JPS58176618A - 含水性コンタクトレンズおよびその製造法 - Google Patents

含水性コンタクトレンズおよびその製造法

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JPS58176618A
JPS58176618A JP6017982A JP6017982A JPS58176618A JP S58176618 A JPS58176618 A JP S58176618A JP 6017982 A JP6017982 A JP 6017982A JP 6017982 A JP6017982 A JP 6017982A JP S58176618 A JPS58176618 A JP S58176618A
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和彦 中田
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    • G02C7/04Contact lenses for the eyes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な含水性コンタクトレンズおよびその製造
法に関する。
従来より種々の含水性コンタクトレンズが知られており
、なかでも2−ヒドロキシエチルメタクリレートを主原
料とする含水率50〜40%(重量%、以下同様)のも
のがもつとも広く普及している。
しかしながら、この種の含水性コンタクトレンズは目の
角膜の生理上必要とされる酸素量に対しては充分な透過
性を有していないため、1日あたり約16時間の装用が
限度とされており、この限度を超える装用は角膜の組織
障害を惹起する要因となり危険である。
このため、含水率を高め、コンタクトレンズ材質中に含
浸された多量の水分を介して角膜の生理上必要な酸素量
を大気中から角膜に供給させる目的で、種々の高含水性
コンタクトレンズの研究が活発に行なわれている。高含
水性コンタクトレンズ用素材としてもつとも一般的なも
のは、N−ビニルピロリドンを主成分とし、これとメタ
クリレート化合物、たとえばメチルメタクリレートなど
のアルキルメタクリレートや2−とドロキシエチルメタ
クリレートなどを共重合させてえられる共重合体である
。これらの共重合体は通常約50〜80襲の含水能力を
有している。したがって、これらの高含水性コンタクト
レンズの多くは角膜の必要とする酸素量を大気中からレ
ンズ材質中に含浸された水分を通じて角膜に供給するこ
とが可能である。
しかし、高含水率のため、これらのコンタクトレンズは
材質強度の低下やレンズの規格形状の不安定性などの欠
点を有しており、充分に普及するには至っていない。ま
た、これらM−ビニルピロリドンを主原料とする高含水
性コンタクトレンズを目に装用したばあい、びまん性の
表層角膜炎が多発する傾向があり、この事実も高含水性
コンタクトレンズの普及を阻む大きな原因となっている
このように、コンタクトレンズ材質の酸素透過性は、長
時間の連続装用が可能な含水コンタクトレンズを提供す
るうえで必要条件たりえても充分条件たりえないのであ
る。
長時間の連続装用が可能な含水性コンタクトレンズを提
供するうえで、レンズ素材の酸素透過性に加えて、レン
ズ素材の眼組織、とくに角膜組織に対する親和性が大き
な要素となることが知られている。しかしながら、レン
ズ素材の眼組織に対する親和性を確認する方法として一
定の基準があるわけではなく、このことがより高い含水
性コンタクトレンズの開発を一層困難にしている。
本発明者らは眼組織に対する親和性にすぐれ、長時間の
連続装用が可能な含水性コンタクトレンズを開発すべく
種★研究を重ねた結果、膚養番ケタール化された糖アル
コールを有する単量体を親水性単量体や疎水性単量体な
どの他の共重合性単量体と共重合させ、ついでケタール
基を水酸基に変換すべく、えられた共重合体を酸処理し
たものは含水性コンタクトレンズの材質としてすぐれた
特性を有することを見いだし、本発明を完成するにいた
った。
すなわち、本発明は養養番ケタール化された糖アルコー
ルを有する単量体1親水性単量体および(または)疎水
性単量体を主成分とする共重合体を酸処理してえられる
ものを材質とする含水性コンタクトレンズおよび(A)
#配置重合体を材質とするコンタクトレンズを成形し、
ついでこれを酸処理し、(B)えられる含水性コンタク
トレンズ内に含浸している前記酸を水または生理食塩水
で置換することを特徴とする前記含水性コンタクトレン
ズの製造法を提供するものである。
先行技術はジヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート
、とりわけグリセロールメタクリレ−) (2,5−ジ
ヒドロキシプロピルメタクリレート)を種々の共重合性
単量体と共重合させて含水性コンタクトレンズ用素材を
うろことを教えている。
すなわち、米国特許JI5,957.562号明細書は
上記グリセロールメタクリレートとメチルメタクリレー
トナトのアルキルメタクリレートとの共重合体について
開示し、米国特許第4,056,496号明細書は上記
の組成にさらに少量の水不溶性エポキシ化アルキルメタ
クリレートを加えた組成からなる共重合体について開示
し、また米国特許第4,267.295号明細書はグリ
セロールメタクリレート、アルキルメタクリレートおよ
び2−ヒドロキシエチルアクリレートなどの親水性単量
体を主成分とする共重合体について開示している。
しかしながら、これらの先行特許文献に開示された共重
合体は含水率に詔いて、従来の2−ヒドロキシエチルメ
タクリレートを主成分トスる共重合体の含水率約50〜
40%に比べて同等もしくはやや高い程度であり、この
程度の含水率では角膜の新陳代謝に必要な酸素量を大気
中からレンズ材質中に含浸された水分を介して角膜に供
給することは不可能である。
すなわち、前記の先行技術においては主成分であるグリ
セロールメタクリレートの合成方法として、グリシジル
メタクリレートの加水分解とイソプルビリデングリセロ
ールメタクリレートの加水分解とが開示されているが、
このうち前者の方法によったばあいは原料であるグリシ
