JPS58213006A - α−オレフイン重合用触媒成分とその製造法 - Google Patents

α−オレフイン重合用触媒成分とその製造法

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JPS58213006A
JPS58213006A JP9535582A JP9535582A JPS58213006A JP S58213006 A JPS58213006 A JP S58213006A JP 9535582 A JP9535582 A JP 9535582A JP 9535582 A JP9535582 A JP 9535582A JP S58213006 A JPS58213006 A JP S58213006A
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橘 正躬
Toshihiro Uei
俊弘 上井
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樋口 善治
Teruhiro Sato
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、α−オレフィン重合用触媒成分とその製造法
に関し、さらに詳しくは親電子供与体処理された高活性
α−オレフィン重合用チタン触媒成分とその製造法に関
する。チーグラー・ナツタ触媒すなわち周期律表のff
f)〜(Vll族の遷移金属化合物と1〜I族の有機金
属化合物を組合せた周知の触媒は・その使用目的に応じ
て特にその遷移金属触媒成分に種々改良が行なわれて来
た。この成分としては、最高原子価より低い原子価をも
つチタンの錯化合物(註 いわゆる三塩化チタン組成物
)を用いることが多い。三塩化チタン組成物としては、
初期の例えば、T + C1a・1 / 3 AlCl
 3  から近年は、有機アルミニウム化合物でT +
 C14を還元後熱または電子供与体処理して活性化し
たいわゆる高活性触媒成分が著名である。
本発明者等は先に上記高活性触媒成分の特殊改良型成分
を利用するα−オレフィンの重合方法について発明し、
特開昭56−110707.56−131606.56
−120712号等として特許出願中である。これら一
連の重合方法に使用するチタン触媒成分は、その製造に
際して四塩化チタンの還元に使用する有機アルミニウム
化合物に代えて有機アルミニウム化合物と電子供与体の
反応生成物(以下反応生成物(RP)ということがある
)を使用し、該還元により得られた固体生成物(1)(
註 三塩化チタン組成物)を電子供与体および電子受容
体で処理して活性化する。かくして得られた特殊型高活
性触媒成分は、前述の古典的な高活性触媒成分と比較し
て、イ0重合の再現性良好、口、可溶性重合体の生成率
小、八、立体規則性重合体の収率が著しく大きい等の飛
躍的に進歩し、かつ、実用性が高いという特長を有して
いる。
本発明者等は、我々の特殊型高活性触媒成分の一層の改
良に注力した。その結果残存する問題点として該触媒成
分の製造時に使用され、該成分中に結合されている電子
供与体が、α−オレフィンの重合殊に懸濁重合若しくは
塊状重合(註 無溶媒重合)の際に併用する活性化剤(
有機アルミニウム化合物)によって液相中に抽出され、
下記の諸問題を惹きおこすことを織った。
その問題とは、■懸濁重合の場合は回収溶媒5− 中に前述の電子供与体が有機アルミニウム化合物との錯
体の形で残存しているので、この錯体な分解処理したの
ち高沸点物として分留しなければならない。■また気相
重合の場合は、前記錯体はα−オレフィン重合体に付着
しているが、該錯体中の有機アルミニウム化合物および
チタン触媒成分なキル処理後も電子供与体として残存し
、揮発性不純物としてα−オンフィン重合体の品質を低
