JPS58210190A - 溶接可能な塗装鋼板 - Google Patents

溶接可能な塗装鋼板

Info

Publication number
JPS58210190A
JPS58210190A JP9179182A JP9179182A JPS58210190A JP S58210190 A JPS58210190 A JP S58210190A JP 9179182 A JP9179182 A JP 9179182A JP 9179182 A JP9179182 A JP 9179182A JP S58210190 A JPS58210190 A JP S58210190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
steel plate
paint
plating
resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9179182A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Wakano
若野 茂
Toshiaki Shioda
俊明 塩田
Sachio Matsuo
左千夫 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP9179182A priority Critical patent/JPS58210190A/ja
Publication of JPS58210190A publication Critical patent/JPS58210190A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、すぐれた溶接性を有し、かつ塗膜密着性並
びに耐食性の良好な塗装鋼板に関する。
ここでいう塗膜密着性とは、鋼板の成形加工時の塗膜剥
離の起りにくさを意味し、以降、塗膜密着性と云えばす
べてこの性質を指すものとする。
塗装を施して実際使用に供される各種機器、部品等は一
般に、加工、組立後において全体に塗装が施される。と
ころがこのような加工、組立後の塗装では、部位によっ
て十分な塗膜が得られないことかある。かかる不利を解
/ll1J″るため従来より。
予め塗装した、いわゆる塗装鋼板が広く採用されている
。塗装鋼板を使うととOてより、加工・組立後における
全体塗装での塗膜の不足を補なおうというわけである。
ところか、この種塗装鋼板は普通、抵抗溶接か不11丁
能で、その組立てには、溶接以外の、例えばボルト・ナ
ツト等の固着手段を採用しなければならず、作業性、組
立コストの点で不利が大きい。
塗装鋼板のかかる劣性はしかし、最近の研究、開発によ
って概ね排除されたと云ってよい。すなわち、塗装鋼板
の塗膜中にZn、Ail等、各種の導電性物質を含有せ
しめることによって、溶接性を付与するという対応策が
提案されており、これは実用的にみても1−分利用価1
直のあるものである。
ところで、塗装鋼板の主な使い途しては、具体的には自
動車重体、電気機器などが挙げられるが、とくにこうし
た関係に供する塗装鋼板には、L記r容接性の他にも、
耐食性、それに塗膜密着性等、多くの特性が要求される
ここで、前記対策を施してr8接可能とした塗装鋼板(
以ド、r合接可能型塗装鋼板と云う)とじ−Cは、従来
より次のようなものが知られている□一般の冷延鋼板母
材に、6価クロムを含む被覆を施してから、Zn 、 
Aj等の電気伝導性物質を含(Tする塗料を塗布したも
の(特公昭47−6882す)、そして母材にZnメッ
キ鋼板を使用して、各種導電性物質を含む塗料を塗布し
たもの(特公昭54−11331号)、である。しかる
にこれら従来のi8接可能型塗装鋼板はその何れもが、
上記した如き用途向けとしては決して十分なものとは云
えない。冷延板使用の前者はまず、塗膜密着性に難があ
り、例えば自動屯のフェンダ−等の成形加工は非常に高
加工であるため、塗膜が剥Aftする危険が高い。これ
