JPS59150172A - 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 - Google Patents
生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法Info
- Publication number
- JPS59150172A JPS59150172A JP2236083A JP2236083A JPS59150172A JP S59150172 A JPS59150172 A JP S59150172A JP 2236083 A JP2236083 A JP 2236083A JP 2236083 A JP2236083 A JP 2236083A JP S59150172 A JPS59150172 A JP S59150172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sericin
- raw silk
- fixing
- butinal
- propanal
- Prior art date
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- Granted
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、絹繊維またはその製品にセリシンを付着させ
たまま不溶性とし、セリシンを定着せしめる加工法に関
するものである。
たまま不溶性とし、セリシンを定着せしめる加工法に関
するものである。
これまで、生糸絹繊維のセリシン定着法はホルムアルデ
ヒド法、合成樹脂法などがよく行われている。
ヒド法、合成樹脂法などがよく行われている。
しかしながら、これらの方法は取扱いや風合の面でかな
りの硬さを増したり、さらに熱処理などを要するために
、加工上必ずしも容易ではないという欠点がある。
りの硬さを増したり、さらに熱処理などを要するために
、加工上必ずしも容易ではないという欠点がある。
近年、河川ならびに湖沼の汚濁が進んでいる中で、それ
らの水質を守るとともに資源の効率性からも、必要なセ
リシンを廃棄することなく生糸絹繊維に定着させる方法
を見出した。
らの水質を守るとともに資源の効率性からも、必要なセ
リシンを廃棄することなく生糸絹繊維に定着させる方法
を見出した。
本発明者は、従来の生糸絹繊維のセリシン定着法の欠点
を改善し、簡易な処理方法によって嵩高性や耐久性が付
与でき、しかも廃水中に含まれる七リシンにより河川な
らびに湖沼の汚染を防止し、加工上さしたる熱量を要し
ない方法を開発するために鋭意研究を重ねた結果、生糸
絹繊維を2−す) −プロパナール、2−ブチナールお
よび2.3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジアールの
中から選ばれたアルデヒドとグルタルアルデヒドを含有
する溶液で処理することによりその目的を達成しうろこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った
。
を改善し、簡易な処理方法によって嵩高性や耐久性が付
与でき、しかも廃水中に含まれる七リシンにより河川な
らびに湖沼の汚染を防止し、加工上さしたる熱量を要し
ない方法を開発するために鋭意研究を重ねた結果、生糸
絹繊維を2−す) −プロパナール、2−ブチナールお
よび2.3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジアールの
中から選ばれたアルデヒドとグルタルアルデヒドを含有
する溶液で処理することによりその目的を達成しうろこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った
。
すなわち、本発明は次の化合物
QHaGOGHo、 0HaOH: 0HQHO,(O
R,(OH) OHO)tで表わされるアルデヒドとグ
ルタルアルデヒドを含有する水溶液で、浸漬処理するこ
とにより、セリシンを繊維上に不溶化定着させることを
特徴とする生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法を提供
するものである。
R,(OH) OHO)tで表わされるアルデヒドとグ
ルタルアルデヒドを含有する水溶液で、浸漬処理するこ
とにより、セリシンを繊維上に不溶化定着させることを
特徴とする生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法を提供
するものである。
本発明法において用いられる2−ケト−プロパナール、
2−ブチナールおよび2.3−ジヒドロキシ−1,4−
