JPS58220172A - 表示素子 - Google Patents

表示素子

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JPS58220172A
JPS58220172A JP10229782A JP10229782A JPS58220172A JP S58220172 A JPS58220172 A JP S58220172A JP 10229782 A JP10229782 A JP 10229782A JP 10229782 A JP10229782 A JP 10229782A JP S58220172 A JPS58220172 A JP S58220172A
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JP10229782A
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Inventor
征生 西村
望月 祐子
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 る。
現在、各種の表示装置があり、各々の特色を生かして、
あるものは家庭用(個人用)として、あるものは業務用
として、またあるものは家庭用(個人用)から業務用に
至るまで広く利用されている。しかしながら、これらの
表示装置は画質、装置の形状、生産性、駆動性、信頼性
等の面のうち、少なくともいずれかの点で欠陥を有して
いる。
例えば、陰極線管(CRT)は形状、特に奥行が大きす
ぎるという欠陥を有し、また、時言1や電卓のデジタル
表示に使用される液晶表示器は画像のコントラストが悪
く、見えがよくない等の欠陥があり未だ満足できるもの
は得られていない。
そこで、本出願人はかかる技術分野におけるこのような
問題点を解決すると共に、従来にない表示効果を現出す
る新規な画像表示方法及び表示素子並びに表示装置に関
して先に提案した。
以下、この提案に係る表示素子の作像原理を第1図から
第3図の図面に基づいて説明する。第1図は基本となる
、同図(a)は反射型、同図(b)は透過型の場合を示
す。/は液層、2.3はそれぞれこの液層/に積層され
た透明保護板と基板である。
グは基板3の内壁に付設されたドツト状あるいはセグメ
ント状の気泡発生要素である。液層/を構成する液体と
しては■青色液体と■白濁液体があり、これらの液体の
基本組成分として水あるいは各種有機溶剤が単独にまた
は混合して用いられる。
ここで、■着色液体とは、上に述べた液体の基本組成分
の中に各種の染料、顔料を溶解または分解させて得られ
る、黒色を含めた有色液体を言い、光透過性であるか否
かは問わない。■白濁液体とは、同じく上に述べた液体
の基本組成分の中に光拡散性微粒子(これは固形分であ
るか否かは問わない)を分散して得られる白色または淡
色の液体を言う。液層/の厚さとしては、透過光量が入
射光量の概ね半分以下になるような厚さ、一般的には、
70I1m〜3θθμm が望ましい。なお、このとき
透過光量の減少は可視域の全波長にわたることを要しな
い。つまシ、可視域の一部の波長光の減少であってもよ
い。可視域の一部の波長域の吸収によって、赤、青、緑
の青色が生ずることを考えれば当然である。しかしなが
ら、この透過光量の減少は、光の吸収あるいは散乱の何
れに起因するものであってもよい。透明保護板3として
は、できる限り耐圧性があり、無色ないし淡色の透光性
のガラスやプラスティックが用いられる。なお、この透
明保護板3は表示素子/θを水平に配置するときには使
用しない場合もある。基板3としては、透過型表示の場
合においてはガラスやプラスティック等の透明性の基板
が、また反射型表示の場合においては上記基板以外にシ
リコンやセラミックスの基板等の不透明な基板が用いら
れる。気泡発生要素ダとしては、電気分解反応を利用す
るもの、化学反応を利用するもの、気体を液層/中に注
入する方式、熱的手段によるもの等がある。
また熱的手段にも、放電によるもの、輻射線ビームの照
