JPS5817569B2 - カゼイン水性サスペンジヨンの可溶化方法およびその装置 - Google Patents

カゼイン水性サスペンジヨンの可溶化方法およびその装置

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JPS5817569B2
JPS5817569B2 JP51030711A JP3071176A JPS5817569B2 JP S5817569 B2 JPS5817569 B2 JP S5817569B2 JP 51030711 A JP51030711 A JP 51030711A JP 3071176 A JP3071176 A JP 3071176A JP S5817569 B2 JPS5817569 B2 JP S5817569B2
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casein
suspension
tank
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pipe
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    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23JPROTEIN COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS; WORKING-UP PROTEINS FOR FOODSTUFFS; PHOSPHATIDE COMPOSITIONS FOR FOODSTUFFS
    • A23J3/00Working-up of proteins for foodstuffs
    • A23J3/04Animal proteins
    • A23J3/08Dairy proteins
    • A23J3/10Casein

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  • Dairy Products (AREA)
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  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉末形のカゼイン水性サスペンションを可溶化
する方法に関する。
ミルクを固有のたん白としてそれらの著名な材料である
カゼインは不溶化することによって全く容易に分離する
ことができる。
不溶化は概要的に3種の異なる方法によって行なうこと
ができる:カゼインの等電点すなわち約4.5のpHに
ミルクを酸性化する方法、その場合には生成カゼインは
酸カゼインとして知られる:ミルクにカルシウム塩を添
加する方法、その場合には生成カゼインは燐酸カルシウ
ムカゼイン(phosoho、 calcic c−a
sein)として知られる:そして最後に成る条件でミ
ルクにレンネットとして知られる酵箪を添加する方法、
その場合には生成カゼインはレンネツi トカゼインと
して知られる。
ミルクもしくはミルクに基づく製品を要求に応じてすな
わち地理的拘束もしくは季節的変化かにかわりなく再構
成しうるようにするためにこれらのカゼインを容易に貯
蔵でき、輸送できる形すなiわち粉末形にして、大きな
困難を伴わずに水に溶解することに潜在的関心がある。
不幸にも粉末形の酸カゼインを水に再溶解することは、
理論的には単にアルカリの添加を必要とするだけである
が、実際には非常に多くの注意を払って(全体的の不)
溶性のかたまりの形成を避けるために)行なわなけれは
ならないので、粉末形の酸カゼインの使用は予期された
程利益を得ることはなかった。
可溶化性塩による粉末形の燐酸カルシウムカゼインの溶
解は同様の問題を含む。
粉末形のレンネ゛ン5トカゼインに関する限り、不溶性
として知られる。
本発明の目的はこれらの問題に解決を与えることである
本発明は、カルシウム塩をミルクに添加してミルクから
沈澱させたカゼイン又はレンネットカゼインから成る群
