JPS58190396A - リバビリンの製造法 - Google Patents

リバビリンの製造法

Info

Publication number
JPS58190396A
JPS58190396A JP7389582A JP7389582A JPS58190396A JP S58190396 A JPS58190396 A JP S58190396A JP 7389582 A JP7389582 A JP 7389582A JP 7389582 A JP7389582 A JP 7389582A JP S58190396 A JPS58190396 A JP S58190396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
ribavirin
microorganisms
carboxamide
triazole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7389582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6025119B2 (ja
Inventor
Tetsuro Fujishima
藤島 鉄郎
Yoshitomi Yamamoto
山本 佳臣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamasa Shoyu KK filed Critical Yamasa Shoyu KK
Priority to JP7389582A priority Critical patent/JPS6025119B2/ja
Priority to US06/489,409 priority patent/US4614719A/en
Priority to EP83104130A priority patent/EP0093401B1/en
Priority to AT83104130T priority patent/ATE24518T1/de
Priority to DE8383104130T priority patent/DE3368641D1/de
Priority to AU14012/83A priority patent/AU550346B2/en
Priority to IL68516A priority patent/IL68516A/xx
Priority to ES83521984A priority patent/ES521984A0/es
Priority to IE992/83A priority patent/IE54924B1/en
Priority to KR1019830001834A priority patent/KR870002167B1/ko
Priority to AR292883A priority patent/AR231308A1/es
Priority to CA000426998A priority patent/CA1196591A/en
Priority to HU831484A priority patent/HU191292B/hu
Publication of JPS58190396A publication Critical patent/JPS58190396A/ja
Publication of JPS6025119B2 publication Critical patent/JPS6025119B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔1〕 発明の背景 技術分野 本発明はリバビリン(Ri bavirin)の酵素的
な製造法に関するものである。
リバビリンの化学名は1−β−D−リボフラノシルー1
.2.4−トリアゾール−8−カルボキサミドであり、
バイラゾール(yirazole)とも称され、DNA
およびRNAウィルスeこ対して広範囲で強力な抗ウィ
ルス作用を示す化合物として知られている(アナルズ・
オブ・ザ・ニューヨーク・アカデミ−・オブ・サイエン
シズ(AnnNew ”forkAcadSci、) 
28 %、  272〜292  (1977))。
従来技術 従来知られているリバビリンの製造法としては合成法と
微生物の培養による方法がある。
合成法の代表的な方法としては、3−メトキシカルボニ
ル−1,2,4−)リアゾールと1−0−アセチル−2
,8,5−トリー〇−アシルーβ−D−リボフラノース
を反応させ(溶融法)、得られた1 −(2’、  8
’、  5’ −)ジ−0−アシルーβ−D−リボフラ
ノンル)−8−メトキシカルボニル−1,2,4−トリ
アゾールをアンモニアで処理し、アミド化と脱保護を行
う方法(特開昭48−4469号、特開昭49−800
70号、特開昭49−80071号各公報参照)、前記
と同様の方法においてトリアゾールの3位の置換基とし
てアラルキルオキシ基を用いる方法(特開昭55−16
0?’98号公報参照)、3−メトキンカルボニル−1
,2,4−)リアゾールをトリメチルシリル化し、2.
3.5−)リーO−ベンゾイルーβ−D−リボフラノン
ドのハロゲン化物と反応方法(特開昭48−4469号
、特開昭49−86372号各公報参照)などが知られ
ている。
このような合成法は、いずれも反応前に原料化合物の活
性基を保護する必要があり、また反応に際してはリボー
スの活性化が必要であったり、高温に加熱する必要があ
る場合もあり、さらに、反応後(こ脱保護およびアミド
化か必要であるなど反応操作が燗雑であるなどの問題が
ある。また、縮合反応の位置選択性はいずれも高くない
微生物の培養による方法としては、ブレビバクテリウム
属、コリネバクテリウム属、アースロバフタ−属、ミク
ロコツカス属またはバチルス属に属する微生物を培養し
て増殖させる際に、使用微生物の培養のために必要な炭
素源、窒素源、無機物、その他の栄養物を含有する培地
に、培養開始前または培養中、一時にまたは間歇的に1
