JPS5817551B2 - 塗料用組成物 - Google Patents

塗料用組成物

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JPS5817551B2
JPS5817551B2 JP54045898A JP4589879A JPS5817551B2 JP S5817551 B2 JPS5817551 B2 JP S5817551B2 JP 54045898 A JP54045898 A JP 54045898A JP 4589879 A JP4589879 A JP 4589879A JP S5817551 B2 JPS5817551 B2 JP S5817551B2
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JP
Japan
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block copolymer
weight
resins
maleated
compound
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JP54045898A
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English (en)
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JPS55137166A (en
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加藤和男
小野啓一
浅井新一郎
中島正貴
半田実
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Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塗料用組成物、特にビニル置換芳香族化合物
−共役ジエン糸化合物ブロック共重合体の無水マレイン
酸付加物を含有してなる塗料用組成物に関する。
従来からビニル置換芳香族化合物−共役ジエン化合物ブ
ロック共重合体(以下ブロック共重合体という)は塗料
又は印刷インキ用組成物として知られている。
このブロック共重合体を配合した溶剤型塗料は耐薬品性
やチキントロピックな作業性に優れ、また着色顔料を配
合した溶剤型印刷インキはつや消しとなり、好ましい色
調を与えると共に力学的強度に優れたものである。
しかしながら、このような耐重又はインキは、け)高光
沢のものが得られない、(2)被塗体に対する接着力が
小さい:(3願料が沈降し7やすい:(4)他樹脂との
相溶性が悪いため配合の自由度が小さい:(5)顔料分
散性が悪いため顔料濃度の高い溶剤型塗料が得られない
等の欠点がある。
また、ビニル置換換芳族化合物−共役ジエン化合物フ霜
ツク共重合体のその分子末端に酸素、窒素などの元素か
らなる極性分子を結合させた末端変性ブロック共重合体
を主成分として含有する塗料や印刷インキ用樹脂が提案
されているが、これは顔料分散性や他の高分子化合物と
の相溶性などに問題がある。
本発明は、これらの欠点を解決したラジカル発生触媒存
在下マレイン化したビニル置換芳香族化合物−共役ジエ
ン化合物ブロック共重合体の無水マレイン酸付加物と無
機顔料、有機溶媒またはさらにこれらに高分子化合物を
含有させた塗料用樹脂組成物からなり、これらを用いた
塗料は貯蔵安定性及び塗膜物性にすぐれた効果があり、
特に高顔料濃度塗料いわゆる−・イビルド塗料とするこ
ともできる。
本発明において、ビニル置換芳香族化合物とはスチレン
、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどであり、ま
た共役ジエン化合物とはブタジェン、イソプレンなどで
ある。
ビニル置換芳香族化合物−共役ジエン化合物ブロック共
重合体とは、これら単量体を組み合せて得られる二成分
または三成分系のブロック共重合体であるが、これらの
中特に本発明において好ましく用いられるものは、次の
一般式 %式% ) (但し式中Aは実質的にスチレン系化合物よりな。
る重合体ブロックでありかつ80%をこえるブロック率
を有しており、Bは実質的に共役ジエン系化合物よりな
る重合体ブロックでありnは1〜20を表わす) で示される綿状、放射状又は星型構造を有するスチレン
系化合物−共役ジエン系化合物ブロック共重合体(以下
ブロック共重合体という)である。
これらのブロック共重合体は、無水マレイン酸と容易に
反応してマレイン化させることができ、また、未反応の
無水マレイン酸はビニル化合物と反応させて消去させる
こともできる。
本発明において使用するビニル置換芳香族化合物−共役
ジエン化合物ブロック共重合体の無水マレイン酸付加物
(以下マレイン化ブロック共重合体という。
)は、例えば前記したブロック共重合体をアゾビス系ラ
ジカル重合触媒の存在下、有機溶媒中にて無水マレイン
酸と反応させることによって得られる。
また、本発明において使用する無機顔料とは通常の塗料
や印刷インキに用いられるものであって、例えば酸化チ
タン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化鉛、炭酸カルシウム、ア
ルミニウム、カーボンブラック、フタロシアニンブルー
などの粉末があげられる。
本発明で使用する有機溶媒はベンゼン、トルエン又はキ
シレン等を含有するものが好ましい。
まρその使用量は本組成物中30〜90重量%が特心好
ましい。
また、本発明に使用する高分子化合物とは、アルキッド
樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、アクリル樹脂、石
油樹脂、塩素化パラフィン、ロジン等である。
これらの配合割合はその目的とする塗料や印刷インキに
よって特定することは困難であるが、一般的にはマレイ
ン化ブロック共重合体に対し、無機顔料は300重量%
以下好ましくは100〜200重量%であるがこれらに
制限されるものではない。
また高分子化合物については、マレイン化ブロック共重
合体に対し5〜200重量%好ましくは10〜150重
量%さらに好ましくは30〜120重量%である。
以上説明したように、本発明は、ラジカル発生触媒存在
下マレイン化したマレイン化ブロック共重合体と顔料、
有機溶媒またはこれらに高分子化合物を含有させた塗料
用組成物であるが、本発明品を塗料に配合した場合は耐
薬品性、作業性、力学的強度、接着性、顔料分散性、樹
脂との相溶性など優れ、その塗料は塗膜物性にすぐれた
ものが得られる利点がある。
以下実施例によって本発明をさらに説明する。
実施例 1 マレイン化スチレン−ブタジェンブロック共重合体の製
造 平均分子量7刈04、AB型、ブタジェン15重量%含
有するスチレンーブタジエンブロツ、り共重合体を35
L?とキシレン65?を内容積200m1のセパラブル
フラスコに入れて、攪拌を行い共重合体を含有した均一
な溶液とした。
この溶液の粘度は温度20°Cで250 cpsであっ
た。
この溶液中の共重合体100重量部に対し、無水マレイ
ン酸10重量部、触媒としてアゾビスイソブチロニ)
IJル1重量部を入れて空気雰囲気下、温度80℃で3
時間攪拌した。
液ガスクロマトグラフィーにより反応液の残存無水マレ
イン酸を定量し、反応率を求めたところ反応率は87%
であった。
この溶液粘度は温度20℃で950 cpsであった。
顔料分散液の製造 このスチレン・ブタジェンブロック共重合体マレイン化
物を固形分で1.0重量%含有するキシレン溶液を調製
I−た。
この溶液30m1を内容積40m1の目盛付き試験管に
とり、さらに十分に乾燥した酸化チタン顔料(石原産業
■商品名製「ルチルR−810j ) 3.0Pを加え
、密栓した後振とう機により約1時間攪拌、混合し顔料
を分散させた。
分散した後、ただちに試験管を垂直に立てて静置し、共
重合体溶液中におけるその顔料の沈降状態を調べた。
帆h なお、比較の
ために実施例1に用いたスチレン・ブタジェンブロック
共重合体において、マレイン化処理を行わずに共重合体
末端にカルボキシル基を付加させた共重合体、およびス
ヂレンーブタジエンブロック共重合体において、マレイ
ン化処理を行わず、かつ末端カルボキシル化していない
もとのままの共重合体をそれぞれ実施例1と同様の方法
により酸化チタンを分散させた。
これらの結果を第1表に示す。
実施例 2 実施例1で製造したブロック共重合体マレイン化物をキ
シレンに溶解し、固形分10重量%含有するキシレン溶
液を調製した。
別に第1表に示す各種の相溶性を調べるための他樹脂の
固形分10重量%のキシレン溶液を調製した。
また、比較のためマレイン化していないブロック共重合
体の固形分10重量%のキシレン溶液を調製した。
ブロック共重合体の10重量%キシレン溶液30m1と
、相溶性を調べるための他樹脂の10重量%キシレン溶
液10m1を内容積100m1の三角フラスコにとり、
振とう機を用いて十分に攪拌、混合した。
得られたブロック共重合体と他樹脂との混合液を清浄な
透明ガラス板上に流し自然乾燥により溶媒を除去し、薄
いキャスティング膜を作成した。
乾燥後のキャスティング膜を肉眼および光学顕微鏡によ
り観察し各種ブロック共重合体と他樹脂との相溶性を調
べた。
結果を第2表に示す。
表から明かなとおり同組成、同構造のスチレン・ブタジ
ェンブロック共重合体ニオいて、(1)未変性品、(2
)末端カルボキシル化品、(3)マレイン化変性の他樹
脂に対する相溶性は未変性品と末端カルボキシル化品は
ほぼ同じで他樹脂との相溶性が余り良好でない。
これらに対してマレイン化変性品は各種他樹脂に対する
相溶性が著しく良好であった。
実施例 3 実施例1で製造されたブロック共重合体マレイン化変性
物およびマレイン化していないブロック・共重合体を用
いて第3表に示す塗料配合を行った。
第3表に示す配合はボールミルを用いて約20時間混合
して行った。
得られた白色塗料を十分に洗浄したみがき鋼板上にフィ
ルムアプリケータを用いて塗付し、室温で1週間自然乾
燥後各種塗膜性能試験を行った。
結果を第3表に示す。なお乾燥後の塗膜の膜厚はいずれ
も約50μである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ラジカル発生触媒存在下、無水マレイン酸を反応さ
    せて得たビニル置換芳香族化合物−共役ジエン系化合物
    ブロック共重合体の無水マレイン酸付加物と無機顔料、
    有機溶媒またはこれらに高分子化合物を含有させてなる
    塗料用組成物。
JP54045898A 1979-04-14 1979-04-14 塗料用組成物 Expired JPS5817551B2 (ja)

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JP15890482A Division JPS5874763A (ja) 1982-09-14 1982-09-14 印刷インキ用組成物

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JPS55137166A JPS55137166A (en) 1980-10-25
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