下させる。一般に、■前記重合以前の問題として前述の
特殊型以外の高活性触媒成分に結合されている電子供与
体は、該成分の活性を経時的に低下させる傾向がある。
上記■の問題は、前述の一般的高活性触媒成分について
見られ特開昭49−59094号はその解決法として該
成分を周期律表ta、 Ias lb、及び1族金属の
有機化合物で処理する方法を提案している。しかし、そ
の処理効果はほぼ触媒の活性維持に限られており、かつ
有効な処理の開始可能な時点が極度に限定されている。
しかし、本発明に使用する固体生成物(1)では、活性
の経時6一 低下は殆んどない(註 後述比較例6.7)。
以上のことから特開昭49−59054号の処理技術は
、本発明に係る前述■〜■の問題にはそのままでは適用
できない技術である。
本発明者等は、前述■〜■の問題解決に努力した。その
結果、前述の本発明に係る特殊改良型高活性触媒成分を
一定条件下に一定の有機アルミニウム化合物で処理する
ことにより、該■〜■の問題が改善できることを識って
本発明を完成した。以上の記述から明らかなように、本
発明の目的は、三塩化チタン組成物錯体を構成している
電子供与体が必要十分の程度に除去された高性能の特殊
改良型高活性触媒成分とその製造法を提供するにある。
他の目的は以下の記述から明らかにされる。
本発明(第1、第2の発明)はつぎの構成を有する。
(1)有機アルミニウム化合物と電子供与体との反応生
成物(RlF)と四塩化チタンとを反応させて得られた
固体生成物(りに更に電子供与体と電子受容体を反応さ
せて得られる固体生成物+11を有機アルミニウム化合
物で処理してなる固体生成物(1)からなるα−オレフ
ィン重合用触媒成分。
(2)有機アルミニウム化合物と電子供与体との反応生
成物(R’ P )と四塩化チタンとを反応させて得ら
れた固体生成物(りに更に電子供与体と電子受容体とを
反応させて得られる固体生成物+11を有機アルミニウ
ム化合物で処理してなる固体生成物(璽)を得ることを
特徴とするα−オレフィン重合用触媒成分の製造法であ
る。
以下、本発明の構成と効果につき詳細に説明する。
イ0本発明に使用する有機アルミニウム化合物;これは
目的上2種類に区分される。すなわち、a1反応生成物
RP1を製造するために使用するものと、b、後述の固
体生成物illを処理するために使用されるものがある
。前者は下記のように後者より広範囲であって後者を包
含する。
前述a、の有機アルミニウム化合物としては、一般式A
jR,: X3−n(式中R2は炭素数1〜14の同−
又は異なるアルキル、アリールアルコキシ基若しくはア
ルカリール基・Xはへロゲン基、nはO〜3の数である
)を有し、前述す、の有機アルミニウム化合物は前記一
般式においてれが1〜2の数を有するものである。
これらの具体例としては、トリメチルアルミニウム、ト
リエチルアルミニウム、トリn−プロピルアルミニウム
、トリn−ブチルアルミニウム、トリ量−ブチルアルミ
ニウム、トリn−ヘキシルアルミニウム、トリl−ヘキ
シルアルミニウム、トリ2−メチルペンチルアルミニウ
ム、トリn−オクチルアルミニウム、トリn−ダンルア
ルミニウム等のトリアルキルアルミニウム類1ジエチル
アルミニウムモノクロライド、ジロープロピルアルミニ
ウムモノクロライド、ジ過−プチルアルミニウムモノク
ロライド、ジエチルアルミニウムモノフルオライド、ジ
エチルアルミニウムモノブロマイド、ジエテルアルミニ
ウムモノア9− イオダイド等のジエチルアルミニウム七ツバライド類、
ジエチルアルミニウム八イドライド等のアルキルアルミ
ニウムハイドライド類、メチルアルミニウムセスキクロ
ライド、エチルアルミニウムセスキクロライド、エチル
アルミニウムジクロライド%i−ブチルアルミニウムジ
クロライド等のアルキルアルミニウムパライト類などが
