JPS581739A - 塩化ビニル系フイルムおよびその製法 - Google Patents
塩化ビニル系フイルムおよびその製法Info
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- JPS581739A JPS581739A JP9964081A JP9964081A JPS581739A JP S581739 A JPS581739 A JP S581739A JP 9964081 A JP9964081 A JP 9964081A JP 9964081 A JP9964081 A JP 9964081A JP S581739 A JPS581739 A JP S581739A
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、フィルムの自己粘着性によって被包装物を包
装するに適した塩化ビニル系フィルムおよびその製法に
関する。
装するに適した塩化ビニル系フィルムおよびその製法に
関する。
更に、詳しくは、塩化ビニル系樹脂に対して。
特定割合の炭素原子が6〜10個の直鎖アルキル基を有
するアジピン酸エステル系可塑剤とエポキシ化可塑剤と
の特定量を含む塩化ビニル系樹脂組成物からなる膜厚8
〜30μの簡易包装性に優れた自己粘着性塩化ビニル系
フィルムおよびその製法に関する。
するアジピン酸エステル系可塑剤とエポキシ化可塑剤と
の特定量を含む塩化ビニル系樹脂組成物からなる膜厚8
〜30μの簡易包装性に優れた自己粘着性塩化ビニル系
フィルムおよびその製法に関する。
従来より、自己粘着性フィルムレi、該フィルム同士を
圧着するだけで容易に粘着し2、シールすることができ
るので簡易包装に広く使用されているが、この分野に最
も多く使用されてし・るフィルムの一つに、約30〜約
60重量%のo丁型剤を含有する、紙管に巻fJ)れた
比較的に薄(・軟質塩化ビニルフィルム力;ある。し力
)シ、この111塩化ビニルフイルムレマ一自己粘着性
に優れる反面には、被包装物、例え&イキュウ11、ナ
スのような野菜あるいは該野菜を入れたトレー等、との
滑り性に欠けること、また、最近、冷凍食品(例えば−
30℃の低温)力;盛んに用(・られるようになったが
、低温に於ける耐衝撃性力量不十分であるという欠点力
(ある。
圧着するだけで容易に粘着し2、シールすることができ
るので簡易包装に広く使用されているが、この分野に最
も多く使用されてし・るフィルムの一つに、約30〜約
60重量%のo丁型剤を含有する、紙管に巻fJ)れた
比較的に薄(・軟質塩化ビニルフィルム力;ある。し力
)シ、この111塩化ビニルフイルムレマ一自己粘着性
に優れる反面には、被包装物、例え&イキュウ11、ナ
スのような野菜あるいは該野菜を入れたトレー等、との
滑り性に欠けること、また、最近、冷凍食品(例えば−
30℃の低温)力;盛んに用(・られるようになったが
、低温に於ける耐衝撃性力量不十分であるという欠点力
(ある。
簡易包装用フィルムと被包装物との間の滑り性が悪いと
、被包装物の一部分に該フィルム75Xひっかかるので
、該フィルムをイ申長しな力;ら被包装物を包装する所
謂ストレッチ包装の場合では、例えば、被包装物力;曲
げ強度等に弱(1トレーのとと該トレーの変形を引起す
。或は、該フィルムにかけられた力がフィルム全体に伝
搬されずに−フイルムの一部分にのみ過度の力がかかる
ので、その部分のフィルムに切断が生じたりする。
、被包装物の一部分に該フィルム75Xひっかかるので
、該フィルムをイ申長しな力;ら被包装物を包装する所
謂ストレッチ包装の場合では、例えば、被包装物力;曲
げ強度等に弱(1トレーのとと該トレーの変形を引起す
。或は、該フィルムにかけられた力がフィルム全体に伝
搬されずに−フイルムの一部分にのみ過度の力がかかる
ので、その部分のフィルムに切断が生じたりする。
また、低温耐衝撃性が不十分であると、簡易包装された
包装物の低温輸送中や取扱い中等でフィルムが破れ、包
装されていた商品が露出し汚れたり−あるいは露出した
商品同志がぶつカ・り合って破損し商品価値をおとした
りする。
包装物の低温輸送中や取扱い中等でフィルムが破れ、包
装されていた商品が露出し汚れたり−あるいは露出した
商品同志がぶつカ・り合って破損し商品価値をおとした
りする。
以上のように、自己粘着性塩化ビニルフィルムには、被
包装物との間の滑り性が良好で、且つ低温衝撃強度が強
いことが必要であるが、この滑り性を改善すると自己粘
着性と低温耐衝撃性とが低下する傾向があることもあっ
て、滑り性が良好で且つ自己粘着性と低温耐衝撃性にも
優れた性能のフィルムを得ることが極めて困難であった
。
包装物との間の滑り性が良好で、且つ低温衝撃強度が強
いことが必要であるが、この滑り性を改善すると自己粘
着性と低温耐衝撃性とが低下する傾向があることもあっ
て、滑り性が良好で且つ自己粘着性と低温耐衝撃性にも
優れた性能のフィルムを得ることが極めて困難であった
。
上記の自己粘着性、滑り性並びに低温耐衝撃性を同時に
解決した優れた性能を有し−特に低温用途に適した自己
粘着性塩化ビニル系フィルムを提供すべく本発明者は種
々の研究を行った。
解決した優れた性能を有し−特に低温用途に適した自己
粘着性塩化ビニル系フィルムを提供すべく本発明者は種
々の研究を行った。
その結果、意外にも可塑剤として、塩イヒビニル系樹脂
100重量部に対して、炭素原子75g6〜10個の直
鎖アルキル エステル系可塑剤(以後、06〜CI0直鎖ア・ジペー
ト系可塑剤と略称すること力;ある)とエポキシ化可塑
剤とを主体とする可塑剤を25〜55重量部使用し、且
つ使用可塑剤全重量に対して。
100重量部に対して、炭素原子75g6〜10個の直
鎖アルキル エステル系可塑剤(以後、06〜CI0直鎖ア・ジペー
ト系可塑剤と略称すること力;ある)とエポキシ化可塑
剤とを主体とする可塑剤を25〜55重量部使用し、且
つ使用可塑剤全重量に対して。
C6〜C,。直鎖アジペート系可塑剤75f90〜40
重量%、゛エポキシ化可塑剤が10〜60重量係の範囲
とする塩化ビニル系樹脂組成物を用(・るとき、前記の
諸問題が一挙に解決し得ること、更に該塩化ビニル系樹
脂組成物&ま優れた溶融押出加工適性をも有することを
見出し本発明を完成するに至った。
重量%、゛エポキシ化可塑剤が10〜60重量係の範囲
とする塩化ビニル系樹脂組成物を用(・るとき、前記の
諸問題が一挙に解決し得ること、更に該塩化ビニル系樹
脂組成物&ま優れた溶融押出加工適性をも有することを
見出し本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て,炭素原子カニ6〜10’個の直鎖アルキル基を有す
るアジピン酸エステル系可塑郵1とエポキシ化可塑剤と
を主体とする可塑剤25〜55重量部を含有し、且つ一
可塑剤全重量に対して、炭素原子が6〜10個の直鎖ア
ルキル基を有するアジピン酸エステル系可tM剤カ90
〜40重量係、エポキシ化可塑剤が10〜60重量%を
占める、塩化ビニル系樹脂組成物からなる膜厚8〜30
μを有することを特徴とする塩化ビニル系フィルム、お
よび、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、炭素原
子が6〜10個の直鎖アルキル基を有するアジピン酸エ
ステル系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体とする可塑
剤25〜55重量部を含有し、且つ、可塑剤全重量に対
して炭素原子が6〜10個の直鎖アルキル基を有するア
ジピン酸エステル系可塑剤量が90〜40重量%、エポ
キシ化可塑剤が10〜60重量%を占める、塩化ビニル
系樹脂組成物を、溶融押出法で成形し膜厚8〜30μの
フィルムとすることを特徴とする塩化ビニル系フィルム
の製法、を提供するにある。
て,炭素原子カニ6〜10’個の直鎖アルキル基を有す
るアジピン酸エステル系可塑郵1とエポキシ化可塑剤と
を主体とする可塑剤25〜55重量部を含有し、且つ一
可塑剤全重量に対して、炭素原子が6〜10個の直鎖ア
