JPS5819481B2 - 耐熱性及び耐水性の鋼鉄補強タイヤ - Google Patents

耐熱性及び耐水性の鋼鉄補強タイヤ

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JPS5819481B2
JPS5819481B2 JP54109257A JP10925779A JPS5819481B2 JP S5819481 B2 JPS5819481 B2 JP S5819481B2 JP 54109257 A JP54109257 A JP 54109257A JP 10925779 A JP10925779 A JP 10925779A JP S5819481 B2 JPS5819481 B2 JP S5819481B2
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JENERARU TAIYA ENDO RABAA CO ZA
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、芳香族トリアゾール及び任意に有機コバルト
化合物き組合わされたゴム組成物に加硫によって結合さ
れる真ちゅうメッキされたタイヤコードに関する。
鋼鉄コードで強化されたタイヤの品質は、とりわけ熱と
湿分にさらされる時には、鋼鉄とゴムととの間の接着に
よって影響される。
一つの問題は、コード上の真ちゅうのメッキが銅イオン
を開放し、これがゴムの劣化の触媒となる点である。
もう一つの問題は、湿分のために鋼鉄コードか腐食し、
腐食された界面でゴムがよく接着しないことである。
鋼鉄コード上の腐食量は、タイヤのトレッドつけ直し能
力に影響し、また使用中のタイヤの層剥離を起しうるこ
とである。
さびの問題を避けるために、種々の手段が試みられた。
これには次のようなものが含まれる。１）鋼鉄コードの
間隔を広く取り、一つのコードから次のコードへさびか
広がらないようにする。
２）コード周辺のゴムの凝着強度を下げて、ゴムかコー
ドから引張り離れる前に内部でゴムか破壊するようにす
る。
３）真ちゅうメッキされた鋼鉄コードを次のもので被覆
する。
ａ）ベンゾトリアゾールの鉱油溶液。
ＣＡ（ケミカルアブストラクト）８０巻６０８３６（１
９７４年）。
ｂ）トリアゾール蒸気。
ベルギー特許第８４９．９２９号。
及びＣ）溶融トリアゾール。
ベルギー特許第８４９．９２８号。
また、１，２．３−ベンゾｌ−ＩＪアゾールを含有する
スチレンブタジェン共重合体で銅合金を被覆すると、接
着性が改良されることも知られている。
ＣＡ６６巻８６７６７Ｃ（１９６７年）。
芳香族トリアゾール処理された真ちゅうメッキ鋼鉄コー
ドは水に浸した時に、すぐれた耐腐食性を示したが、こ
の結果はゴムの性能にまでは外挿されなかった。
鋼鉄コードとゴム間の接着は湿気を伴うエージングで著
しく低下した。
本発明は、芳香族トリアゾール０．１ないし３．０ｐｈ
ｒが鋼鉄コード周辺のゴム中に取入れられると。
鋼鉄コードの腐食が大巾に減少され、また鋼鉄コードと
ゴムとの間の結合強度は湿気下のエージングで初期の値
近くにとどまる、との発見に基づいている。
更に、芳香族トリアゾールと共に０．１ないし５．０ｐ
ｈｒの有機コバルト化合物が存在すると初期接着及び湿
気下で老化をさせられたときの接着性が更に改良される
ことが発見された。
用語［ｐｈｒＪ はゴム１００質量部当りの質量部の
ことである。
図面は、種々の水準の種々のトリアゾール類とコバルト
接着促進剤を使用して得られた初期及び老化後の接着を
示す棒グラフである。
好ましいトリアゾール類はベンゾトリアゾール及びトリ
ルトリアゾールで、いずれも商業的に入手できる。
２’、 ３’： ４ 、５ナフトトリアゾール１ｆ２’
： ４ 、５ナフトトリアゾールも実施可能と考えられ
る。
構造及び製法については、バイルシュタイン（Ｂｅ１ｌ
ｓｔｅｉｎ） ２６巻７２頁１１７とＩＩ ３８を参照
のこと。
Ｃ−メチル及びＣ−エチル誘導体類は酸媒体中で対応す
るジアミン類と亜硝酸ナトリウムから製造できたと考え
られる。
好ましいコバルト接着促進剤はマノボンド（Ｍａｎｏｂ
ｏｎｄ ） Ｃ−１６で、これは式（Ｒ−ＣＯ□−ＣＯ
−０）３Ｂの化合物を含有する。
式中Ｒは平均して２１個の炭素原子をもつ分枝状炭化水
素基であり、その炭素原子のうち５個はメチル基中にあ
る。
マノボンドＣは１６質量楚“のコバルトを含有する。
６〜２４個の炭素原子をもつ脂肪酸及びナフチネート類
を含むコバルト石けんのような、コバルトを含有するそ
の他の接着促進剤も使用できる。
例としては、ナフテン酸コバルトとステアリン酸コバル
トがある。
