JPS5817560A - 磁気記録再生装置のテ−プテンシヨン付加機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録再生装置のテープテンション付加機
構の改良に関するものである０従来の磁気記録再生装置
のテープテンション付加機構を第１図、第２図により説
明する０第１図は付加機構の構造図を示、し第２図は第
１図の供給リール台の側面図である０図において１は磁
気テープ、２は固定ピン、５はテンションビンで回動シ
ャフト４に５字形状の角部分′を回動自在に支持された
テンションアーム６の一端に固定されている。テンショ
ンアーム６の他端はばね５を介し、テンションアーム６
が反時計方向へ回動を付勢されて取り付けられている。

７はバンド、８は供給リール台、９はフェルト１０は供
給リール、１１はシャフトである。供給リール１０と磁
気テープ１はカセット　（図示せず）Ｋ収納されており
、供給リール１０に巻かれた磁気テープ１は、固定ピン
２とテンションピン３を介し矢印Ａ方向に駆動系（図示
せず）によ、り走行駆動されるようになっている。また
、テンションアーム６には、フェルト９が張り付けられ
たバンド７の一端が固着されており、フェルト９はシャ
フト１１を中心軸として矢印Ｃ方向に回転する供給リー
ル台８と摺動接触し、との摺動時の摩擦力によって磁気
テープ１のパックテンシロンが付加される構造となって
いる。

今、テンションピン３に巻き付くテープテンションをＴ
Ｂとすると、このとき供給リール台１０に巻かれている
テープ径をＲ１ま九、テンションアーム６に固定されて
いるばね５によるテンションアーム６の半時針方向の矢
印Ｂ方向の引張り力をＦｏとしたとき、（１）式が成立
する。

但し、Ａ、Ｂ、Ｃは、テンションアーム形状フェルト９
の巻付角、フェルト９と供給リール台８との摩擦係数等
で定まる定数である。

尚、（１）式の導出は省略する。従って、巻始めは供給
リール１０のテープ巻径をＲ１とし、巻終シのテープ巻
径をＲ２とすれば、Ｒ１〉Ｒ２のため、ばね５による引
張力Ｆｏが一定であれば、その結果、ＴＢｌ　＜　ＴＢ
２となる。上記の関係を定性的に述べれば、ばね５によ
る引張Ｆｏは一定であるため、巻始めはテープテンシロ
ンが小であるが、巻径が小さくなればなるほどテープテ
ンションＴＢ１は増加し、最終的には、Ｒ＝Ｒ２で最大
値ＴＢ２となる。このことを図示したものが横軸に供給
リール１０の　巻径変化の走行時間をとシ縦軸にテープ
テンションを取って示した第３図である。

第５図において、ａが供給リール１００巻径が大径、ｂ
が小径の場合であり、巻径の変化を時間の関数として表
わしている。

磁気記録再生装置において、磁気テープは回転シリンダ
や各ガイド部材と接触摺動するため駆動系の磁気テープ
を引張するに必！！カカをＴＯとすると、Ｔｏ＝ＴＢ＋
Δ７、なる関係が成立する。

こヒで、Δπは磁気テープと、回転シリンダや各ガイド
部材との摺動接触の際に生じるテープテンション増加量
である。また、湿度の上昇・が起ζつたり、摩擦係数の
高い磁気テープを使用すると、テープテンション増加量
が大きくなる。

このことを定性的な図にしたものが横軸に巻径変化の走
行時間をとり縦軸にテープテンションをとって示した第
４図である。第４図に示す如く、実線Ｓに対し点線Ｔの
ように巻終りでテープテンションが増大し安定したテー
プ走行が期待できまい。

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、メタル
テープ、薄手テープその他の摩擦係数の高い磁気テープ
や強度の小さい磁気テープを、損傷させることなく安定
したテープ走行ができる磁気記録再生装置のテープテン
ション付加機構を提供することを目的としたものである
。

本発明の磁気記録再生装置のテープテンション付加機構
は、シャーシ上に回動自在に支持され、一端部にテンシ
ョンピンが固定され　他端部に該テンションピンを介し
引き出される磁気テープにテンションを加える方向に付
勢するばねが取り付けられたテンションアームが備えら
れてな抄ζ上記ばねのシャーシ側の固定端を、磁気記録
再生装置に装着されるカセットの下面のカセット挿入方
向の接触位置に応じ上記ばねの伸長方向の固定位置が変
位されるように形成された手段により固定してなるもの
である。

