JPS6131600Y2 - - Google Patents

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JPS6131600Y2
JPS6131600Y2 JP1981108843U JP10884381U JPS6131600Y2 JP S6131600 Y2 JPS6131600 Y2 JP S6131600Y2 JP 1981108843 U JP1981108843 U JP 1981108843U JP 10884381 U JP10884381 U JP 10884381U JP S6131600 Y2 JPS6131600 Y2 JP S6131600Y2
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JP
Japan
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tank
inner tank
barrel
bellows
plate
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JP1981108843U
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JPS5814591U (ja
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 低温液体を貯蔵するタンクとしては、従来、低
温液体を貯蔵するタンク本体の外側にコンクリー
ト製の止水壁を構築し、万一、タンク本体内の液
が漏れ出ると、止水壁の内側に溜るようにした形
式のものがあるが、最近では、上記形式における
止水壁をタンク本体に近づけて外槽側板とし、こ
の外槽側板の内側にシール板を設けて液密を保つ
ようにし、更に外槽屋根板を設けて内外槽間に空
間を設けた形式のコンクリート式低温タンクが考
えられている。
本考案は、かかる最新式のコンクリート式低温
タンクに主として取り付ける液払い出し用のポン
プノズル支持装置に関するものである。
前記したコンクリート式低温タンクは、その全
体の概略を第1図に示す如く、基礎部コンクリー
ト1上に外槽コンクリート2を構築して外槽側板
とし、該外槽コンクリート2の内側に、内槽側板
4、内槽底板5、内槽屋根板6からなる金属製の
内槽3を設置し、又外槽コンクリート2の内側に
は、所要の厚さの層としたグラスウール等よりな
る保冷材7を全周にわたり張ると共に、基礎部コ
ンクリート1の上面に保冷材8を設け、上記保冷
材7の内側及び上記内槽3よりも外側に位置する
上記保冷材8の上面に、側部メンブレン10と底
部メンブレン11からなるシール板9を張り、且
つ内槽3の内槽底板5と保冷材8との間に配した
外槽底板12の周辺部を、上記シール板9の底部
メンブレン11と重合させた構成とし、内槽3か
らの万一の液漏れに際してシール板9で液密を保
つようにしてある。13は内槽底板5と外槽底板
12との間に打設したならしコンクリート、14
は外槽屋根板、15は保冷材、16は内槽アンカ
ーである。
このように構成された低温タンクは、万一、内
槽から液が流出しても外槽板内面のシール板でシ
ールし得られ、内外槽間の空間Sに液が溜つても
保冷材7,15により外槽が低温になることがな
く、又、従来に比しスペース的に有利である等の
利点がある。
本考案は、上記低温タンクにおいてノズルバー
レルの熱収縮を容易に吸収させ、又、バーレルの
揺れ止めができるようにしようとするもので、内
槽が金属よりなる低温タンクの内外槽の屋根に貫
通させた複数本の液払い出しポンプノズルのバー
レルを、内槽内で櫓組みすると共に、該バーレル
の下端部を載せて支持する支持台を内槽底板上に
設け、且つ内槽屋根と外槽屋根のバーレル貫通部
に、バーレルの熱収縮を吸収し且つ内槽屋根側に
対して外槽屋根側の強度が大きく、しかも内槽屋
根側が内槽の破壊時に壊れる程度の強度を有した
ベローズを設けたことを特徴とするものである。
以下、図面にもとづき本考案の実施例を説明す
る。
第2図は本考案の装置の概略を示すもので、外
槽屋根板14及び保冷材15と内槽屋根板6を貫
通させて下端が内槽底板5の近傍まで達するよう
複数本の液払い出し用ポンプノズル17のバーレ
ル18を鉛直状態に配置し、各バーレル18の下
端部を内槽底板5上に設置した支持台19に載せ
るようにしてバーレル自体の重量を支持台19で
支えるようにし、且つ上記各バーレル18自体は
下方から櫓に組んで地震時の振れに対し各バーレ
ル18が一体となつて対抗できるようにする。
又、上記各バーレル18と内槽屋根板6とは、
該バーレル18の軸心方向への移動を許容するよ
う内槽屋根板6に設けたベローズ20にて気密に
連結すると共に、該ベローズ20の下端を内槽3
内に突出させて該突出端に、バーレル18の振れ
を抑えるための振れ止め具21を内方に向けて設
け、一方、各バーレル18と外槽屋根板14と
は、該バーレル18の軸心方向への移動を許容す
るよう外槽屋根板14に設けたベローズ22にて
気密に連結し、内槽3内のバーレル18の熱収縮
はベローズ20により、空間Sにおけるバーレル
18の熱収縮はベローズ22によりそれぞれ吸収
されるようにし、且つ内槽屋根板6のベローズ2
0の強度よりも外槽屋根板14のベローズ22の
強度の方を大きくし、然も内槽屋根板6側のベロ
ーズ20の強度を内槽3の破壊時に容易に壊れる
程度の強度とする。
尚、23は各バーレル18の下端に取り付けた
フートバルブで、バーレル18内に収納された電
気ポンプ(図示せず)の運転により内槽3内の液
がフートバルブ23を通してバーレル18内へ吸
入されるようにしてある。
上記構成であるから、内槽3内へ図示しない注
入用ノズルより低温液体を注入し貯蔵させると、
低温液体のため、内槽3内に位置するバーレル1
8は熱収縮する。この熱収縮はベローズ20によ
り吸収することができる。内槽3内の低温液体の
ため、空間S内も低温となり、これにより空間S
に位置するバーレル18の部分も熱収縮するが、
この熱収縮はベローズ22により吸収することが
できる。この際、空間Sが低温になつても保冷材
7,15の存在により外槽が低温とされることを
防止できる。
本考案においては、複数本のバーレル18を櫓