ブタンジアールの中から選ばれたアルデヒドとグルタル
アルデヒドはそれぞれ水溶性であり、がつパークレンに
も溶解する。従って処理溶液とじては水溶液であり、さ
らにパークレンなどのハロゲン化炭化水素溶液産月いる
。
2−ブチナールおよび2.3−ジヒドロキシ−1,4−
ブタンジアールの中から選ばれたアルデヒドとグルタル
アルデヒドはそれぞれ水溶性であり、がつパークレンに
も溶解する。従って処理溶液とじては水溶液であり、さ
らにパークレンなどのハロゲン化炭化水素溶液産月いる
。
また、本発明法の2−ケト−プロパナール、2−ブチナ
ールおよび2,3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジア
ールの中から選ばれたアルデヒドとグルタルアルデヒド
の処理溶液は希薄な濃度でセリシン定着が達成される。
ールおよび2,3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジア
ールの中から選ばれたアルデヒドとグルタルアルデヒド
の処理溶液は希薄な濃度でセリシン定着が達成される。
本発明法において用いるグルタルアルデヒドは耐薬品性
の付与、羊毛への防虫性、タンパク質の不溶化や架橋結
合反応にも重要であり、グルタルアルデヒドのみのセリ
シン定着(特公昭5l−z4eol)は生糸の黄変が著
しくそのため酸化漂白する必要がある。そこで黄変性を
少なくして耐久性を付与し、しかもセリシン定着量を適
度に固着できるところに本発明の特徴を持つもので、2
−ケト−プロパナール、2−ブチナールおよび2,3−
ジヒドロキシ−1゜4−ブタンジアールの中から選ばれ
たアルデヒドへ適量のグルタルアルデヒドを添加し混合
処理溶液として用いる加工法である。
の付与、羊毛への防虫性、タンパク質の不溶化や架橋結
合反応にも重要であり、グルタルアルデヒドのみのセリ
シン定着(特公昭5l−z4eol)は生糸の黄変が著
しくそのため酸化漂白する必要がある。そこで黄変性を
少なくして耐久性を付与し、しかもセリシン定着量を適
度に固着できるところに本発明の特徴を持つもので、2
−ケト−プロパナール、2−ブチナールおよび2,3−
ジヒドロキシ−1゜4−ブタンジアールの中から選ばれ
たアルデヒドへ適量のグルタルアルデヒドを添加し混合
処理溶液として用いる加工法である。
本発明法は、セリシンを生糸絹m維上で化学処理、鐙行
い、不溶化させることで廃液の処理工程から有意輯であ
り生糸絹繊維の改良と品質向上にもなる。しかも、絹繊
維またはその製品の増員加工上、さしたる熱量も要しな
いため省エネルギー的にも優れた加工法である。
い、不溶化させることで廃液の処理工程から有意輯であ
り生糸絹繊維の改良と品質向上にもなる。しかも、絹繊
維またはその製品の増員加工上、さしたる熱量も要しな
いため省エネルギー的にも優れた加工法である。
次に本発明におけるそれぞれのアルデヒド処理生糸につ
いて実施例の中で詳細に説明する。
いて実施例の中で詳細に説明する。
実施例1
エーテルとアルコールで洗浄した27中生糸([召和5
6年春蚕)を使用して、試料に対して3%の2−ケト−
プロパナール、2−ブチナールおよび2.3−ジヒドロ
キシ−1,4ブタンジアールのアルデヒド水溶液をそれ
ぞれ調整し、さらにグルタルアルデヒド(75%の水を
含む)溶液を試料Ifに対してo、saaを添加して浴
比(1: 50)で常温〜23°C中で11)〜2o時
間浸漬処理した。処理後、溶媒と水洗にて数回洗浄した
後、絶乾して重量測定を行ったところ、未処理生糸の重
量に対して±1〜2%の増減を示した。
6年春蚕)を使用して、試料に対して3%の2−ケト−
プロパナール、2−ブチナールおよび2.3−ジヒドロ
キシ−1,4ブタンジアールのアルデヒド水溶液をそれ
ぞれ調整し、さらにグルタルアルデヒド(75%の水を
含む)溶液を試料Ifに対してo、saaを添加して浴
比(1: 50)で常温〜23°C中で11)〜2o時
間浸漬処理した。処理後、溶媒と水洗にて数回洗浄した
後、絶乾して重量測定を行ったところ、未処理生糸の重
量に対して±1〜2%の増減を示した。
さらに、これらの処理生糸の強伸度ならびにヤング率を
測定したところ、未処理生糸の強度は4゜01 (g/
a)、伸度は23.ecC%)、ヤング率は940.9
(f/d)で、2−ケト−プロパナール処理生糸の強度
は4.87 (f/ d) 、伸度は24.21ひ)、
ヤング率はB 3 LO(f/a)であった。2−ブチ
ナール処理生糸の強度は4.1 +”(g/a)、伸度
は23.57(支))、ヤング率は91.4.9(g/
d)で、2,3−ジヒドロキシ〜1゜4−ブタンジアー
ル処理生糸の強度は4.01(p/a)、伸度は24.
