JPS58213976A - 改装された建物における窓上枠の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は既設の建物に展装されている古い外壁材を新し
い外壁材に改装するための改装装置に関する。

占い外壁材を建造物躯体より研り取って、これに新しい
外壁材を展装ずれば、研り作業のた頻日数及び粉塵の発
生などの面から好ましくないため、占い外壁材を建造物
躯体より除去することなく残存せしめ、この上から新し
い外壁材を展装するようにした施工例が従来から存在す
る。この場合、古い外壁材をそのまま残存せしめ、この
」二に支持骨枠を介して新しい外壁材を展装するのであ
るから、当然に新しい外壁材の室外側への突出量が多く
なり、これがために既設の古い窓枠と新しい外壁材との
段差が大きくなって外観上の体裁が悪くなるから古い窓
枠を撤去して、あるいは別に新しい窓枠を新外壁材に近
接して取付ける必要が生しる。ところが既設の古い窓枠
は、建造物躯体に直接取代けられるから強度上問題はな
いが新しい窓枠は建造物９院体より室外側に突出した位
置で取イ１けられるからその支持構造が充分に堅固でな
ければならず、また各階層に取付けられる新しい窓枠は
互いに面一になるよう整正形成されなｉ−１ればならな
い。しかるに従来にあっては、この面の配慮が充分にな
されておらず、強度上不安があり、整正成形」二の問題
があった。

本発明は、上述の難点を解消することを目的としたもの
で、以下本発明の一実施例を図面によって説明すると、
第１図のように例えば外壁をタイル張りとした既存の建
造物ｌ１体への外壁材１を第２図のように新しい外壁材
２、例えばカーテンウオール、スバンドレル（商品名）
の如き外壁材２に取りかえるにあたり、本発明は第３図
の如く建造物側体Ａにおける古い外壁材１の頂壁部たる
古い笠木部分３に比較的長尺な支持金物である笠木取付
部材４を頭壁部長手方向に所要間隔おいて配設して基礎
植込み杆（例えば商品名ホールインアンカー）５にて固
着する。この際、笠木取付部材４には予め長孔４ａが穿
設されており、基礎植込み杆５にて固着する時に、該取
付部材４を長孔４ａに沿って占い笠木部分３上を幅方向
に移動させて各取付部材４の両端に設けた取付部片４ｂ
、　４ｃの室内外への突出量を整正調整し、後述の笠木
ユニット６を取（′−Ｊ番：ｌる時の位置決めを兼ねる
。次に予め笠木板６ａに笠木受板６ｂを一体固着すると
共に笠木受板６ｂの幅方向両端をＬ字状に折曲して連結
部Ｊ＋６ｉｒ６ｄを形成し、且つ笠木受板６ｂの裏面長
手方向に取付金具６ｅと補強リブ６ｆを一体に溶着した
ものを笠木ユニノ１−６として製作しておき、この笠木
ユニット６を前記笠木取付部材４に被冠し、笠木ユニッ
ト６の取トＪ金具６ｅと連結部片６ｄとを、笠木取付部
材４の取付部片４ｂ、　４ｃに溶着し、なお適宜補強リ
ブ６ｆと笠木取付部材４との間にモルタル７を充填し笠
木ユニット６の古い笠木部分３に対する支持を強固にす
る。又、建造物憎体への外側面において古い外壁材１に
基礎植込み杆８を打込んでアングル状の支持基台９を所
要多数個所位置に取（−１す、この支持基台９間にわた
って縦方向の支持金物たる支持骨枠１０を架設且っ溶着
する。この縦方向の支持骨枠１０ば外壁材２を面一に整
正形成するだめの芯出し部材を矛ねる。第６図に示すよ
うに既設の建物は長期の使用中に、不等沈下や腐蝕作用
によって傾斜したり、古い外壁材に凹凸が発生している
。また当初の建築時から各階層の外壁材ｌａ、　ｌｂ、
　ｌｃから面一に形成されていない場合がある。このた
め縦支持骨枠１ｏを支持基台９に溶着するに当たゲで、
縦支持骨枠１ｏを、窓開口部１２を除いて古い外壁材ｌ
の上下全長間にわたって延びる長尺なチャンネル状の骨
枠を用い、この縦支持骨枠１０が鉛直状態になるよう吊
下または立設した状態で、たとえばその上端部と下端部
とを支持基台９に仮イ」け溶接し、しかる後、各階層の
外壁材１ａ。

Ｉｂ、　ＩＣから突出する支持基台９と縦支持骨枠１０
とを本件は溶接する工程を経る。しかる後縦支持骨枠１
０間にわたって水平方向に延びるチャンネル状の横支持
骨枠１１を架設且つ溶着し、これによって占い外壁＋Ａ
１の外面に格子状に縦横の支持骨枠１０゜１１を配設固
定し、横支持骨枠１１に外壁材２をビス止めなどによっ
て展装固着する。一方、建造物躯体Ａの窓開口部１２内
において第４図および第５図に示すように古い窓枠の枠
主体１３に対し不要な出張り部分を適当に切除してその
基体部分をコンクリ−１−壁に残存させ、且つこの古い
枠主体１３の上枠１３ａに補助金物１４の一端を溶着す
ると共に、この補助金物１４の他端を窓開口部１２がら
建造物ｌ体八より室外側に突出させて該突出端部に水平
力−μのＪＬ曲部材る連結金物１５を溶着し、この連結
金物１５を縦支持骨枠１０に溶着させる。

