JP S6315155Y2 JP 16264181 U JP16264181 U JP 16264181U JP 16264181 U JP16264181 U JP 16264181U JP S6315155 Y2 JPS6315155 Y2 JP S6315155Y2
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Landscapes
- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は金属製ビンに関するもので、より詳細
には、夫々が金属の無継目カツプ状成形体から成
る上部体と下部体とから成り、且つ周状の側面継
目を備えた金属製ビンの改良に関する。
には、夫々が金属の無継目カツプ状成形体から成
る上部体と下部体とから成り、且つ周状の側面継
目を備えた金属製ビンの改良に関する。
(従来の技術)
夫々が金属素材の無継目カツプ状成形体から成
る下部体と上部体とをそれらの周状開放端部同志
で重ね合せ接合して成る容器は、耐圧性、耐衝撃
性に優れたものであるが、この容器においては、
金属溶出乃至は腐食及び気密漏洩の点で解決しな
ければならない問題がある。即ち、この容器の周
状側面継目の内側には必らず一方の部体の開放端
部が位置しており、この内側開放端部が内容物に
露出することから、このカツトエツジからの金属
溶出或いはこのカツトエツジ部の腐食を生ずる。
これを防止するために、カツトエツジ部を含めて
内側開放端部に樹脂の保護被覆を施こすことが考
えられるが、継目形成後の容器には、小さな注ぎ
口があいているのみであるから、継目形成後の容
器にこのような被覆を形成させることは不可能に
近い。また、継目の形成に先立つて継目内側とな
るべき開放端部を樹脂フイルム等で予じめ被覆す
ることが考えられるが、この場合にも樹脂被覆に
仮りに一点の欠陥や密着不良の部分があつても、
この部分から金属溶出や腐食が進行することにな
る。
る下部体と上部体とをそれらの周状開放端部同志
で重ね合せ接合して成る容器は、耐圧性、耐衝撃
性に優れたものであるが、この容器においては、
金属溶出乃至は腐食及び気密漏洩の点で解決しな
ければならない問題がある。即ち、この容器の周
状側面継目の内側には必らず一方の部体の開放端
部が位置しており、この内側開放端部が内容物に
露出することから、このカツトエツジからの金属
溶出或いはこのカツトエツジ部の腐食を生ずる。
これを防止するために、カツトエツジ部を含めて
内側開放端部に樹脂の保護被覆を施こすことが考
えられるが、継目形成後の容器には、小さな注ぎ
口があいているのみであるから、継目形成後の容
器にこのような被覆を形成させることは不可能に
近い。また、継目の形成に先立つて継目内側とな
るべき開放端部を樹脂フイルム等で予じめ被覆す
ることが考えられるが、この場合にも樹脂被覆に
仮りに一点の欠陥や密着不良の部分があつても、
この部分から金属溶出や腐食が進行することにな
る。
また、他の問題は、重ね合せ接合ではシール部
の間隔がかなり短いということであり、接合部に
接着不良の部分があると直ちに気密漏洩につなが
ることである。
の間隔がかなり短いということであり、接合部に
接着不良の部分があると直ちに気密漏洩につなが
ることである。
実開昭48−46059号公報には、缶胴の開口縁部
又はこれに接着する蓋、底部材の周縁の何れかに
断面U字状の嵌合縁部を形成し、これに缶胴又は
蓋、底部材を嵌入し熱硬化性の接着剤にて水密的
に固着せしめた缶が記載されている。
又はこれに接着する蓋、底部材の周縁の何れかに
断面U字状の嵌合縁部を形成し、これに缶胴又は
蓋、底部材を嵌入し熱硬化性の接着剤にて水密的
に固着せしめた缶が記載されている。
(考案が解決しようとする問題点)
熱硬化性の接着剤は、その硬化に長時間を要す
るという問題があり、一方熱接着性の熱可塑性接
着剤は、加熱溶融及び冷却固化という短かい時間
で接着が可能であるという利点があるが、熱接着
に際して、二部品間に位置する接着剤層を十分に
押圧した状態におかないと接着不良を生じるとい
う問題がある。
るという問題があり、一方熱接着性の熱可塑性接
着剤は、加熱溶融及び冷却固化という短かい時間
で接着が可能であるという利点があるが、熱接着
に際して、二部品間に位置する接着剤層を十分に
押圧した状態におかないと接着不良を生じるとい
う問題がある。
前記先行技術にみられる継目方式を、上部体と
下部体とを熱接着剤を用いて接合するのに適用す
