JPS58217869A - 合流制御弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、所）ｉ！のアクチェータに対して、複数の
ポンプの油を合流させて供給する合流制御弁に関する。

（従来の合流制御弁） 第１図は従来から知られているパワーショベルの回路図
で、２つの回路系統ｌ、２を備え、それら各回路系統ｌ
、２にはポンプ３．４を接続している。

そして上記回路系統１．２には所定の７クチエータを制
御する制御弁５〜８．９〜１２を設けている。

上記のようにした制御Ｊ「のうち、一方の回路系統ｌの
制御弁７と他方の回路系統２の制御弁１２とは、ともに
ブームシリンダ１３を制御する。また一方の回路系統ｌ
の制御弁８と他方の回路系統２の制御弁１０とはアーム
シリンダ１４を制御する。

すなわちブームシリンダ】３に対しては、再制御弁７．
１２を同時に操作することによって、ポンプ３．４の油
を合流させることができるし、アームシリンダ１４に対
しては、両制御弁８、ｌｏを同時に操作することによっ
て、両ポンプの油を合流させられる。

このようにした従来の制御弁では、両ポンプの油を合流
させるのに、２つの制御弁を同時に操作しなければなら
ないので、その操作力が大きくなり、オペレータが疲労
するという欠点があった。

（本発明の目的） この発明は、１つの制御弁を操作することによって、両
ポンプの油を合流させオペレータの操作力軽減を図った
合流制御弁の提供を目的にする。。

（本発明の実施例） 第３図及び第４図は、合流制御弁ａの具体例を示すもの
で、その弁本体１５にスプール１６を内装している。

上記スプール１８は、その一端に設けたスプリング１７
の作用で、通常は第３図に示す中立位置を保持する関係
にしている。

スプールが上記中立位置に保持されている状態では、そ
の中立１１！、路１８がポンプポーＩ・１９に連通ずる
関係にある。

また上記した弁本体１５に１＃、シリンダボート２０．
２１と、パラレルフィーダ２２と、ロードチェック弁２
３と、供給流路２４と、タンク流路２５とを形成してい
る。

そしてスプールＩ６が」二記のように中立位置に保持さ
れているとき、シリンダボート２ｏ、２１は、供給流路
２４及びタンク流路２５との連通が遮断される関係にあ
る。

いまたとえば、スプール１ＢをスプリングＩ７に抗して
図面左方向に移動すると、前記中立流路１８とポンプボ
ート１８との連通が遮断Ｘれるとともに、一方のシリン
ダポーＩ・２０は第１環状溝２８を介して供給流路２４
に連通し、他方のシリンダボート２１が第２項状溝２７
を介してタンク流路２５に連通ずる関係にしている。

したがってパラレルフィーダ２２を経由したポンプから
の油は、ロードチェック弁２３及び供給流路２４を通っ
て一方のシリンダボート２０から流出し、他方のシリン
ダボート２１からの戻り油は、第２環状溝２７及びタン
ク流路２５を通ってタンクに戻る。

さらに第４図に示すように、スプール１６を上記とは反
対方向に移動させると、一方のシリンダボー１−２０が
タンク流路２５に連通し、他方のシリンダボート２１が
供給流路２４に連通ずる。

そして上記した限りにおいて、当該制御弁ａの構成は従
来と全く同様である。

ただし次の点において従来と相違する。

すなわち前記弁本体１５の一側には、補助部体２８を設
けるとともに、この補助部体２８に前記スプール１６を
貫通させている。

そして上記補助部体２８には合流ボート２８を形成し、
当該アクチェータに油を合流させる側の通路をこの合流
ボート２８に接続する関係にしている。

上記のように補助部体２８を貫通するスプール１８であ
って、前記第２環状溝２７の外方に第３環状溝３０を形
成している。

上記第３環状溝３０は、当該スプール１Ｂが第３図の中
立位置にあるとき、前記タンク流路２５と合流ボート２
８との両者に対応して、それら両者を連通させる関係に
している。

そして第４図に示すようにスプール１６を右方向に移動
させると、」二記第３環状溝３０はタンク流路２５のみ
に対応して、タンク流路２５と合流ボート２９との連通
を遮断する。

上記のようにしたスプール１８の一側すなわち上記第３
環状溝３０に対応する側には、通油孔３１を形成すると
ともに、この通油孔３１の内端は連通孔３２を介して前
記第２環状溝２７に開口させている。

また上記連通孔３２とは反対側に１通孔３３を形成して
いるが、当該スプール１０を第４図に示す位置に移動さ
せて第３環状溝３０を合流ボートとくい違わせたときに
も、」二記通孔３３は合流ボート２９と連通ずる関係に
している。

このようにしたスプール１８には、チェック弁３４を設
けているが、このチェック弁３４は通孔３３から通油孔
３１への流通のみを許容するとともに、合流ボーＩ・２
８側の高圧が作用したときにのみ、当該チェック弁３４
が開弁する構成にしている。

したがって当該スプールが第３図に示す中立位置にあっ
て、合流ポート２８がタンク流路２５に連通していると
きには、当該チェック弁３４は閉じた状態を維持する。

」１記のようにした合流制御弁ａは、たとえば第２図に
示すパワーショベルの制御回路では次のようにして使用
する。

すなわち複数の制御弁を連設した２つの回路系統３５．
３８のそれぞれに前記合流制御弁ａ、、ａ２を設ける。

上記合流制御弁ａ１は一方の回路系統３５の最下流にあ
って、ブームシリンダ３７を制御し、合流制御弁ａ２は
他方の回路系統３８のまん中にあって、アームシリンダ
３８を制御する関係にしている。

