JPS58220173A - カラ−画像表示素子 - Google Patents

カラ−画像表示素子

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Publication number
JPS58220173A
JPS58220173A JP10229982A JP10229982A JPS58220173A JP S58220173 A JPS58220173 A JP S58220173A JP 10229982 A JP10229982 A JP 10229982A JP 10229982 A JP10229982 A JP 10229982A JP S58220173 A JPS58220173 A JP S58220173A
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JP
Japan
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liquid
image display
liquid layer
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transparent
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Pending
Application number
JP10229982A
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English (en)
Inventor
望月 祐子
征生 西村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPS58220173A publication Critical patent/JPS58220173A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なカラー画像表示素子に関する。
現在、各種の画像表示装置があり、各々の特色を生かし
て、あるものは家庭用(個人用)として、あるものは業
務用として、またあるものは家庭用(個人用)から業務
用に至るまで広く利用されている。しかしながら、これ
らの画像表示装置は画質、装置の形状、生産性、駆動性
、信頼性等の面のうち、少なくともいずれかの点で欠陥
を有している。例えば、陰極線管(CRT)は形状、特
に奥行が大きすぎるという欠陥を有し、また、時計や電
卓のデジタル表示に使用される液晶表示器は画像のコン
トラストが悪く、見えがよくない等の欠陥があり未だ満
足できるものは得られていない。
そこで、本出願人はかかる技術分野におけるこのような
問題点を解決すると共に従来にない表示効果を現出する
新規な画像表示方法及び画像表示素子並びに画像表示装
置を先に提案した。
以下、この提案に係る画像表示素子の作像原埋を@1図
から第6図の図面に基づいて駅明する。第1図は基本と
なる画像表示素子10の断面図で、同図(R)は反射型
、同図(b)は透過型の場合を示す。1は液層、2.3
はそれぞれこの液層1に積層された透明保護板と基板で
ある。4は基板3の内壁に付設されたrット状あるいは
セグメント状の気泡発生!!素である。液層1を構成す
る液体としては(1)着色液体と(の白濁液体があり、
これらの液体の基本組成分として水あるいは各種有機溶
剤が単独にまたは混合して用いられる。ここで、0)着
色液体とは、上に述べた液体の基本組成分の中に各種の
染料、顔料を溶解または分解させて得られる、黒色を含
めた有色液体を旨い、光透過性であるか否かは問わない
。(2)白濁液体とは、同じく上按述べた液体の基本組
成分の中に光拡散性微粒子(これは固形分であるか否か
は問わない)を分散して得られる白色または淡色の液体
を酊5゜液層lの厚さとしては、透過光量が入射光量の
概ね、半分以下になるような厚さ、一般的には、10/
Am〜300μmが望ましい。なお、このとき透過光量
の減少は+J視城の全波長にわたることを要しない。つ
まり、ol視域の一部の波長光の減少であってもよい。
可視域の一部の波長域の吸収によって、赤、青、緑の着
色が生ずることを考えれば当然である。しかしながら、
この透過光景の減少は、光の吸収あるいは散乱の何れに