射によるもの、ジュール熱によるもの等がある。本発明
は以上のいずれの手段、方式の気泡発生要素りによって
も成立するので、以下の説明においては気泡発生要素り
としてはジーール熱によるもののみを取扱う。さらに、
作像原理は透過型表示・反射型表示のいずれをも可能と
するものであるが、以下の説明においては透過型表示の
場合を取扱う。すなわち、第1図(b)において基板3
を透明性基板、気泡発生要素ダとして透明発熱素子を用
いた構成とし、基板3の側から背後光30    ′を
照射する場合を考える。
液層/内に気泡が生じていなければ、液層/の色をなす
着色液体が黒色なら黒色に、赤色なら赤色Vこ、青色な
ら青色に、それぞれ透明保護板ノの側から視覚される。
いま、駆動回路20からの電気信号の印加により所定の
(−または複数の)気泡発生要素ダである透明発熱素子
が発熱すると、これに接し、あるいは近接している液層
/内の液体は熱伝導加熱Vこよシ昇温し、終には沸騰し
て液層/内に蒸気泡(以下バルブと言う)、5が形成さ
れる。一般に、透明発熱素子の形状(長さおよび幅また
は直径)が液層/の厚さよりも大きければ小さい場合に
比べて、バブルjは透明保護板lの内側表面に容易に到
達する。すなわち、基板3と透明保護板2の間に着色液
体が存在しない領域が現われる。このバブル、5を開孔
として背後光30は透明保護板3の側にまで透過する。
バブルSは一般に、透明発熱素子、の面上いっばい広が
るが、それ以上Vこは殆んど広がらない。すなわち、透
明発熱素子の輪郭がバブルj、つまり開口の輪郭である
と近似的に考えてよ″い。ただし、透明発熱素子いっば
いに広がるバブルjは単一のバブルであることもあるが
、複数のバブルの集合であることもある。開孔は透明発
熱素子の大きさおよび形状によって決まり、直径が70
μmから数■のものまでは勿論、幅/間長さ10咽等の
長方形のものもできる。望むなら、それ以上のものも形
成できることは勿論である。この種のバブルSの光透過
作用があるのは、バブルSを組成する蒸気が青色液体ま
たは白濁液体の成分である溶媒の蒸気であり着色剤の蒸
気でないからである。背後光3θは、上記のように、意
識的に照射する場合に限らず、自然光や室内光あるいは
それらの反射光等のいずれでもよい。さらに、表示効果
を得るためにはバブルjが透明保護板2まで到達・する
ことを必ずしも要件としない。バブルSが透明保護板2
まで到達しない場合には、濃淡差によって作像(表示)
が行なわれる。
以上に述べた作像原理の応用例として、ドツトマトリッ
クス表示方式による表示素子の概略構成の例を第2図な
いし第9図に示す。第2図(a)はドツトマトリックス
表示方式による。表示素子の平面図、第β図(b)はそ
のL −I2断面の断面図である。
β′、3′はそれぞれ第1図の透明保護板2、基板3と
同じ機能を有する保護板と透明基板である。/′は発泡
点、即ち表示点以外の領域を金属等の導体グ′で被膜さ
れた透明発熱抵抗線で、保護膜!′と、基板3′の間に
複数個、二次元的に配列されている。
透明発熱抵抗線/′は透明発熱抵抗体、例えばITO(
インジウム争ティン。オキサイド)を真空蒸着法により
成膜することにより得られる。そしてその上に金属、例
えばAu (金)を真空スパッタリング法により成膜す
る。金属膜は必ずしも透明である必要はないが、透過率
50%以上の透過性を得たい場合ニハ、Au0)場合で
100X−,200;の厚さが必要である。通常は約3
0^のクロム膜がITO膜と金膜の接着剤として付けら
れる。また、透明基板3にソーダガラス音用いる場合に
は、ITOの化学的損傷を防止するためにソーダガラス
の上に5iCh(二酸化シリコン)が被膜される。
第2図のようなパターン形状(透明発熱抵抗素子の寸法
が70μmX/Qμmから/ tar X / B’ 
) は通常の写真食刻技術により容易に得られる。ここ
で、透明発熱抵抗素子とは透明発熱抵抗線/′のうち、
金属等の導体グ′で被膜されていない箇所、即ち発熱箇
所を意味する。しかしながら、第2図に示すような導体