ジルメタクリレートが目的生成物であるグリセロールメ
タクリレート中に不可避的に微量残存し、これが共重合
反応に際し架橋機能を果たすほか、グリセロールメタク
リレートの側鎖の水酸基間でエーテル結合が形成されや
すいためえられる共重合体の架橋密度が高くなり、結果
的に含水率の向上が抑制されることになる。また、後者
の方法によってグリセロールメタクリレートをえたばあ
いにおいても、上記エーテル結合の形成によって同様に
含水率の向上が抑制されることになり、結局これらの先
行技術においてはグリセロールメタクリレートを主成分
とするコンタクトレンズ用共重合体において、長時間の
連続装用を可能とするに充分な酸素透過性を有するコン
タクトレンズ用共重合体をうろことは困難であった。
本発明の方法においては11記のとおりグリセロールメ
タクリレート等番会−糖アルコールを有する単量体の水
酸基をあらかじめケタール化することにより保護してお
き、そのうえで該単量体を他の共重合性単量体と共重合
させてえられる共重合体より、所望の形状を有するコン
タク・トレンxを成形し−えられたコンタクトレンズを
酸処理して脱ケタール化反応を生起せしめることにより
該共重合体中のケタール基を水酸基に変換させるという
方法によって脅参番糖アルコールを有する単量体を必須
構成成分とする含水性コンタクトレンズを製造するもの
であるため、前記の先行技術にみられるような共重合体
反応時におけるエーテル結合の形成等による架橋密度の
増加を防止することができ、その結果、高含水率でしか
もコンタクトレンズ用材質として望ましい特性を有する
共重合体を容易にうろことができる。
本発明の方法において用いうる骨壷【ケタール化された
糖アルコールを有する単量体としては、ますケタール化
された糖アルコールとアクリル酸、メタクリル酸のよう
な重合性カルボン酸またはアリルアルコールのような重
合性アルコールとのエステル化合物またはエーテル化合
物があげられる。このような化合物の具体例をあげれば
たとえばつぎのようなものである。
2.5−0−イソプロピリデングリセロールメタクリレ
ート(工PGMム) (構造式) %式% ) (構造式) 2−メチル−2−イソブチル−4−メタクリルオキシメ
チル−1,6−ジオキソラン(MBMA )(構造式) %式% ) ) (構造式) 門 1.2:4,5−ジー(0−インプロピリデン)キシリ
トール−6−メタクリレ−)(5−MD工X)(Jll
造式) これらの化合物は、たとえば一般式(I):HO−OH
2+ OH+−0H2−OH(1)OH (式中、nは1〜5の整数を表わす)で表ゎされる糖ア
ルコールをアセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン、アセトフェノン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン化合物でケタール化し、えられたケタール化さ
れた糖アルコールを、メタクリル酸ハライドまたはアク
リル酸ハライドと反応させ、残りの水酸基に重合性基を
導入することにより見られる。この際、とくに前記の一
般式(1)中のnが1または3の糖アルコールを用いれ
ば反応を容易に進行させることができる。また、グリシ
ジルメタクリレ−)1t!L前記したアセトン、メチル
エチルケトンなどのケトン化合物と反応させることによ
り工PGMム、MBMA、2−M8DDなとのケタール
化グリセロールのメタクリレートを合成することも可能
であり、この方法については本発明者らが特願昭56−
106117号明細書に詳説したとおりである。
さらに本発明の方法においては、つぎのケタール化され
たグリセロールエーテルも脣費−ケタール化された糖ア
ルコールを有する単量体の1つとして有効に用いること
ができる。
了リルイソプロビリデングリ七ロールエーテル(hLx
pσ) (構造式) %式% ) (構造式) 2−アリルオキシメチレン−スピロ(4,5)−1,4
゜ジオキサデカン(ALOH) (構造式) これらのエーテル化合物はグリセリンなどの前記一般式
(I)で表わされる糖アルコールを種々のケトンによっ
てケタール化したのち、アリルクロライドと反応させる
公知の合成方法によってうろことができる41か、たと
えばアリルグリシジルエーテルと各種ケトン化合物とを
酸触媒の存在下で反応させることにより直接的に合成す
ることも可能である。
本発明の方法において用いられるmケタール化された糖
アルコールを有する単量体のはかの例としては、たとえ
ばつぎの膳−ジオキサン誘導体型のメタクリレートまた
はアクリレートなどをあげることができる。
2.2−ジメチル−5−メタクリロイルオキシ−1#6
−ジオキサン(DMDO) (構造式) %式% ) (構造式) 2−メチル−2−イソブチル−5−メタクリロイル−m
−ジオキサン(MBDO) (構造式) 6−メタクリ四イルオキシースピロ(5,5)−1,5
−ジオキサウンデカン(MSDO) (構造式) これらの化合物はすべて新規な化合物であり、通常前記
のグリシジルメタクリレートから種々のケタール化グリ
セ四−ルメタクリレートを合成する過程において副生成
物としてうることができる。
なお、前記した種々の昏昏iケタール化された糖アルコ
ールを有する単量体においてエステル化合物については
、すべてメタクリレート化合物を例示したが、これらに
対応するアクリレート化合物も本発明の方法において用
いることができる。
これら各種の脣養iケタールー化された糖アルコールを
有する単量体は単独で、または2種以上を混合して用い
られるが、前記のムL工PG。
ムLMI、ムLOHなどのケタール化されたグリセロー
ルの了りルエーテルについては、脱ケタール化されたの
ちの含水能力が比較的低いため他の該糖アルコールを有
する単量体と併用することが望ましい。また、前記のD
MDO,MKDO、MBDO,MSDOなどのm−ジオ
キサン誘導体型のメタクリレ−トまたはアクリレートに
ついては、それぞれグリシジルメタクリレートから工P
GMム、MICMム、MBMA。
2−M5DDを直接的に合成する際に副生成物として生
成するものであるため、その純度を高めるためには蒸留
を繰り返さねばならず、収量も減少し、工業的に不利で
あるので、これらについてはそれぞれ対応する主生成物
