JPH047636Y2 - - Google Patents
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- JPH047636Y2 JPH047636Y2 JP535887U JP535887U JPH047636Y2 JP H047636 Y2 JPH047636 Y2 JP H047636Y2 JP 535887 U JP535887 U JP 535887U JP 535887 U JP535887 U JP 535887U JP H047636 Y2 JPH047636 Y2 JP H047636Y2
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は絶縁被覆アルミニウム導体架空配電線
を引止める水蜜形の引留クランプに関する。
を引止める水蜜形の引留クランプに関する。
[従来の技術]
絶縁被覆架空配電線の引止め端部を引留クラン
プにより引止めるにはクランプ本体内の楔金具で
電線を挾みつけて引止めるので、電線の絶縁被覆
部分が楔金具によつて傷つくおそれがあり、また
楔金具で内部の導体を直接挾持するように絶縁被
覆を剥離した導体は露出するため腐蝕し易く、殊
にアルミニウム導体の場合には楔金具に挾みつけ
られた導体の周りに雨水が溜ると腐蝕が進んで断
線を招く危険があつた。
プにより引止めるにはクランプ本体内の楔金具で
電線を挾みつけて引止めるので、電線の絶縁被覆
部分が楔金具によつて傷つくおそれがあり、また
楔金具で内部の導体を直接挾持するように絶縁被
覆を剥離した導体は露出するため腐蝕し易く、殊
にアルミニウム導体の場合には楔金具に挾みつけ
られた導体の周りに雨水が溜ると腐蝕が進んで断
線を招く危険があつた。
そこで本考案は絶縁被覆アルミニウム導体架空
配電線の導体が雨水等により腐蝕しないように水
蜜にした引留クランプを提供するものである。
配電線の導体が雨水等により腐蝕しないように水
蜜にした引留クランプを提供するものである。
[問題点を解決するための手段]
前記の問題点を解決するために本考案は、上側
クランプ半体1と下側クランプ半体10に、 それぞれ半円形筒体31,41の内側に露出導
体挾持用の半円形押え部35,45を有する上部
楔半体30と下部楔半体40を装着し、 絶縁被覆部挾持用の前方、後方両半円管部5
1,61および52,62の間の中間欠除部5
5,65の両側に細隙封塞用の張出し板部53,
63および54,64を設けた上部と下部の各半
管状ゴムパツキン50,60を、前記上部、下部
の楔半体30,40の内側にそれぞれ配置し、 前記の上部、下部両楔半体30,40の露出導
体挾持用の各半円形押え部35,45を前記の上
部、下部両半管状ゴムパツキン50,60の各中
間欠除部55,65に嵌入させ、 前記の上部楔半体30の半円形押え部35の両
側縁36,36′と下部楔半体40の半円形押え
部45の両側縁46,46′との間の合わせ目に、
前記の上部、下部両半管状ゴムパツキン50,6
0の細隙封塞用の張出し板部53,63および5
4,64を挾んで該合わせ目の細隙を前記張出し
板部により塞ぎ、水蜜にした引留クランプを構成
したものである。
クランプ半体1と下側クランプ半体10に、 それぞれ半円形筒体31,41の内側に露出導
体挾持用の半円形押え部35,45を有する上部
楔半体30と下部楔半体40を装着し、 絶縁被覆部挾持用の前方、後方両半円管部5
1,61および52,62の間の中間欠除部5
5,65の両側に細隙封塞用の張出し板部53,
63および54,64を設けた上部と下部の各半
管状ゴムパツキン50,60を、前記上部、下部
の楔半体30,40の内側にそれぞれ配置し、 前記の上部、下部両楔半体30,40の露出導
体挾持用の各半円形押え部35,45を前記の上
部、下部両半管状ゴムパツキン50,60の各中
間欠除部55,65に嵌入させ、 前記の上部楔半体30の半円形押え部35の両
側縁36,36′と下部楔半体40の半円形押え
部45の両側縁46,46′との間の合わせ目に、
前記の上部、下部両半管状ゴムパツキン50,6
