JPH0687888B2 - 顆粒状脱臭剤組成物 - Google Patents

顆粒状脱臭剤組成物

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JPH0687888B2
JPH0687888B2 JP1219357A JP21935789A JPH0687888B2 JP H0687888 B2 JPH0687888 B2 JP H0687888B2 JP 1219357 A JP1219357 A JP 1219357A JP 21935789 A JP21935789 A JP 21935789A JP H0687888 B2 JPH0687888 B2 JP H0687888B2
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deodorant
fragrance
granular
deodorant composition
composition
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八郎 斎藤
晴夫 北村
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日本石油化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、消臭効果および芳香効果を有する顆粒状脱臭
剤組成物に関するものである。
[従来の技術] 従来から、消臭および脱臭の一般的な方法として、活性
炭に代表されるように、多孔質系の物質で悪臭を物理的
に吸着する方法、酸化剤、還元剤あるいは中和剤などで
化学反応により除去する方法、イオン交換樹脂などによ
り化学的に吸着する方法、香料などによりマスキングす
る方法、微生物などにより消臭する方法、塩素やオゾン
などにより除菌あるいは防菌する方法などが行なわれて
いる。
これらの脱臭手段は、使用する場所や使用形態などの目
的や用途により、種々の形態がとられており、例えば、
エアゾール剤、ゲル剤、液剤、粉末剤、粒状剤、昇華
剤、含浸剤、その他が挙げられる。
その例として、特開昭63-93350号公報、特開昭63-17506
7号公報、特開昭63-175102号公報等に提案されたものが
ある。
また、特公昭63-66540号公報には、灰皿等の脱臭剤とし
て、シリカゲルに香料を吸着させた脱臭剤が開示されて
いる。
しかし、この脱臭剤は、本来の意味の脱臭剤ではなく、
煙草臭を香料でマスキングする防臭剤であり、煙草臭そ
のものは残存する。
すなわち、上記公報に記載された発明において使用され
ているシリカゲルを吸着性物質とした場合には、以下の
ような欠点を伴なう。
(イ)香料等の吸着物質を揮散させるのみで、煙草臭自
体を吸着する性能は低い。
(ロ)吸着した香料の全てが揮散する訳ではなく、かな
りの量の香料が揮散せずに残存する。
(ハ)吸着する香料の量も余り多くない。
(ニ)僅かの衝撃で顆粒が砕けるので、粒径が不揃い
で、外観が良くない。
(ホ)灰皿に少量の脱臭剤を投入する場合、顆粒が灰皿
へ当る音が発生し、騒々しい。
(ヘ)灰皿に脱臭剤を投入した時に、跳ね返って灰皿の
外に飛散し易い。
また、香料と消臭剤とを同一のシリカゲルに吸着させた
脱臭剤も提案されているが、液状の2種類の薬剤を同一
のシリカゲルに共存させるので、脱臭効果が低下し、ま
た、香料が変化して不快臭を呈するなどの不都合があ
る。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たものである。その目的とするところは、液体の消臭剤
と香料とが共存することに起因する好ましくない相互作
用を改善した顆粒状脱臭剤組成物を提供することにあ
る。
他の目的は、吸着性物質そのものに煙草臭等を吸着する
作用を付与した脱臭剤組成物を提供することにある。
更に他の目的は、多量の消臭剤および香料を吸着するこ
とができ、かつそれらの殆ど大部分を最終的に揮散させ
ることができる脱臭剤組成物を提供するものである。ま
た、灰皿などに脱臭剤組成物を投入する場合に、僅かな
音を発するのみで、弾かれて灰皿の外に飛び出すような
ことはなく、かつ、顆粒の粒度が揃っており、美観を損
なうことのない脱臭剤組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の顆粒状脱臭剤組成物は、香料を吸着させた顆粒
状物質と消臭剤を吸着させた顆粒状物質との、少なくと
も2種類の物質の混合物からなることを特徴とするもの
である。
上記香料および消臭剤を吸着させる顆粒状物質として
は、珪酸カルシウム、アルミナゲル、シカゲル、シリカ
アルミナ、活性炭素、粘土物質などの適宜の多孔質物質
を顆粒状にしたものが使用できる。これらの内、少なく
とも50〜70重量%のシリカ(SiO2)および10〜30重量%
の酸化カルシウム(CaO)を含有する珪酸カルシウム(2
CaO・3SiO2・mSiO2・nH2O、ただし1<m<2、2<n
<3)の多孔質顆粒が、吸着した液体の放出が徐放的で
あることおよび液体の残留性が無いことから好適であ
る。
また、上記多孔質顆粒状物質の平均粒度は、取扱い上の
