JPS5822064A - 消臭組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、半固形乃至ペースト状の消臭組成物に係るも
のである。

従来公知の消臭剤としては、香料を用いた芳香剤、ある
いは活性炭吸着剤が一般的である。しかるに、これらの
従来品は、たとえば芳香消臭剤にｇいては揮散した香料
が悪臭を中和、マスキング昨月などでいんぺいして嗅覚
に感じにく工するの木で悪臭そのものン消し去る効果は
ない。さらに活性炭においては、悪臭を吸看する効果は
あるがそのためには悪臭が活性炭と接触する必要があり
、その作用範囲が限られる欠点がある。すなわち、いづ
れも環境中に気化して悪臭成分を積極的に分解して消臭
するという効果はもちえない。

二酸化塩素な純水中に安定化させた安定化二酸化塩素液
は、硫化物、アミン化合物などの悪臭を酸化分解する作
用があり最近消臭剤としての利用が広がってきている。

さらｔこ、こ゛の安定化二酸化塩素液を吸着担体に吸看
させた清爽剤、または安定化二酸化塩素液ン吸着させた
脱脂綿、不織布などに気流を送って清爽器として用いる
などの試みがなされていることは公知である。しかるに
、これらの消臭剤などは、たとえば吸着担体の吸着容量
が担体重量のたかだか２１１１１〜２５０直量％までで
あるため１こその清爽効果の持続性に欠けること、また
安定化二酸化塩素液そのものを用いた場合は、数体であ
るため取扱上不便なことなど改良すべき点が多い。

本発明者は、さきに、高吸水性８１ｊ１１と吸水性をも
つ無機化合物との混合物に安定化二酸化塩素液ン吸着さ
せた組成物（特願昭５６−０４２６２３号）が、従来品
にない安定化二酸化塩素液を多数に吸着した消臭剤とし
て有用なことを見出した。しかし、この消臭剤にしても
、さらに安定化二酸化塩素液の吸着＆ｖふやして消臭持
続性を延ばす点で改良の余地があった。例えば、悪臭濃
度の低い雰囲気を継続的に消鳥する用途には、揮散する
二酸化塩１ｃｍが微量で従ってその分だけ二酸化塩素の
ｒＩＩ敵持続性の長い特質をもった消臭剤が費望されて
いるが、上述の先−の消臭組成物はこれを十分満廻させ
るものではなかった。

本発明者は、上記の消臭組成物よりもさらに二酸化塩素
液を多１ｉｒ−吸着でき、しかも、その吸着物よりの二
酸化塩素の揮散が徐々に行われるような消臭組成物ｔう
るのに鋭意研究を重ねてきたが高吸水性樹脂中の不純物
鉄分を少・なくシ、シかも安定化二酸化塩素液を吸着さ
せる＠ｔこ担体としての高吸水性樹脂にアルカリ水溶液
を一定普吸着させることが上述の目的１こ効果的なこと
ｔ見出して本発明を完成したものである。

本発明の目的は先願の消臭組成物（特願昭５６−０４２
６２３号）の改良品として、安定化二酸化塩素液のもつ
悪臭に対するすぐれた清爽カン生かしながら、これを取
扱いに便利な半固形状に変えしかも少量の二酸化塩素を
安定的に長期間放つ性ｆａｔもった消臭剤を提供するこ
とにあり、その主な狙いは、例えは、冷蔵縛、居間ある
いは下足箱などの比較的美気磯度の低い場ｐｘ　ｃ用い
て、長期間にわたり継続して使用可能な経済性にすぐれ
た清爽剤！提供することにある。

安定化二酸化塩素液は少量の二酸化塩素を遊離するが、
それがｍ讐されない限り安定なものと考えられ、また、
安定化二酸化塩素液を塩基性吸着剤あるいは酸性担体ｔ
アルカリ性に、した吸着剤に吸着させてえられる吸着物
は、酸性物質を共存させない限り安定なものと一般に考
えられてきたことは、例えば特公昭４８−３２（１７９
号公報の内容からも明らかである。しかし、本発明者が
各種吸着担体ン選んで安定化二酸化塩素液の吸着性とそ
の吸着物からの二酸化塩素の発散性（発散速度、持続性
など）ｔＪｌべた結果では、吸着担体のＰＨのみがその
支配要因でないことが明らかになり、吸着担体の組成、
成分なども二酸化塩素の発散性に影響を及ばしているこ
とが判明した。従って、安定化二酸化塩素液の吸着物は
、その吸着担体の楡類が異なればＰＲが同じ値であって
も二酸化塩素の発散の程度が異なり、これをツノトロー
ルするには、各吸着担体ごとにその組成、成分に応じた
なんらかの処理あるいは加工が必要とされることが確認
された。