0の細隙封塞用の張出し板部53,63および5
4,64を挾んで該合わせ目の細隙を前記張出し
板部により塞ぎ、水蜜にした引留クランプを構成
したものである。
[作用]
前記の上部と下部の各半管状ゴムパツキン5
0,60の絶縁被覆部挾持用の前方、後方両半円
管部51,61および52,62は、引留められ
る電線の絶縁被覆部分を上下両側から挾む。
0,60の絶縁被覆部挾持用の前方、後方両半円
管部51,61および52,62は、引留められ
る電線の絶縁被覆部分を上下両側から挾む。
前記の上部と下部の両楔半体30,40の各半
円形筒体31,41は、前記の各半管状ゴムパツ
キンの前方、後方両半円管部51,61および5
2,62を上下両側から挾持する。
円形筒体31,41は、前記の各半管状ゴムパツ
キンの前方、後方両半円管部51,61および5
2,62を上下両側から挾持する。
前記の各半管状ゴムパツキンの各中間欠除部5
5,65に、前記の上部と下部の各楔半体30,
40の露出導体挾持用の各半円形押え部35,4
5が嵌入することにより、引留められる電線の絶
縁被覆を剥離された露出アルミ導体部分がこの半
円形押え部に直接接触して強く挾持される。
5,65に、前記の上部と下部の各楔半体30,
40の露出導体挾持用の各半円形押え部35,4
5が嵌入することにより、引留められる電線の絶
縁被覆を剥離された露出アルミ導体部分がこの半
円形押え部に直接接触して強く挾持される。
前記の露出アルミ導体部分を挾む上部、下部両
楔半体30,40の各半円形押え部35,45の
各両側縁36,36′および46,46′の合わせ
目間には細隙が生ずるが、この合わせ目には、前
記の各半管状ゴムパツキンの中間欠除部の両側の
細隙封塞用の各張り出し板部53,63および5
4,64が挾まれることにより、合わせ目の細隙
を塞ぐ。これにより引留められる電線の露出アル
ミ導体部分は水蜜に保持される。
楔半体30,40の各半円形押え部35,45の
各両側縁36,36′および46,46′の合わせ
目間には細隙が生ずるが、この合わせ目には、前
記の各半管状ゴムパツキンの中間欠除部の両側の
細隙封塞用の各張り出し板部53,63および5
4,64が挾まれることにより、合わせ目の細隙
を塞ぐ。これにより引留められる電線の露出アル
ミ導体部分は水蜜に保持される。
[実施例]
以下本考案の実施例を図面により説明する。第
1図は本考案の水蜜形引留クランプの上面を示
し、第2図はその正面を上半部断面で示し、第3
図は第1図A−A線の断面を示したものである。
1図は本考案の水蜜形引留クランプの上面を示
し、第2図はその正面を上半部断面で示し、第3
図は第1図A−A線の断面を示したものである。
本考案の水蜜形引留クランプは、上側、下側の
各クランプ半体と、上部、下部の両楔半体よりな
る楔体と、上部、下部の両半管状ゴムパツキンよ
りなり前記楔体内に設置されるゴムパツキンとに
より構成される。
各クランプ半体と、上部、下部の両楔半体よりな
る楔体と、上部、下部の両半管状ゴムパツキンよ
りなり前記楔体内に設置されるゴムパツキンとに
より構成される。
第4図、第5図、第6図は上側クランプ半体の
正面、下面、端面図、第7図、第8図、第9図、
第10図は下側クランプ半体の正面、下面、端面
および断面図であり、第11図、第13図は上部
楔半体の正面、端面図、第14図、第15図は下
部楔半体の正面、端面図、第12図は楔半体の内
面図である。また第16図、第18図は上部半管
状ゴムパツキンの正面、端面図、第19図、第2
0図は下部半管状ゴムパツキンの正面、端面図で
あり、第17図は半管状ムパツキンの内面図であ
る。
正面、下面、端面図、第7図、第8図、第9図、
第10図は下側クランプ半体の正面、下面、端面
および断面図であり、第11図、第13図は上部
楔半体の正面、端面図、第14図、第15図は下
部楔半体の正面、端面図、第12図は楔半体の内
面図である。また第16図、第18図は上部半管
状ゴムパツキンの正面、端面図、第19図、第2
0図は下部半管状ゴムパツキンの正面、端面図で
あり、第17図は半管状ムパツキンの内面図であ
る。