である該糖アルコールを有する単量体との混合瞼の状態
で用いることが現実的である。
さらに、本発明の方法で用いる骨養iケタール化された
糖アルコールを有する単量体の一部を、たとえば1.2
=5.6−ジーO−イソプロピリデン−6−〇−メタク
リロイルーD−グルコ7ラノシド(別名: 1,2:5
.6−ジー0−イソプロピリデン−3−o−メタクリロ
イル−D−グルコース)、1.2:6.4−ジーO−イ
ソプロピリデン−6−0−メタクリロイル−D−ガラク
トピラノシド(別名: 1,2:5,4−ジー0−イソ
プルビリデン−6−〇−メタクリロイル−D−ガラクト
ース)、1−0−メタクリロイル−2,3:5.6−ジ
ー0−イソプロピリデン−D−マンノフラノシド(別名
=1−〇−メタクリシイルー2.5:5.6−ジーO−
イソプロピリデン−D−マンノース)のような特願昭5
6−56B1号明細書中に開示されている各種のケター
ル化糖のメタクリレートまたはアクリレージで置き換え
ても同等の効果を達成することができる。
以上本発明の方法で用いる脅%’rタール化された糖ア
ルコールを有する単量体について詳細に説明したが、該
単量体は他の種々の単量体と共重合が可能であり、これ
を以下に詳説する親水性単量体および疎水性単量体の少
なくとも1種と共重合させることにより、本発明の含水
性コンタク)レンズ用の素材を調製することができる。
親水性単量体の望ましいものとしては、たとえば2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒトセキジエチル
アクリレート、2−ヒトジキシプリビルメタクリレート
、2−ヒトセキジエチルアクリレート、ポリエチレング
リコールモノメタクリレート、ポリエチレングリコール
モノアクリレート、メタクリルアミド、アクリルアミド
、ジメチルメタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド
、メタクリル酸、アクリル酸、N−ビニルビシリドンな
どがあげられ、これらのうちから1種または2種以上を
選択して使用する。
mケタール化された糖アルコールを有する単量体をこれ
らの親水性単量体と共重合せしめることによって、えら
れる共重合体より成形されたコンタクトレンズを酸水溶
液中にて脱ケタール化してケタール基を水酸基に変換す
るに際し、酸溶液をレンズ素材内に均一かつ有効に浸透
せしめ、所望の脱ケタール化反応を効率よく生起せしめ
ることができる。また、たとえば2−ヒドロキシエチル
メタクリレートや2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
トなトソの単独重合体の含水能力が比較的低い親水性単
量体のばあい、噛會替ケタール化された糖アルコールを
有する単量体をこれらの親水性単量体と共重合すること
によりえられる最終含水性コンタクトレンズの含水率を
ある程度制御することも可能である。
本発明の方法において用いられる疎水性単量体の望まし
いものとしては、たとえばメチルメタクリレート、メチ
ルアクリレート、エチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルメタクリレート、ブチルアクリレート、
アミルメタクリレート、アミルアクリレージ、シクロヘ
キシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、オ
クチルメタクリレート、オクチルアクリレート、デシル
メタクリレート、デシルアクリレート、ウンデシルメタ
クリレート、ウンデシルアクリレート、ラウリルメタク
リレート、ラウリルアクリレートなどのメタクリル酸ま
たはアクリル酸のアルキルエステル(ただし、アル+ル
基の炭素数1〜15個)、メタクリル酸またはアクリル
酸のビニルエステル、メタクリル酸またはアクリル酸の
アリルエステル、イタコン酸プロピル、クロトン酸プ四
ビルなどのイタコン酸またはクロトン酸のアルキルエス
テル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの脂肪族カ
ルボン酸のビニルエステル、スチレン、アクリロニトリ
ルなどがあげられ、これらのうちから1種または2種以
上を選択して使用する。疎水性単量体の使用は、えられ
る含水性コンタクトレンズ用材質の含水率を制御し、強
度を高め、製品の耐久性を向上させる目的に有効である
前記の疎水性単量体のうちメタクリル酸のアルキルエス
テル、ビニルエステル、アリルエステルなどメタクリル
酸の各種エステル類が上述の目的に対してとくに有効で
ある。
本発明の方法における會会【ケタール化された糖アルコ
ールを有する単量体の使用量は、該糖アルコールを有す
る単量体と前記親水性単量体および(または)前記疎水
性単量体の使用量の合計100部(III量部、以下同
様)中5〜97部、・ ) 好ましくは20〜85部、さらに好薫じくけ40〜80
部の範囲とするのが望ましい。該糖アルコールを有する
単量体は親水性単量体および疎水性単量体の少なくとも
1種と共重合されるが、親水性単量体を使用するばあい
、その使用量は、前記単量体の使用量の合計100部中
!1〜95部、好ましくは15〜80部1さらに好まし
くは20〜60部の範囲であり、また疎水性単量体を使
用するばあい、その使用量は1〜40部、好ましくは1
〜20部、さらに好ましくは1〜12部の範囲とするの
が適当である。該糖アルコールを有する単量体の使用量
が97部より多いばあいは、えられるフンタクトレンズ
の強度が弱くなり、また5部より少ないばあいは、その
使用効果の発現に乏しくいずれのばあいも好ましくない
。また、親水性単量体の使用量が95部より多いばあい
は、該糖アルコールを有する単量体の使用効果の発現に
乏しくなり、疎水性単量体の使用量が40部より多いば
あいは、酸処理による脱ケタール化反応が円滑に進行し
にくくなる。
なお、前記した疎水)性単量体のうちメタクリル酸また
はアクリル酸のビニルエステル、アリルエステルについ
、では、後記する架橋性単量体としての機能を備えてい
るため、その使用量は2部以下とすることが望ましい。
上記6種の単量体は、これらの単量体のうち使用する単
量体の合計量が100部となるようにそれぞれの単量体