O(%)、ヤング率は867.8 (51/d)であ
った。従って未処理生糸よりは強度が増大の傾向を示し
、伸度も幾分増えており、ヤング率は減少しているのが
見られる。
測定したところ、未処理生糸の強度は4゜01 (g/
a)、伸度は23.ecC%)、ヤング率は940.9
(f/d)で、2−ケト−プロパナール処理生糸の強度
は4.87 (f/ d) 、伸度は24.21ひ)、
ヤング率はB 3 LO(f/a)であった。2−ブチ
ナール処理生糸の強度は4.1 +”(g/a)、伸度
は23.57(支))、ヤング率は91.4.9(g/
d)で、2,3−ジヒドロキシ〜1゜4−ブタンジアー
ル処理生糸の強度は4.01(p/a)、伸度は24.
O(%)、ヤング率は867.8 (51/d)であ
った。従って未処理生糸よりは強度が増大の傾向を示し
、伸度も幾分増えており、ヤング率は減少しているのが
見られる。
なお、処理生糸の練減ゴてを常法により1lltl定し
だどころ、ゲルタルアルデヒ1°水溶液処理生糸の場合
は4〜5%程の減少を示すが、本発明による処理生糸の
純減率は5〜8%であった。
だどころ、ゲルタルアルデヒ1°水溶液処理生糸の場合
は4〜5%程の減少を示すが、本発明による処理生糸の
純減率は5〜8%であった。
これらの処理生糸の黄変度はグルタルアルデヒド処理し
たものよりは、かなり減少しておりパークレンを使用す
れば、溶液を廃棄することなく何回もセリシン定着が達
成される。
たものよりは、かなり減少しておりパークレンを使用す
れば、溶液を廃棄することなく何回もセリシン定着が達
成される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 l 絹m紐またはその製品を、2−ケト−プロパナール
、2−ブチナールおよび2,3−ジヒドロキシ−1,4
−ブタンジアールの中から選ばれたアルデヒドとグルタ
ルアルデヒドを含有する溶液で処理することにより、セ
リシンをmM#上に不溶化定着させることを特徴とする
生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法。 22−ケト−プロパナール、2−ブチナールおよび2,
3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジアールの中から選
ばれたアルデヒドとグルタルアルデヒドを含有する溶液
が水溶液である特許請求の範囲第1項記載の加工法。 32−ケト−プロパナール、2−ブチナールおよび2,
3−ジヒドロキシ−1,4−ブタンジアールの中から選
ばれたアルデヒドとゲルタルアルデヒドを含有する溶液
が、ハロゲン化炭化水素溶液である特許請求の範囲第1
項記載の加工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2236083A JPS59150172A (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2236083A JPS59150172A (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59150172A true JPS59150172A (ja) | 1984-08-28 |
JPS6122065B2 JPS6122065B2 (ja) | 1986-05-30 |
Family
ID=12080461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2236083A Granted JPS59150172A (ja) | 1983-02-14 | 1983-02-14 | 生糸絹繊維のセリシン定着増量加工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59150172A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0284549A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-03-26 | Agency Of Ind Science & Technol | 生糸絹繊維のセリシン定着による改質法 |
JPH04202855A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-23 | Seiren Co Ltd | 合成繊維の改質加工の方法 |
-
1983
- 1983-02-14 JP JP2236083A patent/JPS59150172A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0284549A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-03-26 | Agency Of Ind Science & Technol | 生糸絹繊維のセリシン定着による改質法 |
JPH0341594B2 (ja) * | 1988-07-15 | 1991-06-24 | ||
JPH04202855A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-23 | Seiren Co Ltd | 合成繊維の改質加工の方法 |
JP2588445B2 (ja) * | 1990-11-30 | 1997-03-05 | セーレン株式会社 | 合成繊維の改質加工の方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6122065B2 (ja) | 1986-05-30 |
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