JPS581770Y2 - セルフタイマ− - Google Patents
セルフタイマ−Info
- Publication number
- JPS581770Y2 JPS581770Y2 JP4726276U JP4726276U JPS581770Y2 JP S581770 Y2 JPS581770 Y2 JP S581770Y2 JP 4726276 U JP4726276 U JP 4726276U JP 4726276 U JP4726276 U JP 4726276U JP S581770 Y2 JPS581770 Y2 JP S581770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- timer
- self
- gears
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
- Gear Transmission (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカメラ用セルフタイマの構造に関する。
一般にセルフタイマは一部ギヤ以下アンクルに到るギヤ
系列からなるガバナーと、シャッタのセットおよびカメ
ラレリーズと連動するタイマロック部材とから成り、タ
イマセット時に於ては該ギヤ系列の末端部を係止してそ
の一部のギヤのみ巻上げ、カメラレリーズによって該係
止を解除してギヤ系列の全部を作動せしめ、その最終時
にシャンタレリーズを行うものである。
系列からなるガバナーと、シャッタのセットおよびカメ
ラレリーズと連動するタイマロック部材とから成り、タ
イマセット時に於ては該ギヤ系列の末端部を係止してそ
の一部のギヤのみ巻上げ、カメラレリーズによって該係
止を解除してギヤ系列の全部を作動せしめ、その最終時
にシャンタレリーズを行うものである。
このように、巻上時に於てギヤ系列の一部のみを巻上げ
るために、爪車等の如く運動を一方向のみに伝える機構
が必要となる。
るために、爪車等の如く運動を一方向のみに伝える機構
が必要となる。
上記機構部を板バネから戒る爪と、該爪に噛合する鋸歯
部を持つ爪車により構成しているが、これはセルフタイ
マ作動の際、動力の伝達が爪を介〔て行なわれるため爪
の損傷によるタイマの故障が生じ易い欠点をもっている
。
部を持つ爪車により構成しているが、これはセルフタイ
マ作動の際、動力の伝達が爪を介〔て行なわれるため爪
の損傷によるタイマの故障が生じ易い欠点をもっている
。
更に別の方法として、一番ギヤと二番ギヤとの係脱を行
わしめ運動を一方のみに伝える機構が用いられている。
わしめ運動を一方のみに伝える機構が用いられている。
この機構に於ては、巻上時一番ギヤの回動により輪列後
段をロンジし、同時に二番ギヤを噛合方向に付勢するバ
ネに抗して二番ギヤを押し上げ、輪列を切離して巻上げ
が行われるため、前記バネにより二番ギヤが隣接する歯
車の歯面を′繰返し叩打し、ギヤの歯先の損傷による故
障が生じ易いと同時に、該バネにより輪列に対して不要
な側圧が加えられているので、軸受部の摩耗が生じ易い
欠点をもっている。
段をロンジし、同時に二番ギヤを噛合方向に付勢するバ
ネに抗して二番ギヤを押し上げ、輪列を切離して巻上げ
が行われるため、前記バネにより二番ギヤが隣接する歯
車の歯面を′繰返し叩打し、ギヤの歯先の損傷による故
障が生じ易いと同時に、該バネにより輪列に対して不要
な側圧が加えられているので、軸受部の摩耗が生じ易い
欠点をもっている。
更に従来のセルフタイマには、係脱するギヤにバネを作
用させない構造がとられているものが有るが、カメラの
姿勢によってはセルフタイマのチャージ後巻上部材を戻
すとき、係脱されたギヤが自重で偏倚して復元しないた
めギヤの噛合がなさhfxいという欠点をもっていた。
用させない構造がとられているものが有るが、カメラの
姿勢によってはセルフタイマのチャージ後巻上部材を戻