都合、空隙率、粒子の表面積比などを考慮すると5〜25
メッシュの範囲が望ましい。
本発明の脱臭剤組成物に使用する香料としては、通常芳
香を付与するために使用する香料の何れでも使用するこ
とができる。
すなわち、香料には、天然香料と人造香料とがあり、天
然香料としては、ジャコウ、シベット(レイビョウ
香)、カストル(カイリ香)およびアンバーグリス(リ
ュウゼン香)等の動物性香料、およびラベンダー油、ハ
ッカ油、レモン油、オレンジ油、ローズ油、ショウノウ
油、ビャクダン油およびヒノキ油等の植物精油からなる
植物性香料がある。
また、人造香料としては、テルペン化合物または芳香族
化合物等からなる合成香料、あるいは精油から主として
分留によって成分を分けた単離香料、その他各種の単離
香料、合成香料、天然香料などを混合して実用に適する
ように配合した調合香料などを包含する。これらは2種
以上併用してもよい。
本発明の脱臭剤組成物に使用する消臭剤としては、使用
目的に応じて種々の薬剤が使用できるが、化学的に反応
して悪臭源を除去するタイプの消臭剤が好適である。
例えば、ツバキ科や杉、桧などの精油、安定化二酸化塩
素などの消臭剤化合物、あるいは硫酸第一鉄などの各種
の金属イオン、銅フタロシアニン等を主成分とする消臭
剤基剤を担持させた多孔質物質などが挙げられる。
上記の香料および消臭剤を担持させる方法は特に限定さ
れないが、例えば、香料および消臭剤の所定量を、それ
ぞれ多孔質顆粒状物質によく混合し含浸吸着させるか、
あるいは多孔質物質に吸着させた後に顆粒状に造粒して
もよい。
その後、香料を吸着させた顆粒状物質および消臭剤を吸
着させた顆粒状物質を等量、あるいは適宜の量づつ混合
することによって、本発明の顆粒状脱臭剤組成物を調製
することができる。
更に、本発明の脱臭剤組成物には、防黴剤、防菌剤等の
薬剤、タルク、炭酸カルシウム、粘土物質、シリカ、ア
ルミナ、木粉等の無機または有機充填材、顔料、紫外線
吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、難燃剤、発泡剤等の、通
常使用される添加剤を適宜に添加することも可能であ
る。
[発明の作用効果] 本発明の脱臭剤組成物は、消臭剤と香料とを別個の顆粒
状多孔質物質に吸着させた後に混合するので、上述のよ
うに消臭剤と香料との共存に起因する望ましくない相互
作用を生ずることがない。
また、吸着性物質そのものが煙草臭等を吸着する作用を
有し、かつ、消臭剤および香料を多量に吸着させること
ができ、更に、それらの殆ど大部分を最終的に有効に揮
散させ得る。
更に、消臭剤組成物を灰皿などに投入する場合、僅かな
音を発するのみで、顆粒が弾かれて灰皿の外に飛び出す
ようなことはなく、かつ、粒径が揃った外観の良好な脱
臭剤組成物となる。
[実施例] 以下に、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
(実施例1) 多孔質吸着物質(商品名:フローライトRM−30、徳山曹
達(株)製)100gに消臭剤(商品名:バイオダッシュ、
(株)東京生化学研究所製)200gを吸着させた物質と、
前記多孔質吸着物質50gにペパーミント系調合香料100g
を吸着させた物質とを混合し、粒径3mmの真円に近い、
外観良好な顆粒状脱臭剤組成物を得た。
この脱臭剤組成物の10粒を自動車内の灰皿に投入したと
ころ、僅かな音を発するのみで、灰皿の外へ飛び出すこ
とはなかった。
また、乗用車を毎日使用し、喫煙した吸殻を灰皿に投入
し(約3本/日)、その都度灰皿を締めて中に脱臭剤と
共に密閉した。
次の使用時に灰皿を開けても煙草臭は全く認められず、
僅かにペパーミントの芳香を放った。この効果は1週間
持続した。
(比較例1) 150gの前記フローライトRM−30にペパーミント系調合香
料100gを吸着させた後、さらにバイオダッシュ200gを吸
着させて組成物を調製した。
この組成物を用いて前記と同様なテストを行なったとこ
ろ、ペパーミントの芳香は生じたが、煙草臭いの消臭効
果は殆ど認められなかった。
(比較例2) 150gの前記フローライトRM−30にペパーミント系調合香
料100gを吸着させた後、さらにバイオダッシュ200gを吸
着させて組成物を調製した。
この組成物を用いて前記と同様なテストを行なったとこ
ろ、ペパーミント以外の好ましくない臭いが生じ、かつ
煙草臭の消臭効果は若干認められたが、それは余り著し
いものではなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒度が5〜25メッシュの範囲であり、
    少なくとも50〜70重量%のシリカ(SiO2)および10〜30
    重量%の酸化カルシウム(CaO)を含有する珪酸カルシ
    ウムからなる多孔質顆粒状物質に、香料および消臭剤を
    それぞれ独立に吸着させてなる少なくとも2種類の物質
    の混合物からなる顆粒状脱臭剤組成物。
JP1219357A 1989-08-25 1989-08-25 顆粒状脱臭剤組成物 Expired - Lifetime JPH0687888B2 (ja)

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