JPS5821297Y2 - 電線貫通防水装置 - Google Patents
電線貫通防水装置Info
- Publication number
- JPS5821297Y2 JPS5821297Y2 JP1980064100U JP6410080U JPS5821297Y2 JP S5821297 Y2 JPS5821297 Y2 JP S5821297Y2 JP 1980064100 U JP1980064100 U JP 1980064100U JP 6410080 U JP6410080 U JP 6410080U JP S5821297 Y2 JPS5821297 Y2 JP S5821297Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- bushing
- diameter part
- electric wire
- tightening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鉄道車両の床下取付機器を収容する箱体の電
線日出部の構造に関するものであり1特に電線を保持す
る電線押具を箱体側板に緊締固着するだけで電線日出部
を完全に防水することができる電線貫通防水装置に関す
るものである。
線日出部の構造に関するものであり1特に電線を保持す
る電線押具を箱体側板に緊締固着するだけで電線日出部
を完全に防水することができる電線貫通防水装置に関す
るものである。
鉄道車両の床下取付機器を収容する箱体は、常時風雨に
晒されているので、電線日出部の防水が不完全であると
、そこから雨水が浸入して内部機器を漏電させ、最悪の
場合には火災発生の危険がある。
晒されているので、電線日出部の防水が不完全であると
、そこから雨水が浸入して内部機器を漏電させ、最悪の
場合には火災発生の危険がある。
従来このような箱体の電線日出部は、第1図及び第2図
に示すように、ベークライトや硬質塩化ビニルで形成し
た電線押具1,1′で電線2を挾持し、締付ボルト3を
用いて緊締保持し、この電線押具1,1′ をガスケッ
ト4を介して箱体5の側板5′5締付ボルト6を用いて
緊締固着していた。
に示すように、ベークライトや硬質塩化ビニルで形成し
た電線押具1,1′で電線2を挾持し、締付ボルト3を
用いて緊締保持し、この電線押具1,1′ をガスケッ
ト4を介して箱体5の側板5′5締付ボルト6を用いて
緊締固着していた。
このような方法においては、電線2の保持を確実に行う
ことは出来ても、箱体5の電線日出部を完全に防水する
ことが出来ず、電線2の装着後に電線押具1の取付部分
全体にパテを塗付して防水処理を施す必要があった。
ことは出来ても、箱体5の電線日出部を完全に防水する
ことが出来ず、電線2の装着後に電線押具1の取付部分
全体にパテを塗付して防水処理を施す必要があった。
したがって内部機器の検査、点検、交換等のために電線
2を脱着させる場合には、電線2の装着後にその都度上
記防水処理を行なわなければならず、非常に手間がかか
るばかりでなく、細心の注意を配って塗付作業をしない
と防水が不完全となり、危険を生ずる欠点があつ九 本考案は、上記の欠点を解消したものであり、電線を確
実に保持出来ることは勿論、パテ等の防水処理を施すこ
となく箱体の電線日出部の完全な防水効果を得ることが
出来る電線貫通防水装置を提供することを目的としてい
る。
2を脱着させる場合には、電線2の装着後にその都度上
記防水処理を行なわなければならず、非常に手間がかか
るばかりでなく、細心の注意を配って塗付作業をしない
と防水が不完全となり、危険を生ずる欠点があつ九 本考案は、上記の欠点を解消したものであり、電線を確
実に保持出来ることは勿論、パテ等の防水処理を施すこ
となく箱体の電線日出部の完全な防水効果を得ることが
出来る電線貫通防水装置を提供することを目的としてい
る。
以下図面に従って、本考案の実施態様を説明する。
第3図乃至第8図において、11は軟質ゴム材を用いて
成るブッシングであり、胴部を肉厚の厚い大径部11′
と肉厚の薄い小径部11”を有する円筒形状に形成し、
大径部11′側の内径寸法を電線12の外径寸法に適合
させると共に、小径部11〃側の内面に電線12との接
触面積を減じて挿入し易くすると同時に毛細管現象で水
分を吸い込lないようにするための空胴部13を形成し
、かつ大径部11′側縁端に外側へ向って突出するOリ
ング状又はOリングに準する形状のフランジ14を、ま
た小径部11“側縁端に内側へ向って突出する防水リブ
15ト体的に形成する。
成るブッシングであり、胴部を肉厚の厚い大径部11′
と肉厚の薄い小径部11”を有する円筒形状に形成し、
大径部11′側の内径寸法を電線12の外径寸法に適合
させると共に、小径部11〃側の内面に電線12との接
触面積を減じて挿入し易くすると同時に毛細管現象で水
分を吸い込lないようにするための空胴部13を形成し
、かつ大径部11′側縁端に外側へ向って突出するOリ
ング状又はOリングに準する形状のフランジ14を、ま
た小径部11“側縁端に内側へ向って突出する防水リブ
15ト体的に形成する。
本実施例において、防水リプ15の内径寸法りは、電線
12の外径寸法D よりも小さくなるように形成されて
おり、電線12を防水リブ15内に貫挿させた場合、こ
の寸法差によって防水リプ15の縁端を電線12の外周
に当接密着させ得るようになっている。
12の外径寸法D よりも小さくなるように形成されて
おり、電線12を防水リブ15内に貫挿させた場合、こ
の寸法差によって防水リプ15の縁端を電線12の外周
に当接密着させ得るようになっている。
16 、16’は、金属、ベークライト、硬質塩化ビニ
ル、その他の硬質材料を用い、2部材に分割形成された
電線押具であり、2部材1組で1又は2以上の電線12