すとき、係脱されたギヤが自重で偏倚して復元しないた
めギヤの噛合がなさhfxいという欠点をもっていた。
本考案は、如上に鑑み、係脱するギヤに噛合方向に付勢
するバネを作用させず隣接する二つ以上のギヤを移動可
能ならしめ、バネによる歯先の損傷、軸受部の摩耗、カ
メラの姿勢によるセルフタイマのセット不能等の欠点を
、部品を追加することなく簡易な機構によって生産性を
高めるようにしたものである。
するバネを作用させず隣接する二つ以上のギヤを移動可
能ならしめ、バネによる歯先の損傷、軸受部の摩耗、カ
メラの姿勢によるセルフタイマのセット不能等の欠点を
、部品を追加することなく簡易な機構によって生産性を
高めるようにしたものである。
以下図面により本考案の実施例を説明する。
1はセルフタイマのガバナーの上板、2は同じくその下
板、3はシャツタレリーズおよびセント完了の度決を行
うピン3asギヤ部3b、一端を上板の曲げ部で支持し
たセルフタイマの駆動力のバネ4の他端を支持するピン
3cを持ち、軸5を支点とした左旋性を有するセクタギ
ヤ、6は該セクタギヤ3のギヤ部3bと噛合する二番ピ
ニオン、7は前記二番ピニオン6と一体的に構成され、
軸8により上板1の溝1aK案内され、移動長回転可能
な二番ギヤ、9は該二番ギヤ7と噛合する三番ピニオン
、10は該三番ピニオン9と一体的に構成され・軸11
により上板1の溝1bに案内され前記二番ギヤと同様に
移動長回転可能とした三番ギヤ、以下12.13と14
.15は各々一体的に構成された四番ピニオン、四番ギ
ヤと五番ピニオン、ガンギギャ、16は該ガンギギャ1
5と噛合するアンクルである。
板、3はシャツタレリーズおよびセント完了の度決を行
うピン3asギヤ部3b、一端を上板の曲げ部で支持し
たセルフタイマの駆動力のバネ4の他端を支持するピン
3cを持ち、軸5を支点とした左旋性を有するセクタギ
ヤ、6は該セクタギヤ3のギヤ部3bと噛合する二番ピ
ニオン、7は前記二番ピニオン6と一体的に構成され、
軸8により上板1の溝1aK案内され、移動長回転可能
な二番ギヤ、9は該二番ギヤ7と噛合する三番ピニオン
、10は該三番ピニオン9と一体的に構成され・軸11
により上板1の溝1bに案内され前記二番ギヤと同様に
移動長回転可能とした三番ギヤ、以下12.13と14
.15は各々一体的に構成された四番ピニオン、四番ギ
ヤと五番ピニオン、ガンギギャ、16は該ガンギギャ1
5と噛合するアンクルである。
次に上記構成に於ける本実施例の操作と作動を説明する
。
。
セルフタイマセントの際は、セクタギヤ3を左旋性に抗
して右旋する。
して右旋する。
これにより図示しないレバーでガンギギャないしはアン
クルを係止する。
クルを係止する。
該セクタギヤ3の右旋により二番ピニオン6、二番ギヤ
7を左施しようとするが、三番ピニオン9以下アンクル
16に至るギヤ系列の抵抗が大きいため、該二番ピニオ
ン6はセクタギヤ3との歯合を続けながら二番ギヤ7の
軸8が上板1の溝1aに案内され、該溝1aの端部1a
’に当接するまで右方向に移動する。
7を左施しようとするが、三番ピニオン9以下アンクル
16に至るギヤ系列の抵抗が大きいため、該二番ピニオ
ン6はセクタギヤ3との歯合を続けながら二番ギヤ7の
軸8が上板1の溝1aに案内され、該溝1aの端部1a
’に当接するまで右方向に移動する。
該軸8が溝1aの端部1a′に当接した時点では二番ギ
ヤ7と三番ピニオン9との噛合が減少しているが、該噛
合は外れていない。
ヤ7と三番ピニオン9との噛合が減少しているが、該噛
合は外れていない。
さらにセクタギヤ3を右旋すると、二番ギヤ7が三番ピ
ニオン9、三番ギヤ10を右旋しようとするが、四番ピ
ニオン12以下アンクル16に至るギヤ系列の抵抗が大
きいため、該三番ピニオン9は二番ギヤ7との噛合を続
けながら三番ギヤ10の軸11が上板1の溝1bに案内
され、該二番ギヤ7と三番ピニオン9の噛合が係脱可能