(dそもそも、冷延板母料と塗装下地としてのクロメー
ト皮膜との間の密着性が十分でないためであるが、それ
詐りでなく、導電性物質の混入かある関係で塗装Qその
ものもクラックや剥離の発生し易い傾向になっており、
このような性質も上記成形加工時の塗膜損傷を増長させ
る因子に加えられる。
更にこの塗装鋼板では、加工時或いは使用中に塗膜損傷
かおこると、母材に早期に赤#+’lが発生し商品価値
が111われるという耐食1−の問題もある。
後石の亜鉛メッキ鋼板1史川のものは、いわば1−記塗
装鋼板の、とくに耐食性の問題の解決を意図したもので
、確かに耐赤詰1′1ミという点では優位に立つ。しか
しながら、亜鉛メッキ鋼板の耐食性とは本来、腐食環境
ドにおいて桶鉛が優先的に溶解して鋼板素地の腐食を防
ぐという、いわゆる犠牲防食性に依存するものであって
、腐食環境による亜鉛のr容解速度が犬なるために、庇
部或いは端面部1・1近では塗1模下での亜鉛溶解か進
行し、早期に塗膜ふくれ(以−ド、ブリスターと云う)
が生じる傾向がある。このブリスターはこの種塗装鋼板
の商品価値を著しく損ねるものであるから、この点が大
きな問題となる。それに、この狸鉛メッキ鋼板を使用し
ても、塗膜密着性について改善は望み1【tず、それど
ころか劣化の顔向さえ認められる。
このように溶接可能型塗装鋼板は何れもか、実用に不j
−分なものであり・ことtで従来品にjい1nの塗膜密
着性不足という難点と、今一つ、耐食性と耐ブリスター
P:L(ブリスターの起りにくさを1旨す)の両立が不
「ir能という問題を抱え、こうした点に。
まだまだ改善の余地を残していた。
本発明は、」二層2つの問題点を有効に解決上だ。
つまり高加工を受けても塗膜剥離のないすぐれた塗膜密
着性を111#え、かつ冷延板使用のものに匹敵する耐
ブリスター性を有ししかも耐食性の点では亜鉛メッキ鋼
板使用の従来品を更に」二層る溶接可能型塗装鋼板の提
供を目的とするものである。
すなわち本発明の要旨とする°ところは、第1層として
γ相単和からなるNi−Zn合金メッキ層をイJし、そ
のにに第2層としてFe1O〜40wt%を含むFe−
Zn合金メッキ層を有する二層メッキ鋼板にクロメート
処理を施し、゛その上に導電性物質を含(Jする塗料を
塗布しぞなることを特徴とするt6接1す能型塗装鋼板
、にある。
溶接可能型塗装鋼板の性能を左右する重要・な因子の一
つに、母11自体の性質が挙げられることは先に掲げた
2つの例を引くまでもなく明らかである。さて、叱鉛メ
ツギ鋼板&11Nではブリスターの発生か問題となるこ
とは、先に述べたが、このブリスターの発生は、メッキ
厚が大きくなるにつれ顕著化する。このことは、かかる
現象か塗膜下のメッキ層のr6解に起因することからも
明らかであるか・反面、亜鉛メッキの耐食性は、先述の
ようにメッキ層の犠牲防食によるものであるから、その
良否はひとえに亜鉛日付量にかかつており・目f−J゛
tが十分にないと高耐食性は保証しrl)ないル情があ
る。すなわち、亜鉛メッキでは、十分な耐ブリスター性
を得ようとすると、口伺量が自ずと制限されることとな
り、本来の耐食性が全く期待できなくなるのである。
ところで現在、耐食メッキとしては既に多種多様なもの
が知られているが、これらの中には、犠牲防食性ととも
に、腐食環境下で表面に電気化学的に皮膜を形成して防
食するという別の機能を併有するものも多い。
本発明台らはこの2つの事柄を結びつけて考え、高耐食
性を確保しつつブリスターの問題を回避するという点か
らは、同じメッキでも、メッキ層の溶解を伴う犠牲防食
よりむしろ、前記電気化学的な防食機能の方に重点をお
いた形式のものを採用する方が、得策ではないか、と推
察した。犠牲防食の傾向が強いほど、当然ブリスターが
顕在化し易いと考えられるからである0 本発明者らはまず、種々実験、調査を行い、この考え方
が妥当であることを確認した。
そこで次に、この電気化学的な防食機能の強いメッキを
用いて溶接可能型塗装鋼板に高耐食性、耐ブリスター性
と同時に、すぐれた塗膜密着性を1・J°与する手法を