起因するものであってもよい。透明保護板2としては、
できる限り耐圧性であり、無色ないし淡色の透光性のガ
ラスやプラスチックが用いられる。なお、この透明保護
板2は、表示素子10を水平に配置するときには使用し
ない場合もある。基板3としては、透過型表示の場合に
おいてはガラスやプラスチック郷の透明性の基板が、ま
た反射型表示の場合においては上記基板以外にシリコン
やセラミックスの基板等の不透明な基板が用いられる。
気泡発生要素4としては、電気分解反応を利用するもの
、化学反応を利用するもの、気体を液層1中に注入する
方式、熱的手段によるもの等がある。また、熱的手段に
も、放電によるもの、輻射線ビームの照射によるもの、
ジュール熱によるもの等がある。本発明は泡発生qlR
4としてはジュール熱によるもののみを取扱う。さらK
この作像原理は透過型表示、反射型表示のいずれをも可
能とするものであるが、以下の説明においては透過型表
示の場合を取扱う。すなわち、第1図(b)において基
板3を透明性基板とし、気泡発生要素4として透明発熱
素子を用いた構成とし、基板3の側から背後光30を照
射する場合を考える。
液層!内に気泡が生じていなければ、液層10色をなす
着色液体が黒色なら黒色に、赤色ながらの電気信号の印
加により所定の(−または複数の)気泡発生要素4であ
る透明発熱素子が発熱すると、これに接し、あるいは近
接している液層1内の液体は熱伝導加熱により昇温し、
終には沸騰して液Ni内に蒸気泡(以下・マブルと言う
)5が形成される。一般に、透明発熱素子の形状(長さ
および幅または直径)が液層1の厚さよりも大きければ
、小さい場合に比べ/?プル5は透明保護板2の内側表
面忙容易に到達する。すなわち、基板3と透明保護板2
の間に着色液体が存在しない領域が現われる。この・々
プル5を開孔として背後光3Gは透明保請板2の側にま
で透過する。、6ブル5は一般に、透明発熱素子の面上
いっばい広がるが、それ以上には殆んど広がらない。す
なわち、透明発熱素子の輪郭がノ々ゾル5、つまり開口
の輪郭であると近似的に考えてよい。ただし透明発熱素
子いつばいに広がる・署プル5は単一の″ブ′であるこ
ともあるが、複数の・セブルの集合であることもある。
開孔は透明発熱素子の大きさおよび形状によって決まり
、IK径が10μmから数nのものまでは勿論、幅1w
ll11長さ10鰭等の長方形のものもできる。窄むな
ら、それ以上のものも形成できることは勿論である。こ
の種のノ々プル5に光透逼作用があるのは、・々プル5
を組成する蒸気が着色液体または白濁液体の成分である
溶媒の蒸気であり着色剤の蒸気でないからである。
背後光30は、上記のよ5K、意識的に照射する場合に
限らず、自然光や室内光あるいはそれらの反射光等のい
ずれでもよい。さらに、表示効果を得るためには・ζブ
SSが透明保護板2まで到達することを必ずしも要件と
しない。・々プル5が透明保護板2まで到達しない場合
には、濃淡差によって作像(表示)が行なわれる。
以上に述べた作像原理の応用例として、rシトマトリ2
42表示方式による画像表示素子の概略構成の1例を第
2図ないし第4図に示す。
第2図(a)はドツトマトリックス表示方式による画像
表示素子の平面図、第2図(b)はそのt 1f’t 
2断面の断面図である。z、3′はそれぞれ第1図゛1 の透明保護板2、基板3と同じ機能を有する保護板と透
明基板である。1′は発泡点、即ち表示点以外の領域を
金属等の導体4′で被膜された透明発熱抵抗線で、保f
t181I2′と基板3′の間に複数個、二次元的に配
列されている。透明発熱抵抗線1′は透明発熱抵抗体、
例えばITO(インジウム・ティン・オキサイド)を真
空蒸着法により成膜することにより得られる。そしてそ
の上に金属、例えばAu (金)を真空ス・ぐツタリン
グ法により成膜する。金属膜は必ずしも透明である必要
はないが、透過率50%以上の透過性を得たい場合には
、Auの場合で100λ〜200人の厚さが必要である
。通常は約30人のクロム膜がITOIIIと金膜の接
着剤として付けられる。
また、前号基板3′にソーダガラスを用いる場合には、
ITOの化学的損傷を防止するためにソーダガラスの上
に5in2(二酸化シリコン)が被膜される。、第2図
のようなAターン形状(透明発熱抵抗素子の寸法がlO
μm×10μmから1・tX 1 ** )は通常の写
真食刻技術により容易に得られる。ここで、゛、1..