まず、クランプ半体を構成する上側クランプ半
体1は、第4図、第5図、第6図示のように、内
面を半円形傾斜内面2に形成し、この傾斜内面2
の中央に長さ方向の傾斜スライド溝3を設け、こ
の溝3の両側に凹溝4,4′を設ける。5,5′は
端面に設けた楔体抜け止め用のストツパ、6,
6′は一側に設けたヒンジ部、7はこのヒンジ部
の軸孔、8は他側に設けた結合縁部、9,9′は
この結合縁部に設けた結合ボルト挿通孔である。
体1は、第4図、第5図、第6図示のように、内
面を半円形傾斜内面2に形成し、この傾斜内面2
の中央に長さ方向の傾斜スライド溝3を設け、こ
の溝3の両側に凹溝4,4′を設ける。5,5′は
端面に設けた楔体抜け止め用のストツパ、6,
6′は一側に設けたヒンジ部、7はこのヒンジ部
の軸孔、8は他側に設けた結合縁部、9,9′は
この結合縁部に設けた結合ボルト挿通孔である。
下側クランプ半体10は、第7図、第8図、第
9図および第7図のB−B線断面を示した第10
図示のように、一方の端部に引留杆11を延長し
て設け、前記の上側クランプ半体1と対称形に、
半円形傾斜内面12、この傾斜内面12の中央の
長さ方向の傾斜スライド溝13、この溝13の両
側の凹溝14,14′、端面に設けた楔体抜け止
め用のストツパ15,15′、一側に設けたヒン
ジ部16、このヒンジ部の軸孔17、他側に設け
た結合縁部18、この結合縁部に設けた結合ボル
ト挿通孔19,19′を設ける。20は引留杆1
1の先端の取付部、21は取付ボルト孔、22は
電線を引出す空所、23は電線を引出すガイド
部、24はクランプ半体他端の下側に突設した引
掛環である。
9図および第7図のB−B線断面を示した第10
図示のように、一方の端部に引留杆11を延長し
て設け、前記の上側クランプ半体1と対称形に、
半円形傾斜内面12、この傾斜内面12の中央の
長さ方向の傾斜スライド溝13、この溝13の両
側の凹溝14,14′、端面に設けた楔体抜け止
め用のストツパ15,15′、一側に設けたヒン
ジ部16、このヒンジ部の軸孔17、他側に設け
た結合縁部18、この結合縁部に設けた結合ボル
ト挿通孔19,19′を設ける。20は引留杆1
1の先端の取付部、21は取付ボルト孔、22は
電線を引出す空所、23は電線を引出すガイド
部、24はクランプ半体他端の下側に突設した引
掛環である。
前記の上側クランプ半体1と下側クランプ半体
10は第1図、第3図示のように、上側クランプ
半体1のヒンジ部6,6′と下側クランプ半体1
0のヒンジ部16をヒンジ軸25で連結し、両ク
ランプ半体1,10の両結合縁部8,18のボル
ト孔9,19に結合ボルト26,27を挿通して
クランプ半体を構成する。28は引留杆11の先
端の取付部20の取付ボルト孔21に挿通した引
留ボルト、29はナツトである。
10は第1図、第3図示のように、上側クランプ
半体1のヒンジ部6,6′と下側クランプ半体1
0のヒンジ部16をヒンジ軸25で連結し、両ク
ランプ半体1,10の両結合縁部8,18のボル
ト孔9,19に結合ボルト26,27を挿通して
クランプ半体を構成する。28は引留杆11の先
端の取付部20の取付ボルト孔21に挿通した引
留ボルト、29はナツトである。
楔体を構成する上部楔半体30は、第11図、
第12図、第13図示のように、半円形筒体31
の背面に傾斜スライド突出部32を設けてこの突
出部外面を傾斜外面33に形成するとともに、こ
の突出部32の両側に傾斜凸縁34,34′を設
け、この半円形筒体31の内側中間部には露出導
体挾持用の半円形押え部35を突出させて形成し
たものであり、36,36′はこの半円形押え部
35の両側縁である。
第12図、第13図示のように、半円形筒体31
の背面に傾斜スライド突出部32を設けてこの突
出部外面を傾斜外面33に形成するとともに、こ
の突出部32の両側に傾斜凸縁34,34′を設
け、この半円形筒体31の内側中間部には露出導
体挾持用の半円形押え部35を突出させて形成し
たものであり、36,36′はこの半円形押え部
35の両側縁である。
下部楔半体40は、第14図、第15図示のよ
うに、前記の上部楔半体30と対称形に、半円形