,2゜4−トリアゾール−8−カルボキサミドを添加し
、法が知られている(特公昭54−17880号公報、
日本農芸化学会誌、50 (9)、428〜480 (
1976)参照)。この方法は後記するように種々の欠
点を有する。なお、この方法は本発明の方法とは構成お
よび効果において全(異なるものてあり、この点に関し
ては、「効果」の項目において本発明の方法と比較しな
がら詳細に説明する。
(1)  発明の概要 要旨 本発明者らは、微生物の培養物、菌体または菌体処理物
を酵素源とし、微生物の非増殖条件下に酵素反応eこよ
ってリバビリンが生成することを初めて知見し、この知
見に基づいて本発明を完成した。
本発明は、ブレビバクテリウム属、コリネバクテリウム
属、アースロバフタ−属、ミクロコツカス属またはバチ
ルス属にML、1,2.4−)IJアゾール−3−カル
ボキサミドとリボース供与体とからリバビリンを生成す
る反応を触媒する酵素系を含有する微生物の培養物、菌
体または菌体処理物と、1,2.4−トリアゾール−3
−カルボキサミドまたはその酸付加塩およびリボース供
与体とを前記微生物の非増殖条件下において水性媒体中
で接触させてリバビリンを生成させ、これを取得するこ
とを特徴とするりバビリンの製造法を提供するものであ
る。
効果 本発明の方法と微生物の培養による従来技術のは、前者
の方法においては微生物を酵素源とみなし、微生物が増
殖しない条件下で反応基質をこれらの微生物の培養物、
菌体または菌体処理物(以、下、これらを総括的に菌体
等と称することもある。
)の触媒作用によって反応させてリバビリンを合成する
のに対し、後者の方法においては微生物の代謝系を利用
する目的で、十分に増殖しうる条件上で微生物を培養し
、培地中(こ添加された前駆体である1、2.4−トリ
アゾール−3−カルポキサミドを代謝させてリボシル化
させる点である。
したかつて、本発明の方法をこおいては、酵素反応に際
して微生物菌体は休止ないし死滅した状態で使用され、
基質溶液の必須成分は反応基質である1、2.4−)リ
アゾール−3−カルボキサミドとリボース供与体のみか
あるいはこれらに加えて酵素反応tこ必要な無機物、補
酵素類たけて十分てあり、反応条件は微生物が増殖しな
い条件、たとえば高温度条件か最適なのである。これに
対して前記の従来技術の方mRおいては、微生物は盛ん
に増殖している状態で使用され、培地成分としては1,
2.4−トリアゾール−3−カルボキサミドに加えて使
用微生物が十分tこ生育しつるような炭素源、窒素源、
無機物、その他の栄養源を含有していなければならず、
培養条件は微生物か十分(こ生育しうる条件、すなわち
比較的低温条件でなければならないのである。また、使
用微生物は、本発明の方法を採用する場合には天然より
の分離菌、公共機関の保存菌なと通常の微生物から広く
選択して使用できるか、前記の従来技術の方法を採用す
る場合には、糖源からリボース供与体を生成させる意味
でのヌクレオシド生産性を有することが必要であり、ア
デニン要求性、6−メルカプトグアニン抵抗性など特殊
な性質を有する微生物を使用しなければリバビリンの生
産量を増加することはできない。
以上のような構成の相異によって本発明の方法において
は次のような顕著な効果が達成された。
すなわち、本発明における酵素反応液は組成が単純なの
で、微生物の栄養培地に比へて調製が簡便であり、栄養
培地のようにあらかじめ殺菌する必要もない。また、微
生物の非増殖条件下、たとえば高温条件下で反応を行う
場合には反応液の雑菌汚染がほとんどないたけてなく、
リバビリンの分解反応が抑制されるのでいったん合成さ
れたりバビリンは酵素反応液中に多量に蓄積する。本発
明の方法は酵素反応なので反応時間が短かく、副生物の
生成もほとんとない。したがって、菌体等とが容易であ
る。またバッチ方式による菌体等の反復使用も、菌体等
充填カラムによる連続使用も可能である。さらtこ、本
発明が菌体等の非増殖条件における酵素反応であること
による副次的効果としては、使用微生物をあらかじめ多
量に培養して菌体等を適宜な方法で保存しておけば、必
要なときに必要な量を本発明の酵素反応に供することが
できるなどの利点がある。
以上のような利点を有する本発明(こ対し、従来技術の
培養による方法は次のような欠点を有する。
すなわち、従来技術Qこおいてはリバビリンの製造は、
微生物の増殖中に栄養培地中で行われるので、まず微生
物を増殖させるために各種の栄養源を含有する培地を調
製しなければならす、種菌を植菌する前にこれらの培地
を殺菌しなければならないなと前処理が煩雑である。ま
た、リバビリンの蓄積を目的とする、微生物の増殖を伴
う培養は、通常20〜40°Cの常温で行われるので、
常?こ雑菌汚染への配慮か必要であるばかりではなく、
このような条件下ではりバビリン分解活性も存在してい
るので生成したリバビリンも分解してしまい目的物の収
量を低下させる原因となっていた。従来技術は微生物の
増殖を伴う方法であるため、培養を2〜8日間という長
期間にわたって行わなければならず、各種のヌクレオシ
ド、リバビリンのりん酸化物、その他の代謝産物が副生
ずる。したがって培養液からリバビリンを回収するため
(こは、原料化合物だけでな(、各種の副生物とも分離
しなければならず単離精製が煩雑である。さらtこ、微
生物はりバビリンの製造の度tこ培養しなければならな
い。
(1)  発明の詳細な説明 使用微生物 本発明において使用される微生物は、その培養物、菌体
または菌体処理物か、1,2.4−)Uアゾール−3−
カルボキサミドとリボース供与体との反応を触媒し、リ
バビリンを生成する酵素系を含有するものであり、具体
的tこはブレビバクテリウム(Brevibacter
iurn;以下、「B」と略すこともある。)属、フリ
ネハクテリウム( Corynebacterium ;以下、「C1」と
略すこともある。
)属、アースロバクty −(Arthrobacte
r;以下、「A」と略すこともある。)属、ミクロコツ
カス(Micrococcus ;以下、「M、」と略