ダ′は必ずしも必要ではなく、製作加工上はない方が望
ましいが、消費電力の浪費を避けるためには必要である
。さらに、透明発熱抵抗素子および導体q′の損傷を防
ぎ、制久性を増加するためには厚さ数μmの保護膜β′
でこれらを被膜するのがよい。保護膜2′としては、透
明性(反射型表示の場合は要件でない)、絶縁性、耐液
性、熱伝導性、耐衝撃性に優れたものが望まれる。この
ような要件を満たすものとしてSiO(−酸化/リコン
)、5iO2(二酸化シリコン)等の誘電体がある。
第3図は第1図および第3図の表示素子の構成要素を組
合わせて得られた表示素子の概略構造を示す断面図であ
る。透明発熱抵抗線/’a、、/’bが液層/f:挾ん
で直交し、その交点において両方の透明発熱抵抗素子が
対向するように配設されている。この表示素子において
は、液層/が挾んで互いに直交する発熱抵抗線/’a、
/’l)が共に選択されて発熱したときにのみ、両者の
交差領域において液層/中にバブルjが形成されるよう
に設計されている。、20’、、2θ〃はそれぞれ液層
/の左側の発熱抵抗線、右側の発熱抵抗線の所望の発熱
抵抗線に電流を供給する表示素子駆動回路である。第9
図は第3図のような表示素子をマトリックス駆動する、
場合の説明図である。この表示素子10〃はXt、Xm
+Xn、 Xo、 Xpの釘軸の発熱抵抗線(これらを
行導線と呼ぶ)とYc 、 Yd 、 Yeの動軸の発
熱抵抗線(これらを列導線と呼ぶ)で構成されている。
行導線Xt 、 Xm 、 Xn + Xo + Xp
に順次、加熱用電流信号を印加すると、これ等の行導線
に対応する液層(不図示)が順次、線状に加熱されるが
、このとき、加熱の程度を液体の沸点以下になるように
設定しであるので、液層中に蒸気泡は発生しない。一方
、加熱用電流信号の印加に同期させながら、列導線Yc
、Yd、Yeに対して、所定のビデオ信号を印加する。
このビデオ信号の印加によって、列導線Yc +Yd 
、 Yeに対応する液層は線状に加熱されるが、との場
合にも加熱の程度を液体の沸点以下に抑えることを要件
とするので、これだけでは対応する液層にバブルを生じ
させない。しかし、加熱用電流信号とビデオ信号とが同
期した行線と列線との交叉部分においては両者の発熱に
より加算的に加熱される。そして加算的に加熱された場
合にのみ対応する液層が発泡するように条件設定してお
けば、選択された行線と列線の交叉部分にバブルj′が
形成される。
なお、以上の例において、駆動方式を次の様に変えた場
合にも、全く同様に作像することができる。即ち、行線
にビデオ信号を印加し、列線に加熱用電流信号を印加す
る様に変形しても、効果は全く同じである。このように
第3図に例示した表示素子は、マトリックス駆動をも可
能とするものである0上記の如く、ストライプ状に配列
される°   ゛発熱抵抗線を透明保護板側と基板側の
両方に設置することによシ、以下の効果が発生する。
■製作工程が簡単になり、歩留9が向上する。
■液層を両側から加温するので熱効率が良い。
勿論、透明保護板と基板のうち、いずれが−の要素のみ
に透明発熱素子をマトリックス状に配列して駆動させる
ことも可能である。第S図がその例である。同図におい
て//a、//b、//c。
//dはいずれも行導線であり、/、2a、/、2b。
/、、2c、、/=2dはいずれも列導線である。そし
てこれ等の全ての導線は金、銅、アルミニューム等の良
導体により得られる。行導線と列導線の交差領域の絶縁
層にtfi窓(ウィンドウ)が開けられ発熱抵抗素子/
3a、/3b、/3c、/3dが埋め込ま゛れている。
このような構成においては、信号に忠実な作像にとって
不都合なりロストークの発生を実質的に防止することが
できる。又、行導線と列導線との交叉部にダイオード特
性を有する発熱抵抗体を配置すれば、完全にクロストー
クを防止する効果が得られる。第3図は第5図の表示素
子の1駆動回路の回路図である。画像制御信号特定の発
生回路/θSの画像制御信号によって、行動選択回路/
θ3、動軸選択回路70グは特定の行動及び副軸を選択