筒体41、その背面の傾斜スライド突出部42、
その傾斜外面43、両側の傾斜凸縁44,44′、
半円形筒体41の内側中間部の露出導体挾持用の
半円形押え部45を設けたものであり、46,4
6′はこの半円形押え部45の両側縁である。な
おこの下部楔半体40の内面形状は前記の第12
図示の上部楔半体30の内面形状と同形状であ
る。
うに、前記の上部楔半体30と対称形に、半円形
筒体41、その背面の傾斜スライド突出部42、
その傾斜外面43、両側の傾斜凸縁44,44′、
半円形筒体41の内側中間部の露出導体挾持用の
半円形押え部45を設けたものであり、46,4
6′はこの半円形押え部45の両側縁である。な
おこの下部楔半体40の内面形状は前記の第12
図示の上部楔半体30の内面形状と同形状であ
る。
前記のような構造の上部楔半体30と下部楔半
体40の内側面を対向させて楔体を構成するが、
この上部楔半体30は、その傾斜スライド突出部
32を前記上側クランプ半体1の半円形傾斜内面
2の傾斜スライド溝3に嵌入させて上側クランプ
半体1の内側に装着し、また下部楔半体40は、
その傾斜スライド突出部42を前記下側クランプ
半体10の半円形傾斜内面12の傾斜スライド溝
13に嵌入させて下側クランプ半体10の内側に
装着しておく。
体40の内側面を対向させて楔体を構成するが、
この上部楔半体30は、その傾斜スライド突出部
32を前記上側クランプ半体1の半円形傾斜内面
2の傾斜スライド溝3に嵌入させて上側クランプ
半体1の内側に装着し、また下部楔半体40は、
その傾斜スライド突出部42を前記下側クランプ
半体10の半円形傾斜内面12の傾斜スライド溝
13に嵌入させて下側クランプ半体10の内側に
装着しておく。
ゴムパツキンを構成する上部半管状ゴムパツキ
ン50は、第16図示の正面図、第17図示の内
面図、第18図示の端面図のように、絶縁被覆部
挾持用の前方半円管部51と後方半円管部52を
細隙封塞用の両側張出し板部53,54で連結し
て両半円管部51,52の間に半円管部の中間欠
除部55を形成したものである。
ン50は、第16図示の正面図、第17図示の内
面図、第18図示の端面図のように、絶縁被覆部
挾持用の前方半円管部51と後方半円管部52を
細隙封塞用の両側張出し板部53,54で連結し
て両半円管部51,52の間に半円管部の中間欠
除部55を形成したものである。
下部半管状ゴムパツキン60は第19図示の正
面図、第20図示の端面図のように、前記の上部
半管状ゴムパツキン50と対称形に、絶縁被覆部
挾持用の前方半円管部61と後方半円管部62を
細隙封塞用の両側張出し板部63,64で連結し
て両半円管部61,62の間に半円管部の中間欠
除部65を形成したものであり、前記上部半管状
ゴムパツキン50と下部半管状ゴムパツキン60
でゴムパツキンを構成する。
面図、第20図示の端面図のように、前記の上部
半管状ゴムパツキン50と対称形に、絶縁被覆部
挾持用の前方半円管部61と後方半円管部62を
細隙封塞用の両側張出し板部63,64で連結し
て両半円管部61,62の間に半円管部の中間欠
除部65を形成したものであり、前記上部半管状
ゴムパツキン50と下部半管状ゴムパツキン60
でゴムパツキンを構成する。
前記のように上側クランプ半体1と下側クラン
プ半体10を連結したクランプ半体の内側に上部
楔半体30と下部楔半体40を対向させた楔体を
設置し、この楔体の内側に上部半管状ゴムパツキ
ン50と下部半管状ゴムパツキン60よりなるゴ
ムパツキンを装着して本考案の水蜜形引留クラン
プを構成する。
プ半体10を連結したクランプ半体の内側に上部
楔半体30と下部楔半体40を対向させた楔体を
設置し、この楔体の内側に上部半管状ゴムパツキ
ン50と下部半管状ゴムパツキン60よりなるゴ
ムパツキンを装着して本考案の水蜜形引留クラン
プを構成する。
この本考案の水蜜形引留クランプにより絶縁被
覆アルミニウム導体架空配電線を引止めるには、
まず、第21図示のように、この電線の絶縁被覆
aを剥離して楔体で挾持すべき箇所のアルミニウ
ム導体bを露出させておき、上部半管状ゴムパツ