しかして両回路系統の各制御弁を図示の中立位置に保持
して両ポンプ３９．４０を回転させると、それらポンプ
の油は各制御弁の中立流路を通過してそれぞれの最下流
の制御弁から合流通路４１．４２に流入する。

合流通路４１に流入した油は、他方の回路系統３Ｂの合
流制御弁ａ２の前記した合流ボート２８に流入する。ま
た合流通路４２に流入した油は、一方の回路系統３５の
合流制御弁ａ２の合流ボート２９に流入する。

このように合流ボー：・２８に合流油が流入したとき、
当該合流制御弁が第３図に示す中立位置に保持されてい
ると、１−記合流油は前記タンク流路２５を通ってタン
ク４３に戻る。

上記の状１１１１において合流制御弁ａ、のみを第２図
左側位置すなわち第４図の状態に切換えると、」−記合
流ボート２８はタンク流路２５との連通が遮断される。

したがって合流ポート内は高圧になり、この高圧は通孔
３３を介してチェック弁３４に作用し、当該チェックブ
「３４を開弁する。チェック弁３４が開弁すると、合流
ボートに流入した油は通油孔３１及び連通孔３２を通っ
て供給側のシリンダポート２１に合流する。

つまり他方の回路系統３Ｇに接続したポンプ４０の油が
一方の回路系統３５に接続したポンプ３８の油と合流し
てブームシリンダ３７に流入することになる。

なお当該合流制御弁ａ１を上記のように切換えたときに
は、供給流路２４とシリンダボート２１とが第２環状溝
２７を介して連通ずること前記のとおりである。

また合流制御弁ａ２を切換えたときにも上記と同様にし
て、両ポンプ３８．４０の油が合流してアームシリンダ
３８に流入する。

一方合流制御弁ａ１．ａ２を第２図右側位置に切換える
と換言すれば第３図においてスプール１Ｂを左方向に移
動させると、第３環状溝３０がタンク流路２５と合流ボ
ート２９とに対応し、それら両者を連通させた状態に維
持する。

タンク流路２５と合流ボート２８とが連通した状態に維
持されていれば、チェック弁３４が開かず、したがって
両ポンプ３８．４０の油が合流することもない。

（本発明の構成） この発明は、弁本体に一対のシリンダボートを形成する
一方、スプールの移動位置に応じていずれか一方のシリ
ンダボーＩ・が供給流路に連通し、いずれか他方のシリ
ンダボートがタンク流路に連通ずる関係にした合流ｎノ
制御Ｊ「において、上記スプールが中立位置及びその一
方の切換え位置にあるとき、」１記タンク流路と１−記
Ｊｆ本体に形成の合流ボートとを連通させ、他方の切換
え位置にあるとき上記タンク流路と合流ボーＩ・との連
通を遮断する関係にした第３燗状満を上記スプールに形
成するとともに、に記のようにタンク流路と合流ボート
との連通が遮断されている関係位置で、合流ボー　１−
と前記供給流路とを連通させる通路を上記スプールに形
成してなり、かつこの通路の過程に、合流ボーＩ・から
供給流路への流通のみを許容しかつ」１記合流ボーＩ・
が高圧になったときに開弁するチェック弁を」−記スブ
ールに内装した構成にしている。

なお上記の４ＭＩ＆のうち合流ボートと供給波路とを連
通させる通路とは、前記実施例の通油孔３１、連通孔３
２及び通孔３３に相当する。

０ また前記した実施例においては、合流ボートを形成する
ために、補助部体を弁本体に連設したが、この発明では
、上記補助部体を別に設ける必然性はなく、その補助部
体を弁本体と一体に形成してもよいこと当然である。

さらにまた前記実施例では、合流ボートを他の回路系統
と連通ずる合流通路に接続したが、この発明においては
、上記合流ボートを別のポンプに直接接続してもよいこ
と当然である。

しかしてこの発明は上記のように構成したので、当該合
流制御弁のみを切換えれば、他のポンプの油を合流させ
ることができる。

（本発明の効果） この発明は、上記したように当該合流制御弁のみを切換
えれば、複数のポンプの油を合流させられるので、オペ
レータの操作力を軽減でき、それだけオペレータの疲労
を少なくできる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は従来の合流制御弁を使用したパワーショベ
ルの回路図、第２図はこの発明の合流制御制 御弁を使用したパワーショベルの回路図、第３図及び第
４図はこの発１１の実施例を示す断面図であって、ｉ３
図はその中立状態を示し、第４図はその合流状殖（を示
している。 ａ、ａｌ　、ａ２　・・・合流制御弁、１５・・・弁本
体、１θ・・・スプール、２０．２１−・φシリンダボ
ート、２４．−φ供給流路、２５・・・タンク流路、２
８・・・合流ボート、３０・９・第３環状溝、３４Φ・
・チェック（ｒ。 代理人ｊＦ理。１−　嶋　宣之 ２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 弁本体に一対のシリンダボートを形成する一方、スプー
   ルの移動位置に応じていずれか一方のシリンダボートが
   供給流路に連通し、いずれか他方のシリンダボートがタ
   ンク流路に連通ずる関係にした合流制御弁において、上
   記スプールが中立位置及びその一方の切換え位置にある
   とき、上記タンク流路と上記弁本体に形成の合流ボート
   とを連通させ、他方の切換え位置にあるとき上記タンク
   流路と合流ボートとの連通を遮断する関係にした第３環
   状溝を上記スプールに形成するとともに、上記のように
   タンク流路と合流ボートとの連通が遮断されている関係
   位置で、合流ボートと前記供給流路とを連通させる通路
   を上記スプールに形成してなり、かつこの通路の過程に
   、合流ボートから供給流路への流通のみを許容しかつ上
   記合流ボートが高圧になったときに開弁するチェック弁
   をに記スプールに内装してなる合流制御弁。