JPH025116Y2 - - Google Patents

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JPH025116Y2
JPH025116Y2 JP1983025942U JP2594283U JPH025116Y2 JP H025116 Y2 JPH025116 Y2 JP H025116Y2 JP 1983025942 U JP1983025942 U JP 1983025942U JP 2594283 U JP2594283 U JP 2594283U JP H025116 Y2 JPH025116 Y2 JP H025116Y2
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pressure
valve
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compressor
cylinder
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JP1983025942U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アンロード運転とフルロード運転に
切換可能なロータリ圧縮機、往復動圧縮機等の容
量制御機能付圧縮機に関するものである。
近年のヒートポンプ機は、省エネルギーの見地
から補助ヒータを具えていない通称ヒータレスヒ
ートポンプ機が主流になつており、冷房時と暖房
時における必要能力に差があつて、それに使用さ
れている圧縮機は、必要能力の少ない冷房時には
アンロード(またはパーシアルロード)運転と
し、暖房時にフルロード運転をするのが通例にな
つており、シリンダの吐出口と吸入口の中間部に
開閉弁を有するバイパス穴よりなる容量制御機構
を設けて、アンロード運転の場合には、該開閉弁
の背圧を吸入圧にすることによりシリンダ内圧で
同開閉弁を開き、圧縮途上のシリンダ内のガスを
バイパスさせることによつてアンロード状態に
し、また、開閉弁の背圧を吐出圧に高めることに
よつてシリンダ内圧に抗して同開閉弁を閉じ前記
バイパス流を止めてフルロード運転状態にする機
構になつている。
従来の前記容量制御機構付圧縮機の代表的な応
用例は、第1,2図に示すように圧縮機1、吐出
管2、凝縮機3、キヤピラリチユーブ4、蒸発器
5、吸入管6等からなる装置において、ロータを
内蔵したシリンダ10、吐出弁11aを有する吐
出室11、吸入室12、仕切板13等からなる圧
縮機1に、シリンダ10内の圧縮途上のガスを吸
入側へバイパスさせる開閉弁15と弁押え16を
有するバイパス穴14、およびバイパスガス溜1
7を設けるとともに、吐出管2とバイパスガス溜
17間に電磁弁9aを有する吐出圧導入管7を設
け、かつバイパスガス溜17と吸入管6間に電磁
弁9bを有するバイパス導出管8′,8を設けた
容量制御機構を付設した構成とし、仕切板13を
基準としたバイパス穴14位置のクランク角度θ
を変えることによつて容量制御率を変えることが
でき、クランク角度θを大きくすると容量制御率
を大きくできる構造になつている。なお、第2図
における図示19は下部軸受、20はバイパスガ
ス溜17を形成する蓋であつて、同図のバイパス
穴14は実質的にシリンダ10内へ連通され、ま
た、第1図のバイパス穴14、バイパスガス溜1
7およびバイパス導出管8′の部分は、図示の都
合上から構成明確化のために形式化したものであ
る。
しかし、従来の前記容量制御機構付圧縮機にお
いては、クランク角θとシリンダ内圧pとの関係
が、第3図に示すように例えばクランク角200゜に
おいてシリンダ内圧pと吐出圧aが等しくなり、
その等しくなるクランク角は吐出圧aが低いほど
また吸入圧bが高いほど小さくなるとともに、そ
の逆の場合は大きくなつて、圧縮機のフルロード
運転の場合には、電磁弁9a側のみを開き、吐出
圧導入管7によつて吐出圧aをバイパスガス溜1
7内へ導入し、シリンダ内圧pに抗し開閉弁15
を閉じてバイパス流を止める構造になつている
が、第3図に示すように吐出圧aがシリンダ内圧
pと略等しくなるクランク角200゜付近において
は、フルロード運転に際し、シリンダ内圧pが一
時的に吐出圧aよりも高くなることがあり、開閉
弁15の浮上りを生じフルロード運転が不安定と
なり、容量制御範囲が制限される欠点がある。
本案は、従来の容量制御機構付圧縮機における
前記のような欠点を解消する考案に係り、開閉弁
を有するバイパス穴によつてシリンダ中の圧縮途
上のガスをバイパスさせる容量制御機構を具えた
圧縮器において、該圧縮器の吸入圧あるいは吐出