見い出すべく、鋭意実験、検討を重ねた結果、γ相単…
からなるNi−Zn合金メッキ層を内層とし、外層とし
てFe1O〜40wt%を含むFe−Z%1合金メッキ
層を有する二層メッキ鋼板を母材に用いることが、耐食
性、耐ブリスター性のみならず、塗膜密着性に対しても
きわめて有効である事実を知見した。すなわちs Ni
−Zn/Fe−Znの二層メッキ鋼板はその二層のメッ
キがともに、犠牲防食の傾向は弱く、電気化学的な防食
機能が強いもので、その閉の耐食性は内層KNニーZn
合金メッキ層があり外層にこれより電位の低いFe−Z
n合金メッキ層かある関係から、一般flu鉛メッキ鋼
板を格段に上欄る。この二層メッキ鋼板を使用すれば、
冷延板を使った場合と同等の耐ブリスター性がilられ
、しかも耐食性も亜鉛メッキ鋼板使用の場合に対し著し
く改善されることが確認された0この点については、上
記したNi−Zn/Fe−Znメッキ鋼板の性格、性能
による、ということで十分説明がつく。つまり、この場
さILは、メッキの性格上、腐食環境下でのメッキ層の
t8解速度が亜鉛メッキ鋼板に較べ著しく小さいため、
すぐれた耐ブリスター性が確保でき・しかも裸の耐食性
が高いことから、亜鉛メッキ鋼板使用のときよりも大巾
に良好な塗装鋼板としての耐食性が期待できるも塗膜密
着性の向上にもきわめて有効に寄与するという、予測し
得ないり↓実が同時に判明したものである。N 1−Z
n/Fe−Znメッキ鋼板の使用によって、この種飯装
鋼板の塗膜密着性が向上する理由については、十分解明
していないが、亜鉛単体のメッキ層に比較して、塗装側
、つまり外層のFe−″ZnA金メッキ層が、塗装F地
としてのクロメート皮膜との反応性にすぐれることは確
かであり、恐らくこの辺のことが関係しているものとみ
られる。
因みに従来では、Ni−Zn/Fe=Zn二層メッキ鋼
板について、溶接可能型塗装鋼板の、とくに塗膜密着性
向上に有用であるといった考え方はなく、勿論、この二
層メッキ鋼板を使用した溶接可能型塗装鋼板も、実際見
受けられない。
本発明において、母材としての二層メッキ鋼板の第1層
は、γ相単和からなるNi−Zn合金メッキ層でなけれ
ばならない。本発明の場h、塗装鋼板の耐食性は、主に
Ni−Zn合企メグキ層に依存するものであるが、γ相
t1i相以外の相を呈するときは、例え同じNi−Zn
合金メッキであったとしても、後述実施例に示す如く十
分に高い耐食性、耐ブリスター性が期待できないからで
ある。γ相単和からなるNi−Zn合金メッキ層を得る
には、メッキ層中のNi含有量を9〜2 Owt俤に調
整すればよい。9〜20wtチNiのN1−Z11メッ
キ層は、一般公知のZ電1電気メツキシておいて、浴中
Zll fii、’の70俤程度を1−C酸ニッケル゛
あるいは塩化ニッケル等によってNiK置換えて電気メ
ッキを行うという方法にて得るこ七ができる。この第1
層の1゛1付歌については、特に限定するものではない
が、耐食性の点から17/IT+″以ととするのが好ま
しいが、実用上20 f/rrit程度までで十分で、
これを越える厚1−]付は殆んど不要で、不経済となる
母材の第2層メッキとしては、Fe1O〜40wt%の
Fe−Zn4金メツキを採用する必要かある。このFe
−Zn合金メッキ層は、塗膜密着性確保上有効なもので
あるがs Fe含含有量40wt超越では実用」二十分
な塗膜密着性が得られず、しかも耐赤錆性か劣る。他方
これがlowtチ未(+W4’(:’はメンキ層の犠牲
 −防食性が強くなりすぎる関係で、ブリスターの効果
的な抑4711が達せられない。Fc−Zn合金メッキ
は、Inメッキ浴の浴中Z11の一部を硫酸第1鉄や塩
化第1鉄にてFeに置換して電気メッキする方法にて、
得ることができる。第2層についてもロイ」欺は、特に
限定しないが、塗膜密着性の面からH’/n?以上とす
ることが推奨される。しかしながら、実際上この目付量
としてl Of/♂をこえる量は不要である。第1層、
第2層の合計目付量としては、30f/rr1′以下程
度とすることが、)8接性の上からも適当と云える。な