明発熱抵抗素子とは透明発熱抵抗線1′の5ち、金属等
の導体4′で被膜されていない箇所、即ち発熱箇所を意
味する。しかしながら、第2図に示すような導体4tは
必すしも必要ではなく、製作加工上はtiい方が望まし
いが、消費電力の浪費を避けるためKは必要でキ)る。
さらに、透明発熱抵抗素子および導体4′の損傷を防ぎ
、耐久性を増加するためKは厚さ数μmの保n隣1でこ
れらを被膜するのがよい。
保賜膜2としては、透明性(反射型表示の場合は要件で
ない)、絶縁性、耐液性、熱伝導性、耐衝撃性に優れた
ものが望まれる。このような要件を満たすものとして〜
8i0.8i0.等の誘電体がある。
第3図は第1図および第2図の表示素子の構成要素を組
合わせて得られた画像表示素子の概略構造を示す断面図
である。透明発熱抵抗線1’a、l’bが液層1を挟ん
で直交し、その交点において両方の透明発熱抵抗素子が
対向するように配設されている。この表示素子において
は、液層lを挟んで互いに直交する発熱抵抗線1′a。
1’ bが共に選択されて発熱したときにのみ、両者の
交差領域において液層l中に・々プル5が形成されるよ
うに股引されている。20’、20’はそれぞれ液層1
の左側の発熱抵抗線、右側の発熱抵抗線の所望の発熱抵
抗線に電流を供給する画像表示素子駆動回路である。第
4図は第3図のような画像表示素子をマトリックス駆動
する場合の説明1図である。この画像表示素子10’は
X/、Xm、Xn、Xo、Xpの管軸の発熱抵抗線(こ
れらを行導線と呼ぶ)とYc 、 Yd 、 Yeの動
軸の発熱抵抗線(これらを列導線と呼ぶ)で構成されて
いる。
行導線X#、Xm、Xn、Xo、Xpk順次、加熱用電
流信号を印加すると、これ等の行導線に対応する液層(
不図示)が順次、線状に加熱されるが、このとき、加熱
の程度を液体の沸点以下忙なるように設定しであるので
、液層中に蒸気泡は発生しない。一方、加熱用電流信号
の印加に同期させながら、列導@ Y c e Y d
 * Y eに対して、所定のビデオ信号を印加する。
このビデオ信号の印加によって、列導線Yc 、 Yd
 、 Yeに対応する液層は線状に加熱されるが、この
場合にも加熱の程度を液体の沸点以下に抑えることを要
件とするので、これだけでは対応する液層に・々プルを
生じさせない。しかし、加熱用電流信号とビデオ信号と
が同期した行線と列線との交叉部分においては両者の発
熱により加算的に加熱される。
そして加算的に加熱された場合にのみ対応する液層が発
泡するように条件設定しておけば、選択された行線と列
線の交叉部分に・ぐプル5′が形成される。
なお、以上の例において、駆動方式を次の様に変えた場
合にも、全く同様に作像することができる。即ち、行線
にビデオ信号を印加し、列線に加熱用電流信号を印加す
る様に変形しても、効果は全く同じである。このように
第3図に例示した画像表示素子は、マトリックス駆動を
も可能とするものである。上記の如く、ストライプ状に
配列される発熱抵抗線を透明保護板側と基板側の両方に
設置することkより、以下の効果が発生する〜 ■ 製作工程が簡単になり、歩留りが向1する。
■ 液層を両側から加温するので、熱効率が良(1゜ 勿論、透明保護板と基板のうち、いずれか一つの要素の
みに透明発熱素子をマトリックス状に配列して駆動させ
ることも可能である。第5図がその例である。同図にお
いてlla、jlb。
11c、lldはいずれも行導線であり、12a。
12b、 12c、 lidはいずれも列導線である。
そしてこれ等の全ての導線は金、銅、アルミニウム等の
良導体により得られる。行導線と列導線の交差領域の絶
縁層には窓(ウィンドウ)が開けられ発熱抵抗素子13
a、 13b、 13c、 13dが埋め込まれている