ルキル基を有するアジピン酸エステル系可tM剤カ90
〜40重量係、エポキシ化可塑剤が10〜60重量%を
占める、塩化ビニル系樹脂組成物からなる膜厚8〜30
μを有することを特徴とする塩化ビニル系フィルム、お
よび、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、炭素原
子が6〜10個の直鎖アルキル基を有するアジピン酸エ
ステル系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体とする可塑
剤25〜55重量部を含有し、且つ、可塑剤全重量に対
して炭素原子が6〜10個の直鎖アルキル基を有するア
ジピン酸エステル系可塑剤量が90〜40重量%、エポ
キシ化可塑剤が10〜60重量%を占める、塩化ビニル
系樹脂組成物を、溶融押出法で成形し膜厚8〜30μの
フィルムとすることを特徴とする塩化ビニル系フィルム
の製法、を提供するにある。
本発明で塩化ビニル系樹脂とは、平均重合度が約600
以上の塩化ビニルの単独重合樹脂、塩化ビニルを主成分
とする共重合樹脂、並びに重合樹脂ブレンドを包含する
ものであるが、溶融押出加工の容易性等から平均重合度
約2000以下のものが好ましい。
以上の塩化ビニルの単独重合樹脂、塩化ビニルを主成分
とする共重合樹脂、並びに重合樹脂ブレンドを包含する
ものであるが、溶融押出加工の容易性等から平均重合度
約2000以下のものが好ましい。
塩化ビニルを主成分とする共重合樹脂としては、塩化ビ
ニルと、酢酸ビニル、高級アルキルビニルエーテル(例
工&!、ドデシールビニルエーテル)、アクリロニトリ
ル、アクリル酸エステル(例えばアク1jル酸メチノペ
アク11ル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸
ブチルなと)、メタン1)ル酸エステル(例えばメタク
リル酸エチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸エチルなど)、アクリルアミド、メ
タクリアミド、エチレン、プロピレン、等の如き共重合
可能な他の単1体の少くとも1種との共重合樹脂を挙げ
ることができ、該共重合樹脂において、塩化ビニル単位
が共重合樹脂全体の60モルチ以上、特に80モルチ以
上を占めることが好まし−・。
ニルと、酢酸ビニル、高級アルキルビニルエーテル(例
工&!、ドデシールビニルエーテル)、アクリロニトリ
ル、アクリル酸エステル(例えばアク1jル酸メチノペ
アク11ル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸
ブチルなと)、メタン1)ル酸エステル(例えばメタク
リル酸エチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロ
ピル、メタクリル酸エチルなど)、アクリルアミド、メ
タクリアミド、エチレン、プロピレン、等の如き共重合
可能な他の単1体の少くとも1種との共重合樹脂を挙げ
ることができ、該共重合樹脂において、塩化ビニル単位
が共重合樹脂全体の60モルチ以上、特に80モルチ以
上を占めることが好まし−・。
また、さらに塩化ビニル樹脂と、ポ1ノ酢酸ビニル、エ
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリロニトリル−ブ
タジェン−スチレン共重合樹脂、メチルメタアクリレー
ト−ブタジェン−スチレン共重合樹脂等の他の樹脂との
重合樹脂ブレンドとして、該ブレンド樹脂の全重量の少
くとも60重量係、好ましくは80重量係以上の塩化ビ
ニル樹脂の割合で使用することもできる。
チレン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリロニトリル−ブ
タジェン−スチレン共重合樹脂、メチルメタアクリレー
ト−ブタジェン−スチレン共重合樹脂等の他の樹脂との
重合樹脂ブレンドとして、該ブレンド樹脂の全重量の少
くとも60重量係、好ましくは80重量係以上の塩化ビ
ニル樹脂の割合で使用することもできる。
上記塩化ビニル系樹脂には一優れた自己粘着性、滑り性
および低温耐衝撃性を付与するため、該塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して、06〜CIO直鎖アジペート
系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体とする可塑剤25
〜55重量部、好ましくは30〜50重量部、特に好ま
しくは35〜45重量部の範囲で使用する。
および低温耐衝撃性を付与するため、該塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して、06〜CIO直鎖アジペート
系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体とする可塑剤25
〜55重量部、好ましくは30〜50重量部、特に好ま
しくは35〜45重量部の範囲で使用する。
本発明でいう「炭素原子が6〜10個の直鎖アルキル基
を有するアジピン酸エステル系可塑剤」とは、脂肪族で
炭素鎖が直鎖の構造を有する。n−ヘキシルアルコール
、n−ヘキシルアルコール、n−オクチルアルコール、
n−ノニルアルコール、n−デシルアルコールの1種t
たは2種以上の脂肪族アルコールとアジピン酸との反応
等で得られる可塑剤をいい、これらの可塑剤としては、
例えば、炭素原子が7個および9個の直鎖アルキル基を
有するアジペートとしてMon5ant社製のもの等;
炭素原子8個の直鎖アルキル基を有するジnオクチル7
ジペートとして、Rhone−Pou l enc社製
、Akzo Chemie社製、BASF社製のもの等
;炭素原子8個および10個の直鎖アルキル基を有する
nオクチル・nデシルアジペートとして、凡eichi
lpldChemicals社製、Rohm andH
ass社製、TeknorApez社製のもの等;炭素
原子6個、8個、および10個の直鎖アルキル基を有す
るnヘキシル@nオクチル・nデシルアジペートとして
、U S S Chemicals社製のもの等;を
挙げることができる。これらのC6〜C1゜直鎖アジペ
ート系可塑剤の純度としては1例えば若干量のイン化合
物等が含まれていても差支えな(・が、80重量%以上
、好ましくは85重量−以上、更に好ましくは90重量
%以上のもの力;よ(Soまた、これらのものは1種類
または2種類以上併用して用いることができる。
を有するアジピン酸エステル系可塑剤」とは、脂肪族で
炭素鎖が直鎖の構造を有する。n−ヘキシルアルコール
、n−ヘキシルアルコール、n−オクチルアルコール、
n−ノニルアルコール、n−デシルアルコールの1種t
たは2種以上の脂肪族アルコールとアジピン酸との反応
等で得られる可塑剤をいい、これらの可塑剤としては、
例えば、炭素原子が7個および9個の直鎖アルキル基を
有するアジペートとしてMon5ant社製のもの等;
炭素原子8個の直鎖アルキル基を有するジnオクチル7
ジペートとして、Rhone−Pou l enc社製
、Akzo Chemie社製、BASF社製のもの等
;炭素原子8個および10個の直鎖アルキル基を有する
nオクチル・nデシルアジペートとして、凡eichi
lpldChemicals社製、Rohm andH
ass社製、TeknorApez社製のもの等;炭素
原子6個、8個、および10個の直鎖アルキル基を有す
るnヘキシル@nオクチル・nデシルアジペートとして
、U S S Chemicals社製のもの等;を
挙げることができる。これらのC6〜C1゜直鎖アジペ
ート系可塑剤の純度としては1例えば若干量のイン化合
物等が含まれていても差支えな(・が、80重量%以上
、好ましくは85重量−以上、更に好ましくは90重量
%以上のもの力;よ(Soまた、これらのものは1種類
または2種類以上併用して用いることができる。
本発明でいうエポキシ化可塑剤とは、脂肪酸エステルの