圧が切換え負荷される前記開閉弁の背圧側に、該
開閉弁に当接する押棒と、該押棒と一体で同押棒
より大径のピストン部とからなる押動部材をリテ
ーナ内に嵌挿して摺動自在に設け、該押動部材の
ピストン部の両側に、一方に吸入圧を付加したと
き他方に吐出圧を、又一方の吐出圧を付加したと
き他方に吸入圧をそれぞれ付加する加圧機構を設
けた点に特徴を有するものであつて、フルロード
運転時に容量制御機構の開閉弁へ負荷する背圧を
高めることにより、フルロード運転を安定させて
容量制御性能、その信頼性を向上させた容量制御
機構付圧縮機を供する点にある。
本案は、前記の構成になつており、圧縮機の吸
入圧あるいは吐出圧が切換え負荷されるバイパス
穴中の開閉弁の背圧側に該開閉弁に当接する押棒
と、該押棒と一体で同押棒より大径のピストン部
とからなる押動部材をリテーナ内に嵌挿して摺動
自在に設け、該押動部材のピストン部の両側に、
一方に吸入圧を付加したとき他方に吐出圧を、又
一方の吐出圧を付加したときに吸入圧をそれぞれ
付加する加圧機構を設けたので、前記開閉弁に吐
出圧を背圧として負荷させたフルロード運転時に
は、加圧機構によつて押動部材へ付加される前記
吐出圧と吸入圧との差圧相当の作動圧が前記開閉
弁へ付加されることになつて、吐出圧とシリンダ
内圧とが略等しくなるバイパス穴のクランク角に
設定してもその開閉弁の閉体勢が安定されバイパ
ス流が完全に阻止されたフルロード運転となり、
容量制御性能およびその信頼性が著しく向上され
る。
以下、本案の実施例を図示について説明する。
第4図、第5図に本案の一実施例を示してお
り、第4図は第2図における−部分相当の断
面図であつて、図中10は図示省略したロータを
収容したシリンダ、19は下部軸受、20はバイ
パスガス溜27を形成した蓋、24は第2図の1
4に相当するシリンダ10内部に連通したバイパ
ス穴、25は第2図の15に相当するバイパス穴
24に開閉自在に配設された開閉弁、27は第2
図の17に相当する開閉弁25の背圧側となるバ
イパスガス溜であつて、本実施例においては、前
記開閉弁25の背圧側即ちバイパスガス溜27内
に、開閉弁25の収容室30a、小径孔30b、
小径孔30bに連通したシリンダ30cおよび連
絡孔30d,30dを有するリテーナ30を嵌装
し、該リテーナ30におけるシリンダ30c内の
ピストン31aとそれに連設され小径孔30bを
経て開閉弁25に当接する押棒31bとからなり
同開閉弁25の背圧側に配置された押動部材31
を設けるとともに、リテーナ30のシリンダ30
cの奥部(図示上部)に連通した導圧孔32を設
け、さらに、前記導圧孔32に導圧管35を連結
し、前記バイパスガス溜27にバイパス管28を
連結して、前記バイパス管28は、バイパスガス
溜27および連絡孔30d,30dを介しリテー
ナ30内の収容室30aおよびシリンダ30cへ
連通されている。
また、前記バイパス管28は、図示省略した電
磁弁、配管等を介して第1図に示した吸入管6ま
たは吐出管2側へ切換え連通され、吸入圧bまた
は吐出圧aとなり、一方、前記導圧管35は、図
示省略した電磁弁、配管等を介して、前記バイパ
ス管28内が吸入圧bの場合は吐出圧aにまた前
記バイパス管28内が吐出圧aの場合には吸入圧
bに逆に切換えられる構成になつているので、バ
イパス管28側に吸入圧bになると、バイパスガ
ス溜27を介しリテーナ30の収容室30aとシ
リンダ30cの下部が同じ吸入圧bになり、他方
の導圧管35側は吐出圧aとされ、導圧孔32を
介しシリンダ30cの奥部側即ちピストン31a
の図示上側が同じ吐出圧aになるため、この場合
には、ピストン31aの直径をDとし、押棒31
bの直径をdとするとき、押動部材31への作動
力が(a−b)π/4(D2−d2)になつて、該押動 部材31は図示下方へ動かされ即ち開閉弁25か
ら離れるようになり、開閉弁25が吸入圧bの背
圧に抗しシリンダ内圧pによつて極めて容易に開
かれ、シリンダ10内の圧縮途上のガスが、収容
室30a、連絡孔30d、バイパスガス溜27、
バイパス管28および第1図に示すようなバイパ
ス導出管8を介し吸入管6側へバイパスされるア
ンロード運転になるとともに、バイパス管28が
吐出圧a側に切換えられると、収容室30aおよ
びシリンダ30c内が同じ吐出圧aになるととも
に、他方の導出管35側が吸入圧bへ切換えられ
導圧孔32を介しシリンダ30cの奥部側即ちピ
ストン31aの図示上側が同じ吸入圧bになるた
め、開閉弁25には高圧側の吐出圧aが背圧とし
て負荷されるとともに、押動部材31への作動力
が(a−b)π/4(D2−d2)になつて、つまり吐 出圧aと吸入圧bとの差圧相当の作動圧を押動部
材31へ付加し、前記とは逆に押動部材31を図