あげられ、他にモノエトキシジエチルアルミニウム、シ
ェドキンモノエチルアルミニウム等のアルコキシアルキ
ルアルミニウム類を用いる事も出来る。
口1本発明に使用する電子供与体; このものも目的上2種類に区分される。すなわち、a0
反応生成物RP’を製造するために使用するものと、b
、後述の固体生成物(1)に反応させるために使用する
ものである。a%bいずれの目的に対しても下記具体例
にあげる電子供与体を制限なく使用できる。しがし、本
発明の目的上は、エーテル類のみ若しくはエーテル類と
他の電子供与体を共用するのが好10− ましい。電子供与体として用いられるものは、酸素、窒
素、硫黄、燐のいずれかの原子を有する有機化合物、即
ち、エーテル類1アルコール類、エステル類、アルデヒ
ド類、脂肪酸類、ケトン類、ニトリル類、アミン類、ア
ミド類、尿素又はチオ尿素類、イソシアネート類、アゾ
化合物、ホスフィン類、ホスファイト類、ホスフィナイ
ト類、チオエーテル類、チオアルコール類などである。
具体例としては、ジエチルエーテル、ジロープロピルエ
ーテル、ジフェニルエーテル、ジイソアミルエーテル1
ジn−ペンチルエーテル、ジローヘキシルエーテル箋ジ
I−ヘキシルエーテル、ジローオクチルエーテル、ジi
−オクチルエーテル、ジn−F’テシルエーテル、ジフ
ェニルエーテル、エチレングリコール七ツメチルエーテ
ル、ジエチレングリ5コールジメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類、メタノール、エタノール
、プロパツール、フタノール、ペンタノール、ヘキサノ
ール、オクタツール、フェノール、クレゾール、キレレ
ノール、エチルフェノール、ナフトール等のアルコール
類、メタクリル酸メチル、酢酸エチル、ギ酸ブチル、酢
酸アミル、酪酸ビニル、酢酸ビニル、安息香酸エチル、
安息香酸プロピル、安息香酸ブチル、安息香酸オクテ/
I’、安息香酸2エテルヘキシル、トルイル酸メチル、
トルイル酸エチル、トルイル2−エチルヘキシル、アニ
ス酸メチル、アニス酸エチル、アニス酸プロピル・ケイ
皮酸エテル〜ナフトエ酸メチル1ナフトエ酸エテル、ナ
フトエ酸プロピル、ナフトエ酸ブチル、ナフトエ酸2−
エチルヘキシル、フェニル酢酸エテルなどのエステル類
、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒドなどのアルデヒ
ド類、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、修酸、こはく
酸、アクリル酸、マレイン酸、安息香酸などの脂肪酸、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ベンゾ
フェノンなどのケトン類、アセトニトリル等のニトリル
類、メチルアミン、ジエチルアミン、トリブチルアミン
、トリエタノールアミン、β(N、N−ジメチルアミノ
)エタノール、ピリジン、キノリン、α−ピコリン、N
 、 N 、 N’ 、 N’−テトラメチルヘキサエ
チレンジアミン・アニリン、ジメチルアニリンなどのア
ミン類、ホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド
、N 、 N 、 N’。
N/ 、 N#−ペンタメチル−N′−β−ジメチルア
ミノメチルリン酸トリアミド、オクタメチルピロホスホ
ルアミド等のアミド類、N、N。
N’ 、 N’−テトラメチル尿素等の尿素類、フェニ
ルイソシアネート、トルイルイソンアネートなどのイソ
シアネート類、アゾベンゼンなどのアゾ化合物、エチル
ホスフィン、トリエチルホスフィン、トリn−ブチルホ
スフィン、トリn−オクチルホスフィン、トリフェニル
ホスフィン、トリフェニルホスフィンオキシトなどのホ