な位置まで左上方向に移動する。
ニオン9、三番ギヤ10を右旋しようとするが、四番ピ
ニオン12以下アンクル16に至るギヤ系列の抵抗が大
きいため、該三番ピニオン9は二番ギヤ7との噛合を続
けながら三番ギヤ10の軸11が上板1の溝1bに案内
され、該二番ギヤ7と三番ピニオン9の噛合が係脱可能
な位置まで左上方向に移動する。
なお、該二番ギヤ7と三番ピニオン9の噛合が外れても
三番ギヤ10と四番ピニオン12の噛合は減少している
が外れることはない。
三番ギヤ10と四番ピニオン12の噛合は減少している
が外れることはない。
また、この時点においては該軸11が溝1bの端部1b
’に当接せず少しの余裕をもたせである。
’に当接せず少しの余裕をもたせである。
左上方向に移動させられた前記三番ピニオン9、三番ギ
ヤ10は自重により右下方向への移動習性を有している
。
ヤ10は自重により右下方向への移動習性を有している
。
以後セクタギヤ3の右旋を続けた場合、二番ギヤ7が三
番ピニオン9を押し上げ輪列を切離して巻上げが行なわ
れ、該セクタギヤ3はピン3aが上板1の溝1c端部1
c′に当接するまでセルフタイマの駆動力のバネ4を緊
張スる。
番ピニオン9を押し上げ輪列を切離して巻上げが行なわ
れ、該セクタギヤ3はピン3aが上板1の溝1c端部1
c′に当接するまでセルフタイマの駆動力のバネ4を緊
張スる。
次に該セクタギヤ3のチャージをやめると、前記バネ4
の復元力により該セクタギヤ3は左旋性を有する。
の復元力により該セクタギヤ3は左旋性を有する。
該セクタギヤ3が左旋すると、前記二番ギヤ7は軸8に
より上板1の溝1aに案内され、右旋しながら左方向に
図示の位置まで移動し、図示の位置で右旋性を有してい
る。
より上板1の溝1aに案内され、右旋しながら左方向に
図示の位置まで移動し、図示の位置で右旋性を有してい
る。
該二番ギヤ7が右旋すると前記三番ギヤ10は軸11に
より上板1の溝1bに案内されて左旋しながら右方向に
図示の位置まで移動する。
より上板1の溝1bに案内されて左旋しながら右方向に
図示の位置まで移動する。
図示の位置で該三番ギヤ10が左旋しようとするが、ガ
ンギギャ15ないしアンクル16が係止されているので
回動する事は不可能である。
ンギギャ15ないしアンクル16が係止されているので
回動する事は不可能である。
したがってセクタギヤ3の左旋が阻止されセルフタイマ
のセントが完了する。
のセントが完了する。
次にカメラレリーズによりガンギギャ15、ないしアン
クル16を係止している図示し、ないレバーで該係止を
解除する。
クル16を係止している図示し、ないレバーで該係止を
解除する。
該係止を解除させられたセルフタイマは、前記バネ4の
復元力によりセクタギヤ3を左旋させ、その終段でセク
タギヤ3のピン3aにより図示しないシャツタレリーズ
レバーを作用してシャッタ作動を可能とし、図示の状態
に戻り全作動を終了する。
復元力によりセクタギヤ3を左旋させ、その終段でセク
タギヤ3のピン3aにより図示しないシャツタレリーズ
レバーを作用してシャッタ作動を可能とし、図示の状態
に戻り全作動を終了する。
本考案によれば、上述の如く上板1、(下板2)に隣接
する各々二つ以上のギヤの輪列を切離す方向へ移動させ
る事の出来る溝を設ける事により、係脱されたギヤが自
重により互いに姿勢による方向性を補う方向に移動し、
常に噛合う方向への移動性を有する事が出来、係脱する
ギヤにバネ等を設ける事がないので、輪列に対して不要
な側圧が加えられず、また脆弱な爪と風車とを用いずに
ギヤ系列への影響を断ち、且つ作動を伝達する際確実に
、簡単な方法で行なう事が出来る。
する各々二つ以上のギヤの輪列を切離す方向へ移動させ
る事の出来る溝を設ける事により、係脱されたギヤが自
重により互いに姿勢による方向性を補う方向に移動し、
常に噛合う方向への移動性を有する事が出来、係脱する
ギヤにバネ等を設ける事がないので、輪列に対して不要
