JPH07508522A - 過酸化水素含有ゲルおよびそれを使用するコンタクトレンズ消毒方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 過酸化水素含有ケルおよびそれを使用するコンタクトレンズ消毒方法発明の背景 本発明は、コンタクトレンズ消毒に有用な組成物および方法に関する。本発明は とりわけ、ゲル化した抗菌組成物およびそれを使用するコンタクトレンズ消毒方 法に関する。

コンタクトレンズ使用音は、コンタクトレンズ装用に伴い得る感染または眼の健 康に対する他の有害作用を防止するために、定期的にコンタクトレンズを消毒す べきである。現在、装用時間外に使用者がコンタクトレンズを消毒することがで きる、いくつかの異なる系および方法がある。そのような従来の洗浄および消毒 系は、「高温（ｈｏｔ）Ｊおよび「低温（ｃｏｌｄ）Ｊ系に分類することができ る。高温系は、コンタク）・レンズの消毒のために熱の使用を要し、低温系では 、レンズを消毒するために周囲温度で化学消毒剤を使用する。

低温消毒系の範囲内には、酸化消毒剤、とりわけ過酸化水素による消毒系がある 。消毒用過酸化水素溶液は、コンタクトレンズを汚染し得る細菌および真菌の殺 菌に有効である。しかし、消毒したコンタクトレンズ上の残留過酸化水素は、分 解（ｄｅｓｔｒｏｙ）　（すなわち分解（ｄｅｃｏ田ｐｏｓｅ）、中和、不活性 化または化学的還元）しなければ、眼に対して刺激、灼熱感または外傷を起こし 得る。従って、消毒したコンタクトレンズの安全かつ快適な装用を可能にするた めには、消毒したコンタクトレンズの入った液体媒体中の残留過酸化水素を分解 する必要がある。

コンタクトレンズを有効に消毒することができ、レンズ使用者または装用者に、 レンズが有効に消毒されたこと、および消毒したレンズを安全かつ快適に装用し 得ることを確信させるようなコンタクトレンズケア系が依然必要とされている。

発明の概要 コンタクトレンズを消毒および好ましくは洗浄するための新規組成物および方法 を見出した。本発明の系では、実際の使用者（コンタクトレンズ装用者）がコン タクトレンズの手入れに参与する。そうすることによって、レンズ装用者は、コ ンタクトレンズが有効に手入れされたこと、および手入れ済レンズを眼に入れる 前に消毒剤がうまく除去されていることを、より強く確信することができる。

更に、消毒剤含有液中でレンズが消毒されるのを長時間待つ必要もない。使用者 が実際に作業を行う間に、コンタクトレンズは有効に手入れされるのである。こ のように使用者が実際に参与することによって、使用者のコンプライアンスの問 題も軽減される。そのコンプライアンスの問題とは、長時間待ちの工程間に一層 ゛の作業を（〒う必要のあるような他のコンタクトレンズ手入れ法において、し ばしば生じるものである。本発明の方法においては、レンズを１工程で消毒およ び洗浄することができる。実際、レンズ使用者は自分のレンズの手入れを完全に コントロールしているという満足感を得るので、レンズの手入れが充分行われる ようになる。

本発明は広義の一態様において、コンタクトレンズの消毒に有用な抗菌組成物に 関する。該組成物は、水、該抗菌組成物と接触するコンタクトレンズを消毒する のに有効な量の過酸化水素、および該抗菌組成物をゲル状に保つのに有効な景の ケル化成分を含有する。該抗菌組成物のｐＨは、好ましくは約５５〜７０である 。

本発明は、池の広義の一態様においては、コンタクトレンズの消毒方法であって 、水、過酸化水素、およびコンタクトレンズとの接触前に組成物をケル状に保つ のに有効な量のケル化成分を含有する抗菌組成物に、コンタクトレンズを接触さ せることを含んて成る方法に関する。この接触は、コンタクトレンズの消毒に有 効な条件下に行う。好ましくは、コンタクトレンズ装用者が実際に、組成物を適 用したレンズを手で擦って消毒を行う。

発［］Ｔ］の詳細な説明 本発明は、過酸化水素を使用して定期的に消毒することが有益などのような種類 のコツタクトレンズにも有効である。そのようなコンタクトレンズ、例えば従来 のコンタクトレンズ、好ましくはソフトコンタクトレンズは、過酸化水素によっ て実質的にｐＨ３響を受けない、いずれの適当な材料または材料組み合わせ力１ ら製造したちのであってもよく、いずれの適当な形状を有していてもよ（＼。

