JPS581979Y2 - リ−ド線の端子 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、撚り線を連結端子に接続するための心線の単
心Ｃヒ構造に関″する。

撚り線を連結端子に接続するには、従来、第１図ａに示
すように、撚り線１の心線２と被覆３の一部を覆うよう
に端子金具４をかしめ付けるか、或は同図すに示すよう
に心線２にのみ端子金具４をかしめ付けて、速結端子へ
の挿入を容易にしている。

しかし、前者ａでは、同図Ｃに示すように端子台５に設
けた連結端子６に挿入した時、リード線の被覆部にかし
め付けられた端子金具４が端子台５外に露出し、感電の
おそれがあり、又、後者すでは、連結端子６に差し込む
時に、端子金具４とり、−ド線の被覆３の間で腰折れし
て挿入しにくい、−などの欠点がある。

本考案はこのような従来の端子金具の欠点を改善するこ
とを目的とするものである。

第２図は本考案の一実施例を示す。

１は撚り線でできた心線２、絶縁被覆３を有するリード
線、４は端子金具で、端子金具４は、心線２の外側にか
しめ付けられる巾の狭いＵ字形の挟小部４ａと、該挟小
部の一端にこれと連続して、巾が徐々に拡がって端部が
リード線の被覆部３の外周に相当する巾を有する扇形部
４ｂとより成り、第３図に示すように、扇形部４ｂをリ
ード線１の被覆部３の方向に向け、扇形部４ｂの端部な
図に矢印で示すように被覆部３の端部に押し付けるよう
にして、端子金具４を心線２にかしめ付けるものである
。

この時、扇形部４ｂの端部は第４図に示すようにリード
線１の被覆部３とほぼ同じ径となって被覆部３の端部に
密着して取付けられる。

なお、第３図は１枚の金属板Ｔρ・ら複数の端子金具４
を打ち抜き、これをリード線１をかしめ付ける順序を示
している。

以上のように構成された本考案の端子は、第５図に示す
よう−に端子台゛５の速結端子６に差し込んだ時、端子
金具４がリード線の絶縁被覆とほぼ同一径であるため、
端子台５中にわくれて感電のおそれがなく、又端子金具
４は絶縁被覆に密着されているので、挿入する時リード
線が腰折れすることがなく、円滑に挿入できる、等の効
果が得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のリード線端子の構造ａ、ｂと、端子台に
差し込んだ状態Ｃを示す図、第２図は本考案の一実施例
の分解斜視図、第３図はリード線に端子金具をかしめ付
ける状態を示す斜視図、第４図は本考案の端子の側面図
、第５図は本考案の端子を端子台に接続した状態の側面
図である。 １・・・リード線、２・・・心線、３・・・絶縁被覆、
４・−・端子金具、４ａ・・・挟小部、４ｂ・・・扇形
部、５・・・端子台。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 絶縁被覆を有するリード線゛の′心線の外側にかしめ付
   けられる巾の狭い狭小細と、該挟小部の一端に連続して
   形成されてリード線の被覆部の外周に相当する巾まで広
   がった扇形部とより成る端子金具を、その巾の狭い挟小
   部を撚り線でできた心線の二部宏露出したリード線の心
   線の外側にかしめ付け、扇形部の巾の最も犬なる端部な
   心線を露出した被覆の端部に密着さ七て蛸覆の外径と等
   しくなるようにかしめ付け、該端子金具の全体が速結端
   子のリード線挿入穴にかくれるように挿入して前記端子
   金具を連結端子に接続することを特徴とするリード線の
   端子。