JPS5819769B2 - ポリエステルケイセンイノセイゾウホウホウ - Google Patents

ポリエステルケイセンイノセイゾウホウホウ

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JPS5819769B2
JPS5819769B2 JP5865075A JP5865075A JPS5819769B2 JP S5819769 B2 JPS5819769 B2 JP S5819769B2 JP 5865075 A JP5865075 A JP 5865075A JP 5865075 A JP5865075 A JP 5865075A JP S5819769 B2 JPS5819769 B2 JP S5819769B2
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JP
Japan
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yarn
spun
group
polyester
temperature
Prior art date
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Expired
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JP5865075A
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JPS51136920A (en
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吉川啓文
熊川四郎
藤本巌
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紡績糸様の風合を備えた嵩高加工糸を製造する
為の加工用原糸の製造方法に関するものである。
従来、仮撚加工法によるウーリー糸の風合とは、異った
風合、いわゆる紡績糸様風合を有する変り糸の製造法が
幾多提案されている。
これらの方法においては、その多くがウーリー加工時複
数本の延伸糸を使用し、個々側の延伸糸の仮燃セット条
件を大巾に異にするものである。
本発明者は、上記風合を有する仮撚糸を更に低コストで
生産すべく、鋭意研究の結果延伸糸の代わりに未延伸繊
維を使用し、しかも複数本の糸条に極めて物性差をもた
せたものが有効であること及び仮撚前に合糸の必要性が
なく、加工時のトラブルを著しく低減できることを見い
だし本発明に到達したのである。
即ち本発明は紡糸口金より溶融吐出されたポリエステル
紡出糸を2群に分け、一方の群の紡出糸は通常の冷却の
みを行い他方の群の紡出糸は〔該ポリエステルのガラス
転移温度(tg)+40℃〕よりも低い温度に冷却し、
引き続き110〜250℃の温度に保持された長さ80
〜200cmの加熱雰囲気中を走行せしめた後、両方の
紡出糸を1500〜4500m/分の速度で同時に巻取
ることを特徴とする紡績糸様ウーリー糸用原糸の製造法
に関するものである。
本発明において言う「ポリエステル」とは、ポリエチレ
ンテレツクレート単独重合体またはエチレンテレツクレ
ートを85モル係以上、好ましくは95モル係以上含有
するポリエステル共重合体を指す。
これらのポリエステルには公知の添加剤、たとえば艶消
剤、顔料、難燃化剤1表面改質剤、結晶化促進剤、安定
剤等を含んでもさしつかえない。
本発明においては固有粘度(35°CのO−クロロフェ
ノール溶液から算出)が0.3〜1.0、特に0.55
〜0.95のポリエステルが好適である。
本発明においては、上記のポリエステルをその融点より
約0〜50℃高い温度で紡糸口金から溶融吐出して糸状
(繊維状)となし、紡出糸を2群に分ける。
2群に分ける方法としては、異なる紡糸口金を使用して
もよいし又同一紡糸口金を使用し、吐出紡出糸を2群に
集束し易い様に口金を適切に配列したものでもよい。
本発明においては、2群に分割した一方の紡出糸群は通
常の冷却のみを行い、他方の紡出糸群はある温度まで冷
却し、その後走行糸条を加熱処理を行うのである。
通常の冷却のみを行うとは紡糸口金より1〜1.8mの
区間に亘って紡出糸を自然に、更に好ましくは紡出糸の
横方向又は周囲から冷却用気体(通常は室温の空気)を
吹きつけて強制的に冷却して紡出糸を室温まで降温する
ことである。
一方他方の群の紡出糸条は〔該ポリエステルのガラス転
移温度(tg)+40℃〕以下、好ましくは(tg−2
0°G)〜(tg−)−20℃)の温度まで冷却する。
ここでポリエステルのガラス転移温度(tg)は、米国