キン50と下部半管状ゴムパツキン60をこの電
線の上下に添わせ、両半管状ゴムパツキン50,
60の中間欠除部55,65を露出アルミニウム
導体bの部分に置いて、上部と下部の両半管状ゴ
ムパツキン50,60の絶縁被覆部挾持用の各前
方半円管部51,61により露出アルミニウム導
体bの前方の絶縁被覆部分a1を挾むとともに各
後方半円管部52,62により露出アルミニウム
導体bの後方の絶縁被覆部分a2を挾む。このよ
うにゴムパツキンで電線を挾むと上下両半管状ゴ
ムパツキンの一方の側の張出し板部53,63と
他方の側の張出し板部54,64とが露出アルミ
ニウム導体bの両側に平行に位置する。
覆アルミニウム導体架空配電線を引止めるには、
まず、第21図示のように、この電線の絶縁被覆
aを剥離して楔体で挾持すべき箇所のアルミニウ
ム導体bを露出させておき、上部半管状ゴムパツ
キン50と下部半管状ゴムパツキン60をこの電
線の上下に添わせ、両半管状ゴムパツキン50,
60の中間欠除部55,65を露出アルミニウム
導体bの部分に置いて、上部と下部の両半管状ゴ
ムパツキン50,60の絶縁被覆部挾持用の各前
方半円管部51,61により露出アルミニウム導
体bの前方の絶縁被覆部分a1を挾むとともに各
後方半円管部52,62により露出アルミニウム
導体bの後方の絶縁被覆部分a2を挾む。このよ
うにゴムパツキンで電線を挾むと上下両半管状ゴ
ムパツキンの一方の側の張出し板部53,63と
他方の側の張出し板部54,64とが露出アルミ
ニウム導体bの両側に平行に位置する。
前記のように電線をゴムパツキンで挾みこれを
第22図示のように、クランプ半体の上側クラン
プ半体1と下側クランプ半体10の間に置いて上
側クランプ半体1の内側に装着されている上部楔
半体30と下側クランプ半体10の内側に装着さ
れている下部楔半体40で挾み、この上部楔半体
30の半円形押え部35と下部楔半体40の半円
形押え部45を前記のゴムパツキンの上下の両中
間欠除部55,65の部分に入れることにより、
この露出導体挾持用の上下の両半円形押え部3
5,45が露出アルミニウム導体bの部分に接触
してこれを直接挾みつけるとともに、露出アルミ
ニウム導体bの両側の絶縁被覆a1,a2はゴム
パツキンの前方半円管部51,61と後方半円管
部52,62とを介して上下の各楔半体30,4
0の各半円形筒体31,41により挾みつけられ
る。
第22図示のように、クランプ半体の上側クラン
プ半体1と下側クランプ半体10の間に置いて上
側クランプ半体1の内側に装着されている上部楔
半体30と下側クランプ半体10の内側に装着さ
れている下部楔半体40で挾み、この上部楔半体
30の半円形押え部35と下部楔半体40の半円
形押え部45を前記のゴムパツキンの上下の両中
間欠除部55,65の部分に入れることにより、
この露出導体挾持用の上下の両半円形押え部3
5,45が露出アルミニウム導体bの部分に接触
してこれを直接挾みつけるとともに、露出アルミ
ニウム導体bの両側の絶縁被覆a1,a2はゴム
パツキンの前方半円管部51,61と後方半円管
部52,62とを介して上下の各楔半体30,4
0の各半円形筒体31,41により挾みつけられ
る。
このように電線を挟んだ上側クランプ半体1と
下側クランプ半体10を合わせ、上下両クランプ
半体1,10の結合縁部8,18に挿通した結合
ボルト26にナツト27を螺締して上下両クラン
プ半体1,10を締めつけることにより、電線を
楔体で強く挟圧してクランプ本体に固定する。
下側クランプ半体10を合わせ、上下両クランプ
半体1,10の結合縁部8,18に挿通した結合
ボルト26にナツト27を螺締して上下両クラン
プ半体1,10を締めつけることにより、電線を
楔体で強く挟圧してクランプ本体に固定する。
このとき絶縁被覆a1,a2と楔体との間には
第23図示のようにゴムパツキンの各半円管部が
介在して水蜜に塞ぎ、また露出アルミニウム導体
部分における上下の各楔半体の半円形押え部3
5,45の両側縁36,46および36′,4
6′の合わせ目の細隙は、第24図示のようにゴ