本発明の抗菌組成物は、水　該抗菌組成物で消毒するコンタクトレンズを消毒す るのに有効な量の過酸化水素、および該抗菌組成物をゲル状に保つのに有効な同 のケル化成分を含有する。

本発明の組成物中の水はしばしば、組成物全体のうちの大部分を占める、すなわ ち少なくとも約５０重量％を占める。

本発明の抗菌組成物は、コンタクトレンズ消毒量の過酸化水素を含有している。

好ましくは、過酸化水素のコンタクトレンズ消毒量とは、３時間で微生物量を１ １ｏｇのオーダーで低下し得る蛋である。より一層好ましくは、過酸化水素濃度 は、微生物量を１時間で１］、ｏｇのオーダーで低下する濃度である。１０分間 またはより短時間で微生物ヱをｌｌｏｇオーダー低下する過酸化水素１度が特に 好ましい。

本発明の抗菌組成物は、過酸化水素を好ましくは約０．５または１５〜６％（Ｗ ／〜り含有する。そのような組成物は、コンタクトレンズ上に存在し得る細菌お よび真菌の殺菌に有効である。

ケル化成分は、抗菌組成物をケル状に保つのに有効な量で存在する。本発明にお いて「ゲル」とは、水相を中に取り込むか、または固定化し、移動不可能とする セリ−またはセラチン状の材料を意味する。そのようなゲルは、充分１のゲル化 成分と、水および１種またはそれ以上の他の成分（例えば、本発明の系の他の成 分）とを、所望のケルを調製するのに有効な条件下に組み合わせることによって 形成する。本発明のケルは、コンタクトレンズの消毒に従来使用されている水様 の過酸化水素含有水溶液とは、実質的に異なる。

ケル化成分は、抗菌組成物の約０５〜２０％（Ｗ／Ｖ）の量で存在することが好 ましい。

本発明の組成物中に使用するゲル化成分は、本明細書中に記載のように機能し、 処理するコンタクトレンズ、コンタクトレンズ処理法、およびコンタクトレンズ 装用者に実質的に悪影響を及ぼさないものであれば、いずれも適当てあり得る。

有用なケル化成分の例は、カルボキシポリメチレン、例えばビー・エフ・グツド １ｊソチ＜Ｂ、　Ｉ’、　Ｇｏｏｄｒｉｃｈ）からカーホポール（Ｃａｒｂｏｐ ｏｌ、商標）として市販のもの、ポリエチレン−ポリプロピレンクリコール、例 えばＢ　Ａ　Ｓ　Ｆからボロキサマー（Ｐｏｌｏ＼ａｍｅｒ、商標）として市販 のものなど、およびそれらの混合物を包含する。

本発明の抗菌組成物は、湿潤成分、例えばコンタクトレンズケア製品中に通例用 いられるような１種またはそれ以上の界面活性剤を、抗菌組成物とコンタクトレ ンズとの接触を促進するのに有効な量で含有することが好ましい。

本発明の組成物に少なくとも１種の有益または所望の性質を付与するために、本 発明の組成物は更に１種またはそれ以上の成分を含有し得る。そのような付加成 分は、１種またはそれ以上のコンタクトレンズケア組成物（例えば消毒および／ または洗浄用組成物）中に従来用いられている成分から選択し１！′する。その ような付加成分の例は、緩衝剤、洗浄剤、栄養剤、金属イオン封鎖剤、浸透圧調 整剤、コンタクトレンズ調整剤などを包含する。そのような付加成分は、それぞ れ有益または所望の性質を付与するのに有効な量で、本発明の組成物中に存在し 得る。

例えば、そのような付加成分は、他の（例えば従来の）コンタクトレンズケア組 成物におけるそのような成分の使用量と同程度の量で、本発明の組成物中に存在 し得る。

有用な緩衝剤は、酢酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、重 炭酸緩衝剤およびホウ酸緩衝削を包含するが、それらに限定されるものではない 。

有用な金属イオン封鎖剤は、エチレンノアミン四酢酸二ナトリウム、アルカリ金 属へキサメタホスフェート、クエン酸、クエン酸ナトリウムおよびそれらの混合 物を包含するが、それらに限定されるものではない。