。このような構成においては、信号に忠実な作像にとっ
て不都合なりロストークの発生を実質的に防止すること
ができる。又、行導線と列導線との交叉部にダイオード
特性を有する発熱抵抗体を配置すれは、完全にクロスト
ークを防止する効果が得られるっ第6図は第5図の画像
表示素子の駆動回路の回路図である。
画像制御信号特定の発生回路!05の画像制御信号忙よ
って、行動選択回路103、動軸選択択回路103と合
軸駆動(ロ)路101a、 101b、・・・101m
は複数の信号線により電気的に結合されており、有軸駆
動回路101a、 101b、 ・・−101mの各出
力端子は所定の行導線と結合している。
この出力鳴子と行導線の結合の仕方は種々あるが、本明
細書に於いては基本的な態様について説明するため、出
力端子は行導線の個数だけあり、一つの出力端子が一つ
の行導線と結合している場合について堰板5゜動軸選択
回路104、動軸駆動回路102a、 102b、 ・
・−102n 及び列導#12m、12b、−1−9,
12n相互の関係も同様である。画像制御信号によって
釘軸選択回路103は特定の行動(行導線)を選択(ス
イッチオン)する。例えば、行動選択回路103が行導
線11cを選択すればllc行選択信号を発し、それを
受けて有軸駆動回路101Cは行導線11Cに釘軸駆動
信号を出力する。一方、画像制御信号の一つであるぜデ
オ信号が動軸選択回路104に入力されると、その指令
を受けて動軸選択回路104は所定の動軸(列導#)を
選択する。例えば、動軸選択回路104が列導線12d
を選択すれば、動軸駆動回路102dは動軸選択回路1
04から発せられた12a列選択信号を受けて列導線1
2dをスイッチ・オン(導通)状態にする。所定の行導
線に対する釘軸駆動信号の印加中、所定の列導線が動軸
選択回路によって導通状態になればその行導線とその列
導線の交差領域に於ける発熱抵抗素子に電流が流れ、1
プルが生ずる。行導Jl 11 cに対する釘軸駆動信
号の印加に同期して、列導線12dを動軸選択信号によ
って導通状択にすれば行導線11cと列導@12dの交
差点に/々プルが生ずる。次に、行導線mが選択され行
導線11mK行軸駆動信号が印加される。それに同期し
て列導1@12c、12eが動軸選択信号によって導通
状態にされると、l1mと12c、l1mと12eの各
々の交差点(選択点)Kノ々プルが生ずる。
選択点以外の交差点にもリーク電流が流れるが一般に発
泡開始電流値以下であるので、ノζブルけ生じない。ま
た、発熱抵抗素子にダイオード機能を持たせることによ
りリーク電流をさらに微弱にすることができる。このよ
うに、有軸駆動信号を線順次走査し、かつそれに同期さ
せて動軸選択信号を出力させることにより画像表示を行
うことができる。なお、動軸選択回路104はビデオ信
号による指令を受けて動軸選択信号を出力するものであ
る。このとき、発熱抵抗素子を流れる電流の向きは問わ
ない。このような駆動回路、選択回路はシフトレジスタ
、トランジスタアレイ等を用いて公知の枝術により構成
されるものである。
本圃9衷示素子において液層1中に・々プル5が発生す
るときには、急激な圧力の増大を伴うので、液層1が密
閉系に構成された場合は、表示素子が破損する恐れが強
い。従って、この液層1を気密室又はアキュムレーター
に接続して、液層1に於ける圧力の増大を緩和すること
が望ましい。表示素子内の液層1は外界に通じた状態に
置かれる場合(開放系)と、外界から隔絶された状態に
置かれる場合(密封系)とがある。
いずれの系が望ましいかは用途によって異なる。
例えば携帯用なら密封系が望ましいことは描然である。
しかるに、次に述べる技術的事項は開放系の場合におい
ても重要であるが密封系において特に重要である。、?
