JPS58205495A - 胎盤性アスパラギン酸アミノペプチダ−ゼの加熱安定化法 - Google Patents

胎盤性アスパラギン酸アミノペプチダ−ゼの加熱安定化法

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Publication number
JPS58205495A
JPS58205495A JP8922282A JP8922282A JPS58205495A JP S58205495 A JPS58205495 A JP S58205495A JP 8922282 A JP8922282 A JP 8922282A JP 8922282 A JP8922282 A JP 8922282A JP S58205495 A JPS58205495 A JP S58205495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aap
placental
virus
aspartate
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP8922282A
Other languages
English (en)
Inventor
Chikamitsu Okano
岡野 周充
Matsuhisa Kameyama
松寿 亀山
Yoshiro Iga
伊賀 善郎
Eiichi Hasegawa
栄一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
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Publication date
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Publication of JPS58205495A publication Critical patent/JPS58205495A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は胎盤性アスパラギン酸アミノペプチダーゼを含
有する溶液を、この溶液に含まれる可能性のあるウィル
スを不活化するための加熱処理を韮すに際し、胎盤性ア
スパラギン酸アミノペプチダーゼの熱安定性を高める方
法に関するものであるう 胎寝性アスパラギン酸アミノペプチダーゼ(以下AAP
と略記する)はヒトの胎盤組稽に穿在し、アンジオテン
シン分イ能を有する一樽のアンジオテンシナーゼであり
、生体内において血圧調節因子として働いているっ即ち
レニンーアンジ“オテンシン糸か異常に先進した場合に
は血圧は上昇して高血圧を発症するのであるが、AAP
は昇圧性吻質であるアンジオテンシン−■および−「を
分解し、その生理活性を失わせることにより面圧の恒常
性を穫持している。又レニン−アンジオテンシン系が7
c進しなくても、AAPが低下した場合にはアンジオテ
ンシンの分解代謝系のt能も低下し、体内にアンジオテ
ンシンが貯留し、その結果として高旧圧を来た丁ことが
考えられる。このような高血圧症の患者に対してAAP
を投与、すると面圧を正常化できると共にm1王を下げ
過ぎる危険、生は全く手い。従ってAAPは高血圧症に
対し池の降圧剤に比べ安全に使用できる利点がある。
他方ヒトの胎盤組織中には肝炎、風土病等のウィルスが
存在している可能性があり、それより製したAAPをウ
ィルスの除去又は不活化処理を怖さないまま医療…とじ
て投与すると、ウィルス感染症にかかるおそれがあろっ
こ9つような危二々?回避するため、通常は免疫学測定
法で予めウィルスを測定し、瘍濃度にウィルスを含有す
る原料を除外することによりある程度のウィルス感染症
の防止効果をあげている。しかしこの方法は医療用とし
てのAAPO大規模な製法には適用できない。
血秦を分画して得られる個別の人血清蛋白製剤について
もウィルス感染症の間頌は包含されている。しかし特に
アルブミン製剤について60℃、10時間の加熱処理を
施すことにより、アルブミンを変質させることなくウィ
ルス感染症を阻止し得ることが見串され、その後アルブ
ミン製剤にはこの加熱処理が施され、安全に臨床使用さ
れている。このように60℃、10時間加熱処理を施し
た製剤か投与後ウィルス感染症の防止に有効であること
が判明して以来、この方法は他の人血清蛋白製剤に応用
されている。60℃、10時間の加熱処理の方法を応用
できる物質は、こめ処理に対して物質自体が安定でなけ
ればならない。そこでこの加熱処理を可能とするための
各種の安定化剤が研究され、安定化剤の存在下では60
″0110てアミノ譲や糖傾などが生理的等張或はそn
以下の1度で用いられる。
AAPをこの60℃、10時間の加熱処理を行なうと、
ウィルスを不活化すると同時にAAPの活性も低下して
しまった。本発明者らはAAPの加熱安定性を高めるた
めの安定化剤の研究を重ね、その結果蛋白質の安定化剤
として従来使用されてきたアミノ酸、糖類、食塩、アル
ブミン等のうち、ε−アミノカプロン酸のみがAAPに
磨して宥著な加熱安定効果を有することを見い出し、こ
の新知見に基づいて本発明を完唆した。
本発明はAAPを含有する溶液を、ε−アミノカプロン
酸の存在下において、ウィルスを不活化するための加熱
処理を施すのである。
加熱処理を行なうAAPは、例えば本発明者らが開発し
た胎盤性アンジオテンシン分解酵素の分離精製法(特願
昭55−151234号)に従ってAAP画分を分離し
、この両分を一4縮してpH7〜8に調整したものにプ
ロメラインを加え、インキュベートしたのちゲルI濾過
により哨裂したものを用いる。AAPはこの清製法によ
るもののほか、医療に供しつる唾度に精嚢されたもので
あれば使1〜2%すである。加熱処理溶液のpHは適当
な礎衝液によりpH5〜7に調整されていることが好ま
しく、4肩度を0.01〜0.3Mに調整することが好