有用な浸透圧調整剤は、塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニトール、デキス トロース、クリセロール、プロピレングリコールおよびそれらの混合物を包含す るが、それらに限定されるものではない。

特に有用な一蓉様においては、本発明のケル化抗菌組成物は、コンタクトレンズ から汚れを除去するのに有効な少なくとも１種の酵素を更に含有する。正常な使 用中にコンタクトレンズ上に生じる汚れの種類には、タンパク質含有汚れ、ムチ ン含有汚れ、脂質含有汚れおよび炭水化物含有汚れがある。１種またはそれ以上 の種類の汚れが、１個のコンタクトレンズ上に存在し得る。

用いる酵素は、コンタクトレンズの酵素洗浄に従来用いられている酵素から選択 し得る。例えば、ハス（Ｈｕｔｈ）らの米国再発行特許第３２６７２号およびカ ラケオーノアン（Ｋａｒａｇｅｏｚｉａｎ）らの米国特許第３９１０２９６号に 開示されている酵素の多くが、本発明において有用である。それらの特許全体を 引用して、本明細書の一部とする。有用な酵素としては、タンパク質分解酵素、 リパーゼおよびそれらの混合物から選択するものがある。

好ましいタンパク質分解酵素は、スルフヒドリル基またはジスルフィド結合を実 質的に持たない酵素である。カルシウム、マクネノウムまたは亜鉛のような２価 の金属イオンをタンパク質に結合している金属プロテアーゼも使用し得る。

タンパク質分解酵素のより好ましい群は、セリンプロテアーゼであって、とりわ けバチルス属、ストレプトミセス属およびアスペルキルス属の菌から得られるも のである。この群の中でより一層好ましい酵素は、通常ズブチリシン酵素と称さ れるアルカリ性プロテアーゼである。ディール、エル（Ｄｅａｙｌ、Ｌ、）、モ ーサー、ピー・ダブリュ体４ｏｓｅｒ、ＰＷ、）およびウィルディ、ビー・ニス （Ｗｉｌｄｉ。

Ｂ、Ｓ、）、「プロテアーゼズ・オブ・ザ・ノーナス・バチルス、■アルカライ ン・プロテアーゼズ（Ｐｒｏｔｅａｓｅｓ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｇｅｎｕｓ　Ｂａｃ ｉｌｌｕｓ、ＩＩ　ＡｌｋａｌｉｎｅＰ　ｒｏｔｃａｓｅｓ）　Ｊ、バイオチク ノロノー・アンド・バイオエンジニアリング（Ｂｉｏ−ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ　 ａｎｄ　Ｂｉｏｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ）、第店巻、２１３〜２４９頁（１９７ ０）、並びにキイ、エル（Ｋｅａｙ、Ｌ、）およびモーサー、ピー・ダブリュ、 「ディファレンノエーノヨン・オブ・アルカライン・プロテアーゼズ・フオーム ・バチルス・スビーノース’（Ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｔｉｏｎｏｆ　Ａｌｋａ ｌｉｎｅ　Ｐｒｏｔｅａｓｅｓ　ｆｏｒｍ　ＢａｃｉｌｌｕｓＳ　ｐｅｃｉｅｓ ）Ｊ、バイオケミカル・アント・バイオフィンカル・リサーチ・コミュニケー／ ヨンズ（Ｂｉｏｃｈｅｍｉｃａｌ　ａｎｄ　Ｂｉｏｐｈｙｓｉｃａｌ　Ｒｅ５ｅ ａｒｃｈ　Ｃｏｍｍ、）、第３４巻、第５号、６００〜６０４頁（１９６９）参 照。