ような不飽和化合物の二重結合をエポキシ化した可塑剤
をいい、これらのエポキシ化可塑剤の1種類または2種
類以上併用して用いることができる。このようなエポキ
シ化可塑剤トシて、エポキシ化大豆油、エポキシ化あま
に油、エポキシ化ヒマシ油、オクチルエポキシステアレ
ート、エポキシブチルステ了レート、エポキシへキサヒ
ドロフタル酸ジ2エチルヘキシル、エポキシへキサヒド
ロフタル酸ジイソデシル、エポキシドリグIJセライト
、エポキシ化オレイン酸オクチルエステル、エポキシ化
オレイン酸デシルエステル、エポキシジインオクチルテ
トラヒドロ、フタレート等を例挙することができる。
ような不飽和化合物の二重結合をエポキシ化した可塑剤
をいい、これらのエポキシ化可塑剤の1種類または2種
類以上併用して用いることができる。このようなエポキ
シ化可塑剤トシて、エポキシ化大豆油、エポキシ化あま
に油、エポキシ化ヒマシ油、オクチルエポキシステアレ
ート、エポキシブチルステ了レート、エポキシへキサヒ
ドロフタル酸ジ2エチルヘキシル、エポキシへキサヒド
ロフタル酸ジイソデシル、エポキシドリグIJセライト
、エポキシ化オレイン酸オクチルエステル、エポキシ化
オレイン酸デシルエステル、エポキシジインオクチルテ
トラヒドロ、フタレート等を例挙することができる。
これ等の中でエポキシ化された植物油またはその誘導体
であつで、エポキシ化度がオキシラ/酸素含有量で6重
量%以上のものが好適に使用され、例えば市販品として
、エポキシ化大豆油では、アデカサイザー0−130P
(7デカ・アーガス化学■製)、So(太へ化学■製)
、ダイマツクKM−300(ダイセル■製)、カボック
ス5−6(花王石鹸■製)、ローム・アントハース社製
のパラブレックスG−60,G−61、G−62、等;
エポキシ化あまに油として、アデカサイザー0−180
Arアデカ・アーガス化学■製)等、などを挙げること
ができる・ 本発明に於ける可塑剤量として「炭素原子が6〜10個
の直鎖アルキル基を有するアジピン酸エステル系可塑剤
とエポキシ化可塑剤とを主体とする」との1主体」とは
、全使用可塑剤重量に対して、C6〜C10直鎖アジペ
ート系可塑剤とエポキシ化可塑剤の合計重量(@が50
重量%以上、好ましくは60重量′チ以上、更に好まし
くは70重量%以上、特に好ましくは80重量%以上の
意味で用いるもので、全使用可塑剤の重量に対する、本
発明に於けるC6〜C1゜直鎖アジベ−1・系可塑剤ま
たはエポキシ化可塑剤の使用量は、C0〜C1o直鎖ア
ジペート系可塑剤が90〜40重量係−好ましくは85
〜45重量%、更に好ましくは80〜50重量%の範囲
で使用さf′L−エポキシ化可塑剤は10〜60重量%
、好ましくは15〜55重量%、更に好ましくは20〜
50重量%の範囲で使用される。
であつで、エポキシ化度がオキシラ/酸素含有量で6重
量%以上のものが好適に使用され、例えば市販品として
、エポキシ化大豆油では、アデカサイザー0−130P
(7デカ・アーガス化学■製)、So(太へ化学■製)
、ダイマツクKM−300(ダイセル■製)、カボック
ス5−6(花王石鹸■製)、ローム・アントハース社製
のパラブレックスG−60,G−61、G−62、等;
エポキシ化あまに油として、アデカサイザー0−180
Arアデカ・アーガス化学■製)等、などを挙げること
ができる・ 本発明に於ける可塑剤量として「炭素原子が6〜10個
の直鎖アルキル基を有するアジピン酸エステル系可塑剤
とエポキシ化可塑剤とを主体とする」との1主体」とは
、全使用可塑剤重量に対して、C6〜C10直鎖アジペ
ート系可塑剤とエポキシ化可塑剤の合計重量(@が50
重量%以上、好ましくは60重量′チ以上、更に好まし
くは70重量%以上、特に好ましくは80重量%以上の
意味で用いるもので、全使用可塑剤の重量に対する、本
発明に於けるC6〜C1゜直鎖アジベ−1・系可塑剤ま
たはエポキシ化可塑剤の使用量は、C0〜C1o直鎖ア
ジペート系可塑剤が90〜40重量係−好ましくは85
〜45重量%、更に好ましくは80〜50重量%の範囲
で使用さf′L−エポキシ化可塑剤は10〜60重量%
、好ましくは15〜55重量%、更に好ましくは20〜
50重量%の範囲で使用される。
本発明で可塑剤の使用量を限定した理由を述べると次の
通りである。
通りである。
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、06〜C1o
直鎖アジペート系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体と
する可塑剤量が、25重量部未満のときは該塩化ビニル
系フィルムの滑り性、が優れるが、自己粘着性が弱く剥
離しやすいのと、低温コンテナーで包装物の低温輸送中
、耐衝撃性に劣るのでフィルムが破れ被包装物がバラバ
ラに露出したり、破損などしたりしやすくなるからであ
る。また、55重量部を超える場合は、自己粘着性がよ
いが、滑り性が低下し好ましくないからである。
直鎖アジペート系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体と
する可塑剤量が、25重量部未満のときは該塩化ビニル
系フィルムの滑り性、が優れるが、自己粘着性が弱く剥
離しやすいのと、低温コンテナーで包装物の低温輸送中
、耐衝撃性に劣るのでフィルムが破れ被包装物がバラバ
ラに露出したり、破損などしたりしやすくなるからであ
る。また、55重量部を超える場合は、自己粘着性がよ
いが、滑り性が低下し好ましくないからである。
更に、可塑剤全重量に対して、C6〜C1o直鎖了ジペ
ート系可塑剤が90重量%を超えるときは、該塩化ビニ
ル系フィルムの滑り性が悪くなり、前記したように包装
時トレー変形が生じたりして好ましくなく、一方、40
重量%未滴のときは低温耐衝撃性が悪くて低温輸送中の
フィルムの破れなどが生じ好ましくないからである。
ート系可塑剤が90重量%を超えるときは、該塩化ビニ
ル系フィルムの滑り性が悪くなり、前記したように包装
時トレー変形が生じたりして好ましくなく、一方、40
重量%未滴のときは低温耐衝撃性が悪くて低温輸送中の
フィルムの破れなどが生じ好ましくないからである。
また、エポキシ化可塑剤が10重量%未満のとき溶融押
出加工性も低下し、塩化ビニル系樹脂組成物の熱劣化に
よるものか自己粘着性、滑り性、低温耐衝撃性に優れた
塩化ビニル系フィルムが得難くなり好まし、ぐなくなる
からである。
出加工性も低下し、塩化ビニル系樹脂組成物の熱劣化に
よるものか自己粘着性、滑り性、低温耐衝撃性に優れた
塩化ビニル系フィルムが得難くなり好まし、ぐなくなる
からである。
次いで一本発明の塩化ビニル系フィルムの膜厚を8〜3
0μに限定した理由を述べると、8μ未満のときは機械
的強度が弱く、該フィルムの巻出しの際にフィルムが容
易に変形や切断等を起し正常な包装作業が行い難くなっ
たり、また低温輸送のときにフィルムの切断が生ずるか
らである。30μを超えるときは実用上自己粘着性が低
下して、フィルム同士を圧着するだげでシールすること
などが困難になり好ましくなくなるからである。正常な
包装作業性や低温耐衝撃性等から、実生上使用に好適な
膜厚としては、10〜25μが好ましく、13〜20μ
が更に好ましく用いることができる。
0μに限定した理由を述べると、8μ未満のときは機械
的強度が弱く、該フィルムの巻出しの際にフィルムが容
易に変形や切断等を起し正常な包装作業が行い難くなっ
たり、また低温輸送のときにフィルムの切断が生ずるか
らである。30μを超えるときは実用上自己粘着性が低
下して、フィルム同士を圧着するだげでシールすること
などが困難になり好ましくなくなるからである。正常な
包装作業性や低温耐衝撃性等から、実生上使用に好適な
膜厚としては、10〜25μが好ましく、13〜20μ
が更に好ましく用いることができる。
前記せるc6〜CIo直鎖アジペート系可塑剤とエポキ
シイと可塑剤以外のもので、本発明に於いて使用するこ
とができる他の可塑剤としては;例えば、アジピン酸誘
導体として、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル
、アジピン酸ジプチル、アジピン酸ジ1ブチル、アジピ
ン酸ジ(2エチルヘキシル)、アジピン酸ジiオクチル
、アジピン酸ジメトキシエチル、アジピン酸ジェトキシ
エチル、アジピン1酸ジブトキシエチル、アジピン酸ジ
ブトキシエトキシエチル、アジピン酸ジ(メチルシクロ
ヘキシル)、アジピン酸ベンジルオクチル等;アゼライ
ン酸誘導体として、アゼライン酸ジ■ブチル、アゼライ
ン酸ジnヘキシル、アゼライン酸ジ(2エチルブチル)
、アゼライン酸ジ(2エチルヘキシル)、アゼライン酸
ジ奎オクチル、41Iチオアゼライン酸ジ(2エチルヘ
キフル)等;安息香酸誘導体とし・て、ジ安息香酸ジエ
チレングリコール、ジ安息香酸ジプロピレングリコール
等;フマル酸誘導体として、フマル酸ジプチル、フマル
酸ジオクチル、フマル酸シフエノキ/エチル等;グリコ
ール誘導体とし、て、ジエチレング;1コールジ(2エ
チルプチレト)、ジエチレングリコールジ(2エチルヘ
キソアト)、ジエチレング11コールジカプリレト、テ
トラエチレングリコールジカプリレト、ポリエチレング
リコールジ(2エチルへキソエト)等;グリコール酸誘
導体として、メチルフタリルエチレングリコレート、エ
チルフタリルエチルグリコレート、フチルフタリルプチ
ルグリコレート等;イソフタル酸誘導体トして、インフ
タル酸ジ(2エチルヘキシル)等;ラウリン酸誘導体と
し6て、ラウリン酸ブチル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルラウレート、エチレングリコールモツプチ
ルエーテルラウレート、エチレングリコールグリセリン
モノラウレート等;パラフィン誘導体とし、て、塩素化
パラフィン等;ペンタエリスリトル誘導体として、ペン
タエリスリトルテトラアセテート等;リン酸誘導体とし
て、リン酸トリブチル、リン酸トリ(2エチルヘキシル
)、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル等;フタ
ル酸誘導体として、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジプチル、フタル酸ジ1ブチル、フタル酸
ジヘキシル、フタル酸ブチル1デシル、フタル酸ブチル
ラウリル、フタル酸ジ(2エチルヘキシル)、フタル酸
ジオクチル、フタル酸シカプリル、フタル酸ジnオクチ
ル、フタル酸ジノニル、フタル酸オクチルデシル、フタ
ル酸ジデシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジメ
チルシクロヘキシル、フタル酸ジメトキシエチル等;ポ
リエステル類として、アジピン酸、フタル酸、セバシン
酸系等のもの;リシノール酸誘導体として、アセチルリ
シノール酸メチル等;セバシン酸誘導体として、セバシ
ン酸ジメチル、セバシン酸ジプチル、セバシン酸シヘキ
シル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジIオクチル
、lセバシン酸ジ(2エチルヘキシル)、セバシン酸シ
ヘンジル等;ステアリン酸誘導体として、ステアリン酸
エチレングリコールモツプチルエーテル等;を挙げるこ
とができ、これらの可塑剤は本発明に於けるC6〜C1
0直鎖アジペート系可塑剤とエポキシ化可塑剤と共に、
1種または2種以上併用して適宜用いることもできる。
シイと可塑剤以外のもので、本発明に於いて使用するこ
とができる他の可塑剤としては;例えば、アジピン酸誘
導体として、アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル
、アジピン酸ジプチル、アジピン酸ジ1ブチル、アジピ
ン酸ジ(2エチルヘキシル)、アジピン酸ジiオクチル
、アジピン酸ジメトキシエチル、アジピン酸ジェトキシ
エチル、アジピン1酸ジブトキシエチル、アジピン酸ジ
ブトキシエトキシエチル、アジピン酸ジ(メチルシクロ
ヘキシル)、アジピン酸ベンジルオクチル等;アゼライ
ン酸誘導体として、アゼライン酸ジ■ブチル、アゼライ
ン酸ジnヘキシル、アゼライン酸ジ(2エチルブチル)
、アゼライン酸ジ(2エチルヘキシル)、アゼライン酸
ジ奎オクチル、41Iチオアゼライン酸ジ(2エチルヘ
キフル)等;安息香酸誘導体とし・て、ジ安息香酸ジエ
チレングリコール、ジ安息香酸ジプロピレングリコール
等;フマル酸誘導体として、フマル酸ジプチル、フマル
酸ジオクチル、フマル酸シフエノキ/エチル等;グリコ
ール誘導体とし、て、ジエチレング;1コールジ(2エ
チルプチレト)、ジエチレングリコールジ(2エチルヘ
キソアト)、ジエチレング11コールジカプリレト、テ
トラエチレングリコールジカプリレト、ポリエチレング
リコールジ(2エチルへキソエト)等;グリコール酸誘
導体として、メチルフタリルエチレングリコレート、エ
チルフタリルエチルグリコレート、フチルフタリルプチ
ルグリコレート等;イソフタル酸誘導体トして、インフ
タル酸ジ(2エチルヘキシル)等;ラウリン酸誘導体と
し6て、ラウリン酸ブチル、エチレングリコールモノエ
チルエーテルラウレート、エチレングリコールモツプチ
ルエーテルラウレート、エチレングリコールグリセリン
モノラウレート等;パラフィン誘導体とし、て、塩素化
パラフィン等;ペンタエリスリトル誘導体として、ペン
タエリスリトルテトラアセテート等;リン酸誘導体とし
て、リン酸トリブチル、リン酸トリ(2エチルヘキシル
)、リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル等;フタ
ル酸誘導体として、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジプチル、フタル酸ジ1ブチル、フタル酸
ジヘキシル、フタル酸ブチル1デシル、フタル酸ブチル
ラウリル、フタル酸ジ(2エチルヘキシル)、フタル酸
ジオクチル、フタル酸シカプリル、フタル酸ジnオクチ
ル、フタル酸ジノニル、フタル酸オクチルデシル、フタ
ル酸ジデシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジメ
チルシクロヘキシル、フタル酸ジメトキシエチル等;ポ
リエステル類として、アジピン酸、フタル酸、セバシン
酸系等のもの;リシノール酸誘導体として、アセチルリ
シノール酸メチル等;セバシン酸誘導体として、セバシ
ン酸ジメチル、セバシン酸ジプチル、セバシン酸シヘキ
シル、セバシン酸ジオクチル、セバシン酸ジIオクチル
、lセバシン酸ジ(2エチルヘキシル)、セバシン酸シ
ヘンジル等;ステアリン酸誘導体として、ステアリン酸
エチレングリコールモツプチルエーテル等;を挙げるこ
とができ、これらの可塑剤は本発明に於けるC6〜C1
0直鎖アジペート系可塑剤とエポキシ化可塑剤と共に、
1種または2種以上併用して適宜用いることもできる。
更に、本発明の塩化ビニル系フィルムは少量の1種また
は2種以上の安定剤を含有することができる。該安定剤
の含有量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、
0.5〜5重量部の使用が好ましい。これらの具体例と
しては、例えば、金属石グンとして、ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛
、ラウリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、2エチルへキ
ソイン酸鉛等;無機酸塩類として、オルトけい酸鉛−シ
リカゲル共沈物、三塩基性硫酸鉛等;有機すず化合物と
しては、オクチルすず系では、ジ−n−オクチルすずマ
レートポリマー、ジオクチルすずマート系、ジオクチル
すずラウレート系、ジ−n−オクチルすず−s、s’−
ビス(インオクチルメルカプト・アセテート)その他の
オクチルすず化合物環;メチルすず系では、ジ−メチル
すず−ビス(インオクチルチオグリコール酸エステル)
塩、モノ−メチルー−1f−)す(インオクチルチオグ