お、前記第2層メッキ中に、少量のC,r e N i
+ Co + Sn等の1種または2種以−11が付加
されたときにも、上記効果に影響が出ることはなく、本
発明はこのような元素の少量添加を許すものとする。
本発明塗装鋼板は、上記二層メッキ鋼板を母材として、
それにクロメート処理を施し、その上に導電性物質を含
む塗料を塗布してなるものである。
塗装の下地としてクロメート皮膜を形成させることは、
この種塗装鋼板において通例的なものであって、その皮
膜形成のだめのクロメート処理は、電解クロメ−1,ト
、塗布型クロメートなど、何れの方式でも、とくに差支
えない。クロメート皮膜のCr含有歇としては、1〜5
001v/2程度が好適である。なお、限定的なことで
はないが、上記クロメート皮膜中にも、後述のZn等の
導電性物質を適当に含ませることが、溶接性の点から推
奨される。
クロメート皮1嘆への導電性物質の混入は、クロメート
娠理液(クロム噴水r容液)中にその物質の粉末を添加
することにより実現し得る。クロメート皮IIQは適切
な条件で加熱f′畳元、いわゆる焼付けによって母相と
の反応を促進させ密着1牛を7!)るものである。この
加熱層元は、クロメート処理後160゛C11分程度で
乾燥し、続いて塗装後塗料と共に180〜280°Cで
30〜120秒間焼1・1けることにより達成される。
塗料中に含ませる導電性物質としては、Znをはじめ、
Al +Sn、Fe+N+ +Co+Cr +I’<d
oおよびそれらの合金などが挙げられる。これら導電性
物質は何れの場合にも、粉末の1杉で含自させるもので
ある。
その含有量は、特に限定するものではなく、使用する物
質に応じ、十分な通電性が確保されるように適宜決めれ
ばよい。Znの場合には、85wt1 以上の含有量で
、良好な通電性が1時られるものである。塗料用ビヒク
ルについても特に制限はなく、例エバアクリル、エポキ
シ、ウレタン、ビニル、ポリエステIし、ブタジェン、
アルキッド、スチレン、フタル酸系等の合成樹脂、その
他天然樹脂、油トドビヒクルの何れの使用も可能である
。塗装は、例、t ハロールコーター、カーテン70−
コーター法等、公知の手段で塗料を塗り、しかるのち2
20〜280°Cで約30〜120秒聞焼1・[けを行
う。膜厚としては、5〜15tt程1(が通例である。
次に、本発明の実施効果について具体例を挙げて詳述す
る。
第1表に示す各種の母材を用い、クロム酸溶液にZnの
粉末を混入した1容夜(日本ダクロシャムロンク化製の
ダクロメット200)でクロメート処理(塗布型)を行
い、これを60’(’Xi分にて加熱乾燥し、次いでそ
の1:にエポキシ樹脂にZn粉末を混入した塗料(日本
ダクロシャムロック化製のジンクロメツト)をロールコ
ータ−で塗装し、しかるのち280°CX1fi焼付け
を行なった。
得られた塗装鋼板について、耐食性0、耐ブリスター性
、溶接性および塗膜密着性を下記の試験により評価した
(f)  耐赤錆性試験:塗装鋼板の塗Ill! Kク
ロスカツオ( トを入れ、480時聞0塩l噴霧試験を実施し、試験後
の前記クロスカット部の赤錆発生状況を調査した。評価
は、O:赤錆発生皆無、Δ:同じく僅かにあり、X:同
じく顕著、の3段階に上った。
■ 耐ブリスター性=1−記の)の塩水噴霧試験後にお
いて、クロスカット部の最大剥離中を調査した0 ■溶接性試駆;電極5I+Im径、加圧力200kg、
時間10’−、電流8500Aの条件にてスポット溶接
を実施し、連続打点可能な打点数を調べた。
評価に1、O’: 5000点以11、△:3000点
以1−5000点未満、X : 3000点未満、の3
段階で行なった。
■ 塗膜密着性試験ニブレス成形機でビードしどき試験
を行い、塗膜残存率を調査した。
以りの結果をまとめて第1表に示した。
上表において、冷延板使用の(1)は、耐ブリスター性
、溶接性の点では全く問題がないが、4赤>+’i性が
著しく劣っており、また塗膜密着1!l:について鉛メ
ツキ鋼板を使用した(2)14.耐赤錆性の点では上記