から選択したカゼインのサスペンションを可溶化する方
法において、上記粉末状のカゼインを水性系に懸濁させ
、水性系l当り多くても270gのカゼインを含有する
カゼインサスペンションを得、このサスペンションを少
くとも10分間熟成させ、その後、初めにクエン酸又は
リン酸を徐々に添加して、約4.6以上のpHに維持し
、ついでアルカリを徐々に添加することにより、カルシ
ウム−錯化可溶化剤を徐々にサスペンションに形成させ
、クエン酸を使用する場合には少なくともpi−i 6
.8およびリン酸を使用する場合には少なくともpH7
,5の均質溶液を得ることを特徴とする、上記可溶化方
法を供する。
本発明に関して「カゼインサスペンションを熟成させる
」という表現は粉末形のカゼインが完全に水和されるま
でサスペンションに可溶化剤を添加しないことを意味す
る。
この熟成期間が守られなけれは、不溶性かたまりが可溶
化剤の添加中に形成される。
その理由は、内部が乾いたま\のカゼイン粒子は可溶化
剤とカゼインとの反応生成物の不透過層で覆われるよう
になるからである。
換言すれば、均質溶液を得ることはできない。
熟成期間は少くとも10分間、好ましくは30分なけれ
ばならず、その間サスペンションは撹拌することが有利
であることが判った。
サスペンションは水性媒体11につき270g以上のカ
ゼインを含むべきではなく、さもなければ生成した相当
溶液は均質ではなく、向出発カゼイン粒子を含む。
事実この」二限は理論的であり、250j;l/lのオ
ーダーの値が実際に真に超過すべきではないからでさも
なければ得られた溶液は過大に粘稠となり、取扱いが困
難となるからである。
水もしくは水性媒11につき180〜240gを含む。
正常には流体溶液であるカゼインサスペンションを使用
スることが好ましい。
本発明に関して「可溶化剤」は出発カゼインの個々の粒
子を消失させ均質溶液とすることのできるものである。
本発明の記載を一層容易に理解させるために、発明者ら
は本発明によって使用されるカゼインはそれぞれ酸カゼ
イン、燐酸カルシウムカゼインおよびレンネットカゼイ
ンの3種の場合を記述しよう。
サスペンドしたカゼインが酸カゼインの場合には可溶化
剤はアルカリ剤、たとえば塩基もしくは塩基性アルカリ
金属もしくはアルカリ士金属塩であり、真の溶液すなわ
ちカゼイネートもしくはカゼイン塩の水溶液が得られる
この方法で出発サスペンションに水酸化ナトリウム、水
酸化カリもしくは水酸化カルシウムもしくはナトリウム
、カリウムもしくはカルシウムの炭酸塩もしくは重炭酸
塩でさえ添加して、カゼインナトリウム、カゼインカリ
ウムもしくはカゼインカルシウムを製造することができ
る。
可溶化は約6.5〜7.0のpHで得られる。
「酸カゼイン」なる表現は広い意味で使用され、ミルク
を直接酸性化して得た伝統的酸カゼインおよびたとえば
再酸性化したレンネットカゼインすなわち酸で充分に洗
滌して大部分のカルシウムを除いたような間接的に得た
酸カゼインの両者をも含む。
調整したカゼインサスペンションは最初にクエン酸もし
くは燐酸で、それらのpH値が約46以下に下らないこ
とを条件として次いで苛性ソーダもしくは苛性カリもし
くは相当する炭酸塩もしくは重炭酸塩のようなアルカリ
剤で、クエン酸もしくは燐酸使用による媒体のpH値を
少くとも6.8〜7.5に調整するように処理すること
ができる。
pHは6.9〜8.0もしくは7.5〜80に増加させ
ることが好ましい。
カゼインがサスペンドする水性媒体は純水もしくは塩、
糖、着色剤、フレーバー、可溶性たん白質特にラクトア
ルブミン(たとえばホエイタイプの水性媒体)などのよ
うな種々の成分を含む水性溶液であることができる。
他方、水溶性は可溶化剤のかなりの量を含むべきではな
く、その場合にはカゼインと可溶化剤との反応が直ちに
起こり、サスペンションが熟成する機会を全くもたない
ことが前記の事から明らかである。
従って、アルカリ剤もしくはカルシウム−錯化剤の存在
を避けることが必要である。
すべてこれらの操作の行われる温度の問題の本来のカゼ
インに如何なる点でも作用しないことをン条件とすれば
全く重要な要素ではない。
従って、この温度は連続操作において約80℃と同程度
