JPS58191841A - 建築物における壁板建込方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築工事でＰＣ（ブレキャストコンクリート）
壁板の建込方法とその装置に関するものである。

従来、鉄骨間にＰＣ構造の耐震壁板、たとえば内部に適
宜にスリットを設けたスリット壁板（特公昭４８−１１
１３５号参照）などを建込むには、鉄骨建方→建入計測
修正→デツキグレート仮敷→高力ボルト本締め→柱継手
溶接→ｐｃ壁板取付という手順で行なわれてお９、該Ｐ
Ｃ壁板は既に組まれた柱、梁鉄骨間に上下梁鉄骨に平行
に対応するように建込まれるものである。従ってこのＰ
Ｃ壁板の建込みは位置決めが困難で時間と手数を要する
１゜また、かかるＰＣ壁板取付時には、鉄骨建方が６節
近く先行するため荷降し用のダメ開口が必要であり、更
に、鉄骨建方最上階よ５４０ｍ近い下層階での作業とな
り安全面でも問題があった。

本発明の目的は上記従来例の不都合を解消し、梁鉄骨と
一体に建込めるので簡易迅速かつ安全に建込み作業を行
なうことができ、しかも柱の溶接等柱回りの関連作業を
行なうためのスペースを充分確保できるとともに取付中
の壁板が風よけ例もなシ、また壁板の取付は精度も高い
建築物における壁板建込方法とその装置を提供すること
にある。

しかしてこの目的は本発明によれば、ＰＣ壁板中央上下
端に取付けられ突出する雌部を有する回転σ物と梁鉄骨
７ランジ上に取付けられ、上記雌部に係合する雄部を有
する回転金物との組合せからなる装置全使用し、予め相
係合する回転金物を設けた上部梁鉄骨とｐｃ壁板とを仮
設的に平行結合して、一体重に吊り上げ、取付所定位置
で上部Ｂ６鉄骨端を接合しかつｐｃｃ板下部に取付けた
回転分物を下部梁鉄骨上の回転金物に係合させ、上部梁
鉄骨とｐｃ壁板との仮設的平行結合を解除して該ｐｃ壁
壁板金回回転せ、柱回りの他の関連作策終了後にこの壁
板を元のように梁と平行に直して本付けすることにより
達成される。

以下、図面について本発明の実施例を詳細に説明する。

先に、本発明の装置を第１図、第２図について説明する
と、図中１ａは上部梁鉄骨ｌの下フランジ、２ａは下部
梁鉄骨２の上７ランジ、３はＰＣ壁板である。このＰＣ
壁板３の上下中央には突出する雌部４を有する回転金物
５，５′を取付ける５、この雌部４はグレート６の面上
に形成した軸受けからなり、上記回転金物５，５′は該
グレート６の両端にボルト７でＰＣ壁取付アングルｓ　
、　８／　を結合しこれらプレート６及びアングル８．
８′のコ字形部分でＰＣ壁板３を挾み込みかつアングル
８゜♂にＰＣ壁板３を貫通するｐｃｃ取付ボルト９及び
ナツト１０を設けている。

図中、１１は角座金でまた特にｐｃｃ板３の下部に取付
ける回転金物５′のアングル８，８′には高さ調整の際
に取付ボルト９が移動できるような長孔】２を形成する
。

一方、上記上部梁鉄骨１の下フランジ１ｃＬと下部梁鉄
骨２の上７ランジ２αとに雄部１３ヲ有する回転金物１
４　、１４’を取付けるが、この雄部Ｉ３は上記回転金
物５．５′の雌部４に対応する軸からなり、回転金物１
４は雄部１３を突設したグレート１１の両端に７ランジ
１αの左右縁に係止するフック１５　、１５’全ボルト
】６で固定で固定しこれらグレート１１及び両フック＋
５　、　］５’で７ランジ１αを左右から挾み込むよう
にしたものである。

なお回転金物１４自体のガタッキを防止するためにグレ
ート１１の雄部１３の反対側に押上げビン１７ｆ：設け
これ全フランジ１αの面上に当接させる。並列するフッ
ク１５　、１５及び１５’　、　１５’は横グレート１
８で相互に連結する。

回転金物１４’は雄部１３を突設したプレート１９ヲ下
梁鉄骨２の上７ランジ２ａ上に固定し、たベースプレー
ト２０にボルト２１で止めるようにしたものである０ このようにして回転金物５．５′はボルト９及びノーノ
ド１０によ５ｐｃ壁板３の上下に着脱自在に数句けるこ
とができ、また回転金物１４　、１４’もそれぞれｊ二
部梁鉄骨ｌの下フランジ１ａと下部梁鉄骨２の上７ラン
ジ２αに着脱自在に取付けられ、本発明の壁板建込装置
はこれら回転金物５．ダと１４゜１４′との組合せで構
成する。

