JPS5819306Y2 - 過給機付内燃機関における空気冷却器のドレン装置 - Google Patents
過給機付内燃機関における空気冷却器のドレン装置Info
- Publication number
- JPS5819306Y2 JPS5819306Y2 JP1977127634U JP12763477U JPS5819306Y2 JP S5819306 Y2 JPS5819306 Y2 JP S5819306Y2 JP 1977127634 U JP1977127634 U JP 1977127634U JP 12763477 U JP12763477 U JP 12763477U JP S5819306 Y2 JPS5819306 Y2 JP S5819306Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- air cooler
- partition plate
- water
- internal combustion
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は過給機付内燃機関に装備される空気冷却器のド
レン装置の改良に関し、該冷却器内において結露する水
分を有効に排除し得るようにしたものである。
レン装置の改良に関し、該冷却器内において結露する水
分を有効に排除し得るようにしたものである。
ところで過給機付機関においては、シリンダに供給され
る空気が過給機で加圧される際に熱せられるため給気管
上に空気冷却器が設置されるのであるが、該冷却器にお
いて空気が冷却されると水蒸気として含まれていた水分
が結露して冷却器内に溜ることになり、これがシリンダ
に侵入する等により種々の弊害を来たすのである。
る空気が過給機で加圧される際に熱せられるため給気管
上に空気冷却器が設置されるのであるが、該冷却器にお
いて空気が冷却されると水蒸気として含まれていた水分
が結露して冷却器内に溜ることになり、これがシリンダ
に侵入する等により種々の弊害を来たすのである。
そこで従来においては、該冷却器の底部にドレン孔を形
成し或はドレンコックを設けることが行われているが、
単にドレン孔を形成しただけでは過給機で加圧された空
気が逃げて給気圧が低下することになり、またドレンコ
ックを設けた場合は水が溜った際にその都度抜き取らな
ければ鉄水が再び空気に混入してシリンダに侵入するこ
とになるのである。
成し或はドレンコックを設けることが行われているが、
単にドレン孔を形成しただけでは過給機で加圧された空
気が逃げて給気圧が低下することになり、またドレンコ
ックを設けた場合は水が溜った際にその都度抜き取らな
ければ鉄水が再び空気に混入してシリンダに侵入するこ
とになるのである。
本考案はかかる実情に鑑みてなされたもので、空気冷却
器の底部に仕切板を設けて上方の冷却室から仕切られた
水溜室を形成すると共に、上記仕切板を傾斜状とし且つ
その最の低い位置に−ないし数個の小孔を設けることに
より、冷却室において結露した水を仕切板の小孔から水
溜室に導入せしめると共に一旦鉄基に入った水が冷却室
を通過する空気に再び混入することがないようにしたも
のであり、また上記水溜室にはドレンコックを設けて鉄
基に溜った水を適宜排出し得るようにしたものである。
器の底部に仕切板を設けて上方の冷却室から仕切られた
水溜室を形成すると共に、上記仕切板を傾斜状とし且つ
その最の低い位置に−ないし数個の小孔を設けることに
より、冷却室において結露した水を仕切板の小孔から水
溜室に導入せしめると共に一旦鉄基に入った水が冷却室
を通過する空気に再び混入することがないようにしたも
のであり、また上記水溜室にはドレンコックを設けて鉄
基に溜った水を適宜排出し得るようにしたものである。
以下これを図に示す実施例により説明すると、第1図に
おいて1は機関、2は該機関に装備された過給機で、排
気管3が該過給機のタービン側2aに、また給気管4が
ブロワ側2bにそれぞれ接続され、排気エネルギーでタ
ービンが駆動されることによりこれに直結のブロワが空
気をシリンダに圧送する構成とされている。
おいて1は機関、2は該機関に装備された過給機で、排
気管3が該過給機のタービン側2aに、また給気管4が
ブロワ側2bにそれぞれ接続され、排気エネルギーでタ
ービンが駆動されることによりこれに直結のブロワが空
気をシリンダに圧送する構成とされている。
5は上記給気管4に設置された空気冷却器で、これを第
2図により説明すると、6は該冷却器の筐体、7は該筐
体内の冷却室で、上記給気管4の上流側4a及び゛下流
側4bがそれぞれ接続されており、また8 a 、8
bは筐体の左右に設けられた冷却水の入口ポート及び出
口ポート、9は両ポートを連通せしめる複数の冷却管で
、冷却室内に横断せしめられ且つ多数のフィン10が配
設されている。
2図により説明すると、6は該冷却器の筐体、7は該筐
体内の冷却室で、上記給気管4の上流側4a及び゛下流
側4bがそれぞれ接続されており、また8 a 、8
bは筐体の左右に設けられた冷却水の入口ポート及び出
口ポート、9は両ポートを連通せしめる複数の冷却管で
、冷却室内に横断せしめられ且つ多数のフィン10が配
設されている。
11は該冷却器の底部に設けられた水溜室で、傾斜状の
仕切板12により上記冷却室7と仕切られていると共に
、仕切板における最も低い位置には該水溜室と冷却室を
連通せしめるーないし数個の小孔12 aが形成されて
おり、また該水溜室にはドレンコック13が設けられて
いる。
仕切板12により上記冷却室7と仕切られていると共に
、仕切板における最も低い位置には該水溜室と冷却室を
連通せしめるーないし数個の小孔12 aが形成されて
おり、また該水溜室にはドレンコック13が設けられて
いる。
ここで上記仕切板の形状は第3図に示す仕切板22の如
き中央部が最も低所となるように傾斜せしめられたもの
でもよく、その地道円錐状等でもよい。
き中央部が最も低所となるように傾斜せしめられたもの
でもよく、その地道円錐状等でもよい。
上記の構成によれば、過給機2で加圧されると同時に加
熱された空気は給気管4の上流側4aから空気冷却器5
の冷却室7内に流入し、該室内における各冷却管9、フ
ィン10の近傍を通過することにより冷却された上で給
気管の下流側4bからシリンダに供給されることになり
、その場合に上記冷却室7内において空気が冷却される
と水蒸気として該空気に含まれていた水分が結露して下
方の仕切板12上に滴下するのであるが、この水は仕切
板の傾斜に沿って小孔12 a側に流れ、自らの重量と