スフィン類1ジメデルホスファイト、ジn−オクチルホ
スファイト、トリエチルホスファイト、トリn−ブチル
ホスファイト、ト13− リフェニルホスファイトなどのホスファイト類、エチル
ジエチルホスファイト、エチルブチルホスファイト、フ
ェニルジフェニルホスフィナイトなどのホスファイト類
、ジエチルチオエーテル、ジフェニルチオエーテル、メ
チルフェニルチオエーテル、エチレンサルファイド、プ
ロピレンサルファイドなどのチオエーテル、エチルチオ
アルコール、n−7’ロビルチオアルコール、チオフェ
ノールなどのチオアルコール類などをあげる事も出来る
これらの電子供与体は混合して使用する事も出来る。
ハ、有機アルミニウム化合物と電子供与体との反応によ
る反応生成物(RlF )の製造;この反応は、不活性
溶媒中−20〜200℃好ましくは一1o〜100℃で
30秒〜5時間行う。各反応原料および溶媒の添加順序
1ヒ制限はなく、使用する量比は有機アルミニウム化合
物1モルに対して電子供与体0.1〜8モル好ましくは
1〜4モル、不活性溶媒0.514− 〜5I!好ましくは0.5〜2I!である。不活性溶媒
としてはn−へキチンのような脂肪族炭化水素が好まし
い。かくして反応生成物(RIP)が得られる。反応生
成物(R’ P )は溶媒具備の未反応物を分離せず反
応生成液(反応生成液R”Pということあり)のまま次
の反応に供し得る。
二0反応生成物(R’ P )と四塩化チタンとの反応
:この反応は、0〜100℃、好ましくは10〜70℃
で5分〜5時間行う。溶媒は用いない方が好ましいが、
脂肪族または芳香族炭化水素溶媒を用いることができる
。R”P 、四塩化チタンおよび溶媒の混合は任意の順
で行うことができ、全量の混合は5時間以内に終了する
のが好ましい。これら原料の使用割合は、四塩化チタン
1モルに対し、溶媒O〜3000−1l’L1Pはその
中に含まれるAI!原子数と前述の四塩化チタン中のT
i原子数の比(A//Tりで0.05〜10である。反
応終了後は、P別またはデカンテーションにより液状部
分な分離除去し、さらに溶媒で洗滌を繰り返したのち得
られた固体生成物(りを溶媒に懸濁状態のまま次の工程
に使用してもよく、若しくは溶媒を分離乾燥して固形物
として取り出して使用してもよい。
ホ、固体生成物(11、電子供与体および電子受容体の
反応; この反応は溶媒を用いなくても行うことができるが、脂
肪族炭化水素溶媒を用いる方が好ましい結果が得られる
。使用する量は、固体生成物fl)100rに対して電
子供与体10〜1000 f好ましくは20〜500f
、溶媒0〜3oO〇−好ましくは100〜1ooorn
tである。これら3ないし4種の物質は一1O〜40℃
で30秒〜60分で混合し、40〜200℃好ましくは
50〜100℃で30秒〜5時間反応させる。これら物
質の混合順序に制限はない。電子供与体と電子受容体と
は固体生成物(11と反応させる前に予め反応させてお
いても良く、この場合は、両原料を1゜100℃で30
分〜2時間反応させたのち、40℃以下に冷却して用い
る。反応終了後反応混合物は沢別またはデカンテーショ
ンにより液状部分を分離除去された後さらに繰り返し溶
媒で洗滌される。かくして本発明(二かかる固体生成物
(11が得られる。このものは、乾燥して固形物として
取り出すか若しくは溶媒に懸濁させたままの状態でつぎ
の有機アルミニウム化合物による処理に供される。
へ、固体生成物(菫)の有機アルミニウム化合物による
処理; 前述ホにおいて得られた固体生成物(1)に溶媒を加え
て懸濁状態とし、有機アルミニウム化合物を加えて一1
0〜60℃で5分〜90分攪拌して処理する。使用する
溶媒および有機アルミニウム化合物の量は固体生成物(
璽)1モル(註 固体生成物(璽)中のTi分をTi(
J’3として換算して計算したもの)に対して溶媒0.