すこともある。)属またはバチルy、 (f3acil
lus ;以下Jf3ac、J  と略すこともある。
)属し、前記の酵素活性を有する微生物が挙げられる。
本発明においてはこのような基本的性質を有するもので
ある限り、特に使用菌株の種類に限定されるものではな
い。
前記の酵素活性の強い代表的菌株の一つとして、兵庫県
西宮市の甲子園球場の砂より分離されたAT−6−7株
を挙げることができる。この菌株の菌学的性質を以下に
記載する。
A、形態 (1)細胞の形態および大きさ:短稈状。0.8〜1、
 OX  1. O〜1. 2  pm(2)胞子の形
成:なし く3)ダラム染色性:陽性 B各種培地Eこおける生育状態 (1)肉汁寒天平板培養(28°C148時間)■集落
表面の隆起:扁平状(peat)、平滑(5mooth
) ■大きさ:2〜4朋 ■色調:黄色ないし桃黄色 (2)肉汁寒天斜面培養(28°C248時間)■生育
:良好 ■生育の形:症状()i:chinulate)(3)
肉汁液体培養(28°C148時間)生育:表面に開環
(Ring)を形成し、やや沈渣(Sediment)
を生じる。
(4)肉汁ゼラチン穿刺培養(206C,6日間)。
層状(Straitiform)に液化、する。
(5)リドマスミルク培地(28°C,4日間):わず
かに凝固し、ペプトン化も見られる。
C1生理的性質 (1)硝酸塩の還元(28°C,5日間):還元性なし
(2)硫化水素の生成(288C,5日間):生成しな
い。
(3)澱粉の加水分解二分解性ありへ (41カタラーゼ;陽性 (5)インドールの生成:生成しない。
(61ペプトンおよびアル壽からのアンモニアの生成:
陰性 (7)メチルレッドテスト:陰性 +8) V −Pテスト:陽性 (9)酸素に対する態度:好気的 fiQ O−F テス) (Hugh Leifson
法による):F型(F6rmention) α1糖類からの−の生成 陽性:クルコース、マンノース、フラクトース、マルト
ース、サッカロース。
トレハロース 陰性:アラビノース、キシロ〜ス、ガラクトース、ソル
ビット、イノンット。
グリセリン α2)生育pH範囲:pH6,0〜9003)生育最適
温度=25〜37°C 以上のm学的性質を、バージニーズ・マニュアル・オブ
・デイタミネーテイブ・ノくクテリオロジ−(f3er
¥;’s Manual of f)etermina
tive f3acteriology)第7版(19
57年)の分類基準、tこより検索した。
その結果、AT −6−7株はほとんど球菌に近い短桿
菌で、ダラム陽性であり、フィラメントを形成せず、炭
水化物より酸を生成することよりブレビバクテリウム(
Brevibacterium)属に属する菌株と同定
し、ブレビバクテリウム・アセチリカム(f3revi
bacterium acetylicum) A T
 −6−7と命名した。
なお、以上の菌株の同定帰属はバージニーズ・マニュア
ル・オブ・デイタミネーテイブ・バタテリオロジー第7
版によるものであり、分類基準の変更などをこより、異
なる分類基準やこよってこれらの菌株の同定帰属が行わ
れた場合には、他種あるいは他属(こ属することもあり
得るか、本発明において上記のごとく命名された微生物
は、少なくとも本発明の目的とする酵素を生産し、かつ
前記の菌学的性質もしくはこれと均等の菌学的性質を基
本的をこ有する微生物を包含し、一義的に特定され得る
ものである。
この菌体について、昭和56年通商産業省告示第178
号に従って工業技術院微生物工業技術研究所に対して寄
託申請を行い、昭和57年1月18日付けて受託され、
受託番号として微工研菌寄第6305号(FERM  
P−6805)が付与されている。
また、上記菌株以外tこ本発明の目的とするリバビリン
製造のための酵素活性が強く、かつ当業者が容易に入手
できる菌株を以下に例示する。
プレビバクテリウ・ム・インペリアレ(B、 impe
riale)ATCC8365 コリネバクテリウム・エクイ<c、 equi>IAM
   1088 バチルス・スブチリス(Bac、 5ubtilis)
ATCC14598 バチルス・セレウ7. (Bac、cereuS)IA
M   1029 ミクロコツカス・ルテウス(M、 1uteus)AT
CC4698 同  上            IAM     1
056IFO3765 (ATCC399) ミクロコツカス・ロゼウス(M、 rO3eus)IF
O8768 IFO3760 アースロバフタ−争ントレウス(,4C!treus)
I FO12957 (ATCC11624) アースロバフタ−・グロビホルミス(,4,globi
formis)I Fo    12187 (ATCC8010) なお、上記菌株の寄託番号ンこおいて、ATCCを付し
た番号はアメリカン・タイプ力ルチュアー・コレクソヨ
7 (The American Type (ult
ureCollection ) Kおける寄託番号を
、IFOを付した番号は財団法人 発酵研究所(Ins
titute forFermentation 、 
Qsaka) lこおける寄託番号を、IAMを付した
番号は東京大学応用微生物研究所(In5titute
 of Applied Microbiology、
vniversity ofTOkyO)eこおける寄
託番号をそれぞれ示すものであり、これらの菌株は当該
寄託機関の保存菌株リストに収載されている保存菌であ
る。またIFOおよびIAM番号を付された菌株は日本
微生物保存株目録(J F C(、Catalogue
 of Cu1tures)に収載されている保存菌で
ある。
また、前記の菌株から、紫外線、X線、γ線の照射など
の物理的処理もしくはニトロソグアニジンなど(こよる
薬剤処理など、一般的変異誘導法による誘発突然変異ま
たは自然の原因に起因する自然突然変異によって誘導さ
れた変異株も、本発明の目的とするりバビリン製造に関
与する酵素活性を失なわない限り、本発明に使用される
さらに、以上のような本発明に好適tこ使用される菌株