る場合、U字状縁部に熱接着剤を溶融状態で充填
し、これに他方の開放端部を嵌挿しても、U字状
縁部の中央に他方の開放端部が位置し且つその両
側に接着剤層が位置するように嵌挿を行うことは
難しく、しかも熱接着剤層に十分な押圧力が与え
られるようにすることも困難である。
下部体とを熱接着剤を用いて接合するのに適用す
る場合、U字状縁部に熱接着剤を溶融状態で充填
し、これに他方の開放端部を嵌挿しても、U字状
縁部の中央に他方の開放端部が位置し且つその両
側に接着剤層が位置するように嵌挿を行うことは
難しく、しかも熱接着剤層に十分な押圧力が与え
られるようにすることも困難である。
従つて、本考案の目的はU字型の溝部の中央に
他方の開放端部が位置しその両側に熱接着剤層が
位置するように両者の嵌合が行われ、しかも熱接
着に際しては、接着剤層に圧力が作用し、その結
果として金属溶出及び腐食が防止され、継目の接
着力及び気密性に優れ、しかも製造も容易な金属
製ビンを提供するにある。
他方の開放端部が位置しその両側に熱接着剤層が
位置するように両者の嵌合が行われ、しかも熱接
着に際しては、接着剤層に圧力が作用し、その結
果として金属溶出及び腐食が防止され、継目の接
着力及び気密性に優れ、しかも製造も容易な金属
製ビンを提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
本考案によれば、金属素材の絞り加工或いは絞
り−しごき加工で形成された無継目カツプ状成形
体から成る下部体と金属素材の浅絞り加工で形成
され且つ上壁に容器側壁よりも小径の注ぎ口を有
する上部体とから成り、(イ)該上部体はその周辺に
下向きに開口している環状凹溝を有すると共に、
(ロ)該環状凹溝の外周壁の下端は1/100乃至2mm-1
の曲率で外方に拡がる湾曲部を有し、(ハ)該下部体
はネツク部を介して上部に位置する周状開放端部
と該開放端部の内外面をカツトエツジを含めて被
覆する熱接着可能な熱可塑性接着剤層を有し、(ニ)
下部体の開放端部の厚みをt1、接着剤層の厚みを
t2、上部体の環状凹溝の間隔をt3としたとき式 t1+2t2>t3>t1 …(1) の関係にあり、(ホ)下部体の開放端部は接着剤層と
共に環状凹溝に嵌挿され、次いで該接着剤層の溶
融により下部体と上部体との接合が行われている
ことを特徴とする金属製ビンが提供される。
り−しごき加工で形成された無継目カツプ状成形
体から成る下部体と金属素材の浅絞り加工で形成
され且つ上壁に容器側壁よりも小径の注ぎ口を有
する上部体とから成り、(イ)該上部体はその周辺に
下向きに開口している環状凹溝を有すると共に、
(ロ)該環状凹溝の外周壁の下端は1/100乃至2mm-1
の曲率で外方に拡がる湾曲部を有し、(ハ)該下部体
はネツク部を介して上部に位置する周状開放端部
と該開放端部の内外面をカツトエツジを含めて被
覆する熱接着可能な熱可塑性接着剤層を有し、(ニ)
下部体の開放端部の厚みをt1、接着剤層の厚みを
t2、上部体の環状凹溝の間隔をt3としたとき式 t1+2t2>t3>t1 …(1) の関係にあり、(ホ)下部体の開放端部は接着剤層と
共に環状凹溝に嵌挿され、次いで該接着剤層の溶
融により下部体と上部体との接合が行われている
ことを特徴とする金属製ビンが提供される。
(作用)
前記構成(ハ)の通り、下部体開放端部の内外面に
熱可塑性接着剤を予じめ設けておくことにより、
構成(イ)の環状凹溝にこの開放端部を嵌挿したと
き、環状凹溝の中央に開放端部及びその両側に接
着剤層を正確に位置させることが可能となる。
熱可塑性接着剤を予じめ設けておくことにより、
構成(イ)の環状凹溝にこの開放端部を嵌挿したと
き、環状凹溝の中央に開放端部及びその両側に接
着剤層を正確に位置させることが可能となる。
また、構成(ニ)の通り、開放端部の厚みt1接着剤
層の厚みt2及び凹溝の間隔t3を前記式(1)を満足す
るようにし、しかも構成(ホ)の通り嵌合及び溶融接
着の順で接合を行うことにより、熱接着時には接
着に必要な圧力が得られ、接着力及び気密性に優
れたものとなる。
層の厚みt2及び凹溝の間隔t3を前記式(1)を満足す
るようにし、しかも構成(ホ)の通り嵌合及び溶融接
着の順で接合を行うことにより、熱接着時には接
着に必要な圧力が得られ、接着力及び気密性に優
れたものとなる。
更に、構成(ロ)の通り、環状凹溝の外周壁下端に
外方に拡がる湾曲部がガイドとなつて、環状凹溝
内に接着剤層で被覆された開放端部をスムースに
嵌挿できる。嵌挿時における接着剤の損傷が防止