を上記ブッシング11を介して挾持すべく、夫々相接合
する一側端面における対象位置に1又は2以上の半円形
状の孔17を形成する。
ル、その他の硬質材料を用い、2部材に分割形成された
電線押具であり、2部材1組で1又は2以上の電線12
を上記ブッシング11を介して挾持すべく、夫々相接合
する一側端面における対象位置に1又は2以上の半円形
状の孔17を形成する。
この孔17は、ブッシング11の大径部11′外径寸法
に適合する内径寸法を有する小孔部17′ と、この
小孔部11′の一側出口部分においてブッシング11の
フランジ14を収容するための大孔部17“を具備して
いる。
に適合する内径寸法を有する小孔部17′ と、この
小孔部11′の一側出口部分においてブッシング11の
フランジ14を収容するための大孔部17“を具備して
いる。
本実施例において、大孔部17″の深さ寸法T は、ブ
ッシング11のフランジ14の厚さ寸法T よりも小さ
く形成されており、この寸法差によって防水のための密
着性を確保し得るようになっている。
ッシング11のフランジ14の厚さ寸法T よりも小さ
く形成されており、この寸法差によって防水のための密
着性を確保し得るようになっている。
18は、床下取付機器(図示していない。)を収容すべ
く密閉された箱体であり、上記電線押具16 、16’
を固着するための側板18′の内側に補強板19を溶着
すると共に、この側板18′と補強板19を同時に貫通
して電線12の端末部を箱体18内に挿入させる孔20
を透設し、かつ補強板19の端面上適宜位置に夫々側板
18′を介し箱体18の外部に向ってねじ孔21を開口
させた複数の袋ナツト22を溶着する。
く密閉された箱体であり、上記電線押具16 、16’
を固着するための側板18′の内側に補強板19を溶着
すると共に、この側板18′と補強板19を同時に貫通
して電線12の端末部を箱体18内に挿入させる孔20
を透設し、かつ補強板19の端面上適宜位置に夫々側板
18′を介し箱体18の外部に向ってねじ孔21を開口
させた複数の袋ナツト22を溶着する。
次に箱体18に対する電線12の取付方法を説明する。
1ず電線12をブッシング11に貫挿し、このアッシン
グ110大径部11′を電線押具16゜16′の小孔部
17′の間に嵌挿挾持させると共に、フランジ14を大
孔部1T“内に位置させ、締付ボルト23を用いて緊締
保持し、次いで電線押具16 、16’ と箱体側板1
8′ とのブッシング11のフランジ14を介在させる
べく孔20を介して電線12を箱体18内に挿入した後
、電線押具16 、16’を箱体18の側板18′に締
付ボルト24を用いて緊締固着する。
グ110大径部11′を電線押具16゜16′の小孔部
17′の間に嵌挿挾持させると共に、フランジ14を大
孔部1T“内に位置させ、締付ボルト23を用いて緊締
保持し、次いで電線押具16 、16’ と箱体側板1
8′ とのブッシング11のフランジ14を介在させる
べく孔20を介して電線12を箱体18内に挿入した後
、電線押具16 、16’を箱体18の側板18′に締
付ボルト24を用いて緊締固着する。
而して箱体18内に浸入しようとする雨水等は、電線1
2部分においてはブッシング11の防水リプ15の締代
によって、また箱体18の孔20部分に釦いてはブッシ
ング11のフランジ14の締代によって、更に電線押具
16 、16’を箱体18の側板18′に緊締固着する
締付ボルト24の緊締部分においては袋ナツト22の構
造によって夫々完全に防水される。
2部分においてはブッシング11の防水リプ15の締代
によって、また箱体18の孔20部分に釦いてはブッシ
ング11のフランジ14の締代によって、更に電線押具
16 、16’を箱体18の側板18′に緊締固着する
締付ボルト24の緊締部分においては袋ナツト22の構
造によって夫々完全に防水される。
このとき締付ボルト23の締代は、電線押具16と16
′の電線12側への当接面によって、また締付ボルト2
4の締代は、電線押具16゜16′ と箱体側壁18′
の当接面によって規制されて適正範囲に限定さ札ブッ
シング11の過度の締過ぎは生じない。
′の電線12側への当接面によって、また締付ボルト2
4の締代は、電線押具16゜16′ と箱体側壁18′
の当接面によって規制されて適正範囲に限定さ札ブッ
シング11の過度の締過ぎは生じない。
本考案は、以上のように構成したから、箱体の電線日出
部に電線を確実に保持することが出来ると共に、特別な
防水処理を施すことなく、電線押具を箱体の側板に緊締
固着するだけで完全な防水効果が得らへ過度の締付けに
よりブッシングの劣化を早めることがない構造の簡単な
電線貫通防水装置を提供することが出来る。
部に電線を確実に保持することが出来ると共に、特別な
防水処理を施すことなく、電線押具を箱体の側板に緊締
固着するだけで完全な防水効果が得らへ過度の締付けに
よりブッシングの劣化を早めることがない構造の簡単な
電線貫通防水装置を提供することが出来る。
第1図は従来例を示す正面図、第2図は同じく縦断側面
図、第3図は本考案の実施例を示す正面図、第4図は第
3図A−A@断面図、第5図は本考案に係るブッシング
の構造を示す拡大一部縦断側面図、第6図は同じく電線
押具の孔の構造を示す拡大縦断側面図、第7図は第4図
B−B線断面図、第8図は本考案に係る袋ナツトを補強
板に溶着した状態を示す拡大縦断側面図である。 11・・・・・・ブッシング、11′・・・・・・大径
部、11″・・−・・・小径部、12・・・・・・電線
、14・・・・・・フランジ、15・・・・・・防水リ
プ、16,16’・・・・・・電線押鳳17・・・・・
・孔、18・・・・−・箱体、18′・・・・・・側板
、23゜24・・・・・・締付ボルト。
図、第3図は本考案の実施例を示す正面図、第4図は第
3図A−A@断面図、第5図は本考案に係るブッシング