特許第2556295号明細書に記載の方法により測定
される値をいい、無定形ポリエチレンテレフタレートの
tgは約70℃である。
この群の冷却は、上記通常の冷却のみを行う群のそれと
別個に行ってもよいが、設備面から同一の冷却装置を使
用するのが好ましい。
該紡出糸の冷却温度が(tg+40°C)よりも高い場
合には後続の加熱雰囲気による熱処理中での伸長が不均
一になるため、製品糸の糸斑が大きく、染斑も悪化する
本発明によれば、上記のごとく冷却された他方の紡出糸
群を引続き加熱雰囲気中に導入し、該雰囲気中を走行せ
しめることにより熱処理を行なうが、この際該処理空間
の雰囲気温度を11ト250℃、好ましくは120〜2
40℃とすることが必要である。
ここで言う雰囲気温度とは処理空間の内壁より1籠内側
で測定される雰囲気温度を指す。
この雰囲気温度が110°Cより低温では熱処理効果が
不十分であり、250℃より高温では処理中に単糸密着
や断糸が頻発する。
本発明者の実験結果によれば、紡糸引取速度が大きくな
るにしたがって雰囲気温度を高くするのが適当であり、
たとえば紡糸引取速度が、1500〜2600m/分の
場合には120〜200℃程度が好ましく、2600〜
4500m/分の場合には160〜240°C程度が好
ましい。
更に又熱処理条件として熱処理空間の長さが重要で80
〜200cfrLとする必要がある。
該長さが80crrL未満では熱処理効果が不充分であ
り、200CrI1以上では処理中に単糸密着や断糸が
頻光する。
処理空間の長さは上述の紡糸引取速度及び雰囲気温度と
の兼ね合わせで選定すべきであるが、紡糸引取速度に比
し比較的低温で長時間行うのが、製品糸の糸斑から望ま
しい。
更に又該加熱空間に導入される糸条は各単糸が互いに密
着しない程度に集束されているのが好ましい。
このため、紡糸口金直下の冷却ゾーンとそれに続く加熱
空間との間に適当なガイドを設けて紡出糸条を軽度に集
束するのがよく、このようにすると、紡糸工程における
断糸や繊度斑を大幅に減少させることができる。
ここで使用するガイドとしては直径0.5〜30αのリ
ング状ガイド好適であるが、U字形または■字形のガイ
ドを2個以上組合わせて使用することもできる。
前記ガイドは内部から適当な油剤(仕上げ剤)が浸出す
るようにして走行糸条とガイドとの摩擦による悪影響を
防ぐようにしてもよい。
また前記ガイドによる集束に代え、またはガイドによる
集束に加え、加熱区間の下方に気体旋回流による仮撚り
ノズル等を設け、紡出糸条に撚を加え、加熱部分の上端
が丁度冷却ゾーンと加熱区間との境に位置するようにし
てもよい。
本発明においては、上述した通常冷却のみを行った糸条
群と加熱熱処理を行った糸条群とを油剤処理を行う前も
しくは後で同時に集束し、一対のゴデツトローラーによ
って一定速度で引取られワインダーによって巻取られる
この際、紡糸引取速度は、1500〜45007′rL
Z分とする必要があり、特に1800〜4000m/分
が好ましい。
紡糸引取速度が1500711/分未満では熱処理を施
す糸条群の前記加熱雰囲気による熱処理の効果がほとん
ど認められないはかりでなく紡糸調子が悪化する。
一方4500 m/分を超えると前記の熱処理を行なっ
ても糸条の性能の向上が認められない。
尚巻取前に糸条に気体撹乱流又は旋回流を作用させて、
各糸条群が充分混繊し、一束のマルチヤーンとして集束
させるのが好ましい。
上述の如き本発明方法によれば、通常冷却のみを行った
糸条群は1強度1.4〜3.59/de、伸度360〜
80%、複屈折率0.01〜0.08の性能を示し、一
方加熱熱処理を行った糸条群は、強度1.8〜4.5
g/ de、伸度250〜50%、複屈折率01025
〜0.120の性能を示す。
従ってこれら糸条群を紡糸巻取速度の適切な選定により
、極めて良好な紡績糸様ウーリー糸を得る原糸とするこ
とが可能である。
上記糸条群は充分な配向度を有するために、これら未延
伸糸群に同時的な延伸仮撚加工を施すことによって、末
延伸繊維から一挙(こ紡績糸様嵩高加工糸を製造するこ
とが可能であり極めてコスト的に有利である。
延伸仮撚加工する場合は繊維の複屈折率に応じて1.1
5〜1.9倍の範囲内で延伸倍率を選定し旦つ次式で定
義される撚係数αを0.7〜1.0に調整〔ここでKは
撚数(t/m)、Deは延伸仮撚後の繊度(de )
) 更に又ヒータ一温度を150〜240°Cの範囲で適宜
選定することにより、極めて良好な紡績糸様嵩高糸とす
ることができる。
次に本発明の実施例を詳述する。
実施例 1 極限粘度が0.64のポリエチレンテレツクレート(融
点261℃、tg68℃)のチップを288℃で孔径0