プル5の発生は一般に圧力の上昇を伴うが、圧力の−F
昇分が太きければ・セチル5自身が発生しない。したが
って圧力の上昇を最小限に抑える努力が払われなければ
ならない。また、ツマプル50発生によって、ノセブル
5の容積に相当する容積の液が排除されるがその受は皿
がなければ、圧力の上昇を招き、結局ノ々ゾル5は生じ
ない。したがって、排除される液体をどのように収容に
するかKついても考虜を払わなければならない。このよ
うな間顧の解決手段として前に述べたように1透甲保護
板や基板の内壁に弾性膜を付けることも一策である1、
然るに1より効果的な手段は第7図に例を示す空洞室1
5を設けることである。空洞室15と液層1とは気体や
液体を通さない不図示の可撓性膜によって隔てられる。
このように構成することにより圧力吸収と排除される液
体の問題の解決を図ったものである。なお、液層1m液
性(液層の沿溶媒が水性なら撥水性)材料で構成するこ
とにまり司撓性眸を不要とすることができ、製造が部子
となる。なぜなら、ヘルムホルツの自由エネルギ最小原
理に従って液層1は親液性の面16と撥液性の面17と
の境界において自ずから安定するからであるうすなわち
、液層1は邪沿性面16にとどまろうとし、撥液性面■
7からは遠ざかろうとする。なお、親液性面16と撥液
性面17との境界面ないしその近傍において液体は進退
し、又液体のメニスカスllICよるクッション作用も
加わって圧力吸収効果が発揮させられる。液[1の液体
が水性の場合において空洞室15を撥水処理するにはポ
リテトラフルオロエチレン等を塗装する方法がある。な
お、第7図においては空洞室15は液層lをとりまく形
に設けられているが、必ずしも第7図の場合忙限定する
ものではなく、部分的に設けられていてもよい。要する
に1いかなる形状、いかなる大きさであれ、又密封系か
開放系かを問わず空洞室15の設置は技術的範囲である
。液層1の内圧、即ち液圧は省電力対策上、安定動作上
及び安全対策上の見地より、760mHJiF(大気圧
)以下に設定することが望ましい。何故ならば、液圧が
低い和、より低いエネルギの供給で、即ちより低い温度
で発泡するからであり、又内圧が高ければそれだけ表示
素子の破損率が高くなるからである。空洞室15と液層
1を可撓性膜忙よって隔てた構造においては、液圧は空
洞室15の内圧、可撓性膜の応力等忙より決定せられる
。いずれの場合においても、その時の液温における液層
lの溶液の飽和蒸気圧以下Kまで液圧を押し下げること
はできない。又、液圧を飽和蒸気圧又はその近傍にまで
下げすぎると、出力信号に関係なくノ々プル5が発生し
、動作安定性忙欠ける事態に陥いる。。
従って、安定性を増すためには常温気体を空洞室15に
適当縫封入することKより、液圧を760 ma H,
!i’以下、飽和蒸気圧近傍以上に設定することが宅ま
しい。液圧の条件につ℃゛・てさらに詳述すれば、省電
力上、安定動作上及び安定対策上、好適の条件は40℃
における前記液圧を760u+Hg以下に設定すること
である。ただし、・セブル5が発生していない場合の圧
力値である。
このように設定することにより、少くとも開放系の場合
より省電力化を図ることができる。なお、・ンブル5が
生ずることにより、又/9ゾル5の発生数により、液圧
は上昇、変動するが、空洞室15を好適に設置すること
Kより、圧力上層の弊害を実質的に抑えることができる
。又通常は40℃以下で使用するので40℃を一応の基
準とした。空洞室15の容積とノtプル5により排除さ
れる液量との関係も/セデル表示の安定鳥・ト、 動作上X要な事項である。今、空洞室15の容積をV、
その時の内圧なP、温度なTとすると、ゼイル・シャル
ルの法則の背分形は次のように表わされる。
ここで△Vはノ々プルによって排除される液体の流入分
圧よる空洞室15の容積の圧縮分、△Pはその時の圧力
上昇分である。なおPは飽和蒸気圧と常温気体の全圧で
あるが、実際には蒸気は液化もするので、父系の温度も
変化するので上記関係式は厳密に成立するものではない
が、一応の傾向は示していると云える。従って、圧力変
動による弊害を実質的にな(すには、△V/V又はPを
小さく設定しなければならない。