の構造を示す拡大一部縦断側面図、第6図は同じく電線
押具の孔の構造を示す拡大縦断側面図、第7図は第4図
B−B線断面図、第8図は本考案に係る袋ナツトを補強
板に溶着した状態を示す拡大縦断側面図である。 11・・・・・・ブッシング、11′・・・・・・大径
部、11″・・−・・・小径部、12・・・・・・電線
、14・・・・・・フランジ、15・・・・・・防水リ
プ、16,16’・・・・・・電線押鳳17・・・・・
・孔、18・・・・−・箱体、18′・・・・・・側板
、23゜24・・・・・・締付ボルト。
Claims (1)
- 箱体の電線日出部を防水するブッシングにおいて、その
外周に大径部と小径部を形成し、大径部側縁端に外周へ
向って突出するOリング状のフランジを、また小径部側
縁端に内側へ向って突出する防水リプを一体的に形成す
ると共に、小径部の内側に空胴部を形成し、このブッシ
ングに電線を貫通し、ブッシングの大径部とフランジを
電線押具の孔に嵌挿して締付ボルトで緊締保持した後、
電線押具と箱体側板の間に上記ブッシングのフランジを
介在させ、締付ボルトを用いて電線押具を箱体側板に緊
締固着したことを特徴とする電線貫通防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980064100U JPS5821297Y2 (ja) | 1980-05-10 | 1980-05-10 | 電線貫通防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980064100U JPS5821297Y2 (ja) | 1980-05-10 | 1980-05-10 | 電線貫通防水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56164617U JPS56164617U (ja) | 1981-12-07 |
JPS5821297Y2 true JPS5821297Y2 (ja) | 1983-05-06 |
Family
ID=29658299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980064100U Expired JPS5821297Y2 (ja) | 1980-05-10 | 1980-05-10 | 電線貫通防水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821297Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011171618A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 鉄道車両の電線ケーブル導入部防水装置 |
US8267357B2 (en) | 2010-02-22 | 2012-09-18 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Waterproof cable guide device for railway vehicle |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0223915Y2 (ja) * | 1985-04-25 | 1990-06-29 | ||
JP6002589B2 (ja) * | 2013-01-25 | 2016-10-05 | 株式会社Kcm | 作業車両の配管固定構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924708U (ja) * | 1972-06-12 | 1974-03-02 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5547222Y2 (ja) * | 1975-09-29 | 1980-11-06 | ||
JPS5399032U (ja) * | 1977-01-17 | 1978-08-11 |
-
1980
- 1980-05-10 JP JP1980064100U patent/JPS5821297Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924708U (ja) * | 1972-06-12 | 1974-03-02 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011171618A (ja) * | 2010-02-22 | 2011-09-01 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 鉄道車両の電線ケーブル導入部防水装置 |
US8267357B2 (en) | 2010-02-22 | 2012-09-18 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Waterproof cable guide device for railway vehicle |
US8348204B2 (en) | 2010-02-22 | 2013-01-08 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Cable guide unit water-proof device for railway vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56164617U (ja) | 1981-12-07 |
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