JPS58194538A - エンボス離型材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は化粧板、特に重量８０ｇ／ｍ前後の含侵紙を用
いる高圧メラミン化粧板、低圧メラミン化粧板、ジアリ
ルフタレート（グノプ）化粧板などの通常加熱平圧プレ
スによって製造する化粧板に関係するものである。化粧
板製造工程の中で表面の塗膜を形成する際に、その塗膜
形成面ｈｃ離型材を東ねて、その表向に形成さｆｌ、−
Ｃい七：・のとは逆の形状の入面状態を塗膜表面σこ再
１）ｌｆる、いわゆるエンボスと称される手法が用いら
れている。

離型材〈り′用いる化粧板の代表側としては、手軽に製
造できるフィルム法によるポリエステ／Ｌ化粧板が一般
的ではあるが、塗膜が形成されるまでむま圧力を必安ど
しない。７′ＫＫ、Ｍ記した高圧メラミン化粧板べ〕低
圧メラミン化粧板などの高い？＆Ｒ１４と圧力を必要と
する化粧板は離型相としてステンレｊ３、クロームメッ
キ板、ジュラルミン板など力１用いられる。−これらの
離型材は安定で繰返し使用が可能である代りに高価でも
ある。その他の離型材としては合成樹脂積層板又は合成
樹脂フィルム、アルミニウム箔など数多くがある。

特に合成樹脂の積層板は、エンボス形状が比較的簡易に
形成できろ事、メラミン化粧板の製造装置を利甲してエ
ンボス離型４’、ｌ”Ｙ作成する車力１可能であるから
、各社とも優れた技術で商品化して（・る。金属製の離
型材によってエンボス形状を付与す場合は、エツチング
、サンドブラスト、サンタ゛−１彫刻などがル、るが、
いずれも高価である事、エンボスパターンによって商品
の市場性がノイー右さレル場合が多いθ）で、エンボス
パターンを決定する際のリスクは少ない程良（・０この
ような事を背衆として、技術的には歴史を持つ金属製の
エンボス板には普及しに（い条件があったといえよう。

ラワン合板、・・−トポ−ドなどの基材に直接熱圧でも
って積層して化粧板を製造する方法である。

特にパーチクルボートを製造すると同時に表裏の化粧が
可能な製造システムを採用して製造している大昭和パル
プ株式会社のユニボードは低圧メラミン化粧板の中でも
合理的な製造方法と見・える、同システムはヨーロッパ
で開発されたものであるが、厚みの精度が高く、通常バ
ーチクルボーげを製造した後にドラムサングーによる厚
み規制を行う必要がないから、同時に表裏の化粧を行っ
ても支障ないものとなっている。

ユニボードのシステムとしての欠点の一つニ離型拐（鏡
面板）がある、熱圧型り化粧板を製造するシステムに共
通する事だが、離型材の傷付防止は大きな管理￥−ｓ？
トとしてあげられる。特にユニボードの製造サイズは、
巾６尺、長さは１２尺で′あり、離型材はかなり高価な
ものであるから、こノ離型材にエンボス形状を付与する
となると非現実的なものとなる。

本発明はこれらの熱圧型化粧板の製造工程に負担のかか
らない条件でエンボス形状を有する熱圧型の化粧板を得
る事に関するものである。

即ち、重量２５９　／　ｍ前後の薄葉紙の表面Ｋ、固形
分の高い耐熱性を有するインキを用いてエンボスパター
ンを盛り上げ印刷し、印刷機上で十分に乾燥した後に一
旦ロールとして巻取る。次に、エクストルーダーで耐熱
性と離型性を有する合成樹脂を盛り上げ印刷面の全面に
連線的に被覆するのである。これによって凹凸模様を有
する離型７−トができあがる。盛り上げ印刷を行う基材
は、表面の平滑性の高３いもの程良く、紙を用いる場合
は比重が７以下の十分キャレ／ダーがかかつている！１ 物が良い。又印刷基材の自然のテクスチャー感を生かす
ものなら、紙抄造時の肌を意識して利用する事も、でき
る。印刷基材としては紙に限らず合成樹脂フィルムを用
いても良く、アルミ箔などの単体又は紙とアルミニウム
などの複合材を用いても支障なく、肝要なことは、盛り
上げ印刷した後に離型性を有する合成樹脂被膜をエクス
トルーダーによって作る事にある。この方法によれば、
広巾のグラビア印−り機及び広巾のエクストルーダーが
あれば任意のエンボス模様を得る事ができるし、ロール
で保管する事ができるから経済的でもある。

本発明はエンボス離型材の製造方法に関するものである
が、他の類似のエンボス離型材と比較して次のような利
点を有する。

１）ポリエステルフイルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリカーホ゛ネートフィルムナトにエンボスパーンによ
って型付けしたものに比べて安価であり、実際の使用に
際して／ワの発生やエアーの巻き込みがない。

２）光沢が自由に選べる。

３）必要な時Ｋｌ由に取り出せる。

４）広ｌＪサイズで生産する事ができろ。

盛り上げ印−１１用のインキとしては、エポキシ系樹脂
、ウレタン系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ポリニス
フル系樹脂、エマルジョンタイプのアクリル系樹脂、酢
酸ビニル系樹脂等が艮い。又、このインキ中に着色顔料
を添加しておいて凹凸形状を明確に、することもできる
。更には、前述の各樹脂に発泡剤を添加して盛り−Ｆげ
効果を向トさせる事もできるが、この場合は発泡剤の分
解温度が限定されることを考Ｖｌする必要がある。

表面ＦＣｉ７覆する樹脂は１．ポリプロピレン系樹脂、
ポリエステル系樹脂等が使用できる。又、これらの樹脂
の中に無機の体質顔料を混入して樹脂の表面の光（Ｒを
調節することができる。

〔実施例〕

一重量２ろ１９／ｄ、巾２，０００陥の薄葉紙の表面に
、固形分７０％、粘度３００　：：　ｌ’　、；のエボ
キン樹脂を、板床６０１１のグラビア版で木目の導管溝
模様を盛り一ヒげ印刷し、１５０℃で６０秒間乾燥して
巻き取った。

次に、前記の巻き取った印１間紙をＩｌＦ　２，０００
順のエクストルーダーにセットし、盛り一ヒげ印’＋Ｉ
！ｌｌ面に体質顔料を３チ混合したポリプロビレｙｌｆ
ｒｊ脂ｆ；ｒ：２゜μの厚さに全面に連続的に被覆して
エンボス離型材を得た。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法によって得られるエンボス離型材の一
例を示す断面図である。 （１）・・・紙　　　　　　（２）・・・盛り上げ印刷
層（３）・・・離型性合成樹脂層 特許出願人 凸版印刷株式会社 代表者鈴木和夫

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙又は合成樹脂フィルムの上に任意の絵柄模様を盛上げ
   印刷した後に、盛上げ印刷を施した上全面に離型性を有
   する合成樹脂をエクストルーダーによって被覆すること
   を特徴とするエンボス離型材の製造方法。