JPS58174399A - 重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方法 - Google Patents
重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS58174399A JPS58174399A JP5698982A JP5698982A JPS58174399A JP S58174399 A JPS58174399 A JP S58174399A JP 5698982 A JP5698982 A JP 5698982A JP 5698982 A JP5698982 A JP 5698982A JP S58174399 A JPS58174399 A JP S58174399A
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- Japan
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- arabinofuranosylcytosine
- derivative
- acrylic acid
- polymerizability
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なアラビノフラノシルシトシン誘導体及び
その製造方法に関するものである。さらに詳しくいえば
、本発明は長い活性持続時間を有する制がん剤の製造原
料として有用な、一般式0H2=C−R 瞥 O H (式中のRは水素原子又はメチル基である)で示される
新規アラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方
法に関するものである。
その製造方法に関するものである。さらに詳しくいえば
、本発明は長い活性持続時間を有する制がん剤の製造原
料として有用な、一般式0H2=C−R 瞥 O H (式中のRは水素原子又はメチル基である)で示される
新規アラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方
法に関するものである。
アラビノフラノシルシトシンCは白血病ニ有効な制がん
剤として知られているが、これを投与すると体内で急速
に分解しその効力を失うだめ、長時間にわたって効力を
持続さ凝るには、点滴などにより連続的に投与しなけれ
ばならないという不便さがある。
剤として知られているが、これを投与すると体内で急速
に分解しその効力を失うだめ、長時間にわたって効力を
持続さ凝るには、点滴などにより連続的に投与しなけれ
ばならないという不便さがある。
他方、医薬の効力を持続させる手段として、有効成分を
適当な重合体に結合し、これを体内で除徐に放出させる
方法が知られている。そして、アラビノフラノシルシト
シンについても、これをカルボ鴫シル基をもつ重合体と
カルボジイミドの存在下で反応させ高分子化する方法が
提案されている。しかし、この方法ではアラビノフラノ
シルシトシンの導入率に制限があり、60%以上の導入
率を得ることは困難である上に、使用しうる重合体も制
限され、治療に応じて適した重合体を選ぶことができな
いという欠点がある。
適当な重合体に結合し、これを体内で除徐に放出させる
方法が知られている。そして、アラビノフラノシルシト
シンについても、これをカルボ鴫シル基をもつ重合体と
カルボジイミドの存在下で反応させ高分子化する方法が
提案されている。しかし、この方法ではアラビノフラノ
シルシトシンの導入率に制限があり、60%以上の導入
率を得ることは困難である上に、使用しうる重合体も制
限され、治療に応じて適した重合体を選ぶことができな
いという欠点がある。
本発明者らは、このような従来のアラビノフラノシルシ
トシンの持続性誘導体のもつ欠点を克服するために、鋭
意研究を重ねた結果、先ずアラビノフラノシルシトシン
の重合性誘導体を製造し、これを単独もしくは他の共重
合しうる単量体と組み合わせて重合させれば、活性成分
の導入率を高めたり、任意に制御しうろことを見出し、
この知見に基づいて本発明をなすに至った。
トシンの持続性誘導体のもつ欠点を克服するために、鋭
意研究を重ねた結果、先ずアラビノフラノシルシトシン
の重合性誘導体を製造し、これを単独もしくは他の共重
合しうる単量体と組み合わせて重合させれば、活性成分
の導入率を高めたり、任意に制御しうろことを見出し、
この知見に基づいて本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は前記一般式(1)で示されるアラビ
ノフラノシルシトシン誘導体を提供するものである。
ノフラノシルシトシン誘導体を提供するものである。
このアラビノフラノフルシトシン誘導体ハ、文献未載の
新規化合物であって、例えばアクリル酸又はメタクリル
酸あるいはそれらの反応性誘導体と、アラビノフラノシ
ルシトシンとを反応させることにより効率よく製造する
ことができる。
新規化合物であって、例えばアクリル酸又はメタクリル
酸あるいはそれらの反応性誘導体と、アラビノフラノシ
ルシトシンとを反応させることにより効率よく製造する
ことができる。
