JPS58175586A - ミシンに用いられるテ−プ送り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 縫製作業の間、ミシンの作業表面に沿う布材の前進とタ
イミングをはかりながら布材に取り付けられるテープ、
弾性を有するストリップ等（以下、たんにテープと称す
）を供給する装置に関する。

この装置が意図している機能は、ミシンの運転速度とタ
イミングをはかりながら布材へのテープの供給を制御す
ることであって、ミシンの要求条件に応じ、布材の前進
量に等しい量かあるいけこれより少ない量、従来の移送
機構を使用してテープを供給するようにしたものである
。あらかじめテンシランを与えないで布材にテープを取
り付けたい場合は、布材の前進量に等しい量、テープが
供給され、またステッチンメ作業の間、ひだ付けを行い
たい場合は、布材の前進量より少ない量、テープが供給
される。

この装置は制御要素と指令要素を取り付けたモーターを
備えているので、テープ送りローラーをミシンの運転速
度と同期させることができるとともに、ミシンの運転速
度の変動を補整するためテープ送りローラーの回転に必
要な変化を与えるようにされている。

ミシンを一定の速度で連続的に運転する場合は、本発明
に係る装置は必要とされない。機械的な要素の慣性のた
め、また本発明の装置のような装置を取り付けていなψ
ため運転速度が一定にならない場合は、テープの送りを
自動的に調節し、ミシンの運転速度の変化を補正する手
段を設けることが必要である。上述の状態が生じると、
ミシンの減速運転の間、余分にテープが供給されること
になる。

従来公知のミシンの場合、慣性のためこのような欠点が
現われることは明らかである。なぜなら、ミシンを加速
運転している間、テープに作用するテンシヨンが大きく
なり、また減速運転されている間、移送機構による布材
の前進ｉに比べて長めに供給ν−ルによりテープが供給
されるため、テープにゆるみが生じる。このような状態
が生じることはすでに知られているが、従来公知のミシ
ンはこれらの状態を補正する装置を備えていない。

この種の慣性が作用する結果、ミシンの運転速度が変化
したとき、テープ送りローラーへのテープの供給と布材
を前導させる機構の動作との間で同期化をはかることが
できない。ミシンが引き続き運転されるにしたがって、
上述の欠点が相乗的に現われるので、これらの欠点はま
すます顕著なものになる。

したがって、本発明の目的は、上述のタイプの欠点を検
知して、これを補正または補整する必要な措置をただち
に講じることができる装置を提供することである。

本発明に係るミシンのテープ送り装置は、ステッチング
作業の間、テープを取り付ける布材を前進させる機構と
タイミングをはかりながら機能するようにされていて、
ミシンの運転速度ならびにミシンの主軸の回転に関する
布材の前進速度を検知する検知要素を備えている。

マイク四プロ七ノサーを備えた制御ユニットは検知要素
から発信された信号を受信して、テープ供給ローラーに
作動的に接続されたモーターを制御するようにされてい
るので、制御ユニットにより指令された速度でテープ送
りローラーを回転させることができる。制御ユニットに
供給されたフィードバック・レスポンスはローラーの実
際の回転数の値を発信し、回転数の値が特定の縫製作業
に最適した値より大きい場合あるいはこれより低い場合
、前記のフィードバック・レスポンスにもとづいて、制
御ユニットは必要な調節を行い、差を補正するようにさ
れている。゛ ミシンの運転速度を検知する手段は同期部材を備えてお
り、この同期部材はミシンの主軸の端部に取り付けられ
ていて、５つの歯が刻設されており、この５つの歯によ
り１０の前部エツジと後部エツジが形成され、これらの
前部エツジと後部エツジは近接センサーまたは位相表示
ストロボと作動的に協働するよう配置されている。この
配置構成により同期部材のそれぞれのエツジからミシン
の回転数と同じ数の単位時間当たりのパルスが制御ユニ
ットに発信される。

テープ供給ローラーに接続されたモーターはそれぞれ前
部エツジと後部エツジを限定している複数の歯が外周に
刻設された制御ディスクを備えていて、あらかじめ選択
された伝動要素により送りローラーに作動的に接続され
ている。しかして、前記テープ供給ローラーは、制御ユ
ニットによ−り検知され、指令された同期部材の各エツ
ジに対応している制御ディスクの複数のエツジにより回
転させられる。