次に本発明の壁板建込方法について説明する。

上記ＰＣ壁板３は現場のストックヤードに並べて置かれ
るが第６図に示すようにＰＣ壁板３の上に上部梁鉄骨１
′ｆ：置き、これら上部梁鉄骨１とｐｃｃ板３より出て
いるメチフナ−２２ヲ仮設ボルトで接合して両者全仮設
的に平行に結合しておく。まさらに図示しないが既に建
物中に組まれている下部梁鉄骨２の上部フランジ２ａに
は回転金物１４′ヲ敗付けておく。第６図中２３はＰＣ
壁板３から上部梁鉄骨１にかける補助ワイヤー２４は鉄
骨１に取付けた玉掛は用のピースである。

該ピース２４に台付ワイヤー金玉掛けして上部梁鉄骨１
とＰＣ壁板３とを一体的に吊り上げ第４図に示すように
、取付所定位置で上部梁鉄骨１め端部を柱鉄骨２５等に
接合する。

その際、ｐｃｃ板３の下部の回転金物５′の雌部４に下
部梁鉄骨２の回転金物１４′の雄部１３ヲ係合させる。

なお、上記回転金物５′はストックヤードで設けずにＰ
Ｃ壁板３を建込む際に取付゛けるようにしてもよい。

次いでストックヤードで取付け、仮設ボルトヲ外して上
部梁鉄骨１とｐｃ壁板３との仮設的平行結合を解除して
、ｐｃ壁板３の端部を押せば該壁板３は雄部１３ヲ軸と
して半回転し、柱２５の周囲には空間が形成される。

半回転した壁板３は仮設金物等で固定しておき、−に記
空間を利用して柱２５回シでの柱２５のジヨイント溶接
及び高力ボルトの本締作業等信の関連作業を行なう。

特に溶接を行なう場合には上下梁鉄骨１，２と直交する
形に壁板３が位置するので、この壁板３が風よけの役目
をなす。

関係作業が終止したならば、第５図に示すように速やか
に壁板３を回転させて元のように梁鉄骨１．２と平行に
位置させ、壁板３のスチフナ−２２と鉄骨１．２とを本
締めする。また、回転金物５゜５’　、’１４　、１４
’は取外して他所へ転用する。

以上述べたように本発明の建築物における壁板建込方法
とその装置は、ＰＣ壁板金鉄骨間に建込むについて上部
梁鉄骨と一体に吊り込むので揚重の手数は一度ですみ、
簡易、迅速かつ安全に作業を行なうことができるもので
ある。

また建込んだｐｃ壁板はこれを回転させて柱回りに関連
作業用の空間を確保し、作業能率を上げることができ、
さらに壁板が風よけにもなる。加えて、上部梁鉄骨のセ
ットとともに壁板建込の位置決めもほぼ完了し、壁板の
取付は精度も高まるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の建込装置の実施例を示す一部切欠いた
側面図、第２図は同上正面図、第３図は本発明方法の手
順を示す正面図、第４図は次の手順を示す斜視図、第５
図は更に次の手順を示す正面図である。 １・・・・・・上部梁鉄骨　　１ａ・・・・・・下フラ
ンジ２・・・・・・下部梁鉄骨　　２α・・・・・・上
フランジ３・・・・・・ＰＣ壁板　　　４・・・・・・
雌部５．５′・・・・・・回転金物　６・・・・・・グ
レート７・・・・・・ボルト８．８’・・・・・・ＰＣ
壁取付アングル９・・・・・・ＰＣ壁取付ボルト】０・
・・・・・ナツト１】・・・・角座金　　１２・・・・
・・長孔　１３・・・・・・雄部１４　、１４・・・・
・・回転金物　　１５　、１５’・・・・・フック］６
・・・・・・ボルト１７・・・・・・押上げビン１８・
・・・・横グレート１９・・・・・・グレート２０・・
・・ベースグレー）　　　２ｍ＝・・・ボルト２２・・
・・・・スチフナ−２３・・・・・・補助ワイヤー２４
・・・・・・玉掛は用ピース　　２５・・・・・・柱鉄
骨出願人　鹿島建設株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｉｌｌ　　予め相係合する回転金物を設けた上部梁鉄骨
   とＰＣ壁板とを仮設的に子桁結合して一体に吊シ上げ、
   取付所定位置で上部梁鉄骨端を接合しかつｐｃ壁板下部
   に取付けた回転金物を下部梁鉄骨上の回転金物に係合さ
   せ、上部梁鉄骨とｐｃ壁板との仮設的平行結合を解除し
   て該ＰＣＣ壁板金回回転せ柱回シの他の関連作業終了後
   にこの壁板を元のように梁と平行に直して本付けするこ
   とを特徴とした建築物における壁板建込方法。 ＋２）ＰＣ壁板中央上下端に取付けられ突出する雌部を
   有する回転金物と、梁鉄骨７ランジ上に取付けられ上記
   雌部に係合する雄部を有する回転金物との組合せを特徴
   とした建築物における壁板建込装置。