05、e〜!IM、有機アルミニウム化合物0.05〜
5モル好ましくは0.1〜1モルである。後述17− 実施例14〜16に明らかなように固体生成物(11を
乾燥することなく本工程に使用すればより少い有機アル
ミニウム/固体生成物(1)モル比で効果的な電子供与
体除去が可能である。
使用する溶媒としては次のものが用いられる。
すなわち、例えば脂肪族炭化水素としてn−ヘキサン、
n−へブタン、n−オクタン若しくはi−オクタンが示
され、ハロゲン化炭化水素として四塩化炭素、クロロホ
ルム、ジクロルエタン、トリクロルエチレンi L <
 ハチトラクロルエチレンが示され、芳香族炭化水素若
しくはそのアルキル誘導体としてベンゼン−ナフタリン
、メンチレン、デュレン、エチルベンゼン、インフロビ
ルベンゼン、2−エチルナフタリン若しくは1−フェニ
ルナフタリンが示され、ハロゲン化芳香族炭化水素とし
てモノクロルベンゼン若しくはオルトジクロルベンゼン
が示される。使用する有機アルミニウム化合物としては
前述したものの中一般式A7R,:X3−n(式中R2
は炭素数1−1418− の同−又は異なるアルキル1アリール、アルカリール若
しくはアルコキシ基、Xはハロゲン基、nは1〜2数で
ある)が用いられる。
この一般式中、前述の反応生成物(RlP )の製造に
使用するものと異なり、一般式中のnの値がO〜3でな
く1〜2に限定されている。
これは、n=3例えば、An= の一般式を有するトリ
アルキルアルミニウムは、本発明の有機アルミニウム化
合物処理に使用すると得られた固体生成物fl)の触媒
活性が前段の固体生成物+11と比較して著しく低下し
てα−オレフィン重合用触媒成分としての実用性を失う
からである。これに対しA7司X s Al!Rj、X
、5若しくはA/R”X2の有機アルミニウム化合物は
、前段の固体生成物−と比較しての重合活性低下は少な
く最適条件では、90%程度の重合活性を維持できる。
ト0本発明の効果; 本発明の触媒成分(固体生成物(■))は、前段の固体
生成物+11と較べて結合している電子供与体の30%
以上適正条件では7096以上を除去できる。このため
、■α−オレフィンの懸濁重合溶媒を循環使用すること
による溶媒中への電子供与体の蓄積が緩和され該溶媒の
回収精留が容易となる。また、■本発明の触媒成分を使
用してα−オレフィンの塊状重合若しくは、気相重合を
行うと得られた粗製重合体に付着した電子供与体(註 
有機アルミニウム化合物との錯化合物として付着してい
る)が該重合体のキル処理(註 触媒不活性化処理)後
も残存する割合が著しく減少するので精製後の重合体の
品質が向上(註 揮発性不純物が減少)する。さらに、
■本発明の触媒成分の保存安定性は、有機アルミニウム
処理によっても全く低下しないので、この面で実用性が
減殺されることがない。また、■本発明の触媒成分の製
法(註 有機アルミニウム処理方法)は、前述のように
極めて簡単に実施できるから、この処理による製造費の
増加も極めて僅かですむ。
以下実施例によって本発明を説明する。
実施例1 (11固体生成物(fflの製造; n−へキサンl、’71!、ジエチルアルミニウムモノ
クロリド(DEAC)1.63モル、ジイソアミルエー
テル3.59モルを25℃で1分間混合し、ひきつづき
同温度で5分間反応させて反応生成物(R’ P )の
n−ヘキサン溶液を得た。窒素置換された反応器に四塩
化チタン14.0モルを入れ35℃に加熱し、これに上
記反応生成物溶液の全量を3時間で滴下後間温度に30
分保ち、75℃に昇温させて1時間反応させた。反応混
合物を室温まで冷却してf過し、被濾過物にn−ヘキサ
ン2I!を混合して沢過する操作を4回繰返してのち、
減圧乾燥して固体生成物+1160Ofを得た。
固体生成物(夏)の全量をn−へキサンO,S tに懸
濁させ、20℃でジイソアミルエーテル(D I A 
E ) 3.8モルと四塩化チタン3.8モルを室温下
1分間で加え、反応混合物を6521− ℃に昇温させて1時間反応させた。反応混合物の冷却沢
