JPS5819353Y2 - 容積形回転圧縮機の容量調整装置 - Google Patents

容積形回転圧縮機の容量調整装置

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JPS5819353Y2
JPS5819353Y2 JP7795979U JP7795979U JPS5819353Y2 JP S5819353 Y2 JPS5819353 Y2 JP S5819353Y2 JP 7795979 U JP7795979 U JP 7795979U JP 7795979 U JP7795979 U JP 7795979U JP S5819353 Y2 JPS5819353 Y2 JP S5819353Y2
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JP
Japan
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valve
pressure
cylinder
piston
cylinder chamber
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JP7795979U
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JPS5631679U (ja
Inventor
和夫 久保
皓 松井
Original Assignee
株式会社神戸製鋼所
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、吸気の閉鎖と吐出圧力の大気への開放とを同
時に行なう容積形回転圧縮機の容量調整装置に関し、詳
しくは、圧縮機が完全に停止している場合でも別設の圧
力源を必要としない容量調整装置に関するものである。
この種容量調整装置は、例えば特公昭46−5093号
、実開昭52=28711号の如く種々提案されており
、まずこの従来技術について第1乃至第2図に基いて説
明する。
第1図に示す装置にあっては、シリンダ室Bにはピスト
ン7に作用させるは゛わ12か゛おさめられており、こ
の室Bは導管13により吸気閉鎖弁4の後流がわにおけ
る吸込口14に接続され、導管15により四方切換弁9
に接続されている。
他方のシノンダ室Aは導管16により四方切換弁9に接
続されている。
ガス人口2には導管17を介して三方弁18が連結され
ており、三方弁18は導管19により四方切換弁9に、
導管20により圧縮機1に接続されている。
ばね12は常に吸気閉鎖弁4が閉じた状態になるような
働きをする。
したがって、圧縮機1の起動時などの圧力源がない場合
でも、無負荷で起動できる。
この状態から、圧縮機が運転されると、吸込口14は真
空になり、シリンダ室Bも導管13を通して真空となる
シリンダ室Aは導管16と四方切換弁9の切換え通路C
を通して導管15に接続しており、シリンダ室Bと同様
に真空になる。
負荷運転に入りたいとき、または容量調整を行ないたい
ときには、四方切換弁9をDの状態に切換える。
それにより、導管16は導管19につらなり、三方弁1
8および導管17を通して大気圧の入口2につらなる。
したがって、シリンダ室Aは大気圧でシリンダ室Bは真
空となるから、ばね12にさからってピストンロッド6
が移動させられ、吸気閉鎖弁4が開かれるとともに吐出
圧力開放弁5が閉じられる。
すなわち、負荷運転に入ることか゛できる。
しかし、吸気閉鎖弁4が開くと、吸込口14の圧力は入
口2の大気圧と同一になるゆえ、三方弁18を切換え、
導管19と導管17との連通が断たれ、導管20と導管
19とがつらねられる。
導管20は圧縮機1の中間段に通じており、吸込口14
の圧力より高いので、吸気閉鎖片4が開放、吐出圧力開
放弁5が閉鎖の状態である負荷運転が続けられる。
第2図に示す装置にあっては、シリンダ8のシリンダ室
Aは導管21により、シリンダ室Bは導管22により四
方切換弁9に接続されている。
一方、四方切換弁9は導管23により吸込口14に、導
管24により圧縮機1のケーシング28のビルトイン圧
力取出し口25に接続されており、該ビルトイン圧力取
出し口25は第2図すに示す如く圧縮機1の吐出ポート
26よりロータ27の吸入端Sがわのビルトイン圧力が
得られる位置にある。
今、ビルトイン圧力比をrとし、吸込圧力(吸込口14
の圧力)をPs、ビルトイン圧力(ビルトイン圧力取出
し口25の圧力)をPrとすれば、Pr = rPsで
゛ある。
ここでr>1で゛ある。ビルトイン圧力取出し口25を
さらに吸入端Sに近づけてもその圧力はPrよりは小さ
くなるが、やはり内部圧縮のため吸込口圧力Psより高
い圧力が得られる。
したがって、シリンダ室Aの圧力はPsであり、シリン
ダ室BはrPsでPsより高く、無負荷状態を保つこと
ができる。
また、起動時に吸気閉鎖弁4が開かれていても四方切換
弁9がCの位置にあれば、直ちに該弁4は間しる方向に