に対する上記範囲より適宜選択して使用される。
さらに本発明の方法においては、えられるコンタクトレ
ンズの形状を安定させ耐溶媒性を向上させるなどの観点
から、必要に応じて重合可能な官能基を2個以上有する
架橋性単量体を使用してもよい。かかる架橋性単、量体
としては、たとえばエチレングリコールジメタクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレング
リコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジア
クリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート
、トリエチレングリコールジアクリレート、ビニルメタ
クリレート、ビニルアクリレート、アリルメタクリレー
ト、アリルアクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリル
フタレート、トリメチロールプ四パントリメタクリレー
トなどがあげられ、これらのうちから1:1ffiまた
は2種以上を選択して使用する。その使用量は使用する
前記単量体の合計量100部に対して0.01〜2部の
範囲が好適である。
前記単量体混合物\の重合に際しては通常の不飽和炭化
水素化合物の重合に使用されるラジカル重合開始剤が使
用できる。かかるラジカル重合゛開始剤としては、たと
えばベンゾイルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニ
トリル、アゾビスジメチルバレロニトリルなどがあげら
れ、これらのうちから1種または2種以上を選択して使
用する。これら重合開始剤の使用量は、共重合させるべ
き全単量体混合物100部に対して約0.01〜1部の
範囲が好ましい。
共重合に際し、水またはエチレングリコール、プロピレ
ングリフール、ブチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、グリセリンなどの
水溶性で重合反応に対して不活性な物質を1IIII剤
として単量体混合物中に約2〜45%の量で存在させて
おいてもよい。かかる湿潤剤の使用は必須ではないが、
共重合反応を塊状重合法によりaX剤の存在下で行なう
ときは、湿潤剤かえられる共重合体中に含有せられるた
め、脱ケタール化のための共重合体の酸処理にきわめで
有効である。すなわち、湿潤剤を使用することにより、
親水性単量体の使用割合が小さいばあいやまったく使用
しないばあいにおいても、えられる共重合体から1&形
されたフンタクトレンズを酸処理する工程において、レ
ンズ材質中に含浸された湿潤剤を介して酸溶液を有効に
浸透せしめることができるため、脱ケタール化反応が効
率よく行なわれうる。
また、これらの湿潤剤を使用することにより、えられる
共重合体に粘りを与え、切削加工等(おける機械加工性
を向上させることもできる。
上記湿潤剤は、たとえば酸処理後金水性コンタクトレン
ズをアルカリ、溶液中で中和処理し、ついで水または生
理食塩水に浸漬し、さらに所望により煮沸処理すること
により容易にこれらの水または生理食塩水と買換するこ
とができる。
湿潤剤の使用量を45弧よりも多くすると、讃処理後の
レンズ材質が白濁して光学性が低下するなどの不都合が
生じやすいため好ましくない。
重合およびコンタクトレンズ形状への成形は通常の重合
技術、成形技術で行なうことができる。たとえば、重合
をコンタクトレンズの形状に対応した型の中で行なって
直接コンタクトレンズ形状に成形し、さらに必要に応じ
てこれを機械的に仕上げ加工することができる。また重
合【適当な型または容器中で行なってプシツク状、板状
または丸棒状の素材をえ、ついで切削、研磨などの通常
の機械的加工によって所望の形状のコンタクトレンズに
成形することもできる。
通常、高含水性コンタクトレンズをかかる機械的加工に
よって成形するばあい1その強い吸水特性のため加工環
境、とくに湿度の制御に多大な注意を払わなければなら
ない。ところが、本発明の方法によるときは、前記のと
おり素材中の該糖アルコールを有する単量体の水拳基が
ケタール化によってマスクされているため、素材の吸水
特性は相対的に弱く、このため上記通常の高含水性コン
タクトレンズのばあいにおけるがごとき厳格な湿度制御
は不要である。また、該糖アルコールを有する単量体を
共重合成分として含む共重合体を酸処理し、さらに中和
処理したのち吸水させ、膨潤させたばあいの線膨潤率は
通常の含水性コンタクトレンズ用素材を吸水させ、g*
させたばあいのIalljll率に比較して著しく小さ
く、この事実は目的とする規格、U状の含水性コンタク
トレンズを非膨潤状態の素材から製造するうえでその的
確率を高めるという観点からきわめて望ましいことであ
る。
カくシて成形したコンタクトレンズを種々の有機醗また
は無機酸で酸処理することにより、共重合体中のナター
ル基を水酸基に変換する。
たとえばつぎの反応式に示されるように、イソプ四ビリ
デン基が加水分解によって除去され共重合体の親水化が
行なわれる。
上記酸処理に使用される酸としては、たとえば塩酸、硫
酸1リン酸、酢酸1−酸寓トリフルオロ酢酸などがあげ
られる。使用する酸の濃度が高いばあいにはレンズ材質
の劣化を招いたりクラックな生じたりする危険性がある
ため1酸処理は徐々にまたは段階的に処理液の濃度を高
めて行なうのが好ましい。適当な酸濃度および浸漬時間
は被処理レンズの材質や使用する酸の種類によって異な
り、−概にはいえないが、たとえば塩酸のばあいは約3
〜20弧濃度において室温下約S〜6時間、蟻酸または
酢酸のばあいは約30〜90%の濃度において室温1約
2時間〜20日間、トリフルオロ酢酸のばあいは約80
〜90%の濃度において室温1約1〜2時間の処理が好
適である。被処理レンズの材質中に親水性単量体が共重
合されておらずかつ1Nif14剤も含浸されていない
ばあい、急激な讐テタール化反応の励起はコンタクトレ
ンズにクラックを生じやすいため、とくに酸処理を徐々
にまたは段階的に処理液の酸濃度を高めて行なうのが好
ましい。
このばあい、たとえば最初約5%程度の低濃度の酸水溶
液中に数時間〜数日間コンタクトレンズを浸漬し、つい