過およびn−ヘキサン洗浄(ただし5回実施)および減
圧乾燥を上記と同様にして固体生成物(11590tを
得た。固体生成物用中のD IAIの含有率は8.61
重量%(以下チはすべて重量%)であった。
(2)固体生成物fllの製造; +11で得た固体生成物25.59 (含まれているT
I分をTiC1!3に換算して166.Ommol )
をn−へキチン(以下へキチン)300−に懸濁させ、
エチルアルミニウムセスキクロライド(EA8C)33
.2常常O7を15%ヘキサン溶液として添加した。該
混合物を室温で20分攪拌後靜装して上澄液をデカンテ
ーション法で除いた。該除去後の混合物について各回3
00td、10分攪拌、静置およびデカンテーション処
理する操作を5回繰返したのち減圧乾燥して固体生成物
+1123.7 tを得た。
固体生成物用中のDIAEの含有率は2.53チであっ
た。
22− (3)プロピレンの懸濁重合; 窒素置換された攪拌機付ステンレス反応器に、n−ヘギ
サ71000td、D B A C320tnf。
上記(2)で得た固体生成物用50m?および水素50
 mWを入れ、プロピレンを圧入してプロピレン分圧1
0〜/crd 、 70℃で2時間重合反応を行なった
。終了後50−のメタノールを器内に加えて反応を停止
し、室温まで冷却、ガス置換後、ポリマ一部分(アイソ
タクチックポリプロピレン以下IPP)と溶液部分に分
離し、後者から沈澱分別乾燥によってアタクチックポリ
プロピレン(以下APP)を収得した。結果を第1表に
示す(実施例2〜9も同様)。
実施例2 有機アルミニウム化合物処理時におけるEASC/固体
生成固体生成物層l1モル比icl!3換算以下同じ)
を0.10とする以外は実施例1と同様に実施した。た
だし固体生成物(11は実施例1(1)で得たものを使
用した。
実施例3 EASC/固体生成物川モル比用0.40とする以外は
、実施例1と同様に実施した。ただし、固体生成物(璽
)は実施例1で得たものを使用した。
実施例4.5 有機アルミニウム化合物処理時の温度を一5℃(実施例
4)若しくは60℃(実施例5)とする以外は実施例1
と同様に実施した。ただし、固体生成物(夏)は実施例
1で得たものを使用した。
実施例6.7 有機アルミニウム化合物処理の時間を5分(実施例6)
若しくは90分(実施例7)とする以外は実施例1と同
様に実施した。ただし、固体生成物fl)は実施例1で
得たものを使用した。
実施例日、9 有機アルミニウム化合物処理時の固体生成物+11の濃
度を35チ(実施例日)若しくは1チ(実施例9)とす
る以外は実施例1と同様に実施した。ただし、固体生成
物fllは実施例1で得たものを用い、実施例日では1
oOfを実施例9では2.Ofを使用し、さらに後者で
はEASC/ASC/物(I)モル比を4/1とした。
25− 第1表に明らかなように、固体生成物(1)からのD 
IAE除去率を向上させるにはEASCモル比を増加さ
せるのが最も有効であり、処理温度の上昇がこれにつぎ
、処理時間の延長、スラリー濃度の低下はあまり効果が
ない。しかし、実施例3.5のように75〜80%程度
までDIAB除去率を向上させると固体触媒酸物]1当
りの重合体重量(以下CY)が低下する傾向がやや著し
くなる。
実施例1○ 固体生成物(1)を乾燥収得して50分経過した後、そ
の25,3 fをn−ヘキサン300−に懸濁させDE
ACの15%n−ヘキサン溶液を加える以外は実施例1
と同様に、固体生成物fil、固体生成物1)の製造お
よびプロピレンの重合を行なった。
実施例11.12.13 固体生成物(11を乾燥収得して1日(実施例11)、
7日(実施例12)若しくは21日(実施例13)室温
で経過後DBAC処理する以外は実施例1027− 26− と同様に実施した。ただし、固体生成物置はそれぞれ実
施例10で得たものを用いた。実施例1O〜13の結果
を第2表に示す。同表によると室温保持期間の長短によ