ましい。ε−アミノカプロン酸は医療用に精製されたも
のを使用し、その添加量は2〜8%影■で好ましくは4
〜6%司合′である。添加量の上限は最終1品への混入
比率の関係から選択される。加熱処理の温度は50〜7
0℃で好ましくは55〜65゛℃、加熱時間は8〜12
時向であるうこのようにして加熱処理されたAAPは除
菌濾過したのち凍結乾燥して製剤化する。余剰にアミノ
酸が添加された場合は公知の透析および希釈等の方法を
用いて1%以下に調整する。
本発明の加熱効果を検討するため、AAP製剤に含まれ
る可能性が魚眼される各遺ウィルスのμ染性について、
安定化剤の添、JOによる加熱効果、安定化剤の罎添r
JOによる加熱効果を実需した。この実験はAAP試料
に痘音ウィルス、おたふくかぜウィルス、はしかウィル
ス、水泡性口内炎ウィルス、チクングニアウイルス、日
本脳炎ウィルス、B型肝炎ウィルス、風疹ウィルス、ポ
リオウィルス、コクサラキーウィルス、エコーウィルス
を加え、60゛Cで10時間の加熱処理を行ない、経時
的に残存するウィルス感染性を測定したが、10時間侵
には安定化剤の添加、不添加に係わらず、感染性を完全
に失っていたつこの侍果は用いたウィルス以外のウィル
スについても本発明の加熱処理が施されるならばノ惑染
性は失活させつることを示唆するものである。
本発明はAAPの加熱安定化剤としてε−アミ/カプロ
ンjを用いるから、抗原性物論か製剤中に混入する危険
性が少なく、きわめて有効にA APに対する熱安定化
を可能にするほか、ε−アミノカプロン!酸の添加1を
選択することにより加ス処;・7%にこれを庄テする・
(/、 vpがないからA A P l、)@造工程へ
の組込みが容易であり、ウィルス不活化処理工程を含む
AAPの工貨的梨法として好適である。
以下に本発明の詳細な説明する。っなお各実整例におけ
るアンジオテンシン分解活性の上位およびAAP(7)
活性が定法は、Biochem、Biophys 、A
cta、し31.668〜676、(1969)による
実施例1 p H6,3の0.1M)リス−マレイン酸緩衝液に溶
解したアンジオテンシン分解活性243μ!f/hr/
frQ Q A A P水溶液101 (46/d’/
 hrmj )に、同じ欅壷液に溶解したε−アミノカ
プロン酸500ノを添加する。これをよく撹拌した後、
60℃で10時間加熱する。その後氷水で急冷し、次い
でアルブミンを1%濃度に添加し、除菌濾過後2mA’
ずつ分注し、凍侍乾嘴することにより、ウィルスを不活
化したAAP製剤を得た1゜ 実施例2 p H6,0の0.5 M IJン嗅援衝久に溶解した
アンジオテンシン分解活性525μ9/br/m・!の
AAP水溶n 51! (263tt’l/hr/me
 )に、同じ髪衝液に溶解したε−アミノカプロンm3
00 ’iを添1ツバし、こnをよく撹拌した鎌、60
゛Cで10時間加熱する。その後氷水で急令し、次いで
アルブミンを1%:罎度に添、’J[lし、陰菌戸量後
Z meずつ分圧し、凍結乾燥することにより、ウィル
スを不活化したAAP媚剤を得た。
実施例3 p I(5,5の0.2 M ) IJスーマレイン酸
暖衝液に溶解したアンジオテンシン分解活性105μS
’ / h r/mqのAAP水溶液101 (73μ
P/hr/m )に、同じ緩衝液に溶解したε−アミノ
カプロン酸600グを溢血し、これをよく撹拌した後、
60℃で10時間加熱する。その後氷水で急冷し、次い
でアルブミンを1%濃度に添万口し、除菌濾過後2 m
eずつ分注し、凍結乾燥することにより、ウィルスを不
活化したAAP@剤を得た。
実験例 実施例1において60℃、10時間のUU熱処理のため
のε−7ミノカプロン資の1変を俺々変えてその鴇安定
効果を調べ、一般の媛白質の女定化剤と比較した。各試
料は加熱前の比活性を11’) 0%とし、MJ熱処4
後の活性残存率を調べたつその結果を第1表に示す。表
中のウィルスは第6頁に記威したものと;司じである。
第1表 1、事件の表示 !*M57−89222号3、補正す
る者 事件との関係 出 願 人 株式会社ミドリ十字 4代理人 7 補正の一内容 (1)  願書及び明tIjl薔第1頁3〜4行の発明
の名称全欧の」り訂正する。
1!t1.アスパルテート、アミノペプチダーゼのDO
熱安定化法」 (2)  明細書第1頁の′#Wf請求の範囲全文全別
紙の辿り訂正する。
(3)  同1頁12.15.18行の[アスノぜラギ
ン酸jftrアスパルテートーコに訂正する。
胎盤性アスパルテート・アミ/ペプチダーゼを含有する
溶液全、ξ−アミノカプロン酸の存在下において、ウィ
ルスを不活化するための加熱処理を施すこと?特徴とす
る胎盤性アスパルテート拳アミノペプチダーゼの回熱安
定化法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 賭盤性アスパラギン酸アミノペプチダーゼを含有する溶
    液を、ε−アミノカプロン酸の存在下において、ウィル
    スを不活化するための加熱処理を施すことを特徴とする
    胎盤性アスパラギン酸アミノペプチダーゼの加熱安定化
    法。
JP8922282A 1982-05-26 1982-05-26 胎盤性アスパラギン酸アミノペプチダ−ゼの加熱安定化法 Pending JPS58205495A (ja)

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JP8922282A JPS58205495A (ja) 1982-05-26 1982-05-26 胎盤性アスパラギン酸アミノペプチダ−ゼの加熱安定化法

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JPS58205495A true JPS58205495A (ja) 1983-11-30

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