され、しかも開放端部のカツトエツジも接着剤層
で被覆されていることから、金属の溶出及び腐食
が防止される。また、この湾曲部が下部体のネツ
ク部と係合する迄嵌挿が行われることにより、常
に一定の接着巾が確保されると共に、容器の寸法
や内容積も一定なものとなる。
外方に拡がる湾曲部がガイドとなつて、環状凹溝
内に接着剤層で被覆された開放端部をスムースに
嵌挿できる。嵌挿時における接着剤の損傷が防止
され、しかも開放端部のカツトエツジも接着剤層
で被覆されていることから、金属の溶出及び腐食
が防止される。また、この湾曲部が下部体のネツ
ク部と係合する迄嵌挿が行われることにより、常
に一定の接着巾が確保されると共に、容器の寸法
や内容積も一定なものとなる。
(実施例)
本考案のビンの一例を示す第1及び第2図にお
いて、このビンは、例えば錫メツキ鋼板、アルミ
板等の金属製の無継目カツプ状成形体から成る下
部体1と、金属製の無継目カツプ状成形体から成
る上部体2とから成つており、これらのカツプ状
成形体は、開放端部3と開放端部4とが嵌合さ
れ、接合されて、周状の側面継目5を形成するこ
とにより容器の形に一体化されている。
いて、このビンは、例えば錫メツキ鋼板、アルミ
板等の金属製の無継目カツプ状成形体から成る下
部体1と、金属製の無継目カツプ状成形体から成
る上部体2とから成つており、これらのカツプ状
成形体は、開放端部3と開放端部4とが嵌合さ
れ、接合されて、周状の側面継目5を形成するこ
とにより容器の形に一体化されている。
尚、図示されていないが、下部体1及び上部体
2の少なくとも内面は、腐食防止の目的で、エポ
キシ−フエノール系塗料のような保護塗料で塗装
されている。
2の少なくとも内面は、腐食防止の目的で、エポ
キシ−フエノール系塗料のような保護塗料で塗装
されている。
このビンにおいて、下部体1は金属素材の高度
の絞り−しごき加工で形成された背の高い薄肉側
壁部6と実質上しごき加工を受けていない厚肉の
底部7とから成るカツプであり、一方上部体2も
金属素材の浅絞り成形で形成されたカツプであつ
て、上方に凸のテーパー状上壁8とその周辺の短
い側壁部9とを有している。この上壁8の中央に
は短い円筒状首部10を介して容器側壁よりも小
径の注ぎ口11が形成されている。尚、円筒状首
部10の上端は外方にほぼ直角に折り曲げられて
おり、容器蓋(図示せず)と係合させるためのフ
ランジ及至はリツプ部12となつている。
の絞り−しごき加工で形成された背の高い薄肉側
壁部6と実質上しごき加工を受けていない厚肉の
底部7とから成るカツプであり、一方上部体2も
金属素材の浅絞り成形で形成されたカツプであつ
て、上方に凸のテーパー状上壁8とその周辺の短
い側壁部9とを有している。この上壁8の中央に
は短い円筒状首部10を介して容器側壁よりも小
径の注ぎ口11が形成されている。尚、円筒状首
部10の上端は外方にほぼ直角に折り曲げられて
おり、容器蓋(図示せず)と係合させるためのフ
ランジ及至はリツプ部12となつている。
この上部体2の周辺側壁部9は前記テーパー壁
8から上方に延びている内周壁13とこの内周壁
から素材を外方に180度折り曲げることにより形
成された外周壁14とから成つており、この内周
壁13と外周壁14との間に下向きに開口してい
る環状凹溝15が形成されている。
8から上方に延びている内周壁13とこの内周壁
から素材を外方に180度折り曲げることにより形
成された外周壁14とから成つており、この内周
壁13と外周壁14との間に下向きに開口してい
る環状凹溝15が形成されている。
また、下部体1の開放端部3はそれに近接した
部分でのネツクイン加工により、それ以外の胴壁
部6に比して小径となるように絞られている。こ
のネツク部(段肩部)16よりも上方の部分に
は、端部3の内外両面及びカツトエツジ17を完
全に被覆するように、被覆保護層兼接着剤層とし
て作用する樹脂層18が設けられている。
部分でのネツクイン加工により、それ以外の胴壁
部6に比して小径となるように絞られている。こ
のネツク部(段肩部)16よりも上方の部分に
は、端部3の内外両面及びカツトエツジ17を完
全に被覆するように、被覆保護層兼接着剤層とし
て作用する樹脂層18が設けられている。
本考案の金属製ビンの製造工程を説明するため
の第3−A、3−B及び第3−C図において、上
部体2の外周壁14の先端は一定の曲率(1/
R)で外方に拡がる湾曲部19を有していること
が、上部体2と下部体1との嵌合操作を容易に行