るDIAB除去率、CYその他の成積への影響はほとん
どない。
(補、対照例は比較例6.7と共に後述)第2表 EA
SC処理結果と重合結果 28− 実施例14〜1に れらの実施例においては、未乾燥固体生成物用を用いて
EASC処理を行なった。すなわち、減圧乾燥を行なわ
ない以外は実施例1(1)を繰返して得られた固体生成
物(Il (未乾燥品)をn−ヘキサン2I!に懸濁さ
せ、それぞれRASCの0.391 mo! (実施例
14 )、0.782mol(実施例15)若しくは1
.564毒o7 (実施例16)の15チヘキサン溶液
を加え室温で20分攪拌処理後f別した。各沢過後の固
体生成物に21!のn−ヘキサンを加え10分攪拌後f
別する操作を5回繰返して固体生成物用を得た。
以後実施例1(3)と同様にしてIPPおよびAPPを
収得した。これらの処理および重合結果を第3表に示す
第3表 EA、SC処理結果と重合結果(その1)同表
に明らかなように固体生成物(1)を真空乾燥せずにE
AS C処理すれば実施例1,2等の場合より著しく少
ないA/Bモル比で相当のDIAE除去率を達成でき、
対照例(第1表参照)に対するCY低下の程度も小さい
実施例17.18 B A S C33,2mmol に代えて同モルのジ
エチルアルミニウムモノクロライド(DEAC)を用い
(実施例17)若しくはD B A C66,4mmo
lを用いる(実施例18)以外は実施例1を繰返した。
実施例19.20 E A S C33,2mmolに代えて同モルのエチ
ルアルミニウムジクロライド(FiADC)を用い(実
施例19)若しくはE A D C83,0営tTLO
I!を用いる(実施例20)以外は実施例1を繰返した
実施例211(比較例1) E A S C33,2mmol に代えて同−T−/
L/ノ)!Jエチルアルミニウム(TEA)を用いる以
外は実施例1を繰返した。以上の実施例17〜21の結
果を実施例1の結果と共に第4表に示す。
31− 第4表 各種有機AI!処理結果と重合結果第4表に明
らかなように実施例1のRASCに代えてDEACを使
用した実施例17.18ではDIAEの除去率はやや劣
るが重合成積は実施例1とほぼ同等である。これに反し
EADCを用いた実施例19.20ではDIAE除去率
は良いが、重合成積は劣り、TEAを用いた比32− 較例1ではDIAE除去率、重合成積共に劣る。
実施例22.23 E A S C33,2mmol に代えてDEACお
よびEA8C各16,6 whmolの混合液を用い(
実施例22)若しくは、両者を逐次添加した(いづれも
15%n−ヘキサン溶液として)以外は実施例1を繰返
した。
実施例24 E A S C33,2mmol に代えてEASCお
よびEADC各16.6 mmolの混合液を用いた(
15%n−へキチン溶液として)以外は実施例1をくり
返した。
実施例25〜27 これらの例では、本発明の触媒成分の保存寿命の試験を
行なった。すなわち実施例1(2)で得た固体生成物(
1)の各一定量を穿索雰囲気下でガラス管に封入し、2
4時間(実施例25)、30日(実施例26)および1
20日(実施例27)の間各30℃で保存後とり出して
、実施例1(3)と同様にしてプロピレンのスラリー重
合を行なつた。
比較例2.3、対照例 これらの例では、固体生成物(11の保存寿命の試験を
行なった。すなわち、実施例1(1)で得た固体生成物
(1)の各定量を30℃で保存(対照例;24時間、比
較例2;30日、比較例3;120日)後使用する以外
は実施例25〜27と同様に実施した。以上の実施例2
2〜27、対照例および比較例2.3の処理結果と重合
結果とを第5表に示す。
註 牢固体触媒成分用を基準とした。
第5表に明らかなようにDBACとEASCの混合使用
または併用(逐次添加)はいづれか□    の単独使
用と同様に効果的である。これに対し35− EASCにEADCを混合使用するとDIAE除去率は
向上する反面、CYがかなり低下するのでEADCの使
用量比に留意する必要がある。