する。行動選択回路/θ3と行動駆動回路/θ/a、/
θ/b、・・・・・・・・、10/mは複数の信号線に
より電気的に結合されてお9、行動駆動回路/θ/a、
/θ/b、・・・・・、707mの各出力端子は所定の
行導線と結合している。この出力端子と行導線の結合の
仕方は種々あるが、本明細書においては基本的な態様に
ついて説明するため、出力端子は行導線の個数だけあり
、一つの出力端子が一つの行導線と結合している場合に
ついて取扱う。動軸選択回路/θり、りυ軸駆動回路/
θa2a+/θ、、2 b 、 −・・、 / 02 
n及び列導線/、2a、/、2b、・ ・、/、2n相
互の関係を同様である。画像制御信号によって行動選択
回路/θ3は特定の行動(行導線)を選択(スイッチ・
オン)する。例えば−行動選択回路703が行導線//
c′f:選択すれば//c行選択信号を発し、それを受
けて行動駆動回路10/cは行導線//cに釘軸駆動信
   号を出力する。一方、画像制御信号の−っである
ビデオ信号が動軸選択回路70グに入力されると、その
指令を受けて動軸選択回路10I1.は所定の副軸(列
導線)を選択する。例えば、動軸選択回路10’lが列
導線/、2di選択すれば、動軸駆動回路10.!dは
動軸選択回路1041から発せられた/、2a列選択信
号を受けて列導線/2dをスイッチ・オン(導通)状態
にする。所定の行導線に対する行動駆動信号の印加中、
所定の列導線が動軸選択信号Uこよって導通状態になれ
ばその行導線とその列導線の交差領域における発熱抵抗
素子に電流が流れ、バブルが生ずる。行導線//cに対
する行動駆動信号の印加に同期/β、列導線/2dを動
軸選択信号によって導通状態にすれば行導線//cと列
導線/、2dの交差点にバブルが生ずる。
次に、行導線//mが選択され行導線//mに行動駆動
信号が印加される。それに同期して列導線/、2c、7
.2eが動軸選択信号によって導通状態にされると、/
/mと/、2c、//mと/ 2 eの各々の交差点(
選択点)にバブルが生ずる。選択点以外の交差点にもリ
ーク電流が流れるが、一般に発泡開始電流値以下である
ので、バブルは生じない。「だ、発熱抵抗素子にダイオ
ード機能を持たせることによりリーク電流をさらに微弱
にすることができる。このように、行動駆動信号を線順
次走査し、かつそれに同期させて、動軸選択信号を出力
させることにより画像表示を行うことができる。なお、
動軸選択回路70グはビデオ信号による指令を受けて動
軸選択信号を出力するものである。このとき、発熱抵抗
素子を流れる電流の向きは問わない。このような駆動回
路、選択回路はシフトレジスタ、トランジスタマレイ等
を用いて公知の技術により構成されるものである。
本表示素子において液層/中にバブルSが発生するとき
には、急激な圧力の増大を伴うので、液層/が密閉系に
構成された場合は、表示素子が破損する恐れが強い。従
って、この液層/を気密室又はアキ−ムレ−ターに接続
して、液層/に於ける圧力の増大を緩和することが望ま
しい。表示素子内の液層/は外界に通じた状態に置かれ
る場合(開放系)と、外界から隔絶された状態に置かれ
る場合(密封系)とがある。いずれの系が望ましいかは
用途によって異なる。例えば、携帯用々ら密封系が望ま
しいことは当然である。しかるに、次Qこ述へる技術的
事項は開放系の場合においても重要であるが、密封系に
おいて特に重要である。
バブルjの発生は一般に圧力の上昇を伴うが、圧力の上
昇分が大きければバブルj自身が発生しない。したがっ
て、圧力の上昇を最小限に抑える努力が払われなければ
ならない。また、バブルSの発生によって、バブルjの
容積に相当する容積の液が排除されるが、その受は皿が
なければ、圧力の上昇を招き結局、バブルjは生じない
。したがって、排除される液体をどのように収容するか
についても考慮を払わなければならない。このような問
題の解決手段として、先の出願において開示したように
、透明保護板や基板の内壁に弾性膜を付けることも一策
である。然るに、より効果的な手段は第7図に例を示す