そのほか、制御ディスクは基本ステップを測定するスト
ロボを備えていて、該ストロボはテープ送りローラーに
よる前進の程度を検出し、フィードバンク・ループをへ
てこの前進の程度を伝達するので、検知要素から受信し
た情報と比較することができる。この制御ディスクはま
た、モーターの回転方向をチェックする働きをする方向
ストロボとも接続されている。

制御ユニットは、テープ送りローラーへの動力の供給を
布材移送機構のいろ−ろな値に対応させる少なくとも２
つの数値設定手段を制御ユニシト内に備えているととも
に、前記２つの設定手段に関し縫製サイクルの間に供給
されるテープの量を変更する第３の数値設定手段を備え
てい、る。

本発明のその他の特徴と利点は、添付図面を参照した以
下の説明より容易に理解して−ただけよう。

さて、第１図を参照すれば、従来公知のミシンが示され
ているが、このミシンは、多くの構成部品のほか、通常
のアーム２を取り付けたフレームｌを備えていて、ステ
ッチ用の針３が前記アーム２より下に向かって突設され
ている。アーム２の下側にサポート・アーム４が取り付
けられていて、該サポート・アーム４はミシンのブレッ
サー・７−ト５を相持しており、該プレソサー・フート
５は送りドグ機構（図示せず）のすぐ上に取り付けられ
ている。

第１図に示されて−るように、７ライ・ホイール６はフ
レーム１の一端から突設されていて、ミシンの主軸７の
一端に取り付けられており、該主軸７は公知の要領でミ
シンのいろいろな構成要素を駆動する働きをしている。

モーター・スタンド８は了−ム２より上に向かって延在
して、モーター９を支承する働きをしており、該モータ
ー９は、第２図に示されているように、シャフト１０を
備えていて、制御ディ゛スク１１とピニオン１２が前記
シャフト１０に取り付けられている。ビニオン１２はシ
ャフトｌｌｃ固定された歯車１３と噛み合ってこれを駆
動するようにされているので、シャフト１０とシャフト
１４０間に所定の伝動比カニ設定される。参照数字１５
により表示されている送りローラーはシャフト１４上に
組立てられていて、従動ローラー１６と作動的に連係状
態にある。ローラー１５と１６が回転することにより該
ローラー１５と１６の間に挾み込まれたテープ１７を前
進させることができる。

第１図に示されているように、ローラ１６は、アーム１
８′を介しロンド１８に枢動可能に接続されていて、ば
ね手段（図示せず）により送りローラー１５とたえず接
触するよう付勢されている。ロンド１８の一端に固定さ
れたレバー１９は送りローラー１５との接触を解消する
向きにローラー１６を枢動させることができる手段を提
供しているＯ主軸７のうちフライホイール６を担持して
−る端部に関し反対の位置にある端部には等間隔に５枚
の歯が刻設された同期部材２０を限定しているセンサー
・アッセンブリが取り付けられている。

これら５枚の歯の間のギャップは主軸７といっしょに回
転する１０のエツジを限定しており、近接センサーまた
は位相表示ストロボと作動的に連係した状態で順々に移
動するようにされている。各エツジが位相表示ストロボ
２１を通過すると、マイクロプロセッサ−を備えた制御
ユニット２２にパルスが発信される。なお、マイクロプ
リセッサーはミシンの主軸の回転数と同じ数の単位時間
当りのパルスを発信するようにされている。

制御ユニット２２がこれらのパルスを受信すると、送り
ドグ機構による布材の前進速度と同期状態となった速度
でテープ１７をローラー１５と１６の間を前進させる速
度により歯車１２と１３により設定された伝導比を介し
送りローラー１５と１６を回転させることができるよう
モーター９が制御される。

周囲に等間隔辱刻設された６０枚の歯を備・えた制御デ
ィスク１１によりタイミングが設定されていて、前記６
０枚の歯の間のスペースが１２０のエツジを限定してお
り、この１２０のエツジはストロボ２３と作動的に連係
した状態で順々に移動する。該ストロボ２３は歯の前部
エツジと後部エツジが通過したことをフィードバック・
ループを介して制御Ｉユニット、２２に伝え、モーター
９に供給されたパルス情報に応答してローラーによるテ
ープの有効前進量を検知し、これによりモーターに供給
された信号とモーターが発信した信号との間の差を徐々
に補正する。

