JPS5820100Y2

JPS5820100Y2 - コンバインにおける一番穀粒揚穀装置

Info

Publication number: JPS5820100Y2
Application number: JP11181178U
Authority: JP
Inventors: 小林繁夫; 水本武; 鶴身学
Original assignee: 井関農機株式会社
Priority date: 1978-08-15
Filing date: 1978-08-15
Publication date: 1983-04-26
Also published as: JPS5529124U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はコンバインに釦ける一番穀粒揚穀装置に係るも
のである。

本考案は一番穀粒の揚穀装置の取付構造につき特段の配
慮をなし、操作ボックスを後部に離して取付けることに
より、操縦性能を容易にしたもので走行装置上に脱穀装
置を設け、走行前進側には立毛殻稈を刈取る刈取装置を
取付けたものにむいて、走行後部側中央部位置には支杆
を介して操作ボックスを後部に離した状態に取付け、そ
の下部には一番穀粒を揚穀する揚穀機を設け、該揚穀機
の揚穀筒は前記操作ボックスを離して取付けることによ
って形成される隙間を上昇させて設け、かつ、任意に止
着具により、前記揚穀筒を前記支杆に固着してなるコン
バインにおける一番穀粒揚穀装置の構成としたものであ
る。

図により説明すると、１は脱穀装置でその下部には左右
一対のクローラ−２，２が取付けられ、クローラ−２の
進行方向前方位置には立毛殻稈を刈取る刈取装置３が取
付けられる。

４は立毛殻稈を分草する分草体、５は分草された殻稈を
梳上げる梳上体、６は立毛殻稈の株元を切断する刈刃、
７は刈取った殻稈を脱穀装置１１で移送する搬送体であ
る。

前記脱穀装置１は進行方向に対して、これと直交する方
向に風を吹いて風選する構造に形成される。

８は脱穀装置１の上方位置に形成されている脱穀室、９
は脱穀室８内に軸装されている扱胴で、扱胴９の軸心線
は進行方向と平行である。

脱穀室８の未刈地側Ｐには供給チェノ１０が取付けられ
、前記搬送体７より送られた殻稈を前記供給チェノ１０
で引継いで後方に移送する。

前記脱穀室８の下方位置には風選室１１が形成され、風
選室１１内には唐箕１２が軸装される。

唐箕１２は前記供給チェノ１０の下方位置に設けられ、
進行方向に対して直交する方向に送風する。

唐箕１２の吹出側には一番穀粒コンベア１３を、続いて
二番穀粒コンベア１４を軸装する。

しかして、前記脱穀機の後方位置中央には、左右一対の
支杆１５，１５を介して少しばかりの間隙１６を形成し
た状態に操作ボックス１７を設け、該操作ボックス１７
の下方位置には揚穀スロワ−１８を設け、揚穀スロワ−
１８の揚穀筒１９を前記間隙１６内を通して上方位置に
突出せしめ、止着金具２０により前記支杆１５，１５の
いずれか一方の側面に固定する。

前記操作ボックス１７の未刈地側Ｐにはカッター２１を
取付け、刈地側りには袋詰装置２２を取付け、前記揚穀
粒１９の上端は袋詰装置２２上に臨１せる。

前記カッター２１は供給チェノ１０より排出された排藁
を中央部で折込みながら切断する構成のものが好適であ
る。

本考案は上述の構成であるから、操作ボックス１７を操
作して機体が前進すると分草体４により立毛殻稈を分草
し、棟上体５により梳上げ、刈刃６で刈取り、搬送体７
で脱穀装置１の供給チェノ１０に殻稈を引継ぐ。

該供給チェノ１０は穂先を脱穀室８内に供給するから扱
胴９で穀粒を掻き取り、掻き取られた穀粒は風選室１１
内に落下し、唐箕１２の風を受けて、風選別され、進行
方向と直交する方向に排塵する。

風選室内で生じた一番穀粒は一番穀粒コンベア１３によ
り機外に流出したのち、スロワ−１８により揚穀されて
袋詰装置２２で袋詰される。

他方供給チェノ１０より排出された排藁は中央部を折込
１れながら、カッター２１により切断され、圃場にバラ
撒かれる。

上述のように操作して立毛殻稈を刈取る構成の場合は、
操作ボックス１７ば、機体の後部位置に取付けられるこ
とになるが、該後部位置には、前記操作ボックス１７の
外に、カッター３１遍よび袋詰装置２２も取付けられ、
それらは、殆んど隙間なく設けられるうえ、操作ボック
スの下部位置には揚穀機１８も取付けられていて該揚穀
機１８の揚穀筒１９の配置場所がなくなるものである。

そこで本考案は、操作ボックス１７を支杆１５゜１５に
より後方に突き出る状態に取付けて隙間１６を形成し、
その隙間１６内に揚穀機１８の揚穀筒１９を位置させた
から、前記揚穀機１８による揚穀が円滑に行なえるばか
りでなく、該揚穀筒１９を支杆１５に止着金具２０で止
着したため、全体的に強固な構造となり、振動の少ない
ものが得られる効果を奏する。

また、操作ボックス１７を後方に下げて取付けたから、
歩行も容易となり、操作性能が向上する効果も期待でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は全体平面図、第２図はＡ−Ａ断面図、第３図は
要部斜視図である。１・・・脱穀装置、２・・・クローラ−１３・・・刈取
装置、４・・・分草体、５・・・棟上体、６・・・刈刃
、７・・・搬送体、８・・・脱穀室、９・・・扱月阪１
０・・・供給チェノ、１１・・・風選室、１２・・・唐
箕、１３・・・一番穀粒コンベア、１４・・・二番穀粒
コンベア、１５・・・支杆、１６・・・隙間、１７・・
・操作ボックス、１８・・・揚穀機、１９・・・揚穀筒
、２０・・・止着金具、２１・・・カッター、２２・・
・袋詰装置、Ｐ・・・未刈地側、Ｌ・・・刈地側。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

走行装置上に脱穀装置を設け、前記走行装置の走行前進
側には立毛殻稈を刈取る刈取装置を取付けたものにむい
て、前記脱穀装置の走行方向の後部側中央部位置には後
方に突出する支杆を介して操作ボックスを離間状態に取
付け、前記操作ボックスの下部位置には一番穀粒を揚穀
する揚穀機を設け、該揚穀機の揚穀筒は前記操作ボック
スを離して取付けることによって形成される隙間を上昇
させて設け、かつ、任意の止着具により、前記揚穀筒を
前記支杆に固着してなるコンバインにおける一番穀粒揚
穀装置。