JPS5818616A - ソフトコンタクトレンズ用洗浄液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラフトコ／タクトレンズ（以下ＢＣＬという）
用の洗浄液に関する。

従来より８ＣＬ表面に付着した油脂あるいはゴミなどを
例えば、界面活性剤を含有する洗浄液を用いて、８ＣＬ
を洗浄することが知られている。

また界面活性剤等では除去不可能な例えば、蛋白質など
の成分については蛋白質分解酵素などによシ分解除去す
ることが知られている。

しかしながら、蛋白質分解酵素を用いる除去方法は、蛋
白質については分解除去できるものの該酵素自体が蛋白
質である為にＳＣＬに付着しやすいという問題点がある
。

知られているが９次亜塩素酸塩は作用が強すぎるため、
８ＣＬ自身の物性低下を招くおそれがある。

このような状況に鑑み本発明者らは鋭意検討した結果、
以下に述べる本発明に到達した。

すなわち本発明は、亜塩素酸塩を含有することを特徴と
するソフトコンタクトレンズ用洗浄液に関するものであ
る。

本発明の洗浄液中に含まれる亜塩素酸塩とは。

例えば亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム。

亜塩素酸カルシウムなどを挙げることができる。

中でも亜塩素酸ナトリウムが特に好ましい。

洗浄液中に含まれる亜塩素酸塩の濃度としては約０．０
１〜５チ、好ましくは０．０５〜２チの範囲である。

亜塩素酸塩が多量の場合にはＳＣＬ自身の物性低下を招
くおそれがあり、また少量すぎる場合には目的とする効
果が期待できない。

また洗浄液のｐＨとしては１本発明の目的をそこなわな
い限シ適宜選択できるが、°例えば２〜１２゜本発明の
洗浄液には亜°塩素酸塩以外に例えば次のような物質を
添加することができる。

クエン酸、ブドウ糖、塩酸、硫酸、チオ硫酸ナトリウム
、亜硫酸水素ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸、尿
素、ホウ酸、ホウ酸ナトリウム。

ハイドロサルファイド、水酸化ナトリウム、エチレンジ
アミン２ナトリウムなどの物質をあげることができる。

また、これらの他に例えば、界面活性剤なども添加する
ことが可能である。

上記の物質は例えば酸化あるいは還元作用のだめの活性
剤とも呼ぶことができる。

亜塩素酸塩を含む洗浄液中に活性剤を添加することによ
り例えば、洗浄処理時間が短くなるなどの効果をもたら
し好ましいものである。

本発明の洗浄液は、従来公知のソフトコンタクトレンズ
に適用でき、蛋白質の除去のみならず。

脱色などの効果が発現される。

次に本発明の洗浄液を用いたＳＣＬの洗浄方法の一例は
９例えば次のとおりである。

まず亜塩素酸（および必要に応じて活性剤）を浸漬する
。この場合、洗浄液の温度としては例えば、室温ないし
煮沸１２０℃付近の温度条件が適宜選択できる。しかし
ながら、温度条件が低いと処理に長時間を要し、温度が
高い場合には短くなる傾向がみられる。

このようにして洗浄処理されたＳＣＬは、好ましくは洗
浄液中で室温まで放置冷却された後、水洗され必要に応
じ残存している亜塩素酸塩をチオ硫酸ナトリウム、亜硫
酸水素ナトリウムなどで分解し９次いで生理食塩水の溶
液に浸漬して、再び使用に供されるのである。

上記のような洗浄処理に適当なＳＣＬとしては。

例えばポリビニルピロリドンを主成分とする高含水ＥＩ
ＣＬやポリヒドロキシエチルメタアクリレートを主成分
とする低含水８ＣＬがあげられる。

以下、実施例により本発明を更に詳しく説明する。

実施例１．比較例１ 亜塩素酸ナトリウムおよび活性剤としてクエン酸を用い
て第１表に示すような洗浄液醜１〜４を調整した。

各々の洗浄液にＳＣＬ１枚を浸漬し、常圧水浴で６０分
間煮沸した。室温まで放置、冷却後レンズを取り出し２
０ｍ／の水に５分間浸け、これを３回繰返しレンズの水
洗を行った。次に生理食塩水溶液に３０分間浸漬してか
らレンズのＵＶスペクトルを測定し洗浄効果を評価した
。結果は第１表に示す。

また比較例として亜塩素酸ナトリウムを含まない洗浄液
を用いて上記と同じ操作によりレンズを洗浄した結果、
洗浄効果は特に認められなかった。

第　　１　　表 なお、洗藻効果については、ソフトコンタクトレンズの
洗浄処理前と処理後の紫外線スペクトル（第１図）の吸
収変化から９次のごとく格付し記号で示しである。

また亜塩素酸ナトリウムのｐＨ曲線はｐＨ＝７付近では
、わずかな組成やその他の条件変化で急激に変動するた
め、併記した溶液のｐｉ（は説明を容易にするために示
したもので９条件を決定するものではない。