から得られた本発明の目的とするリバビリン製造に関与
する酵素系の遺伝子かブレビバクテリウム属、コリネバ
クテリウム属、アースロバフタ−属、ミクロコツカス属
またはバチルス属以外の微生物に取り込まれ、そのよう
な形質が発現するに至った場合、このような微生物の培
養物、培養菌体またはその処理物を本発明の目的に使用
する方法は、本発明tこ包含される。
漉1 本発明tこ使用する菌体等を調製するために、これらの
微生物を培養するに際しては、使用される培地および培
養法は、これらの微生物が生育する限り、特(こ限定さ
れない。
培地としてはこれらの微生物が資化可能な炭素源および
窒素源を適当量含有し、必要に応して無機塩、微量発育
促進物質、消泡剤なとを添加したものか使用される。具
体的eこは、炭素源としては、ル グルコース、フラクトース、マチドース、ガラクトース
、リボース、サッカロース、澱粉、澱粉加水分解物、糖
蜜、廃糖蜜なとの糖類もしくはその脂肪酸エステルなと
の誘導体、麦、皺、米なとの天然炭水化物、グリセロー
ル、マンニトール、メタノール、エタノールなとのアル
コール類、グルコン酸、ピルビン酸、酢酸、クエン酸な
との脂肪酸類、ノルマルパラフィン、ケロシンなどの炭
化水素類、グリシノ、グルタミン酸、グルタミン、アラ
ニン、アスパラギンなどのアミノ酸類など、一般的な炭
素源より使用する微生物の資化性を考慮して一種または
二種以上を適宜に選択して使用すればよい。窒素源とし
ては、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、乾燥酵母、大
豆加水分解物、大豆粉、ミルクカゼイン、カザミノ酸、
各種アミノ酸、コーンステイープリカー、コットンンー
ドミールないしその加水分解物、フィツシュミールない
しその加水分解物、その他の動物、植物、微生物の加水
分解物などの有機窒素化合物、アンモニア、硝酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、すん酸
アンモニウム、炭酸アンモニウム、酢酸アンモニウムな
どのアンモニウム塩、硝酸ナトリウムなとの硝酸塩、尿
素など無機窒素化合物より使用微生物の資化性を考慮し
、一種または二種以上を適宜に選択して使用する。さら
(・こ、無機塩として微量のマグネシウム、マンガン、
鉄、亜鉛、銅、ナトリウム、カルシウム、カリウムな酢
酸塩などの一種または二種以上を適宜添加し、必要tこ
応じて植物油、界面活性剤などの消泡剤、ビタミンBl
、B2.ニコチン酸、パントテン酸、ビオチン、p−ア
ミ7安息香酸なとの微量発育促進物質を添加してもよい
。また、栄養要求を同時に示す微生物を使用する場合、
当然その生育を満足させる物質を培地に添加しなければ
ならない。
培養は、前記培地成分を含有する液体培地中で振盪培養
、通気撹拌培養、静置培養、連続培養なとの通常の培養
法より使用微生物に適した培養法を選択して行う。
培養条件は、使用微生物および培地の種類により適宜選
択すればよいが、通常は培養開始のpHを約6〜8tこ
調整し、約25〜35°Cの温度条件下で培養を行う。
培養期間は使用微生物の生育に十分な時間であればよく
、通常1〜3日間である。
酵素源 以上のようtこ微生物を培養した後、得られた培養物、
培養物から遠心分離、沈降分離、凝集分離などの通常の
方法によって集菌した生菌体、または生菌体に適宜な処
理を施して得られる菌体処理いう。また、菌体処理物と
は、乾燥菌体、細胞膜・壁変性菌体、破砕菌体、固定化
菌体、菌体抽出物、本発明の目的とするリバビリンの製
造に関与する酵素活性を有する菌体抽出物の蛋白質画分
もしくはその精製物、蛋白質画分もしくはその精製物の
固定化物などを指称する。
菌体処理物を得るための方法を以下に例示する。
すなわち、■生菌体に対し、たとえば凍結融解処理、凍
結乾燥処理、通風乾燥処理、アセトン乾燥処理、酸性な
いしアルカリ性下における加温処理、磨砕処理、超音波
処理、浸透圧差処理なとの物理的処理手段、もしくはた
とえば、リゾチーム、細胞壁溶解酵素などの酵素処理、
トルエン、キシレン、ブチルアルコ#の溶媒もしくは界
面活性剤との接触処理などの化学的ないし生物化学的処
理を単独もしくは組み合せて施すことtこより、また、
■菌体抽出物に対し、たとえば塩析処理、等電点沈澱処
理、有機溶媒沈澱処理、各種クロマトグラフ処理、透析
処理などの酵素分離精製手段を単独もしくは組み合せて
施すことにより、さらに、■生菌体、菌体抽出物もしく
はその精製物に包括処理、架橋処理、担体への吸着処理
などの酵素固定化手段を施すことにより菌体処理物を得
ることかできる。
反応基質 本発明の酵素反応における反応基質は1.2.4−トリ
アゾール−3−カルボキサミドおよびリボース供与体で
ある。
1、2.4− トリアゾール−3−カルボキサミドは遊
離型または酸付加塩のいずれも使用できる。酸ルホン酸
なととの塩または無機酸、11ば塩酸、硫酸、りん酸、
よう化水素酸なととの塩が挙げられる。
リボース供与体としてはりボヌクレオシドもしくはD−
リボースまたはこれらの各種りん酸エステルであればい
ずれも使用できる。すなわち、リボヌクレオシドはその
塩基部分がプリン系またはピリミジン系のいかなる塩基
であってもよく、天然物由来であれ化学合成によるもの
であれ使用することができる。また、リボヌクレオシド
もしくはD−リボースの糖部水酸基は非置換のものであ
ってもあるいは2位、3位もしくは5位水酸基のいずれ
か一個所、二個所もしくは全てがモノりん酸エステル、
ジりん酸エステル、トリりん酸エステルのようなりん酸
エステル化されたものであってもよい。また、これらの
りん酸エステルは遊離型であってもよく、またナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アンモニウ
ム、トリエチルアンモニウムなどの一般的なアルカリ塩
であってもよい。リボース供与体の具体例としてはイノ
シン、アデノシン、グアノシン、キサントシン、ウリジ
ン、ンチジン、5′−イノシン酸、5′−アデニル酸、