示上方へ即ち開閉弁25側へ動かす作動圧を付加
するようになり、前記開閉弁25に前記吸入圧p
とともに押動部材31から前記作動圧が負荷され
るため、吐出圧aとバイパスされるシリンダ内圧
とが殆んど同じになるバイパス穴24のクランク
角θに設定しても、開閉弁25が確実に閉じられ
フルロード運転が安定されて、容量制御性能およ
び信頼性が著しく向上される。
なお、バイパス管および導圧管へ吸入圧あるい
は吐出圧を導入する機構は、制御される電磁弁を
有する配管によつて容易に実施可能であつて、そ
の具体的な構成は、周知機構によつて種々の設計
になし得るものであるため、その詳細を省略して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヒートポンプ機の機構図、第2
図は第1図に使用されている従来の容量制御機構
付圧縮機の縦断面図、第3図は第2図の圧縮機に
おけるシリンダ内圧とクランク角の関係説明図、
第4図は本案の一実施例を示す第2図の−部
分相当の断面図、第5図は第4図のリテーナ部分
を示す斜視図である。 10……シリンダ、24……バイパス穴、25
……開閉弁、27……バイパスガス溜、28……
バイパス管、30……リテーナ、31……押動部
材、31a……ピストン、31b……押棒、32
……導圧孔、35……導圧管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉弁を有するバイパス穴によつてシリンダ中
    の圧縮途上のガスをバイパスさせる容量御制機構
    を具えた圧縮機において、該圧縮機の吸入圧ある
    いは吐出圧が切換え負荷される前記開閉弁の背圧
    側に、該開閉弁に当接する押棒と、該押棒と一体
    で同押棒より大径のピストン部とからなる押動部
    材をリテーナ内に嵌挿して摺動自在に設け、該押
    動部材のピストン部の両側に、一方に吸入圧を付
    加したとき他方に吐出圧を、又一方に吐出圧を付
    加したとき他方に吸入圧をそれぞれ付加する加圧
    機構を設けたことを特徴とする容量制御機構付圧
    縮機。
JP2594283U 1983-02-25 1983-02-25 容量制御機構付圧縮機 Granted JPS59131988U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2594283U JPS59131988U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 容量制御機構付圧縮機

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JP2594283U JPS59131988U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 容量制御機構付圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPS59131988U JPS59131988U (ja) 1984-09-04
JPH025116Y2 true JPH025116Y2 (ja) 1990-02-07

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ID=30156915

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JP2594283U Granted JPS59131988U (ja) 1983-02-25 1983-02-25 容量制御機構付圧縮機

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JP (1) JPS59131988U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735188A (en) * 1980-08-08 1982-02-25 Hitachi Ltd Capacity controlled compressor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5735188A (en) * 1980-08-08 1982-02-25 Hitachi Ltd Capacity controlled compressor

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JPS59131988U (ja) 1984-09-04

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