、好ましくは20〜70℃であることができる。
生成溶液はもし必要ならばpHの調整後に可食組成物の
製造にそれ自体使用することができる。
濃縮し、次いで任意の方法によって乾燥し、カゼイネー
トを白色粉末形にすることもできる。
先ず第一に使用する粉末形カゼインとは異なり、このカ
ゼイネートは水に直接可溶化して真の溶液、コロイド溶
液もしくはゲルとすることができる。
カゼイネートの組成は乾燥前もしくはもし必要なら乾燥
後にたとえばマグネシウム塩もしくは塩化物を添加して
修正時に標準化することができる。
これらのカゼイネートは殺菌(pasteurised
orster i l 1sed )することもでき
る。
生成溶液はカゼインおよび可溶性材料に関してのみ均質
であることが明らかである。
もしカゼインの池に不容性材料が最初に存在するならば
、勿論それらは不溶のまト残るであろう。
たとえばもし不溶化ラクトアルブミンがカゼインの池に
存在するならば少くとも部分的には不溶のま\残るであ
ろう。
この例はカゼインの池に約60℃以上で凝固したラクト
アルブミンを含む共沈澱物の処理において出あう。
本発明方法は洗滌し、任意には殺菌しそして一定で適宜
の大きさの粒子に小さくしたカゼインで行なうことが好
ましい。
これらの操作はきわめて大量の水に粗カゼインをサスペ
ンドし、水中でカゼインを磨砕し、少くとも洗滌水の部
分を除去しくデカント、遠心分離もしくは池の任意方法
により)、そして適当量の水性媒体中に洗滌し、水和し
、磨砕したカゼインを再サスペンドすることによって行
なうことができる。
これらの操作は本発明方法が実際に行われる操作に従っ
て行なうのが有利である。
コウシて得たサスペンションは好ましくは撹拌しながら
熟成させ、続いてカルシウム−錯化剤を2工程(クエン
酸もしくは燐酸次いでアMy’)剤)で徐々に添加する
燐酸カルシウムカゼインは直接クエン酸もしくは燐酸中
にサスペンドすることができる。
この添加もしくはこれらの添加は徐々になされ、サスペ
ンション中にpHが突然変化する区域もしくはカルシウ
ム−錯化剤を含む区域の出現を阻止することを保証する
ことが重要である。
この目的のため稀薄可溶化剤および以下に記載するタイ
プの装置を使用することが好ましい。
本発明は又このカゼインの水性サスペンションを循環す
る方法、サスペンションを可溶化剤の添力0前に少くと
も10分間課持重る方法および該可溶化剤をサスペンシ
ョンに徐々に加える方法より成る粉末形カゼインの水性
サスペンションを連続的に可溶化する装置を提供する。
このタイプの装置は工程の上流に粗カゼインを洗滌し、
磨砕するための方法および工程の下流に生成溶液を乾燥
するための方法を完了させることができる製造ラインよ
り成る。
可溶化剤の添加前にサスペンションを保持する方法は、
充分な容量の緩衝タンクの形で、もしくはたとえばサス
ペンションの循環速度により計算された適当な長さの1
個もしくはそれ以上の管の形であってもよい。
添付図は本発明方法の実施装置の1例を示す。
第1図は単一工程でカゼインを可溶化する好ましい製造
ラインを図式で説明する。
第2図は2工程でカゼインを可溶化する好ましい製造ラ
インを図式で説明する。
これらの図では、破線は調整回路を示し、液体(サスペ
ンションもしくは溶液)は点線で示される。
第1図に示す如く、製造ラインは連続して配列されライ
ン1に連結された多数の要素より成る。
工程の下流の方向に配列される順序で記録したこれらの
要素は次の如くであるニ ー モーター4によって作動する計量スクリュー3を備
えた供給ホッパー2 − 撹拌機6を備え、ホッパー2によってカゼインを供
給しパイプ7によって水を供給する水利タンク5 − 容積型置換ポンプ8(容積型ポンプとして簡略に記
載) −コロライドミル9 一カゼインサスペンションの部分を再循環するためのパ
イプ1〇 −撹拌機12を備えた保持タンク11 − 容積型ポンプ13 − 水を除去するためのパイプ15を備えた水平デカン
タ−14 −撹拌機17とラインの下流に位置する容積型・ ポン
プ28を調練するフロート18を備えた可溶化タンク1
6、該タンク16はパイプ19によって給水される;こ
のタンクの昇口は撹拌機23を備えた貯蔵タンク22か