を遥かに浚ぐ満足のゆく結果が得られている。
亜鉛メッキ鋼板の使用は、この点では有効と云える。し
かしその反面、亜鉛メッキ鋼板の使用は、とくに耐ブリ
スター性の著しい劣化につながるところに問題があり、
また溶接性−の点からも好ましくなく、更に塗膜密着性
の改善には結びつかない、。
合金化?容融咥鉛メッキ鋼板−を使用した場Gには、(
3)の例にみる如く」二層両者の略中聞的な特性を示し
、塗膜密着性の点では(1)、 (2)に対する改善傾
11.すが認められる。が、この程度の特性では上記実
用]二、まだまだ61111足できるものではない。
(4)、(5)は二層メッキ鋼板を使用した例で、第2
層がFe1O〜40wt%を含むFe−Zn合企メッキ
層である点でQよ本発明の条件を満たすものである。し
かしなから(4)は第1層がN i −1nメッキであ
るか、γ+η(Ni:5wt%)の2相からなるもので
、第1層メッキ中のZ nIQHが多すぎて犠(どL防
食性か曲鉛りt独メッキ層のそれと大差ないほどに大き
く、このため創赤j/J性の点ではとりたてて劣るとい
ったことはないが、耐ブリスター性については前出Zn
メッキ鋼板使用の(2)と殆んど変わらす処方である。
また(5)は第1層がγ+αの2相を呈するNi−Zn
合金メッキ(Ni : 30wt%)からなり、これも
、メッキ層の犠牲防食性と電気化学的な防食機能とのバ
ランスが悪くメッキ層全体としての防食性が劣る関係で
、耐赤錆性に難かあり、かつ耐ブリスター性も十分でな
く、その上を6接性にも問題かある。ただし、これら(
4)、(5)は何れも、第2層がFe1o〜40wt%
のFe−Zn合金メッキ層であるため、塗膜密着性の点
では満足とまではゆかないものの、比較的良い結果を示
している。
比較列1′6)、(7)および(8)は、第1層がγ相
単相からなるNi−Zn1”i金メッキ層である点で(
r1本発明の条件を満足するか、第2層V、1木発明条
件外のものである。(6)は第2層が電気Znメッキで
、これは、前出(2)の亜鉛単層メッキ鋼板使用のもの
と間知向の特性を示し、とりわけ耐ブリスター性と塗装
す°3密着性に問題がある。(7)は第2層が電気Fe
メッキのもので、耐赤錆性をはじめ、塗膜密着性、耐ブ
リスター性の全てに大きな不満がある。更に(8)はF
e −Zn合金メッキの第2層をもつが、そのFe含有
駐が本発明範囲(<40wt1)を越えるため、とくに
耐赤錆性に難があり、また塗膜密着性の点でも不満が大
きい。
これら比較例に対し本発明例(9)〜04)は、第1層
かγ相単和からなるNi−Zn合金メッキ層、第2層カ
Fe 10〜40wt%のFe−Zn合金メッキ層であ
る二層メッキ鋼板を使用したもので、これは耐赤ξ+’
J性耐ブリスター性、溶接性そして塗膜密着性Ω全での
性質において、実用上十分に満足できる結果が出た。す
なわち、耐ブリスター性、溶接性についでなく、塗膜密
着性の点では自動車用としての高加工にも1−分に11
旧えて塗膜剥離を生じないti: fit:か保証でき
る値を71<シた□ 以上の説明から明らかなように本発明のr?i4u田能
型塗装鋼板Cま、1111j食性とともに而)ブリスタ
ー性にす、ぐれ、かつ塗1漠密着性がきわめて高く、し
かもこの種塗装鋼板本来のすぐれた18接性をその−ま
ま備えるものであるから、高加工を受けるとともに厳し
い腐食環境下で使用される自動東用鋼阪等に適用して満
足できる効果を挙げることかできるものである。
出 順 人 住友金属工茨株式会?1”51

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  第1層としてγ相単相からなるNi−Zn合
    金メッキ層を有し、その上に第2層としてFe1O〜4
    0wt%を含むFe−Zn合金メッキ層を有する二層メ
    ッキ鋼板にクロメート処理を施しその上に導tlI性物
    質を含有する塗料を塗布してなることを特徴とするr容
    接可能な塗装鋼板。