で高濃度酸水溶液中に移しかえて酸処理が行なわれる。
上記酸処理による反応は標準処理方法および標準処理時
間に厳密に規制されることなく、一定の許容範囲内で再
現性よく行なうことができるため、工業的実施に際して
はとくに有利である。
かくして酸処理されたコンタクトレンズは、炭酸ナトリ
ウムなどのアルカリ性水溶液に浸漬して中和処理しても
よく、あるいは水または生理食塩水中で浸漬または煮沸
処理がなされうる。
本発明のコンタクトレンズは高い含水率を有し酸素透過
性にすぐれ、しかも柔軟性および可撓性に加えて眼組織
に対するすぐれた親和性を有するため、長時間連続装用
することが可能である。さらに本発明のコンタクトレン
ズは光学性にすぐれ、またコンタクトレンズのすぐれた
特性を損なうことなく水中での煮沸殺菌処理が可能であ
る。
つぎに実施例をあげて本発明のコンタクトレンズおよび
その験造法を詳細に説明するOまた代表的な4HiHi
=ケタール化された糖アルコールを有する単量体である
工PGMAの捩造法の一例を参考例にて説明する。
参考例 (グリシジルメタクリレートからのIPGMAの合成)
グリシジルメタクリレート159(0・11モル)、ア
セトン50mA (0,68モル)およびヒドロキノン
モノメチルエーテル1100ppをフラスコに入れ攪拌
下、さらにケイタングステン酸26水塩0・19を加え
て空温で28時間反応せしめた。反応終了後無水炭酸ナ
トリウム10gを加えてケイタングステン醗を中和し、
ついで1時間攪拌後、該反噛液を吸引濾過して沈殿物を
除去したのち減圧下にアセトンを留去し、さらに2QO
mjのn−ヘキサンを加えて反応中に生成した重合物を
除去した0えられたn−ヘキサン溶液に無水硫酸ナトリ
ウム25gを加え、さらに活性炭59を加えて攪拌後−
夜装置した。該反応液を吸引濾過したのち減圧濃縮し、
減圧蒸留精製を行ない、沸点600o/ 0.2+mH
pの無色透明な液体12−5gをえた(収率59.2%
)。えられた液体を同定したところ、屈折率nD0=1
−442であり、赤外1i&収スペクトルより工PGM
Aであることが確認された。
本参考例において反応時1反応開始20分、20時間後
および反応終了時(28時間後)の反応液をガスクロマ
トグラフィーによって調べた結果、反応開始20分後に
はグリシジルメタクリレートはほとんど消費され、工P
GMAと副生成物がほぼ同量生成し120時間後には副
生成物は減少し、IPGMAが増加しており、28時間
後には副生成物は完全に消失し、工PGMAのみとなる
こと、すなわち反応途中で一時的に副生成物が生じるが
、最終的には生成物はIPGMAのみとなることが判明
した。また、上記副生成物を核磁気共鳴スペクトル(N
MR)等によって分析したところ、該薊生成物がDMD
Oであることが確認された。
なお1本参考例で使用したアセトンに代えて柚々のケト
ン、たとえばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノンなどをそれぞれ使用することに
より、本参考例と同様の方法でMEMASMBMム、2
− M311Dなどの種々の會費醤ケタール化された糖
アルコールを有する単量体を^製することができ1まだ
その反応過程において副生成物としてそれぞれMICD
O、’MBDO1MSDOなどのジオキサン誘導体型の
該糖アルコールを有する単量体を同時にうろことができ
、所望であれば蒸留を繰り返すことによりこれら副生成
物の純度を高めることもできる。
実施例1 工PGMA 72−529 s N−ビニルピロリドン
(以下N −ypと略記)13.749、メチルメタク
リレート(以下MMAと略記)13.749および重合
開始剤としてアゾビスジメチルバレルニトリル(以下A
DMVN) と略記)0.06gを混合し、□溶解させて試験管に入
れ、恒温水槽中において40°Oで24時間重金させ、
さらに熱風循環乾燥器中にて50°Oで8時間160°
Oで6時間、80町で6時間、100°Oで6時間、最
後に110°aで6時間加熱重合させて無色透明な棒状
の重合体素材をえた。このものを常法により切削し、研
磨加工してコンタクトレンズの形状に成形したのち、2
N塩酸水溶液中に24時間浸漬して酸処理し、ついでえ
られた含水性コンタクトレンズを蒸留水中に15分間浸
漬したのち10.5%炭酸す)IJウム水溶液中に60
分間浸漬して中和処理を行ない、さらに蒸留水中に15
分間浸漬し、しかるのちに0.9%生理食塩水中で1時
間煮沸処理して目的とする含水性コンタクトレンズをえ
た。このフンタクトレンズは柔軟で可撓性を有し、含水
率60.2%・酸素透過係数2.46 X 1010−
1Occ−o′cmI2−sac−mmHp、屈折率(
nEO>1、!!91で、可視光線透過率が90%を超
えるものであった。
なお、含水率の測定は20°oqo、9%生理食塩水中
での飽和含水率一ついて行ない、また酸素透過係数の測
定は理化精機工業■製の製科研式フィルム酸素透過率計
を使用し、65°c1G−9%塩化ナトリウム水溶液中
にて白金′w7L′Ik法により行なつた。可視光線透
過率の測定は■島津製作所駒UV−210を使用し、波
長780〜580nmの領域にて石英板に挾んで行なっ
た。屈折率はエルマ光学■鋏のアツベ屈折針を用いてデ
ィスク形状の試験片について測定した。
比較例1 まず、アメリカ特許第4,267.295号明細書の実
施例1の記載に準拠して、つぎのとおりグリセロールメ
タクリレートを合成した。
市販グリシジルメタクリレ−)(三菱レイヨン■製、商
品名アクリエステルG ) 1kg 、蒸留水1500
mlおよび濃錬酸2.5mlを6日間攪拌した。
この間1反応フラスコを24〜29°Oの水浴中に保っ
た。
えられた反応混合物を10%水酸化ナトリウム水浴液で
中和し1ついでエーテル各11で5回抽出し、抽出後水
層に塩化ナトリウムを飽和させ、飽和塩水上に分離した
油層を取り出し、塩化メチレンに溶解させた。えられた
該溶液中に無水wL@+ )リウムを加えて16時間冷
暗所に放置したのち10過して硫酸ナトリウムを除去し
、さらに冷水浴中でエバポレータにより塩化メチレンを
減圧除去し、無色透明液体のグリセロールメタクリレー
トをえた。
つぎに1実施例1においてえた含水性コンタクトレンズ