なお、ここで用いたＥＩＣＬは高含水レンズである＠Ｂ
ｒｅａｔｈｅ　−０’　（東しくａ）［）テ６ル。

また、ここでいうＵＶスペクトルグラフの一例を第１図
に示す。第１図中１点線は人による装着後の汚れレンズ
の紫外線スペクトル、実線は本発明の洗浄液で洗浄処理
した後の紫外線吸収スペクトルを表わすものである。

なお９図中の横軸は吸収率、縦軸は波長（ｎｍ）を示す
。

実施例２ 亜塩素酸ナトリウムの水溶液に１種々の活性化剤を水に
溶解した後添加して、第２表に示した組成の洗浄液部５
〜鳴１１を調合した。各洗浄液２０ｍ１！に一定期間装
着したレンズを１枚浸漬し室温で１６時間放置した。次
にレンズを取り出し水洗後生埋置塩液（０，９％食塩水
）５ｍ／に６０分間浸ケ、レンズのＵＶスペクトルを測
定しＩ）Ｖスペクトルの変化から、洗浄効果を評価した
。結果を第２表に示す。

なおレンズは、高含水Ｓ’ＣＬである−　Ｂｒｅａｔｈ
ｅ−０″（東しくイ）製）を用いた。

実施例６ 亜塩素酸ナトリウムの水溶液に種々の活性７剤。

安定剤および界面活性剤を単独または組合せて添加し第
３表に示す各種組成の洗浄原電１２〜Ｎａ２２を調合し
た。洗浄液部２２の洗浄条件は９８℃６０分間で処理し
た。そめ他の条件および洗浄液亀１２〜ｍ２１のレンズ
の洗浄処理条件および方法さらに洗浄効果等は実施例１
と同様に行った。

結果を第３表に示す。

なおレンズとしては、洗浄液部１２〜拠２１に高含水Ｓ
ＣＬである−　Ｂｒｅａｔｈｅ　−０’　（東Ｖ　（ａ
）製）を用い、洗浄液ｍ２２は）ＩＥＭＡ系の”　ＳＯ
ｆｌｅｍａ　”（Ｂ＆Ｌ社製）を用いた。

実施例４ 第４表に示すような組成からなる洗浄液態２６゜２４を
調合した。この洗浄液を用いて繰返し洗浄して強度劣化
を調べた。洗浄方法は実施例３と同様に行なった。洗浄
条件および結果を第４表に示す。なお用いた８ＣＬは”
　Ｂｒｅａｔｈｅ　−Ｑ　’　（東し■製）である。ブ
ドウ糖を添加した洗浄液部２５は、ＳＣＬの強度劣化が
少ないことが認められる。

強度は常法により“テンシロン”（東洋ボールドウィン
社製）を用いて測定した。

第　　４　　表

【図面の簡単な説明】

第１図はＥＩＣＬの洗浄前後の紫外線吸収スペクトルを
示すグラフの一例である。 特許出願人　　東　し　株　式　会　社手　　続　　補
　　正　　書 特許庁長官　島　１）春　樹　殿 １、事件の表示 昭和５６年特許願第１１６５９５号 ２、発明の名称 ソフトコンタクトレンズ用恍浄液 ３、補正をする者 ４、補正命令の日付　　自発 ５、補正によ抄増加する発明の数　　なし６、　　補Ｊ
Ｅｏ対ａ　　　明細書中「発明の詳細な説明」の欄間　
　細　　書　　中 （１１第２頁下から８行 「ｏ、ｏｉ〜５チ、好ましくは００５〜２チ」を１’−
０，０００１〜５チ、好ましくは０．０００５〜０５チ
」に補正する。 （２）　　第６頁最終行 「亜塩素酸」を「亜塩素°酸塩」に補正する。 （３）第７頁７行 「Ｂｒｅａｔｈｅ　Ｊを「Ｂｒｅａｔｈ　ＪＫ補正する
。 （４）第８頁６行 １’−Ｂｒｅａｔｈｅ　Ｊを［Ｂｒｅａｔｈ　Ｊに補正
する。 （５）　　第１０頁下から６行 「Ｂｒりａｔｈｅ　Ｊを「ＢｒｅａｔｈＪに補正する。 （６）第１０頁下から２行 「Ｓｏｆｌｅｍｓ　Ｊを［５ｏｆｌｅｎａ　Ｊに補正す
る。 （７）　　第１２頁６行 「Ｂｒｅａｔｈｅ　Ｊを「Ｂｒｅａｔｈ　Ｊ　　に補正
する。 （８）第１２頁８行 ｒＩ＆１２５」をｒ旭２４」に補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）亜塩素酸塩を含有することを特徴とするソフトコ
   ンタクトレンズ用洗浄液。