空洞室/jを設けることである。空洞室/jと液層/と
は気体や液体を通さない不図示の可撓性膜によって隔て
られる。このように構成することにより、圧力吸収と排
除される液体の問題の解決を図ったものである。なお、
液層/と接する壁面を親液性(例えば液層の液溶媒が水
性なら親水性)材料で構成し、空洞室/jの内壁を撥液
性(液層の液溶媒が水性なら撥水性)利料で構成するこ
とにより可撓性膜を不要とすることができ、製造が簡単
となる。なぜなら、ヘルムホルツの自由エネルギ最小原
理に従って、液層/は親液性の面/乙と撥液性の面/7
との境界において自ずから安定するからである。すなわ
ち、液層/は親液性面/乙にとどまろうとし、撥液性面
/7からは遠ざかろうとする。なお、親液性面/乙と撥
液性面/7との境界面ないしその近傍において液体は進
退し、又、液体のメニスカス/とによるクッション作用
も加わって圧力吸収効果が発揮せられる。液層/の液体
が水性の場合において空洞室/jを撥水処理するにはポ
リテトラジルオロエチレン等を塗装する方法がある。な
お、第3図においては空洞室/jは液層/をとり捷く形
に設けられているが、必ずしも第7図の場合に限定する
ものではなく、部分的に設けられていてもよい。要する
に、いかなる形状いかなる大きさであれ、又密封系か開
放系かを問わず空洞室/jの設置6に1技術的範囲であ
る。液層/の内圧、即ち液圧は省電力対策上、安定動作
−トおよび安全対策上の見地より、7乙θmmHr(大
気圧)以下に設定することが望ましい。何故なら、液圧
が低い程、より低いエネルギーの供給で、即ちより低い
温度で発泡するからであり、又内圧が高ければそれだけ
表ノに素子の破損率が高くなるからである。空洞室/j
と液層/ f nJ撓件膜によって隔てた構造において
は、液圧は空洞室/Sの内圧、nJ撓性膜の応力等によ
り決定せられる。いずれの場合においても、その時の液
温Vこおける液層/の溶液の飽和蒸気月−以下にまで液
圧を押し下げることはできない。
又、液圧を飽和蒸気ICE又はその近傍にまで下げすぎ
ると、出カイ菖号に関係なくバブルjが発生し、動作安
定性VC欠ける事態に陥いる。従って、安定性を増゛ノ
ーためには常温気体を空洞室7.5に適当量封入するこ
とにより、液圧を73θ部Hグ以下、飽和蒸気圧近傍以
上に設定することが望ましい。液圧の条件についてさら
に詳述すれば、省電力上、安定動1作上および安全対策
上好適の条件は90℃における前記液圧を73θam 
H2以下に設定することである。ただし、バブルSが発
生していない場合の圧力値である。このように設定する
ことにより、少くとも開放系の場合より省電力化を図る
ことができる。なお、バブルjが生ずることにより、又
、バブルjの発生数により液圧は上昇、変動するが、空
洞室/jを好適に設置することにより、圧力上列の弊害
を実質的に抑えることができる。
又、通常は90℃以下で使用するのでlI0℃ヲ一応の
基準とした。空洞室/jの容積とバブルjにより排除さ
れる液量との関係もバブル表示の安定動作−ト重要な事
項である。今、空洞室/jの容積を■、その時の内圧を
P、温度をT2:すると、ボイル・シャルルの法則の微
分形は次のように表わされる。
p    v    pv 〒〜■+〒〜P−〒2−T−θ ここで△■はバブルによって排除される液体の流入分に
よる空洞室/Sの容積の圧縮分、△Pはその時の圧力上
昇分である。
なおP i、、を飽和蒸気圧と常温気体の全圧であるが
、実際には蒸気は液化もするので、父系の温度も変化す
るので」二記関係式は厳密に成立するものではないが、
一応の傾向は示していると云える。従って、圧力変動に
よる弊害を実質的になくすには、ΔV/V又はPを小さ
く設定しなければならない。
バブル7個の容積は微小である。例えば、発熱抵抗素子
の大きさが200μmx、2θθ/7m、液層の厚さが
10θ/’mの場合のバブルの容積はll×/θ−。
m”である。従って、任意の複数のバブルが同時に発生
した場合における総圧縮分を ΔVとするとP・ ΔV
/Vが小さく設定されていれば圧力の弊害は起こらない