組みしているため、地震時等でバーレル18が振
れようとしてもこれに対抗することができ、又ベ
ローズ20にも振れ止め具21を取り付ければ、
この振れ止め具21でバーレル18の上端部の振
れを止めることができる。振れ止め具は、タンク
の高さが高い様な場合には側板に追加してつける
事も可能である。
又、万一、内槽3の側板4が破壊し、貯蔵液体
が空間S内に流出することがあると、内槽3内の
圧力は低下して空間S内の圧力が増大するため、
内槽屋根板6が半転して破壊することがあるが、
このような場合、内槽のベローズ20の強度を内
槽3が破壊されるとき容易に壊れるように設定し
てあるので、該ベローズ20が先に壊れ、したが
つてバーレル自体を破壊させることを防止でき
る。このため、内槽3の漏洩事故発生時、低温液
体又はガスが外槽外に流出するのを防止すること
ができる。尚本考案のノズルは、内槽が金属より
なる低温タンクであれば特に図示のタンクに限ら
れることなく適用できるものである。
以上述べた如く、本考案の低温タンクの液払い
出しノズル支持装置によれば、複数のノズルバー
レルを内槽底板上の支持台にて支えるようにする
と共に櫓組みし、内槽と外槽の各貫通部にはベロ
ーズを設けてバーレル自体の熱収縮を吸収させる
ようにしてあるので、バーレルの熱収縮を容易に
吸収させ得られると共に、地震時等の振れにも対
抗させ得られて安全性を高め得られ、又内槽のベ
ローズの強度を外槽のベローズのそれよりも弱く
しかも内槽の破壊時に容易に壊れるよう設計して
おくことにより、万一の事故においても内槽のベ
ローズが壊れてバーレルの破壊を防止できる、等
の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を採用する低温タンクの
断面図、第2図は本考案の装置の概略図である。 1……基礎部コンクリート、3……内槽、5…
…内槽底板、6……内槽屋根板、7,8,15…
…保冷材、14……外槽屋根板、17……液払い
出し用ポンプノズル、18……バーレル、19…
…支持台、20,22……ベローズ、21……振
れ止め具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内槽が金属よりなる低温タンクの内外槽の屋根
    に貫通させた複数本の液払い出しポンプノズルの
    バーレルを、内槽内で櫓組みすると共に、該バー
    レルの下端部を載せて支持する支持台を内槽底板
    上に設け、且つ内槽屋根と外槽屋根のバーレル貫
    通部に、バーレルの熱収縮を吸収し且つ内槽屋根
    側に対して外槽屋根側の強度が大きく、しかも内
    槽屋根側が内槽の破壊時に壊れる程度の強度を有
    したベローズを設けたことを特徴とする低温タン
    クの液払い出しノズル支持装置。
JP10884381U 1981-07-22 1981-07-22 低温タンクの液払い出しノズル支持装置 Granted JPS5814591U (ja)

Priority Applications (1)

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JP10884381U JPS5814591U (ja) 1981-07-22 1981-07-22 低温タンクの液払い出しノズル支持装置

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JP10884381U JPS5814591U (ja) 1981-07-22 1981-07-22 低温タンクの液払い出しノズル支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS5814591U JPS5814591U (ja) 1983-01-29
JPS6131600Y2 true JPS6131600Y2 (ja) 1986-09-13

Family

ID=29903233

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JP10884381U Granted JPS5814591U (ja) 1981-07-22 1981-07-22 低温タンクの液払い出しノズル支持装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61103094A (ja) * 1984-10-26 1986-05-21 Taisei Corp コンクリ−ト製二重殻低温貯槽

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5576298A (en) * 1978-12-01 1980-06-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd End sustaining section construction of tank liquid reverving-and-draining tower foot
JPS5637798B2 (ja) * 1975-06-25 1981-09-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730558Y2 (ja) * 1979-08-30 1982-07-05

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JPS5637798B2 (ja) * 1975-06-25 1981-09-02
JPS5576298A (en) * 1978-12-01 1980-06-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd End sustaining section construction of tank liquid reverving-and-draining tower foot

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JPS5814591U (ja) 1983-01-29

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