以下本発明の磁気記録再生装置のテープテンション付加
機構の一実施例を第１図表いし第４図と同部品は同符号
で示し同部分の説明は省略し第５図ないし第１３図によ
り説明する０第５図はテープテンション付加機構の回動
金具２３の図示を省略した全体図、第６図、第７図、第
８図第９図は動作１〜４の説明図、第１０図は回動アー
ム押え部材の詳細図、第１１図は第５図の機構によるテ
ープテンションの減小説明図、第１２図は第５図ないし
第１０図に示す構造を利用しないで下面に穴を有するカ
セット形状説明図、第１３図は全体構造斜視図である。

第１３図において、１５はテンションアーム６の回動シ
ャフト４の嵌合部分外周に所定の楕円外形部が形、成さ
れた押板、１４は押ばねで第１０図にも示す如くシャー
シに固定された棒弁え１５に遊嵌する押棒２１の頭部と
棒弁え１５との間に取り付けられている。２４はストッ
パであり、押ばね１４棒押え１５、押棒２１、ストッパ
２４により回動アーム押え部材２７を形成している。１
６は回動アームで、一端側をシャーシに固定された回転
アーム回転軸１７に回動自在に支持され、回動自由端の
他端部に係止穴２Ｂが設けられている。２５は回動金＾
で、シャーシに対しシャーシに突設された支持片を介し
回動自在に取シ付けられ一端に磁気記録再生装置へ抑圧
装着されるカセット１８の下面に接する接触ピン２６が
突設され他端に接触ピン２６と反対方向に係止ピン２９
が突設され接触ピン２６が突き出される方向に付勢され
た圧縮ばね２２がシャーシとの間に取り付けられている
。

第５図において、１９は案内溝、２０は磁気テープ１を
引き出す部材の舟である。

テンションアーム６に一端を固定されたばね５の他端は
回動アーム１６に固定されている。回動アーム押え部材
２７は回動アーム１６を矢印り方向に押圧する機能を有
している。そして、シリンダ（図示せず）に磁気テープ
１を巻き付ける手段としては舟２０がその動作を行ない
、矢印Ｅ。

Ｆ方向に案内溝１９に沿って移動する。舟２０が矢印Ｅ
方向に移動するとき、テンションアーム６は強制的に矢
印Ｇ方向に回動される。また、矢印Ｆ方向、に移動する
ときはばね５の復元力によシ反時計方向（矢印Ｇと反対
方向）に回動する。

次に、摩擦係数の高いテープや強度の弱いテープを使用
する際の動作を、動作１，２．Ｓ。

４に分けて説明する０先づ、動作１は第６図に示す状態
で、カセット１８は、矢印Ｈ方向に向けて磁気記録再生
装置（全体図は図示せず）に挿入される。このため、回
動金具２３はカセット１８により矢印■方向に回動され
る（第９図の回動金具２３の位置となる）０この結果、
回動アーム１６と回動金具２３との係合は解除される。

この状態で舟２０が矢印Ｆ方向に移動すればばね５の張
力によりテンションアーム６が反時計方向に回動する。

その結果、第５図に示すように、押棒２１はばね１４に
より押し上げられストッパ２４によシ固定される。

動作２を第７図に示し、回動アーム１６は、ばね５によ
り矢印に方向に引張されるため、回動軸１７を中心とし
て矢印Ｊ方向に回動し、回動アーム１６が矢印Ｊ方向に
回動したときばね５の引張ばね力が減少する。

動作５を第８図に示す０第８図は舟２０が矢印Ｅ方向に
移動したときの状態を示す。テンションアーム６は、舟
２０の移動力により強制的に矢印Ｇ方向に回動され、押
棒２１は押板１３により矢印Ｍ方向（第１０図で矢印り
方向）に押圧される。

押棒２１により移動し九回動アーム１６は第７図で示し
た矢印Ｊ方向と反対方向に回動し、動作１の状態に復帰
する。

動作４は、第９図において、カセット１８を磁気記録再
生装置から取り出すときの状態である。

回動金具２５は、カセット１８を取り出すことによって
圧縮ばね２２によって矢印Ｏ方向に回動し係止ピン２９
は回動アーム１６の係止穴２８に嵌入する。

上記のように、カセット挿入力によりテンションアーム
のばね取付位置を移動（回動アームを変位させる）し、
ばねの伸長距離を縮めることによりテープテンション値
を下げることができる。そして、この場合は、摩擦係数
の高いテープや強度の弱いテープの動作説明であるが、
従来の摩擦係数が低いテープや強度の強いテープを使用
する場合は、カセット１８を磁気記録再生装置に抑圧装
着し九とき、回動金具２３を動作させないようにする。

