JPS58209954A - カキエキス粉末とその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加工食料品なかでも調味料・スープの素に利用
するため、カキからカキエキスを抽出・濃縮粉末化に関
するものである。

カキ（軟体動物・イボタガキ科）は二枚貝カキ類の総称
で、殻形は一定していない。日本産は１２〜１３種、世
界では１００〜２００種ともいわれる。食用種の主なも
のは卵生種で、マガキ、スミノエガキ、ケガキ、アメリ
カがキ、ポルトガルガキ、卵胎生種ではイタボガキ、ヨ
ーロッパがキ、オリンピアがキなどがある。特にマガキ
は食用として日本でも養殖され、産地は全国に広がって
いる。利用法は生食、フライ、カキナベなどにするばか
加工して缶詰や干しガキ、燻製品、干しガキの余汁でカ
キショウユを作ったり、肉からグリコーゲンをとったり
、最近ではアミノ酸の一種タウリンをとったり、殻から
石灰（カキ灰）やカルシウム原料として注目されている
。カキはその成分としてグリコーゲンやタウリン、ビタ
ミンＢ２、ビタミンＢ６、ビタミンＢ１２のビタミンＢ
群、有用ミネラルとしてカルシウム、カリウム、マグネ
シウム、鉄、ヨウ素などを含んでいる。

しかし従来の粉末化の方法では、粉末の水分の除去が不
完全で、粉末の色が黒く、風味にも問題があり、さらに
ビタミン類、特にビタミンＢ群の破壊がみられた。

本方法では、この点を改良すべく濃縮後スプレードライ
方式又はフリーズドライ方式を行うことにより、粉末の
水分除去を完全にし、粉末の脱色化をはかり、風味をそ
こなわず、カキに含まれる栄養分、ビタミン類をこわす
ことな（調味料・スープの素など保存のき（商品に利用
でき、カキ加工食品に新しい用途を開発することになる
。

実施例１ 生ガキＩ　Ｋｆをそのまま又は水洗後、圧力鍋（容量６
ｔ、作用圧力Ｉ　Ｋｌ／りに移し、純水（純度２００万
Ωｄ以上）ｉｚを加えてＩＫｑ／−の圧力下で約３０分
煮沸する。その後常圧にもどしろ紙で減圧ろ過して抽出
液をとりだす。残渣に再度純水１ｔを加えて約３０分煮
沸する。これを同様にろ過しろ液を先の抽出液とあわせ
る。抽出液は乳白濁している。この抽出液を減圧下（１
〜５０ｍＨｆ、温度７０〜８０℃）で蒸留し、水分約３
０〜７０％含有のもので粘性のある赤褐色の流動液４４
０　ｆ　（水分６７、３４％）を得た。この液は減圧蒸
留しないものと比べて色が薄い。この濃縮液を公知のス
プレードライ方式（瞬間熱風温度１８０℃、出口温度８
０℃、滴下時間３０　ｄ　／　−＆　）で瞬間乾燥させ
ると均質な淡黄色微粉末１２５２を得た。

コノ粉末１００２（スプレードライ方式）中に、グリコ
ーゲン　４１．９　ｆ　　　カルシウム　６１．５　ｑ
タウリン　　　５．０１　　カリウム　　　１．６ｆビ
タミンＢ２２　１．７５η　　マグネシウム　２３３　
ｒｒｑｌｌＢ６０，５２ＷＰｇ　　　　鉄　　　　　　
　５．４９　ｍｙ”　　Ｂ１２　０．０９哩　　　ヨウ
素　　　　０．５ｍ９が含まれる。

実施例２ 生ガキＩ　Ｋｇを実施例１と同様の処理を行ない、粘性
のある赤褐色の流動液４２０ｆＣ水分（３５，４８９６
）を得た。この濃縮液を公知のフリーズドライ方式％式
％ 燥温度３０℃）で、粉末化すると均質な淡黄色微粉末１
４０　ｔを得た。

特許出願人 備前化成株式会社 代表番ん汐片赴

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）生ガキから抽出したカキエキスを濃縮・粉末化し
   たことを特徴とするカキエキス。
2. （２）生ガキ、干しガキから高圧又は常圧で抽出したカ
   キエキス抽出液を減圧又は常圧で濃縮した後、スプレー
   ドライ方式又はフリーズドライ方式で粉末化する方法。