JPS58214579A - 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 - Google Patents
生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法Info
- Publication number
- JPS58214579A JPS58214579A JP9367182A JP9367182A JPS58214579A JP S58214579 A JPS58214579 A JP S58214579A JP 9367182 A JP9367182 A JP 9367182A JP 9367182 A JP9367182 A JP 9367182A JP S58214579 A JPS58214579 A JP S58214579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solution
- hydroxyaldehyde
- sericin
- increasing
- processing method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、絹繊維又はその製品にセリシンを付着させた
まま不溶性とし、セリシンを定着せしめる加工法に関す
るものである。
まま不溶性とし、セリシンを定着せしめる加工法に関す
るものである。
これまで、生糸絹繊維のセリシン定着に関しては、ホル
ムアルデヒド法、合成樹脂法などがよく知られている。
ムアルデヒド法、合成樹脂法などがよく知られている。
しかしながら、これらの方法は、風合の面でかなりの硬
さを増したり、さらに熱処理などを要するため作業工程
から必ずしも容易でけないというさらに、現用の絹繊維
又はその製品は、セリシンを精練除去したものが普通で
あり、このために廃水中に含まれるセリシンは河川を汚
染し、湖水の富養化や赤潮発生などの原因にもなり公害
発生源ともなりかねない。セリシンを含む廃液の再利用
を考えた時には、廃水処理からも容易ではない。
さを増したり、さらに熱処理などを要するため作業工程
から必ずしも容易でけないというさらに、現用の絹繊維
又はその製品は、セリシンを精練除去したものが普通で
あり、このために廃水中に含まれるセリシンは河川を汚
染し、湖水の富養化や赤潮発生などの原因にもなり公害
発生源ともなりかねない。セリシンを含む廃液の再利用
を考えた時には、廃水処理からも容易ではない。
本発明者は、このような従来の生糸絹繊維のセリシン定
着法の欠点を改善し、簡易な処理方法によって嵩高性や
耐久性が付与でき、しかも廃水中に含まれるセリシンに
より河川を汚染することなく処理できて、さしたる熱量
を要しない方法全開発するために鋭意研究を重ねた結果
、生糸絹繊維をヒドロキシアルデヒドの溶液で処理する
ことによりその目的を達成しうろことを見出し、この知
見に基づいて本発明をなすに至った。
着法の欠点を改善し、簡易な処理方法によって嵩高性や
耐久性が付与でき、しかも廃水中に含まれるセリシンに
より河川を汚染することなく処理できて、さしたる熱量
を要しない方法全開発するために鋭意研究を重ねた結果
、生糸絹繊維をヒドロキシアルデヒドの溶液で処理する
ことによりその目的を達成しうろことを見出し、この知
見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は一般式
%式%)
(式中のnは1〜5の整数である)
で表わされるヒドロキシアルデヒドの水溶液で、浸漬処
理することにより、セリシンを繊維上に不溶化定着させ
ることを特徴とする生糸絹繊維のセリシン定着増量加工
法を提供するものである。
理することにより、セリシンを繊維上に不溶化定着させ
ることを特徴とする生糸絹繊維のセリシン定着増量加工
法を提供するものである。
本発明法において用いられるヒドロキシアルデヒドの水
溶液としては、単一の水溶液もしくけノーマル・ブチル
アルコールなどの常温で液体である溶液であり、しかも
そのヒドロキシ化合物を溶媒とした溶液へ第三成分とし
てヒドロキシベンズアルデヒドなどのヒドロキシ有機化
合物をIJI+えた溶液としたものでさらに・パークレ
ンなどのハロゲン化炭化水素溶液である。
溶液としては、単一の水溶液もしくけノーマル・ブチル
アルコールなどの常温で液体である溶液であり、しかも
そのヒドロキシ化合物を溶媒とした溶液へ第三成分とし
てヒドロキシベンズアルデヒドなどのヒドロキシ有機化
合物をIJI+えた溶液としたものでさらに・パークレ
ンなどのハロゲン化炭化水素溶液である。
まな、本発明法のヒドロキシアルデヒドの処理溶液は希
薄な濃度でセリシン定着が達成される。
薄な濃度でセリシン定着が達成される。
本発明法において用いるヒドロキシアルデヒドは、フィ
ブロインとセリシンに架橋し、その結合は安定している
ため、単なる浸漬処理で生糸絹繊維のセリシン分子間へ
架橋化が生じ、純白な生糸絹繊維が得られる。なお、浸