の構成部分としてのグリセロールメタクリレート、M 
−VP、 MMAの3成分の理論上のモル比に一致する
ように、上記のグリセロールメタクリレートおよびN−
7N−7P1の配合鰍をそれぞれ67−13/s9.1
6.07g、16.07yとし、これにAI)MVNo
、06gを使用して実施例1と同様の重合条件により、
無色透明な棒状の重合体素材をえた。
このものを常法により切削し、研磨加工してコンタクト
レンズの形状に成形し1ついで0.9%生理食塩水に浸
漬し1水和*Sさせた。えられたコンタクトレンズは含
水率49.5%・酸素透過係数1.47X10  oc
−am/a膳・8・cIlmmHg、屈折率(n po
) 1−412であった。ただし、可視光線透過率は9
0%を超えた。
比較例2 まず、アメリカ特許第4,056,496号明細書の実
施例1の記載に準拠して、つぎのとおりグリセロールメ
タクリレートを合成した。
インプロピリデングリセロールメタクリレ−)1kgq
蒸貿水6t、濃硫i11I6gおよびヒドロキノンモノ
メチルエーテル0.4gを16時間25〜60°0の水
浴中で攪拌したのち、水酸化バリウムで硫酸を中和し、
ついで生じた硫酸バリウムの沈殿をP別し、口液に塩化
ナトリウムを加えて飽和させ1飽和塩水上に分離した油
層をエーテルで抽出し、えられた抽出液に無水硫酸ナト
リウムを加えて一夜冷暗所で放置し、さらに口過したの
ち冷水浴中でエバポレーターに上り浴媒を減圧蒸留し)
無色透明液体のグリセロールメタクリレートをえた〇 ついで、えられたグリ七p−ルメタクリレートを使用し
た以外は比較例1とまったく同様にして含水性コンタク
トレンズを作成した。このコンタクトレンズは含水率5
4.6%、酸素透過係数1.72 X 10  cc−
cm/cm −sea−mmH91屈折率(IIID 
)1.404であり、可視光線透過率が90−を超える
ものであった。
実施例1−、比較例1)2より本発明の含水性コンタク
トレンズの含水率がより高い値を示すことがわかる。
実施例2 工PGMA75G、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−
)(以下2−H罵Mムと略記)209.ラウリルメタク
リレ−)(以下LMムと略記)59およびムDlffN
0.07gを混合し、溶解させて試験管に入れ、恒温水
槽中において65°0で48時間重合させ、さらに熱風
循環乾燥量中にて50°0で8時間160°Cで6時間
、80oOで6時間、100 Qoで2時間、最後に1
10°aで2時間加熱重合させて1棒状の重合体素材を
えた。このものを常法により切削し、研磨加工してコン
タクトレンズの形状に成形したのち、50襲ギ醗水溶液
中に60分間、6N塩醗水−#液中に2時間(または・
’6.1.x@醗水溶液中で6時間)浸漬して酸処理を
行ない、ついで0.024 %炭酸ナトリウム水溶液中
に浸漬して中和処理し、目的物の含水性コンタクシレン
ズをえた。
このコンタクトレンズは含水率66.1%亀酸素透過数
2−27X10  aa−aWv/cwr−timC−
mmHgs屈折率(nD)1.390で、可視光線透過
率が90%effi、するものであった。
実施例6〜5 共重合における各成分を第1表に示す量用いたほかは実
施例2と同様にして実験を行ない含水性コンタクトレン
ズをえた。結果を第1表に示す。
なお実施例6の工PGMAの共重合体の酸処理前と酸処
理後の赤外吸収スペクトルを日本分光工業■製A−20
2を使用して、波数4000〜400cm−1の領域に
おいて測定したチャートを第1図においてそれぞれ(A
)および(B)で示す。第1図において6400am 
”付近におけるOH基の吸収から、酸処理後の工PQM
Aの共重合体に水酸基の明らかな増加がみられると同時
に8200m  付近におけるジオキソラン環の消失が
認められる。
第     1     表 ml  n−AMム;l−アミルメタクリレート※2 
ム麗ム ;アリルメタクリレート※3  Big−5;
 414’−ジメタクリルオキシージフェニルスルホン 実施例6 MlHMA 67 g、2−HIICMA 25g L
Mムロg、MMH2g、エチレングリコールジメタクリ
レート(以下KDMムと略記)0.3.および重合開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル(以下人よりNと
略記> 0.07.を混合し溶解させて試験管に入れ、
恒温水槽中において40°C3で24時間重合させ、さ
らに熱風循環乾燥器中にて50°Oで8時間、60%で
6時間、801)cで6時間、100°Oで3時間、最
後に11000で3時間段階的に加熱重合させて棒状の
重合体素材をえた。
このものを常法により切削し、研磨加工してコンタクト
レンズの形状に成形したのち、実施例2と同様の条件で
酸処理と中和処理を行ない目的とする含水性コンタクト
レンズをえた0このコンタクトレンズは含水率51.3
%、酸素透過係数1 、64 X 10””0oc−a
m”−aec−一一、屈折率(!IB0)1−407で
、可視光線透過率が90%より大であった。
実施例7〜9 共重合における各成分を第2表に示す量用いたはかは実
施例6と同様にして実験を行ない含水性コンタクトレン
ズなえた。結果を第2表に示す〇 第     2     表 実施例10 MPMA 50p、2−HICMム44.、LMムロg
、ICDMA0.3gおよび重合開始剤としてADMV
N 0−07pを混合し、溶解させて試験管に入れ、恒
温水槽中において35oOで48時間重合させ、さらに
熱風循環乾燥器にて4500で16時間、70°Cで4
時間、90°Oで4時間段階的に加熱重合させ、棒状の
重合体素材をえた。このものを常法により切削し、研磨
加工によりコンタクトレンズの形状に成形したのち、実
施例2と同様の条件で酸処理と中和処理を行ない目的と
する含水性フンタクトレンズをえた。
このコンタクトレンズは含水率35.8%、酸素透過係
数1.22×1O−10cc−o!Il/c112・8
・c−吟、屈折率(nBo) 1−431で、可視光線
透過率が90%より大であった。
実施例11〜13 共重合における各成分を第3表に示す量用いたほかは実
施例10と同様にして実験−を行ない含水性コンタクト