5’−1’アニル酸、5′−キサンチル酸、5’−ウリ
ジル酸、5′−シチジル酸、2’(8’l−イノシン酸
、2’ (8’l−アデニル酸、2’ (8’l−グア
ニル酸、2’ +8’l−主反応基質溶液 本発明の酵素反応に使用される基質溶液は、基本的には
前基の反応基質が水性媒体に溶解もしくは懸濁した水性
液である。
水性液中には前記の反応基質のほかに、りん酸イオン供
与体、有機溶媒、界面活性剤、金属塩類補酵素類、酸、
塩基、糖類など酵素反応を促進する物質、反応基質の溶
解性を向上させる物質、酵素と反応基質の接触を向上さ
せる物質等を含有していてもよい。
水性溶媒体としては、水または酵素反応に好適な各種緩
衝液(りん酸緩衝液、イミダゾール−塩酸緩衝液、ベロ
ナール−塩酸緩衝液、トリス−塩酸緩衝液など)を用い
ることかできる。
りん酸イオン供与体としては、水性媒体中でりん酸イオ
ンに解離しうるもののいずれを用いてもよく、たとえば
遊離型りん酸そのもの、無機りん酸塩、たとえばナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウム、マグ
ネシウムなどのアルカリ土類金属、アンモニウムとの塩
が好適に使用される。また、りん酸イオン供与体として
は、酵素反応の基質溶液中でりん酸イオンを遊離しうる
系、たとえば各種りん酸エステル誘導体とホスファター
ゼの組み合せ、ヌクレオチドとヌクレオチダーゼの組み
合せ、核酸塩基およびリボース−1−りん酸とホスホリ
ラーゼの組み合せなどを利用することができる。このよ
うな系における酵素源としては、本発明に使用される微
生物に由来するものであってもよく、別途添加された酵
素、またはその酵素活性を有する菌体もしくは菌体処理
物等であってもよい。
有機溶媒としては、たとえばメタノール、エタノール、
プロパツール、フタ7−ル、ペンタノール、アセトン、
メチルエチルケトン、酢酸エチル、トルエン、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ンメチルスルホキンド、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、2−メトキ
ンエタノール、2−エトキシエタノール、1.2−ジメ
トキンエタンなどが例示される。
、/ /″ / /″ / /′ /′ 接触方法 本発明の反応は、前記の酵素源と反応基質とを水性媒体
中で微生物の非増殖条件下において接触させることによ
り達成される。
接触方法は、酵素源の形態に応じて適宜に選択すればよ
いが、通常、酵素源を反応基質溶液に懸濁もしくは溶解
し、好ましくは加温しながら撹拌もしくは振盪するバッ
チ方式、または酵素源を必要に応じて適当な担体、助剤
、吸着剤と混和し、もしくはこれらに担持させてカラム
に充填し、反応基質溶液を通液するカラム方式などが適
用される。
反応基質および酵素源の濃度もしくは添加量反応に際し
、反応液の基質濃度は特に制限されるものではなく、反
応温度における使用水性媒体に対する各基質の飽和濃度
以下の基質濃度か通常採用されるか、反応基質溶液に添
加された前記の有機溶媒、界面活性剤なとにより基質濃
度を増大させることもてきる。また、反応液中に飽和濃
度以上の各基質を懸濁状管て存在させ、反応の進行にを
溶解させる場合、基質濃度は1.2.4− )リアゾー
ル−3−カルボキサミドまたは酸付加塩については通常
5〜100 mM程度、好ましくは10〜50 mM程
度であり、リボース供与体については通常5〜150m
M程度、好ましくは10〜100mM程度である。
酵素源の使用量は微生物の種類、その使用形態、反応効
率、経済性などを考慮し、当業者か予備実験等によって
容易に決定できるものであるか、通常バッチ方式の場合
、たとえば生(鼎菌体であれば10〜1501119/
yni基質溶液程度、乾燥菌体であれば2〜80 Q/
ll 基質溶液程度であればよ(、カラム方式において
はバッチ方式に準して適当な量を設定することかできる
反応条件 本発明の反応の条件は、菌体等を非増殖条件下、すなわ
ち休止もしくは死滅菌体の状態で反応に供すること以外
は特に限定されない。
微生物の非増殖条件下で反応に供する方法としては、酵
素反応温度を使用微生物が増殖できない温度範囲(たた
し、本発明の反応に関与する酵素が失活しない温度範囲
である。)に設定する方法、使用微生物菌体をあらかじ
め前記のとおり物理的、化学的ないし生物化学的に処理
することによって微生物を増殖できない状態にした後、
反応に供する方法、反応に際して、たとえばトルエンな
どの使用微生物の増殖を阻害する物質を反応基質溶液に
添加する方法なとを単独にあるいは組み合せて採用すれ
ばよいが、特に反応温度を操作する方法が最も効果的で
簡便である。
本発明の反応において反応温度は上記のとおり重要な条
件であり、本発明を特徴づけるものである。反応は28
〜80°Cの範囲において進行するか、実用性を考慮す
れば45〜70°Cの範囲が好ましく、特に55〜65
°Cが最適である。
上記のような温度範囲で酵素反応を行うことにより使用
微生物の生育は大部分抑制される。−4は、後記実施例
1と同一の微生物の生菌体を使用し、28〜60°Cの
各所定温度でそれぞれ実施例1と同様に反応させたとき
の1.2.4−トリアゾール−3−カルボキサミドから
のリバビリンの生成率圀と反応後の使用微生物の生存率
□□□との関係を示すと下記第1表のとおりである。な
お、微生物の生存率は反応開始前の微生物の生菌数/ 
mlに対する反応後の生菌数/ mlの百分率である。
第1表 以上のとおり、本反応は使用微生物の非増殖条件下、す
なわち、大部分の微生物が休止もしくは死滅する条件下
で行われなけれはならない。
さらに、本発明において反応温度をofI記の範囲に設
定することにより、酵素反応速度を増大させるたけてな
く、生成したリバビリンの分解反応を抑制することが実
験により確認された。−例として、実施例1と同一の微
生物の生菌体の懸濁液1mlを20 mMリバビリン溶