スブチリ／ン酵素は、２つのサブクラス、すなわちズブチリシンＡおよびズブチ リシンＢに分類される。ズブチリシン４へ群の酵素は、バチルス・ズブチリス（ Ｂ、　５ｕｂｔｉｌｉｓ）、バチルス・リヘニフォルミス（Ｂ、　ｌｉｃｈｅｎ ｉｆｏｒｍｉｓ）およびバチルス・プミリス（Ｂ、　ｐｕｍｉｌｉｓ）のような 種から得られる。このサブクラスの菌は、中性プロテアーゼまたはアミラーゼを ほとんどまたは全く産生じない。ズブチリノンＢサブクラスは、バチルス・ズブ チリス、バチルス・ズブチリス・アミロサンカリティクス（Ｂ、５ｕｂｔｉｌｉ ｓ　ｖａｒ、　ａｍｙｌｏＳａｃｃｈａｒｉｔｉｃｕｓ）、バチルス°アミロリ ケファノエンス（Ｂ、　ａｍｙｌｏｌｉｑｕｅｆａｃｉｅｎｓ）およびバチルス ・ズブチリスＮＲＲＬＢ３４１１のような菌から得られる酵素から成る。これら の微生物は、アルカリ性プロテアーゼの産生にほぼ匹敵するレベルで中性プロテ アーゼおよびアミラーゼも産生ずる。スブチリノンＡサブクラスに属する１種ま たはそれ以上の酵素が特に有用である。

更に池の好ましい酵素は、例えばパンクレアチン、トリプ／ン、コラゲナーゼ、 ケラチナーセ、カルボキシラーセ、アミノペプチダーセ、エラスターゼ、アスペ ルキロベブチダーセ、へおよびＢ、プロナーゼＥ［ストレプトミセス・グリセウ ス（Ｓ、　ｇｒｊｓｅｕｓ）から得られるコ並びにディスパーセ［）１チルス・ ポリミキサ（Ｂａｃｉｌｌｕｓ　ｐｏｌｙｍｙｘａ）から得られる］である。

本発明の実施において、酵素を有効ヱて使用する。そのような量とは、正常な装 用による汚れの少なくとも１種を、適当な時間で実質的に全部レンズから除去す るりである。この標準は、レノス汚れ沈積パターンの経過が正常なコンタクトレ ンズ使用者に関するものであり、毎日または２〜３日毎に洗浄することが好まし いはと汚れ１す積速度が著しく大きかったことのある非常に少数の人には当ては まらない。

有効なりリーナーの製造に要する酵素の回は、酵素固有の活性、およびそれが含 有する他の成分のようないくつかの因子によって決められる。

基本的な基準として、作用溶液は、レンズ１枚の処理につき約０００１〜３アン ゛７′ン（Ａｎｓｏｎ）９位、好ましくは約０．０１〜１アンソン単位の活性が 得られるのに充分な酵素を含有すべきである。それより多い、または少ない量の 酵素を使用してもよい。

酵素活性はｐＨｆ＆存性てあり、酵素により、それが最もよく機能する特定のｐ Ｈ軽囲かある。その範囲は、既知の方法により容易に測定できる。

本発明の抗菌組成物は例えば、・１、性ケルの調製のための従来の方法を粗し１ で調製し得る。ｊｉｌえば、組成物の成分を合し、充分混合して、実質的に均一 なケルを形成することができる。有用な一態様においては、組成物の全水溶性成 分をまず水に入れて溶解し、次いでそれをゲル化成分と合し、！して、所望のゲ ルを形成する。ケルが生成し得るように、合した成分をしばらくの間装置してお くことが望ましい場合がある。

本発明の抗菌組成物を所望のｐＨとするために、調製時に酸性成分および／また は塩基性成分を加え得る。

例えば、ケルのｐＨを上昇することが望ましければ、アミン、例えばトリエタノ ールアミンのようなアルカノールアミンを加え得る。一方、ゲルのｐＨを低下す ることが望ましければ、酸、例えばリン酸、塩酸などを加え得る。

抗菌組成物のｐＨは、消毒のための接触時に、好ましくは約８未満、より好まし くは約５５〜７０または７５である。

消毒のための接触は、好ましくは、消毒および洗浄するコンタクトレンズに抗菌 組成物を適用して手で擦ることを含んで成る。手で擦る時間は、好ましくは約３ ０秒間ないし３または５または１０分間である。手て擦るということは、コンタ クトレンズ装用者がコンタクトレンズの消毒／洗浄に実際に参与するのに非常に 有効である。このように実際に参与することによって、コンタクトレンズ装用者 は、自分のコンタクトレンズが適正に手入れされているという確信をより高める ことかできる。

そのような接触の後、コンタクトレンズを、コンタクトレンズから抗菌組成物を 全部除去するのに有効な量の水性液体媒体、例えば塩類溶液と接触させ得る。

例えば、消毒したコンタクトレンズを従来の塩類溶液て濯いて、抗菌組成物を除 去することができる。

処理済コンタクトレンズに抗菌組成物が残留していないことを確認し易くするた めに、本発明の抗菌組成物は、色素成分を、組成物を明らかに着色するのに有効 な量で含有することが好ましい。すなわち、抗菌組成物を消毒済コンタクトレノ スから除去すると、組成物の明らかな色もコンタクトレンズから除去される。