。なお、今までの説明においては液層/を構成する液体
として無色透光性液体を特に掲げなかったが、無色透光
性液体を含まない趣旨ではない。バブルによる散乱を利
用する表示素子−の場合には無色透光性液体は有効な表
示媒体液となりうるものである。
このように、本出願人が開示した先の提案は画質、生産
性等の点において優れており、表示点(セグメント)が
少なく比較的簡単な電卓から表示点が多く、複雑なテレ
ビジョンに至るまで幅広い機能および用途を有している
しかしながら、空洞室の効果は表示素子の画面ザイズが
大きくなると、それにともなって空洞室の効果は減殺す
る欠点を有する。何故なら、空洞室から一番遠く離間し
た発熱素子までの距離がもはや流体抵抗を無視できない
程の大変に長い距離となれば、その位置におけるバブル
発生が困難かつ不安定となる。さらに素子又は装置全体
の小型化のためには空洞室は小さい程良いが、表示素子
の画面サイズが大型化してくるとそれにともなって、空
洞室も大きくなってくる欠点を有する。
本発明の目的は上記の点に鑑み、上記欠点を解消するた
めになされたもので、液層とこの液層片に気泡を発生さ
せるための発熱要素を備えた表示素子において、該発熱
要素上の少なくとも画素領域の少なくとも一部を親液層
によって被覆し、それ以外の非画素領域の少なくとも一
部を撥液層によって被覆した表示素子により、表示安定
性の高い、しかも小型の表示素子を提供することにある
以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に説明する第
と図(a)は本発明の表示素子を透明保護板から見た正
面図、第と図(b)は第と図(a)をに、−に2線に沿
って切断した時の断面図である。第r図において、りは
ドツト状もしくはセグメント状の発熱抵抗素子で、第3
図または第5図のいずれの構成の発熱抵抗素子であって
もよい(但し、第と図では回路、絶縁層および保護膜は
簡略化のため図示されてない)。この発熱抵抗素子グは
基板3の上に多数個、行列状に配置されている。この発
熱抵抗素子グの上は直接、又は不図示の保護膜を介して
液層/を構成する溶液に漏れ易い材料で被覆されている
。この被覆層は親液層、5′/と呼ばれ、この親液層S
/は発熱抵抗素子qが対向する透明保護板β側にも設け
られている。これらの親液層、S/ばいわゆる発熱抵抗
素子ケの発熱により、液層/を加熱することによりバブ
ルSを形成して表示する画素領域に設けられている。そ
の画素領域以外の非画素領域にある基板3および透明保
護板−の内表面には、液層/を構成する溶液に漏れにく
い材料で被覆されている一撥液層5.2が設けられてい
る。なお、撥液層S、2−親液層j/のツクターンは基
板3と透明保護板2の各々に同一形状のものを形成する
ことが望ましく、この断面形状は第と図(b)に図示さ
れているとおりである。即ち、ノくプルSが画素領域に
形成されていない時、親液層S/が設けられている画素
領域のみ液層/の溶液が充填され、撥液層3.2が設け
られている非画素領域では液層/の溶液がはじかれ空洞
領域j3となっている。このように液層/は発熱抵抗兼
子グの上の画素領域に点状に個別に存在し、そして発熱
抵抗素子グがない非画素領域は空洞領域j3となってい
る。従って液層/に近接して空洞領域j3が縦横にある
ため、発熱抵抗素子グを通寧加熱することにより画素領
域にある液層/が加熱し、沸騰してバブル3が形成され
て、画素領域にあつた液層/が非画素領域の空洞領域3
3に押し出されても圧力は上昇しないし液層/の溶液の
排出が円滑に行なわれる。このような効果は前述の空洞
室(第7図の空洞室/3)と空洞領域S3との併設によ
り一層著るしいものとなる。なお、撥液層j2のある領
域は必らずしも完全に空洞であることを要しない。撥液
層j、2のある領域における空洞領域S3の占める比率
が大きい程、前述の効果ばそれたけ著るしくなるが、こ
のことは効果の程度の差にしか過ぎない。即ち撥液層S
2のある領域における一部分が空洞領域j3であれば、
程度の差は別として前述の効果はあられれる。また非画