漬処理時間の短縮としてはバッテングー洗浄−風乾の方
法にも効果がある。
ブロインとセリシンに架橋し、その結合は安定している
ため、単なる浸漬処理で生糸絹繊維のセリシン分子間へ
架橋化が生じ、純白な生糸絹繊維が得られる。なお、浸
漬処理時間の短縮としてはバッテングー洗浄−風乾の方
法にも効果がある。
本発明法は、セリシンを生糸絹伜維上で化学処理を行い
、不溶化させることで廃液の処理工程から有意識であり
生糸絹繊維の改良と品質向上にもなる。しかも、絹繊維
又はその製品の増量加工上、さしたる熱量も要しないた
め省エネルギー的にも優れた加工法である。
、不溶化させることで廃液の処理工程から有意識であり
生糸絹繊維の改良と品質向上にもなる。しかも、絹繊維
又はその製品の増量加工上、さしたる熱量も要しないた
め省エネルギー的にも優れた加工法である。
次に本発明を実施例によりさらに詳細VC説明する。
実施例1
21中生糸のセリシン付着絹布を使用して03%のDL
−グリセルアルデヒド水溶液(常温−23℃)中で5〜
6時間浸漬(浴比1:500)l−た。
−グリセルアルデヒド水溶液(常温−23℃)中で5〜
6時間浸漬(浴比1:500)l−た。
処理後、水洗あるいけ溶媒にて数回洗浄した後九室温で
乾燥した。その結果、3%前後のセリシン増量効果が見
られた。10〜20時間までの常温による浸漬処理では
若干、増量の傾向も見られた。
乾燥した。その結果、3%前後のセリシン増量効果が見
られた。10〜20時間までの常温による浸漬処理では
若干、増量の傾向も見られた。
強度を測定すると、未処理の時の絹布を100とした時
、処理後は104であった。処理後の伸度は若干減少し
た。
、処理後は104であった。処理後の伸度は若干減少し
た。
実施例2
21中生糸のセリシン付着絹布を使用し又03%のDL
−グリセルアルデヒドパークレン溶液(常温−23℃)
中で5〜6時間浸漬(浴比1:500)l、た。処理後
、水洗あるいは溶媒にて数回洗浄した後、室温で乾燥し
た。その結果、5%前後のセリシン増量効果が見られた
。10〜20時間までの常温による浸漬処理では若干、
増量の傾向も見られた。強度を測定すると、未処理の時
と全んど変わらなかつ念。処理後の伸度は若干減少した
。
−グリセルアルデヒドパークレン溶液(常温−23℃)
中で5〜6時間浸漬(浴比1:500)l、た。処理後
、水洗あるいは溶媒にて数回洗浄した後、室温で乾燥し
た。その結果、5%前後のセリシン増量効果が見られた
。10〜20時間までの常温による浸漬処理では若干、
増量の傾向も見られた。強度を測定すると、未処理の時
と全んど変わらなかつ念。処理後の伸度は若干減少した
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 l 絹繊維又はその製品を 一般式 %式%) (式中のnは1〜5の整数である) で表わされるヒドロキシアルデヒドの溶液で処理するこ
とにより・セリシンを繊維上に不溶化定理させることを
特徴とする生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法。 2 ヒドロキシアルデヒドの溶液がヒドロキシアルデヒ
ド水溶液である特許請求の範囲第1項記載の加工法。 3 ヒドロキシアルデヒドの溶液が常温で液体であるヒ
ドロキシ化合物を溶媒とした溶液である特許請求の範囲
第1項記載の加工法。 4 ヒドロキシアルデヒドの溶液に第31Jk、分とし
てヒドロキシ有機化合物を加えた溶液である特許請求の
範囲第1項記載の加工法@ 5 ヒドロキシアルデヒドの溶液がヒドロキシアルデヒ
ドのへロゲン化炭化水素溶液である特許請求の範囲第1
項記載の加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9367182A JPS58214579A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9367182A JPS58214579A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58214579A true JPS58214579A (ja) | 1983-12-13 |
Family
ID=14088862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9367182A Pending JPS58214579A (ja) | 1982-06-01 | 1982-06-01 | 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58214579A (ja) |
-
1982
- 1982-06-01 JP JP9367182A patent/JPS58214579A/ja active Pending
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