リコール酸エステル)塩等;ブチルすずマレート系では
、ジプチルすずシマレート、ジプチルすずマレート系安
定剤、有機すずマレート系安定剤、含硫黄ジプチルすず
マレート系等;ブチルすずラウレート系では、ジプチル
すずジラウレート、ジプチルすずラウレート系安定剤等
;ジブチルすずラウレート書マレート系;ブチルすずメ
ルカプタン系では、モツプチルすずメルカプチド、ブチ
ルすずメルカプタン系等;その他のブチルすス化合物;
スタナン・ジオール誘導体;その他のすず化合物として
は、重合有機すず化合物、特殊すず化合物、カルシウム
−有機すず複合体;等、複合粉末系としては、カルシウ
ム−亜鉛系、カルシウム系複合体、亜鉛系複合体、バリ
ウム−亜鉛系、バリウム−カルシウム−亜鉛系環;複合
ヘースト系としては、カルシウム−亜鉛系、亜鉛有機複
合体、カルシウム−亜鉛−すず系等;複合液状系として
は、カルシウム−亜鉛系、亜鉛系複合体、バリウム−亜
鉛系、バリウム−亜鉛−すず系、バ11ウム系複合体等
;その他有機系の含窒素化合物系等;などを挙げること
ができるが、これらの中でカルシウム亜鉛系の安定剤が
、加工に於ける熱安定性および本発明の塩化ビニル系フ
ィルムの透明性等の付与に優れ、好適に使用することが
できる。
は2種以上の安定剤を含有することができる。該安定剤
の含有量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、
0.5〜5重量部の使用が好ましい。これらの具体例と
しては、例えば、金属石グンとして、ステアリン酸カル
シウム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛
、ラウリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、2エチルへキ
ソイン酸鉛等;無機酸塩類として、オルトけい酸鉛−シ
リカゲル共沈物、三塩基性硫酸鉛等;有機すず化合物と
しては、オクチルすず系では、ジ−n−オクチルすずマ
レートポリマー、ジオクチルすずマート系、ジオクチル
すずラウレート系、ジ−n−オクチルすず−s、s’−
ビス(インオクチルメルカプト・アセテート)その他の
オクチルすず化合物環;メチルすず系では、ジ−メチル
すず−ビス(インオクチルチオグリコール酸エステル)
塩、モノ−メチルー−1f−)す(インオクチルチオグ
リコール酸エステル)塩等;ブチルすずマレート系では
、ジプチルすずシマレート、ジプチルすずマレート系安
定剤、有機すずマレート系安定剤、含硫黄ジプチルすず
マレート系等;ブチルすずラウレート系では、ジプチル
すずジラウレート、ジプチルすずラウレート系安定剤等
;ジブチルすずラウレート書マレート系;ブチルすずメ
ルカプタン系では、モツプチルすずメルカプチド、ブチ
ルすずメルカプタン系等;その他のブチルすス化合物;
スタナン・ジオール誘導体;その他のすず化合物として
は、重合有機すず化合物、特殊すず化合物、カルシウム
−有機すず複合体;等、複合粉末系としては、カルシウ
ム−亜鉛系、カルシウム系複合体、亜鉛系複合体、バリ
ウム−亜鉛系、バリウム−カルシウム−亜鉛系環;複合
ヘースト系としては、カルシウム−亜鉛系、亜鉛有機複
合体、カルシウム−亜鉛−すず系等;複合液状系として
は、カルシウム−亜鉛系、亜鉛系複合体、バリウム−亜
鉛系、バリウム−亜鉛−すず系、バ11ウム系複合体等
;その他有機系の含窒素化合物系等;などを挙げること
ができるが、これらの中でカルシウム亜鉛系の安定剤が
、加工に於ける熱安定性および本発明の塩化ビニル系フ
ィルムの透明性等の付与に優れ、好適に使用することが
できる。
尚、上記安定剤と共に補助的に安定効果を向上する安定
化助剤を含めて、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、これらの安定剤を0.5〜5重量部とするのが好ま
しい。これらの安定化助剤は一般に所謂ケレーターと呼
ばれ、代表的なものとして有機亜リン酸エステル系の化
合物を挙げることができる。
化助剤を含めて、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、これらの安定剤を0.5〜5重量部とするのが好ま
しい。これらの安定化助剤は一般に所謂ケレーターと呼
ばれ、代表的なものとして有機亜リン酸エステル系の化
合物を挙げることができる。
更に、本発明の塩化ビニル系フィルムには、少量の1種
または2種以上の界面活性剤を含有することができる。
または2種以上の界面活性剤を含有することができる。
界面活性剤の含有は、帯電性を低下し、水蒸気による曇
りを防止した塩化ビニル系フィルムを所望するときには
特に有効で、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して1
〜5重量部の使用が好ましい。これらの具体例としては
、例えば、ノニオン系、アニオン系、カチオン系等のも
のが目的に応じ適宜用いることができるが、これらの中
でも、融点が40℃以下ノノニオン系界面活性剤は、フ
ィルム表面から過度の吹出し等によってフィルム表面特
性を害することがなく、被包装体(例えばトレー)との
滑り性等を一層良好にするので好適である。
りを防止した塩化ビニル系フィルムを所望するときには
特に有効で、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して1
〜5重量部の使用が好ましい。これらの具体例としては
、例えば、ノニオン系、アニオン系、カチオン系等のも
のが目的に応じ適宜用いることができるが、これらの中
でも、融点が40℃以下ノノニオン系界面活性剤は、フ
ィルム表面から過度の吹出し等によってフィルム表面特
性を害することがなく、被包装体(例えばトレー)との
滑り性等を一層良好にするので好適である。
これらの具体例として、ンルビタン脂肪酸エステル系と
して、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノ(セ
スキ、トリ)オレエート、ソルビタンイソ′ステアレー
ト等;ポリオキシェチレンンルビタン脂肪酸エステル系
として、、POB(20)ソルビタンモノラウレート、
POE(20)ソルビタンモノパルミテート、POE(
20”lソルビタンモノ(トリ)ステアレート、POE
(20)ソルビタンモノ(トリ)オレエート、POE(
20)フルビタンイソステアレート等;グリセリン、ポ
リグリセリンの脂肪酸エステル系として、グリセリンモ
ノオレエート、グリセリンモノカブリレート、グリセリ
ンモノイソステアレート、ポリグリセリンモノ(ジ)オ
レエート、ポ11グリセリンモノラウレート等;プロピ
レングリコール脂肪酸エステル系として、プロピレンク
リコールモノラウレート、プロピレングリコールモノオ
レエート等;グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン
誘導体系として、POE(5)〜POE(20)グリセ
リルモノオレエート、POE(5)〜POE(15)グ
リセリルモノステアレート等;ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル系として、POE (6)〜POE(1
0)モノラウレート、POE (2)〜POE(10)
モノオレエート、ポリエチレングリコールジオレエート
、ポリエチレングリコールジインステ了し−ト等;ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル系として、PoE(2
)〜(1o)ラウリ/l/ x−テ/L、、PoE(2
)〜PoE(2o)オレイルエーテル、PoE(2)〜
PoE(15)アルキルエーテル等;ポリオキシエチレ
ン、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル系;ポリオ
キシアルキルフェニルエーテル系として、POE(2)
〜PO[20)ノニルフェニルエーテル、POE(3)
〜PoE(15)オクチルフェニルエーテル等;ポリオ
キシエチレンヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体系として、
POE (3)〜PoE(60)ヒマシ油、POE(5
)〜PoE(6o)硬化ヒマシ油等;ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン及び脂肪酸アミド系として、POE(
5)〜POE(10)ステアリルアミン、POE(5)
〜POE(15)オレイルアミン、POE(5)〜PO
E(15)オレイン酸アミド等;などを例挙することが
できる。
して、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノ(セ
スキ、トリ)オレエート、ソルビタンイソ′ステアレー
ト等;ポリオキシェチレンンルビタン脂肪酸エステル系
として、、POB(20)ソルビタンモノラウレート、
POE(20)ソルビタンモノパルミテート、POE(
20”lソルビタンモノ(トリ)ステアレート、POE
(20)ソルビタンモノ(トリ)オレエート、POE(
20)フルビタンイソステアレート等;グリセリン、ポ
リグリセリンの脂肪酸エステル系として、グリセリンモ
ノオレエート、グリセリンモノカブリレート、グリセリ
ンモノイソステアレート、ポリグリセリンモノ(ジ)オ
レエート、ポ11グリセリンモノラウレート等;プロピ
レングリコール脂肪酸エステル系として、プロピレンク
リコールモノラウレート、プロピレングリコールモノオ
レエート等;グリセリン脂肪酸エステルの酸化エチレン
誘導体系として、POE(5)〜POE(20)グリセ
リルモノオレエート、POE(5)〜POE(15)グ
リセリルモノステアレート等;ポリエチレングリコール
脂肪酸エステル系として、POE (6)〜POE(1
0)モノラウレート、POE (2)〜POE(10)
モノオレエート、ポリエチレングリコールジオレエート
、ポリエチレングリコールジインステ了し−ト等;ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル系として、PoE(2
)〜(1o)ラウリ/l/ x−テ/L、、PoE(2
)〜PoE(2o)オレイルエーテル、PoE(2)〜
PoE(15)アルキルエーテル等;ポリオキシエチレ
ン、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル系;ポリオ
キシアルキルフェニルエーテル系として、POE(2)
〜PO[20)ノニルフェニルエーテル、POE(3)
〜PoE(15)オクチルフェニルエーテル等;ポリオ
キシエチレンヒマシ油、硬化ヒマシ油誘導体系として、
POE (3)〜PoE(60)ヒマシ油、POE(5
)〜PoE(6o)硬化ヒマシ油等;ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン及び脂肪酸アミド系として、POE(
5)〜POE(10)ステアリルアミン、POE(5)
〜POE(15)オレイルアミン、POE(5)〜PO
E(15)オレイン酸アミド等;などを例挙することが
できる。
更に、また1本発明の塩化ビニル系フィルムには、溶融
押出を容易に行うために少量の1種または2種以上の滑
剤を含有することが好ましい。これらの滑剤としては、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸の
如き高級脂肪酸;オレイン酸アミド、メチレンビスステ
了ロアミド、エチレンビスステアロアミドの如キ脂肪酸
アミド類;モンタンワックスの如キワックス類;ステア
リルアルコールの如キ高級アルコール;流動パラフィン
の如キハラフィン類;シリカ微粉末等;などを例挙する
ことができ、これらは塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して、通常0〜3重量部使用される。
押出を容易に行うために少量の1種または2種以上の滑
剤を含有することが好ましい。これらの滑剤としては、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、ベヘニン酸の
如き高級脂肪酸;オレイン酸アミド、メチレンビスステ
了ロアミド、エチレンビスステアロアミドの如キ脂肪酸
アミド類;モンタンワックスの如キワックス類;ステア
リルアルコールの如キ高級アルコール;流動パラフィン
の如キハラフィン類;シリカ微粉末等;などを例挙する
ことができ、これらは塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して、通常0〜3重量部使用される。
本発明の塩化ビニル系フィルムは、例えば前記した塩化
ビニル系樹脂に、可塑剤、並びに必要に応じて安定剤、
界面活性剤、その他として滑剤、染料、顔料等を加え高
速ミキサーで攪拌するか、又は加熱ジャケット付きのり
ポンプレンダ−等巾で加熱攪拌し、塩化ビニル系樹脂に
均一に分散並びに吸収させ、トライブレンド法、ペレッ
ト成形法等の適当な方法で、且つインフレーション法ま
たはT−ダイ法の如き溶融押出法−あるいは溶液キャス
ト法を用いてフィルム厚さ8〜30μのものを製造する
ことができるが、溶融押出法では設備的に安価であり、
従って溶融押出法では安価な塩化ビニル系フィルムを提
供するに有利なことと、本発明の塩化ビニル系樹脂組成
物は溶融押出の際に、熱安定剤としても作用するエポキ
シ化可塑剤がC0〜C7゜直鎖アジペート系可塑剤と特
殊な割合で含有されているので、目ヤニの発生がなく長
時間の操業ができる利点もあり、特に溶融押出法が好適
である。
ビニル系樹脂に、可塑剤、並びに必要に応じて安定剤、
界面活性剤、その他として滑剤、染料、顔料等を加え高
速ミキサーで攪拌するか、又は加熱ジャケット付きのり
ポンプレンダ−等巾で加熱攪拌し、塩化ビニル系樹脂に
均一に分散並びに吸収させ、トライブレンド法、ペレッ
ト成形法等の適当な方法で、且つインフレーション法ま
たはT−ダイ法の如き溶融押出法−あるいは溶液キャス
ト法を用いてフィルム厚さ8〜30μのものを製造する
ことができるが、溶融押出法では設備的に安価であり、
従って溶融押出法では安価な塩化ビニル系フィルムを提
供するに有利なことと、本発明の塩化ビニル系樹脂組成
物は溶融押出の際に、熱安定剤としても作用するエポキ
シ化可塑剤がC0〜C7゜直鎖アジペート系可塑剤と特
殊な割合で含有されているので、目ヤニの発生がなく長
時間の操業ができる利点もあり、特に溶融押出法が好適
である。
溶融押出法に於ける塩化ビニル系樹脂組成物の加工条件
としては、シリンダ一温度およびダイス温度として16
0〜220℃が一般に用いられるが、塩化ビニル系樹脂
の熱分解温度約210℃以下で加工することが好まし、
く、延伸倍率としては約2〜4倍、好ましくは2.5〜
3.5倍が塩化ビニル系フィルムの機械的強度も向上し
得るのでよい。
としては、シリンダ一温度およびダイス温度として16
0〜220℃が一般に用いられるが、塩化ビニル系樹脂
の熱分解温度約210℃以下で加工することが好まし、
く、延伸倍率としては約2〜4倍、好ましくは2.5〜
3.5倍が塩化ビニル系フィルムの機械的強度も向上し
得るのでよい。
以下、実施例と共に比較例によって、本発明の塩化ビニ
ル系フィルム並びにその製法について、更に詳細に説明
する。
ル系フィルム並びにその製法について、更に詳細に説明
する。
実施例1〜9および比較例1〜4
塩化ビニル樹脂(平均重合度1100 )100重量部
に対して、矛1表の可塑剤配合組成に示すように可塑剤
として、nヘプチル・nノニルアジペートとエポキシ化
大豆油(オキシラ/酸素含有量6.9’l)とを使用し
、該可塑剤の全量を20重量部〜60重量部、また該可
塑剤全量中のnヘプチル・nノニルアジペートの重量%
を955重量%〜35重量%エポキシ化大豆油の重量%
を5重量%〜65重量%とし、更に、安定剤としてカル
シウム亜鉛複合安定剤1.0重量部および有機亜リン酸
エステル系のクレータ−0,2重量部、界面活性剤とし