上述の観点から、市販高吸水性樹Ｂａを吸着担体・とし
て用いる場合、本発明の目的とする消臭組成物とするの
に必要な担体高吸水性樹脂が具備すべき条件、およびそ
の加工処理方法について多くの検討を１ねた結果、高吸
水樹脂はＰＨが中性であるにか工わらず安定化二酸化塩
素液を吸着させた場合二酸化塩素の発散が早いのは、不
純物として含まれる鉄分が一つの要因となっていること
、さらに、高吸水性樹脂を予め一定量のアルカリ水溶液
で処理した後に安定化二酸化塩素液を吸着させたものが
、驚くべきことに二酸化塩素を少量ずつ発散する性質を
もち遅効性の消臭剤として好適であることを見出した。

本発明で用いる高吸水性樹脂としては、たとえば、でん
ぷん−アクリルグラフトポリマー、架橋ポリアクリル酸
系ポリマー、架橋ポリビニルアルコール系ポリマーある
いは分子内架橋ポリエチレンオキサイドなどの有機ポリ
マーの粉末またはか粒があげられるが、不純物としての
鉄分はＦｅ、０３として０．１重量％以下、好ましくは
０．０５５重量％以下なければならない。

本発明で用いるアルカリ水溶液としては、無機化合物あ
るいは有機化合物の水溶液いずれでも用いうるが、もり
とも一般的には、炭酸ナトリウ＾、重炭酸ナトリウムＳ
よび水酸化ナトリウムのごときアルカリ金属の炭酸塩、
重炭酸塩または水酸化物の使用が好ましい。

用いるアルカリ水溶液の良度および量は、高吸水性樹脂
の種殖Ｓよび吸着さすべき安定化二酸化塩素液の濃度に
よって、それぞれ、１重量％〜飽和溶液、１００〜７０
０＠量％の範囲内で適宜選択すべきである。例えば、吸
着さすべき安定化二酸化塩ＩＩＲ液の濃度が高い場合は
アルカリ水溶液の濃度も高くし、また高吸水性樹脂め吸
水容量が大きい場合はアルカリ水溶液のｔｖ多くするな
どである。上記の範囲外は本発明消臭組成物をうるのに
過当でないので本発明より除外される。

本発明消臭組成物は、高吸水性樹脂ｔｏｏｋ量部に対し
、アルカリ本溶液１００〜７００重量部を予め混合した
後安定化二酸化塩素液を吸着させるものであるから、当
然のことながら吸着担体は・アルカリ水溶液を吸着させ
た分だけその吸着容量が減少する。従って、吸着担体中
になるべく多量の安定化二酸化−素液を吸着させるため
に、アルカリ水溶液の溶媒としての水を安定化二酸化塩
素液で代替することが好ましい手段である。この節用い
る安定化二酸化塩素液の濃度としては、０．１〜５％液
が好ましい。

本発明では、こうしてえられた高吸水性樹脂のアルカリ
水溶液処理物に安定化二酸化塩素液１００〜４．ＯＬｌ
　０　重量部を吸着させて半固形乃至ペースト状消臭組
成物とするものであるが、安定化二酸化塩素液の１（７
０重量部未満は消臭能の持続性不足の理由で、また４、
０００重量部な超える量はペースト状を保持できず流動
性がふえるので本発明の範囲外である。また、用いる安
定化二酸化塩素液の濃度はとくに制限はないが、通常０
，１〜５ｉＥ１％の範囲を用いる。

本発明消臭組成物に８いて、吸着担体に吸着させる安定
化二酸化塩素液Ｊｌを担体の吸着容量限度以下にしてそ
の吸着能を残して８＃、さらに各種界面活性剤などの液
状洗剤を吸着させて、例えばペット用箱などの臭気付着
物の洗浄消臭の目的にも便いうる。この場合、洗浄消臭
をより効果的にするために、例えは天然ゼオライト（モ
ルデナイト、クリノプチロライト）または珪藻土などの
粉末を添加するのはなんら差支えない。

本発明消臭組成物において、安定化二酸化塩素液と共存
させても安定な香料）：たは染料などの着色剤を添加し
て付香または着色することはとくに妨げない。

本発明消臭組成物は、半固形状及至ペースト状物として
えられ、悪臭雰囲気中ＣＳいて少量ずつ継続的に長期間
にｂたって二酸化塩素を放ち、おもに硫化水素、メチル
メルカプタフなどの硫化物またはトリメチルアミ７など
のアミン化合物を分解消臭する特徴を有するので、取扱
いに便利な遅効性消爽剤として広く利用が可能である。

しかして、その消臭効果の持続性は従来品１こ見られな
かった大きな特徴とされる。従って、本発明消臭組成物
は、比較的実見濃度が低くてしかも継続的に消臭する心
象のある場所、倒えば、居室、病室、−フカ−、下足箱
あるいは冷蔵庫などに用いて有用性が大きい。