この際使用されるアクリル酸又はメタクリル酸の反応性
誘導体としては、例えば無水アクリル酸、アクリル酸ハ
ライド、アクリル酸の活性エステル及び対応するメタク
リル酸誘導体をあげることができる。遊離のアクリル酸
又はメタクリル酸を用いることができ、この場合はカル
ボジイミドのような縮合剤の存在■で反応させる。
誘導体としては、例えば無水アクリル酸、アクリル酸ハ
ライド、アクリル酸の活性エステル及び対応するメタク
リル酸誘導体をあげることができる。遊離のアクリル酸
又はメタクリル酸を用いることができ、この場合はカル
ボジイミドのような縮合剤の存在■で反応させる。
これらのアクリル酸又はメタクリル酸成分とアラビノフ
ラノシルシトシンとの反応は、適当な溶媒例えば水、ア
ルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミドなどの中で、かきまぜながら行うのが有利
である。この場合、必要に応じあまり高くない温度に加
熱して行うこともできる。このようにして得た目的化合
物は、溶媒をある程度留去して濃縮後これを不溶性溶剤
中に注加し、沈殿を析出させたのち、この沈殿を常法に
従って精製すれば、目的生成物が白色針状結晶として得
られる。
ラノシルシトシンとの反応は、適当な溶媒例えば水、ア
ルコール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミドなどの中で、かきまぜながら行うのが有利
である。この場合、必要に応じあまり高くない温度に加
熱して行うこともできる。このようにして得た目的化合
物は、溶媒をある程度留去して濃縮後これを不溶性溶剤
中に注加し、沈殿を析出させたのち、この沈殿を常法に
従って精製すれば、目的生成物が白色針状結晶として得
られる。
このようにして得られる本発明化合物は、これを水溶性
重合体を形成する単量体例えばN−ビニルピロリドン、
2−ビニルピリジン−N−オキシ)”%2−(メチルス
ルフィニル)エチルアクリレート、アクリルアミド、ヒ
ドロキシルエチルメタクリレートなどと共重合させるこ
とにより持続性制がん剤として有用な重合体とすること
ができる。
重合体を形成する単量体例えばN−ビニルピロリドン、
2−ビニルピリジン−N−オキシ)”%2−(メチルス
ルフィニル)エチルアクリレート、アクリルアミド、ヒ
ドロキシルエチルメタクリレートなどと共重合させるこ
とにより持続性制がん剤として有用な重合体とすること
ができる。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例】
水20rnl中にアラビノフラノシルシトシンC2,2
2を溶解し、さらにジオキサン60ゴを加える。次にこ
の混合物中へ無水メタクリル酸2.87を加え、室温下
、48時間かきまぜ、反応を完了させる。次いで反応混
合物を室温下で減圧濃縮後1濃縮液をn−ヘキサン中に
滴下し、析出した沈殿をろ別する。この沈殿を水100
−に溶解し、陽イ〕ン交換樹脂を通して不純分を除いた
のち、通過液を凍結乾燥する。残留物をメタノールとエ
ーテルの混合液から再結晶することにより、N−メタク
リロイル−1,β、D−アラビノフラノシルシトシンが
融点144〜146℃の白色針状結晶として得られる。
2を溶解し、さらにジオキサン60ゴを加える。次にこ
の混合物中へ無水メタクリル酸2.87を加え、室温下
、48時間かきまぜ、反応を完了させる。次いで反応混
合物を室温下で減圧濃縮後1濃縮液をn−ヘキサン中に
滴下し、析出した沈殿をろ別する。この沈殿を水100
−に溶解し、陽イ〕ン交換樹脂を通して不純分を除いた
のち、通過液を凍結乾燥する。残留物をメタノールとエ
ーテルの混合液から再結晶することにより、N−メタク
リロイル−1,β、D−アラビノフラノシルシトシンが
融点144〜146℃の白色針状結晶として得られる。
収率は70%であった。このものの物性は以上のとおり
である。
である。
元素分析値’ Cl5H17N306 (分子1H3t
1.3)として CHN 計算値(%) 50.15 5.51 13.
50実測値(%) 50,35 5.61 1
3.40紫外縁吸収スペクトル:ε= 8.5 X 1
03(302nm) 。
1.3)として CHN 計算値(%) 50.15 5.51 13.
50実測値(%) 50,35 5.61 1
3.40紫外縁吸収スペクトル:ε= 8.5 X 1
03(302nm) 。
1.3×10104(2550
核磁気共鳴スペクトル: 8.3(m)、7.4(m)
、6.0(t)。
、6.0(t)。
4.5(t)、4.1,3.9,2.0(S)薄層クロ
マトグラフ:ブタノール/酢酸/水(5:2:3)の混
合溶媒で展開したときのRf = 0.33 溶解性:可溶 水(1,2r/−)、エタノール、メタ
ノール不溶 アセトン、エーテル また、このものの赤外線吸収スペクトルを第1図に示す
。
マトグラフ:ブタノール/酢酸/水(5:2:3)の混
合溶媒で展開したときのRf = 0.33 溶解性:可溶 水(1,2r/−)、エタノール、メタ
ノール不溶 アセトン、エーテル また、このものの赤外線吸収スペクトルを第1図に示す
。
実施例2
無水メタクリル酸2.8fの代りに無水アクリル酸2.