別の言い方をすれば、本発明に係る装置上、慣性に伴う
そのおりおりの誤差を検出することができるとともに、
後続の信号の間にこの誤差を補正することができる。た
とえば、送りドグにより布材が２關前進したとき、テー
プ送りローラーがテープを１．８Ｍ前進させた場合、後
続の補正信号の間、２ｗａの前進量が与えられるのでは
な（，２，２Ｕの前進量が与えられる。次のサイクルの
間、いぜんとして誤差が存在していて、補正信号が与え
られているにかかわらず、補正が完全に行われなかった
ことが判ると、誤差が再記憶され、後続のパルスにより
誤差を取９除くよう補正が行われる。

かくして、慣性に伴ってそのおりおり生じる誤差を補正
することができる。

制御ディスク１１はまた、制御ユニット２２に接続され
た方向ストロボ２４に作動的に連係した状態で回転して
、モーター９０回転方向をチェックし、補正信号を受信
したとき、モーター９が誤まった方向に回転することを
防止している。

本装置は一定の速度でテープを前進させるようになって
ψな−ので、縫製作業の間、そのおりおりに必要とされ
るミシンのいろいろなステッチ長さに適合させるように
することが必要である。したがって、制御ユニットはテ
ープ送りローラーへのテープの供給を送りドグ機構によ
る布材の前進量に一致させる数値設定手段を提供するも
のである。第１の数値設定手段″′Ａ″は通常の送りを
設定するために設けられたものであって、この通常の送
りによれば、供給されるテープの量を送りドグが必要と
するテープの量に等しくさせることができる。次に、第
２の数値設定手段＠Ｂ”は、その他のタイプの衣服を作
るために採用される所定の値を設定するために設けられ
たものである。次に第・３の数値設定手段＠Ｃ″は、前
記第１の値と第２の値の範囲内にある送りにあった新し
い値を一時的に採り入れるために設けられたものである
。

この数値設定手段の一例として、第１の数値設定手段な
らびに第２の数値設定手段に関し限定された点で供給さ
れるテープの量を変えることができる手段を挙げること
ができる。第２図に示されているように、セレクター・
スイッチ２５が設けられており、これにより第１と第２
の数値設定手段により設定された値に応じて送りローラ
ーへの供給社をあらかじめ選択することが可能である。

制御ユニット２２はまた、作動位置にブツシュボタンを
保持している間、ローラー１５と１６を連続的に供給す
る手段として機能させるブツシュボタン・スイッチ２６
を備えている。手動で制御しながらテープ１７をテープ
送りローラーの間に供給する目的は、テープの端をミシ
ンのプレフサー・７−ト５の下に挿入することができる
よう十分な量のテープを引っばりだすことができるよう
にすることである。適当な量のテープを引っばりだした
あと、作業員がブツシュボタン・スイッチを押すことに
より縫製作業がスタートする。

第２図に示されているように、制御ユニット２２にはス
イッチ２７も取り付けられており、該スイッチ２７はテ
ープ送９装置を付勢しあるいは減勢する働きをするもの
である。

マイクロプロセッサ−・メモリが使用されているので、
基本ステップの値は同期部材２０の１０のエツジそれぞ
れに対応しており、ミシンの送りドグ機構により設定さ
れるステッチ長さの関数として記憶される。

歯車部材１２と１３の間の伝導比を考慮すれば、０２を
乗算した基本数値は、ミシンの送りドグ機構の関数とし
てテープ１７の送りにあった値を設定する。ひだ付けを
必要とする會布材に弾性をもったテープを供給する場合
、送りドグ機構による前進量が判っているときは、選択
された値を送り設定手段に入れることにより弾性をもっ
たストリップに与える送りの程度を少なくすることがで
きる。

このような選択された値を使用することにより、モータ
ー９と作動的に連係状態にある制御ディスク１１の一定
数のエツジが同期部材２０の各エツジと対応するので、
０２を乗算したエツジの数の合計が弾性をもったストリ
ップの送りにあった値を設定することになる。この値は
すでに設定された値に等しい。なぜなら、所定の伝動比
をもった送りローラーにより基本ステップごとに０．２
■前進させることができるからである。

本発明に係るテープ送９装置は、ミシンの使用速度とは
係わりなく、ミシンの送りドグ機構と同期状態で作られ
るステッチの長さに関し所要量１プログラムに従ってテ
ープまたは弾性を有するストリップを供給するようにさ
れている。

好適した実施例について本発明を説明したが、本発明の
精神と範囲を逸脱しない限り、本発明に適宜修正または
変更を加えてさしつかえないことは理解していただけよ
う。そして、これらの修正または変更はすべて、本発明
の範囲内には―るものであることを了承していただきた
い０