固体生成物(II)または川の保存(30℃、120日
以内)はいづれも重合活性その他に不利な影響をもたら
さない。したがって本発明に係る有機Aj処理は、触媒
成分としての固体生成物[1)の保存寿命を低下させる
ものでないことが明らかである。
以上 特許出願人  チ ッ ソ 株 式 会社36−

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有機アルミニウム化合物と電子供与体との反応生
    成物(R’ P )と四塩化チタンとを反応させて得ら
    れた固体生成物(Tlに更に電子供与体と電子受容体を
    反応させて得られる固体生成物(璽)を有機アルミニウ
    ム化合物で処理してなる固体生成物(璽)からなるα−
    オレフィン重合用触媒成分。
  2. (2)固体生成物(璽)の処理に使用する有機アルミニ
    ウム化合物が一般式AI!R,: X3−n  (式中
    R2は炭素数1〜14の同−又は異なるアルキル、アリ
    ール、アルカリール若しくはアルコキシ基、Xはハロゲ
    ン基、nは1〜2の数)である特許請求の範囲第(1)
    項の触媒成分。
  3. (3)電子供与体が一般式R3−0−R’(式中B+1
    、B4は炭素数1〜14の同−又は異なるアルキル、ア
    リール、アルカリール1アルコキシアルキル若しくはア
    ルコキシアリール基)の鎖状エーテル若しくは一般式 
    F丁−(式中比゛は炭素数4ないし5のアルキレン基)
    の環状エーテルである特許請求の範囲第(1)項の触媒
    成分。
  4. (4)有機アルミニウム化合物を固体生成物(■)1モ
    ルに対して0.05〜5モル用い、−10℃〜60℃、
    5分〜90分処理してなる固体生成物(1+からなる特
    許請求の範囲第(1)項の触媒成分。
  5. (5)有機アルミニウム化合物と電子供与体との反応生
    成物(RlF)と四塩化チタンとを反応させて得られた
    固体生成物(11に更に電子供与体と電子受容体を反応
    させて得られる固体生成物(11を有機アルミニウム化
    合物で処理して固体生成物fllを得ることを特徴とす
    るα−オレフィン重合用触媒成分の製造法。
  6. (6)固体生成物(11の処理に使用する有機アルミニ
    ウム化合物が一般式Aj’鴨X3−n(式中FL2は炭
    素数1〜14の同−又は異なるアルキル、アリール若し
    くはアルカリール基、Xはハロゲン基、nは1〜2の数
    )である特許請求の範囲第(5)項の触媒成分の製造法
  7. (7)電子供与体が一般式R3−0−R’  (式中R
    3、R4は炭素数1〜14の同−又は異なるアルキル、
    アリール、アルカリール、アルコキシアルキル若しくは
    アルコキシアリール基)の鎖状エーテル若しくは一般式
    「コロ(式中R5は炭素数4ないし5のアルキレン基)
    の環状エーテルである特許請求の範囲第(5)項の触媒
    成分。
  8. (8)有機アルミニウム化合物を固体生成物(I)1モ
    ルに対して0.05〜5モル用い、−10℃〜60℃、
    5分〜90分処理してなる固体生成物側からなる特許請
    求の範囲第(5)項の触媒成分。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5651131A (en) * 1979-10-04 1981-05-08 Arupain Kk Urgency information receiver
JPS56120712A (en) * 1980-02-27 1981-09-22 Chisso Corp Preparation of poly alpha-olefin

Patent Citations (2)

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