その明らつ・な色がコンタクトレンズから完全に無くなると、コンタクトレンズ が安全かつ快適に限に入れて装用可能な状聾となったことカルンズ使用者にわか る。

−叩球においては、消毒済コンタクトレンズを、コンタクトレンズ上の残留過酸 化水素を全部分解するのに有効な里の過酸化水素分解成分（ＨＰＤＣ）を含有す る水性液体媒体と接触させる（例えば、濯ぐ）。

本発明の系、消毒したコンタクトレンズ、またはその装用者に実質的な悪影響を 及ぼさないものであれば、いずれの適当な］（Ｐ　Ｄ　Ｃを用いてもよい。有用 な■］Ｐ　Ｄ　Ｃには、過酸化水素還元剤、ベルオキシダーセ類（カタラーゼを 含む）およびそれらの混合物がある。

本発明において有用な過酸化水素還元剤の例は、アルカリ金属（とりわけナトリ ウム）のチオ硫酸塩；チオ尿素；アルカリ金属（とりわけナトリウム）の亜硫酸 塩、チオグリセロール、アルカリ金属（とりわけナトリウム）のキ酸塩、ピルビ ン酸およびピルヒン酸塩、Ｎ−アセチルンステイン、エン−ジオール化合物、例 えば、アスコルヒン酸化合物、レダクチン酸化合物、イソアスコルヒン酸化合物 、グリオキツル酸化合物、スクエア酸化合物、／ヒトクキ／マレイン酸化合物、 ンヒトロキンフマル酸化合物およびそれらの混合物である。前記エン−ジオール 化合物の典型的な例は、そのような酸そのもの（例えばアスコルビン酸）、その ような酸の眼科学的に許容し得る塩（例えばアスコルビン酸すｌ・リウム）、そ のような酸の眼科学的に許容し得るエステル（例えばアスコルヒルパルミテート ）、およびそのような酸の眼科学的に許容し得る他の誘導体（例えばエン−ジオ ール分子構造を維持するもの）、それらの混合物などである。

特に有用なベルオキシダーセは、カタラーゼである。ベルオキシダーゼ類、特に カタラーゼは、それを初めて液体媒体に放出してから約１分間ないし１２時間、 好ましくは約５分間ないし１時間のオーダーのような適度な時間で、液体媒体か ら過酸化水素を実質的に除去するのに有効であるので、本発明において非常に有 用である。

用いる■イＰＤＣの量は、それを導入する液体媒体中に存在する過酸化水素を全 部分解するのに充分な伍であることが好ましい。ＨＰ　Ｄ　Ｃを過剰に用いても よい。

ＨＰ　Ｄ　Ｃを非常に大過剰に用いると、ｌ−Ｉ　Ｐ　Ｄ　Ｃ自体が、消毒した コンタクトレンズおよび／またはその装用の安全性および快適性に問題を生じ得 るので、そのようなことは避けるべきである。、カタラーゼを１１　Ｐ　Ｄ　Ｃ として使用する場合、好ましくは約１００〜１０００．、より好ましくは約１５ ０〜７００カタラーゼ活性単位／Ｉｆ液体媒体の量で使用する。

１＋ＰＤｃとしてベルオキシダーセを使用する」パ合は、コンタクトレンズを更 に別の水性液体媒体（例えば従来の塩類溶液）と接触させて（例えば、濯いで） 、残留ベルオキシダーセを除去してから、眼に入れることが好ましい。

以下の実施例は、本発明を制限することなく、本発明のある種の態様を説明す過 酸化水素３０％（Ｗ／Ｖ）、カルホキ／ポリメチレン３％（ｗ／ｖ）、トリエタ ノールアミン、および残部の液体水を組み合わせて、水性媒体を調製する。トリ エタノールアミンは、最終的なケル化した組成物のｐ　Ｈが６，５となるように 加える。上記複数の成分を合し、混合して、ケル化じた組成物を形成する。