.35mmφ、孔数30の2個の紡糸口金から押し出し
紡糸口金とその下方1.Omの区間において紡出糸に対
し約25℃の空気を横方向から吹き付けて、一方の糸条
群を通常の冷却のみを行い、他方の糸条群を70°Cま
で冷却した後、直径15mmのリング状ガイドによって
集束し引続き長さ150crrLの加熱筒内へ導入して
該筒内に形成される加熱雰囲気中を通過せしめ、紡糸口
金の下方3.0mの位置で各糸条群を合体し、その後オ
イリングローラ−により仕上げ剤を付与し、一対のゴデ
ツトローラーで引取って、気体撹乱流で各糸条群を充分
混繊しワインダーにより2500 m/mmの速度で捲
取った。
通常あ冷却のみを行った糸条は、強度2.0g/de、
伸度220係、ヤング率310 kg/mm2△nO,
027゜比重1.3445、節水収縮55%の性能を示
した。
一方加熱熱処理系条群は、加熱筒内の雰囲気温度の変化
に伴い第1表の如き性能を示した。
実験A2の末延伸繊維をスフラッグ社製C312=60
0型延伸仮撚加工機に供給しヒータ一温度210°C(
ヒーター長100cIrL)、撚係数0.95で延伸と
同時に仮撚加工を行い4係のオーバーフィードで巻取っ
た。
このとき、延伸倍率変化1・こ伴う加工糸の特性は第2
表の通りである。
実験例 2 実施例1において、冷却区間を1.3m、加熱雰囲気1
70crrL紡糸巻取速度を3500 m/vbmとす
る以外は全く同様に行った。
通常の冷却のみを行った糸条群は強度2.7Vde伸度
138係、−ヤング率420 kg/mm”、△nO,
0494、比重1.3480、潜水収縮57,8係の性
能を示した。
一方、加熱熱処理系条群は加熱筒内の雰囲気温度に伴い
第3表の如き性能を示した。
実験A9の未延伸繊維を実施例1のヒータ一温度を22
0℃以外は全く同様に加工した、延伸倍率に伴う特性は
第4表の通りである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 紡糸口金より溶融吐出されたポリエステル紡出糸を
    2群に分け、一方の群の紡出糸は通常の冷却のみ行い、
    他方の群の紡出糸は〔該ポリエステルのガラス転移温度
    (tg)+40°C〕よりも低い温度に冷却し引き続き
    110〜250℃の温度に保持された長さ80〜200
    cfrLの加熱雰囲気中を走行せしめた後、両方の紡出
    糸を1500〜4500m/分の速度で同時に巻取るこ
    とを特徴とする紡績糸様ウーリー糸用原糸の製造方法。
JP5865075A 1975-05-19 1975-05-19 ポリエステルケイセンイノセイゾウホウホウ Expired JPS5819769B2 (ja)

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JP5865075A JPS5819769B2 (ja) 1975-05-19 1975-05-19 ポリエステルケイセンイノセイゾウホウホウ

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JP5865075A JPS5819769B2 (ja) 1975-05-19 1975-05-19 ポリエステルケイセンイノセイゾウホウホウ

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JPS51136920A JPS51136920A (en) 1976-11-26
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JP5865075A Expired JPS5819769B2 (ja) 1975-05-19 1975-05-19 ポリエステルケイセンイノセイゾウホウホウ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5580523A (en) * 1978-12-07 1980-06-17 Teijin Ltd Production of feed yarn for spun-like crimping
GB2101522B (en) * 1981-01-26 1984-05-31 Showa Denko Kk Producing high tenacity monofilaments

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JPS51136920A (en) 1976-11-26

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