31を用い、実施例1と全く同様に操作し、融点121
〜123℃の白色針状結晶として、N−アクリロイル−
1,β、D−アラビノフラノシルシトシンを得だ。収率
は85%であった。
31を用い、実施例1と全く同様に操作し、融点121
〜123℃の白色針状結晶として、N−アクリロイル−
1,β、D−アラビノフラノシルシトシンを得だ。収率
は85%であった。
このものの物性は以下のとおりであるO元素分析値:
Cl2HI5N306 (分子量297.3)として CHN 計算値(%) 48,48 5.10 14.
13実測値(%) 4’8,61 5.12
14.33紫外線吸収スペクトル、;、−4−8,5X
103(302nm)+1.3X10’ (255nm
) 薄層クロマトグラフ:ブタノール/酢酸/水(5:2:
3)の混合溶媒で展開したときのRf =0.12 また、このものの赤外線吸収スペクトルを第2図に示す
。
Cl2HI5N306 (分子量297.3)として CHN 計算値(%) 48,48 5.10 14.
13実測値(%) 4’8,61 5.12
14.33紫外線吸収スペクトル、;、−4−8,5X
103(302nm)+1.3X10’ (255nm
) 薄層クロマトグラフ:ブタノール/酢酸/水(5:2:
3)の混合溶媒で展開したときのRf =0.12 また、このものの赤外線吸収スペクトルを第2図に示す
。
第1図ばN−メタクリロイル−1,β、D−アラビノフ
ラノシルシトシンの赤外線吸収スペクトル図、第2図は
N−アクリロイル−1,β、D−アラビノフラノンルン
トシンの赤外線吸収スペクトル図である。 図面の浄書(内存に*更なし) 各 b 冊 (Vり 都 都 神 (吠) 手続補正書(方式) %式% L 事件の慶示 昭和57年 特許願 第8698e号 2 発明の名称 重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及び
その製造方法 h@正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区霞が関1丁目8番1号 (114)工業技WI院長 石 坂 誠 一本 指定代
理人 昭和B7年7月 9日 7、補正の内容 別紙の通り
ラノシルシトシンの赤外線吸収スペクトル図、第2図は
N−アクリロイル−1,β、D−アラビノフラノンルン
トシンの赤外線吸収スペクトル図である。 図面の浄書(内存に*更なし) 各 b 冊 (Vり 都 都 神 (吠) 手続補正書(方式) %式% L 事件の慶示 昭和57年 特許願 第8698e号 2 発明の名称 重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及び
その製造方法 h@正をする者 事件との関係 特許出願人 東京都千代田区霞が関1丁目8番1号 (114)工業技WI院長 石 坂 誠 一本 指定代
理人 昭和B7年7月 9日 7、補正の内容 別紙の通り
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1一般式 %式% (式中のRは水素原子又はメチル基である)で示される
アラビノフラノシルシトシン誘導体。 2 アクリル酸又はメタクリル酸あるいはそれらの反応
性誘導体と、アラビノフラノシルシトシンとを反応させ
ることを特徴とする、一般式%式% ) (式中のRは水素原子又はメチル基である)で示される
アラビノフラノシルシトシン誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5698982A JPS58174399A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5698982A JPS58174399A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58174399A true JPS58174399A (ja) | 1983-10-13 |
JPH0258279B2 JPH0258279B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=13042898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5698982A Granted JPS58174399A (ja) | 1982-04-06 | 1982-04-06 | 重合性を有するアラビノフラノシルシトシン誘導体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58174399A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018080269A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | キヤノン株式会社 | 重合体 |
JP2018178031A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | キヤノン株式会社 | 重合体 |
-
1982
- 1982-04-06 JP JP5698982A patent/JPS58174399A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018080269A (ja) * | 2016-11-17 | 2018-05-24 | キヤノン株式会社 | 重合体 |
JP2018178031A (ja) * | 2017-04-19 | 2018-11-15 | キヤノン株式会社 | 重合体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0258279B2 (ja) | 1990-12-07 |
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