レンズをえた。結果を第3表に示す。
第     6     表 実施例14 5−MDIX70p 、2−H]CMA25p 、LM
A4.5g、AMAO65gおよび重合開始剤としてA
DMV’N O,07pを混合し、溶解させ試験管に入
れ恒温水槽中において40%で24時間重合させ、さら
に熱風循環乾燥量中にて50°Cで8時間、60°Cで
6時間、80%で6時間、100°Cで6時間、11Q
 qCで3時間段階的に加熱重合を行ない、棒状の重合
体素材をえた。
このものを常法により切削し、研磨加工してコンタクト
レンズの形状に成形したのち、実施例2と同様の条件で
酸処理と中和処理を行ない目的とする含水性コンタクト
レンズをえた。このコンタクトレンズは含水率72.0
% 、酸素透過係数2.76 X 10−10cc−c
V′cm”−s・C−−El、屈折率(n:oo)1.
374で可視光線透過率が90%より大であった。
実施例15〜17 共実合における各成分を第4表に示す量用いたほかは実
施例14と同様にして実験を行ない゛コンタクトレンズ
をえた。結果を第4″表に示す。
第     4     表 実施例18       ・ 工PGMム70. 、I、Mムロ、′、MMム2gおよ
びハI肌2gからなる単量体混合物に、湿潤剤としてポ
リプロピレングリコール(平均分子j13.o00 )
 5.、重合開始剤としてムDMvll 0003.を
それぞれ加えて混合し、溶解させたのち、コンタクトレ
ンズの形状に対応した形状の雄型と雌型を有する成型器
中に注入し、循環乾燥話中にて!15°’c+で48時
間、50C′oで4時間、60°Cで8時間段階的に加
熱重合成形を行なったのち脱型し、えられたコンタクト
レンズ形状の成形物を50%ギ酸水溶液中に60分間、
6N塩酸水溶液中に2時間浸漬し、ついで0.024%
炭酸ナトリウム水溶液中に浸漬してコンタクトレンズ内
の酸を中和し、さらに0.9%生理食塩水中に浸漬して
3時間の煮沸を2度繰り返して目的とする含水性コンタ
クトレンズをえた。、このコンタクトレンズは含水率8
9,6%、酸素透過係数4 =50 X 10”−10
co−onlon”−seo−nmf(p 、屈折率(
n20) 1.350 、可視光線透過率が90%を超
り えるものであった。
実施例19 工PGMA 70. 、AL工PG6p、2−H詣A1
52、LMムロg、MMA 2   AMA O,2g
およびADMVN 0007pを使用し、1 実施例14と同様にして目的物の含水性コンタクトレン
ズをえた。
このコンタクトレンズは含水率60.2% 、酸素透過
係数2.46X 110−1OoC−a/ノ、−・C・
町、屈折率→0) 1.391で、可視光線透過率が9
0弧を超えるものであった。
実施例20 工PGMム3!i、5. 、mmnム33.5..2−
HxMム25.、DMA6.、MMA2.、lDMA0
.3pおよびADMVN O,2G+を使用して実施例
14と同様の重合条件で重合させ、透明な棒状の重合体
素材をえた。このものを常法により切削し、研磨加工し
てコンタクシレンズの形状に成形したのち、4M塩酸水
溶液中に4時間浸漬して酸処理し、ついで0.024%
炭酸ナトリウム水溶液中に浸漬して中和処理を行ない目
的物の含水性コンタクトレンズをえた。
このコンタクトレンズは含水率SO,O%、酸素透過係
数1.65 X 10710ao−am/CW?−st
se−wHg、屈折率(40) 1−408、可視光線
透過率が90%を超えるものであった。゛ 実施例21 MIMA 25 3−MDI!25  % 2−HIC
MA449、DMA6..1         9 lcDMAo、3.およびADMVN O,2gを使用
し、酸処理条件を2N塩酸水溶液中で3時間としたほか
は実施例20と同様にして目的物の含水性フンタクトレ
ンズをえた。
このコンタクトレンズは含水率52.5% 、酸素透過
係数1.69 X 100−1Ooo−a/cwP−m
eo−4、M折率(n:oo) 1−40!l 、可視
光線透過率が90%を超えるものであった。
実施例22 DMDOと工PGMAを重量比で82:18で含む混合
液(以下vxと略記)100  AMMo25g、lD
MA 0.2p1 およびADMVN O,1pを使用し、実施例14と同
様の重合条件で重合させ、透明な棒状の重合体素材をえ
た。このものを常法により切削し、研磨加工してコンタ
クトレンズの形状に成形したのち、50%ギ酸水溶液中
に20分間、6M塩酸水溶液中に、“ 1時間浸漬して酸処理を行°な□い、ついで0.024
%炭酸ナトリウム水溶液中に浸漬して中和処理し、目的
物の含水性コンタクトレンズをえた。
このコンタクトレンズは含水率75.7% 、II素透
過係1に2.75X10   cc−am7cm−me
c・吟、屈折率(n!0) 1−370で、可視光線透
過率が90%を超えるものであった。
実施例23.24 共重合における各成分を第5表に示す量用いたほかは実
施例22と同様にして実験を行ない、目的物の含水性コ
ンタクトレンズをえた。結果を第5表に示す。
第     5     表 実施例25 工PGMA 85  、MMA 15. 、lDMA0
.5gおよびADMVN 0−2gを使用して実施例1
4と同様の重合条件で重合させ、棒状の重合体素材をえ
た。このものを常法により切削し、研磨加工してコンタ
クトレンズの形状に成形したのち、40襲ギ酸水溶液中
に20分間、3N塩酸水溶液中に40分間浸漬して酸処
理を行ない、ついで0.024%炭酸ナトリウム水溶液
中に浸漬して中和処理を行ない、さらに0.9%生理食
塩水中にて1時間煮沸処理し、目的物の含水性コンタク
トレンズをえた。
このコンタクトレンズは含水率55.8% 、II X
透過係数2.OOX 10−”cc−aV−・8・C・
鴫、屈折率(n”) 1.599で、可視光線透過率が
90%を超えるものであった。
実施例26 エPGMA 80p 、2−HIMム5g、韮ム15p
 、IIDMlDMA0およびADMVN O,2pを
使用し、実施例25と同様にして目的物の含水性コンタ
クトレンズをえた◎このコンタクトレンズは含水率、5
3.4%、酸素透過係数1.70 X 10  ao−
aIa/am2−s・C−一、屈折率(11B0)1.