ら供給(ラインの下流に位置するpHメーター26に連
動できる計量ポンプ21によって)される可溶化剤を導
入するためのパイプ20に連結される − 容積型ポンプ24 − コロイドミル25 − 可溶化剤の投入を調整する計量ポンプ21を調整す
るpH−メーター26 − 可溶化剤で処理されたカゼインの部分を可溶化タン
ク16に再循環するパイプ27 − 可溶化タンクのフロート18により調整された容積
型ポンプ28 − 蒸気供給パイプ30を有する蒸気インジェクター2
9 − 脱気室31 − 容積型のポンプ32 − もし必要ならば、乾燥塔33(図示せず)更にこの
ラインは生産量の調節するための多数のバルブ34を備
えている。
更に図示したように予備給水口35および可溶化剤20
を導入するためのパイプとポンプ24との間に位置する
蒸気供給パイプ37を有する蒸気インジェクタ−36を
4′備えることができる。
この予備給水口およびこのインジェクターは温度を管理
調整するもので、ヒーターたとえば管状ヒーターで代替
できる。
最後にラインは隔膜38をも備えることができる。
このようなラインは中和による酸カゼインサスペン。
ジョンの可溶化もしくはクエン酸塩もしくは燐酸塩によ
る燐酸カルシウムカゼインもしくはレンネットカゼイン
サスペンションの可溶化のために使用することができる
第2図に示す如く、製造ラインは第1図に図示。
したラインと同一の構成要素より成り、可溶化タンク1
6は前処理タンク(クエン酸もしくは燐酸による前処理
)の機能を果たす。
本来の可溶化はタンク16と同様な様式で17′〜28
′の付属物を備えたタンク16′中で起こる。
このラインは2工。程の可溶化(クエン酸もしくは燐酸
、続いて中和による)に使用することもできる。
本発明方法を次側で説明する。
参考例 燐酸カルシウムカゼインからの混合カゼイネ−41・ 第1図に説明した製造ラインを使用する。
ホッパー2によって、タンク5に含水量4%の粉末形燐
酸カルシウムカゼインを供給する。
カゼイン投入量は100kg/時間に上る。
パイプ7によってタンク5に3100に9/時間の割合
で400Cの水を入れる。
生成サスペンションをポンプ8によってポンプ移送し、
カゼイン粒子を磨砕するコロイドミル8に入れる。
約9/10のサスペンションをパイプ10によってタン
ク5に戻し、残りの1/10を連続的に保持タンク11
に移しその容量はサスペンションを約30分間烈しく撹
拌しながらそこに留める量である。
水利カゼインサスペンションは連続的にポンプ13によ
って移し、パイプ35により冷水(1,Q〜12℃)を
添加して冷却する。
この水の添加はポンプ13により約9000kg/時間
の割合で工程の上流に向って行なう。
次いでサスペンションは隔膜38を通し、パイポ15に
より除去する( 10565 kg/時間の速度)洗滌
水を含まぬ遠心デカンタ−14に入れる。
こうして約45%の乾燥抽出物を有する再構成カードを
21.1kg/時間の割合で得る。
これらのカードをきわめて烈しく撹拌するタンク16、
いわゆる可溶化タンクに入れる。
同様に50℃の水をこのタンクにパイプ19を通し22
3kg/時間の割合で入れる。
更に形成し、再循環するカゼイネートの部分をパイプ2
7を通して入れる。
10%に3PO4溶液を140kg/時間の割合で移送
するパイプ20はタンクの排出口に開口する。
更にインジェクタ−36は全体を70℃に加熱し、粘度
を減少させるために蒸気を注入することができる。
全体は隔膜38およびコロイドミル25を通して再循環
し、pHメーター26によって監視する。
pHが7.8に達すると、運転が連続的となり、K3P
O4の添加はpHメーター26に連動して調整する。
形成するカゼイネートの部分をポンプ28によって除去
し、残りをパイプ27によりタンク16に移送する。
このポンプ28はフロート18によって調整し、タンク
16のレベルを一定に保持する。
除去した部分を130°Cで殺菌するために蒸気インジ
ェクターに入れ、次に脱気室に移し、ポンプ32により
乾燥塔33に移送する。
水溶性「燐酸カルシウムカゼイン」粉末より成る残留水
分4%のカルシウム/カリウム混合カゼイネートを11
0kg/時間の割合で得る。