素領域の全てに撥液層j2を設けることは必要とせず、
その少なくとも一部分でもよい、さらに親液層、5/は
画素領域ばかりでなく、その近傍の非画素領域迄設けて
もよい。この場合、バブル5非形成時、画素領域に安定
して液層/が設けられる。また、液層/等と接している
不図示の保護膜が液層/に対し7て親液性もしくは撥液
性であれば、特に親液層j/もしくは撥液層S2を特に
設ける必要はなく、保護膜に保護作用と親液作用もしく
は撥液作用を兼用させる。この場合、保護膜が液層/に
対して親液性であれば、この保護膜の」二に撥液層j、
2f:設ける必要がある。バブルS非形成時、液層/を
親液層j/に設けるべく、その液体を親液層S/のみ選
択的に付着させる方法は比較的簡単であって、通常の印
刷技術で用いられるローラ法、浸漬法等が用いられる。
いずれの方法でも、液層/の液体が親液層S/には れ
て付着するが、撥液層3.2には反発し濡れないという
液体の特性を利用するものである。Sllは不透光層で
、空洞領域S3を外部から見せないために設けられたも
ので、少なくとも空洞領域S3上に設けられている。こ
の不透光層Stによって光の透過、反射が遮断されるが
、しかし、・軟調な表示を得たい場合、この不透光層J
lを入射した光の一部透過もしくは反射してもよい。
第2図〜第1/図は本発明の他の実施例で、第2図は発
熱抵抗素子グ上に設けられた親液層j/と撥液層6.2
’f<縞状に構成したもので、この場合非画素領域にも
親液層j/が設けられている。表示素子の端部に示され
ているとおり、撥液層5.2にできる前述の空洞領域は
全て連通していることが望ましい。第70図は親液層j
/の平面形状を正方形とし、各正方形状の親液層S/は
複数個の発熱抵抗素子tIを 含している場合の表示素
子で、この場合にも非画素領域の一部に親液層j/が設
けられている。第1/図は親液層S/および撥液層j、
2がL字状に交互に設けられ構成された表示素子を示し
ている。この場合にも、撥液層3,2に形成される前述
の空洞領域は全てつながっていることが望ましい。また
、この場合にも、非画素領域の一部に親液層j/が設け
られている。第2図〜第1/図のその他の構成要件は第
と図の構成要件、たとえば液層/、基板2、透明保護板
3、空洞領域j3、不透光層j9と同様に設けられてい
る。また第ざ図に図示されていない回路、絶縁層および
保護膜は第ざ図と同様に簡略化のため図示されていない
次に第と図〜第1/図の構成の表示素子の親液層および
撥液層の具体的な設は方について説明する。液層/の液
体が水溶性の場合、親液層j/′f:設けるための親水
性材料として好適なものは硝子、5in(/酸化 素)
、5iO=(−2酸化 素)、Ti(h(,2酸化チタ
ン)等の多くの無機物質がある。殊にSign 5if
tは絶縁膜、保護膜としても有用であり保護膜と親液層
S/とを兼用することが可能である。撥液層3.2を設
けるための撥水性材料として好適なものはワセリン、ホ
トレジスト、ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド
イソインドロキナゾリンジオン等の有機物質がある。撥
液層3.2のパターニングの方法としては写真食刻法、
印刷法、切削法等が知られている。ここで、撥水性の材
料としてポリイミドイソイン、ドロキナゾリンジオンを
用いた場合のパターニングの方法について説明する。ま
ず、透明保護板2および基板3の表面に膜厚2μのポリ
イミドイソインドロキナゾリンジオン樹脂膜を塗布する
。この塗布方法としてはスピナー回転塗布が一般に使用
される。スピナー回転塗布する場合、スピナーの回転条
件および塗布する液体の粘度によって膜厚および膜質は
制御される。市販されているポリイミドイソインドロキ
ナゾリンジオン原液は一般に約/θ0θCpの粘度を有
しているが、この粘度が高すぎる場合、原液をジメチル
アセトアミドとN−メチル−!−ピロリドン等との混合
液による専用希釈液によっ−ご希釈して使用する。この
ようにして溶液を用いて塗布後、加熱乾燥を経た後、ホ