401で、可視光線透過率が90−を超えるものであっ
た〇 実施例27 エPGMム 15.  、 ムLIPG  15p  
、 1.2  =5.+5−ジー0−イソプロピリデン
−3−〇−メタクリロイルーD−グルコ7ラノシド(以
下Ml)Gと略記> 15..2−HICMム40g 
、MMム15g、ムMA O,29およびADlffN
o、2.を使用して実施例14と同様の重合条件で重合
させ、棒状の重合体素材をえた。このものを常法により
切削し、研磨加工してコンタクトレンズの形状に成形し
たのち、2M塩酸水溶液中に3時間浸漬して酸処理し、
ついで0.024%炭酸ナトリウム水溶液中に浸漬して
中和処理を行ない目的物の含水性コンタクトレンズをえ
た。
このコンタクトレンズは含水率64.1%、酸素透過係
数2.35X 1O−10oa−−cm”・1・C・−
〜1屈折率(npo) 1−585で、可視光線透過率
が90%を超えるものであった。
実施例28〜31 共重合における各成分を第6表に示す装用いたほかは実
施例27と同様にして実験を行ない、目的物の含水性コ
ンタクトレンズをえた。結果を第6表に示す。
第     6     表 メタクリpイルーD−ガラクトピラノシド実施例16・
でえられたフンタクトレンズを3羽の白色家兎の右眼に
21日間連続装用させたところ、角膜表面において何ら
の異常も認められず、またグリコーゲン量の減少もまっ
たく観察されず、さらに組織学的所見においても血管新
生や実質的な浮腫および炎症性細胞浸潤もなく、対照眼
である左眼との間に形態的に有意な変化がまったく認゛
められず、きわめて良好な装用性を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明におけるIPGMムの共重合体の親水性
化処理後と親水性化処理後の赤外II@収スペクトルチ
ャートである・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 111囃吋タール化された糖アルコールを有する単量体
    、親水性単量体および(または)疎水性単量体を主成分
    とする共重合体を酸処理してえられるものを材質とする
    含水性コンタクトレンズ。 2  (A)書費eケタール化された糖アルコールを有
    する単量体、親水性単量体および(または)疎水性単量
    体を主成分とする共重合体を材質とするコンタクトレン
    ズを成形し、ついで該コンタクシレンズを酸処理し、 (B)シかるのち、えられる含水性コンタクトレンズ内
    に含浸している前記酸を水または生理食塩水で置換する
    ことな特徴とする含水性コンタクトレンズの製造法。 6 肴養番ナタール化された糖アルコールを有する単量
    体がケタール化された糖アルコールと重合性カルボン酸
    とのエステル化合物であ。 る特許請求の範882項記載の製造法。 44iHa4t=ケタール化された糖アルコールを有す
    る単量体がケタール化された糖アルコールド重合性アル
    コールとのエーテル化合物である特許請求の範@!j1
    2項記載の製造法。 5 ケタール化された糖アルコールが−ff 式(I)
    :H (式中、nは1〜5の整数を表わす)で表わされル糖ア
    ルコールの誘導体である特許請求の範l#1113項ま
    たは第4項記載の製造法。 6 用いる親水性単量体が2−とドロキシエチルメタク
    リレージ、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
    ドロキシエチルアクリレート、2−とドルキシプロピル
    アクリレート、ポリエチレングリコールモノメタクリレ
    ート、ポリエチレングリコールモノアクリレート、メタ
    クリルアミド、アクリルアミド、ジメチルメタクリルア
    ミド、ジメチルアクリルアミド、メタクリル酸、アクリ
    ル酸およびN−ビニルピロリドンよりなる群から遷ばれ
    た1種または2種以上である特許請求の範顕第2項記載
    の製造法。 7 用いる疎水性単量体がメタクリル酸または7 りI
    Jル酸のアルキルエステル(ただし、アルキル基の炭素
    数は1〜15個)、メタクリル酸またはアクリル酸のビ
    ニルエステル、メタクリル酸またはアクリル酸のアリル
    エステル、イタコン酸またはクロトン酸のアルキルエス
    テル、脂肪族カルボン酸のビニルエステル、スチレンお
    よびアクリロニトリルよりなる群から選ばれた1種また
    は2種以上である特許請求の範囲li2項記載の製造法
    。 1゛
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