わせる上で重要である。また、下部体1の端部3
の厚みをt1、接着剤層18の厚みをt2、環状凹溝
15の間隔をt3としたとき、これらの諸寸法は下
記式 t1+2t2>t3>t1 の関係にあることが、強固な接着を可能にし且つ
気密性及び耐腐食性を高める上で重要である。外
方湾曲部19の曲率は、一般に1/100乃至2mm-1
の範囲にあるのがよい。
の第3−A、3−B及び第3−C図において、上
部体2の外周壁14の先端は一定の曲率(1/
R)で外方に拡がる湾曲部19を有していること
が、上部体2と下部体1との嵌合操作を容易に行
わせる上で重要である。また、下部体1の端部3
の厚みをt1、接着剤層18の厚みをt2、環状凹溝
15の間隔をt3としたとき、これらの諸寸法は下
記式 t1+2t2>t3>t1 の関係にあることが、強固な接着を可能にし且つ
気密性及び耐腐食性を高める上で重要である。外
方湾曲部19の曲率は、一般に1/100乃至2mm-1
の範囲にあるのがよい。
先ず第3−A図に示す通り、下部体1の接着剤
層被覆端部3と上部体2の環状凹溝15とを同軸
上に位置させ、次いで両者を軸方向に押込む。こ
の際、上部体2の外方湾曲部19及び内周壁13
と上壁8との接続部の湾曲部20がガイドとなつ
て、前記端部3の凹溝15内への嵌挿が行われ
る。開放端部3の凹溝15内への嵌挿は、第3−
B図に示す通り、上部体2の外方湾曲部19が下
部体1のネツク部16に突き当る迄行われる。
層被覆端部3と上部体2の環状凹溝15とを同軸
上に位置させ、次いで両者を軸方向に押込む。こ
の際、上部体2の外方湾曲部19及び内周壁13
と上壁8との接続部の湾曲部20がガイドとなつ
て、前記端部3の凹溝15内への嵌挿が行われ
る。開放端部3の凹溝15内への嵌挿は、第3−
B図に示す通り、上部体2の外方湾曲部19が下
部体1のネツク部16に突き当る迄行われる。
最後に、両部体の嵌合により形成された継目を
高周波誘導加熱等の手段で加熱し、接着剤18を
溶融させる。接着剤層18には、内周壁13及び
外周壁14により圧力が作用しているため、第3
−C図に示す通り溶融した接着剤は外方にはみ出
しながら、強固な接着が行われる。
高周波誘導加熱等の手段で加熱し、接着剤18を
溶融させる。接着剤層18には、内周壁13及び
外周壁14により圧力が作用しているため、第3
−C図に示す通り溶融した接着剤は外方にはみ出
しながら、強固な接着が行われる。
本考案において、接着剤18としては、熱接着
可能な熱可塑性樹脂が好適に使用され、例えばナ
イロン系、ポリエステル系、酸変性オレフイン樹
脂系、アイオノマー等が使用される。接着剤層1
8は、下部体の端部3に予じめ施こしおくことが
望ましいが、液状乃至は溶融物状の接着剤18を
環状凹溝15内に充填して、両者の嵌合を行つて
もよい。
可能な熱可塑性樹脂が好適に使用され、例えばナ
イロン系、ポリエステル系、酸変性オレフイン樹
脂系、アイオノマー等が使用される。接着剤層1
8は、下部体の端部3に予じめ施こしおくことが
望ましいが、液状乃至は溶融物状の接着剤18を
環状凹溝15内に充填して、両者の嵌合を行つて
もよい。
ピン胴部の主体となる下部体1の側壁は高度に
薄肉化されていることが好ましく、下記式 RI=TB−TW/TB×100 式中、TBはカツプ状成形体の底壁の厚み、TW
はカツプ状成形体の側壁の厚みを夫々表わす、 で定義されるしごき率(RI)が20%以上、特に
30乃至80%となるようにしごき加工されているこ
とが望ましい。
薄肉化されていることが好ましく、下記式 RI=TB−TW/TB×100 式中、TBはカツプ状成形体の底壁の厚み、TW
はカツプ状成形体の側壁の厚みを夫々表わす、 で定義されるしごき率(RI)が20%以上、特に
30乃至80%となるようにしごき加工されているこ
とが望ましい。
環状凹溝15の深さは、容器の大きさによつて
も相違するが、一般に少なくとも1mm、特に2乃
至10mmの範囲とすることが適当である。
も相違するが、一般に少なくとも1mm、特に2乃
至10mmの範囲とすることが適当である。
(考案の効果)
本考案によれば、上部体の環状凹溝の中央に下
部体の開放端部及びその両側に熱接着剤を正確に
位置させ且つ熱接着剤層に接着時に十分押圧力を
作用させることが可能となり、これにより気密性
及び接着力に優れた接合部を形成させることが可
能となつた。
部体の開放端部及びその両側に熱接着剤を正確に
位置させ且つ熱接着剤層に接着時に十分押圧力を
作用させることが可能となり、これにより気密性