液1 mlに加えて28〜60°Cの各所定温度で20
時間インキュベートしたときのりバビリンの残存率□□
□を第2表に示す。
第2表 以上の結果からも45°C以上の反応温度が好適である
ことが確認できる。
反応基質溶液の液性は、通常pH4〜10、好ましくは
pH6〜8の範囲に保たれればよく、反応中に吐が変動
するときは、塩酸、硫酸、りん酸なとの酸または水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、アンモニ
アガスなどのアル反応時間は、反応基質の目的物への変
換率を確認しながら決定すればよいが、通常バッチ方式
では2〜45時間程度、好ましくは24〜36時間程度
反応させればよく、カラム方式ではバッチ方式に準じて
適当な条件を設定して反応させればよい。
分離精製 反応後、必要に応じて菌体等を濾過、遠心分離または凝
集分離なとの常法によって分離除去し、リバビリンの分
離精製工程に供する。
リバビリン、の分離精製は、公知の方法またはこれを応
用して行えばよ(、たとえばイオン交換クロマトグラフ
ィー、吸着クロマトグラフィー、分配クロマトグラフィ
ー、ゲル濾過法など各種のクロマトグラフィー、向流分
配、向流抽出など二液相間の分配を利用する方法、濃縮
、冷却、何機溶媒添加など溶解度の差を(り用する方法
なとの一般的な分離精製法を単独で、あるいは適宜ζこ
組み合せて行えばよい。
分析 本発明の実施例等においてリバビリンおよび1゜2、4
− トリアゾール−3−カルボキサミドの分析は高速液
体クロマトグラフィーによって行った。
以下に示す装置および条件で分析すると、リバビリンは
保持時間3.50分付近に、1.2.4− トIJアゾ
ールー3−カルボキサミドは保持時間2.65分付近に
溶出され、検量線よりそれぞれの量を算出てきる。
装置:島津高速液体りロマトグラフLC−3A型(■島
津製作所製) カラム二マイクロ・ボンダパック(μBONDAPAK
 )C1g、4.6龍x250mm(日本ウォーターズ
リミテッド社製)溶出剤=296アセトニトリルを含む
20mMトリス−塩酸緩衝液(pH7,5) 流速:1g//分 測定波長: 225 nm カラム操作温度:室温 〔,11)  実施例 −”−−−−含尤 以下、実施例をもって本発明をより具体的に葵明するが
、これらはいずれも実施の一態様を示すものであって、
本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1 ブレビバクテリウム・アセチリカムAT−6−7を粉末
ブイヨン(極東製薬工業■製)296水溶液5eに植菌
し、28°C124時間振盪培養した。
培養終了後、遠心分離によって集菌し、洗滌後、殺菌水
を加えて250 dの菌体懸濁液を得た。
66、7 mM 1,2.4− )リアゾール−3−カ
ルボキサミド、66.7mMイノシンおよび100 m
Mりん酸−カリウムを含む水溶液(+)H7,0)75
0gfに前記菌体懸濁液250 mlを加え、60℃、
24ン交換樹脂(H+型)を通過させ、この通過水洗液
を活性炭に吸着させた。活性炭カラムよりエタノール−
アンモニア、容液てリフ1ビリンを溶出し、溶出液のエ
タノールを除去した後、アニオン交換樹脂を通過させ、
通過水洗液を減圧濃縮して50 mlとし、冷却した。
冷却後、析出した結晶を分離し、乾燥してリバビリンの
結晶6.5gを得た。
比較例 実施例1と同一の菌株を使用し、特公昭54−1788
0号公報の実施例1と同様の方法で微生物の増殖中に原
料トリアゾール化合物を添加してリバビリンの製造を試
みた。すなわち、前記菌株をグルコース130g、りん
酸−カリウム19、りん酸二カリウム8Q、硫酸マグネ
シウム1g、塩化カルシウム0.1g、硫酸鉄10mf
i、硫酸亜鉛5 mg、硫酸マンガン1101R、ビタ
ミ7B15W9゜パントテン酸カルシウム10JIg、
/メチン201R9、ビオチン30μ9、肉エキス10
9、硫酸アンモニウム2gおよび尿素2g(別殺菌)を
11中に含有する組成で、pH7,6に調整した培地1
0gtに植菌し、12時間毎にアンモニア水てpH7,
2に調整しつつ28°Cて振盪培養した。培養開始24
時間後に1.2.4−トリアゾール−3−カルボキサミ
ドを2 Q/me濃度で添加し、さらに4日間培養した
培養液を遠心分離した後、上澄液を分析したが、実施例
2 実施例1と同一の菌株を実施例1と同様に培養しくたた
し、培養液は各10府/とじた。)、培養後、遠心分離
によって集菌し、各1 mlの殺菌水を加えて菌体懸濁
液を得た。
この菌体懸濁液に20 mM  1,2.4− )リア
ゾール−3−カルボキサミド、20mMの第3表に示す
各種リボース供与体および25 mM りん酸−カリウ
ムを含む水溶液(pH7,0)各1 txtを添加し、
60°C124時間反応した。反応終了後、遠心分離に
よって除菌し、上澄液を分析したところリバビリンの生
成率は第3表に示すとおりてあった。
/ /′ 第3表 実施例3 第4表に示す各菌株を実施例1と同しブイヨン培地各5
0 yglに植菌し、28°C824時間振盪培養後、
遠心分離によって集菌し、殺菌水を加えて菌体懸濁液3
5肩tを得た。
20111M 1.2.4−トリアソール−3−カルボ
キサミド、20 mMイノンフンよび25 mM りん
酸−カリウムを含む水溶液(pH7,0)各5 a+t
に前記菌体懸濁液各5 mlを加え、60°0.24時
間反応した。反応終了後、リバビリン生成率を分析した
ところ第4表に示すとおりてあった。
第4表 実施例4 2%粉末ブイヨン培地各100 mlに実施例1と同一
の菌株を植菌し、28℃、22時間振盪培養し、培養菌
体を得、次いで以下の処理を行い菌体処理物懸濁液を得
た。
1)アセトン乾燥菌体:生菌体に50 mlのアセトン
を加え、15分間放置し、遠心分離して得た菌体にさら
に50 mlのアセトンを加え、同様の処理を行った後
、真空乾燥して乾燥菌体を得た。
これに水を加えて菌体処理物懸濁液10 yslを得た
2)凍結融解菌体:生菌体を一80°Cて一晩凍結後、