な側圧が加えられず、また脆弱な爪と風車とを用いずに
ギヤ系列への影響を断ち、且つ作動を伝達する際確実に
、簡単な方法で行なう事が出来る。
なお、本考案に於ては隣接する二つのギヤの輪列を切離
した実施例について説明しているが、三つの隣接するギ
ヤの輪列を切離す事により、カメラの姿勢による方向性
を補うのに非常に有利である。
した実施例について説明しているが、三つの隣接するギ
ヤの輪列を切離す事により、カメラの姿勢による方向性
を補うのに非常に有利である。
なお本考案は、隣接する各々二つのギヤの軸を移動長回
転可能に案内する溝を上板に設け、前記ギヤの輪列な切
離した実施例について説明しているが、上板、下板釜々
に前記溝を設けてギヤの輪列を切離すこと。
転可能に案内する溝を上板に設け、前記ギヤの輪列な切
離した実施例について説明しているが、上板、下板釜々
に前記溝を設けてギヤの輪列を切離すこと。
または上板には前記ギヤの一方の軸に対応する前記溝を
設け、下板には前記ギヤの他方の軸に対応する前記溝を
設けてギヤの輪列を切離すことも可能である。
設け、下板には前記ギヤの他方の軸に対応する前記溝を
設けてギヤの輪列を切離すことも可能である。
なお本考案は、単独のセルフタイマにも適用し得るもの
であることはいうまでもない。
であることはいうまでもない。
図は、本考案の一実施例を示す平面図である。
1は上板、2は下板、3はセクタギヤ、4は駆動バネ、
7は二番ギヤ、10は三番ギヤ、13は四番ギヤ、15
はガンギギャ、16はアンクル。
7は二番ギヤ、10は三番ギヤ、13は四番ギヤ、15
はガンギギャ、16はアンクル。
Claims (1)
- 巻上げギヤとガンギギャとアンクルを含むギヤ系列を二
つの基板の間に支持するセルフタイマーにおいて、前記
ギヤ系烈の互いに隣接する二つ1以上のギヤーの各軸を
、移動且つ回転可能に支持する溝を前記基板に設け、セ
ルフタイマー巻上時に、前記巻上げギヤを巻上げること
により、前記溝に沿って前記二つ以上の各ギヤを移動し
て噛合を切離し、前記奏上ギヤの作動方向への回動時に
、前記溝に沿って前記二つ以上の各ギヤを移動して噛合
を保つことを特徴とするセルフタイマー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4726276U JPS581770Y2 (ja) | 1976-04-15 | 1976-04-15 | セルフタイマ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4726276U JPS581770Y2 (ja) | 1976-04-15 | 1976-04-15 | セルフタイマ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52138740U JPS52138740U (ja) | 1977-10-21 |
JPS581770Y2 true JPS581770Y2 (ja) | 1983-01-13 |
Family
ID=28506449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4726276U Expired JPS581770Y2 (ja) | 1976-04-15 | 1976-04-15 | セルフタイマ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581770Y2 (ja) |
-
1976
- 1976-04-15 JP JP4726276U patent/JPS581770Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52138740U (ja) | 1977-10-21 |
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