JPS5821996Y2 - 低温タンクの液払い出しノズルの下部支持構造 - Google Patents

低温タンクの液払い出しノズルの下部支持構造

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JPS5821996Y2
JPS5821996Y2 JP176279U JP176279U JPS5821996Y2 JP S5821996 Y2 JPS5821996 Y2 JP S5821996Y2 JP 176279 U JP176279 U JP 176279U JP 176279 U JP176279 U JP 176279U JP S5821996 Y2 JPS5821996 Y2 JP S5821996Y2
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JP
Japan
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tank
nozzle
liquid dispensing
dispensing nozzle
membrane panel
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Expired
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JP176279U
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JPS55102498U (ja
Inventor
近藤正雄
仲地唯渉
野村光男
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は新規な低温タンクの液払い出しノズルの下部支
持構造に係り、特に槽体内壁にメンブレンパネルを張設
した低温タンクにおいて、そのタンク上部から底部に臨
浸せて支持される液払い出しノズルの下部乃至底部をタ
ンク底板から支持することを可能にして、地震時にノズ
ルが受ける地震荷重に際しても充分支持することができ
、ノズルの破壊を防止する低温タンクの液払い出しノズ
ルの下部支持構造に関する。
従来、槽体内壁にメンブレンパネルを張設した低温タン
クにトいてはメンブレンパネルが熱収縮を起すこと及び
メンブレンパネルが薄板で形成されている等の理由によ
り、液払い出しノズルはその下部をタンク底板から支承
することなせずに上部に位置するタンク屋根等からタン
ク内に懸垂支持していた。
特に第1図は従来この種低温タンクに液払い出しノズル
を支持した例を示すものであり、図示例は地下式低温タ
ンクであって保冷性を有するコンクリート製槽体10の
内壁11にはメンブレンパネル12が張設されている。
また、槽体10は有底筒体状に形成されてかり、この槽
体10の上部開口部13にはこれを覆う如くドーム状の
屋根14が形成され且つこの屋根14から貯液面W上に
水平に吊天井15が吊設されている。
ところで、液払い出しノズル1は図示する如く、タンク
の屋根14に一端部を支持する支持部16が設けられ、
これに支持されてタンクT内に垂直に懸垂されている。
また、ノズルの下部2には吸入孔3が設けられ、タンク
の底板4を形成するメンブレンパネル12上に適宜間隙
を設けて支持されている。
また、ノズル1Vcはノズルの耐震強度を補なう目的か
ら梁材17が係止されて屋根14から支承しているもの
である。
近年この種地下式低温タンクは筐す1す大型化される傾
向にあり、貯液の液深が深くなっているために、地震時
には前述した支持構造の液払い出しノズルにあっては地
震荷重を受は屋根14の支持部16を支点として振子状
に振動することになる。
特に水平方向に大きな地震荷受を受ける場合には屋根1
4支持部16に強力な偶力が作用し、ノズル1が屈曲乃
至折れたり、支持部からノズル1がタンク内に引き込1
れて屋根14が破壊される可能性がある。
一方、ノズル1の下部2をタンク底板4上に支承するこ
とが提案されていたが、この種低温タンクにおいては前
述した如く、槽体内壁上にメンブレンパネル12が張設
されているために、メンブレンパネル12の熱収縮によ
る移動を許容すること及びシール性を保持すること等の
必要性からノズル1をタンク底板から支承することが不
可能であるとされていた。
そこで、本考案は従来の低温タンクに釦ける液払い出し
ノズルの支持構造の問題点に鑑みて、これらを有効に解
決すべく創案されたものである。
次に、本考案の好適一実施例について添付図面に従って
詳述する。
先ず、第2図及び第3図に示す如く槽体10の底部4を
形成する基盤乃至底盤5はコンクリート製基礎20上に
保冷層23を積層して形成している。
この基盤5の上層を形成する保冷層23上にはメンブレ
ンパネル12が張設されている。
このメンブレンパネル12上には第2図及び第4図に示
す如く、液払い出しノズル10下部2を係止する支持体
6が設けられている。
この支持体6は主にメンブレンパネル12上に連結固定
されるリング状の基台Iと、この基台I上に着脱自在に
取付けられノズル1の外周部24に係合する支持枠8と
によって構成されている。
支持枠8は第4図に示す如く縦方向に二分割された支持
枠片81.81によって形成される。
これらの支持枠片81は下部に基台7上に着座する半リ
ング状の座板82が形成され、上部にノズル1を挿通係
止するための半リング部材83が形成され、これらの上
下の座板82と半リング部材83とは略り型の縦フレー
ム84によって連結され、ノズル下部2に囲繞空間を形
成する。
このように形成された各支持枠片81の内側にはストレ
ーナ9が設けられ、ノズル下部2の吸入口25に不純物
の侵入を防止する。
捷た、各々の支持枠片81.81は相隣接するフレーム
85が互に着脱自在に接合して支持枠8を形成する。