JP9179182A 1982-05-29 1982-05-29 溶接可能な塗装鋼板 Pending JPS58210190A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9179182A JPS58210190A (ja) 1982-05-29 1982-05-29 溶接可能な塗装鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9179182A JPS58210190A (ja) 1982-05-29 1982-05-29 溶接可能な塗装鋼板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58210190A true JPS58210190A (ja) 1983-12-07

Family

ID=14036426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9179182A Pending JPS58210190A (ja) 1982-05-29 1982-05-29 溶接可能な塗装鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58210190A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591694A (ja) * 1982-06-29 1984-01-07 Kobe Steel Ltd 防錆鋼板
JPH04116194A (ja) * 1990-09-05 1992-04-16 Nkk Corp 耐食性および溶接性に優れた無塗装缶用表面処理鋼板およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591694A (ja) * 1982-06-29 1984-01-07 Kobe Steel Ltd 防錆鋼板
JPH04116194A (ja) * 1990-09-05 1992-04-16 Nkk Corp 耐食性および溶接性に優れた無塗装缶用表面処理鋼板およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS62234576A (ja) 耐食性に優れた溶接可能塗装鋼板
JPS6323278B2 (ja)
KR20020068533A (ko) 유기 복합 아연계 도금 강판
JPS598354B2 (ja) 複合被覆鋼板
JPS58210190A (ja) 溶接可能な塗装鋼板
JPS5919152A (ja) 耐食性、点溶接性および成形加工性に優れた複合被覆鋼板
JPS6314071B2 (ja)
JPS60240774A (ja) 耐食性の優れた表面処理鋼材
JP2001170558A (ja) 耐食性とプレス成形性に優れた抵抗溶接可能な有機複合塗装金属板
JPS58210192A (ja) 溶接可能な塗装鋼板
JPS627890A (ja) 耐食性,塗装性能及び加工性に優れた亜鉛系メツキ鋼板
JPS61207597A (ja) 加工性に優れた合金化亜鉛めつき鋼板
JPS58224740A (ja) 溶接可能な塗装鋼板
JPS58204193A (ja) 表面処理鋼板
JPH01290797A (ja) 耐食性に優れた複合電気めっき鋼板
JPH0536516B2 (ja)
JPH0324293A (ja) 加工法、耐食性および耐水密着性に優れた複層めつき鋼板
JPH07126856A (ja) 有機複合被覆鋼板
JPH02263962A (ja) 加工性,塗装性に優れた表面処理鋼板
JPH0120056B2 (ja)
JPH11350198A (ja) 複合亜鉛系合金めっき金属板およびその製造方法
JPH028035B2 (ja)
JPH0285393A (ja) 耐パウダリング性及び耐クレーター性に優れた亜鉛系合金電気めっき鋼板
JPH0399844A (ja) 耐食性に優れた表面処理鋼板
JPS591694A (ja) 防錆鋼板