トレジストをこの塗布し乾燥した膜の上に塗布乾燥し、
その後ポリイミドインインドロキナゾリンジオン樹脂膜
のエツチング液として好適なヒドラジンヒトラードとエ
チレンジアミンとの混合液を用いてよく知られた通常の
写真食刻法を利用して所望の撥液層j2のパターニング
が得られる。
本発明はこの他にも基板もしくは透明保護板どちらか一
方のみに撥液層を設けてもよい。
本発明は前述のように構成して、動作させることにより
発熱抵抗素子近傍に空洞領域を設けることにより、バブ
ルの発生による圧力上昇を吸収緩和できるので、バブル
発生が一定条件下で容易となり、より安定した表示像が
得られる。また、空洞領域と空洞室とを併用した場合、
空洞室を大きくすることなく表示素子の大画面化を図る
ことができ、空洞室を小型にできるので表示素子全体を
小型に構成することができ、しかも、バブルの発生がよ
り容易となり、より安定した表示像をうろことができる
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は先の提案の基本的表示素子の概略を示す断面図
、第3はドツトマトリックス表示方式による表示素子の
概略を示す平面図と断面図、第3図は第1図と第3図の
表示素子の構成要素を組合わせて得られた表示素子の概
略を示す断面図、第9図は第3図に示す表示素子をマ)
 IJラックス動する場合の説明図、第5図はマトリッ
クス表示方式による、他の表示素子の概略を示す斜視図
、第ご図は表示素子を行列駆動するための回路図、第7
図は先の提案に係る従来の表示素子全体の省略図、第と
図は本発明の表示素子の正面図およびその断面図、第2
図〜第1/図は本発明の表示素子の他の実施例の正面図
である。 / 液層    /′a、/′b・・透明発熱抵抗線3
・透明保護板   β′ 保護膜 3・・・基板      グ・・・気泡発生要素ダ′ 
・・ 導体            j、 5′・・・
 蒸 気?包 ()()゛ ル )10、/θJ 、 
/ QL/・・・表示素子//a、 //b、 //c
、 //d・・行導線/、、2a、 /、2b、 /2
c、 /、2d −列導線/Ja、 /3b、 /3c
、 /Jd ・・発熱抵抗素子/ll ・スペーサ  
/j・・・空洞室/乙・・親液性面  /7・撥液性面 /と・・メニスカス 、20..20′、 、20”・・・表示素子駆動回路
30・・・背後光又は入射光 、5/・・親液層   j2・・・撥液層S3・空洞領
域  sit・・・不透光層xt−xp・・・行導線 
 Yc −Ye・・・夕l」導線l111  図 (a) 112   図 第  6  図 (a) (b) 117図 (bン 118図 1 第9図 11 館10図 $  11   図 手 続 補 正 書(方式) %式% ■、小事件表示 昭和57年 特訂願  第10229
7号2、発明の名称 表示装置 3、補1「をする者 11¥件との関係   出願人 キャノン株式会社 4、代理人 住所  東京都港区赤坂1丁目9番20号5 鋪市命令
の1−■f′、J 発送[J:昭和57年9月2g[1 乙 捕11:、の対象 明細書の「図面の簡単な説明」の欄。 7、補正の内容 明細壽第2g頁、70行目から//行目迄の「第2は・
・・断面図、」を1−第2図はドツトマトリックス表示
方式による表示素子の概略を示す平面図と断面図、」と
補1F:、する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液層と、前記液層中に気泡を発生させるための発熱要素
    を備えた表示素子において、少なくとも発熱要素上の画
    素領域の少なくとも一部を親液層によって被覆し、画素
    領域以外の非画素領域の少なくとも一部を撥液層によっ
    て被覆した事を特徴とする表示素子。
JP10229782A 1982-06-16 1982-06-16 表示素子 Pending JPS58220172A (ja)

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