てソルビタンモノラウレート(常温で液状)1.3重量
部、およびポリグリセリンモノオレート(常温で液状)
1.0重量部、滑剤としてエチレンビスステアロ了ミド
0.15重量部を共通に添加し、ヘンシェルミキサー中
で混合しコンノ(ランドに調製した。
に対して、矛1表の可塑剤配合組成に示すように可塑剤
として、nヘプチル・nノニルアジペートとエポキシ化
大豆油(オキシラ/酸素含有量6.9’l)とを使用し
、該可塑剤の全量を20重量部〜60重量部、また該可
塑剤全量中のnヘプチル・nノニルアジペートの重量%
を955重量%〜35重量%エポキシ化大豆油の重量%
を5重量%〜65重量%とし、更に、安定剤としてカル
シウム亜鉛複合安定剤1.0重量部および有機亜リン酸
エステル系のクレータ−0,2重量部、界面活性剤とし
てソルビタンモノラウレート(常温で液状)1.3重量
部、およびポリグリセリンモノオレート(常温で液状)
1.0重量部、滑剤としてエチレンビスステアロ了ミド
0.15重量部を共通に添加し、ヘンシェルミキサー中
で混合しコンノ(ランドに調製した。
コノコンパウンドを、直径150 rn/m (D x
/:イター型インフレーションダイス、ニアリング、
並びにL/D−28、圧縮比2,8の連続圧縮型スクリ
ューを装備した6 5 m1m押出機に仕込み、シリン
ダ一温度180〜190℃、ダイス温度190℃、回転
数5 Or、pom 、ブロー比3.0の条件で押出し
、膜厚18μのインフレーションフィルムを紙管に巻取
った。
/:イター型インフレーションダイス、ニアリング、
並びにL/D−28、圧縮比2,8の連続圧縮型スクリ
ューを装備した6 5 m1m押出機に仕込み、シリン
ダ一温度180〜190℃、ダイス温度190℃、回転
数5 Or、pom 、ブロー比3.0の条件で押出し
、膜厚18μのインフレーションフィルムを紙管に巻取
った。
かくシて得タインフレーションフィルムヲ製造後、1週
間恒温室(25℃、60%R,H) K放置したのち該
インフレーションフィルムのPPトレーの滑り荷重およ
び低温衝撃強度を測定した。該性能測定結果を、!l’
1表の試験結果の欄に示す。
間恒温室(25℃、60%R,H) K放置したのち該
インフレーションフィルムのPPトレーの滑り荷重およ
び低温衝撃強度を測定した。該性能測定結果を、!l’
1表の試験結果の欄に示す。
矛1表のPPトレーの滑り荷重および低温衝撃強度の測
定は、下記の試験方法で行った。
定は、下記の試験方法で行った。
(1)PP)レーとの滑り荷重(r)
ステンレス板上に、フィルムをローラーヲ用いて圧着し
貼付ける。PPトレー(岐阜トレー■製;底面に多数の
凸の突起がありフィルムとの接触面積的1 tri l
を約2 cm X 8 cmに切り取り、その上に50
01の荷重をのせ、そのトレーをフィルム上を移動させ
て、その時の動摩擦荷重(2)を測定する。
貼付ける。PPトレー(岐阜トレー■製;底面に多数の
凸の突起がありフィルムとの接触面積的1 tri l
を約2 cm X 8 cmに切り取り、その上に50
01の荷重をのせ、そのトレーをフィルム上を移動させ
て、その時の動摩擦荷重(2)を測定する。
尚、滑り荷重は、実用上200f以下がよく、1702
以下が好適である。
以下が好適である。
(2)低温衝撃強度(陽@crIV/WLm)打抜式衝
撃試験法によりフィルムインパクトテスター(容量30
梅−帰、衝撃速度2.2m/sec、衝撃球半径1″
を用い一30℃で測定した。
撃試験法によりフィルムインパクトテスター(容量30
梅−帰、衝撃速度2.2m/sec、衝撃球半径1″
を用い一30℃で測定した。
尚、低温衝撃強度は、実用上2004・ml籠以上がよ
く、2501w・cnV’mm以上が好適である。
く、2501w・cnV’mm以上が好適である。
実施例10−11および比較例5〜6
実施例5に於いてフィルムの引取速度を主に変える以外
は、実施例5と同じ塩化ビニル樹脂組成物を用い、実施
例5の操業条件に準じて、各々の厚さ、13.25.7
.38μのインフレーションフィルムを紙vrtc巻取
った。
は、実施例5と同じ塩化ビニル樹脂組成物を用い、実施
例5の操業条件に準じて、各々の厚さ、13.25.7
.38μのインフレーションフィルムを紙vrtc巻取
った。
かくシテ得タインフレージョンフィルムについて、実施
例1〜9および比較例1〜4の項で述べたと同じ試験方
法で、PP)レーとの滑り荷重と低温衝撃強度を測定し
た結果を牙1表に示す。
例1〜9および比較例1〜4の項で述べたと同じ試験方
法で、PP)レーとの滑り荷重と低温衝撃強度を測定し
た結果を牙1表に示す。
実施例12
塩化ビニル樹脂100重量部に対して、可塑剤の全量を
40重量部とし、且つ該可塑剤の全重量に対してnヘプ
チル・nノニルアジペート60重量%、エポキシ化大豆
油30重量%、およびnオクチル・nデシルアジペート
10重量係とする以外は、実施例1〜9と同様にして厚
さ18μのインフレーションフィルムラ紙管に巻取った
。
40重量部とし、且つ該可塑剤の全重量に対してnヘプ
チル・nノニルアジペート60重量%、エポキシ化大豆
油30重量%、およびnオクチル・nデシルアジペート
10重量係とする以外は、実施例1〜9と同様にして厚
さ18μのインフレーションフィルムラ紙管に巻取った
。
かくシて得たインフレーションフィルムについ毛前記と
同じ試験方法でPPトレーとの滑り荷重と低温衝撃強度
を測定した結果を矛1表に示す。
同じ試験方法でPPトレーとの滑り荷重と低温衝撃強度
を測定した結果を矛1表に示す。
尚、比較例7として塩化ビニル樹脂100重量部に対し
て、ジブチルアジペートとエホキシ化大豆油とを40重
量部とし、該全重量に対してジブチルアジペート65重
量%、エポキシ化大豆油35重量係とした割合を用いる
以外は実施例5と同様にして厚さ18μのインフレーシ
ョンフィルムを紙管に巻取ったが、該フィルムはベトッ
キ、滑り荷重が不満足のもので実用に供し得るものでは
なかつ、た。
て、ジブチルアジペートとエホキシ化大豆油とを40重
量部とし、該全重量に対してジブチルアジペート65重
量%、エポキシ化大豆油35重量係とした割合を用いる
以外は実施例5と同様にして厚さ18μのインフレーシ
ョンフィルムを紙管に巻取ったが、該フィルムはベトッ
キ、滑り荷重が不満足のもので実用に供し得るものでは
なかつ、た。
牙1表から解るように、実施例1〜12の本発明の膜厚
13〜25μの塩化ビニル系フィルムは、いづれもPP
)レーとの滑り荷重および低温衝撃強度に満足すべき簡
易包装に優れた性能を発揮するものであった。また、該
フィルムの製造に際しては、目ヤニ、熱分解等が発生す
ることなく長時間の運転ができる優れた溶融押出加工性
を示した。
13〜25μの塩化ビニル系フィルムは、いづれもPP
)レーとの滑り荷重および低温衝撃強度に満足すべき簡
易包装に優れた性能を発揮するものであった。また、該
フィルムの製造に際しては、目ヤニ、熱分解等が発生す
ることなく長時間の運転ができる優れた溶融押出加工性
を示した。
一方、可塑剤全使用量の少い比較例1のものは低温衝撃
強度、可塑剤全使用量が過度に多い比較例2のものはP
P)レーとの滑り荷重、06〜C1o直鎖アジペ一ト系
可塑剤割合が95重量%で過度に多い比較例3のものは
PP)レーとの滑り荷重が、該可塑剤割合が35重量%
と少い比較例4のものは低温衝撃強度が不十分なもので
あり、膜厚か7μで薄い比較例5のものはPPトレーと
の滑り荷重に劣る上に伸び等の機械的強度が弱くフィル
ムに切れが多発するトラブルの多いものであり、膜厚が
38μで厚いものは自己粘着性に劣り、いづれも実用的
に不満足なものであった。
強度、可塑剤全使用量が過度に多い比較例2のものはP
P)レーとの滑り荷重、06〜C1o直鎖アジペ一ト系
可塑剤割合が95重量%で過度に多い比較例3のものは
PP)レーとの滑り荷重が、該可塑剤割合が35重量%
と少い比較例4のものは低温衝撃強度が不十分なもので
あり、膜厚か7μで薄い比較例5のものはPPトレーと
の滑り荷重に劣る上に伸び等の機械的強度が弱くフィル