従って、相隣接するフレーム85にはボルト挿通孔86
が形成されている。
筐た、支持枠片81の座板82にはリング状の基台Iに
設けられたボルト孔T1と符合するボルト孔87が設け
られてかり、支持枠8と基台7とはポル)Kよって着脱
自在乃至分解自在に取り付けられている。
次に、第2図に示す如く、液払い出しノズル1の下部2
は支持枠8の上部リング部材83によって形成された捜
通孔88内を通って下方に延び、上記挿通孔88の内径
より大きな外径を有するフランジ部材26が設けられて
いる。
このフランジ部材26にはフードパルプ27が取付けら
れて、ノズル1の下端には吸入口25が形成される。
ノズル1に設けられたフランジ部材26と支持枠8とは
適宜間隔を有し形成され、ノズル1の上下方向の移動が
多少許容されつつフランジ部材26と支持枠8とは係合
するように構成されている。
一方、支持体6の取付けられたメンブレンパネル12の
外周部28にはこれに沿って適宜間隔にアンカーボルト
29の取付孔30が設けられる。
この取付孔30直下の基盤5には前述した保冷層23を
貫通しコンクリート製基礎20の上部分に達する溝孔3
1が形成される。
この溝孔31は第5図に示す如く支持体の外周部28を
囲繞する環状の溝孔を形成する。
この溝孔31内には保冷材によって成型された保冷リン
グ32が装着される。
アンカボルト29はその基部29aがコンクリート基礎
20に埋設されて溝孔31の保冷リング32 rs’l
c 延びてメンブレンパネル12の取付孔30上に突出
し、座金33を介してナツト34によりメンブレンパネ
ル12に連結する。
従ってメンブレンパネル12はアンカボルト29を介し
て基盤5のコンクリート基礎20に連結されることにな
る。
捷た、メンブレンパネル12に設けられた取付孔30は
アンカボルト29の直径より大きな径を有し、メンブレ
ンパネル12の熱収縮移動を自由に許容する。
取付孔30上には第3図に示す如きキャップ35が取り
付けられており、メンブレンパネル12の熱収縮を許容
すると共にシール機能を達成する。
以上の支持構造の作用について述べる。
第2図に示す如く、液払い出しノズル1に地震時に水平
荷重が加えられた場合にはノズル1の下部が支持体6に
よって槽体底部に支承されているために横ゆれが未然に
防止され、ノズル1の屈曲あるいは折れを防ぐことがで
きる。
次にノズルが上下方向へ熱収縮又は熱膨張する場合は上
述の支持枠8の挿通孔88にむいてスライド可能なため
ノズルは自由に熱収縮、熱膨張できるので支持枠は上下
方向に何らノズルから荷重を受けることはない。
次に、メンブレンパネル12が熱収縮を起した場合には
アンカボルト29の取付孔30が大きく形成されている
と共にこの取付孔30上にキャップ35が形成されてい
るために、メンブレンパネル12はアンカボルト29に
移動を阻害されることなく、水平方向に移動自由に許容
されることになる。
更に、メンブレンパネル12に設けられた取付孔30に
はキャップ35が取付けられているために、メンブレン
パネル12は完全にシールされ、貯液が槽体外へ漏洩す
ることがない。
更に、支持枠8にはストレーナ9が形成されており、ノ
ズル1の吸入口25に不純物の侵入を防止することがで
きると共に支持枠8は分割された支持枠片81.81に
よって分解可能に構成されているために、ノズル1に取
り付けあるいは取り外しか容易であり、保守点検が極め
て簡便である。
以上型するに、本考案によれば次の如き優れた効果を発
揮する。
(1)地震時の地震荷重に対して灘払い出しノズルを充
分耐えるように支承することができ、タンクの安全を可
及的に向上させることができる。
(2) メンブレンパネルを張設した低温タンクにお
いて液払い出しノズルの下部を支持し得ると共に、メン
ブレンパネルの熱収縮を許容することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は低温タンクにおける従来の液払い出しノズルの
支持構造を示す側面図、第2図は本考案の好適一実施例
を示す一部破断側面図、第3図は第2図の部分拡大断面
図、第4図は分解斜視図、第5図は第1図の一部破断側
面図である。 図中、12はメンブレンパネル、1は液払い出しノズル
、6は支持体、29はアンカボルトである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽体内壁にメンブレンパネルを張設した低温タンクに釦
    いて、該タンクの上部から底部内に懸垂された液払い出
    しノズルと、上記メンブレンパネル上に設けられ上記液
    払い出しノズルの下部に係止しつつノズルの垂直方向へ
    の移動を許容する支持体と、上記メンブレンパネルを熱
    収縮自在にその直下の槽体基盤に連結する連結手段とを
    備えたことを特徴とする低温タンクの液払い出しノズル
    の下部支持構造。
JP176279U 1979-01-11 1979-01-11 低温タンクの液払い出しノズルの下部支持構造 Expired JPS5821996Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP176279U JPS5821996Y2 (ja) 1979-01-11 1979-01-11 低温タンクの液払い出しノズルの下部支持構造

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Publication Number Publication Date
JPS55102498U JPS55102498U (ja) 1980-07-17
JPS5821996Y2 true JPS5821996Y2 (ja) 1983-05-10

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