ムパツキンの両側張出し板部53,63および5
4,64により塞がれ、このため露出アルミニウ
ム導体は水蜜にされて雨水等の侵入が阻止され腐
蝕が防止されるのである。このように引留クラン
プに挾持された架空配電線は第22図に鎖線で示
したように引留杆11の間に引出し電線のガイド
部23の上方に導出し引止める。
第23図示のようにゴムパツキンの各半円管部が
介在して水蜜に塞ぎ、また露出アルミニウム導体
部分における上下の各楔半体の半円形押え部3
5,45の両側縁36,46および36′,4
6′の合わせ目の細隙は、第24図示のようにゴ
ムパツキンの両側張出し板部53,63および5
4,64により塞がれ、このため露出アルミニウ
ム導体は水蜜にされて雨水等の侵入が阻止され腐
蝕が防止されるのである。このように引留クラン
プに挾持された架空配電線は第22図に鎖線で示
したように引留杆11の間に引出し電線のガイド
部23の上方に導出し引止める。
[考案の効果]
前述のように本考案の水蜜形引留クランプは、
絶縁被覆部挟持用の前方、後方両半円管部の間の
中間欠除部の両側に細隙封塞用の張出し板部を設
けた上部半管状ゴムパツキンと下部半管状ゴムパ
ツキンを、露出導体挾持用の半円形押え部を有す
る上部楔半体と下部楔半体の内側に設置したの
で、ゴムパツキンの中間欠除部に上部楔半体と下
部楔半体の露出導体挾持用の各半円形押え部が嵌
入して露出アルミニウム導体を強く挾持すること
ができ、また、ゴムパツキンの中間欠除部におけ
る細隙封塞用の両側張出し板部が露出アルミニウ
ム導体部分における各楔半体の半円形押え部の両
側縁の合わせ目の細隙を塞ぐことにより露出アル
ミウム導体部分を水蜜に塞いで雨水等の侵入を阻
止し腐蝕を防止することができるものである。
絶縁被覆部挟持用の前方、後方両半円管部の間の
中間欠除部の両側に細隙封塞用の張出し板部を設
けた上部半管状ゴムパツキンと下部半管状ゴムパ
ツキンを、露出導体挾持用の半円形押え部を有す
る上部楔半体と下部楔半体の内側に設置したの
で、ゴムパツキンの中間欠除部に上部楔半体と下
部楔半体の露出導体挾持用の各半円形押え部が嵌
入して露出アルミニウム導体を強く挾持すること
ができ、また、ゴムパツキンの中間欠除部におけ
る細隙封塞用の両側張出し板部が露出アルミニウ
ム導体部分における各楔半体の半円形押え部の両
側縁の合わせ目の細隙を塞ぐことにより露出アル
ミウム導体部分を水蜜に塞いで雨水等の侵入を阻
止し腐蝕を防止することができるものである。
第1図は本考案の水蜜形引留クランプの1実施
例の上面図、第2図はその上半部を断面で示した
正面図、第3図は第1図A−A線における断面
図、第4図は上側クランプ半体の1部を断面で示
した面図、第5図はその内側面図、第6図はその
端面図、第7図は下側クランプ半体の正面図、第
8図はその内側面図、第9図はその端面図、第1
0図は第7図B−B線断面図、第11図は上部楔
半体の1部を断面で示した正面図、第12図はそ
の内面図、第13図はその端面図、第14図は下
部楔半体の正面図、第15図はその端面図、第1
6図は上部半管状ゴムパツキンの正面図、第17
図はその内面図、第18図はその端面図、第19
図は下部半管状ゴムパツキンの正面図、第20図
はその端面図、第21図は電線をゴムパツキンで
挾んだ状態図、第22図は使用状態の断面図、第
23図は第22図のC−C線断面図、第24図は
第22図のD−D線断面図である。 1……上側クランプ半体、10……下側クラン
プ半体、30……上部楔半体、40……下部楔半
体、31,41……半円形筒体、35,45……
露出導体挾持用半円形押え部、36,36′,4
6,46′……両側縁、50……上部半管状ゴム
パツキン、60……下部半管状ゴムパツキン、5
1,61……絶縁被覆部挾持用前方両半円管部、
52,62……絶縁被覆部挾持用後方両半円管
部、53,54,63,64……細隙封塞用張出
し板部、55,65……中間欠除部。
例の上面図、第2図はその上半部を断面で示した
正面図、第3図は第1図A−A線における断面
図、第4図は上側クランプ半体の1部を断面で示
した面図、第5図はその内側面図、第6図はその