ムに切れが多発するトラブルの多いものであり、膜厚が
38μで厚いものは自己粘着性に劣り、いづれも実用的
に不満足なものであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、炭素原子
が6〜10個の直鎖アルキル基を有するアジピン酸エス
テル系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体とする可塑剤
25〜55重量部を含有し、且つ、可塑剤全重量に対し
て、炭素原子が6〜10個の直鎖アルキル基を有するア
ジピン酸エステル系可塑剤が90〜40重i%、エポキ
シ化可塑剤が10〜60重量%を占める、塩化ビニル系
樹脂組成物からなる膜厚8〜30μを有することを特徴
とする塩化ビニル系フィルム。 2)該塩化ビニル系樹脂組成物が、塩化ビニル系樹脂1
00M量部に対して、0.5〜5重量部のカルシウム・
亜鉛系の安定剤を含有する特許請求の範囲第1項記載の
塩化ビニル系フィルム。 3)該塩化ビニル系樹脂組成物が、塩化ビニル系樹脂1
00重量部にNlて、1〜5重量部の界面活性剤を含有
する特許請求の範囲第1項または矛2項記載の塩化ビニ
ル系フィルム。 4)該塩化ビニル系樹脂組成物に於いて、該界面活性剤
の融点が40℃以下のものである特許請求の範囲第3項
記載の塩化ビニル系フィルム。 5)塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、炭素原子
が6〜10個の直鎖アルキル基を有するアジピン酸エス
テル系可塑剤とエポキシ化可塑剤とを主体とする可塑剤
25〜55重量部を含有し、且つ、可塑剤全重量に対し
て、炭素原子が6〜10個の直鎖アルキル基を有するア
ジピン酸エステル系可塑剤が90〜40重量%、エポキ
シ化可塑剤が10〜60重i%を占める、塩化ビニル系
樹脂組成物を、溶融押出法で成形し膜厚8〜30μのフ
ィルムとすることを特徴とする塩化ビニル系フィルムの
製法。 6)該塩化ビニル系樹脂組成物が、塩化ビニル系樹脂1
00重量部に対して、0.5〜5重量部のカルシウム・
亜鉛系の安定剤を特徴する特許求の範囲子5項記載の塩
化ビニル系フィルムの製法。 7)該塩化ビニル系樹脂組成物が、塩化ビニル系樹脂1
00重量部に対して、1〜5重量部の界面活性剤を含有
する特許請求の範囲子5項またはオ6項記載の塩化ビニ
ル系フィルムの製法。 8)該塩化ビニル系樹脂組成物に於いて、該界面活性剤
の融点が40℃以下のものである特許請求の範囲オフ項
記載の塩化ビニル系フィルムの製法0
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9964081A JPS581739A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 塩化ビニル系フイルムおよびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9964081A JPS581739A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 塩化ビニル系フイルムおよびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS581739A true JPS581739A (ja) | 1983-01-07 |
Family
ID=14252652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9964081A Pending JPS581739A (ja) | 1981-06-29 | 1981-06-29 | 塩化ビニル系フイルムおよびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581739A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5898350A (ja) * | 1981-12-07 | 1983-06-11 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 食品包装用塩化ビニル樹脂組成物 |
JPS58180545A (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-22 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 食品包装用塩化ビニル樹脂組成物 |
JPS60179441A (ja) * | 1984-02-24 | 1985-09-13 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ストレツチフイルム |
JPS60258242A (ja) * | 1984-06-04 | 1985-12-20 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ストレツチフイルム |
JPS62148549A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-02 | Denki Kagaku Kogyo Kk | ストレツチフイルム |
JP2007197605A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びストレッチフィルム |
WO2013084707A1 (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-13 | 三菱樹脂株式会社 | 樹脂組成物、包装用フィルム及びその製造方法 |
US9315704B2 (en) | 2010-06-08 | 2016-04-19 | Oregon State University | Vegetable oil-based pressure sensitive adhesives |
US9453151B2 (en) | 2012-04-09 | 2016-09-27 | Avery Dennison Corporation | Pressure sensitive adhesives based on renewable resources, UV curing and related methods |
US9556368B2 (en) | 2011-12-07 | 2017-01-31 | Oregon State University | Vegetable oil-based pressure-sensitive adhesives |
JP2019039017A (ja) * | 2018-12-03 | 2019-03-14 | ダイヤプラスフィルム株式会社 | ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるシート又はフィルム |
-
1981
- 1981-06-29 JP JP9964081A patent/JPS581739A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9951260B2 (en) | 2010-06-08 | 2018-04-24 | Oregon State University | Vegetable oil-based pressure sensitive adhesives |
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JP2019039017A (ja) * | 2018-12-03 | 2019-03-14 | ダイヤプラスフィルム株式会社 | ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及び該樹脂組成物からなるシート又はフィルム |
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