実施例 燐酸カルシウムカゼイ からの混合力ゼイネー図2で説
明した製造ライフを使用する。
タンク16はクエン酸による処理タンクとして使用し、
一方タンク16′は中和に使用する。
操作パラメーターは次の如くであるニ ー 燐酸カルシウムカゼイン、粗粒、水分10%:30
5kg/時間 −40℃の水(パイプ?):65ookg/時間−滞留
:30分 隔膜38の通過およびデカンタ−14で分離後に、乾燥
抽出物45%の再構成カードを610kg/時間の割合
で得、タンク16に移すニ ー 10%クエン酸溶液の連続添加:154kg/時間 −70°Cの熱水(パイプ19):850kg/時間 −隔膜38およびコロイドミル25を通して再循環 −pH約4.6で連続排水 −クエン酸との平均接触時間、約1時間 排水した部分をタンク16′に入れるニ ー 3%苛性カリ溶液による連続中和:170kg/時
間 −隔膜38およびコロイドミル25′を通しての再循環 −pH5,9で排水 殺菌、脱気および乾燥後、水溶性「燐酸カルシウムカゼ
イン」粉末より成る残留水分4%のカルシウム/カリウ
ム混合カゼイネートを275kg/時間の割合で得る。
比較例 本発明の2工程方式が1工程方式よりすぐれていること
を以下の比較データにより説明する。
1工程可溶化方法を参考例の記載に準じて行ない、2工
程方法は実施例に従って行なった。
すなわち、■工程方法はクエン酸塩とリン酸塩の等モル
混合物を添加して行ない、2工程方法では等モル量のク
エン酸とリン酸混合物を添加し、続いて・水酸化カリで
中和して行なった。
乾燥した後、生成物を各申分について分析して次の結果
を得た。
組成 1工程可溶化 2工程可溶化 乾燥物 96.19% 94.49%タン白 5
6.90% 75.45%0 ラクトース 132
% 1.72%灰分 25.44% 15.
02%上記の表から明らかなように、2段工程方法では
余り多(の可溶化塩を必要とせずかつ生成物のタン白含
量も高い。
5図面の簡単な説明 第1図は単一工程によるカゼイン可溶化装置を示す。
1はライン、2はホッパー、3は計量スクリュー、4は
モーター、5は中和タンク、6は撹拌機、7は水供給パ
イプ、8は容積型ポンプ、90はコロイドミル、10は
再循環パイプ、11は医持タンク、12は撹拌機、13
は容積型ポンプ、14は水平デカンタ−115は排水パ
イプ、16は可溶化タンク、17は撹拌機、18はフロ
ート、19は給水パイプ、20は可溶化タンクパイプ、
521は計量ポンプ、22は貯蔵タンク、23は撹拌機
、24は容積型ポンプ、25はコロイドミル、26はp
Hメーター、27は再循環パイプ、28は容積型ポンプ
、29は蒸気インジェクター、30は蒸気供給パイプ、
31はインジェクター、320は容積型ポンプ、33は
乾燥塔を示す。
第2図は2工程によるカゼイン可溶化装置を示す。
数字は第1図に準じ、16〜28は前処理、16′〜2
8′は可溶化処理を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 カルシウム塩をミルクに添加してミルクから沈澱さ
    せたカゼイン又はレンネットカゼインから成る群から選
    択したカゼインのサスペンションを可溶化する方法にお
    いて、上記粉末状のカゼインを水性系に懸濁させ、水性
    系l当り多くても270gのカゼインを含有するカゼイ
    ンサスペンションを得、このサスペンションを少くとも
    10分間熟成させ、その後、初めにクエン酸又はリン酸
    を除徐に添加して、約4.6以上のpHに維持し、つい
    でアルカリを徐々に添加することにより、カルシウム−
    錯化可溶化剤を徐々にサスペンションに形成させ、クエ
    ン酸を使用する場合には少なくともpH6,8およびリ
    ン酸を使用する場合には少なくともpH7,5の均質溶
    液を得ることを特徴とする、上記カゼインの可溶化方法
JP51030711A 1975-03-20 1976-03-19 カゼイン水性サスペンジヨンの可溶化方法およびその装置 Expired JPS5817569B2 (ja)

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