及び接着力に優れた接合部を形成させることが可
能となつた。
また、下部体開放端部に被覆された接着剤層を
破損することなしに上部体及び下部体の嵌合が円
滑に可能となり、これにより金属溶出や腐食を防
止することが可能となつた。
破損することなしに上部体及び下部体の嵌合が円
滑に可能となり、これにより金属溶出や腐食を防
止することが可能となつた。
更に、接着巾を一定にし、容器寸法や内容積を
一定にすることも可能となつた。
一定にすることも可能となつた。
第1図は、本考案の金属製ビンを下部体と上部
体とに分けて示す側面断面図であり、第2図は下
部体と上部体とを一体に組立てた金属製ビンを示
す一部断面側面図であり、第3−A図、第3−B
図及び第3−C図は、下部体の端部を上部体の環
状凹溝に嵌挿し、接着する工程を説明する説明図
である。 引照数字はそれぞれ、1は下部体、2は上部
体、3及び4は開放端部、5は側面継目、6は薄
肉側壁部、7は厚肉の底部、11は注ぎ口、13
は内周壁、14は外周壁、15は環状凹溝、17
は金属素材カツトエツジ、18は接着剤層、19
は湾曲部を示す。
体とに分けて示す側面断面図であり、第2図は下
部体と上部体とを一体に組立てた金属製ビンを示
す一部断面側面図であり、第3−A図、第3−B
図及び第3−C図は、下部体の端部を上部体の環
状凹溝に嵌挿し、接着する工程を説明する説明図
である。 引照数字はそれぞれ、1は下部体、2は上部
体、3及び4は開放端部、5は側面継目、6は薄
肉側壁部、7は厚肉の底部、11は注ぎ口、13
は内周壁、14は外周壁、15は環状凹溝、17
は金属素材カツトエツジ、18は接着剤層、19
は湾曲部を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 金属素材の絞り加工或いは絞り−しごき加工で
形成された無継目カツプ状成形体から成る下部体
と金属素材の浅絞り加工で形成され且つ上壁に容
器側壁よりも小径の注ぎ口を有する上部体とから
成り、該上部体はその周辺に下向きに開口してい
る環状凹溝を有すると共に、該環状凹溝の外周壁
の下端は1/100乃至2mm-1の曲率で外方に拡がる
湾曲部を有し、該下部体はネツク部を介して上部
に位置する周状開放端部と該開放端部の内外面を
カツトエツジを含めて被覆する熱接着可能な熱可
塑性接着剤層を有し、下部体の開放端部の厚みを
t1、接着剤層の厚みをt2、上部体の環状凹溝の間
隔をt3としたとき式 t1+2t2>t3>t1 の関係にあり、下部体の開放端部は接着剤層と共
に環状凹溝に嵌挿され、次いで該接着剤層の溶融
により下部体と上部体との接合が行われているこ
とを特徴とする金属製ビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16264181U JPS5867742U (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 金属製ビン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16264181U JPS5867742U (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 金属製ビン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5867742U JPS5867742U (ja) | 1983-05-09 |
JPS6315155Y2 true JPS6315155Y2 (ja) | 1988-04-27 |
Family
ID=29954950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16264181U Granted JPS5867742U (ja) | 1981-11-02 | 1981-11-02 | 金属製ビン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5867742U (ja) |
-
1981
- 1981-11-02 JP JP16264181U patent/JPS5867742U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5867742U (ja) | 1983-05-09 |
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