１９は新に取付けられるアルミニウム製窓枠であって、
該窓枠の上枠１９ａにはそのアンカ一部分に係止用鉤形
突条２０ａ、２０ａが対向形成され、これにアンカー金
物２１の二叉状挟持片部２１ａ　、　２１ａが係合され
た状態で、該窓枠１９を古い外壁材１よりも室外側の窓
開口部１２にあって、縦支持骨枠１０の延長線上に配置
し、前記連結金物１５と上枠１９ａに係合されているア
ンカー金物２１とを適当な補足金物２２ａを介して連結
してなる。

なお、第５図に示すように古い枠主体１３の下枠１３ｂ
にも補助金物１６の一端を溶着すると共に、その他端を
室外側に突出させてこの突出端部に水平方向に延びる通
し部材たるｉｌＬ字状の連結金物１７を溶着する。そし
てこの連結金物１７を窓開口部１２よりも下側の縦支持
骨枠１０に適当な補足金物２２ｂを介在させて溶着する
と共に、この連結金物１７に新しい窓枠１９の見付は方
向（正面水平方向）と見込み方向（奥行方向）の取付位
置基準板を兼ねた断面略階段状のアンカー金物１８を溶
着し、このアンカー金物１８に新しい窓枠１９の下枠１
９ｂを載置することによって、その水平片部１８ａと垂
直片部１８ｂとによって正確に位置決めされ、この状態
でビス止めされるようになっている。

なおまた第４図及び第５図において２３ａ、２３ａはそ
れぞれ水切り板で、このうち第５図に示すように下枠例
の水切り板２３ｂには新しい外壁材２の上端部を包覆す
る凹部２５が設りられ、シール材２８によって水密結合
される。また２５ａ、２６ｂは新しい窓枠１９から室内
側に向けて取付けた側板である。

また第３図において、新しい外壁材２の最上端部は前述
の笠木板６ａの外壁側先端部を凸凹状に連続折曲して形
成した四部２４によって覆われ、この凹部２４において
笠木ユニット６と外壁材２の最上端部とがシール材２７
によって水密結合されるようになっている。

以上のように本発明によれば、古い外壁材に固着した支
持基台に、新しい外壁材の芯出しを兼ねた縦支持骨枠を
固着し、該縦支持骨枠を基準と−ひて、横支持側枠を介
し新しい外壁材を展装するようにしたため、たとえ建物
が不等沈下などによって傾斜していていても、また各階
層の古い外壁面が凹凸状に不揃になっていても、新設外
壁材を面一にかつ鉛直に取イ」けることができる。

また本発明によれば、古い外壁材に縦方向適当間隅に支
持基台を固着し、これら複数の支持基台に固着された縦
支持骨枠と各縦支持骨枠に橋架同省された連結金物を介
して新しい窓枠の上枠を連結してなるため、充分堅固に
取付けることができ、さらには新しい外壁材の芯出しを
兼ねた縦支持骨枠の延長線上に新しい窓枠の上枠を配置
するようにしたため、自動的に各階層の窓枠を互いに面
一に整正形成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は改装される前の建物の外観を示す正面図、第２
図は改装された建物の外観を示す正面図、第３図は改装
された建物の古い笠木部分を示す拡大縦断側面図、第４
図は改装された建物の窓部」下枠部分を示す拡大縦断側
面図、第５図は改装された建物の窓部下枠部分を示す拡
大縦断側面図、第６図は改装された建物の外壁材取付状
態を示す縦断側面図である。 １・・・古い外壁材、２・・・新しい外壁材、９・・・
支持基台、１０・・・縦支持骨枠、１１・・・横支持骨
枠、１５・・・連結金物、１９・・・新しい窓枠、１９
ａ・・・上枠、２工・・・アンカー金物。 出願人　神鋼アルフレッシュ株式会社 ｖ、１　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 建造物帽体より除去することなく残存せしめた古い外壁
   材に縦方向適当間隔に支持基台を固着し、これらの支持
   基台に新しい外壁材の芯出しを兼ねた縦支持骨枠を固着
   し、該縦支持骨枠に横支持骨枠を固着してこれら横縦支
   持骨枠を格子状に枠組し、この格子状支持骨枠に新しい
   外壁材を展装固着すると共に、隣り合う縦支持側枠間に
   わたって通し部材たる連結金物を固着し、この連結金物
   と、縦支持骨枠の下端部延長上に配置した新しい窓枠の
   上梓とをアンカー金物を介して連結してなる改装された
   建物における窓上枠の取付装置。