次に本発明の実施例を示すが、とくに明記しない限り、
部８よび％はすべて電量部および重量％を表わす。

実施例１゜ 鉄の含有蓋がＦｅ２Ｏ，として０．０５％の架橋ポリア
クリル酸系ポリマーを主成分とする高吸水性樹脂粉末（
商品名アクア中−プｌ０５Ｈ，製鉄化学工染株式会社＠
）１００部に、酸性炭酸ナトリウム５０部９５％安定化
二酸化塩素液に溶解してｌ。

０００部としたアルカリ水溶液の１００部を加えて十分
混合する。次に、０．６％の安定化二酸化塩素、液（商
品名ビオートク、助川化学株式会社製）ｔ、ｓ　ｏ　ｏ
部を加えて吸着させ本発明消臭組成物をえた。

この組成物ン密閉容器中に保存したところ、６ケ月後も
変化は認められなかった。−また、この組成物１２０都
を通気性容ｓｉＩに入れて１８０を容積の家庭用冷蔵總
上棚に置いて用いたところ、約６ケ月間消美効果が持続
した。

実施例２゜ Ｆｅ　Ｏとして０６１％の鉄分を含むでんぷん一７３ クリルグラフト系の高吸水性樹脂粉末（商品名サンウェ
ット、三洋化成工業株式会社製）　１００部に、水酸化
カリウムの飽和水溶液（約５２％）のＬＵＯ部を加えて
混合した後、５％の安定化二酸化塩素Ｆ＆４，０ｔｌＯ
部を吸着させてペースト状の本発明消臭組成物をえた。

こうしてえられた組成物８０都を猫が常住し、その排泄
物用箱ｔおいた部屋（約ｌロー）内に開放状態でおいた
ところ、約５ケ月間ペット臭の消ＪＩに効果があった。

比較例１・ 実施例２ｃおいて、鉄含有量ｖＦｅ、０３として０゜１
２％としたでんぷん一アクリル系の高吸水性樹脂粉末（
ＰＨ７，０）１００部に、５％安定化二酸化塩素液２．
ＩＪＯＩＪ部を吸着させた吸着物は、２４時間以内に二
酸化塩ｓｔ発生し、４８時間後にはかなりの臭気ｔ−感
じる程二酸化塩素を遊離した。

実施ｆｌ１３゜ ビニルアルコール−アクリル酸共重合体ヲ主成分とする
高吸水性ｉｉｔｍか粒（商晶名スミカゲル５−５０、Ｆ
　ｅ　２０　ａ　トしテ０．０２％含’ｓ、住友化学工
業株式会社製）１００部を用意する。

炭酸ナトリウム１００部ｖ９００部の１％安定化二酸化
塩素液に溶解してその７００部を上記か粒に加えて混合
する。次いで１００部の１％安定化二酸化塩素液を吸着
させたものは半固形状を呈した。

この本発明消臭組成物ｔ３〜４％ｆの球状に造形してそ
の約８〜ＩＯ部な通気性不織布に収納したものは、下足
箱、ロッカー、押入れなどに吊してかび臭、汗くささな
どの異臭を消すのに効果があった。

実施例４゜ 実施例３でえられた本発明消臭組成物９００部ｃ５００
部の直鎖アルキルベンゼア系界面活性剤（花王石鹸株式
会社製、２７％水溶液）Ｖ吸着させる。この本発明消臭
組成物はペットの箱、ごみ箱、風呂場の用具など臭気を
伴った汚れ物の消臭洗浄に効果が認められた。用い方は
、本組成物を洗剤同様に使用した。　　　　　　　　　
（以上）特許出願人　　株式会社工／クラ−ビジネス手
続補正書（方式） ％式％ １、事件の表示　　　昭和５６年特許願第１１９６８３
号／ ２、発明の名称　　　消臭組成物 ３、補正をする看 事件との関係　　特許出願人 ｋｌｌつ！ケｐウペシスマＩ’ｄラカワダイ住所　（居
所）　兵庫県神戸市須磨区白用台６エ目１１番地７４、
代　理　人 住所（居所） 氏名（名称）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　鉄の含有量がＦｅ２Ｏ３として０．１重量％
   以下の高吸水性樹脂１００重量部にアルカリ水溶液１０
   ０〜７００＠１部を混合した後、安定化二酸化塩素液の
   １００〜４．Ｕ　Ｕ　０重量部を吸着させた組成とする
   ことを特徴とする半固形乃至ペースト状消臭組成物。
2. （２）　　アルカリ水溶液が、その溶媒として安定化二
   酸化塩素液を用いたアルカリ水浴液である特許請求の範
   囲４１項記載の消臭組成物。