解凍し、水を加えて菌体処理物懸濁液10g/を得た。
3)浸透圧差処理菌体;生菌体に100 yslの飽和
食塩水を加え、−晩水冷後、遠心分離によって上澄液を
捨て、分離菌体に水を加えて菌体処理物gF!濁液lO
肩tを得た。
4)超音波処理菌体=生菌体に水を加えて101/とじ
、出力電圧1.6 K Vて20分間超音波処理を以上
の菌体処理物懸濁戒名10 tglおよび実施例1と同
様にして得た無処理菌体懸濁液10 mlに実施例3と
同一の反応基質溶液各10g/を加え、60’C,24
時間反応後、リバビリンの生成率を分析したところ第5
表に示すとおりてあった。
第5表 実施例5 2%ブイヨン培地25 vlに実施例1と同一の菌株を
植菌し、28℃、24時間振盪培養し、培養!/を加え
、28〜70°Cの各温度(第6表)て20時間反応後
、リバビリンの生成率を分析したところ第6表に示すと
おりてあった。
第6表 実施例6 実施例1と同一の菌株を使用し、実施例5と同様に調製
した菌体懸濁戒名2.5肩lに以下の反応基質溶液LA
+またはfBl各2.5 mlを加え、60°Cl2O
時間反応後、リバビリンの生成率を分析したところ第7
表に示すとおりてあった。
反応基質溶液(Al : 20 mM 1,2.4− 
トリアソール−3−カルボキサミドおよび20 mMイ
ノンフ ン応基質溶液(B)二上記反応基質溶液iAlと同量の
各基質に25mMりん酸−カリウムを加える。
第7表 実施例7 実施例6と同し菌体懸濁液2.5 mlに実施例6の反
応基質溶液(B) 2.5 ynlを加え、60°C2
20時間反応後、菌体を分離した。この分離菌体に水1
ONtを加えて次回の反応に使用し、上記と同様の反応
を10回繰り返した。第1回のリバビリン生成率を10
0としたときの各回の反応の相対生成率を第8表に示す
第8表 実施例8 2%ブイヨン培地11に実施例1と同一の菌株を植菌し
、30°C222時間振盪培養した後、遠心分離によっ
て生菌体を得た。
この生菌体にA液〔lN−塩酸24g/、トリス8.4
25 QlTEMED (N、N、N’、N’−テトラ
メチルエチレンジアミン) 0.28 II/を溶解し
て水で100gtに稀釈した水溶液〕20肩t、 B液
〔アクリルアミド8.Oq、BIS(N、N−メチレン
ビス(アクリルアミド))0.89を水に溶解して10
0 mlとした水溶液’) 20 mlおよびC液〔過
硫酸アンモニウム0.3gを水に溶解して200 ml
とした水溶液) 40 dを加えて放置し、菌体を固定
化した。固定化後ホモジナイザーで細片化し、180 
mlの固定化菌体を得た。
この固定化菌体10 w(に20 mM 1,2.4−
 )リアゾール−3−カルボキサミド、20mMイノシ
ンおよび25mMりん酸−カリウムを含む基質溶液20
珂/(pH7,0)を加え、60°C124時間反応し
、反応液を分析したところ62.89%のリバビリンが
生成していた。なお、生菌体を使用して同一条件で反応
を行ったところリバビリンの生成率は65.44%であ
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ブレビバクテリウム属、コリネバタテリウム属、ア
    ースロバフタ−属、ミクロコツカス属またはバチルス属
    シこ属し、1,2.4−トリアゾール−8−カルボキサ
    ミドとリボース供与体とからリバビリンを生成する反応
    を触媒する酵素系を含有する微生物の培養物、菌体また
    は菌体処理物と、1.2.4−トリアゾール−3−カル
    ボキサミドまたはその酸付加塩およびリボース供与体と
    を前記微生物の非増殖条件下において水性媒体中で接触
    させてリバビリンを生成させ、これを取得することを特
    徴とするりバビリンの製造法。 2)酵素反応を微生物の非増殖条件下tこおいて行う方
    法が、反応液を微生物の増殖できない温度条件tこ保持
    して反応を行う方法、微生物菌体をあらかしめ該微生物
    が休止もしくは死滅する方法によって処理し、これを用
    いて反応を行う方法、および反応液tこ微生物の増殖を
    阻害する物質を添加して反応を行う方法からなる群より
    選ばれた一種の方法または二種以上を組み合せた方法で
    ある特許請求の範囲第1項記載のリバビリンの製造法。 3)微生物の非増殖条件が、45〜70°Cの温度条件
    である特許請求の範囲第1または2項記載のリバビリン
    の製造法。
JP7389582A 1982-04-30 1982-04-30 リバビリンの製造法 Expired JPS6025119B2 (ja)

Priority Applications (13)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7389582A JPS6025119B2 (ja) 1982-04-30 1982-04-30 リバビリンの製造法
US06/489,409 US4614719A (en) 1982-04-30 1983-04-26 Process for producing ribavirin
EP83104130A EP0093401B1 (en) 1982-04-30 1983-04-27 Process for producing ribavirin
AT83104130T ATE24518T1 (de) 1982-04-30 1983-04-27 Verfahren zur herstellung von ribavirin.
DE8383104130T DE3368641D1 (en) 1982-04-30 1983-04-27 Process for producing ribavirin
AU14012/83A AU550346B2 (en) 1982-04-30 1983-04-28 Production of ribavirin
IL68516A IL68516A (en) 1982-04-30 1983-04-28 Process for producing ribavirin