しかし、コバルト石けんは、マノボンドＣを使用して得
られるものと同じくらい一貫した結果を与えない。
基本的に本発明の一つの面として竹許請求されているこ
吉は、真ちゅうメッキされた鋼鉄コードに対するゴムス
キム原料の接着を著しく改善するための、十分な量の芳
香族トリアゾールと組合せた十分な量の有機コバルト接
着促進剤である。
鋼鉄コード周辺のゴム中のもう一つの成分は酸化防止剤
である。
酸化防止剤は真ちゅうでメッキされた鋼鉄コード周辺の
スキム原料中に通常存在する。
好ましい酸化防止剤はアミン型のものであり、サントフ
レックス１３酸化防止剤（Ｎ−（Ｌ３−ジメチルブチル
）Ｎ′−フェニルｐ−フェニレンジアミン）及びフレキ
サミンＧ（複合ジアリールアミン−ケトン反応生成物６
５％°とＮ’、Ｎ′−ジフェニルｐ−フェニレン−ジア
ミン３５％°の酸化防止剤）を包含する。
次のスキム原料が処方された。
表中に記載された種々の水準のトリアゾールとコバルト
接着促進剤が加えられ、真ちゅうメッキされた鋼鉄コー
ドへの接着か測定された。
コバルト接着促進剤は前述のマノボンドＣ−１６であっ
た。
接着試験はコードをゴム試料中に埋め込み、コードを引
っ張り出すのに要する力を測定することを含んでいた。
５／８インチ（１，６ｃＩｆＬ） Ｘ１７２インチ（１
，２ｃｒＩＬ）で長さ９１インチ（２４，１ｃＩｒＬ）
（７）試料が１／２インチ（１，２ｃＩｆＬ）の間隔で
置かれた５／８インチ（１，６ｃｒｆＬ）埋め込まれた
コードを有していた。
複合物を３０７Ｆ（１５２°Ｃ）で３０分硬化させた。
コード８本を引っ張った。
次に残りの試料を２００ Ｆ（９４℃）で９５％°よ
り大きい湿度で１２時間老化させ、更にコード８本を引
っ張った。
コードは太さ０．０６５インチ（１，６闘）であり、直
径０．００７９インチ（０，０２０ｍｍ）のフィラメン
ト４本の束７本からなるものであった。
各対の左側の棒線は老化していない接着を表わし、各対
の右側の棒線は湿気下老化させた接着を表わす。
スキム原料で被覆する前に、真ちゅうメッキされたコー
ドへ上記トリアゾールを直接に適用しようとする試みは
、高湿度加熱老化で腐食を効果的に阻止しなかった。
上の標準カーカススキムコンパワンド中に、トリルトリ
アゾール０．７５部及びマノボンドＣ−１６（１，１部
）を使用して、トラック用タイヤをつくった。
真ちゅうコードにスキム原料を適用した。そのほか、ス
キム原料の細片を真ちゅうメッキされた鋼鉄コードの切
断切れ端の端の上に折り重ねた。
タイヤに水１クォート（９００ＣＣ）を加えた。タイヤ
を３０，０００マイル走行させた。
タイヤ１本は鋼鉄対ゴムの接着以外の理由で使用不能と
なった。
タイヤ２本を切開して研究した。残りのケーシングは更
に試験するためトレッドつけ直しをした。
使用不能となった１本以外のタイヤ全部は良好な状態に
あるように見えた。
トレッドつけ直しをしたタイヤのうち、真ちゅうコード
腐食の徴候を示すものはなかった。
【図面の簡単な説明】
図面は種々の水準の種々のトリアゾール類さコバルト接
着促進剤を使用して得られた初期及び老化後の接着を示
す棒グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ ゴム、充填剤、硬化剤、真ちゅう対ゴムのコバルト
    以外の結合剤、硬化促進剤、カーボンブラック及び酸化
    亜鉛を含有する乗物用突気タイヤにおいて、鋼鉄コード
    周辺のゴム中に０．１ないし３．０ｐｈｒの芳香族トリ
    アゾールを存在させることを特徴とする、真ちゅうメッ
    キされた鋼鉄コードで少なくとも部分的に補強されたタ
    イヤ。 ２ 更にトリアゾールがベンゾトリアゾール及びトリル
    トリアゾールからなる群から選ばれることを特徴とする
    特許請求の範囲第１項のタイヤ。 ３ コバルトを含有するゴム対真ちゅうの接着促進剤０
    ．１ないし５ｐｈｒか鋼鉄コード周辺のゴム中に存在す
    ることを更に特徴とする、特許請求の範囲第１項のタイ
    ヤ。 ４ 接着促進剤が式（Ｒ−ＣＯ２−Ｃｏ−０）３ＢＣ式
    中Ｒは平均１８〜２２個の炭素原子をもつ分枝状炭化水
    素鎖である〕をもつことを更に特徴とする、特許請求の
    範囲第３項のタイヤ。 ５０．１ないし５．０ｐｈｒの酸化防止剤か鋼鉄コード
    周辺のゴム中に存在する場合の、特許請求の範囲第３項
    のタイヤ。
JP54109257A 1978-10-30 1979-08-29 耐熱性及び耐水性の鋼鉄補強タイヤ Expired JPS5819481B2 (ja)

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