このケル化組成物を、コンタクトレンズ装用者の人差指に付ける。そのゲル化組 成物」二にコンタクトレンズを載せ、コンタクトレンズ装用者の人差指と親指の 間でコンタクトレンズを擦る。それにより、ゲル化組成物とコンタクトレンズと の接触がより密になる。約２分間擦り続ける。その後、コンタクトレンズ上の過 酸化水素を全部分解するのに有効な回のカタラーゼを含有する塩類溶液で、コン タクトレンズを濯ぐ。ｉＮいたコンタクトレンズ（有効に消毒されたことがわか っている）を更に従来の塩類溶液で濯いだ後、眼に入れる。眼に刺激は無く、装 用は安全かつ快適である。

実施例２ ゲル化組成物がズブチリノンＡ酵素約００１２アンソン単位を含有することを除 いては、実施例１を繰り返す。

実施例１に記載のように、コンタクトレンズをゲル化組成物と接触させた後、カ タラーセ含有塩頚溶液て濯ぐ。コンタクトレンズは消毒され、タンパク質含有、 沈積物も有効に除去されたことがわかる。コンタクトレンズを更に従来の塩類溶 液で濯いだ後、眼に入れる。眼に刺激は無く、装用は安全かつ快適である。

実施例３ ケル化組成物が、それを明らかな青色に着色する眼科学的に許容し得る従来の色 素成分を更に含有することを除いては、実施例１に記載のケル化組成物を調製す る。

そのケル化キｎ成物とコンタクトレンズとを、実質的に実施例１に記載のように 接触させる。接触後、コンタクトレンズを、コンタクトレンズ上からゲル化組成 物の明らかな青色が無くなるまで、従来の塩類溶液で濯ぐ。この時点て、コンタ クトレンズ（有効に消毒されたことがわかっている）を眼に入れる。眼に刺激は 語く、装用は安全かつ快適である。

実施例４ ケル化組成物がズブ千り／ンノ＼酵素約００１２アンソン単位を含有することを 除いては、実施例３を繰り返す。

濯いだコンタクトレンズ（有効に消毒され、タンパク質含有沈積物も除去された 二とがわかっている）を眼に入れる。眼に刺激は無く、装用は安全かつ快適であ る一 本発明をいくつかの実施例およびずご様に関して説明したが、本発明はそれらに 制置されるものではなく、以下の請求の範囲内で変更して実施し得るものである と理解すべきである。

国際調査報告　ＯＦＴ／ＩＩ（Ｑ’ｌ／１ｌＱＱ、Ｊｔ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．コンタケトレンズを消毒するのに有用な抗菌組成物であって、水： 該抗菌組成物と接触するコンタクトレンズを消毒するのに有効な量の過酸化水素 ：および 該抗菌組成物をゲル状に保つのに有効な量のゲル化成分を含有する抗菌組成物。 ２．ｐＨが約５．５〜７．０である請求項１記載の抗菌組成物。 ３．過酸化水素は、抗菌組成物の約１．５〜６％（ｗ／ｖ）の量で存在する請求 項１記載の抗菌組成物。 ４，抗菌組成物とコンタクトレンズとの接触を促進するのに有効な量の湿潤成分 を更に含有する請求項１記載の抗菌組成物。 ５．抗菌組成物を明らかに着色するのに有効な量の色素成分を更に含有する請求 項１記載の抗菌組成物。 ６．コンタクトレンズから汚れを除去し得る少なくとも１種の酵素を、汚れの付 いたコンタクトレンズから汚れを除去するのに有効な量で更に含有する請求項１ 記載の抗菌組成物。 ７．ゲル化成分は、抗菌組成物の０．５〜２０％（ｗ／ｖ）の量で存在する請求 項１記載の抗菌組成物。 ８．ゲル化成分は、カルボキシポリメチレン、ポリエチレン−ポリプロピレング リコールおよびそれらの混合物から成る群から選択するものである請求項１記載 の抗菌組成物。 ９．コンタクトレンズを消毒する方法であって、コンタクトレンズと抗菌組成物 とを接触させることを含んで成り、該抗菌組成物は、水、過酸化水素、およびコ ンタクトレンズとの接触前に該抗菌組成物をゲル状に保つのに有効な重のゲル化 成分を含有し、前記接触はコンタクトレンズの消毒に有効な条件下に行う方法。 １０．接触工程は、抗菌組成物を適用してコンタクトレンズを手で擦ることを含 んで成る請求項９記載の方法。