働き、無負荷の状態になる。
圧縮機を負荷運転にはいらせるときには、四方切換弁9
を適宜の手段によりDの状態に切換える。
そうすれば、シリンダ室Aの圧力はrPs、シリンダ室
BはPsとなり、同圧力の差rPs−Psによりピスト
ン7は図中左方向に移動する。
すなわち、吸気閉鎖弁4が開かれ、吐出圧力開放弁5が
閉じられて負荷運転にはいる。
上述せる従来技術にあっては、いずれも弁4が螺形弁で
あり、該螺形弁の開閉装置としてはリンク機構をとらざ
るを得す、構造上複雑になってしまう。
そこで前記弁4をそれぞれ第3図、第4図に示す如くピ
ストン7と直結の弁とすれば、複雑なリンク機構は不要
となるが、弁4前後の差圧による力がピストン7に作用
するため、第1乃至第2図の構造をそのまま用いるのは
不利である。
即ち、無負荷運転時、第3図のものでは切換弁9がCの
状態にあり、A室とB室の圧力が等しいため弁4の前後
差圧による力をバネ12のみによってささえる必要があ
り、バネ12を大きくせざるを得す、かつそれに伴って
ピストン7の径も大きくする必要があり、装置が大形化
する。
又、第4図のものでは、無負荷運転時B室にはビルトイ
ン圧力rPs、 A室には吸込圧力Psが加わり、弁4
の前(空間2)は大気圧で後(空間14)は負圧である
ため、該負圧がある程度まで下がると弁4とピストン7
に働く力によって弁4が開いてしまい無負荷運転を維持
しえなくなる。
本考案は前述せる従来装置における問題点に鑑みてなさ
れたもので、簡単な構造で信頼性のある性能を発揮する
容量調整装置を提供することを目的とし、他の目的には
吸込圧力、大気圧、中間圧を有効に利用して吸込弁を開
閉させるピストン径を小さくシ、バネも小さなものです
ますことにより、コンパクトな装置を提供することにあ
る。
従って、本考案の特徴とするところは、シリンダ8を隔
壁8′で二室に分別してその一方のシリンダに大気開放
口を設ける他、吐出圧力を導入する配管11を接続し、
他方のシリンダにバネ12により、弾発支持されたピス
トン7でシリンダ室A、Bを形成し、該ピストン7のピ
ストンロッド6を前記シリンダ室A、B外に突出させ、
その一端に前記大気開放口を開閉する吐出圧力開放弁5
を設は他端に吸気閉鎖弁4を設け、吸気の閉鎖と吐出圧
力の大気への開放とを同時に行なう容積形回転圧縮機の
容量調整装置であって、大気圧又は人口圧を導く配管3
5と圧縮機内中間圧を導く配管33とを三方弁18を介
して接続し、該三方弁18の出側配管34を四方切換弁
9の入側に接続し、吸込口14内圧力を導く配管32を
該四方切換弁9の他の入側に接続する他、当該四方切換
弁9の出側配管30を前記シリンダ室Aに、他の出側配
管31を前記シリンダ室Bに接続したことを特徴とする
容積形回転圧縮機の容量調整装置である。
以下本考案を第5図に示す実施例に基いて詳細に説明す
る。
尚、図中第1乃至第4図と同じ符号をつけたものは同じ
ものもしくは相当するものを表わす。
8はシリンダで隔壁8′によって二室に分別されており
、その一方のシリンダには圧縮機1の吐出圧力を導入す
る配管11が接続される他、その導入された吐出圧力を
大気中に開放する大気開放口が設けられている。
他方のシリンダにはバネ12によつて弾発支持されたピ
ストン7が内蔵され、該ピストン7によりA、B二車の
シリンダ室が形成される。
6は前記ピストン7のピストンロッドでその両端はそれ
ぞれシリンダ室A、Bから突出しており、Aシリンダ室
側の先端には吸気閉鎖弁4が、Bシリンダ室側の先端に
は前記大気開放口を開閉する吐出圧力開放弁5を設けて
おり、吸気の閉鎖と吐出圧力の大気への開放とを同時に
行なうように構成している。
18は大気圧又は入口圧を導く配管35と圧縮機内中間
圧を導く配管33とを接続して、いずれか最大圧を導出
する三方弁で、その出側配管34は四方切換弁9の入側
に接続されている。
該四方切換弁9の他の入側には吸込口14内圧力を導く
配管32が接続されている。
一方、前記四方切換弁9の出側配管については配管30
は前記シリンダ室Aに、配管31はシリンダ室Bに接続
されている。
次に上記構成よりなる本考案の装置の作動について詳細
に説明する。
圧縮機1起動前、四方切換弁9はCの状態にあり、シリ
ンダ8のシリンダ室Aと圧縮機吸込口14とは導管30
.32を介して連通しており、吸込弁4はバネ12によ
り閉鎖している。
又、シリンダ室Bは三方弁18によって、大気圧もしく
はガス入口圧と圧縮機中間圧のいずれか高い方の圧力を
導管35もしくは導管36、又は導管33,34.31
を経て受ける。
圧縮機起動後、前記吸込弁4は閉鎖しているので吸込口
14及びシリンダ室Aは負圧となり、人口2と吸込口1
4との差圧により図中右方向に力をうけるが、シリンダ
室Bは少くとも大気圧もしくはガス人口圧となっている
ため、ピストン7はシノンダ室Aとシリンダ室Bの差圧
およびバネ12の力により図中左方向のより大きい力を
うけているため吸込弁4は移動することなく、従って無
負荷運転を続けることになる。