バブル1個の容積は微小である。例えば、発熱抵抗素子
の大きさが2008mX200μm1液層の厚さが10
0μmの場合の/々プルの容積は4×lo&”である。
□従って、任意の複数の・々プルが同時に発生した場合
における総圧縮分をΣ△VとするとP・ΣΔv/■が小
さく設定されていれば圧力の弊害は起こらない。なお、
今までの説明においては液層1を構成する液体として無
色透光性液体を特に掲げなかったが無色透光性液体を含
まない趣旨ではない。バブルによる散乱を利用する画像
表示素子の場合には無色透光性液体は有効な表示媒体液
となりうるものである。
このように、本出願人の開示した先の提案は画質、生産
性等の点において優れており、表示点(セグメント)が
少なく比較的簡単な電卓から表示点が多く、複雑なテレ
ビジョンに至るまで幅広い機能および用途を有している
そこで、本発明は、以上述べたものよりも高いコントラ
ストを有して鮮明な画像を表示し、かつ安価で構成が簡
単なカラー画像表示素子を提供することを目的とする。
以下、本発明を実施例の図面に従って説明する。第8図
は本発明の1実施例に係り、イエロー(Y)、マゼンタ
(縛、シアン(C)の3原色に呈スル画像表示素子を積
層したカラー画像表示素子の断面図である。Ia、lb
、lcはそれぞれ、Y、M、Cを呈色する液層、2は透
明保護板、3は基板、3′、3“は透明基板、4’a 
、 4’bは透明発熱抵抗素子、8は保護膜である。液
層1a、1.b、。
1cをそれぞれ構成する着色液体の基本成分としては、
水あるいは各種有機溶剤が単独に、又は混合して用いら
れる。さらに、着色剤としては各々の液体の呈色に応じ
て下記のような染料を用いる。
マゼンタを呈色する液体に用いる染料としては、C,1
,タイレフトレッド3、同16.同20.同44、同5
4.同55.同75.同77、同81、同83.同10
1.同110.同152、C’、I。
アシッドレッド1.同3.同5.同8.同12゜同17
.同19.同22.同31.同32.同37、同41.
同47.同56.同60.同71、同112.同115
.同154.同155.同160 、同171.同18
7、C,1,アシッドバイオレット5.同7.同11 
、 C,1,ダイレクトノζイオレット6.同7.同1
6等がある。イエローを呈色する液体を用いる染料とし
てはC,1,グイレクトイエロー18.同22.同27
、C,1,アシッドイエロー1+同13.同18.同1
06.同186等がある。シアンを呈色する液体に用い
る染料としては、C,1,ダイレクトプルー1.同37
、同83.同127.同149.同215.同231、
C,1,アシッドブルー15等ぶ挙げられる。
液層1a、lb、lcの厚さは前述したとおりである。
また本発明における上記液溶媒と着色剤との量的関係は
、熱応答性、蒸気泡形成の安定性の他、着色液のこげつ
き、析出等の条件から、重量部で液溶媒100部に対し
て、着色剤が通常1〜50部、好適には3〜30部、最
適には5〜10部にされるのが望ましい。
透明保護板2、基板3、保護膜8は前記と同ツク等の透
明性基板が用いられる。またこれらは同時に液層しえ、
 1 b 、 1 cの透明保護板としても兼用される
透明発熱抵抗素子4’a、4’bは、前記と同様な機能
を有する要素であり、本実施例では、第5図で示したよ
うに、一方の基板にマトリックス状に配列させる。また
、マトリックスによって形成される発熱抵抗素子(ドツ
ト)は全ての層で重なるように構成される。(第8図で
は導線11及び12は簡略のため図示されていない)。
勿論、第3図に示すように液層を両側から加温する方式
を用いても差し支えない。但し、後者の場合には基板の
両側に発熱抵抗素子及び導線を配線しなければならない
ため、加工上、やや難点がある。
次に、以上の構成からなる本発明の1実施例に係るカラ
ー画像表示素子のカラー作像原理について説明する。第
8図において、Y、M、Cを呈色する液層は、透明保護
板2の側からこの順に積層されているがこの順序は問題
ではない。色表示は不図示の色信号の印加によって行わ
れる。
今、イエロー液層la中の表示点(発熱抵抗素子)をY