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る装置が取り付けられたミシンの
斜視図。第２図は、テープ送りローラーを効果的に回転
させるいろいろな要素を図解した部分斜視図。 １・・・フレーム、２・・・アーム、３・・・ステッチ
用の針、４・・・サポート・アーム、５・・・プレフサ
ー・７−ト、６・・・フライホイール、７・・・主軸、
８・・・モーター・スタンド、９・・・モーター、１０
・・・シャフト、１１・・・制御ディスク、１２・・・
ビニオン、１３・・・歯車、１４・・・シャフト、１５
・・・送りローラー、１６・・・従動ローラー、１７・
・・テープ、１８・・・ロンド、１８′・・・アーム、
１９・・・レバー、２０・・・同期部材、２１・・・近
接センサー、２２・・・制御ユニット、２３・・・スト
ロボ、２４・・・方向ストロボ、２５・・・セレクター
・スイッチ、２６・・・ブツシュボタン・スイッチ、２
７・・・スイノチ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　回転駆動される主軸を備えていて、ミシンの
   テープの送りとタイミングをはかりながら送りドグ機構
   によりプレフサー・フートの下に布材を前進させるよう
   にされたミシンに用いられるテープ送り装置であって、
   該送り装置が、 （ａ）ミシンの運転速度とプレフサー・７−トの下にお
   ける布材の前進速度を検知するようミシンに取り付けら
   れた手段と、 （ｂ）　　該検知手段から発信された信号を受信するマ
   イクロプロセッサ−を備えた制御ユニ°ット、（Ｃ）　
   　ミシンに取り付けられたテープ送りローラーであって
   、前記制御ユニットにより設定された値で前記テープ送
   りローラーを回転させるようテープ送りローラーと作動
   的に接続された駆動モーターを備えているテープ送りロ
   ーラーと、（ｄ）　　実際の回転数の値を前記制御ユニ
   ットに伝達して比較し、実際の回転数の値が最初に設定
   された値と違っている場合は捕正するよう前記駆動モー
   ターに作動的に接続された手段と より成ることを特徴とするテープ送り装置。
2. （２）　　前記検知手段が （ａ）　　ミシンの主軸上に取り付けられてψて、外周
   に？Ｍ数の歯を刻設した同期部材２０と、（ｂ）　　該
   同期部材の近傍でミシン上に取り付けられた位相表示ス
   ロットであって、同期部材の歯の前部エツジと後部エツ
   ジを検知して、検知されたエツジそれぞれについて前記
   制御ユニットにパルスを発信し、主軸の回転数と同じ単
   位時間当りのパルスを供給する位相表示ストロボ２１と
   を備えていることを特徴とする特許請求の範囲の第１項
   記載のテープ送り装置。
3. （３）　　前記駆動モーターが、 （、）　　駆動モーターと作動的に接続されていて、前
   部エツジと後部エツジを限定する複数の歯を備えた制御
   ディスク１１と、 （′ｂ）　　前記駆動モーターと制御ディスクを前記テ
   −プ送りローラーと接続する１対の歯車部材であって、
   前記制御ユニットにより検知された同期部材２０の各エ
   ツジについて、前記制御ディスク１１の所定の数のエツ
   ジにより設定された距離、前記テープ送りローラーを回
   転させるよう伝動比を限定している歯車部材１２．１３
   と を備えていることを特徴とする特許請求の範囲の第１項
   記載のテープ送り装置。
4. （４）　　前記制御ディスクが基本ステップを測定する
   ようストロボ２３と作動的に連係されていて、前記基本
   ステップが前記伝動手段により前記制御ユニットに戻さ
   れたテープ送りローラーの実際の回転の程度を与えてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲の第３項記載のテー
   プ送り装置。
5. （５）　　前記駆動モーター９０回転の適正な方向をチ
   ェックするため前記制御ディスク１１が方向ストロボ２
   ４と作動的に連係されていることを特徴とする特許請求
   の範囲の第４項記載のテープ送り装置０
6. （６）　　前記制御ユニット２２が、 （＆）　　送りローラーへの動力の供給を布材前進機構
   のいろいろな値に対応させる少なくとも２つの設定手段
   と、 （１，）　　該２つの設定手段の制御範囲内で補足的な
   量のテープを一時的に導ひき入れる第３の設定手段と を備えていることを特徴とする特許請求の範囲の第１項
   記載のテープ送り装置。