圧縮機を負荷運転にはいらせるときには、四方切換弁9
を適宜の手段によ)’11 Dの状態に切換える。
そうすれば、シリンダ室Aの圧力は少くても大気圧もし
くはガス入口圧となり、シリンダ室Bの圧力が負圧とな
り、この差圧によりピストン7は図中右方向の力をうけ
、吸込弁4に加わる力と共にバネ12のバネ力に打ち勝
ち吸込弁4を開放する。
該吸込弁4がある程度まで開くと、吸込口14の圧力は
ガス入口圧近くまで上昇するが、圧縮機1の中間圧も上
昇するため、三方弁18によってシリンダ室Aには中間
圧が加わり、吸込弁4を開放維持し負荷運転を続ける。
運転中に消費風量が減る等の理由で無負荷運転をしたい
場合には、適宜手段で四方切換弁9をCの状態にすれば
よい。
すなわち、運転中に四方切換弁9の切換操作によl’)
、0N−OFFの容量調整をすることができる。
更に他の実施例として第6図に示す如く、四方切換弁9
とシリンダ8との接続配管30.31中にオリフィスも
しくはニードル弁40を介装しても良く、該オリフィス
もしくは二ドル弁40を設けることにより無負荷から負
荷への所要切換時間をコントロールすることが可能とな
り、容量調整装置の作動をよりスムーズすることができ
る。
以上詳述したように、本考案に係る容量調整装置では、
他の圧力源を必要とせずに圧縮機の容量調整およびアン
ロード運転ができる他、三方弁を利用するため無負荷運
転から負荷運転への切換時、ピストン7に発生する差圧
が1−15以上であり、PSが小さくなれば大きな力が
得られ、従ってピストン径も小さくてすむことから装置
がコンパクトに構成できる等のすぐれた効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1.2,3.4図は従来の容量調整装置、第5図は本
考案の容量調整装置を示し、第6図は本考案の他の実施
例を示す図である。 1:圧縮機、2:ガス入口、3:吐出管、4:吸気閉鎖
弁、5:吐出圧力開放弁、7:ピストン、8ニジリンダ
、9:切換弁、11:バイパス管、12:バネ、14:
吸込口、30〜36:導管、18:三方弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ8を隔壁8′で二車に分別してその一方のシリ
    ンダに大気開放口を設ける他、吐出圧力を導入する配管
    11を接続し、他方のシリンダにバネ12により弾発支
    持されたピストン7でシリンダ室A、Bを形威し、該ピ
    ストン7のピストンロッド6を前記シリンダ室A、B外
    に突出させ、その一端に前記大気開放口を開閉する吐出
    圧力開放弁5を設は他端に吸気閉鎖弁4を設け、吸気の
    閉鎖と吐出圧力の大気への開放とを同時に行なう容積形
    回転圧縮機の容量調整装置であって、大気圧又は入口圧
    を導く配管35と圧縮機内中間圧を導く配管33とを三
    方弁18を介して接続し、該三方弁18の出側配管34
    を四方切換弁9の入側に接続し、吸込口14内圧力を導
    く配管32を該四方切換弁9の他の入側に接続する他、
    当該四方切換弁9の出側配管30を前記シリンダ室Aに
    、他の出側配管31を前記シリンダ室Bに接続したこと
    を特徴とする容積形回転圧縮機の容量調整装置。
JP7795979U 1979-06-07 1979-06-07 容積形回転圧縮機の容量調整装置 Expired JPS5819353Y2 (ja)

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JP7795979U JPS5819353Y2 (ja) 1979-06-07 1979-06-07 容積形回転圧縮機の容量調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5631679U JPS5631679U (ja) 1981-03-27
JPS5819353Y2 true JPS5819353Y2 (ja) 1983-04-20

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ID=29311417

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JP7795979U Expired JPS5819353Y2 (ja) 1979-06-07 1979-06-07 容積形回転圧縮機の容量調整装置

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JPH0712616Y2 (ja) * 1986-02-27 1995-03-29 基臣 松尾 窓の構造

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JPS5631679U (ja) 1981-03-27

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