l、Y2.・・・Y ・・・、マゼンタ液層1bl 中の表示点をM、、M2.・・・1MIn、・・・そし
てシアン液■c中の表示点をC,、C2,・・・、C,
、・・・で表わす。さらに、IJ = m = nを満
足する各々の表示点は相乗なっているものとする。例え
ば、任意の表示点Yl 、 Ml 、 C1に背後から
白色光を照射すると、そのいずれにも蒸気泡(・Sプル
)が生じていない場合には、全ての光は吸収され、・従
って観察者は黒色を視覚する。逆に、Yl、Ml、C1
lの全てにバブルが生じていれば、光はいずれの液層に
よっても吸収されることなく透過するから観察者は白色
を視覚する。イエロー色表示は色制御系の指令によりM
l及びC/を同時に発熱せしめ、ノミプルを形成するこ
とにより得られる。マゼンタ色表示、シアン色表示も同
様の方法によって得られる。また、イエロー液層ICに
のみに・ζプルが形成された場合は、M+Cによる呈色
、つまり青が視覚される、同様にして、マゼンタ液層1
b[のみ)ζプルが形成された場合は、緑、シアン液層
ICにのみノミプルが形成された場合は赤が視覚される
この様にして、実際の画面においては、観察者は、減色
法によるカラーを視覚するものである。
本発明では、上述の態様の他に、第9図に示すように、
それぞれ異なる色A色、B色を呈する液層1d、leか
ら構成される擬似カラー画像表示素子も、本発明の技術
的範囲である。
次に、本発明の特有の効果を以下に列挙する。
+11  液層と気泡発生素子を積層するだけで容易に
カラー画像表示素子が作成できる。
(2)  カラーモザイクフィルターの製造のような複
雑な製造工程が不要なので、安価なカラー画像表示素子
が可能である。
(3)液体の染料を変えるだけで任意の色に呈色する多
色表示素子が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基礎となる従来の画像表示素子の概略
を示す断面図、第2図はドツトマトリックス表示方式に
よる画像表示素子の概略を示す平面図と断面図、第3図
は第1図と第2図の画像表示素子の構成要素を組合わせ
て得られた画像表示素子の概略を示す断面図、第4図は
第3図に示す画像表示素子をマ) リツ・クス駆動する
場合の説明図、第5図はマトリックス表示方式による、
他の画像表示素子の概略を示す斜視図、第6図は第5図
の画像表示素子をマトリックス駆動する回路の回路図、
第7図は空洞室を備えた画像表示素子の平面図とJl−
J2断面の断面図、第8図は本発明の1実施例に係り、
イエロー、マゼンタ、シアンの3原色に呈する画像表示
素子を積層したカラー画像表示素子の断面図、第9図は
本発明の他の実施例に係るカラー画像表示素子の断面図
である。 la、lb、lc・・・・・・液層 2・・・・・・透明保護 3・・・・・・基板 3’、3”・・・・・透明基板 4’a、4’b・・・・・・透明発熱抵抗素子、ト 8・・・・・・保護膜。 特許出願人 キャノン株式会社 代理人若林  忠(氷位[2六鳥・ 1)D  o v−E

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  液層とこの液層中に気泡を発生させるための
    発熱要素を有する画像表示素子において、相異なる色を
    呈する液層を複数、積層したことを特徴とするカラー画
    像表示素子。
  2. (2)  前記液層が各々、イエロー、マゼンタ、シア
    ンを呈色する液層である特許請求の範囲第1項に記載の
    カラー画像表示素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006154009A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Canon Inc 表示装置
JP2015121789A (ja) * 2013-12-18 2015-07-02 トムソン ライセンシングThomson Licensing 光学シースルー・グラス型ディスプレイ装置およびそれに対応する光学素子

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