即ち、第１２図に示すようにカセット１８の下面に回動
金具２３の接触ピン２６を嵌入する切欠穴２５を設けて
おく。

このように本実施例の磁気記録再生装置のテープテンシ
ョン付加機構は構成されており、横軸に走行時間ｔをと
り縦軸にテープ駆動張力Ｔ。

をとって示した第１１図の曲線のようＫばね張力を減じ
ることができる。即ち、摩擦係数の低いテープはＴｏは
低く実線ａ−ｂで示すが、摩擦係数が高いとテープ張力
が増加し実線、／　−ｂ／となるのを、点線ａ“−ｗ′
のようにばね張力を減することができる。従って、走行
する磁気テープのテープテンションを下げることにより
摩擦係数の高いテ、−プや強度の低いテープの損傷を防
止し安定したテープ走行ができる０ 以上記述した如く本発明の磁気記録再生装置のテープテ
ンション付加機構は、摩擦係数の高い磁気テープや強度
の小さい磁気テープを、損傷を防止し安定したテープ走
行駆動ができる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気記録再生装置のテープテンション付
加部の構造図、第２図は第１図の供給リール台の側面図
、第３図は第１図のテープテンション付加部のテープテ
ンションと供給リール巻径変化の走行時間との関係説明
図、第４図は駆動部におけるテープテンションと供給Ｉ
Ｊ−ル巻径変化の走行時間との関係説明図、第５図は本
発明の磁気記録再生装置のテープテンション付加機構の
実施例の回動金具の図示を省略した平面図、第６図ない
し第９図は第５図の機構にカセットを着脱操作時の説明
図であり、第６図はカセットを挿入時の説明図、第７図
は第６図の状態から挿入を終り回動アームが回動しばね
の張力が減少状態の説明図、第８図はテンションアーム
が戻され回動アームを元の状態に逆回動させる状態の説
明図、第９図はカセットが外されることにより回動アー
ムと回動金具が係合される状態の説明図、第１０図は第
５図の回動アーム押え４材の詳細図、第１１図は第５図
の機構によるテープテンション減小説明図、第１２図は
第５図の機構に装着する摩擦係数の小さいテープを内蔵
するカセット説明図、第１３図は第５図の機構の全体斜
視図である。 １・・・磁気テープ　５・・・テンションピン５　、１
４．２２・・・ばね　６・・・テンションアーム１５・
・・棒弁え　１６・・・回動アーム　１８・・・カセッ
ト２１・・・押棒　２３・・・回動金具　２５・・・切
欠穴２６・・・接触ピン　２８・・・係止穴　２９・・
・係止ピン第５図 第　６　口 第　７　図 第　９　口 Ｂ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｔ　シャーシ上に回動自在に支持され、一端部にテンシ
   ョンピンが固定され他端部に該テンションビンを介し引
   き出される磁気テープにテンシｌンを加える方向に付勢
   するばねが取′り付けられたテンションアームを備えた
   ものにおいて、上記ばねの上記シャーシ側の固定端を、
   磁気記録再生装置に装着されるカセット下面のカセット
   挿入方向の接触位置に応じ上記ばねの伸長方向の固定位
   置が変位されるように形成された手段によ抄固定してな
   ることを特徴とする磁気記録再生装置のテープテンショ
   ン付加機構。 ２、　上記手段が、上記ばねのシャーシ固定側端が固着
   されシャーシに回動自在に支持され回動自由端に係止穴
   を有する回動アーふと、上記シャーシに回動自在に支持
   され一端に上記カセット下面に接する接触ピンを有し他
   端に諌接触ピンと反対方向に突出し上記回動アームの係
   止穴に保合可能に形成された係止ピンを備え上記接触ピ
   ンを突き出す方向に付勢されたばねを有する回動金具と
   、上記シャーシに固定された棒弁えに遊嵌さればねを介
   し取り付けられ上記回動アーム及び上記テンションアー
   ムの回動シャフト嵌合部外周にそれぞれ両端を当接可能
   に形成された押棒とから形成されている特許請求の範囲
   第１項記載の磁気記録再生装置のテープテンション付加
   機構。