端面図、第7図は下側クランプ半体の正面図、第
8図はその内側面図、第9図はその端面図、第1
0図は第7図B−B線断面図、第11図は上部楔
半体の1部を断面で示した正面図、第12図はそ
の内面図、第13図はその端面図、第14図は下
部楔半体の正面図、第15図はその端面図、第1
6図は上部半管状ゴムパツキンの正面図、第17
図はその内面図、第18図はその端面図、第19
図は下部半管状ゴムパツキンの正面図、第20図
はその端面図、第21図は電線をゴムパツキンで
挾んだ状態図、第22図は使用状態の断面図、第
23図は第22図のC−C線断面図、第24図は
第22図のD−D線断面図である。 1……上側クランプ半体、10……下側クラン
プ半体、30……上部楔半体、40……下部楔半
体、31,41……半円形筒体、35,45……
露出導体挾持用半円形押え部、36,36′,4
6,46′……両側縁、50……上部半管状ゴム
パツキン、60……下部半管状ゴムパツキン、5
1,61……絶縁被覆部挾持用前方両半円管部、
52,62……絶縁被覆部挾持用後方両半円管
部、53,54,63,64……細隙封塞用張出
し板部、55,65……中間欠除部。
Claims (1)
- 各半円形筒体31,41の内側にそれぞれ露出
導体挾持用の半円形押え部35,45を有する上
部および下部の各楔半体30,40を上側クラン
プ半体1と下側クランプ半体10の各内側に装着
し、絶縁被覆部挾持用の前方、後方両半円管部5
1,61および52,62の間の中間欠除部5
5,65の両側に細隙封塞用の張出し板部53,
63および54,64を設けた上部および下部の
各半管状ゴムパツキン50,60を前記の各楔半
体30,40の内側にそれぞれ設置して、前記の
上部、下部両楔半体の露出導体挾持用の各半円形
押え部を前記の上部、下部両半管状ゴムパツキン
の各中間欠除部に嵌入させ、前記の上部楔半体の
半円形押え部の両側縁36,36′と下部楔半体
の半円形押え部の両側縁46,46′との間の合
わせ目の細隙に、前記の上部、下部両半管状ゴム
パツキンの細隙封塞用の張出し板部を挾んで該細
隙を塞いだ水蜜形引留クランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP535887U JPH047636Y2 (ja) | 1987-01-17 | 1987-01-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP535887U JPH047636Y2 (ja) | 1987-01-17 | 1987-01-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63113433U JPS63113433U (ja) | 1988-07-21 |
JPH047636Y2 true JPH047636Y2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=30786868
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP535887U Expired JPH047636Y2 (ja) | 1987-01-17 | 1987-01-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH047636Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100960950B1 (ko) * | 2008-01-21 | 2010-06-03 | 박철웅 | 전력선 클램프장치 |
-
1987
- 1987-01-17 JP JP535887U patent/JPH047636Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63113433U (ja) | 1988-07-21 |
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