共に冷却室内の空気の圧力を受けることにより仕切板上
に溜ることなく小孔12aから水溜室11に導入せしめ
られるのであり、また該小孔は径が小さく且つ数も−な
いし数個であり、更に冷却室7側には上記空気の圧力が
作用しているため、一旦水溜室11に導入された水は再
び冷却室に流れる空気に混入することがないのであり、
このようにして該冷却器において結露した水は空気から
完全に分離され、シリンダに流入するといったことがな
くなるのである。
熱された空気は給気管4の上流側4aから空気冷却器5
の冷却室7内に流入し、該室内における各冷却管9、フ
ィン10の近傍を通過することにより冷却された上で給
気管の下流側4bからシリンダに供給されることになり
、その場合に上記冷却室7内において空気が冷却される
と水蒸気として該空気に含まれていた水分が結露して下
方の仕切板12上に滴下するのであるが、この水は仕切
板の傾斜に沿って小孔12 a側に流れ、自らの重量と
共に冷却室内の空気の圧力を受けることにより仕切板上
に溜ることなく小孔12aから水溜室11に導入せしめ
られるのであり、また該小孔は径が小さく且つ数も−な
いし数個であり、更に冷却室7側には上記空気の圧力が
作用しているため、一旦水溜室11に導入された水は再
び冷却室に流れる空気に混入することがないのであり、
このようにして該冷却器において結露した水は空気から
完全に分離され、シリンダに流入するといったことがな
くなるのである。
尚、水溜室11に溜った水は例えば機関の運転終了時に
ドレンコック13を開くことにより排出されるのである
。
ドレンコック13を開くことにより排出されるのである
。
以上のように本考案は、過給機付内燃機関の給気管上に
設置される空気冷却器において、底部に傾斜状の仕切板
を設けることにより冷却室から仕切られた水溜室を形成
し、且つ上記仕切板の最も低い位置に−ないし数個の小
孔を形成すると共に水溜室にはドレンコックを設ける構
成としたことにより、上記冷却室内において結露した水
分がシノンダに供給される空気から確実に分離、排除さ
れることになり、これにより従来における単にドレン孔
を設けた場合の給気圧の低下等を来たすことなく、鉄水
がシリンダに侵入すること等による弊害が防止される効
果を奏するのである。
設置される空気冷却器において、底部に傾斜状の仕切板
を設けることにより冷却室から仕切られた水溜室を形成
し、且つ上記仕切板の最も低い位置に−ないし数個の小
孔を形成すると共に水溜室にはドレンコックを設ける構
成としたことにより、上記冷却室内において結露した水
分がシノンダに供給される空気から確実に分離、排除さ
れることになり、これにより従来における単にドレン孔
を設けた場合の給気圧の低下等を来たすことなく、鉄水
がシリンダに侵入すること等による弊害が防止される効
果を奏するのである。
第1図は本考案を実施した内燃機関の上面図、第2図は
その要部拡大断面図、第3図は他の実施例の要部拡大断
面図である。 5は空気冷却器、7は冷却室、11は水溜室、12は仕
切板、12 aは小孔、13はドレンコック。
その要部拡大断面図、第3図は他の実施例の要部拡大断
面図である。 5は空気冷却器、7は冷却室、11は水溜室、12は仕
切板、12 aは小孔、13はドレンコック。
Claims (1)
- 空気冷却器の底部に傾斜状の仕切板により上方の冷却室
から仕切られた水溜室を形成し、且つ上記仕切板の最も
低い位置に−ないし数個の小孔を形成すると共に水溜室
にドレンコックを設けたことを特徴とする過給機付内燃
機関における空気冷却器のドレン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977127634U JPS5819306Y2 (ja) | 1977-09-22 | 1977-09-22 | 過給機付内燃機関における空気冷却器のドレン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977127634U JPS5819306Y2 (ja) | 1977-09-22 | 1977-09-22 | 過給機付内燃機関における空気冷却器のドレン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5453115U JPS5453115U (ja) | 1979-04-12 |
JPS5819306Y2 true JPS5819306Y2 (ja) | 1983-04-20 |
Family
ID=29090576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977127634U Expired JPS5819306Y2 (ja) | 1977-09-22 | 1977-09-22 | 過給機付内燃機関における空気冷却器のドレン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5819306Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024815U (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-20 | いすゞ自動車株式会社 | インタク−ラ用水抜き栓 |
JP7306307B2 (ja) * | 2020-04-02 | 2023-07-11 | トヨタ車体株式会社 | インタークーラー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4214814Y1 (ja) * | 1966-09-14 | 1967-08-24 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5413446Y2 (ja) * | 1973-12-25 | 1979-06-08 |
-
1977
- 1977-09-22 JP JP1977127634U patent/JPS5819306Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4214814Y1 (ja) * | 1966-09-14 | 1967-08-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5453115U (ja) | 1979-04-12 |
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