ES83521984A ES521984A0 (es) 1982-04-30 1983-04-29 Un procedimiento para la produccion de ribavirina.
IE992/83A IE54924B1 (en) 1982-04-30 1983-04-29 Process for producing ribavirin
KR1019830001834A KR870002167B1 (ko) 1982-04-30 1983-04-29 리바비린의 제법
AR292883A AR231308A1 (es) 1982-04-30 1983-04-29 Un procedimiento para preparar 1-be-d-ribofuranosil-1,2,4-triazolcarboxamida rivavirina
CA000426998A CA1196591A (en) 1982-04-30 1983-04-29 Process for producing ribavirin
HU831484A HU191292B (en) 1982-04-30 1983-04-29 Process for the production of ribavirine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7389582A JPS6025119B2 (ja) 1982-04-30 1982-04-30 リバビリンの製造法

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16091584A Division JPS60120981A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 ブレビバクテリウム・アセチリカムの新菌株
JP16091684A Division JPS60133896A (ja) 1984-07-31 1984-07-31 リバビリンの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58190396A true JPS58190396A (ja) 1983-11-07
JPS6025119B2 JPS6025119B2 (ja) 1985-06-17

Family

ID=13531390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7389582A Expired JPS6025119B2 (ja) 1982-04-30 1982-04-30 リバビリンの製造法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS6025119B2 (ja)
AU (1) AU550346B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62253393A (ja) * 1986-01-21 1987-11-05 Yamasa Shoyu Co Ltd リボヌクレオシドの製造法

Also Published As

Publication number Publication date
AU1401283A (en) 1983-11-03
AU550346B2 (en) 1986-03-20
JPS6025119B2 (ja) 1985-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR870002167B1 (ko) 리바비린의 제법
EP0096547B1 (en) Process for preparing uridine diphosphate-n-acetylgalactosamine
EP0411158B1 (en) Process for producing nucleosides by using phosphorylases obtainable from Bacillus stearothermophilus
US4767713A (en) Pure culture of Brevibacterium acetylicum AT-6-7, ATCC 39311
US3168446A (en) Production of 5'-nucleotides and of nucleosides
JP3928676B2 (ja) 2’−デオキシアデノシン、2’−デオキシグアノシンの製造法
JPS6111598B2 (ja)
EP0090417B1 (en) Process for producing 3'-deoxyguanosine
US4594320A (en) Process for producing 3-deoxyguanosine
JPS58190396A (ja) リバビリンの製造法
US3150058A (en) Process for preparing inosinic acid
JPS6150597B2 (ja)
JPH0335915B2 (ja)
JPH038760B2 (ja)
JPH0314439B2 (ja)
Yamamoto et al. Preparation of uridine diphosphate-N-acetylgalactosamine from uridine diphosphate-N-acetylglucosamine by using microbial enzymes
JPH0337919B2 (ja)
JPS59143599A (ja) トリアゾ−ルヌクレオシドの製造法
JPH0231686A (ja) トリフルオロチミジンの製造方法
JPH03198790A (ja) 5―エチニル―1―β―D―リボフラノシルイミダゾール―4―カルボキサミドの製造法
JPS61146194A (ja) 3′−デオキシグアノシンの製造法
JPH0419838B2 (ja)